JP6633487B2 - 成膜装置 - Google Patents
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Description
これらの機能性フィルムの製造に、プラズマCVDによる成膜方法が利用されている。
この成膜装置では、ドラム電極とシャワー電極とを対向して配置して、長尺な基板をドラム電極に巻き掛けて長手方向に搬送しつつ、ドラム電極とシャワー電極との間の成膜領域において、プラズマCVDによって基板に成膜を行う。
周知のように、シャワー電極とは、ガス供給電極の一種で、例えば、中空部と、この中空部に連通する多数の開口とを有して構成される。シャワー電極を用いる成膜装置では、開口の形成面を他方の電極に対向した状態でシャワー電極を配置して、シャワー電極の中空部にプロセスガスを供給することで、開口から、電極間の成膜領域にプロセスガスを供給する。
ここで、RtoRでプラズマCVDによって成膜を行う場合には、適正な成膜を行うために、電極間の成膜領域内にプラズマを閉じ込めた状態にする必要があるため、電極間の距離を、バッチ式(枚葉式)のプラズマCVDに比して、非常に狭くする必要がある。そのため、RtoRでのプラズマCVDによる成膜では、バッチ式でのプラズマCVDによる成膜に比して、基板が、プラズマ等による熱を強く受ける。
また、RtoRでの成膜では、基板を適正な搬送経路で搬送するために、基板には長手方向に張力が掛けられる。特に、ドラム電極を用いる場合には、基板を所定の位置に支持しつつ適正な搬送を行うために、ドラム電極に基板を密着した状態にするので、基板に掛かる張力は強くなる。
しかも、RtoRによる成膜では、基板には樹脂フィルム等が用いられる。
しかしながら、ドラム電極を十分に冷却しても、基板の形成材料、基板の厚さ、成膜条件等によっては、十分に基板の熱損傷を防止することができない。
周面に基板を巻き掛けて搬送する円柱状のドラム電極と、ドラム電極と共に電極対を構成するシャワー電極と、シャワー電極にプラズマ励起電力を供給する高周波電源と、成膜ガスを供給するガス供給手段と、を有し、
ガス供給手段は、シャワー電極に成膜ガスを供給するものであり、シャワー電極は、ドラム電極との対向面である放電面に、成膜ガスをドラム電極とシャワー電極との間に供給するための開口を、複数、有し、さらに、
シャワー電極は、放電面の面積をAs、放電面における開口の合計面積をAh、放電面の面積Asと開口の合計面積Ahとの面積比をAh/(As−Ah)とした際に、
0.0001<Ah/(As−Ah)<0.1
を満たし、かつ、
シャワー電極は、放電面1cm2当たりの開口の数をnとした際に、
0.2<n<25
を満たすことを特徴とする成膜装置を提供する。
0.8W<Lx<W、および、0.1<Ly/Lx<0.5
を満たすのが好ましい。
また、ドラム電極の周面と、シャワー電極の放電面との最短距離が50mm以下であるのが好ましい。
また、シャワー電極を冷却する冷却手段を有するのが好ましい。
また、シャワー電極の放電面の開口が、円形で、直径が0.1〜5mmであるのが好ましい。
また、シャワー電極の放電面が、ドラム電極の周面に沿った曲面となっている領域を有するのが好ましい。
また、シャワー電極の放電面の曲面となっている領域は、ドラム電極の周面との距離が全面的に50mm以下であるのが好ましい。
さらに、ドラム電極の回転軸の方向の幅方向、ドラム電極による基板の搬送方向を基板搬送方向、とした際に、シャワー電極の放電面における記開口の形成領域の幅方向の端部と、シャワー電極の放電面の幅方向の端部との距離が、基板搬送方向の全域で等しく、かつ、シャワー電極の放電面における開口の形成領域の基板搬送方向の端部と、シャワー電極の放電面の基板搬送方向の端部との距離が、幅方向の全域で等しく、さらに、シャワー電極の放電面における開口の形成領域の幅方向の端部と、シャワー電極の放電面の幅方向の端部との距離が、幅方向の両側で等しく、かつ、シャワー電極の放電面における開口の形成領域の基板搬送方向の端部と、シャワー電極の放電面の基板搬送方向の端部との距離が、基板搬送方向の両側で等しいのが好ましい。
図1に示す成膜装置10は、前述のRtoRで、容量結合型プラズマCVD(CCP(Capacitively Coupled plasma)−CVD)によって、基板Zに成膜を行う装置であり、真空チャンバ12と、真空チャンバ12の上部側に構成される基板室14と、真空チャンバ12の下部側に構成される成膜室16と、真空チャンバ12内に配置されるドラム18とを有して構成される。また、成膜室16には、ドラム電極18に対向してシャワー電極20が設けられる。
なお、成膜装置10において、上部および下部は図面上における上部および下部であり、本発明の成膜装置の本質とは無関係である。
また、本発明の成膜装置10によって成膜を行う基板Zも、RtoRでCCP−CVDによって成膜が可能なものであれば、樹脂フィルム、樹脂フィルムに有機層を形成した積層体、樹脂フィルムに有機層と無機層とを形成した積層体など、可撓性を有する長尺なシート状物(ウェブ)が、全て、利用可能である。
ドラム18は、基板ロール26から供給された基板Zを、周面の所定領域に掛け回して、所定位置に保持しつつ長手方向に搬送する。また、ドラム18は、後述する成膜室16のシャワー電極20の対向電極としても作用する。すなわち、本発明の成膜装置10においては、ドラム18とシャワー電極20とで、CCP−CVDによる成膜を行うための電極対を構成する。従って、ドラム18は、少なくとも外周面は、金属などの導電性を有する材料で形成される。
さらに、必要に応じて、ドラム18は、基板Zを加熱および/または冷却するための温度調節手段を内蔵してもよい。温度調節手段も、ペルチェ素子を用いる温度調節手段、ヒータを用いる温度調節手段、チラーユニット等を用いる温度調節媒体の循環による温度調節手段等、公知の温度調節手段が、各種、利用可能である。
成膜装置10は、この隔壁28aおよび28bと、ドラム18とで、真空チャンバ12内を上下に略気密に分離しており、上側が基板室14となり、下側が成膜室16となる。
ガイドローラ36aおよび36bは、基板Zを所定の搬送経路で案内する通常のガイドローラである。基板Zは、ガイドローラ36aおよび36bによって案内されて、ドラム18の所定領域に巻き掛けられる。
真空排気装置40は、ターボポンプ、メカニカルブースターポンプ、ロータリーポンプ、ドライポンプなどの真空ポンプ等を利用する、真空成膜装置に用いられている公知の真空排気装置が、各種、利用可能である。この点に関しては、後述する成膜室16の真空排気装置52も同様である。
成膜装置10においては、基板ロール26からの基板Zの送り出しと、巻取り軸34における成膜済みの基板Zの巻き取りとを同期して行なって、長尺な基板Zを所定の搬送経路で長手方向に搬送しつつ、成膜室16において基板Zに成膜を行なう。
前述のように、成膜室16はCCP−CVDによって基板Zに成膜を行なうもので、シャワー電極20と、アースシールド46と、ガス供給部48と、高周波電源50と、真空排気装置52とを有する。なお、図1では、アースシールド46を断面で示している。
シャワー電極20は、内部に中空部70を有し、かつ、ドラム18との対向面である放電面20aに、中空部70と連通する開口62を多数有するものである。この中空部70には、ガス供給部48からプロセスガスが供給される。
シャワー電極20は、放電面20aにおける開口62の形成状態に特徴を有する以外は、基本的に、公知のシャワー電極である。すなわち、成膜室16においては、ガス供給部48からシャワー電極20にプロセスガスを供給することにより、シャワー電極20の放電面20aの開口62からプロセスガスを排出して、シャワー電極20とドラム18(基板Z)との間の成膜領域にプロセスガスを供給する。
シャワー電極20に関しては、図2を参照して後に詳述する。
アースシールド46は、異常放電を防止するために設けられる公知のものである。図示例においては、アースシールド46は、導電性材料からなる、一面が開放する矩形の筐体状の部材で、筐体の内部にシャワー電極20を収容するように設けられることで、異常放電の発生を抑制する。また、アースシールド46のドラム18との対向面には、より好適に異常放電を防止するために、誘電体(絶縁性材料)からなる絶縁シールド46aが設けられている(図2参照)。
また、シャワー電極20には、高周波電源50が接続されている。高周波電源50も、CVD装置に用いられる公知の高周波電源である。
すなわち、成膜装置10は、基板室14の回転軸32に装填された基板ロール26から基板Zを送り出し、ガイドローラ36aによってドラム18に案内して、ドラム18の所定領域に巻き掛けて基板Zを搬送しつつ、成膜室16において、ドラム18とシャワー電極20との間の成膜領域においてCCP−CVDによって基板Zに成膜を行い、成膜済の基板Zをガイドローラ36bによって巻取り軸34に案内して、巻取り軸34でロール状に巻き取って、成膜済基板ロール42とする。
なお、以降の説明では、ドラム18の回転軸の方向(矢印x方向)を幅方向、ドラム18による基板Zの搬送方向(矢印y方向)を搬送方向(基板搬送方向)とも言う。図1および図2においては、幅方向は、紙面に垂直な方向となる。
シャワー電極20は、電極本体56と電極台58とを有する。
電極本体56は、導電性材料で形成される直方体状の板状部材で、一方の主面には、中央部に直方体状の凹部が形成される。また、電極本体56の他方の主面には、凹部に連通する多数の開口62が形成される。開口62は、電極本体56となる直方体(曲面56aの無い電極本体)の主面に対して、高さ方向が垂直な円筒状の貫通孔によって、形成される。なお、主面とは、最大面である。
電極台58は、導電性材料で形成される電極本体56の主面と同形状の主面を有する矩形の板状部材である。電極台58は、電極本体56の凹部を閉塞するように、電極本体56と主面同士を一致させて設けられる。また、電極本体56と電極台58とは、ボルト68によって締結される。
シャワー電極20の冷却手段としては、一例として、チラーユニット等を用いて、電極台58の内部に冷却した冷媒を循環させる冷却手段が例示される。なお、冷却手段は、冷媒の循環に限定はされず、ペルチェ素子を用いる冷却手段等、公知の冷却手段が、各種、利用可能である。
本発明は、電極台58を冷却することで、シャワー電極20を冷却する構成にも限定はされず、電極本体56を冷却することでシャワー電極20を冷却してもよく、電極本体56および電極台58の両者を冷却することでシャワー電極20を冷却してもよい。
また、中空部70には、好ましい態様として、中空部70を厚さ方向の途中で閉塞するように、拡散板72が設けられる。拡散板72は、例えば、パンチングメタルのように多数の貫通孔が形成された板状物で、ガス供給管48aから供給されたプロセスガスを拡散して、プロセスガスが中空部70の全域に均一に到るようにするためのものである。
本発明者らの検討によれば、中空部70にプロセスガスを供給するガス供給管48aは、後述する放電面20aの面積2000cm2当たり1本以上を設けるのが好ましい。複数のガス供給管48aを設ける場合には、ガス供給管48aは、中空部70の搬送方向(矢印y方向)に異なる位置にプロセスガスを供給するように設けてもよいが、中空部70の幅方向(矢印x方向)に異なる位置にプロセスガスを供給するように、ガス供給管48aを設けるのが好ましい。
従って、ガス供給部48からガス供給管48aを経て、中空部70にプロセスガスが供給されると、開口62から、シャワー電極20とドラム18との間の成膜領域に、プロセスガスが供給される。
成膜装置10においては、放電面20aが曲面56aを有することにより、プロセスガスを供給する開口62を有する領域における、ドラム18の周面と放電面20aとの間隔を一定に保っている。後述するが、具体的には、成膜装置10においては、曲面56aとドラム18との距離が全面的に50mm以下となるように構成されるのが好ましい。
例えば、シャワー電極は、一面が開放する筐体の開放面を、プロセスガスを供給するための開口(貫通孔)を有する板状物で閉塞したような構成でもよい。
前述のように、シャワー電極20のドラム18との対向面すなわち放電面20aには、ドラム18の周面に沿った曲面56aが形成され、この曲面56aに、中空部70に連通する開口62が、多数、形成される。
ここで、本発明の成膜装置10は、シャワー電極20の放電面20aの面積をAs、放電面20aにおける開口62の合計面積をAh、放電面20aの1cm2当たりの開口62の数をnとした際に、
0.0001<Ah/(As−Ah)<0.1
および、
0.2<n<25
を満たす。
従って、図示例においては、図2に示すシャワー電極20の平面図において、矢印xで示す幅方向の放電面20aの長さをLx、矢印yで示す搬送方向(基板搬送方向)の放電面20aの長さをLyとすると、放電面20aの面積は、『Lx×Ly』で算出される。また、放電面20aに形成される開口62の総数をTnとすると、放電面20aの1cm2当たりに形成される開口62の数nは、『n=Tn/(Lx[cm]×Ly[cm])』で算出される。
ここで、前述のように、開口62は、電極本体56を形成する直方体の主面に対して、高さ方向が垂直な円筒状の貫通孔によって、形成される。従って、放電面20a(曲面56a)における開口62の形状は、円形ではなく楕円形になる。
しかしながら、シャワー電極20の放電面20aが、ドラム18の周面に沿った曲面56aを有する場合でも、この曲面56aは曲率が非常に小さい。すなわち、円筒状の貫通孔が平面に開通した開口62の面積と、円筒状の貫通孔が曲面に開通した開口62の面積とで、面積の差は少ない。
そのため、本発明においては、シャワー電極20の放電面20aが曲面56aを有し、この曲面56aに開口62が形成された場合でも、開口62の面積は、開口62を形成する貫通孔の延在方向と直交する方向の断面の面積とする。通常、開口62を形成する貫通孔は円筒状であるので、開口62の面積は、この円筒の底面の面積となる。すなわち、本発明では、放電面20aが曲面56aを有する場合、放電面は、曲面を有さない平面状として、開口の面積を算出する。
この点に関しては、開口が円形(楕円形)以外の四角形等の場合も、同様である。
ここで、バッチ式(枚葉式)でのプラズマCVDによる成膜とは異なり、RtoRでのプラズマCVD(CCP−CVD)による成膜では、基板Zが連続的に搬送されているので、適正な成膜を行うためには、電極対を形成するドラム28とシャワー電極20との間にプラズマを閉じ込めた状態にする必要がある。そのため、電極間の距離を、バッチ式でのプラズマCVDに比して、非常に狭くする必要がある。その結果、RtoRでのプラズマCVDによる成膜では、バッチ式でのプラズマCVDによる成膜に比して、基板Zが、プラズマによる熱や、シャワー電極20からの放射熱を強く受ける。
そのため、RtoRでのプラズマCVDによる成膜では、基板Zが、熱による影響を大きく受け、基板Zに、熱による変形等の熱損傷を生じ易い。
しかしながら、成膜条件、基板Zの厚さ、基板Zの形成材料によっては、ドラム18の冷却だけでは、基板Zの熱損傷を十分に要請することは、困難である。
しかしながら、RtoRでのプラズマCVDによる成膜では、基板Zがドラム28とシャワー電極20との間の成膜領域を通過する間に、目的とする膜厚の成膜を完了する必要がある。従って、成膜時間の調節の自由度が高いバッチ式とは異なり、RtoRでは、プラズマ励起電力の低減、供給するプロセスガス量の調節等にも、限界がある。
その結果、シャワー電極20を用いるプラズマCVDによる成膜では、図4に概念的に示すように、成膜領域にプロセスガスを供給する開口62に対応する領域aと、放電面20aの開口の無い位置に対応する領域bとで、温度が異なることを見出した。具体的には、開口62に対応する領域aの方が、開口62が無い位置に対応する領域bよりも、プラズマの温度、および、プラズマによって加熱されるシャワー電極20の放射熱の温度が低いことを見出した。
ところが、本発明者らが、さらに検討を重ねた結果、開口62の数を増加していくと、ある程度までは、成膜領域のプラズマの温度等を低減できるものの、開口62の数が多すぎると、逆に、成膜領域におけるプラズマの温度およびシャワー電極20の放射熱の温度が高くなることも見出した。
すなわち、本発明の成膜装置10は、低温領域となる開口62の合計面積Ahに対する、高温領域となる放電面20aにおける開口を有さない領域の面積を適正にすると共に、放電面20aにおける開口62の数を適正することにより、成膜領域におけるプラズマの温度、および、シャワー電極20の放射熱の温度を低減して、基板Zの熱損傷を防止している。
本発明においては、『Ah/(As−Ah)』は、0.0009以上が好ましく、0.009以上がより好ましく、0.014以上が特に好ましい。
逆に、『Ah/(As−Ah)』が0.1以上になると、開口62の面積が多すぎて、成膜領域の温度低減効果を十分に得られない、プロセスガスの流速が落ちることで温度低減効果を十分に得られない、成膜レートが低下する等の不都合を生じる。
本発明においては、『Ah/(As−Ah)』は、0.05以下が好ましく、0.02以下がより好ましい。
本発明においては、放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは、0.45個以上であるのが好ましく、0.7個以上であるのがより好ましい。
逆に、放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nが25個以上では、開口62の数が多すぎて、成膜領域の温度低減効果を十分に得られない、プロセスガスの流速が落ちることで温度低減効果を十分に得られない、成膜レートが低下する等の不都合を生じる。
本発明においては、放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは、12個以下であるのが好ましく、5個以下であるのがより好ましい。
より具体的には、本発明において、放電面20aは、シャワー電極20のドラム18との対向面における導電性材料で形成される領域で、かつ、ドラム18の周面との距離が40mm以下の領域であるのが好ましく、25mm以下の領域であるのがより好ましい。
ここで、開口62は、直径が0.1〜5mmの円形であるのが好ましく、0.2〜3mmの円形であるのがより好ましく、0.3〜1mmの円形であるのが特に好ましい。なお、前述のように、開口62が曲面56aに形成される場合には、開口62を形成する円筒状の貫通孔の底面の直径が、この範囲に入るのが好ましい。
開口62の直径を0.1mm以上とすることにより、必要な量のプロセスガスを適正に供給できる、放電面20aに付着する成膜物による開口62の閉塞を抑制できる等の点で好ましい。
開口62の直径を5mm以下とすることにより、開口62を形成する貫通孔の内部での異常放電およびプラズマの生成を防止できる、プロセスガスの流速の低下による温度上昇を抑制できる等の点で好ましい。
なお、開口が四角形などの円形以外の場合には、開口を内接する円の直径が0.1〜5mmであるのが好ましい。
開口62の間隔は、開口62の数、放電面20aの面積、供給するプロセスガスの量等に応じて、適宜、設定すればよい。本発明者らの検討によれば、開口62の間隔は、最も近接する開口62同士の中心間距離Lnが5〜30mmであるのが好ましく、8〜25mmであるのがより好ましく、10〜20mmであるのが特に好ましい。
最も近接する開口62同士の中心間距離Lnを5〜30mmとすることにより、成膜領域の全域に均一にプロセスガスを供給できる、適正な温度上昇抑制効果が得られる、成膜する膜の膜厚ムラを抑制できる等の点で好ましい。
なお、開口62が放電面20aの曲面56aに形成される場合には、最も近接する開口62同士の中心間距離Lnは、開口62を形成する円筒の中心線同士の距離とする。
放電面20aが『0.8W<Lx』を満たすことにより、ドラム18を幅方向に有効に利用できる、幅方向に均一にプロセスガスを拡散できる等の点で好ましい。
また、放電面20aが『Lx<W』を満たすことにより、幅方向においてドラム18を超える領域にプロセスガスを供給することを防止できる、ドラム18の端面への放電の回り込みを防止できる等の点で好ましい。
放電面20aが『0.1<Ly/Lx』を満たすことにより、十分な放電面20aの面積を確保して目的とする膜厚の成膜を行うことができる、局所的な熱の集中を抑制できる等の点で好ましい。
また、放電面20aが『Ly/Lx<0.5』を満たすことにより、成膜時間が長くなることに起因する基板Zの熱損傷を防止できる等の点で好ましい。
特に、ドラム18の周面と放電面20aとの最短距離は、40mm以下であるのがより好ましく、さらに、ドラム18の周面と放電面20aとの距離が全面的に40mm以下であるのがより好ましい。
中でも特に、ドラム18の周面と放電面20aとの最短距離は、25mm以下であるのがより好ましく、さらに、ドラム18の周面と放電面20aとの距離が全面的に25mm以下であるのがより好ましい。
ドラム18の周面と放電面20aとの最短距離を50mm以下とすることにより、プラズマを成膜領域に封じ込めた状態で適正な成膜を行うことができる、必要な成膜レートを確保できる等の点で好ましい。
なお、放電面20aが曲面56aを有する場合には、曲面56aが、このような条件を満たすのが好ましい。
距離Sxおよび距離Syを上記範囲とすることにより、成膜領域の全域に適正にプロセスガスを供給できる、成膜領域外へのプロセスガスの供給を抑制できる、開口62の間隔を適正にできる、放電面20aの外周部の温度上昇を抑制できる等の点で好ましい。
ここで、開口62の形成領域とは、放電面20aに形成された開口62の二次元的な配列において、幅方向の最も外側の配列を形成する開口62の幅方向の端部、および、搬送方向の最も外側の配列を形成する開口62の搬送方向の端部を結んでできた多角形の領域を示す。
すなわち、本発明においては、放電面20aに形成される開口62の形成領域は、幅方向および搬送方向の両方向において、一方の端部側に偏ることなく、放電面20aの中央に設けられるのが好ましい。
長尺な基板Zをロール状に巻回してなる基板ロール26が回転軸32に装填し、基板ロール26から基板Zが引き出して、ガイドローラ36a、ドラム18、およびガイドローラ36bを経て、巻取り軸34に至る所定の搬送経路を挿通する。
基板室14および成膜室16が、所定の真空度以下まで排気されたら、次いで、ガス供給部48を駆動して、成膜室16にプロセスガスを供給する。
成膜された基板Zは、ガイドローラ36bに案内されて、巻取り軸34に巻き取られ、成膜済基板ロール42とされる。
そのため、前述のように、成膜領域におけるプラズマの温度、および、シャワー電極20からの放射熱の温度を低減して、基板Zの熱損傷を生じることなく、基板Zに成膜を行うことができる。
図1に示す成膜装置10を用いて、基板Zに窒化ケイ素膜を成膜して、ガスバリアフィルムを作製した。
放電面20aは、幅方向の長さLxが70cm、搬送方向(y方向)の長さLyが30cmで、面積が2100cm2である。
また、放電面20aは、図2に示すように、搬送方向の両端1.6cmの領域を除いて、ドラム18の周面に沿った曲面56aを有する。この曲面56aは、全面的に、ドラム18の周面と放電面20aとの距離が等しくなるようにした。放電面20aとドラム18の周面との最短距離(すなわち、曲面56aとドラム18の周面との距離)は20mmとした。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比をAh/(As−Ah)は0.001837で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは0.95個、である。
また、ガス供給部48から中空部70にプロセスガスを供給するガス供給管48aは、1本として、放電面20aの中心に対応する位置にプロセスガスを供給した。
下地有機層は、トリメチロールプロパントリアクリレート(ダイセルサイテック社製)および光重合開始剤(ランベルティ社製、ESACURE KTO46)を質量比率で95:5となるように秤量し、これらを固形分濃度が15質量%となるようにメチルエチルケトンに溶解して調製した重合性組成物を、塗布、乾燥して、紫外線照射によって硬化することで形成した。窒化ケイ素膜は、下地有機層の上に形成した。
また、基板Z(下地有機層)の一部をマスキングするために、基板Zの一部に耐熱テープを貼った。
プロセスガスは、シランガス(SiH4)、アンモニアガス(NH3)、および、水素ガス(H2)を用いた。流量は、シランガスが250sccm、アンモニアガスが500sccm、水素ガスが750sccmとした。
成膜圧力は100Paとした。
さらに、シャワー電極20に供給するプラズマ励起電力は10kWとした。
放電面20aに形成する開口62の数を500個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.000486で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは0.24個、である。
放電面20aに形成する開口62の数を10000個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.009438で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは4.76個、である。
放電面20aに形成する開口62の数を20000個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.019056で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは9.52個、である。
放電面20aに形成する開口62の数を50000個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.049043で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは23.81個、である。
放電面20aに形成する開口62の直径を0.25mmとした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.000486、である。
放電面20aに形成する開口62の直径を1mmとした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.007536、である。
放電面20aの幅方向の長さLxを61cmとして、面積を1830cm2とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比をAh/(As−Ah)は0.002151で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは1.09個、である。
放電面20aの幅方向の長さLxを74cmとして、面積を2220cm2とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比をAh/(As−Ah)は0.001772で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは0.90個、である。
放電面20aとドラム18の周面との最短距離を5mmとした以外は、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
[実施例11]
放電面20aとドラム18の周面との最短距離を40mmとした以外は、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
電極台58を循環する冷媒の温度を−10℃にした以外は、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
[実施例13]
電極台58を循環する冷媒の温度を40℃にした以外は、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
シャワー電極20の中空部70にプロセスガスを供給するガス供給管48aを、3本とした以外は、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
なお、3本のガス供給管48aは、放電面20aの中心に対応する位置と、放電面20aの中心に対応する位置の両側に、搬送方向に同位置で、放電面20aの幅方向の端部と中心との中間位置に設置した。
放電面20aに形成する開口62の直径を0.1mmとし、開口62の数を500個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.000019で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは0.24個、である。
放電面20aに形成する開口62の直径を1.5mmとし、開口62の数を20000個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.202356で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは9.52個、である。
放電面20aに形成する開口62の数を150個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.000140で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは0.07個、である。
放電面20aに形成する開口62の数を90000個とした以外は、実施例1と同様のシャワー電極20を用いて、実施例1と同様にガスバリアフィルムを作成した。
従って、放電面20aの面積Asと開口62の合計面積Ahとの面積比Ah/(As−Ah)は0.091882で、
放電面20aの1cm2当たりの開口62の数nは42.9個、である。
作製したガスバリアフィルムに関して、基板Zの変形度、成膜した窒化ケイ素の膜厚、および、ガスバリア性能を評価した。
作製したガスバリアフィルムを搬送方向に300mmの長さに切り出し、搬送方向に70Nの張力を掛けた状態で、レーザー変位計(キーエンス社製、LT−9030M)を幅方向に走査することによって、基板Zの変形度Ryを測定した。
変形度Ryが250μm未満のものをA、
変形度Ryが250μm以上750μm未満のものをB、
変形度Ryが750μm以上1000μm未満のものをC、
変形度Ryが1000μm以上のものをD、と評価した。
窒化ケイ素膜の成膜に先立って下地有機層の一部をマスキングした耐熱テープを剥離して、マスキング部と通常の成膜部とを接触式の段差計(Bruker Nano社製、DECKTAC3ST)で走査して、段差を測定することで、成膜した窒化ケイ素膜の膜厚を測定した。
膜厚が50nm以上のものをA、
膜厚が30nm以上50nm未満のものをB、
膜厚が20nm以上30nm未満のものをC、
膜厚が20nm未満のものをD、と評価した。
作製したガスバリアフィルムの水蒸気透過率[g/(m2・day)]を、カルシウム腐食法(特開2005−283561号公報に記載される方法)によって、測定した。
水蒸気透過率が5×10-5g/(m2・day)以下のものをA、
水蒸気透過率が5×10-5g/(m2・day)超5×10-4g/(m2・day)以下のものをB
水蒸気透過率が5×10-4g/(m2・day)超4×10-1g/(m2・day)以下のものをC、
水蒸気透過率が4×10-1g/(m2・day)超のものをD、と評価した。
結果を下記の表に示す。
また、実施例10に示されるように、本発明の成膜装置によれば、放電面20aとドラム18の周面との距離を5mmと非常に近接しても、比較例に比して基板Zの変形を抑制でき、さらに、膜厚も厚く、ガスバリア性にも優れるガスバリアフィルムが得られる。実施例12に示されるように、本発明の成膜装置によれば、シャワー電極20を強く冷却してシャワー電極20の温度を低減することで、より好適に基板Zの変形を抑制できる。さらに、実施例14に示されるように、本発明の成膜装置によれば、シャワー電極20にプロセスガスを供給するガス供給管48aを増やすことで、より好適に、基板Zの変形を抑制できると共に、膜厚を厚くできる。
また、面積比Ah/(As−Ah)が0.202356で、開口62の面積比が大きすぎる比較例2は、同様に、基板Zの変形が大きく、また、基板Zの変形によって、窒化ケイ素膜が適正に成膜できずに、ガスバリア性が悪かったと考えられる。
さらに、放電面1cm2当たりの開口62の数が0.07と少なすぎる比較例3、および、放電面1cm2当たりの開口62の数が42.9個と多すぎる比較例4も、同様に、基板Zの変形が大きい。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
12 真空チャンバ
12a 内壁面
14 基板室
16 成膜室
18 ドラム(電極)
20 シャワー電極
26 基板ロール
28a,28b 隔壁
32 回転軸
34 巻取り軸
36a,36b ガイドローラ
40,52 真空排気装置
42 成膜済基板ロール
46 アースシールド
46a 絶縁シールド
48 ガス供給部
48a ガス供給管
50 高周波電源
56 電極本体
56a 曲面
58 電極台
62 開口
68 ボルト
70 中空部
72 拡散板
Z 基板
a,b 領域
Claims (8)
- 長尺な基板を長手方向に搬送しつつ、プラズマCVDによって前記基板に成膜を行う成膜装置であって、
周面に前記基板を巻き掛けて搬送する円柱状のドラム電極と、前記ドラム電極と共に電極対を構成するシャワー電極と、前記シャワー電極にプラズマ励起電力を供給する高周波電源と、成膜ガスを供給するガス供給手段と、を有し、
前記ガス供給手段は、前記シャワー電極に成膜ガスを供給するものであり、前記シャワー電極は、前記ドラム電極と対向し、かつ、通電される放電面に、前記成膜ガスを前記ドラム電極と前記シャワー電極との間に供給するための開口を、複数、有し、さらに、
前記シャワー電極は、前記放電面の面積をAs、前記放電面における前記開口の合計面積をAh、前記放電面の面積Asと前記開口の合計面積Ahとの面積比をAh/(As−Ah)とした際に、
0.0001<Ah/(As−Ah)<0.1
を満たし、かつ、
前記シャワー電極は、前記放電面1cm2当たりの前記開口の数をnとした際に、
0.2<n<25
を満たすことを特徴とする成膜装置。 - 前記ドラム電極の回転軸の方向を幅方向、前記ドラム電極による前記基板の搬送方向を基板搬送方向、前記幅方向の前記ドラム電極の大きさをW、前記シャワー電極の放電面の前記幅方向の長さをLx、前記シャワー電極の放電面の前記基板搬送方向の長さをLy、とした際に、
前記シャワー電極の放電面は、
0.8W<Lx<W、および、0.1<Ly/Lx<0.5
を満たす請求項1に記載の成膜装置。 - 前記ドラム電極の周面と、前記シャワー電極の放電面との最短距離が50mm以下である請求項1または2に記載の成膜装置。
- 前記シャワー電極を冷却する冷却手段を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記シャワー電極の放電面の前記開口が、円形で、直径が0.1〜5mmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記シャワー電極の放電面が、前記ドラム電極の周面に沿った曲面となっている領域を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記シャワー電極の放電面の前記曲面となっている領域は、前記ドラム電極の周面との距離が全面的に50mm以下である請求項6に記載の成膜装置。
- 前記ドラム電極の回転軸の方向を幅方向、前記ドラム電極による基板の搬送方向を基板搬送方向、とした際に、
前記シャワー電極の放電面における前記開口の形成領域の前記幅方向の端部と、前記シャワー電極の放電面の前記幅方向の端部との距離が、前記基板搬送方向の全域で等しく、かつ、前記シャワー電極の放電面における前記開口の形成領域の前記基板搬送方向の端部と、前記シャワー電極の放電面の前記基板搬送方向の端部との距離が、前記幅方向の全域で等しく、さらに、
前記シャワー電極の放電面における前記開口の形成領域の前記幅方向の端部と、前記シャワー電極の放電面の前記幅方向の端部との距離が、前記幅方向の両側で等しく、かつ、前記シャワー電極の放電面における前記開口の形成領域の前記基板搬送方向の端部と、前記シャワー電極の放電面の前記基板搬送方向の端部との距離が、前記基板搬送方向の両側で等しい請求項1〜7のいずれか1項に記載の成膜装置。
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