JP6631543B2 - 電子機器及びhdd切り離しプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、HDD(Hard Disk Drive)の故障対策に適した電子機器及びHDD切り離しプログラムに関する。
たとえば、電子機器の一つである、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、コピー、プリント、FAX(facsimile)などの各種ジョブのマルチ動作やユーザーボックス機能を実現するために大容量のHDD(Hard Disk Drive)を搭載している機種がある。
ところで、HDDは、経年変化や衝撃などによって動作不能となってしまうことがある。HDDが動作不能となると、HDDに対するデータなどの読み出し又は書き込みができなくなり、画像形成装置の各種ジョブの実行ができなくなる。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、複数のHDDを有し、運用中のHDDに書き込み・読み出しの指令を与え、その応答時間によってHDDの動作不能を事前に予測し、動作不能となる前に運用中のHDDの内容を他のHDDにコピーした後、運用中のHDDを切離し、他のHDDを運用するハードディスク装置を提案している。
特開2002−149500号公報
上述した特許文献1でのハードディスク装置では、運用中のHDDの動作不能を事前に予測し、動作不能となる前に切離し他のHDDで運用できるため、連続運行が可能となる。
ところで、特許文献1でのHDDの運用方法を、上述した画像形成装置に適用すると、画像形成装置に複数のHDDを搭載する必要がある。ところが、画像形成装置に複数のHDDを搭載すると、それぞれのHDDの設置スペースや、それぞれのHDDの配線ケーブルの配線スペースの確保などに伴い、画像形成装置の大型化や部品点数増加に伴うコストアップを招いてしまうという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる電子機器及びHDD切り離しプログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、複数のパーティションを有する単一のHDDと、前記HDDより記憶容量の小さいSSDと、前記HDDのそれぞれのパーティションと前記SSDとをマウント処理によって管理するシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、いずれかの前記パーティションの読み出し又は書き込みが不能となると、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させ、前記不能となったパーティションを切り離すとともに、前記HDDのそれぞれのパーティションの領域のサイズの比率に合わせ、前記HDDに新たなパーティションを再構築し、前記SSDに移動させたデータを前記HDDの新たなパーティションに移動させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記SSDの領域のサイズが前記HDDの他の前記パーティションのデータの合計サイズより大きい場合、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記SSDに前記HDDのパーティションに対応させたパーティションを構築し、他の前記パーティションのデータを前記SSDの対応するパーティションに移動させ、前記SSDに移動させたデータを、前記HDDに新たに再構築した対応するパーティションに移動させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記不能となったパーティション以外のそれぞれのパーティションのデータのサイズを求め、前記SSDのパーティションのそれぞれの領域のサイズと比較し、前記SSDのパーティションの領域のサイズより小さいデータのサイズとなっているパーティションのデータを前記SSDに移動させることを特徴とする。
本発明のHDD切り離しプログラムは、単一のHDDのそれぞれのパーティションと前記HDDより記憶容量の小さいSSDとをマウント処理によって管理する工程と、いずれかの前記パーティションの読み出し又は書き込みが不能となると、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させ、前記不能となったパーティションを切り離すとともに、前記HDDのそれぞれのパーティションの領域のサイズの比率に合わせ、前記HDDに新たなパーティションを再構築し、前記SSDに移動させたデータを前記HDDの新たなパーティションに移動させる工程とを、電子機器を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の電子機器及びHDD切り離しプログラムでは、システム制御部により、HDDのそれぞれのパーティションとHDDより記憶容量の小さいSSDとをマウント処理によって管理し、いずれかのパーティションの読み出し又は書き込みが不能となると、他のパーティションのデータをSSDに移動させ、不能となったパーティションを切り離すとともに、HDDのそれぞれのパーティションの領域のサイズの比率に合わせ、HDDに新たなパーティションを再構築し、SSDに移動させたデータをHDDの新たなパーティションに移動させる。これにより、HDDを増設することなく、動作を継続できる。
本発明の電子機器及びHDD切り離しプログラムによれば、HDDを増設することなく、動作を継続できるので、電子機器の大型化や部品点数増加に伴うコストアップを抑制できる。
本発明の電子機器をMFPに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。 図1のSSD及びHDDの構成について説明するものであって、図2(a)はSSDの構成を示す図であり、図2(b)はHDDの構成を示す図であり、図2(c)は図1のシステム制御部が管理するカーネル管理領域を示す図であり、図2(d)は図1のシステム制御部が管理するHDD管理領域の一例を示す図である。 図1のHDDに故障が生じた場合でのHDDの切り離し処理の概要について説明するものであって、図3(a)はSSDの構成を示す図であり、図3(b)はHDDの構成を示す図であり、図3(c)は図1のシステム制御部が管理するカーネル管理領域を示す図である。 図1のHDDに故障が生じた場合でのHDDの切り離し処理の概要について説明するものであって、図4(a)は故障を生じたHDDの構成を示す図であり、図4(b)はSSDの構成を示す図であり、図4(c)は図1のシステム制御部が新たなパーティションを再構築した場合のHDDの構成を示す図であり、図4(d)は図1のシステム制御部が管理するカーネル管理領域を示す図である。 図1のHDDの故障種別の検出について説明するためのフローチャートである。 図4の故障種別の検出に基づく、パーティションの切り離し処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の電子機器の一実施形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての電子機器の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105、HDD(Hard Disk Drive)106、SSD(solid state drive)107、制御部110を備えている。なお、MFP100には、HDD106が1台のみ搭載されている。また、SSD107は、NAND型フラッシュメモリー(登録商標)を利用した不揮発性メモリーであり、HDD106に比べてデータの読み書きに関わるアクセスが早いものの、記憶容量が小さい。
スキャナー部101は、イメージセンサー(図示省略)によって読み取られる、原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F104は、社内LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワークを介し、他のユーザー端末、コンテンツサーバー、ウェブサーバーなどとの通信を受け持つネットワークインターフェースカードなどのデバイスである。パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、インターネット経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。また、パネル部105は、たとえばHDD106の故障の有無などを示すエラーを表示する。
HDD106は、詳細については後述するが、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。SSD107は、詳細については後述するが、HDD106と同様に、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどの記憶が可能な記憶デバイスである。なお、SSD107は、データが書き込まれる最小単位であるセル構造(以下、セルという)と、セルへの書き込みを制御するコントローラーとを有する。
制御部110は、画像形成プログラムや制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX(Facsimile)制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、ROM(Read−Only Memory)116、画像処理部117、パネル操作制御部118、HDD制御部119、SSD制御部120、システム制御部121を備えている。また、これらは、データバス122に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク経由でのデータなどの送受信の制御を行う。
RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部117によって画像処理された印刷データなどを記憶する。ROM116には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部117は、たとえばスキャナー部101が読み取った画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。パネル操作制御部118は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部118は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、インターネット経由でのデータ送受信などの開始などを受け付ける。また、パネル操作制御部118は、たとえばHDD106に故障が生じると、故障の内容などを表示させる。
HDD制御部119は、HDD106に対するデータの読み出し及び書き込みなどを制御する。また、HDD制御部119は、HDD106に対するデータの読み出し又は書き込みが不能になると、システム制御部121に対し、HDD106に故障が生じたことを通知する。SSD制御部120は、SSD107に対するデータの読み出し及び書き込みなどを制御する。システム制御部121は、各部の連携動作などを制御する。また、システム制御部121は、詳細については後述するが、HDD制御部119からのHDD106に故障が生じたことを示す通知を受け取ると、HDD106の後述の図3(b)に示す各パーティションA〜Dを再マウントし、再マウントに失敗したいずれかのパーティションA〜Dの切り離し処理を実行する。また、システム制御部121は、いずれかのパーティションA〜Dの切り離し処理を実行する際、故障前の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率に合わせ、後述の図4(c)に示すように、HDD106に新たなパーティションA’〜D’を再構築する。なお、システム制御部121は、詳細については後述するが、故障を生じていないHDD106のいずれかのパーティションB〜Dのデータのサイズが、SSD107のいずれかのパーティションb〜dの領域のサイズより大きい場合、移動可能なパーティションB〜DのデータをSSD107に移動させてもよい。
次に、図2を参照し、SSD107及びHDD106の構成について説明する。まず、図2(a)は、SSD107を示している。SSD107は、MFP100の全体を制御するためのシステム用データを記憶している。また、SSD107は、複数のパーティションa〜dを有している。なお、パーティションa〜dの数は任意であるが、本実施形態では、後述のHDD106のパーティションA〜Dの数に合わせた場合で示している。本実施形態では、HDD106のパーティションA〜Dは、SSD107のパーティションa〜dにそれぞれ対応する。
図2(b)は、HDD106を示している。HDD106は、複数のパーティションA〜Dを有している。図2(c)は、システム制御部121が管理するカーネル管理領域108を示している。カーネル管理領域108は、HDD106のパーティションA〜Dの領域を管理する。すなわち、システム制御部121は、各パーティションA〜Dに対するマウント処理を実行し、パーティションAをユーザーデータ領域108aとして管理し、パーティションBをアプリケーションプログラム(以下、アプリという)データ領域108bとして管理し、パーティションCをデータベース領域108cとして管理し、パーティションDをテンポラリ領域108dとして管理する。
図2(d)は、システム制御部121が管理するHDD管理領域106aの一例を示している。HDD管理領域106aは、HDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率を管理する。なお、各パーティションA〜Dの領域のサイズは、パネル部105を介しての設定により任意に変更できる。システム制御部121は、再マウントに失敗したHDD106のいずれかのパーティションA〜Dの切り離し処理を実行する際、HDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率(HDD106の全体の領域のサイズに対する占有率)を求める。ここで、システム制御部121がHDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率を求めると、HDD管理領域106aに示すように、それぞれのパーティションA〜Dの比率を管理する。ちなみに、図2(d)のHDD管理領域106aでは、システム制御部121がパーティションAをたとえば40%、パーティションBをたとえば30%、パーティションCをたとえば10%、パーティションDをたとえば20%として求めた場合を示している。
次に、図3及び図4を参照し、HDD106に故障が生じた場合でのHDD106の切り離し処理の概要について説明する。
まず、図3(a)に示すSSD107は、上記同様に、MFP100の全体を制御するためのシステム用データを記憶している。また、SSD107は、上記同様に、パーティションa〜dを有している。図3(b)に示すHDD106は、上記同様に、パーティションA〜Dを有している。図3(c)に示すカーネル管理領域108は、上記同様に、システム制御部121が管理するものであり、HDD106のパーティションA〜Dを管理する領域を示している。
ここで、システム制御部121は、HDD106の読み出し又は書き込みが不能となった場合、各パーティションA〜Dに対する再マウント処理を実行し、マウント処理に失敗したいずれかのパーティションA〜Dが故障であると判断する。
次に、システム制御部121は、たとえばパーティションAが故障であると判断すると、図4(a)に示すHDD106のパーティションB〜Dのデータを、図4(b)に示すSSD107に移動させる。この場合、システム制御部121は、HDD106のパーティションBのデータを、SSD107のパーティションbに移動させる。また、システム制御部121は、HDD106のパーティションCのデータを、SSD107のパーティションcに移動させる。また、システム制御部121は、HDD106のパーティションDのデータを、SSD107のパーティションdに移動させる。
続いて、システム制御部121は、図4(a)のHDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率(HDD106の全体の領域のサイズに対する占有率)を求める。また、システム制御部121は、各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率を求めると、図4(c)に示すように、求めた各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率に合わせ、HDD106に新たなパーティションA’〜D’を再構築する。このとき、システム制御部121は、上述したように、たとえばパーティションAたとえば40%、パーティションBがたとえば30%、パーティションCがたとえば10%、パーティションDがたとえば20%として求めた場合、HDD106のパーティションA’〜D’のサイズをパーティションA〜Dの比率に合わせて再構築する。また、システム制御部121は、故障したパーティション(図4(a)のパーティションA)を切り離す。
また、システム制御部121は、SSD107のパーティションbのデータをHDD106のパーティションB’に移動させ、SSD107のパーティションcのデータをHDD106のパーティションC’に移動させ、SSD107のパーティションdのデータをHDD106のパーティションD’に移動させる。また、システム制御部121は、SSD107のデータをHDD106に移動させた後、再構築した図4(c)のHDD106のパーティションA’〜D’に対するマウント処理を実行する。この場合、システム制御部121は、図4(d)に示すカーネル管理領域108で示すように、HDD106のパーティションA’をユーザーデータ領域108aとし、パーティションB’をアプリデータ領域108bとし、パーティションC’をデータベース領域108cとし、パーティションD’をテンポラリ領域108dとして管理する。これにより、HDD106のたとえばユーザーデータ領域108aとして管理されていたパーティションAが故障した場合であっても、システム制御部121がHDD106を故障前の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率に合わせて再構築するため、HDD106を交換せずに再構築されたパーティションA’をユーザーデータ領域108aとして使用できる。
次に、図5を参照し、HDD106の故障種別の検出について説明する。
(ステップS101)
システム制御部121は、HDD106が故障かどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、HDD制御部119からのHDD106に対するデータの読み出し又は書き込みができないことを示す通知が無ければHDD106が故障していないと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部121は、HDD制御部119からのHDD106に対するデータの読み出し又は書き込みができないことを示す通知が有ればHDD106が故障したと判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
(ステップS102)
システム制御部121は、HDD106の全パーティションA〜Dを再マウントする。
(ステップS103)
システム制御部121は、再マウントに成功したパーティションA〜Dが有るかどうかを判断する。
ここで、システム制御部121は、再マウントに成功したパーティションA〜Dが無いと判断すると(ステップS103:No)、ステップS104に移行する。
これに対し、システム制御部121は、再マウントに成功したパーティションA〜Dが有ると判断すると(ステップS103:Yes)、ステップS106に移行する。
(ステップS104)
システム制御部121は、物理的な故障と判断する。
この場合、システム制御部121は、パネル操作制御部118に対し、パネル部105に対する物理的な故障を示す内容の表示を指示する。
(ステップS105)
システム制御部121は、HDD106を切り離し、処理を終了する。
この場合、SSD107は、MFP100の全体を制御するためのシステム用データを記憶しているため、システム制御部121がHDD106を切り離しても、MFP100に搭載されている、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などの基本機能の動作は可能である。
(ステップS106)
システム制御部121は、ソフト要因での故障と判断する。
この場合、システム制御部121は、パネル操作制御部118に対し、パネル部105に対するソフト要因での故障を示す内容の表示を指示する。
(ステップS107)
システム制御部121は、故障したパーティションA〜Dの切り離し処理を実行する。
なお、ステップS107での故障したパーティションA〜Dの切り離し処理の詳細については、後述の図6で説明する。
次に、図6を参照し、故障したパーティションA〜Dの切り離し処理について説明する。なお、以下では、図4(a)のように、HDD106のたとえばパーティションAが故障(パーティションAの読み出し又は書き込みが不能)した場合で説明する。また、以下では、図2(a)及び図3(a)のように、SSD107にHDD106のパーティションA〜Dの数に合わせたパーティションa〜dが設けられている場合で説明する。
(ステップS201)
システム制御部121は、SSD107へのデータの移動が可能かどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、故障を生じていないHDD106のパーティションB〜Dのそれぞれのデータのサイズを求め、SSD107のパーティションb〜dのそれぞれの領域のサイズと比較し、いずれかのパーティションB〜Dのデータのサイズが対応するパーティションb〜dの領域のサイズより大きいとき、SSD107へのデータの移動ができないと判断し(ステップS201:No)、ステップS202に移行する。
これに対し、システム制御部121は、故障を生じていないHDD106のパーティションB〜Dのそれぞれのデータのサイズを求め、SSD107のパーティションb〜dのそれぞれの領域のサイズと比較し、全てのパーティションB〜Dのデータのサイズがそれぞれ対応するパーティションb〜dの領域のサイズより小さいとき、SSD107へのデータの移動が可能と判断し(ステップS201:Yes)、ステップS203に移行する。
(ステップS202)
システム制御部121は、移動可能なパーティションB〜DのデータをSSD107に移動させる。
この場合、システム制御部121は、SSD107のいずれかのパーティションb〜dの領域のサイズより小さいHDD106のパーティションB〜DのデータをSSD107に移動させる。
すなわち、システム制御部121は、たとえばHDD106のパーティションDのデータのサイズがSSD107のパーティションdの領域のサイズより大きい場合、パーティションD以外のパーティションB、Cのデータをパーティションb、cに移動させる。
なお、システム制御部121は、SSD107のパーティションa〜dがない場合、SSD107の領域のサイズがHDD106のパーティションB〜Dのデータの合計サイズより大きい場合、HDD106のパーティションB〜Dのデータを、SSD107に移動させてもよい。この場合、システム制御部121は、HDD106のパーティションB〜Dのそれぞれのデータを識別できるようにし、SSD107に移動させる。
(ステップS203)
システム制御部121は、HDD106の各パーティションB〜DのデータをSSD107に移動させる。
この場合、システム制御部121は、図4(a)及び図4(b)のように、HDD106のパーティションBのデータをSSD107のパーティションbに移動させ、HDD106のパーティションCのデータをSSD107のパーティションcに移動させ、HDD106のパーティションDのデータをSSD107のパーティションdに移動させる。
(ステップS204)
システム制御部121は、HDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率を求める。
この場合、システム制御部121は、パーティションAが故障している図4(a)のHDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率(HDD106の全体の領域のサイズに対する占有率)を求める。また、システム制御部121は、HDD106の各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率を求めると、HDD管理領域106aに示すように、それぞれのパーティションA〜Dの比率を管理する。
(ステップS205)
システム制御部121は、HDD106の各パーティションA〜Dを再構築する。
この場合、システム制御部121は、図2(d)のHDD管理領域106aで示すように、パーティションAがたとえば40%、パーティションBがたとえば30%、パーティションCがたとえば10%、パーティションDがたとえば20%として求めたとき、図4(c)に示したように、求めた各パーティションA〜Dの領域のサイズの比率に合わせ、HDD106に新たなパーティションA’〜D’を再構築する。
このとき、システム制御部121は、パーティションA’が40%、パーティションB’が30%、パーティションC’が10%、パーティションD’が20%となるように再構築する。また、システム制御部121は、故障したパーティション(図4(a)のパーティションA)を切り離す。
(ステップS206)
システム制御部121は、SSD107に移動させたデータをHDD106に移動させる。
この場合、システム制御部121は、図4(b)及び図4(c)のように、SSD107のパーティションbのデータをHDD106のパーティションBに移動させ、SSD107のパーティションcのデータをHDD106のパーティションCに移動させ、SSD107のパーティションdのデータをHDD106のパーティションDに移動させる。
(ステップS207)
システム制御部121は、各パーティションA〜Dを再マウントする。
この場合、システム制御部121は、再構築した図4(c)のHDD106のパーティションA〜Dに対するマウント処理を実行する。
また、システム制御部121は、図4(d)に示すカーネル管理領域108で示すように、HDD106のパーティションAをユーザーデータ領域108aとし、パーティションBをアプリデータ領域108bとし、パーティションCをデータベース領域108cとし、パーティションDをテンポラリ領域108dとして管理する。
以上のように、本実施形態では、システム制御部121により、HDD106のそれぞれのパーティションA〜DとHDD106より記憶容量の小さいSSD107(記憶デバイス)とをマウント処理によって管理し、いずれかのパーティションA〜Dの読み出し又は書き込みが不能となると、他のパーティションA〜DのデータをSSD107(記憶デバイス)に移動させ、不能となったパーティションA〜Dを切り離すとともに、HDD106のそれぞれのパーティションA〜Dの領域のサイズの比率に合わせ、HDD106に新たなパーティションA’〜D’を再構築し、SSD107(記憶デバイス)に移動させたデータをHDD106の新たなパーティションA’〜D’に移動させる。これにより、HDD106を増設することなく、動作を継続できるので、MFP100の大型化や部品点数増加に伴うコストアップを抑制できる。
なお、本実施形態では、本発明の電子機器をMFP100として説明したが、HDD106と不揮発性メモリーであるSSD107などの記憶デバイスとを搭載可能なPC(personal computer)やサーバーなどの他の電子機器に適用してもよいことは勿論である。
また、本実施形態では、ユーザーデータ領域108aとして管理されるHDD106のパーティションAが故障した場合について説明したが、この例に限らず、アプリデータ領域108b、データベース領域108c、又はテンポラリ領域108dとして管理されるパーティションB〜Dが故障した場合についても適用できる。
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 パネル部
106 HDD
106a HDD管理領域
107 SSD
108 カーネル管理領域
108a ユーザーデータ領域
108b アプリデータ領域
108c データベース領域
108d テンポラリ領域
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114 通信制御部
115 RAM
116 ROM
117 画像処理部
118 パネル操作制御部
119 HDD制御部
120 SSD制御部
121 システム制御部
122 データバス
A〜D、a〜d パーティション

Claims (5)

  1. 複数のパーティションを有する単一のHDDと、
    前記HDDより記憶容量の小さいSSDと、
    前記HDDのそれぞれのパーティションと前記SSDとをマウント処理によって管理するシステム制御部とを備え、
    前記システム制御部は、いずれかの前記パーティションの読み出し又は書き込みが不能となると、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させ、前記不能となったパーティションを切り離すとともに、前記HDDのそれぞれのパーティションの領域のサイズの比率に合わせ、前記HDDに新たなパーティションを再構築し、前記SSDに移動させたデータを前記HDDの新たなパーティションに移動させる
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記システム制御部は、前記SSDの領域のサイズが前記HDDの他の前記パーティションのデータの合計サイズより大きい場合、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記システム制御部は、前記SSDに前記HDDのパーティションに対応させたパーティションを構築し、他の前記パーティションのデータを前記SSDの対応するパーティションに移動させ、前記SSDに移動させたデータを、前記HDDに新たに再構築した対応するパーティションに移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記システム制御部は、前記不能となったパーティション以外のそれぞれのパーティションのデータのサイズを求め、前記SSDのパーティションのそれぞれの領域のサイズと比較し、前記SSDのパーティションの領域のサイズより小さいデータのサイズとなっているパーティションのデータを前記SSDに移動させることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 単一のHDDのそれぞれのパーティションと前記HDDより記憶容量の小さいSSDとをマウント処理によって管理する工程と、
    いずれかの前記パーティションの読み出し又は書き込みが不能となると、他の前記パーティションのデータを前記SSDに移動させ、前記不能となったパーティションを切り離すとともに、前記HDDのそれぞれのパーティションの領域のサイズの比率に合わせ、前記HDDに新たなパーティションを再構築し、前記SSDに移動させたデータを前記HDDの新たなパーティションに移動させる工程とを、電子機器を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とするHDD切り離しプログラム。
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