JP6630805B1 - 無線icタグ用耐衝撃保護ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝材を使う必要がなく、取り扱い易く、かつ、無線ICタグ本体と容易に分離できる形状・構造の無線ICタグ用耐衝撃保護ケースを提供する。【解決手段】無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1において、無線ICタグ9がその間に収納可能な上下のプレート2、3と、上下プレート間に無線ICタグが抜け落ちない間隔で周囲に配置される複数の支柱4、5、6と、無線ICタグを収納することができる上下プレート間の収納口と、収納口からの無線ICタグの抜け落ちを閉塞する上下プレートの同位置に配設される取付金具用開口7a、7bとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パイプの溶融亜鉛めっき処理及び塗装処理の際に管一品フランジ部へ取り付けて外部衝撃から保護する無線ICタグ用衝撃保護ケースに関する。
この種の保護ケースに関して、本願出願人は、既に、特許第5877883号公報及び特許第6043418号公報に開示している。そのうち、特許第6043418号公報の開示を例に説明すれば、特許第6043418号公報の開示は、発明名称「無線通信タグケース」に係り、「無線ICタグユニットケース201に使用される前記閉塞円盤204、同第一断熱材205、同第二断熱材206からなる内部緩衝材の底面に付着しためっきを取り除く際にも、前記閉塞円盤204が脱落することなく、また、前記ネジ208により前記金属ケース202に固定されるメガネ状の金具が曲がってしまったり、めがね状の金具の小穴にめっきが詰まり再使用が困難になることのない無線通信タグケースを提供することを目的とする」発明解決課題において(特許第6043418号公報の段落番号0010の記載参照)、「収容する電磁誘導起電のパッシブタイプの無線ICタグの電波伝搬を可能とする開口を有する金属ケースと、当該開口からの電波伝搬を阻害せず、かつ、亜鉛溶融めっき槽の高温に耐え、前記無線ICタグに対する衝撃を吸収する緩衝材からなり、前記緩衝材は、前記金属ケースを内部から閉塞する閉塞部材及び前記無線ICタグに巻回される巻回部が一体に構成された」構成とすることにより(同特許請求の範囲の請求項1の記載等参照)、「無線ICタグをくり返し使用する際に、内部に収容される緩衝材を一体に構成したので、底面の円盤状の閉塞円盤に付着しためっきを取り除く際に閉塞円盤が脱落したり、破損したりすることがなく、また、金属ケース自体を延長した部所に直接頑丈なキーリング等の取り付け金具で吊り下げるようにしたので、めっき処理の最中での被処理物同士がぶつかったりして、固定のため金具が曲がってしまったり、金具の固定のための小穴にめっきが詰まり、再使用の際に開口しなければならないなどの作業が軽減することができる」との効果を奏するものである(同公報段落番号0012の記載参照)。
図7は、特許第6043418号公報の図1として開示される発明を実施するための無線通信タグケースの実施例1を示す分解概略図である。図7において、101は、無線通信タグケース、102は、金属ケース、102aは、底部開口、102bは、上部開口、102cは、延長部、102dは、キーリング穴、102eは、切り欠き部、103は、無線ICタグ、103aは、胴体、103bは、中央上部先端、104は、緩衝材、105は、キーリング、106は、上部緩衝材、107は、蓋体、108は、ネジ、109は、ネジ穴、110は、溝間隙である(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、3桁に変更して説明した。)。
しかしながら、図7に示すような従来の無線通信タグケース101は、無線ICタグ103の表面がガラス素材であったため外部衝撃から保護するための緩衝材104、106が入っており、それを収納するため大きく重たかった。また、無線ICタグ103と無線通信タグケース101が一体化しており、分離が容易ではなく、内部に収納する無線ICタグ103を交換する場合などの作業が煩わしいという問題があった。
すなわち、図7に示すような従来の無線通信タグケース101は、めっき処理工程で使用するめっき薬液が前記緩衝材104、106に染みこみ、時間が経つと薬液がにじみ出て周辺を汚す原因となっており、また、大きく重たいため取扱い辛く、さらには、無線ICタグ103本体が損傷すると全体を廃棄しなければならず、コスト面でも問題があった。
特許第5877883号公報 特許第6043418号公報
そこで、緩衝材を使わず、取り扱い易く、かつ、無線ICタグ本体と容易に分離できる形状・構造の無線ICタグ用耐衝撃保護ケースを提供せんとする。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、無線ICタグ用耐衝撃保護ケースにおいて、無線ICタグがその間に収納可能な上下のプレートと、上下プレート間に無線ICタグが抜け落ちない間隔で周囲に配置される複数の支柱と、無線ICタグを収納することができる上下プレート間の収納口と、収納口からの無線ICタグの抜け落ちを閉塞する上下プレートの同位置に配設される取付金具用開口とを有することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、請求項1に記載の無線ICタグ用耐衝撃保護ケースにおいて、中心域に開口を有する無線ICタグがその間に収納可能な上下のプレートと、前記無線ICタグの開口と取付金具で串刺し可能の上下プレートの取付金具用開口とを有することを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る発明は、前記請求項2に記載の無線ICタグ用耐衝撃保護ケースにおいて、無線ICタグの周囲に配設される複数の支柱とを有することを特徴とする。
上記の構成としたので、溶融亜鉛めっきの被処理パイプの溶融亜鉛めっき工程(運搬中や施工中)で発生する外部衝撃から無線ICタグを保護することができ、また、当該保護ケース1内に無線ICタグを挿入し、取り付け金具を使用して被処理パイプのフランジに取り付けるだけで、溶融亜鉛めっき作業工程で薬液槽やめっき槽に浸け込んだ際にも、当該保護ケース1内の空気がスムーズに抜け、この結果、高温により内部の空気が膨張して爆発する等の従来のこの種のケースで生じていた危険を避けることができる。
溶融亜鉛めっき処理の薬液槽やめっき槽から取り出すときにも、保護ケース1内に薬液及びめっきが内部に残りにくく、作業が容易となり、また、保護ケース1を無線ICタグとを容易に分離できるので、無線ICタグの交換が容易で、損傷が発生しても全て廃棄する必要がなく、メンテナンス性に優れ、長持ちするものとなる。
さらには、従来の無線通信タグケースのような緩衝材がないため、めっき処理工程で使用するめっき薬液が染みこまず時間が経っても薬液がにじみ出ないので周辺を汚すことがなく、衛生面でも従来のものよりも優れている。
図1(a)(b)は、本発明に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの一実施例である無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの実施例1の概略を示す図であり、図1(a)は、分解斜視図、図1(b)は、全体概略図である。 図2(a)は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1の前記上プレート2及び前記下プレート3の間に前記無線ICタグ9を滑り込ませて挿入する状態の概略を示す図であり、図2(b)は、前記方形領域に前記無線ICタグ9が挿入された後に、取付金具を前記取付金具用開口7a、7bに挿通した状態の概略を示す図である。 図3は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1を前記取付金具10を使用して溶融亜鉛めっきの被処理パイプに取り付ける概略を示す図である。 図4(a)(b)は、本発明に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの実施例2の概略を示す図であり、図4(a)は、分解斜視図、図4(b)は、全体概略図である。 図5(a)は、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21の前記上プレート22及び前記下プレート23の間に前記無線ICタグ29を滑り込ませて挿入する状態の概略を示す図であり、図5(b)は、前記無線ICタグ29が上下の前記プレート22、23の間に挿入された後に、取付金具を前記取付金具用開口28a及び無線ICタグ29の中心開口30に挿通して使用する状態の概略を示す図である。 図6は、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21を前記取付金具31を使用して溶融亜鉛めっきの被処理パイプに取り付ける概略を示す図である。 図7は、特許第6043418号公報の図1として開示される発明を実施するための無線通信タグケースの実施例1を示す分解概略図である。
本発明に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1(a)(b)は、本発明に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの一実施例である無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの実施例1の概略を示す図であり、図1(a)は、分解斜視図、図1(b)は、全体概略図である。
図1(a)(b)において、符号1は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースであり、2は、上プレート、3は、下プレート、4,5,6は、上プレート2と下プレート3との間の支柱、4a、5a、6aは、前記上プレート2に開けられる支柱開口、4c、5c、6cは、前記上プレート2上の支柱溶接盛部、7a、7bは、それぞれ前記上プレート2及び下プレート3に開けられるタグ取付金具用開口、8a、8bは、プレート突出部、9は、無線ICタグである。
図1に示すように、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1は、前記無線ICタグ9を前記上下のプレート2、3の間に挿入して、パイプ等の溶融亜鉛めっき工程において、当該無線ICタグ9を衝撃から守るためのものであり、上述してきたように、同溶融亜鉛めっき工程において、他の被処理材等や周囲の処理槽等との衝撃によって、前記無線ICタグ9が破損しないようにする保護ケース1である。
ここで、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1に使用する無線ICタグ9は、セラミック表面に無線ICタグを樹脂素材で封止した構造のものであるが、衝撃に弱いので本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1を必要とするのである。前記無線ICタグ9は、直径16mm程度で製作可能な限り薄い円盤状の無線ICタグ9を想定し、これを容易にケース1の中に収納可能とし、また、無線ICタグ9が容易に抜け落ちない構造とし、無線ICタグ9が収納された前記保護ケース1を容易に被処理パイプ等に取り付けられるようにしたものである。
このため、図1に示すように、4mm厚程度のSUS304鋼製の円盤状の前記上下プレート2、3の前記プレート突出部8a、8b近傍に約8mmφの前記取付金具用開口7a、7bを設けると共に、当該上下プレート2,3の間隔を5mmとするほか、前記プレート2,3の間には、前記開口7a、7bを一つの角(コーナー)とする前記無線ICタグ9を収納する方形領域を内部に確保し、残余の3つの角(コーナー)に3本の各4mmφの前記支柱4、5、6が立設される構造として、この方形領域に前記無線ICタグ9を収納するようにしたものである。
そして、前記無線ICタグ9を当該方形領域に容易に収納され、収納後は抜け落ちないようにするため、前記プレート突出部8a、8bから見て、前記支柱4、5、6の立設間隔は、対向する支柱間隔(支柱4及び支柱6との立設間隔)は、当該無線ICタグ9が挿入可能な間隔(本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1においては、例えば、18mm)とし、隣接する支柱間隔(支柱4と支柱5の立設間隔又は支柱5と支柱6の立設間隔)及び前記取付金具用開口7a、7bと両隣の支柱4及び支柱6との間の立設間隔については、前記無線ICタグ9が抜け出ることのない間隔(本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1においては、例えば、支柱4と支柱5の立設間隔又は支柱5と支柱6の立設間隔を約11.5mm)とするものである。
なお、前記支柱開口4a、5a、6aは、4mmφの開口であり、ここに4mmφの丸棒からなる前記支柱4、5、6が差し込まれ、外側からのみ溶接されて前記上プレート2上の前記支柱溶接盛部4c、5c、6cで固定される(前記下プレート3の支柱開口4b、5b、6b及び外側の支柱溶接盛部4d、5d、6dの図示は省略した。)。
このような構造の本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1は、前記無線ICタグ9を前記上下のプレート2、3の間の前記プレート突出部8a、8bの方向から挿入するための、いわば、無線ICタグ9の収納口として位置づけ、しかる後、前記取付金具用開口7a、7bに取付金具(図示外)を挿通することにより、いわば、前記収納口に当該取付金具(図示外)で蓋をして、前記無線ICタグ9が抜け落ちることがなくなるようにしたものである。なお、このため、前記取付金具用開口7a、7bは、上下を通じて取付金具(図1では図示外)が挿通されるものであるから、上下同位置に配設される必要がある。
図2(a)は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1の前記上プレート2及び前記下プレート3の間に前記無線ICタグ9を滑り込ませて挿入する状態の概略を示す図であり、図2(b)は、前記方形領域に前記無線ICタグ9が挿入された後に、取付金具を前記取付金具用開口7a、7bに挿通した状態の概略を示す図である。図2(a)(b)において、符号10は、自由に曲折可能な端部に大小の旋回端を有する螺旋状の取り付け金具であり、その余の符号は図1に示す同じ部署・部材は同じ符号で示し、その説明は省略する。すなわち、前記プレート突出部8a、8bの間から前記無線ICタグ9を滑り込ませ、前記上下のプレート2,3間の方形領域に収納させたら、前記取付金具10を前記取付金具用開口7a、7bに挿通して、前記無線ICタグ9が外に飛び出ないようにする。
図3は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1を前記取付金具10を使用して溶融亜鉛めっきの被処理パイプに取り付ける概略を示す図であり、図3において、11は、管一品である被処理パイプのフランジ(図3においては、被処理パイプフランジカットモデルを用いて説明する)、12は、同フランジ11の開口するボルト穴であり、その余の符号は、図1(a)(b)及び図2(a)(b)で示した同じ部材は同じ符号で示した。
図3から明らかなように、前記取付金具10は、端部に大きい旋回端と小さい旋回端を有するひねりが入った螺旋状であり、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1を取り付ける際には、大きい旋回端の先端から前記無線ICタグ9をセットした本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1を通し、帆実施例1に係る無線ICタグ用衝撃保護ケース1を小さい旋回端まで導き、その後に前記大きな旋回端を前記ボルト穴12に通せば、保護ケース1が被処理パイプに取り付けられ、溶融亜鉛めっき工程の途中で外れることがない。
図1−図3から明らかなように、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1は、無線ICタグ9が抜け落ちることのない間隔のあいた支柱4、5、6で囲まれた構造であるため、溶融亜鉛めっきの被処理パイプの溶融亜鉛めっき工程(運搬中や施工中)で発生する外部衝撃から無線ICタグ9を保護することができ、当該保護ケース1内に無線ICタグ9を挿入し、取り付け金具10を使用して被処理パイプのフランジ11に取り付ければ、溶融亜鉛めっき作業工程で薬液槽やめっき槽に浸け込んだ際にも、当該保護ケース1内の空気がスムーズに抜け、この結果、高温により内部の空気が膨張して爆発する等の従来のこの種のケースで生じていた危険を避けることができる。さらに、上記の各槽から取り出すときにも、保護ケース1内に薬液及びめっきが内部に残りにくく、保護ケース1を無線ICタグ9と容易に分離できるので、メンテナンス性に優れ、長持ちするものとなる。
なお、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1においては、円盤状の無線ICタグ9の使用を前提としたが、例えば、パチンコ玉大の球状の保護ケースであってもよく、要は、ケース内に無線ICタグを容易に収容でき、前記取付金具を保護ケースの所定の場所に設けた開口に挿通し、挿通後、取付金具で蓋をすることにより、容易に抜け落ちることのない形状であれば、突出部を有する円盤状に限らず、角形(例えば、六角形、五角形 etc.)や、2枚の上下のプレートで挟むサンドイッチ構造ではなく、周囲壁に複数の開口を設け、又は、複数の丸棒で檻状に囲んだ形状とし、内部の空気が容易に抜け、また、保護ケース1内に薬液及びめっきが残りにくい形状であれば、容易び変形が可能である。
次に、中心に所定径の穴の開いた円盤状無線ICタグの使用を前提とした馬蹄形サンドイッチ形状の本発明の実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースについて図面に基づき説明する。
図4(a)(b)は、本発明に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースの実施例2の概略を示す図であり、図4(a)は、分解斜視図、図4(b)は、全体概略図である。
図4(a)(b)において、符号21は、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケースであり、22は、馬蹄形状の上プレート、23は、馬蹄形状の下プレート、24,25,26、27は、前記上プレート22と前記下プレート23の間の支柱、24a、25a、26a、27aは、前記上プレート22に開けられる支柱開口、24c、25c、26c、27cは、前記上プレート22上の支柱溶接盛部、28aは、前記上プレート22に開けられるタグ取付金具用開口、29は、無線ICタグ、30は、無線ICタグ29の中心に設けられた開口である。
本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21は、上記実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1と同じように、前記無線ICタグ29を前記上下のプレート22、23の間に挿入して、パイプ等の溶融亜鉛めっき工程において、当該無線ICタグ29を衝撃により破損から守るためのものである。すなわち、上述してきたように、溶融亜鉛めっき工程において、当該保護ケース21が他の被処理材等や周囲の処理槽等との衝撃によって、内部に収容された前記無線ICタグ29が破損しないようにする保護ケース21である。
本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21は、上述した実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1と異なり、円盤状で中心域に開口30を有する無線ICタグ29を使用することである。すなわち、使用される無線ICタグ29は、直径30mmφ又は22mmφのドーナツ形状で製作可能な限り薄い厚さの無線ICタグ29の使用を前提とし、その中心に設けられる開口は、上下の前記プレート22、23に開けられるタグ取付金具用開口28aと同径ないしは少なくとも8mmφの開口のものである。。
また、図4に示すように、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21は、前記の上下のプレート22、23は、4mm厚のSUS304鋼製の馬蹄形プレート22、23であり、その間の間隔は本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21においては10mmとし、その間に4本の前記支柱24、25、26、27を立設したものである。
そして、前記無線ICタグ29が内部の所定の領域内に収納するため、馬蹄形状直線部近傍を下底とする台形の各角(コーナー)位置に立設され、台形下底相当の前記支柱24と支柱27の立設間隔は、34mm、台形上底相当の前記支柱25と支柱26の立設間隔は、22mm間隔とするものである。
なお、前記支柱開口24a、25a、26a、27aは、上記実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1と同じ、4mmφの開口であり、ここに4mmφの丸棒からなる前記支柱24、25、26、27が差し込まれ、上下のプレート22、23の外側からのみ溶接されて、前記上プレート22上の前記支柱溶接盛部24c、25c、26c、27cで固定される(前記下プレート23の外側の支柱溶接盛部24d、25d、26d、27dの図示は省略した。)。
このような構造の本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21において、馬蹄形状の前記上下のプレート22、23の馬蹄形状直線部から前記無線ICタグ29を挿入し、しかる後、前記取付金具用開口28a及び無線ICタグ29の中心開口30を同中心位置にして、それらの開口28a、30の間に取付金具(図4では図示外:後述)を挿通することにより、前記無線ICタグ29が抜け落ちることがないようにしたものである。なお、前記取付金具用開口28a及び無線ICタグ29の中心開口30は、上下を通じて取付金具(図1では図示外)が挿通されるものであるから、上下の前記28aと前記無線ICタグ29の中心の開口30とは、同位置に配設される必要がある。
図5(a)は、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21の前記上プレート22及び前記下プレート23の間に前記無線ICタグ29を滑り込ませて挿入する状態の概略を示す図であり、図5(b)は、前記無線ICタグ29が上下の前記プレート22、23の間に挿入された後に、取付金具を前記取付金具用開口28a及び無線ICタグ29の中心開口30に挿通して使用する状態の概略を示す図である。図5(a)(b)において、符号31は、両端に大きな旋回端と小さい旋回端とを有する自由螺旋状の取り付け金具であり、その余の符号は図4に示す同じ部署・部材は同じ符号で示し、その説明は省略する。すなわち、前記無線ICタグ29が前記上下のプレート22,23間に収納されたら、前記取付金具31を前記取付金具用開口28a及び前記無線ICタグ29の中心開口30の間を串刺しにして挿通して、前記無線ICタグ29が外に飛び出ないようにする。
図6は、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21を前記取付金具31を使用して溶融亜鉛めっきの被処理パイプに取り付ける概略を示す図であり、図6において、32は、管一品被処理パイプのフランジ(図6においては、被処理パイプフランジカットモデルを用いた)、33は、同フランジ32の開口するボルト穴であり、その余の符号は、図4(a)(b)及び図5(a)(b)で示した同じ部材は同じ符号で示した。
図6から明らかなように、前記取付金具31は、本実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1で使用した取付金具10と同様の両端部に大きい旋回端と小さい旋回端を有するひねりが入った螺旋状であり、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21を前記フランジ32取り付ける際には、大きい旋回端から先に前記無線ICタグ29をセットした本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21を通し、その後に前記ボルト穴33に通せば、保護ケース21が溶融亜鉛めっき工程の途中で外れることがない。
図4−図6から明らかなように、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース21は、中心域に開口30を有する無線ICタグ29が、上下のプレート22、23の取付金具用開口28aとの間で、取付金具31で串刺しにされているので、溶融亜鉛めっき作業工程途中で抜け落ちることのなく、被処理パイプのフランジ32に取り付けられる構造であるため、溶融亜鉛めっき作業工程で薬液槽やめっき槽に浸け込んだ際にも、当該保護ケース21内の空気がスムーズに抜け、この結果、高温により内部の空気が膨張して爆発する等の従来のこの種のケースで生じていた危険等を避けることができる。さらに、上記の各槽から取り出すときにも、保護ケース21内に薬液及びめっきが残りにくいので、保護ケース21自体が長持ちし、さらには、無線ICタグ29本体と容易に分離できるのでメンテナンス性にも優れたものとなる。
なお、本実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース1においては、中心に開口30を有する円盤状の無線ICタグ29の使用を前提としたが、例えば、中心域に取付金具31が挿通し、保持できるものであれば、円盤状のものに限ることはなく、例えば、中心域に貫通口を有する球状の無線ICタグの保護ケースであってもよい。また、保護ケースの外形も馬蹄形サンドイッチ形状に限らず、角形(例えば、六角形、五角形 etc.)や、2枚の上下のプレートで挟むサンドイッチ構造ではなく、周囲壁に複数の開口を設け、又は、複数の丸棒で檻状に囲んだ形状で、内部に収納する貫通穴の開いた無線ICタグの貫通穴に取付金具31を相通。保持して、ケース内部の空気が容易に抜け、また、保護ケース21内に薬液及びめっきが残りにくい形状であれば、容易に変形が可能である。
本発明は、パイプの溶融亜鉛めっき処理及び塗装処理の際に管一品フランジ部へ取り付けて外部衝撃から保護する無線ICタグ用衝撃保護ケースに利用される。
1 実施例1に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース
2 上プレート
3 下プレート
4、5、6 支柱
4a、4b、5a、5b、6a、6b 支柱開口
4c、5c、6c 上プレート上の支柱溶接盛部
4d、5d、6d 下プレート上の支柱溶接盛部
6 支柱
7a、7b 取付金具用開口
8a、8b プレート突出部
9 無線ICタグ
10 取付金具
11 フランジ
12 ボルト穴
21 実施例2に係る無線ICタグ用耐衝撃保護ケース
22 馬蹄形上プレート
23 馬蹄形下プレート
24、25、26、27 支柱
24a、25a、26a、27a 支柱開口
24c、25c、26c、27c 支柱溶接盛部
24d、25d、26d、27d 支柱溶接盛部
28a タグ取付金具用開口
29 無線ICタグ
30 開口
31 取付金具
32 フランジ
33 ボルト穴
101 無線通信タグケース
102 金属ケース
102a 底部開口
102b 上部開口
102c 延長部
102d キーリング穴
102e 切り欠き部
103 無線ICタグ
103a 胴体
103b 中央上部先端
104 緩衝材
105 キーリング
106 上部緩衝材
107 蓋体
108 ネジ
109 ネジ穴
110 溝間隙
201 無線ICタグユニットケース
202 金属ケース
204 閉塞円盤
205 第一断熱材
206 第二断熱材
208 ネジ

Claims (3)

  1. 無線ICタグがその間に収納可能な上下のプレートと、
    上下プレート間に無線ICタグが抜け落ちない間隔で周囲に配置される複数の支柱と、
    無線ICタグを収納することができる上下プレート間の収納口と、
    収納口からの無線ICタグの抜け落ちを閉塞する上下プレートの同位置に配設される取付金具用開口と
    を有することを特徴とする無線ICタグ用耐衝撃保護ケース。
  2. 中心域に開口を有する無線ICタグがその間に収納可能な上下のプレートと、
    前記無線ICタグの開口と取付金具で串刺し可能の上下プレートの取付金具用開口と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の無線ICタグ用耐衝撃保護ケース。
  3. 無線ICタグの周囲に配設される複数の支柱とを有することを特徴とする請求項2に記載の無線ICタグ用耐衝撃保護ケース。
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