JP6630227B2 - バイナリ発電システム - Google Patents

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本発明は、バイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法に関する。
従来、低温廃熱から電力としてエネルギー回収するため、低沸点の作動媒体を用いたランキンサイクル装置が知られている。ランキンサイクル装置として、バイナリ発電装置が知られている。バイナリ発電装置の運転には、外部から供給される温水と冷却水が必要である。熱源である温水としては、温泉水が使用され得る。温泉水が使用される場合、熱交換を行う際に、温泉水に含まれる溶解成分が析出し、スケールが発生し得る。そのため、温泉水をバイナリ発電装置に直接流入させることは困難となる。
特許文献1には、スケールの付着量を低減することができるバイナリ発電装置が記載されている。この装置は、スケール生成成分を含有する温泉水等の熱水から蒸気を分離する気水分離器(蒸気分離部)を備えている。蒸気分離部で分離された蒸気によって加熱された熱水は貯湯槽に貯留され、貯湯槽内の熱水は循環させられる。循環流路に設けられた熱交換部において、作動媒体が蒸発し、バイナリ発電装置の発電部が駆動されることにより、発電が行われる。
特開2015−135063号公報
特許文献1に記載された装置のように、温泉水をバイナリ発電装置に直接流入させることなく、バイナリ発電装置の外部の熱交換器(間接熱交換器)を設置することで、バイナリ発電が可能である。しかしながら、気水分離器による熱利用は、現実的には難しい場合もあり、また熱量の効率面においても改善の余地がある。
温泉水を間接熱交換器に通し、温泉水を(気水分離することなく液体のまま)利用する場合、間接熱交換器にスケールが付着し得る。スケールが付着すると熱交換効率が低下し、その結果、発電量が低下し得る。そこで本発明者らは、温泉水を液体のまま利用する場合における、間接熱交換器にて発生するスケール対策を鋭意研究している。間接熱交換器におけるスケール洗浄を容易に行うことができるようにすることも考えられるが、温泉水に起因するスケールの付着が顕著な場合もあり、スケール洗浄を頻繁に行う必要が生じ得る。その結果、メンテナンスコストの増大が問題となる。
本発明は、間接熱交換器において温泉水等の溶解成分を含む流体を液体のまま利用する場合に、スケールの付着を低減することができるバイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法を提供する。
本発明の一態様に係るバイナリ発電システムは、熱源であって溶解成分を含む第1流体を流通させるための第1流体ラインと、第1流体よりも溶解成分の少ない又は溶解成分を含まない第2流体を流通させるための第2流体循環ラインと、第1流体ラインおよび第2流体循環ラインに設けられ、第1流体と第2流体との間で熱交換を行うための間接熱交換器と、第2流体循環ラインに接続され、第1流体から間接熱交換器および第2流体を介して熱を受け取り蒸発した作動媒体によって発電を行うバイナリ発電装置と、第1流体ラインの間接熱交換器よりも上流側に設けられ、第1流体を通過させることができるスケール除去装置と、を備える。
このバイナリ発電システムによれば、第1流体を熱源として、間接熱交換器および第2流体を介して、バイナリ発電装置の作動媒体が蒸発し、バイナリ発電装置において発電が行われる。第2流体循環ラインを循環する第2流体は、溶解成分が比較的少ないか、又は溶解成分を含まないので、バイナリ発電装置の蒸発器などにおけるスケールの析出は抑えられている。一方で第1流体は溶解成分を含んでいるため、たとえば間接熱交換器や配管内においてスケールが析出し得る。間接熱交換器よりも上流側に設けられたスケール除去装置によって、第1流体に起因するスケール(スケール源となる溶解成分)は除去され得る。これにより、間接熱交換器や配管内等におけるスケールの付着を低減することができる。その結果として、発電量の低下を防止することができ、さらには間接熱交換器におけるスケール洗浄の頻度を下げることができる。
いくつかの態様において、バイナリ発電システムは、第1流体ラインの間接熱交換器よりも上流側において第1流体ラインから分岐すると共にその分岐箇所よりも下流側で第1流体ラインに接続され、スケール除去装置が設けられたスケール除去ラインと、第1流体ラインまたはスケール除去ラインに設けられ、スケール除去装置を通過する第1流体とスケール除去装置をバイパスする第1流体との流量比を調整可能な自動弁と、スケール除去装置と間接熱交換器との間に設けられ、第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器によって検出された第1流体の圧力に基づいて自動弁を制御するコントローラと、を更に備える。
この構成によれば、コントローラによって、第1流体の圧力に基づいて自動弁が制御され、スケール除去装置を通過する第1流体とスケール除去装置をバイパスする第1流体との流量比が調整される。たとえば、第1流体の圧力が低いほど、スケール除去装置をバイパスする第1流体の比率を高めてもよい。また、第1流体の圧力が高まってきた場合には、スケール除去装置を通過する第1流体の比率を高めてもよい。このような制御により、最適なスケール除去制御が可能になる。
いくつかの態様において、バイナリ発電システムは、スケール除去装置と間接熱交換器との間において第1流体ラインから分岐すると共に第2流体循環ラインの間接熱交換器よりも下流側に接続され、間接熱交換器をバイパスするバイパスラインと、第1流体の流路を間接熱交換器とバイパスラインとに切替え可能な切替え弁と、スケール除去装置とバイパスラインの分岐箇所との間に設けられ、第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器によって検出された第1流体の圧力に基づいて切替え弁を制御するコントローラと、を更に備える。
この構成によれば、コントローラによって、第1流体の圧力に基づいて切替え弁が制御され、第1流体の流路が間接熱交換器とバイパスラインとに切り替えられる。たとえば、第1流体の圧力が所定値よりも低い場合には、第1流体の流路をバイパスラインに切り替え、第1流体が間接熱交換器を通らないようにし、間接熱交換器を用いた熱交換を実施しないようにしてもよい。この場合、第1流体は直接バイナリ発電装置に流入する。たとえば、スケール除去装置の効果が十分に発揮できてスケールの付着がほとんど見られない場合には、第1流体を直接バイナリ発電装置に供給することができる。第1流体を直接発電に利用することによって、発電量の向上が見込まれる。なお、第1流体の圧力が所定値よりも高い場合には、第1流体の流路を間接熱交換器に切り替えてもよい。これにより、バイナリ発電装置をスケールから保護することができる。このような制御により、システム全体としての発電効率を高めることができる。
いくつかの態様において、バイナリ発電システムは、第1流体ラインの間接熱交換器よりも上流側において第1流体ラインから分岐すると共にその分岐箇所よりも下流側で第1流体ラインに接続され、スケール除去装置が設けられたスケール除去ラインと、第1流体ラインまたはスケール除去ラインに設けられ、スケール除去装置を通過する第1流体とスケール除去装置をバイパスする第1流体との流量比を調整可能な自動弁と、スケール除去ラインの接続箇所と間接熱交換器との間において第1流体ラインから分岐すると共に第2流体循環ラインの間接熱交換器よりも下流側に接続され、間接熱交換器をバイパスするバイパスラインと、第1流体の流路を間接熱交換器とバイパスラインとに切替え可能な切替え弁と、スケール除去装置とバイパスラインの分岐箇所との間に設けられ、第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器によって検出された第1流体の圧力に基づいて、自動弁および切替え弁の少なくともいずれかを制御するコントローラと、を更に備える。
この構成によれば、コントローラによって、第1流体の圧力に基づいて自動弁が制御され、スケール除去装置を通過する第1流体とスケール除去装置をバイパスする第1流体との流量比が調整され得る。たとえば、第1流体の圧力が低いほど、スケール除去装置をバイパスする第1流体の比率を高めてもよい。また、第1流体の圧力が高まってきた場合には、スケール除去装置を通過する第1流体の比率を高めてもよい。さらには、コントローラによって、第1流体の圧力に基づいて切替え弁が制御され、第1流体の流路が間接熱交換器とバイパスラインとに切り替えられ得る。たとえば、第1流体の圧力が所定値よりも低い場合には、第1流体の流路をバイパスラインに切り替え、第1流体が間接熱交換器を通らないようにし、間接熱交換器を用いた熱交換を実施しないようにしてもよい。この場合、第1流体は直接バイナリ発電装置に流入する。たとえば、スケール除去装置の効果が十分に発揮できてスケールの付着がほとんど見られない場合には、第1流体を直接バイナリ発電装置に供給することができる。第1流体を直接発電に利用することによって、発電量の向上が見込まれる。なお、第1流体の圧力が所定値よりも高い場合には、第1流体の流路を間接熱交換器に切り替えてもよい。これにより、バイナリ発電装置をスケールから保護することができる。以上のような制御により、最適なスケール除去制御を可能としつつ、システム全体としての発電効率を高めることができる。
本発明のいくつかの態様によれば、間接熱交換器や配管内等におけるスケールの付着を低減することができる。
本発明の実施形態に係るバイナリ発電システムの概略構成を示す図である。 図1のバイナリ発電システムの第1の運転制御例を示す図である。 図1のバイナリ発電システムの第2の運転制御例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1を参照して、本実施形態に係るバイナリ発電システム1について説明する。図1に示されるように、バイナリ発電システム1は、温泉水(第1流体)を熱源として利用し、発電を行うシステムである。バイナリ発電システム1は、たとえば源泉井戸等の源泉が引かれる場所と、温泉地の給湯先との間に設置され得る。バイナリ発電システム1は、温泉利用としては比較的高温の源泉を利用する。バイナリ発電システム1において利用され得る温泉水の温度は、たとえば、70〜95℃程度である。温泉水を貯留するための源泉タンク(図示せず)が設けられてもよい。
温泉水は、溶解成分を含んでいる。温泉水が含み得る溶解成分は、たとえば、硬度成分であるマグネシウムイオン(Mg)やカルシウムイオン(Ca)、ケイ素イオン(Si)、または炭酸イオン(CO2−)等である。これらのうち、正イオンと負イオンとが結合すると、コロイド粒子が生成され得る。コロイド粒子は、配管や間接熱交換器3内の流路の壁面に付着すると、徐々にスケール状となり、壁面にスケール(無機塩類化合物)が析出・付着し得る。このように、溶解成分は、スケールの発生要因となり得る。バイナリ発電システム1は、コントローラ10(詳しくは後述される)の制御により、このようなスケールの析出・付着を最小限に抑えることができるようになっている。
バイナリ発電システム1は、温泉水との熱交換によりバイナリ発電装置4の熱源である温水(第2流体)を加熱するための1台の間接熱交換器3と、温水により加熱され蒸発した作動媒体によって発電を行う1台のバイナリ発電装置4と、作動媒体を冷却して凝縮させるための1台の冷却塔(冷却装置)7と、バイナリ発電によって熱利用された後の温泉水を貯留する貯湯槽8とを備えている。なお、これらの間接熱交換器3、バイナリ発電装置4、および冷却塔7の少なくとも1つが、複数台であってもよい。間接熱交換器3は、バイナリ発電装置4の外部の熱交換器であることを意味し、温泉水と、作動媒体ではない他の熱媒体(本実施形態では温水)との熱交換を行う。
バイナリ発電装置4における直接の熱源となる温水は、上記した温泉水よりも低い濃度の溶解成分を含む。すなわち、温水の溶解成分は、温泉水の溶解成分よりも少ない。温水として、水道水が用いられてもよい。温水は、溶解成分をほとんど含まないか、まったく含んでいなくてもよい。
バイナリ発電システム1は、温泉水を流通させるための温泉水ライン(第1流体ライン)L1と、温水を流通させるための温水循環ライン(第2流体循環ライン)L3と、を備えている。間接熱交換器3は、温泉水ラインL1および温水循環ラインL3に設けられている。温泉水ラインL1は、温泉水を間接熱交換器3に供給するための温泉水供給ラインL1aと、間接熱交換器3で熱利用された後の温泉水を貯湯槽8に戻す温泉水戻りラインL1bとを有する。源泉井戸および間接熱交換器3は、温泉水供給ラインL1aによって接続されている。間接熱交換器3および貯湯槽8は、温泉水戻りラインL1bによって接続されている。なお、「ライン」は、内部を流体が流れる配管を意味する。
温泉水供給ラインL1aには、温泉水の供給流量を検出する第1流量検出器21が設けられている。温泉水供給ラインL1aには、温泉水の圧力を検出する第1圧力検出器41が設けられている。第1流量検出器21は、温泉水の供給流量を検出し、検出した供給流量をコントローラ10に発信する。第1圧力検出器41は、供給される温泉水の圧力を検出し、検出した圧力をコントローラ10に発信する。温泉水供給ラインL1aには、温泉水を間接熱交換器3に供給する供給ポンプや、温泉水の入口温度を検出する入口温度計(いずれも図示せず)が設けられてもよい。
温泉水供給ラインL1aおよび温泉水戻りラインL1bは、間接熱交換器3内の熱交換部13に接続されている。熱交換部13の上流端には、温泉水供給ラインL1aが接続され、熱交換部13の下流端には、温泉水戻りラインL1bが接続されている。温泉水戻りラインL1bには、間接熱交換器3の下流側における温泉水の圧力を検出する第2圧力検出器42が設けられている。第2圧力検出器42は、温泉水の圧力を検出し、検出した圧力をコントローラ10に発信する。温泉水戻りラインL1bには、温泉水の出口温度を検出する出口温度計や、温泉水の戻り流量を検出する出口流量計(いずれも図示せず)が設けられてもよい。
温水循環ラインL3は、温水をバイナリ発電装置4に供給するための温水供給ラインL3aと、温水を間接熱交換器3に戻すための温水戻りラインL3bとを有する。間接熱交換器3およびバイナリ発電装置4は、温水供給ラインL3aおよび温水戻りラインL3bによって接続されている。温水戻りラインL3bには、間接熱交換器3とバイナリ発電装置4との間で温水を循環させる温水循環ポンプ12が設けられている。
間接熱交換器3は、たとえば、向流式の熱交換器である。温水供給ラインL3aおよび温水戻りラインL3bは、間接熱交換器3内の熱交換部14に接続されている。熱交換部14の下流端には、温水供給ラインL3aが接続され、熱交換部14の上流端には、温水戻りラインL3bが接続されている。なお、間接熱交換器3は、並流式の熱交換器であってもよい。間接熱交換器3では、温泉水と温水との間で熱交換が行われ、この熱交換によって加熱された温水は、バイナリ発電装置4の蒸発器において作動媒体を蒸発させる。
バイナリ発電装置4は、温泉水を熱源として発電を行うことができるように構成されている。バイナリ発電装置4は、たとえば5〜20kW程度の出力で発電可能な小型の発電装置である。バイナリ発電装置4は、たとえばオーガニックランキンサイクル(Organic Rankine Cycle;ORC)が採用された装置である。バイナリ発電装置4は、加熱され蒸発した作動媒体により回転させられるタービンと発電機とを備えており、タービンの回転により発電を行う。バイナリ発電装置4に用いられる作動媒体は、たとえば不活性ガスである。バイナリ発電装置4は、屋外カバーとしての筐体6内に収容されている。なお、図示は省略されているが、バイナリ発電装置4には、蒸発器、凝縮器、AC−DCコンバータ、系統連係コンバータ、および、絶縁トランス等の付属機器が接続される。
バイナリ発電装置4には、冷却水循環ラインL4を介して、冷却塔7が接続されている。冷却塔7で冷却された冷却水は、バイナリ発電装置4の凝縮器において作動媒体を凝縮させる。冷却水循環ラインL4には、冷却水を循環させる冷却水ポンプ16が設けられる。冷却塔7には、冷却風を発生させて冷却塔7内に送るための冷却ファン17が取り付けられている。冷却塔7には、補給水ラインL7aと排水ラインL7bとが接続されている。補給水ラインL7aを通じて、冷却塔7に補給水が供給される。排水ラインL7bを通じて、冷却塔7からドレン水やオーバーフロー水が排出される。
バイナリ発電システム1は、温泉水ラインL1の配管や間接熱交換器3内の流路(すなわち熱交換部13)の壁面におけるスケールの析出・付着を抑えるためのスケール除去装置20を備えている。スケール除去装置20は、間接熱交換器3よりも上流側において、温泉水供給ラインL1aに設けられている。スケール除去装置20は、温泉水をスケール除去装置20に通過させることができるように設けられている。
より詳細には、温泉水供給ラインL1aには、スケール除去ラインL2が設けられており、このスケール除去ラインL2に、スケール除去装置20が設けられている。スケール除去ラインL2は、温泉水供給ラインL1aの間接熱交換器3よりも上流側において、温泉水供給ラインL1aから分岐している。スケール除去ラインL2は、その分岐箇所よりも下流側で温泉水供給ラインL1aに接続されている。言い換えれば、スケール除去ラインL2の一端(上流端)と、スケール除去ラインL2の他端(下流端)とは、温泉水供給ラインL1aに接続されている。
スケール除去装置20の型式は特に限定されない。スケール除去装置20は、たとえば、カチオン帯電現象を利用した活水器であってもよい。この場合、スケール除去装置20は、活水器本体、ストレーナ、および弁類等を含む。活水器に通水された温泉水に含まれるコロイド粒子(上述のとおり、硬度成分、ケイ素イオン、または炭酸イオン等からなる)は、カチオン水によって被われる。カチオン水によって被われたコロイド粒子は、互いに反発するため、スケール状にならない。また、配管や間接熱交換器3内の流路の壁面にも、カチオン被膜が形成される。これらの作用により、コロイド粒子が壁面に滞留しにくくなっており、スケールの発生が抑えられている。コロイド粒子は、スケールを形成しないまま、下流へと流れることになる。スケール除去装置20は、電源などの動力源を必要としない。スケール除去装置は、上記した活水器に限られない。
温泉水供給ラインL1aのうち、スケール除去ラインL2の分岐箇所と、その下流側にあるスケール除去ラインL2の合流箇所との間の部分は、スケール除去装置20をバイパスさせるスケール除去バイパスラインL1cになっている。
このスケール除去バイパスラインL1cには、第1自動弁31が設けられている。第1自動弁31の型式は特に限定されないが、たとえば、第1自動弁31としてバタフライ弁が採用され得る。第1自動弁31は、温泉水供給ラインL1aおよびスケール除去ラインL2における流量調整が可能なものであれば、どのような型式であってもよい。第1自動弁31は、たとえば電動または空気作動式のアクチュエータを含んでいる。第1自動弁31は、コントローラ10によって制御されて、その弁体の開度が調整される。第1自動弁31は、スケール除去装置20を通過する温泉水と、スケール除去装置20を通過せずバイパスする温泉水との流量比を調整可能である。
スケール除去ラインL2には、スケール除去装置20の下流側において、スケール除去装置20を通過した温泉水の流量を検出する第2流量検出器22が設けられている。第2流量検出器22は、スケール除去装置20に対する温泉水の通過流量を検出し、検出した通過流量をコントローラ10に発信する。
上記した第1流量検出器21は、スケール除去ラインL2の分岐箇所よりも上流側に設けられている。上記した第1圧力検出器41は、スケール除去ラインL2の合流箇所よりも下流側に設けられている。
バイナリ発電システム1は、温泉水および温水に対し、間接熱交換器3をバイパスさせるための供給側バイパスラインL8aを備えている。供給側バイパスラインL8aは、スケール除去ラインL2の合流箇所(接続箇所)と間接熱交換器3との間において温泉水供給ラインL1aから分岐している。供給側バイパスラインL8aは、温水供給ラインL3a(すなわち間接熱交換器3よりも下流側)に接続されている。言い換えれば、供給側バイパスラインL8aの一端(上流端)は温泉水供給ラインL1aに接続され、供給側バイパスラインL8aの他端(下流端)は温水供給ラインL3aに接続されている。
供給側バイパスラインL8aの温泉水供給ラインL1aからの分岐箇所には、第2自動弁32が設けられている。供給側バイパスラインL8aの温水供給ラインL3aへの合流箇所には、第3自動弁33が設けられている。第2自動弁32および第3自動弁33は、それぞれ、たとえば三方自動弁である。第2自動弁32および第3自動弁33は、たとえば電動または空気作動式のアクチュエータを含んでいる。第2自動弁32および第3自動弁33は、コントローラ10によって制御されて、各弁体が移動することで流路が切り替えられる。第2自動弁32および第3自動弁33は、温泉水の供給流路を、間接熱交換器3と供給側バイパスラインL8aとに切替え可能である。
上記した第1圧力検出器41は、スケール除去ラインL2の合流箇所と、供給側バイパスラインL8aの分岐箇所との間に設けられている。
バイナリ発電システム1は、バイナリ発電装置4における熱利用を終えた温泉水および温水に対しても、間接熱交換器3をバイパスさせるための戻り側バイパスラインL8bを備えている。戻り側バイパスラインL8bは、温水戻りラインL3b(すなわち間接熱交換器3よりも上流側)から分岐している。戻り側バイパスラインL8bは、温泉水戻りラインL1bに接続されている。言い換えれば、戻り側バイパスラインL8bの一端(上流端)は温水戻りラインL3bに接続され、戻り側バイパスラインL8bの他端(下流端)は温泉水戻りラインL1bに接続されている。
戻り側バイパスラインL8bの温水戻りラインL3bからの分岐箇所には、第5自動弁35が設けられている。戻り側バイパスラインL8bの温泉水戻りラインL1bへの合流箇所には、第4自動弁34が設けられている。第5自動弁35および第4自動弁34は、それぞれ、たとえば三方自動弁である。第5自動弁35および第4自動弁34は、たとえば電動または空気作動式のアクチュエータを含んでいる。第5自動弁35および第4自動弁34は、コントローラ10によって制御されて、各弁体が移動することで流路が切り替えられる。第5自動弁35および第4自動弁34は、温泉水の戻り流路を、間接熱交換器3と供給側バイパスラインL8aとに切替え可能である。
上記した第2圧力検出器42は、戻り側バイパスラインL8bの合流箇所よりも下流側に設けられている。
このように、供給側バイパスラインL8aおよび戻り側バイパスラインL8bが設けられたバイナリ発電システム1は、温泉水と温水とが混合され得る構成になっている。
バイナリ発電システム1は、上述の弁類を制御するコントローラ10を備えている。コントローラ10は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、から構成されたコンピュータである。バイナリ発電システム1は、第1流量検出器21、第2流量検出器22、第1圧力検出器41、および第2圧力検出器42のそれぞれと通信可能であり、これらの検出器から発信(出力)される流量または圧力を示す信号を受信(入力)する。また、コントローラ10は、第1自動弁31、第2自動弁32、第3自動弁33、第4自動弁34、および第5自動弁35をそれぞれ制御可能に構成されている。
続いて、バイナリ発電システム1におけるバイナリ発電方法について説明する。泉源井戸より、温泉水供給ラインL1aを通じて、比較的高温の温泉水が供給される。たとえば、運転が始まって初期の期間では、コントローラ10は、第1自動弁31の開度を調整し、スケール除去装置20を通過する温泉水と、スケール除去装置20を通過せずバイパスする温泉水との流量比を、たとえば10:0〜5:5程度とする。この際、コントローラ10は、第1流量検出器21および第2流量検出器22によって検出される流量を監視し、フィードバック制御等を行ってもよい。また、コントローラ10は、第2自動弁32〜第5自動弁35の弁体を制御し、温泉水が間接熱交換器3を流れるようにする。コントローラ10は、第1圧力検出器41および第2圧力検出器42によって検出される圧力を常時監視する。
温泉水を温泉水ラインL1に流通させ、温水を温水循環ラインL3に流通させ、間接熱交換器3によって、温泉水と温水との間で熱交換を行うことにより、温泉水から間接熱交換器3および温水を介して作動媒体に熱を伝達し、作動媒体を蒸発させる。そして、蒸発した作動媒体により、タービンを回転させ、その回転により、発電機で発電を行う。
ここで、コントローラ10は、たとえば、第1圧力検出器41によって検出される温泉水の圧力が第1閾値よりも低い場合、図2に示されるように、スケール除去装置20をバイパスする温泉水の比率を高める。なお、図2では、温泉水の流れが太い実線で示されている。また、第1圧力検出器41によって検出される温泉水の圧力が第1閾値よりも高い場合には、スケール除去装置20を通過する温泉水の比率を高める。このような制御により、最適なスケール除去制御が可能になる。なお、第1閾値は、予め定められた圧力範囲でもよいし、予め定められた一点の圧力値であってもよい。
さらに、コントローラ10は、たとえば、第1圧力検出器41によって検出される温泉水の圧力が第2閾値よりも低い場合には、図3に示されるように、温泉水の流路をバイパスラインに切り替え、温泉水が間接熱交換器3を通らないようにし、間接熱交換器3を用いた熱交換を実施しないようにしてもよい。なお、図3では、温泉水の流れが太い実線で示されている。この場合、温泉水は、温水と混合されて、直接バイナリ発電装置4に流入する。たとえば、スケール除去装置20の効果が十分に発揮できてスケールの付着がほとんど見られない場合には、温泉水を直接バイナリ発電装置4に供給することができる。温泉水を直接発電に利用することによって、バイナリ発電システム1全体としての熱交換効率が高められ、発電量の向上が見込まれる。
第1圧力検出器41によって検出される温泉水の圧力が第2閾値よりも高い場合には、温泉水の流路を間接熱交換器3に切り替えてもよい。これにより、温泉水がバイナリ発電装置4に直接供給されることを中止し、バイナリ発電装置4をスケールから保護することができる。このような制御により、システム全体としての発電効率を高めることができる。なお、第2閾値は、予め定められた圧力範囲でもよいし、予め定められた一点の圧力値であってもよい。
スケール除去装置20をバイパス制御するための第1閾値と、間接熱交換器3をバイパス制御するための第2閾値とは、異なってもよいし、同じであってもよい。第1閾値および第2閾値が圧力範囲である場合、各範囲が重複してもよいし、重複しなくてもよい。
なお、コントローラ10は、第1圧力検出器41によって検出される圧力のみならず、第1圧力検出器41によって検出される圧力と、第2圧力検出器42によって検出される圧力との差を演算し、その圧力差に基づいて上記の各制御を行ってもよい。
以上説明したバイナリ発電システム1およびバイナリ発電方法によれば、温泉水を熱源として、間接熱交換器3および温水を介して、バイナリ発電装置4の作動媒体が蒸発し、バイナリ発電装置4において発電が行われる。温水循環ラインL3を循環する温水は、溶解成分が比較的少ないか、又は溶解成分を含まないので、バイナリ発電装置4の蒸発器などにおけるスケールの析出は抑えられている。一方で温泉水は溶解成分を含んでいるため、たとえば間接熱交換器3や温泉水供給ラインL1a等の配管内においてスケールが析出し得る。間接熱交換器3よりも上流側に設けられたスケール除去装置20によって、温泉水に起因するスケールは除去され得る。これにより、間接熱交換器3の熱交換部13や配管内等におけるスケールの付着を低減することができる。その結果として、発電量の低下を防止することができ、さらには間接熱交換器3におけるスケール洗浄の頻度を下げることができる。しかも、スケール除去装置20は専用の動力を必要としないので、発電量を変化させることなく、スケール対策が実現されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。
たとえば、上記実施形態では、スケール除去装置20のバイパス制御と、間接熱交換器3のバイパス制御とを両方実施したが、コントローラ10は、いずれか一方の制御のみを実施してもよい。
コントローラ10がスケール除去装置20のバイパス制御のみを実施する場合には、供給側バイパスラインL8aおよび戻り側バイパスラインL8bが省略されると共に、第2自動弁32〜第5自動弁35が省略されてもよい。
コントローラ10が間接熱交換器3のバイパス制御のみを実施する場合には、スケール除去ラインL2が省略されると共に、第1自動弁31が省略されてもよい。その場合、スケール除去装置20は、供給側バイパスラインL8a上に設けられ、常に温泉水の全量がスケール除去装置20を通過してもよい。
コントローラ10が間接熱交換器3のバイパス制御を実施する場合に、戻り側バイパスラインL8bが省略されてもよい。戻り側バイパスラインL8bに代えて、貯湯槽8以外の場所に温水を送る(または排出する)ラインが設けられてもよい。
スケール除去装置20の通過流量を調整するための自動弁は、上記した第1自動弁31に限られない。スケール除去ラインL2に流量調整用の自動弁が設けられてもよい。間接熱交換器3をバイパスさせるための自動弁は、上記した第2自動弁32〜第5自動弁35に限られない。各分岐箇所、各合流箇所において、三方弁ではなく、複数の二方弁が設けられてもよい。
さらには、スケール除去装置20のバイパス制御と、間接熱交換器3のバイパス制御との両方を実施しなくてもよい。その場合、上述したコントローラ10による各制御が省略されてもよい。その場合でも、上記したスケール除去装置20によるスケールの付着低減効果が得られる。
1 バイナリ発電システム
3 間接熱交換器
4 バイナリ発電装置
7 冷却塔
10 コントローラ
12 温水循環ポンプ
16 冷却水ポンプ
20 スケール除去装置
21 第1流量検出器
22 第2流量検出器
31 第1自動弁(自動弁)
32 第2自動弁
33 第3自動弁
34 第4自動弁
35 第5自動弁
41 第1圧力検出器(圧力検出器)
42 第2圧力検出器
L1 温泉水ライン(第1流体ライン)
L1a 温泉水供給ライン
L1b 温泉水戻りライン
L1c スケール除去バイパスライン
L2 スケール除去ライン
L3 温水循環ライン(第2流体循環ライン)
L3a 温水供給ライン
L3b 温水戻りライン
L4 冷却水循環ライン
L7a 補給水ライン
L7b 排水ライン
L8a 供給側バイパスライン(バイパスライン)
L8b 戻り側バイパスライン

Claims (3)

  1. 熱源であって溶解成分を含む第1流体を流通させるための第1流体ラインと、
    前記第1流体よりも前記溶解成分の少ない又は前記溶解成分を含まない第2流体を流通させるための第2流体循環ラインと、
    前記第1流体ラインおよび前記第2流体循環ラインに設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行うための間接熱交換器と、
    前記第2流体循環ラインに接続され、前記第1流体から前記間接熱交換器および前記第2流体を介して熱を受け取り蒸発した作動媒体によって発電を行うバイナリ発電装置と、
    前記第1流体ラインの前記間接熱交換器よりも上流側に設けられ、前記第1流体を通過させることができるスケール除去装置と
    前記第1流体ラインの前記間接熱交換器よりも上流側において前記第1流体ラインから分岐すると共にその分岐箇所よりも下流側で前記第1流体ラインに接続され、前記スケール除去装置が設けられたスケール除去ラインと、
    前記第1流体ラインまたは前記スケール除去ラインに設けられ、前記スケール除去装置を通過する前記第1流体と前記スケール除去装置をバイパスする前記第1流体との流量比を調整可能な自動弁と、
    前記スケール除去装置と前記間接熱交換器との間に設けられ、前記第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、
    前記圧力検出器によって検出された前記第1流体の圧力に基づいて前記自動弁を制御するコントローラと、を備える、バイナリ発電システム。
  2. 熱源であって溶解成分を含む第1流体を流通させるための第1流体ラインと、
    前記第1流体よりも前記溶解成分の少ない又は前記溶解成分を含まない第2流体を流通させるための第2流体循環ラインと、
    前記第1流体ラインおよび前記第2流体循環ラインに設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行うための間接熱交換器と、
    前記第2流体循環ラインに接続され、前記第1流体から前記間接熱交換器および前記第2流体を介して熱を受け取り蒸発した作動媒体によって発電を行うバイナリ発電装置と、
    前記第1流体ラインの前記間接熱交換器よりも上流側に設けられ、前記第1流体を通過させることができるスケール除去装置と、
    前記スケール除去装置と前記間接熱交換器との間において前記第1流体ラインから分岐すると共に前記第2流体循環ラインの前記間接熱交換器よりも下流側に接続され、前記間接熱交換器をバイパスするバイパスラインと、
    前記第1流体の流路を前記間接熱交換器と前記バイパスラインとに切替え可能な切替え弁と、
    前記スケール除去装置と前記バイパスラインの分岐箇所との間に設けられ、前記第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、
    前記圧力検出器によって検出された前記第1流体の圧力に基づいて前記切替え弁を制御するコントローラと、を備える、バイナリ発電システム。
  3. 熱源であって溶解成分を含む第1流体を流通させるための第1流体ラインと、
    前記第1流体よりも前記溶解成分の少ない又は前記溶解成分を含まない第2流体を流通させるための第2流体循環ラインと、
    前記第1流体ラインおよび前記第2流体循環ラインに設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行うための間接熱交換器と、
    前記第2流体循環ラインに接続され、前記第1流体から前記間接熱交換器および前記第2流体を介して熱を受け取り蒸発した作動媒体によって発電を行うバイナリ発電装置と、
    前記第1流体ラインの前記間接熱交換器よりも上流側に設けられ、前記第1流体を通過させることができるスケール除去装置と、
    前記第1流体ラインの前記間接熱交換器よりも上流側において前記第1流体ラインから分岐すると共にその分岐箇所よりも下流側で前記第1流体ラインに接続され、前記スケール除去装置が設けられたスケール除去ラインと、
    前記第1流体ラインまたは前記スケール除去ラインに設けられ、前記スケール除去装置を通過する前記第1流体と前記スケール除去装置をバイパスする前記第1流体との流量比を調整可能な自動弁と、
    前記スケール除去ラインの接続箇所と前記間接熱交換器との間において前記第1流体ラインから分岐すると共に前記第2流体循環ラインの前記間接熱交換器よりも下流側に接続され、前記間接熱交換器をバイパスするバイパスラインと、
    前記第1流体の流路を前記間接熱交換器と前記バイパスラインとに切替え可能な切替え弁と、
    前記スケール除去装置と前記バイパスラインの分岐箇所との間に設けられ、前記第1流体の圧力を検出する圧力検出器と、
    前記圧力検出器によって検出された前記第1流体の圧力に基づいて、前記自動弁および前記切替え弁の少なくともいずれかを制御するコントローラと、を備える、バイナリ発電システム。
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