JP6630051B2 - ワイヤハーネス、及び、分岐構造 - Google Patents

ワイヤハーネス、及び、分岐構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6630051B2
JP6630051B2 JP2015054275A JP2015054275A JP6630051B2 JP 6630051 B2 JP6630051 B2 JP 6630051B2 JP 2015054275 A JP2015054275 A JP 2015054275A JP 2015054275 A JP2015054275 A JP 2015054275A JP 6630051 B2 JP6630051 B2 JP 6630051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
housing
circuit board
fitted
connectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015054275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016173963A (ja
Inventor
雄幸 濱口
雄幸 濱口
鈴木 康仁
康仁 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015054275A priority Critical patent/JP6630051B2/ja
Publication of JP2016173963A publication Critical patent/JP2016173963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6630051B2 publication Critical patent/JP6630051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、ワイヤハーネス、及び、分岐構造に関する。
分岐構造が適用される従来のワイヤハーネスとして、例えば、特許文献1には、電装品単位の内部回路を備える複数のジャンクションボックスと、これらジャンクションボックス間に配線する幹線と、ジャンクションボックスと電装品間に配線する支線を夫々別個に設けた車両用ワイヤハーネスが開示されている。そして、上記ジャンクションボックスの内部回路は、すべての電源・信号の分配を行う分岐回路と他のジャンクションボックスの内部回路同士および他のジャンクションボックスの内部回路と電装品の接続を行うスルー回路を備え、かつ、上記幹線および支線を構成する電線群の各電線は、分岐させずにすべて単線して、これら幹線および支線は、電線群の端末に夫々コネクタを取り付けておき、ジャンクションボックスとすべてコネクタ接続する。
特開平08−251755号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の車両用ワイヤハーネスは、例えば、製造効率向上のため、ジャンクションボックスとコネクタとのコネクタ接続の構造等の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、製造効率を向上することができるワイヤハーネス、及び、分岐構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、複数の回路を構成する複数の線状導体の端末にコネクタが設けられた複数のサブハーネスと、前記複数のサブハーネスの複数の前記コネクタが嵌合するハウジング、及び、前記ハウジングに保持され、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコネクタが接続されると共に前記サブハーネスの前記複数の回路を分岐させ他の前記サブハーネスの回路に接続する分岐回路板を有する分岐構造とを備え、前記複数のコネクタは、すべて共通の形状であることを特徴とする。
また、上記ワイヤハーネスでは、前記ハウジングは、前記複数のコネクタが同じ向きで嵌合されるものとすることができる。
また、上記ワイヤハーネスでは、前記ハウジングは、前記複数のコネクタの少なくとも一部が互いに対向する向きで嵌合されるものとすることができる。
また、上記ワイヤハーネスでは、前記ハウジングは、前記複数のコネクタの少なくとも一部が互いに交差する向きで嵌合されるものとすることができる。
また、上記ワイヤハーネスでは、前記ハウジングは、複数設けられ、それぞれ相互に係合される係合部を有するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る分岐構造は、複数の回路を構成する複数の線状導体の端末にコネクタが設けられた複数のサブハーネスの複数の前記コネクタが嵌合するハウジングと、前記ハウジングに保持され、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコネクタが接続されると共に前記サブハーネスの前記複数の回路を分岐させ他の前記サブハーネスの回路に接続する分岐回路板とを備え、前記ハウジングは、すべて共通の形状の前記複数のコネクタが嵌合されることを特徴とする。
本発明に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、ハウジングに保持された分岐回路板によって、サブハーネスの複数の回路を分岐させ他のサブハーネスの回路に接続することができる。そして、ワイヤハーネス、及び、分岐構造は、ハウジングに嵌合され分岐回路板に接続される複数のサブハーネスの複数のコネクタがすべて共通の形状で構成されるので、分岐部分を分岐構造に集約しワイヤハーネスの形体を簡略化した上で、組み立て時の作業性の向上や構成部品の汎用性の向上等を図ることができる。この結果、ワイヤハーネス、及び、分岐構造は、製造効率を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るワイヤハーネスの概略構成を比較例と比較して説明する模式図である。 図2は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐側コネクタの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。 図4は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。 図5は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。 図7は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。 図8は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す模式的な側面図である。 図9は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。 図10は、変形例に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す斜視図である。 図11は、変形例に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す斜視図である。 図12は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。 図13は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。 図14は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。 図15は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の一方の分割体の概略構成を表す斜視図である。 図16は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の他方の分割体の概略構成を表す斜視図である。 図17は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るワイヤハーネスの概略構成を比較例と比較して説明する模式図である。図2は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐側コネクタの概略構成を表す分解斜視図である。図3は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。図4は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。図5は、実施形態1に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。なお、図4、図5は、わかり易くするために金属端子、線状導体の図示を省略している。
図1中、向かって下側に図示した本実施形態に係るワイヤハーネス1は、例えば、自動車等に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられるものである。そして、本実施形態のワイヤハーネス1は、分岐を有さない線状導体2によって構成される導体群3の両端に一対のコネクタ4が設けられることでユニット化された複数のサブハーネス10を構成し、当該複数のサブハーネス10を分岐構造20を介して電気的に接続して全体が構成される。図1中、向かって上側に図示した比較例に係るワイヤハーネス1Aは、複数のコネクタ2A間に縦横無尽に複数の線状導体3Aが渡されるものであり、このため、当該複数の線状導体3Aの取り回しや取りまとめが煩雑となるおそれがある。これに対して、本実施形態のワイヤハーネス1は、上記のように分岐を有さないようにユニット化された複数のサブハーネス10を分岐構造20で相互に接続して全体を構成することで、製造効率の向上を図ったものである。そしてさらに、本実施形態のワイヤハーネス1は、サブハーネス10を構成する一対のコネクタ4のうち分岐構造20に接続されるコネクタ4の形状をすべて共通とすることで、更なる製造効率の向上を図ったものである。
なお、図1では、分岐構造20に接続されるコネクタ4の数は、あくまでも一例を例示しただけであり、これに限られない。また、以下の説明では、サブハーネス10を構成する一対のコネクタ4のうち、分岐構造20に接続されるコネクタ4を特に区別していう場合、当該分岐構造20に接続される側のコネクタ4を分岐側コネクタ30という場合がある。サブハーネス10を構成する一対のコネクタ4のうち分岐側コネクタ30以外のコネクタ4は、接続される機器等に応じた形状とされればよい。ワイヤハーネス1を構成する各サブハーネス10は、少なくとも1つの分岐側コネクタ30を備えていればよく、すなわち、一対のコネクタ4のうち一方だけが分岐側コネクタ30であるものも存在するし、一対の分岐構造20に渡って配設されるもののように一対のコネクタ4の両方が分岐側コネクタ30であるものも存在する。
具体的には、図1に示すように、ワイヤハーネス1は、複数のサブハーネス10と、当該複数のサブハーネス10を接続する分岐構造20とを備える。ここでは、サブハーネス10は、7つ設けられると共に、分岐構造20も2つ設けられる。ワイヤハーネス1は、7つのサブハーネス10と2つの分岐構造20とによって全体が構成され、7つのサブハーネス10によって幹線、及び、支線が構成される。
サブハーネス10は、複数の回路を構成する複数の線状導体2と、線状導体2の端末に設けられた一対のコネクタ4とを含んで構成される。線状導体2は、分岐を有さない導体によって構成される。線状導体2は、例えば、複数の導電性の素線を束ねたり撚り合せたりして構成される芯線に絶縁被覆を施した電線、導電性の棒部材に絶縁被覆を施した金属棒等によって構成される。線状導体2は、各サブハーネス10において複数が束ねられることで導体群3を構成する。導体群3は、例えば、コルゲートチューブ、グロメット、プロテクタ、固定具等の外装品が組み付けられてもよい。各線状導体2は、ワイヤハーネス1における複数の回路の一部を構成する。コネクタ4は、導体群3の両端末、つまり、複数の線状導体2の両端末に一対で設けられる。サブハーネス10は、線状導体2によって構成される導体群3の両端に一対のコネクタ4が設けられることでユニット化され、接続対象物間を1対1で接続する。コネクタ4は、サブハーネス10を構成する各線状導体2を、接続相手と電気的に接続するためのものである。コネクタ4によって接続される接続相手としては、分岐構造20が含まれており、ここでは、コネクタ4は、当該分岐構造20と接続するものが上述の分岐側コネクタ30として構成される。
分岐側コネクタ30は、各サブハーネス10の相互においてすべて共通の形状、及び、材料によって構成される。分岐側コネクタ30は、図2に示すように、コネクタハウジング31とスペーサ32とを含んで構成され、全体が絶縁性の合成樹脂材等によって構成される。
コネクタハウジング31は、各線状導体2の端末に設けられる導電性の金属端子2aが挿入されこれを保持するものである。コネクタハウジング31は、略直方体形状に形成される。コネクタハウジング31は、端子挿入孔31aと、嵌合凹部31bと、係止アーム部31cとを含んで構成される。
端子挿入孔31aは、コネクタハウジング31の長辺方向(分岐側コネクタ30における第1の方向)の一方の端面から長辺方向に沿って形成される端子挿入用の空間部である。当該端子挿入孔31aは、金属端子2aを保持するキャビティと呼ばれることもある。端子挿入孔31aは、接続される線状導体2の数に応じて複数、ここでは4つが形成されている。4つの端子挿入孔31aは、長辺方向と直交する短辺方向(分岐側コネクタ30における第2の方向)に沿って2つ並ぶと共に、長辺方向、及び、短辺方向と直交する高さ方向(分岐側コネクタ30における第3の方向)に2つ並ぶようにして形成される。ここでは、端子挿入孔31aは、高さ方向に対向する2つが高さ方向に沿って連通している。各端子挿入孔31aは、それぞれ金属端子2aが長辺方向に沿って1つずつ挿入される。各端子挿入孔31aは、コネクタハウジング31の長辺方向の一方の端面側の開口から金属端子2aが挿入される。コネクタハウジング31は、スペーサ32を嵌合するための不図示の嵌合孔を有しており、各金属端子2aが各端子挿入孔31aの所定の位置まで挿入された状態で、スペーサ32が当該嵌合孔に嵌合することで、スペーサ32によって当該金属端子2aを各端子挿入孔31a内に係止しこれを保持する。
嵌合凹部31bは、コネクタハウジング31の長辺方向の他方の端面に形成される。嵌合凹部31bは、後述する分岐回路板22の端面が嵌合する凹部であり、コネクタハウジング31の高さ方向中央付近に形成される。嵌合凹部31bは、コネクタハウジング31を短辺方向に沿って貫通すると共に長辺方向に沿って中央部近傍まで延在している。上述の各端子挿入孔31aは、高さ方向に対して当該嵌合凹部31bを挟んで2つが一方側、残りの2つが他方側に形成される。各端子挿入孔31aは、長辺方向の嵌合凹部31b側の端部が当該嵌合凹部31bまで延在し、当該嵌合凹部31bと連通している。各金属端子2aは、各端子挿入孔31a内に挿入され保持された状態で接点部2bが当該嵌合凹部31b側に露出する。
係止アーム部31cは、コネクタハウジング31の高さ方向の一方の端面に形成されている。係止アーム部31cは、高さ方向の一方の端面において、長辺方向の他方側(嵌合凹部31b側)の端部から一方側(端子挿入孔31aの開口側)に向けて片持ち梁状に形成される。係止アーム部31cは、長辺方向の中央部近傍に係止部31dが形成されると共に、長辺方向の先端部に係止解除部31eが形成される。係止部31dは、分岐側コネクタ30を後述するハウジング21に係止するための部分であり、ここでは係止凹部として形成される。係止解除部31eは、係止部31dを介した分岐側コネクタ30とハウジング21との係止を解除するために押圧操作される部分である。
分岐構造20は、図3、図4、図5等に示すように、複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30が嵌合するハウジング21と、ハウジング21に保持される分岐回路板22とを有する。
ハウジング21は、略直方体形状に形成され、全体が絶縁性の合成樹脂材等によって構成される。分岐構造20は、複数のサブハーネス10の回路(線状導体2)を分岐接続するものであり、ここでは、ハウジング21は、少なくとも3つ以上の分岐側コネクタ30が嵌合される。ハウジング21は、嵌合空間部21aと、係止部21bと、回路板保持部21cとを含んで構成される。
嵌合空間部21aは、分岐側コネクタ30が嵌合する空間部である。嵌合空間部21aは、分岐側コネクタ30の形状に合わせて略直方体形状の空間部として形成されるコネクタ挿入用の空間部である。当該嵌合空間部21aは、分岐側コネクタ30を保持するキャビティと呼ばれることもある。嵌合空間部21aは、ハウジング21に嵌合される分岐側コネクタ30の数に応じて複数形成される。ここでは、嵌合空間部21aは、ハウジング21に嵌合される3つの分岐側コネクタ30に対応してそれぞれ1つずつ、合計3つが形成される。本実施形態のハウジング21は、複数の分岐側コネクタ30が同じ向きで嵌合される。すなわちここでは、複数の嵌合空間部21aは、すべてハウジング21の長辺方向(ハウジング21における第1の方向)の一方の端面から長辺方向に沿って形成されると共に、長辺方向と直交する短辺方向(ハウジング21における第2の方向)に沿って等間隔で並んで形成される。各嵌合空間部21aは、ハウジング21の長辺方向の一方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。
係止部21bは、ハウジング21の各嵌合空間部21a内の所定の位置にそれぞれ形成されている。係止部21bは、嵌合空間部21a内の高さ方向(ハウジング21における第3の方向であり、長辺方向、及び、短辺方向と直交する方向)の一方側の壁面に形成されている。係止部21bは、嵌合空間部21a内に嵌合された分岐側コネクタ30を係止するための部分であり、ここでは係止凸部として形成される。ハウジング21は、係止凸部として形成される係止部21bが嵌合空間部21a内に嵌合された分岐側コネクタ30の係止部31d(係止凹部)に係合することで、当該分岐側コネクタ30が嵌合空間部21a内に嵌合された状態で所定の位置に係止される。
回路板保持部21cは、ハウジング21の内部において各嵌合空間部21aの先端側(長辺方向の他方側)に形成されている。回路板保持部21cは、板状に形成される後述の分岐回路板22を保持する部分である。回路板保持部21cは、ハウジング21内部にて分岐回路板22をハウジング21の長辺方向、及び、短辺方向を含む面(言い換えれば、高さ方向と直交する面)と平行に保持する。
分岐回路板22は、ハウジング21の内部に保持され、ハウジング21に嵌合された複数の分岐側コネクタ30が接続される。分岐回路板22は、サブハーネス10の複数の線状導体2によって構成される複数の回路を分岐させ他のサブハーネス10の回路に接続する分岐回路を含んで構成される。つまり、分岐回路板22は、少なくとも1つのサブハーネス10の複数の回路を分岐させ、複数の他のサブハーネス10の回路に分岐接続するものである。分岐回路板22は、全体として略矩形板状に形成され、主面の端部表面に金属端子2aの接点部2bと当接し電気的に接続される接点部22aが形成される。分岐回路板22は、例えば、いわゆるプリント回路基板(Printed Circuit Board:PCB)によって構成されてもよいし、インサート成形によって樹脂基材の内部にバスバーを一体成形したバスバーインサート成形板によって構成されてもよい。ここでは、分岐回路板22は、種々の分岐バリエーションに対応しやすいように回路変換が容易なPCBによって構成される。分岐回路板22は、回路板保持部21cによってハウジング21の内部に保持された状態で、各接点部22aが嵌合空間部21a側に露出する。
上記のように構成される分岐構造20は、図3、図4に示すように、ハウジング21の内部の回路板保持部21cに分岐回路板22が保持される。分岐回路板22は、例えば、3つの嵌合空間部21aの開口側から回路板保持部21cに挿入される。そして、分岐構造20は、図4、図5に示すように、分岐回路板22が回路板保持部21cに保持された状態で、各分岐側コネクタ30がハウジング21の各嵌合空間部21aに嵌合される。このとき、各分岐側コネクタ30は、嵌合凹部31b側が各嵌合空間部21aの奥側、すなわち、回路板保持部21cに保持された分岐回路板22側に位置するような位置関係で、各嵌合空間部21aに嵌合される。この分岐構造20は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部21aに嵌合した状態で、分岐側コネクタ30の長辺方向とハウジング21の長辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の短辺方向とハウジング21の短辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の高さ方向とハウジング21の高さ方向とが一致する位置関係となる。そして、分岐構造20は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部21aに嵌合した状態で、各分岐側コネクタ30の各嵌合凹部31bに分岐回路板22の端面が嵌合し、各金属端子2aの各接点部2b(図2参照)と分岐回路板22の各接点部22aとが当接し電気的に接続される。これにより、分岐構造20は、分岐回路板22を介して、少なくとも1つのサブハーネス10の複数の回路を分岐させ、複数の他のサブハーネス10の回路に分岐接続することができる。分岐構造20は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部21aに嵌合し分岐回路板22に接続された状態で、各分岐側コネクタ30の各係止部31dとハウジング21の各係止部21bとが係合し分岐側コネクタ30が嵌合空間部21a内に係止されると共に、係止解除部31eが各嵌合空間部21aの外側に露出する。
そして、分岐構造20に接続される複数の分岐側コネクタ30は、すべて共通の形状であり、ハウジング21は、すべて共通の形状の複数の分岐側コネクタ30が各嵌合空間部21aに嵌合される。
なお、サブハーネス10を構成するコネクタ4のうち分岐側コネクタ30以外のコネクタ4は、接続される機器等に応じた形状とされればよい。また、本実施形態の分岐構造20は、図3に示すように、共通の形状で形成される複数の分岐側コネクタ30とは異なる形状のコネクタを含んでいないが、コネクタ自体を介さない直接的な金属端子2aの端子接続自体は許容される。分岐構造20は、例えば、ハウジング21の長辺方向の他方側の面(嵌合空間部21aの開口が形成される面とは反対側の面)に形成された端子挿入孔(不図示)に対して、長辺方向に沿って複数の金属端子2aが直接挿入されると共にハウジング21に形成された嵌合孔(不図示)にスペーサ23が嵌合することで、当該スペーサ23によって当該金属端子2aをハウジング21に直接係止しこれを保持するようにしてもよい。
以上で説明したワイヤハーネス1によれば、複数の回路を構成する複数の線状導体2の端末に分岐側コネクタ30が設けられた複数のサブハーネス10と、複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30が嵌合するハウジング21、及び、ハウジング21に保持され、ハウジング21に嵌合された複数の分岐側コネクタ30が接続されると共にサブハーネス10の複数の回路を分岐させ他のサブハーネス10の回路に接続する分岐回路板22を有する分岐構造20とを備え、複数の分岐側コネクタ30は、すべて共通の形状である。以上で説明した分岐構造20によれば、上記ハウジング21と、上記分岐回路板22とを備え、ハウジング21は、すべて共通の形状の複数の分岐側コネクタ30が嵌合される。ここでは、ハウジング21は、複数の分岐側コネクタ30が同じ向きで嵌合される。
したがって、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、ハウジング21に保持された分岐回路板22によって、サブハーネス10の複数の回路を分岐させ他のサブハーネス10の回路に接続することができる。そして、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、ハウジング21に嵌合され分岐回路板22に接続される複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30がすべて共通の形状で構成されるので、分岐部分を分岐構造20に集約しワイヤハーネス1の形体を簡略化した上で、組み立て時の作業性の向上や構成部品の汎用性の向上等を図ることができる。これにより、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、例えば、複数の線状導体2の取り回しや取りまとめの作業を簡略化することができる。さらに、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、例えば、ワイヤハーネス1の組み立て作業の自動化を図り易くすることができ、手作業の工程を低減することができ、また、誤配線を抑制することができ、品質を維持した上で検査工程も簡略化することができる。また、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、例えば、ワイヤハーネス1の組み立て作業において正確な寸法出しをし易くすることができ、作業スペースも省スペース化することができる。この結果、ワイヤハーネス1、分岐構造20は、製造効率を向上することができる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。図7は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。図8は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す模式的な側面図である。図9は、実施形態2に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。図10、図11は、変形例に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す斜視図である。実施形態2に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、ハウジングの構成が実施形態1とは異なる。その他、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。また、ワイヤハーネスの構成については、適宜上述した図1を参照する(以下同様。)。
本実施形態に係るワイヤハーネス201(図1参照)は、図6、図7、図8、図9等に示すように、複数のサブハーネス10と、当該複数のサブハーネス10を接続する分岐構造220とを備える。分岐構造220は、複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30が嵌合するハウジング221と、ハウジング221に保持される分岐回路板22とを有する。
ハウジング221は、略直方体形状に形成され、全体が絶縁性の合成樹脂材等によって構成される。分岐構造220は、複数のサブハーネス10の回路(線状導体2)を分岐接続するものであり、ここでは、ハウジング221は、少なくとも3つ以上の分岐側コネクタ30が嵌合される。ハウジング221は、嵌合空間部221aと、係止部221bと、回路板保持部221cとを含んで構成される。
嵌合空間部221aは、上述した嵌合空間部21aと同様に、分岐側コネクタ30が嵌合する空間部である。ここでは、嵌合空間部221aは、ハウジング221に嵌合される6つの分岐側コネクタ30に対応してそれぞれ1つずつ、合計6つが形成される。本実施形態のハウジング221は、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が同じ向きで嵌合されると共に、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が互いに対向する向きで嵌合される。すなわちここでは、複数の嵌合空間部221aうちの3つは、ハウジング221の長辺方向(ハウジング221における第1の方向)の一方の端面から長辺方向に沿って形成されると共に、長辺方向と直交する短辺方向(ハウジング221における第2の方向)に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部221aは、ハウジング221の長辺方向の一方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。一方、複数の嵌合空間部221aうちの残りの3つは、ハウジング221の長辺方向の他方の端面から長辺方向に沿って形成されると共に、短辺方向に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部221aは、ハウジング221の長辺方向の他方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。
係止部221bは、上述した係止部21bと同様に、嵌合空間部221a内に嵌合された分岐側コネクタ30を係止するための部分である。係止部221bは、ハウジング221の各嵌合空間部221a内の所定の位置にそれぞれ形成されている。ここでは、係止部221bは、長辺方向の一方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aにおいては、嵌合空間部221a内の高さ方向(ハウジング221における第3の方向であり、長辺方向、及び、短辺方向と直交する方向)の一方側の壁面に形成されて、長辺方向の他方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aにおいては、嵌合空間部221a内の高さ方向の他方側の壁面に形成されている。ハウジング221は、係止部221bが嵌合空間部221a内に嵌合された分岐側コネクタ30の係止部31dに係合することで、当該分岐側コネクタ30が嵌合空間部221a内に嵌合された状態で所定の位置に係止される。
回路板保持部221cは、上述した回路板保持部21cと同様に、板状に形成される分岐回路板22を保持する部分である。回路板保持部221cは、ハウジング221の内部において各嵌合空間部221aの先端側(長辺方向の他方側)に形成されている。ここでは、回路板保持部221cは、長辺方向の一方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aと、長辺方向の他方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aとの間に設けられる。回路板保持部221cは、ハウジング221内部にて分岐回路板22をハウジング221の長辺方向、及び、短辺方向を含む面(言い換えれば、高さ方向と直交する面)と平行に保持する。なお、分岐回路板22は、上述とほぼ同様の構成であるが、接続される分岐側コネクタ30の数や接続位置に応じて形状、接点部22aの位置等が若干異なる。
上記のように構成される分岐構造220は、図6、図7に示すように、ハウジング221の内部の回路板保持部221cに分岐回路板22が保持される。分岐回路板22は、例えば、一方の3つの嵌合空間部221aの開口側から回路板保持部221cに挿入される。そして、分岐構造220は、図7、図8、図9に示すように、分岐回路板22が回路板保持部221cに保持された状態で、各分岐側コネクタ30がハウジング221の各嵌合空間部221aに嵌合される。このとき、各分岐側コネクタ30は、嵌合凹部31b側が各嵌合空間部221aの奥側、すなわち、回路板保持部221cに保持された分岐回路板22側に位置するような位置関係で、各嵌合空間部221aに嵌合される。この分岐構造220は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部221aに嵌合した状態で、分岐側コネクタ30の長辺方向とハウジング221の長辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の短辺方向とハウジング221の短辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の高さ方向とハウジング221の高さ方向とが一致する位置関係となる。ここでは、長辺方向の一方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aに嵌合される3つの分岐側コネクタ30と長辺方向の他方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部221aに嵌合される3つの分岐側コネクタ30とは、高さ方向に反転した位置関係となる。そして、分岐構造220は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部221aに嵌合した状態で、各分岐側コネクタ30の各嵌合凹部31bに分岐回路板22の端面が嵌合し、各金属端子2aの各接点部2b(図2参照)と分岐回路板22の各接点部22aとが当接し電気的に接続される。これにより、分岐構造220は、分岐回路板22を介して、少なくとも1つのサブハーネス10の複数の回路を分岐させ、複数の他のサブハーネス10の回路に分岐接続することができる。分岐構造220は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部221aに嵌合し分岐回路板22に接続された状態で、各分岐側コネクタ30の各係止部31dとハウジング221の各係止部221bとが係合し分岐側コネクタ30が嵌合空間部221a内に係止されると共に、係止解除部31eが各嵌合空間部221aの外側に露出する。
そして、分岐構造220に接続される複数の分岐側コネクタ30は、すべて共通の形状であり、ハウジング221は、すべて共通の形状の複数の分岐側コネクタ30が各嵌合空間部221aに嵌合される。
以上で説明したワイヤハーネス201、分岐構造220は、ハウジング221に嵌合され分岐回路板22に接続される複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30がすべて共通の形状で構成されるので、分岐部分を分岐構造220に集約しワイヤハーネス201の形体を簡略化した上で、組み立て時の作業性の向上や構成部品の汎用性の向上等を図ることができる。この結果、ワイヤハーネス201、分岐構造220は、製造効率を向上することができる。
さらに、以上で説明したワイヤハーネス201、分岐構造220によれば、ハウジング221は、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が互いに対向する向きで嵌合される。したがって、ワイヤハーネス201、分岐構造220は、よりコンパクトな構成で多数の分岐側コネクタ30をハウジング221に嵌合可能な構成とすることができ、汎用性を向上することができる。
なお、本実施形態の分岐構造220は、ハウジング221が複数設けられ、それぞれ相互に係合される係合部221dを有するように構成されてもよい。係合部221dは、各ハウジング221にそれぞれ設けられており、互いに係合することで各ハウジング221を一体化するものである。ここでは、係合部221dは、各ハウジング221において、短辺方向に対向する2面と高さ方向に対向する2面にそれぞれ1つずつ、合計4つが設けられている。各係合部221dは、スライド係合式等、種々の形式のものを適用することができる。分岐構造220は、図10、図11の変形例に例示するように、ハウジング221に設けられた当該係合部221dと他のハウジング221に設けられた当該係合部221dとを係合させ各ハウジング221を一体化することで、各嵌合空間部221aの数、すなわち、嵌合可能な分岐側コネクタ30の数を要求される数に応じて容易に変更することができ、汎用性を向上することができる。図10は、ハウジング221を短辺方向に2つ並べて一体化した例を表しており、図11は、ハウジング221を短辺方向に2つ並べて一体化したものを、高さ方向に2段積層させ一体化した例を表している。
[実施形態3]
図12は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の概略構成を表す分解斜視図である。図13は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合前の概略構成を表す分解斜視図である。図14は、実施形態3に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。実施形態3に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、ハウジングの構成が実施形態1、2とは異なる。
本実施形態に係るワイヤハーネス301(図1参照)は、図12、図13、図14等に示すように、複数のサブハーネス10と、当該複数のサブハーネス10を接続する分岐構造320とを備える。分岐構造320は、複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30が嵌合するハウジング321と、ハウジング321に保持される分岐回路板22とを有する。
ハウジング321は、略直方体形状に形成され、全体が絶縁性の合成樹脂材等によって構成される。分岐構造320は、複数のサブハーネス10の回路(線状導体2)を分岐接続するものであり、ここでは、ハウジング321は、少なくとも3つ以上の分岐側コネクタ30が嵌合される。ハウジング321は、嵌合空間部321aと、係止部321bと、回路板保持部321cとを含んで構成される。ここでは、ハウジング321は、後述する高さ方向に分割された2つの分割体321A、321Bによって全体が構成される。ハウジング321は、分割体321Aに係止凹部321eが形成され、分割体321Bに係止爪部321fが形成される。ハウジング321は、分割体321A、321Bが高さ方向に積層され、係止爪部321fが係止凹部321eに係止されることで一体化される。ハウジング321は、一体化された分割体321Aと分割体321Bとの内部に嵌合空間部321a、係止部321b、回路板保持部321c等が形成される。
嵌合空間部321aは、上述した嵌合空間部21aと同様に、分岐側コネクタ30が嵌合する空間部である。嵌合空間部321aは、ハウジング321を構成する分割体321Aと分割体321Bとによって区画される。ここでは、嵌合空間部321aは、ハウジング321に嵌合される10個の分岐側コネクタ30に対応してそれぞれ1つずつ、合計10個が形成される。本実施形態のハウジング321は、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が同じ向きで嵌合されると共に、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が互いに対向する向きで嵌合され、さらに、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が互いに交差する向きで嵌合される。すなわちここでは、複数の嵌合空間部321aうちの2つは、ハウジング321の長辺方向(ハウジング321における第1の方向)の一方の端面から長辺方向に沿って形成されると共に、長辺方向と直交する短辺方向(ハウジング321における第2の方向)に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部321aは、ハウジング321の長辺方向の一方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。また、複数の嵌合空間部321aうちの別の2つは、ハウジング321の長辺方向の他方の端面から長辺方向に沿って形成されると共に、短辺方向に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部321aは、ハウジング321の長辺方向の他方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。さらに、複数の嵌合空間部321aうちの別の3つは、ハウジング321の短辺方向の一方の端面から短辺方向に沿って形成されると共に、長辺方向に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部321aは、ハウジング321の短辺方向の一方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。また、複数の嵌合空間部321aうちの残りの3つは、ハウジング321の短辺方向の他方の端面から短辺方向に沿って形成されると共に、長辺方向に沿って等間隔で並んで形成される。当該各嵌合空間部321aは、ハウジング321の短辺方向の他方の端面側の開口から分岐側コネクタ30が挿入され、嵌合される。ハウジング321の短辺方向の端面に開口を有する6つの嵌合空間部321aは、ハウジング321の長辺方向に対して、当該長辺方向の一方の端面側に開口を有する2つの嵌合空間部321aと、当該長辺方向の他方の端面側に開口を有する2つの嵌合空間部321aとの間に形成される。
係止部321bは、上述した係止部21bと同様に、嵌合空間部321a内に嵌合された分岐側コネクタ30を係止するための部分である。係止部321bは、ハウジング321の各嵌合空間部321a内の所定の位置にそれぞれ形成されている。ここでは、係止部321bは、嵌合空間部321a内の高さ方向(ハウジング321における第3の方向であり、長辺方向、及び、短辺方向と直交する方向)の一方側の壁面に形成されている。ハウジング321は、係止部321bが嵌合空間部321a内に嵌合された分岐側コネクタ30の係止部31dに係合することで、当該分岐側コネクタ30が嵌合空間部321a内に嵌合された状態で所定の位置に係止される。
回路板保持部321cは、上述した回路板保持部21cと同様に、板状に形成される分岐回路板22を保持する部分である。回路板保持部321cは、ハウジング321の内部において各嵌合空間部321aの先端側に形成されている。ここでは、回路板保持部321cは、長辺方向の一方の端面側に開口を有する2つの嵌合空間部321a、長辺方向の他方の端面側に開口を有する2つの嵌合空間部321a、短辺方向の一方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部321a、及び、短辺方向の他方の端面側に開口を有する3つの嵌合空間部321aの間に設けられる。回路板保持部321cは、ハウジング321を構成する分割体321Aと分割体321Bとによって区画され、ハウジング321内部にて分岐回路板22をハウジング321の長辺方向、及び、短辺方向を含む面(言い換えれば、高さ方向と直交する面)と平行に保持する。なお、分岐回路板22は、上述とほぼ同様の構成であるが、接続される分岐側コネクタ30の数や接続位置に応じて形状、接点部22aの位置等が若干異なる。また、分岐側コネクタ30は、上述とほぼ同様の構成であるが、端子挿入孔31a等の形状が若干異なる。
上記のように構成される分岐構造320は、図12、図13に示すように、ハウジング321の内部の回路板保持部321cに分岐回路板22が保持される。分岐回路板22は、例えば、ハウジング321を構成する分割体321Aと分割体321Bとによって挟み込まれるようにしてハウジング321内部の回路板保持部321cに設置される。そして、分岐構造320は、図13、図14に示すように、分岐回路板22が回路板保持部321cに保持された状態で、各分岐側コネクタ30がハウジング321の各嵌合空間部321aに嵌合される。このとき、各分岐側コネクタ30は、嵌合凹部31b側が各嵌合空間部321aの奥側、すなわち、回路板保持部321cに保持された分岐回路板22側に位置するような位置関係で、各嵌合空間部321aに嵌合される。この分岐構造320は、長辺方向の端面側に開口を有する4つの嵌合空間部321aについては、各分岐側コネクタ30は各嵌合空間部321aに嵌合した状態で、分岐側コネクタ30の長辺方向とハウジング321の長辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の短辺方向とハウジング321の短辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の高さ方向とハウジング321の高さ方向とが一致する位置関係となる。一方、分岐構造320は、短辺方向の端面側に開口を有する6つの嵌合空間部321aについては、各分岐側コネクタ30は各嵌合空間部321aに嵌合した状態で、分岐側コネクタ30の短辺方向とハウジング321の長辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の長辺方向とハウジング321の短辺方向とが一致し、分岐側コネクタ30の高さ方向とハウジング321の高さ方向とが一致する位置関係となる。そして、分岐構造320は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部321aに嵌合した状態で、各分岐側コネクタ30の各嵌合凹部31bに分岐回路板22の端面が嵌合し、各金属端子2aの各接点部2b(図2参照)と分岐回路板22の各接点部22aとが当接し電気的に接続される。これにより、分岐構造320は、分岐回路板22を介して、少なくとも1つのサブハーネス10の複数の回路を分岐させ、複数の他のサブハーネス10の回路に分岐接続することができる。分岐構造320は、各分岐側コネクタ30が各嵌合空間部321aに嵌合し分岐回路板22に接続された状態で、各分岐側コネクタ30の各係止部31dとハウジング321の各係止部321bとが係合し分岐側コネクタ30が嵌合空間部321a内に係止されると共に、係止解除部31eが各嵌合空間部321aの外側に露出する。
そして、分岐構造320に接続される複数の分岐側コネクタ30は、すべて共通の形状であり、ハウジング321は、すべて共通の形状の複数の分岐側コネクタ30が各嵌合空間部321aに嵌合される。
以上で説明したワイヤハーネス301、分岐構造320は、ハウジング321に嵌合され分岐回路板22に接続される複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30がすべて共通の形状で構成されるので、分岐部分を分岐構造320に集約しワイヤハーネス301の形体を簡略化した上で、組み立て時の作業性の向上や構成部品の汎用性の向上等を図ることができる。この結果、ワイヤハーネス301、分岐構造320は、製造効率を向上することができる。
さらに、以上で説明したワイヤハーネス301、分岐構造320によれば、ハウジング321は、複数の分岐側コネクタ30の少なくとも一部が互いに交差する向きで嵌合される。したがって、ワイヤハーネス301、分岐構造320は、よりコンパクトな構成で多数の分岐側コネクタ30をハウジング321に嵌合可能な構成とすることができ、汎用性を向上することができる。
[実施形態4]
図15は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の一方の分割体の概略構成を表す斜視図である。図16は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の他方の分割体の概略構成を表す斜視図である。図17は、実施形態4に係るワイヤハーネスの分岐構造の分岐側コネクタ嵌合後の概略構成を表す斜視図である。実施形態4に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、ハウジングの構成が実施形態3とは異なる。
本実施形態に係るワイヤハーネス401(図1参照)は、図15、図16、図17等に示すように、複数のサブハーネス10と、当該複数のサブハーネス10を接続する分岐構造420とを備える。分岐構造420は、複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30が嵌合するハウジング421と、ハウジング421に保持される分岐回路板22(図12等参照)とを有する。
ハウジング421は、上述のハウジング321と同様に2つの分割体321A、321Bによって全体が構成される。ハウジング421は、長辺方向の端面側に開口を有する嵌合空間部321a内の係止部421b(図16参照)の形成位置等がハウジング321とは若干異なる。また、ハウジング421は、分割体321Aと分割体321Bとを係止し一体化するための部分として、分割体321A側にも係止爪部421fが設けられると共に分割体321B側に当該係止爪部421fが係止される係止凹部421eが設けられる点でもハウジング321とは若干異なる。ハウジング421は、その他の嵌合空間部321a、係止部321b、回路板保持部321c(図12等参照)等の構成はハウジング321とほぼ同様である。
そしてさらに、本実施形態の分岐構造420は、ハウジング421が複数設けられ、それぞれ相互に係合される係合部421dを有する。係合部421dは、各ハウジング421にそれぞれ設けられており、互いに係合することで各ハウジング421を一体化するものである。ここでは、係合部421dは、係合爪部421g、421h、係合溝部421i、係合溝部421jを含んで構成される。
係合爪部421gは、図15に示すように、分割体321Aの高さ方向の一方側の面から高さ方向に沿って突出する爪状の部分であり、係合爪部421hは、図16に示すように、分割体321Bの高さ方向の他方側の面の段差部421kから長辺方向に沿って突出する爪状の部分である。ここで、分割体321Bの段差部421kは、長辺方向の端面側に開口を有する嵌合空間部321aが形成される部分321Baと、短辺方向の端面側に開口を有する嵌合空間部321aが形成される部分321Bbとの境界に形成される段差であり、部分321Baに対して部分321Bb側が面落ちしている。段差部421kは、短辺方向に沿って2つ形成される。すなわち、段差部421kは、長辺方向の一方側の部分321Baと部分321Bbとの境界に1つ、長辺方向の他方側の部分321Baと部分321Bbとの境界に1つが形成される。そして、係合爪部421hは、当該段差部421kの高さ方向に沿った面から長辺方向に沿って突出して形成される。ここでは、係合爪部421gは、1つの分割体321Aに対して4つが設けられ、同様に、係合爪部421hは、1つの分割体321Bに対して4つが設けられる。
係合溝部421iは、図15に示すように、分割体321Aの高さ方向の一方側の面の段差部421lに係合爪部421hを係止可能に形成される溝状の部分であり、係合溝部421jは、図16に示すように、分割体321Bの長辺方向に沿った側面に係合爪部421gを係止可能に形成される溝状の部分である。ここで、分割体321Aの段差部421lは、長辺方向の端面側に開口を有する嵌合空間部321aが形成される部分321Aaと、短辺方向の端面側に開口を有する嵌合空間部321aが形成される部分321Abとの境界に形成される段差であり、部分321Abに対して部分321Aa側が面落ちしている。段差部421lは、短辺方向に沿って2つ形成される。すなわち、段差部421lは、長辺方向の一方側の部分321Aaと部分321Abとの境界に1つ、長辺方向の他方側の部分321Aaと部分321Abとの境界に1つが形成される。そして、係合溝部421iは、当該段差部421lの高さ方向に沿った面に形成される。ここでは、係合溝部421iは、1つの分割体321Aに対して4つが設けられ、同様に、係合溝部421jは、1つの分割体321Bに対して4つが設けられる。
さらに、本実施形態のハウジング421は、分割体321Aの高さ方向の一方側の面から高さ方向に沿って突出する位置決め突起部421m(図15参照)と、分割体321Bの高さ方向の他方側の面に高さ方向に沿って陥没して形成される位置決め凹部421n(図16参照)とを備える。位置決め突起部421mは、分割体321Aの高さ方向の一方側の面において、各部分321Aaにそれぞれ1つずつ、合計2つ形成されている。各位置決め突起部421mは、長辺方向に沿って延在する。位置決め凹部421nは、分割体321Bの高さ方向の他方側の面において、各部分321Baにそれぞれ1つずつ、合計2つ形成されている。各位置決め凹部421nは、位置決め突起部421mが嵌合可能な凹部状の部分として形成され、長辺方向に沿って延在する。
上記のように構成される分岐構造420は、図17に示すように、複数のハウジング421が高さ方向に沿って積層された上で、係合部421dを介して相互に係合されることで各ハウジング421を一体化することができる。このとき、分岐構造420は、高さ方向に隣接するハウジング421間で、係合爪部421gと係合溝部421jとが係合し、係合爪部421hと係合溝部421iとが係合(不図示)することで各ハウジング421が一体化される。またこのとき、分岐構造420は、高さ方向に隣接するハウジング421間で、分割体321Aの段差部421lと分割体321Bの段差部421kとが噛み合うような位置関係で隣接するハウジング421が一体化されることで、よりコンパクトにハウジング421を積層させる構成を実現することができる。さらに、分岐構造420は、ハウジング421を高さ方向に積層させた状態で、分割体321Aに形成された位置決め突起部421mが分割体321Bに形成された位置決め凹部421nに嵌合することで、高さ方向に隣接するハウジング421の相対的な位置関係を適正な位置関係にすることができる。
以上で説明したワイヤハーネス401、分岐構造420は、ハウジング421に嵌合され分岐回路板22に接続される複数のサブハーネス10の複数の分岐側コネクタ30がすべて共通の形状で構成されるので、分岐部分を分岐構造420に集約しワイヤハーネス401の形体を簡略化した上で、組み立て時の作業性の向上や構成部品の汎用性の向上等を図ることができる。この結果、ワイヤハーネス401、分岐構造420は、製造効率を向上することができる。
さらに、以上で説明したワイヤハーネス401、分岐構造420によれば、ハウジング421は、複数設けられ、それぞれ相互に係合される係合部421dを有する。したがって、ワイヤハーネス401、分岐構造420は、係合部421dを介して複数のハウジング421を一体化することで、各嵌合空間部321aの数、すなわち、嵌合可能な分岐側コネクタ30の数を要求される数に応じて容易に変更することができ、汎用性を向上することができる。
なお、上述した本発明の実施形態、変形例に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、上述した実施形態、変形例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態、変形例に係るワイヤハーネス、及び、分岐構造は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上で説明した分岐側コネクタ30の形状は、すべてが共通であればよく、上記で説明した形状には限られない。
1、201、301、401 ワイヤハーネス
2 線状導体
10 サブハーネス
20、220、320、420 分岐構造
21、221、321、421 ハウジング
22 分岐回路板
30 分岐側コネクタ(コネクタ)
221d、421d 係合部

Claims (7)

  1. 複数の回路を構成する複数の線状導体の端末にコネクタが設けられた複数のサブハーネスと、
    前記複数のサブハーネスの複数の前記コネクタが嵌合するハウジング、及び、前記ハウジングに保持され、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコネクタが接続されると共に前記サブハーネスの前記複数の回路を分岐させ他の前記サブハーネスの回路に接続する分岐回路板を有する分岐構造とを備え、
    前記ハウジングは、前記コネクタが嵌合する空間部である複数の嵌合空間部と、前記分岐回路板を保持する部分である回路板保持部とを含んで構成され、
    前記分岐回路板は、前記回路板保持部によって前記ハウジングの内部に保持された状態で、各接点部が前記複数の嵌合空間部側に露出し、
    前記複数のコネクタは、すべて共通の形状であり、それぞれ前記分岐回路板の端面が嵌合する嵌合凹部を有し、各前記嵌合空間部に嵌合した状態で、各前記嵌合凹部に前記分岐回路板の端面が嵌合し、各前記コネクタが保持する各金属端子の各接点部と前記分岐回路板の前記各接点部とが当接し電気的に接続され
    前記複数の嵌合空間部は、隣接する方向に連続することを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記ハウジングは、前記複数のコネクタが同じ向きで嵌合される、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記ハウジングは、前記複数のコネクタの少なくとも一部が互いに対向する向きで嵌合される、
    請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記ハウジングは、前記複数のコネクタの少なくとも一部が互いに交差する向きで嵌合される、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記ハウジングは、複数設けられ、それぞれ相互に係合される係合部を有する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  6. 複数の回路を構成する複数の線状導体の端末にコネクタが設けられた複数のサブハーネスの複数の前記コネクタが嵌合するハウジングと、
    前記ハウジングに保持され、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコネクタが接続されると共に前記サブハーネスの前記複数の回路を分岐させ他の前記サブハーネスの回路に接続する分岐回路板とを備え、
    前記ハウジングは、すべて共通の形状の前記複数のコネクタが嵌合され、
    さらに、前記ハウジングは、前記コネクタが嵌合する空間部である複数の嵌合空間部と、前記分岐回路板を保持する部分である回路板保持部とを含んで構成され、
    前記分岐回路板は、前記回路板保持部によって前記ハウジングの内部に保持された状態で、各接点部が前記複数の嵌合空間部側に露出し、
    前記複数のコネクタは、それぞれ前記分岐回路板の端面が嵌合する嵌合凹部を有し、各前記嵌合空間部に嵌合した状態で、各前記嵌合凹部に前記分岐回路板の端面が嵌合し、各前記コネクタが保持する各金属端子の各接点部と前記分岐回路板の前記各接点部とが当接し電気的に接続され
    前記複数の嵌合空間部は、隣接する方向に連続することを特徴とする、
    分岐構造。
  7. 前記ハウジングは、分割された複数の分割体によって全体が構成され、
    前記嵌合空間部、及び、前記回路板保持部は、前記複数の分割体によって区画され、
    前記分岐回路板は、前記複数の分割体によって挟み込まれるようにして前記ハウジング内部の前記回路板保持部に設置される、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
JP2015054275A 2015-03-18 2015-03-18 ワイヤハーネス、及び、分岐構造 Active JP6630051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015054275A JP6630051B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 ワイヤハーネス、及び、分岐構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015054275A JP6630051B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 ワイヤハーネス、及び、分岐構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016173963A JP2016173963A (ja) 2016-09-29
JP6630051B2 true JP6630051B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=57008295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015054275A Active JP6630051B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 ワイヤハーネス、及び、分岐構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6630051B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109890161B (zh) * 2019-04-12 2024-04-16 威廉姆斯(苏州)控制系统有限公司 一种传感器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613560Y2 (ja) * 1988-07-27 1994-04-06 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP3190797B2 (ja) * 1995-02-09 2001-07-23 日本電気株式会社 小型電子機器
JP2006351235A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Fujikura Ltd ヒューズ機能付きジョイントコネクタ
JP2007202352A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両用のワイヤハーネス相互接続箱
JP5182933B2 (ja) * 2008-06-30 2013-04-17 矢崎総業株式会社 合体コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016173963A (ja) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107953839B (zh) 电子部件单元、电接线箱和线束
US5722851A (en) Circuit component and junction box for connecting flat cables
WO2009093424A1 (ja) 電気コネクタ付回路基板用ケース及びそれを備えた電子ユニット
JP5031599B2 (ja) 通信線用の分岐コネクタ
US10622774B2 (en) Joint connector
US10686309B2 (en) Terminal accommodating body and wire harness
US7204719B2 (en) Connector for solderless connection and plug connected to the connector
US10759358B2 (en) Electronic component unit and wire harness
JP6563746B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP6630051B2 (ja) ワイヤハーネス、及び、分岐構造
WO2016208369A1 (ja) 複合コネクタ及びその製造方法
JP7166830B2 (ja) バスバ保持構造、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP5156499B2 (ja) 電気接続箱
KR20090073878A (ko) 조인트 스페이서 및 이를 구비한 커넥터
JP3344342B2 (ja) 電気接続箱
CN108174621B (zh) 连接器单元、装入电气部件的连接器以及带连接器的电气部件
JP6811098B2 (ja) 電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP5851932B2 (ja) 部品接続体、部品接続モジュール及び電気接続箱
JP6490460B2 (ja) ワイヤハーネス、接続構造、及び、コネクタ
JP6989315B2 (ja) 電子部品保持構造、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP7248453B2 (ja) ジョイントコネクタ
CN109921249B (zh) 电路体部件、电连接箱以及线束
KR101391518B1 (ko) 차량용 블록형 커넥터 조립체
JP2000083313A (ja) 電気接続箱
JP5949647B2 (ja) 電線スプライス具及びワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6630051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250