JP6630001B2 - センサー部品及びその取付方法 - Google Patents

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Description

本開示は、車両のバンパーやその他の部材に固定されるべき振動体を有するセンサー部品及びその取付方法に関する。
車両の運転補助や自動運転のため、車両にセンサーが取り付けられることがある。バンパー等に取り付けられる超音波センサーは、振動体が超音波を発生させてその反射波を検知することにより障害物等を検知する。バンパーに孔を開け、その孔に振動体を嵌め込み、付属部品をバンパーの裏面側に配置することもあるが、このように振動体を外部に露出させると、意匠性が損なわれる。そこで、例えば特許文献1には、バンパーの裏面に振動体を固定し、バンパーを介して、超音波の送受信を行う超音波センサーが開示されている。
特開昭62−240890号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセンサーは、振動体及び振動体を保護するケースのそれぞれを、バンパーの裏面に位置決めをして取り付ける必要があり、また、振動体の制御を行う基板等の部品を車体又はバンパーに取り付ける必要があり、取り付け作業が煩雑であった。そこで、本発明は、振動体を有するセンサー部品において、バンパー等の被取付部材に孔を開けずに、簡単、効率的かつ確実に取り付けることのできるセンサー部品及びその取付方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、被取付部材(2)に密着されるべき振動体(7)と、前記振動体を少なくとも部分的に覆うためのケース(33,60)とを有するセンサー部品(1,51)であって、前記振動体と、前記ケースの少なくとも一部をなし、前記振動体を選択的に解除可能に保持する仮保持部(19)及び前記被取付部材に固定されるべき固定部(14)を備えた第1ケース(5,55)とを有する第1アセンブリ(3,53)と、前記振動体を制御するべく前記振動体に電気的に接続可能な基板(35)を有する第2アセンブリ(4,54)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1ケース及び仮保持部に保持された振動体の何れか一方の位置決めをすれば他方の位置決めが不要となるため、取り付けが簡単かつ効率的になる。また、第1ケース及び振動体の被取付部材への固定作業は別々に行うことができるため、第1ケース及び振動体を同時に固定する場合に比べて、確実に固定できる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、上記構成において、前記第1ケースは、両端部が開口した筒状をなし、その一端側に前記固定部が設けられ、前記振動体は、前記第1ケースの内面に設けられた前記仮保持部によって前記第1ケースの筒状の中空部に配置されていることを有することを特徴とする。
この構成によれば、取り付け前の状態においても、振動体を第1ケースで保護することができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品(1)は、上記構成において、前記第1アセンブリ(3)が、前記第1ケース(5)の筒状の中空部(6)に配置され、前記第1ケースの軸線方向に沿って摺動可能に前記第1ケースに支持された押圧部材(12)を更に有し、前記押圧部材は、前記仮保持部による保持が解除された前記振動体を前記被取付部材に所定の圧力をもって押しつける押圧位置から、前記振動体から離間した離間位置へ変位可能に構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、押圧部材を押し込むことよって振動体を仮保持部に保持された状態から、被取付部材に押圧された状態に変位させることができるため、振動体の固定作業が容易となる。また、押圧部材は、振動体の固定後、振動体から離間した位置に変位できるため、センサーの使用時に、振動体の振動を疎外しない。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、前記第1ケースは、前記押圧位置において前記押圧部材を選択的に解除可能に係止するべき押圧係止部(30)を有し、前記押圧部材は、前記押圧係止部に係止された前記押圧部材を前記離間位置に向けて付勢するべき付勢部(31)有することを特徴とする。
この構成によれば、押圧係止部による押圧部材の係止を解除するだけで、押圧部材を振動体から離間させることができるため、取付作業が容易となる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、上記構成において、前記第2アセンブリ(4)は、前記基板を支持するとともに、前記第1ケースと協働して前記ケース(33)を構成するべく、前記第1ケースに結合されるべき第2ケース(34)を更に有し、前記押圧係止部は、前記第1ケースの内面から突出して前記押圧部材を係止するべき押圧係止爪(30)を有し、前記第2ケースは、前記第1ケースに結合する際に前記押圧係止爪による前記押圧部材の係止を解除するべく前記押圧係止爪を外側に押し出すように構成された解除部(38)を有することを特徴とする。
この構成によれば、第2アセンブリを第1アセンブリに取り付ける作業によって、押圧部材を振動体から離間させることができるため、取付作業が容易かつ効率的になる。また、第2ケースを第1ケースに取り付けることにより基板の位置が決まることから基板の位置決めが不要となり、取付作業が簡単かつ効率的になる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、上記構成において、前記第2ケースが、第1ケース部分の他端側を閉鎖することを特徴とする。
この構成によれば、振動体が被取付部材及びケースに覆われるため、振動体の保護の確実性が高まる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、上記構成において、前記第1ケースを前記被取付部材に固定したときに前記第1ケース及び前記被取付部材に挟持されるべく、前記第1ケースに前記固定部に沿って弾性を有する第1シール部材(16)が取り付けられており、前記第2ケースを前記第1ケースに結合させたときに、前記第1ケース及び前記第2ケースに挟持されるべく、前記第1ケース又は前記第2ケースに両者の結合面に沿って弾性を有する第2シール部材(36)が取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1シール部材及び第2シール部材により、ケースが水密に保たれ、振動板やケース内に配置された電気的接続部分が保護されるとともに、振動の伝播が抑制されるため、第2ケースに支持された基板が保護される。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品は、上記構成の何れかにおいて、前記第1アセンブリは、前記振動体に接続されて前記基板に接続可能なワイヤーハーネスを有することを特徴とする。
この構成によれば、振動体の振動がワイヤーハーネスによって吸収されるため、基板を振動から保護できる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、被取付部材(2)に密着されるべき振動体(7)、並びに、前記振動体を選択的に解除可能に保持する仮保持部(19)及び前記被取付部材に固定されるべき固定部(14)を備えた第1ケース(5,55)を有する第1アセンブリ(3,53)と、前記第1ケースと協働してケース(33,60)を構成するべく、前記第1ケースに結合されるべき第2ケース(34,61)、及び前記第2ケースに支持され、前記振動体を制御するべく前記振動体に電気的に接続可能な基板(35)を有する第2アセンブリ(4,54)とを有するセンサー部品(1,51)の取付方法であって、前記第1ケースを前記被取付部材に固定することにより、前記第1アセンブリを前記被取付部材に取り付けるステップ(ST11,ST21)と、前記振動体を前記仮保持部から離脱させ前記被取付部材に押圧するステップ(ST12,ST22)と、前記被取付部材に前記振動体を密着させるステップ(ST13,ST23及びST24)と、前記振動体を前記基板に電気的に接続するステップ(ST14,ST25)と、前記第2ケースを前記第1ケースに結合することにより、前記第2アセンブリを前記第1アセンブリに連結するステップ(ST15,ST26)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1ケースの位置決めをすれば振動体の位置決めが不要となり、また、第2ケースを第1ケースに取り付けることにより基板の位置が決まることから基板の位置決めが不要となるため、取り付けが簡単かつ効率的になる。また、第1ケース及び振動体の被取付部材への固定作業は別々に行うことができるため、第1ケース及び振動体を同時に固定する場合に比べて、確実に固定できる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品(1)の取付方法は、上記構成において、前記第1ケース(5)は、両端部が開口した筒状をなし、前記仮保持部は、前記第1ケースの内面に形成されており、前記第1アセンブリ(3)は、前記第1ケースの筒状の中空部(6)に配置され、前記第1ケースの軸線方向に沿って摺動可能に前記第1ケースに支持された押圧部材(12)を更に有し、前記押圧部材は、初期位置から、前記仮保持部による保持が解除された前記振動体を前記被取付部材に所定の圧力をもって押圧する押圧位置、前記振動体から離間した離間位置へと順に変位可能であり、前記押圧部材は、前記押圧位置において、前記振動体から離間する方向に付勢されるともに、前記離間する方向への移動を規制するべく前記第1ケースの内面から突出する押圧係止爪(30)に係止しており、前記押圧するステップ(ST12)は、前記押圧部材を押し込んで前記初期位置から前記押圧位置に変位させることを含み、前記第2アセンブリを前記第1アセンブリに連結するステップ(ST15)は、前記第2ケースに設けられた解除部(38)が、前記第2ケースを前記第1ケースに結合する際に前記押圧係止爪による前記押圧部材の係止を解除するべく前記押圧係止爪を外側に押し出すことにより、前記押圧部材を前記押圧位置から前記離間位置に変位させることを含むことを特徴とする。
この構成によれば、押圧部材を押し込むことにより振動体を被取付部材に押圧でき、また、第1ケースを第2ケースに結合させる作業によって押圧部材を振動体から離間させることができるため、取付作業が簡単かつ効率的になる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品(51)の取付方法は、上記の1つめの方法の構成において、前記第1ケース(55)は、両端部が開口した筒状をなし、前記仮保持部に保持された前記振動体は、前記第1ケースの中空部(56)に位置し、前記押圧するステップ(ST22)は、冶具(52)を前記第1ケースの前記中空部に挿入して前記振動体を押し出して前記仮保持部から離脱させて前記被取付部材に押圧することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、押圧部材を有する構成にくらべて、センサー部品の構成が簡素となる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るセンサー部品の取付方法は、上記構成において、前記振動体を密着させるステップは、前記冶具を介して前記振動体及び前記被取付部材間に介在する熱硬化性接着剤を加熱すること(ST23)と、前記熱硬化性接着剤の加熱硬化後に前記冶具を引き抜くこと(ST24)とを含むことを特徴とする。
この構成によれば、冶具が、振動体の押圧手段と接着剤の加熱硬化手段とを兼ねるため、作業が効率的になる。
本発明によれば、振動体を有するセンサー部品において、被取付部材に孔を開けずに、簡単、効率的かつ確実に取り付けることのできるセンサー部品及びその取付方法を提供することができる。
第1実施形態に係るセンサー部品の斜視図 第1実施形態に係るセンサー部品の分解斜視図 第1実施形態に係る第1ケースを示す図(A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第1実施形態に係る押圧部材の斜視図 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示すフローチャート 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す(図A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す(図A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す(図A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す(図A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第1実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す(図A:平面図、B:A図のB−B断面図、C:A図のC−C断面図、D:A図のD−D断面図) 第2実施形態に係るセンサー部品の斜視図 第2実施形態に係るセンサー部品の一部断面分解斜視図 第2実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示すフローチャート 第2実施形態に係るセンサー部品の取り付け方法を示す一部断面斜視図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係るセンサー部品1の斜視図及び分解斜視図である。センサー部品1は、車両のバンパー等の被取付部材2に固定される第1アセンブリ3と、第1アセンブリ3に固定される第2アセンブリ4とを有する。なお、説明における、前後方向、縦方向、横方向は、図中に示す方向に従う。被取付部材2がフロントバンパーであってセンサー部品1を前方に向けて取り付ける場合、説明における前後方向は、車両の前後方向に略一致する。なお、被取付部材2は他の部材でもよく、センサー部品1は、車両の後方や側方に向けて取り付けてもよい。
第1アセンブリ3は、被取付部材2に固定される筒状の第1ケース5と、筒状の第1ケース5の中空部6に保持された振動体7と、一端側が振動体7に電気的に接続し、他端側にコネクター8が取り付けられたワイヤーハーネス9と、振動体7よりも後方に向かって順に配置され、それぞれワイヤーハーネス9が貫通している吸音部材10、ハーネスクランプ11及び押圧部材12とを有する。第1アセンブリ3は、ワイヤーハーネス9及びコネクター8を除いて、縦方向に直交する断面及び横方向に直交する断面に対して概ね鏡像対称形をなす。
図1、図2及び図3に示すように、第1ケース5は、前方及び後方が開口された筒部13と、筒部13の前端側に形成されたフランジ状の固定部14とを有する。固定部14は、被取付部材2の裏面に両面テープ15により固定される。両面テープ15以外の固定手段としては、接着剤等の被取付部材2の表面の見た目に影響を与えないものが好ましい。筒部13の前端側の内周面には、被取付部材2及び第1ケース5間を水密にし、かつ、振動体7による振動の第1ケース5及びその外側への伝播を抑制するためゴム等の弾性を有する環状の第1シール部材16(図6等参照)が取り付けられている。
図1及び図2に示すように、振動体7は、ワイヤーハーネス9に電気的に接続された振動子17と、振動子17の前面に取り付けられたアルミニウム等の金属からなる振動板18とを有する。振動体7は、センサー部品1の被取付部材2への取り付け後の状態では、被取付部材2に裏面に密着して、被取付部材2及びワイヤーハーネス9以外の部品とは接触していないが、取り付け前の状態では、第1ケース5の中空部6内に、筒部13の内面から突出して互いに横方向に対向する1対の仮保持係止爪19,19からなる仮保持部により保持されている。1対の仮保持係止爪19,19に保持された振動体7が前方に押し出されると、1対の仮保持係止爪19,19をその間の距離が広がるように外側に押し出すため、1対の仮保持係止爪19,19による振動体7の保持が解除される。また、被取付部材2における振動体7が固定される部分は、板状部分であって、振動体7の振動によって発生する超音波及びその反射波が透過しやすいように凹部20(図6参照)が形成されて薄肉となっていることが好ましい。
吸音部材10は、第1ケース5の中空部6内の、1対の仮保持係止爪19,19に保持された振動体7よりも後方に配置され、環状の支持板21と、支持板21に支持された吸音シート22とを有する。吸音部材10には、ワイヤーハーネス9を挿通するべく前後方向に貫通する挿通孔23が設けられている。吸音シート22は、振動体7よりも後方に放射される背面波を減衰させる。
ハーネスクランプ11は、第1ケース5の中空部6内の、吸音部材10よりも後方に配置される。ハーネスクランプ11には、ワイヤーハーネス9を把持するべく前後方向に貫通して挿通孔23に整合する把持孔24が設けられている。把持孔24は、後方に突出するゴム製の突出部24a内に形成される。センサー部品1の被取付部材2への取り付け後において、ハーネスクランプ11は振動体7に対する位置が安定している。そのため、ワイヤーハーネス9における振動体7及びハーネスクランプ11間の部分がわずかにたわんだ状態に維持され、その部分に過大な引張力が作用して破断することが防止される。
図1、図2及び図4に示すように、押圧部材12は、第1ケース5の中空部6を摺動する頂部25と、頂部25から前方に延出し、互いに横方向に対向する1対の脚部26,26とを有する。押圧部材12は第1ケース5の中空部6内に位置し、頂部25はハーネスクランプ11よりも後方に配置される。頂部25は、ワイヤーハーネス9を挿通させる開口27が設けられている。
吸音部材10の支持板21の外縁部分が、押圧部材12の1対の脚部26,26の前端側の縦方向の中央位置から内側に向かってに設けられた係合突起28に係合し、ハーネスクランプ11が吸音部材10及び押圧部材12に挟持されるため、吸音部材10、ハーネスクランプ11及び押圧部材12は、一体となって第1ケース5の中空部6内を摺動する。
押圧部材12の1対の脚部26,26のそれぞれの前端における縦方向の両端部には、前方を向いた肩面29aと肩面29aの外側から前方に突出した突起29bとからなる把持部29が設けられている。把持部29は、肩面29a及び突起29bがそれぞれ振動板18の後面及び側面に当接可能なように構成される。また、突起29bの前後方向長さは振動板18の厚さ以下であるため、把持部29が振動板18を把持したときに、突起29bの前端は、振動板18の前面に対して同一面又は後方に位置し、押圧部材12による振動板18の被取付部材2への押圧を阻害しない。
押圧部材12は、1対の仮保持係止爪19,19に保持された振動体7を把持部29が把持する初期位置、把持部29の肩面29aが被取付部材2に振動体7を押圧する押圧位置、及び、把持部29が被取付部材2に密着した振動体7から後方に離間した離間位置を、順に変位可能である。
図3(D)及び図7(D)に示すように、押圧位置において押圧部材12が後方に移動することを規制するため、第1ケース5は、縦方向に対向するようにその内面から斜め前方に突出する1対の押圧係止爪30,30からなる押圧係止部を有する。また、図3(B)、図4及び図7(B)に示すように押圧位置において押圧部材12を後方に付勢するため、押圧部材12の1対の脚部26,26の側面には、それぞれ脚部26の本体に片持ち状に支持されて、後方に延出した後、横方向の外側かつ斜め前方に延出する1対の弾性片31,31からなる付勢部が形成されている。第1ケース5の内面には、押圧位置において1対の弾性片31,31が弾発的に当接する後方を向いた肩面32が形成されている。なお、弾性片31が第1ケース5に設けられ、肩面32が押圧部材12に設けられてもよく、付勢部は、第1ケース5及び押圧部材12間に配置された圧縮コイルばね等の付勢部材から構成されてもよい。
図1及び図2に示すように、第2アセンブリ4は、第1ケース5に結合して、第1ケース5と協働して振動体7を覆うケース33を構成する第2ケース34と、第2ケース34に支持され、振動体7を制御する基板35とを有する。基板35は、コネクター8を連結させることにより、ワイヤーハーネス9を介して振動体7に電気的に接続する。
第2ケース34の環状の前面には、ゴム等の弾性を有する環状の第2シール部材36が取り付けられている。第2アセンブリ4を第1アセンブリ3に取り付けた状態では、第2ケース34の環状の前面が第2シール部材36を介して第1ケース5の筒部13の後面に当接するため、第1ケース5及び第2ケース34間が水密に保たれ、振動の伝播も抑制される。なお、第2シール部材36は、第1ケース5側に取り付けられていてもよい。第2ケース34の後端側には、基板35に電気を供給する電源の差込口37が設けられている。
また、第2ケース34の前側には、縦方向に互いに対向し、前方に突出するように形成された1対の解除突片38,38からなる解除部が設けられている。1対の解除突片38,38は、第1ケース5に結合する際に傾斜した1対の押圧係止爪30,30の傾斜面を摺動して外側に押し出すことにより、1対の押圧係止爪30,30による押圧部材12の係止を解除する。1対の押圧係止爪30,30による押圧部材12の係止が解除されると、弾性片31の付勢力により、押圧部材12が押圧位置から離間位置に変位する。1対の解除突片38,38間の距離は、その中に押圧部材12の頂部25を需要できるように、頂部25の縦方向長さよりも長い。離間位置においては、第1ケース5の筒部13の内周面に支持されて中空部6内に延在する後方係止部39(図3参照)に、ハーネスクランプ11の突出部24aが係止されることにより、吸音部材10、ハーネスクランプ11及び押圧部材12の後方への移動が規制される。
第2ケース34の縦方向の側面には、1対の係合凸部40,40が設けられており、第1ケース5の縦方向の側面には、1対の係合凸部40,40に係合する1対の係合孔41,41が設けられている。1対の係合凸部40,40を1対の係合孔41,41に係合させることにより、第2ケース34が第1ケース5に結合する。
第1ケース5、吸音部材10の支持板21、ハーネスクランプ11の本体、押圧部材12及び第2ケース34の素材は、樹脂が好適である。
図5〜図10を参照して、センサー部品1の被取付部材2への取付方法について説明する。
第1アセンブリ3及び第2アセンブリ4は、それぞれ組み立てられた状態となっている。第1アセンブリ3においては、1対の仮保持係止爪19,19が振動体7を保持し、押圧部材12は初期位置に配置されている。作業員は、振動板18の前面に熱硬化性の接着剤を塗布後、第1ケース5の固定部14を両面テープ15により被取付部材2に固定することにより、第1アセンブリ3を被取付部材2に取り付ける(ST11、図6)。なお、図6(B)〜(D)に示すように、第1アセンブリ3の被取付部材2への取付においては、フランジ状の固定部14の全体あるいは一部を上方から覆うリング状部材42を用いることが好ましい。リング状部材42を予め第1アセンブリ3にセットし、このリング状部材42を介してフランジ状の固定部14を被固定部材2に押し付ける。このようにすれば、両面テープ15の被取付部材2への圧着荷重を均一化し、第1アセンブリ3を高さ方向も含めた取付位置の誤差なく所定位置へ取り付けることができる。また、このようにすることで、第1アセンブリ3の取付強度のばらつきを抑えて、環状のシール部材16のシール性が確実に発揮できるようにすることもできる。
次に作業員は、初期位置に配置された押圧部材12を前方に押し込む(ST12、図7)。この時、押圧部材12によって前方に押された振動体7が1対の仮保持係止爪19,19を外側に広げることにより、1対の仮保持係止爪19,19による振動体7の保持が解除され、振動体7が移動可能となり、押圧部材12が押圧位置まで移動する。押圧位置まで移動した押圧部材12は、頂部25において1対の押圧係止爪30,30に係止されて、振動板18を被取付部材2の凹部20に押し付けた状態に維持する。
次に作業員は、接着剤を加熱硬化して、振動板18を被取付部材2に密着させる(ST13)。例えば、被取付部材2及び第1アセンブリ3を塗装炉で加熱して、接着剤を加熱硬化してもよい。
次に作業員は、コネクター8を第2アセンブリ4に接続し、基板35及び振動体7間を電気的に接続する(ST14、図8)。
次に作業員は、第2ケース34の係合凸部40を第1ケース5の係合孔41に嵌合させるように、第2アセンブリ4を前方に移動させ、第2アセンブリ4を第1アセンブリ3に取り付ける(ST15)。この時、第2ケース34の前端部に設けられた1対の解除突片38,38が、押圧部材12の頂部25を係止している1対の押圧係止爪30,30を外側に押し広げて、その係止を解除する(図9)。すると、押圧部材12は、1対の弾性片31によって後方に付勢されており、その付勢力が押圧部材12の把持部29と振動板18との間の摩擦力よりも大きいため、後方に移動して離間位置に至る(図10)。ワイヤーハーネス9は、ST14でコネクター8を接続する作業の効率を上げるため、取り付け完了時には余剰となる長さが必要であるが、その余剰分はケース33内に収容される。
このように、センサー部品1を被取付部材2取り付けると、振動体7や第2アセンブリ4の位置は、第1ケース5の位置決めを行うことにより決まる。よって、複数の部材について位置決めをする必要がなく、取付作業が容易かつ効率的である。また、複数の部材を同時に固定すると、その固定の確実性が低下し易いが、本実施形態では、振動体7を仮保持した第1ケース5を被取付部材2に取り付けた後に、振動板18を被取付部材2に固定するため、それぞれ確実に固定できる。
また、センサー部品1の取付完了後に、振動体7の振動を阻害させないため押圧部材12を振動体から離間させるが、この操作が第2アセンブリ4の第1アセンブリ3への取り付けと連動して行われるため、作業効率が向上する。
基板35が第2アセンブリ4に設けられており、振動板18を被取付部材2に密着させるための加熱処理の後に、第2アセンブリ4が第1アセンブリ3に取り付けられるため、被取付部材2及び第1アセンブリの全体を加熱しても、比較的熱に弱い基板35は加熱されない。また、基板35が第2アセンブリ4に設けられていることは、振動体7の振動の基板35に対する影響を低減する。
第1シール部材16及び第2シール部材36によりケース33内が水密に保たれるため、振動体7と、振動子17及びワイヤーハーネス9間、並びにコネクター8及び基板35間の電気的接続部分が保護される。また、第1シール部材16及び第2シール部材36により振動体7による振動の伝播が抑制されるため、また、振動体7及び基板35間をたわんだ状態で連結するワイヤーハーネス9は振動体7の振動を吸収するため、第2ケース34に支持された基板35が振動から保護される。
次に、図11〜図14を参照して、本発明に係る第2実施形態を説明する。説明に当たって、第1実施形態と共通する構成は、その説明を省略し同一の符号を付す。第2実施形態に係るセンサー部品51は、加熱冶具52により仮保持された振動体7を被取付部材2に向けて押圧する点等で、第1実施形態と異なる。
センサー部品51は、車両のバンパー等の被取付部材2に固定される第1アセンブリ53と、第1アセンブリ53に固定される第2アセンブリ54とを有する。
第1アセンブリ53は、被取付部材2に固定される筒状の第1ケース55と、筒状の第1ケース5の中空部56に保持された振動体7と、一端側が振動体7に電気的に接続し、他端側にコネクター8が取り付けられたワイヤーハーネス9と、振動体7よりも後方に配置されたハーネスクランプ57とを有する。第1アセンブリ53は、ワイヤーハーネス9及びコネクター8を除いて、縦方向に直交する断面及び横方向に直交する断面に対して概ね鏡像対称形をなす。
第1ケース55は、前方及び後方が開口された筒部58と、筒部58の前端側に形成されたフランジ状の固定部14とを有する。固定部14は、被取付部材2の裏面に両面テープ15により固定される。筒部58の前端側の内周面には、第1実施形態と同様に第1シール部材16が取り付けられている。
振動体7は、筒部58の中空部56に配置され、第1実施形態と同様に、第1ケース55の筒部58の内面に設けられた1対の仮保持係止爪19,19からなる仮保持部によって、保持されている。
ハーネスクランプ57は、ワイヤーハーネス9を把持する把持孔24を有する板状の部材である。ハーネスクランプ11は、筒部58の内周面の縦方向に互いに対向する面に設けられた1対のガイド溝59,59にそって、後方から挿入され、1対のガイド溝59,59の前端に係止されるとともに、摩擦力によって後方への移動が規制される。ハーネスクランプ57の横方向の両端部は、加熱冶具52を中空部56の前方まで挿入できるように、筒部58の内周面から離間している。
第2アセンブリ54は、第1ケース55に結合して、第1ケース55と協働して振動体7を覆うケース60を構成する第2ケース61と、第2ケース61に支持され、振動体7を制御する基板35とを有する。
第2ケース61の前端側には、環状の第2シール部材36が取り付けられている。第2ケース34には、基板35に電気を供給する電源の差込口(図示せず)が設けられている。
第2ケース61の縦方向の側面に設けられた1対の係合凸部40,40が、第1ケース5の縦方向の側面に設けられた1対の係合孔41,41に係合することにより、第2ケース61が第1ケース55に結合し、この結合により第2アセンブリ54が第1アセンブリ53に取り付けられる。
図13及び図14を参照して、センサー部品51の被取付部材2への取付方法について説明する。加熱冶具52は、金属等の熱伝導性の高い素材からなり、棒状又はブロック状の加熱部62と、加熱部62の両端部から延出する1対の脚部63とを有する。
第1アセンブリ53及び第2アセンブリ54は、それぞれ組み立てられた状態となっている。第1アセンブリ53においては、1対の仮保持係止爪19,19が振動体7を保持している。作業員は、振動板18の前面に熱硬化性の接着剤を塗布後、第1ケース5の固定部14を両面テープ15により被取付部材2に固定することにより、第1アセンブリ3を被取付部材2に取り付ける(ST21)。
次に、作業員は、加熱冶具52の1対の脚部63、63の先端側を、筒部58の後端側から中空部56に挿入する(ST22)。1対の脚部63,63が振動板18を前方に押し出すことによって、1対の仮保持係止爪19,19による振動体7の保持が解除され、振動体7は、1対の脚部63,63によって被取付部材2の裏面に押圧される。
加熱部62を加熱し、1対の脚部63,63を介して、振動板18を加熱することにより、接着剤を加熱硬化させ、振動板18を被取付部材2に密着させる(ST23)。
次に、作業員は、加熱冶具52を引抜き(ST24)、コネクター8を第2アセンブリ54に接続し、基板35に振動体7を電気的に接続する(ST25)。
次に作業員は、第2ケース61の係合凸部40を第1ケース55の係合孔41に嵌合させるように、第2アセンブリ54を前方に移動させ、第2アセンブリ54を第1アセンブリ53に取り付ける(ST26)。
第2実施形態においても、位置決めが必要なのは第1ケース55のみであり、第1ケース55の固定と振動板18の固定とが別々に行われるため、取付作業が容易かつ効率的であり、第1ケース55及び振動板18を確実に固定できる。また、第1実施形態に比べてセンサー部品51の部品構成が簡素である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第1ケースにおいて、仮保持部を構成する仮保持係止爪を固定部よりも前方に配置し、振動板の位置決め及び被取付部材への固定を行ってから、第1ケースを前方に押し出して仮保持を解除し、第1ケースを被取付部材に固定してもよい。振動板の被取付部材への密着は、熱硬化性以外の接着剤や、他の密着手段で行ってもよい。仮保持部、付勢部、並びに、押圧係止部及び押圧係止部に対応する解除部については、1対の爪や片の構成に代えて、3つ以上の爪や片で構成してもよい。本出願のパリ条約に基づく優先権主張の基礎出願の全内容及び本出願中で引用された従来技術の全内容は、それに言及したことをもって本願明細書の一部とする。
1,51:センサー部品
2:被取付部材
3,53:第1アセンブリ
4,54:第2アセンブリ
5,55: 第1ケース
6:中空部
7:振動体
9:ワイヤーハーネス
10:吸音部材
11:ハーネスクランプ
12:押圧部材
14:固定部
16:第1シール部材
19:仮保持係止爪(仮保持部)
30:押圧係止爪(押圧係止部)
31:弾性片(付勢部)
32:肩面
33,60:ケース
34,61:第2ケース
35:基板
36:第2シール部材
38:解除突片(解除部)

Claims (12)

  1. 被取付部材に密着されるべき振動体と、前記振動体を少なくとも部分的に覆うためのケースとを有するセンサー部品であって、
    前記振動体と、前記ケースの少なくとも一部をなし、前記振動体を選択的に解除可能に保持する仮保持部及び前記被取付部材に固定されるべき固定部を備えた第1ケースとを有する第1アセンブリと、
    前記振動体を制御するべく前記振動体に電気的に接続可能な基板を有する第2アセンブリと
    を有することを特徴とするセンサー部品
  2. 前記第1ケースは、両端部が開口した筒状をなし、その一端側に前記固定部が設けられ、
    前記振動体は、前記第1ケースの内面に設けられた前記仮保持部によって前記第1ケースの筒状の中空部に配置されていることを有することを特徴とする請求項1に記載のセンサー部品
  3. 前記第1アセンブリが、前記第1ケースの筒状の中空部に配置され、前記第1ケースの軸線方向に沿って摺動可能に前記第1ケースに支持された押圧部材を更に有し、前記押圧部材は、前記仮保持部による保持が解除された前記振動体を前記被取付部材に所定の圧力をもって押しつける押圧位置から、前記振動体から離間した離間位置へ変位可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載のセンサー部品
  4. 前記第1ケースは、前記押圧位置において前記押圧部材を選択的に解除可能に係止するべき押圧係止部を有し、
    前記押圧部材は、前記押圧係止部に係止された前記押圧部材を前記離間位置に向けて付勢するべき付勢部有することを特徴とする請求項3に記載のセンサー部品
  5. 前記第2アセンブリは、前記基板を支持するとともに、前記第1ケースと協働して前記ケースを構成するべく、前記第1ケースに結合されるべき第2ケースを更に有し、
    前記押圧係止部は、前記第1ケースの内面から突出して前記押圧部材を係止するべき押圧係止爪を有し、
    前記第2ケースは、前記第1ケースに結合する際に前記押圧係止爪による前記押圧部材の係止を解除するべく前記押圧係止爪を外側に押し出すように構成された解除部を有することを特徴とする請求項4に記載のセンサー部品
  6. 前記第2ケースが、第1ケース部分の他端側を閉鎖することを特徴とする請求項5に記載のセンサー部品
  7. 前記第1ケースを前記被取付部材に固定したときに前記第1ケース及び前記被取付部材に挟持されるべく、前記第1ケースに前記固定部に沿って弾性を有する第1シール部材が取り付けられており、
    前記第2ケースを前記第1ケースに結合させたときに、前記第1ケース及び前記第2ケースに挟持されるべく、前記第1ケース又は前記第2ケースに両者の結合面に沿って弾性を有する第2シール部材が取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のセンサー部品
  8. 前記第1アセンブリは、前記振動体に接続されて前記基板に接続可能なワイヤーハーネスを有することを特徴とする請求項1に記載のセンサー部品
  9. 被取付部材に密着されるべき振動体、並びに、前記振動体を選択的に解除可能に保持する仮保持部及び前記被取付部材に固定されるべき固定部を備えた第1ケースを有する第1アセンブリと、前記第1ケースと協働してケースを構成するべく、前記第1ケースに結合されるべき第2ケース、及び前記第2ケースに支持され、前記振動体を制御するべく前記振動体に電気的に接続可能な基板を有する第2アセンブリとを有するセンサー部品の取付方法であって、
    前記第1ケースを前記被取付部材に固定することにより、前記第1アセンブリを前記被取付部材に取り付けるステップと、
    前記振動体を前記仮保持部から離脱させ前記被取付部材に押圧するステップと、
    前記被取付部材に前記振動体を密着させるステップと、
    前記振動体を前記基板に電気的に接続するステップと、
    前記第2ケースを前記第1ケースに結合することにより、前記第2アセンブリを前記第1アセンブリに連結するステップと
    を有することを特徴とする取付方法。
  10. 前記第1ケースは、両端部が開口した筒状をなし、
    前記仮保持部は、前記第1ケースの内面に形成されており、
    前記第1アセンブリは、前記第1ケースの筒状の中空部に配置され、前記第1ケースの軸線方向に沿って摺動可能に前記第1ケースに支持された押圧部材を更に有し、
    前記押圧部材は、初期位置から、前記仮保持部による保持が解除された前記振動体を前記被取付部材に所定の圧力をもって押圧する押圧位置、前記振動体から離間した離間位置へと順に変位可能であり、
    前記押圧部材は、前記押圧位置において、前記振動体から離間する方向に付勢されるともに、前記離間する方向への移動を規制するべく前記第1ケースの内面から突出する押圧係止爪に係止しており、
    前記押圧するステップは、前記押圧部材を押し込んで前記初期位置から前記押圧位置に変位させることを含み、
    前記第2アセンブリを前記第1アセンブリに連結するステップは、前記第2ケースに設けられた解除部が、前記第2ケースを前記第1ケースに結合する際に前記押圧係止爪による前記押圧部材の係止を解除するべく前記押圧係止爪を外側に押し出すことにより、前記押圧部材を前記押圧位置から前記離間位置に変位させることを含むことを特徴とする請求項9に記載の取付方法。
  11. 前記第1ケースは、両端部が開口した筒状をなし、
    前記仮保持部に保持された前記振動体は、前記第1ケースの中空部に位置し、
    前記押圧するステップは、冶具を前記第1ケースの前記中空部に挿入して前記振動体を押し出して前記仮保持部から離脱させて前記被取付部材に押圧することを含むことを特徴とする請求項9に記載の取付方法。
  12. 前記振動体を密着させるステップは、前記冶具を介して前記振動体及び前記被取付部材間に介在する熱硬化性接着剤を加熱することと、前記熱硬化性接着剤の加熱後に前記冶具を引き抜くこととを含むことを特徴とする請求項11に記載の取付方法。
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