JPH09283241A - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

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JPH09283241A
JPH09283241A JP8094298A JP9429896A JPH09283241A JP H09283241 A JPH09283241 A JP H09283241A JP 8094298 A JP8094298 A JP 8094298A JP 9429896 A JP9429896 A JP 9429896A JP H09283241 A JPH09283241 A JP H09283241A
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JP
Japan
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alignment plate
circuit board
connector housing
terminal pin
connector
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Pending
Application number
JP8094298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Saito
正司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH09283241A publication Critical patent/JPH09283241A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱膨張したときのターミナルピンと回路基板
との半田付け部分における応力の増大を防止する。 【解決手段】 アライメントプレート30の貫通孔33
を、ターミナルピン20が嵌合される保持部33Aと保
持部33Aよりも大きい解放部33Bとから構成する。
ターミナルピン20の回路基板Pへの嵌入操作のときに
は保持部33Aによってターミナルピン20を整列し、
嵌入後はアライメントプレート30を移動させてターミ
ナルピン20を解放部33B内に位置させる。熱膨張時
に貫通孔33がターミナルピン20に対して位置ズレし
ても、ターミナルピン20が貫通孔33の孔縁で押され
ることがないから、半田付け部分の応力が増大すること
はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に取り付
けられる基板用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板用コネクタは、図9に示すように、
コネクタハウジング2の背面から細長い複数本のターミ
ナルピン3が突出して下方へ曲げられ、各ターミナルピ
ン3の先端が回路基板Pの接続孔Hと整合するように整
列された構成となっている。取付けの際には、回路基板
Pの所定位置にコネクタハウジング2を固定すると共
に、各ターミナルピン3の先端を接続孔Hに嵌入して半
田付けMにより固着するようになっている。また、コネ
クタハウジング2には、ターミナルピン3の接続孔Hへ
の嵌入動作を確実にするための手段としてアライメント
プレート4が固定されている。アライメントプレート4
には、回路基板Pの接続孔Hと整合する位置決め孔5が
形成されており、ターミナルピン3の先端部が各位置決
め孔5に貫通されることによってターミナルピン3相互
間の位置関係が接続孔Hの配列と一致するように整列さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる基板用コネクタ
1を回路基板Pに取り付けた状態でコネクタハウジング
2、アライメントプレート4及び回路基板Pが熱膨張し
た場合には、個々の材質の熱膨張率の違いが原因となっ
て位置決め孔5と接続孔Hとの間でターミナルピン3と
直交する方向の相対的な位置ズレを生じさせようとする
力が作用することがある。ところが、従来のアライメン
トプレート4においては、ターミナルピン3を高い精度
で位置決めする必要性から、図10に示すように位置決
め孔5がターミナルピン3のガタ付きを生じないように
必要最小の大きさとなっている。そのため、位置決め孔
5が接続孔Hに対して位置ズレを生じさせようとする力
が作用すると、その力がターミナルピン3を介して半田
付け部分Mに伝わり、この半田付け部分Mにおける応力
が増大することになる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であり、ターミナルピンと回路基板との半田付け部分に
おける応力の増大を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
基板に取り付けられるコネクタハウジングと、コネクタ
ハウジングから突出されてその突出端が回路基板の接続
孔に嵌入されて半田付けされる複数本のターミナルピン
と、コネクタハウジングに取り付けられて各ターミナル
ピンをそれぞれ貫通させることによりそのターミナルピ
ン相互間の位置関係が接続孔の配列と一致するように整
列させるアライメントプレートとを備えてなる基板用コ
ネクタにおいて、アライメントプレートには、各ターミ
ナルピンを密嵌状に挿入せることにより接続孔と対応可
能な所定位置に保持する保持部とこの保持部よりも大き
く開口してターミナルピンの遊動を許容する解放部とを
連続させて形成してなる貫通孔が設けられ、アライメン
トプレートは、コネクタハウジングに対し、保持部にタ
ーミナルピンを嵌合させる整列位置から解放部にターミ
ナルピンを対応させる解放位置への変位可能に取り付け
られる構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、整列位置としたアライメントプレートをコネクタハ
ウジングに対して仮保持し、且つその仮保持の解離を可
能とした仮保持手段が設けられている構成としたところ
に特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1又は請求
項2の発明において、回路基板への取付け状態において
アライメントプレートを解放位置に保持可能な保持手段
が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、コネクタハウジングを回路
基板へ取り付ける動作に伴ってアライメントプレートを
整列位置から解放位置へ変位させるガイド手段が設けら
れている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、ア
ライメントプレートをコネクタハウジングに対して整列
位置に取り付けると、ターミナルピンが保持部との嵌合
によって接続孔と整合するように整列された状態に保持
されるため、各ターミナルピンの接続孔への嵌入が円滑
に行われる。嵌入後にアライメントプレートが整列位置
から解放位置に変位すると、ターミナルピンは解放部へ
移動してアライメントプレートに対して遊動を許容され
た状態となる。このため、熱膨張したときにアライメン
トプレートの貫通孔が回路基板に対して位置ズレを生じ
ても、貫通孔の孔縁がターミナルピンを押圧することが
なく、ターミナルピンと回路基板との半田付け部分にお
ける応力の増大が防止される。
【0009】請求項2の発明においては、アライメント
プレートが整列位置に仮保持されるから、ターミナルピ
ンを保持部に嵌合する整列操作が容易になると共に、整
列済みのターミナルピンが保持部から離脱することを防
止できる。請求項3の発明においては、アライメントプ
レートが解放位置に保持されるから、アライメントプレ
ートが移動することに起因して解放部の開口縁がターミ
ナルピンと接触することを確実に防止することができ
る。
【0010】請求項4の発明においては、コネクタハウ
ジングを回路基板に取り付ける操作を行うと、整列位置
にあるアライメントプレートはガイド手段により解放位
置に変位させられる。このように、アライメントプレー
トの整列位置から解放位置への変位動作がコネクタハウ
ジングの取付け動作と同時に行われるから、これらの動
作を別々に行う場合と比較すると操作性に優れている。
【0011】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態の基板用
コネクタ10は、コネクタハウジング11と複数本のタ
ーミナルピン20とアライメントプレート30とから構
成されている。コネクタハウジング11の回路基板Pと
対向される底面には、その背面側の縁部の両端位置から
ブロック状に突出する一対の脚部12,12が形成され
ている。コネクタハウジング11は、その脚部12を回
路基板Pの表面に当接させた状態で、ピンと孔の嵌合等
による位置決め手段(図示せず)により回路基板Pの表
面の所定位置に位置決めされると共に、回路基板Pを貫
通させたビス(図示せず)を脚部12に螺合することに
よって回路基板Pに固定して取り付けられるようになっ
ている。
【0012】上記一対の脚部12,12には、コネクタ
ハウジング11の背面側に面するガイド面13が形成さ
れている。ガイド面13は、コネクタハウジング11の
底面に対し図2及び図3に示すように脚部12の下端か
らコネクタハウジング11の底面に向かって背面側へ倒
れるように所定の角度で傾斜している。このガイド面1
3には後述するアライメントプレート30の被ガイド部
36が当接・摺接されるようになっている。
【0013】さらに、コネクタハウジング11の底面に
おける両脚部12の中間位置には、支持部14が下方へ
突出させて形成されている。支持部14の左右両側面に
は、夫々、三角形断面をなす上下一対の突起15,15
によって凹部16が形成され、この凹部16にアライメ
ントプレート30の突条35が嵌合されると、アライメ
ントプレート30がコネクタハウジング11の底面と平
行な姿勢でその底面に対して所定間隔を空けて離間した
状態に保持されるようになっている。
【0014】コネクタハウジング11には複数片のター
ミナルピン20が装着されている。各ターミナルピン2
0はコネクタハウジング11の背面から突出して下方向
へ曲げられており、その先端部はコネクタハウジング1
1の底面に対して直角をなしてその底面よりもさらに下
方に達する長さに延びている。これらのターミナルピン
20の先端部は回路基板Pの接続孔Hに一斉に差し込ま
れるようになっており、そのためにターミナルピン20
の先端は互いに平行をなし、且つ全てのターミナルピン
20の先端部相互間の位置関係が回路基板Pの接続孔H
と対応するように配されている。
【0015】アライメントプレート30は、コネクタハ
ウジング11に取り付けられ、上記ターミナルピン20
の相互間の位置関係が接続孔Hの配列と高い精度で一致
するようにターミナルピン20の先端部を整列させるよ
うになっている。このアライメントプレート30は、方
形をなすプレート本体31と、このプレート本体31の
側縁から面一状に張り出した張出部32とからなってい
る。プレート本体31には、複数の貫通孔33が回路基
板Pの接続孔Hと同じ配列で形成されている。貫通孔3
3は、図6及び図7に示すように、ターミナルピン20
が緊密に嵌合される幅方向の寸法(図6及び図7におけ
る上下方向の寸法)を有する方形の保持部33Aと、幅
方向及び奥行き方向(図6及び図7における上下方向及
び左右方向)の寸法がいずれもターミナルピン20より
も大きい方形の解放部33Bとからなる。保持部33A
はその前縁において解放部33Bと連通されており、貫
通孔33は全体として「凸字形」に開口されている。
【0016】保持部33Aの配列は接続孔Hの配列と高
い精度で一致するように形成されており、これらの保持
部33Aにターミナルピン20が嵌合されると、各ター
ミナルピン20は夫々保持部33Aの内側面で3方から
隙間なく囲まれることによって遊動を規制された状態に
保持され、全てのターミナルピン20が接続孔Hと同じ
配列となるように整列して位置決めされるようになる。
また、ターミナルピン20が解放部33B内に位置する
状態では、ターミナルピン20の周囲全体に亘って解放
部33Bの開口縁との間に間隙が空いている。この解放
部33Bの開口形状と開口寸法は、回路基板Pとアライ
メントプレート30の熱膨張率の差と膨張方向の違いを
考慮し、ターミナルピン20が解放部33Bの開口縁に
接触しないように設定されている。これにより、後述す
るように回路基板Pとアライメントプレート30の熱膨
張量の差に起因してターミナルピン20がその長さ方向
と直角な方向(回路基板Pと平行に方向)へ位置ズレを
生じても、ターミナルピン20が貫通孔33の孔縁と接
触しないようになっている。
【0017】また、プレート本体31から張出部32に
亘っては、前後方向へ直線状に延びる係止溝34が形成
されている。係止溝34には上記コネクタハウジング1
1の底面の支持部14が貫通されるようになっており、
係止溝34の長さ方向に沿った内壁面には支持部14の
凹部16と係合可能な左右一対の突条35,35が形成
されている。この係止溝34の突条35が支持部14の
凹部16に係合された状態では、図4に示すように、ア
ライメントプレート30がコネクタハウジング11の底
面に対して平行な姿勢で離間した状態に保持され、この
状態ではアライメントプレート30が係止溝34に沿っ
て前後方向へスライドすることが可能に支持されるよう
になっている。
【0018】また、この状態でアライメントプレート3
0に対してコネクタハウジング11側へ一定以上の押圧
力が作用すると、係止溝34の突条35が支持部14の
凹部16から外れ、アライメントプレート30がコネク
タハウジング11の底面に接近して支持部14がアライ
メントプレート30の下方へ突き出すようになる。張出
部32には、その左右両側縁をプレート本体31に沿っ
て面一状に張り出させることによって一対の被ガイド部
36,36が形成されている。この被ガイド部36はそ
の前縁を上記コネクタハウジング11のガイド面13に
対して当接・摺接させるようになっており、この被ガイ
ド部36とガイド面13とによって本発明の構成要件で
あるガイド手段が構成されている。
【0019】アライメントプレート30が支持部14と
係止溝34との係合によってコネクタハウジング11か
ら離間された状態で被ガイド部36をガイド面13に当
接させたとき、アライメントプレート30はその保持部
33Aにターミナルピン20を嵌合させる整列位置に仮
保持される。即ち、支持部14と係止溝34との係合構
造、及び被ガイド部36のガイド面13への当接構造に
より、本発明の構成要件である仮保持手段が構成されて
いる。この整列位置に仮保持されたアライメントプレー
ト30は係止溝34に沿って後方向(被ガイド部36が
ガイド面13から離間する方向)へ移動することによっ
て解放位置に変位することができ、この解放位置ではタ
ーミナルピン20が相対的に前方へ変位されて解放部3
3B内に位置する。
【0020】また、アライメントプレート30がコネク
タハウジング11の底面に密着して被ガイド部36がガ
イド面13に当接する状態のときも、アライメントプレ
ート30が解放位置となる。アライメントプレート30
がコネクタハウジング10に密着された状態では被ガイ
ド部36がガイド面13に当接しているため、解放位置
のアライメントプレート30は整列位置側への移動規制
状態に保持される。即ち、アライメントプレート30の
コネクタハウジング10に対する密着構造、及び被ガイ
ド部36のガイド面13への当接構造により、本発明の
構成要件である保持手段が構成されている。
【0021】張出部32における被ガイド部36よりも
先端側の両側縁には、一対の被押圧片37,37が下方
へ突出して形成されている。この被押圧片37は、アラ
イメントプレート30がコネクタハウジング11の底面
から離間して保持されている状態で、図2及び図4に示
すように、コネクタハウジング11の脚部12よりも下
方へ突出している。アライメントプレート30がコネク
タハウジング11の底面に当接した状態では、図3及び
図5に示すように、被押圧片37の底面と脚部12の底
面が面一の高さに揃うようになる。
【0022】次に、本実施形態の作用について説明す
る。回路基板Pへの取付けに先立ってアライメントプレ
ート30をコネクタハウジング11に取り付ける。取付
けは、まず、貫通孔33にターミナルピン20を貫通さ
せる。このとき、ターミナルピン20が解放部33Bを
貫通するようにすると貫通操作を容易に行うことができ
る。貫通後は、係止溝34の突条35を支持部14の凹
部16に係合させてアライメントプレート30をコネク
タハウジング11から離間した状態に保持し、そのアラ
イメントプレート30を係止溝34に沿ってスライドさ
せて被ガイド部36をガイド面13に当接させる。する
と、保持部33Aがターミナルピン20に嵌合されて全
てのターミナルピン20の位置関係が接続孔Hの配列と
高い精度で一致するように整列される。尚、このとき
に、アライメントの狂っているターミナルピン20が存
在していると、そのターミナルピン20は保持部33A
に嵌合されないことがあるが、そのターミナルピン20
については手作業によって保持部33Aに嵌合させる。
【0023】このようにしてアライメントプレート30
を装着した基板用コネクタ10は、回路基板Pに取り付
けられる。取付けに際しては、まずアライメントプレー
ト30によって整列されたターミナルピン20を回路基
板Pの接続孔Hに差し込む。このとき、全てのターミナ
ルピン20が接続孔Hの配列と位置するように整列され
ているから、全てのターミナルピン20が一斉に、且つ
円滑に接続孔Hに嵌入される。
【0024】尚、この嵌入操作を行うときには、アライ
メントプレート30がコネクタハウジング11に対して
移動規制状態にロックされていないため、アライメント
プレート30がコネクタハウジング11に対して若干移
動する可能性がある。しかし、アライメントプレート3
0が移動しても、ターミナルピン20相互間の位置関係
が接続孔Hの配列と一致するように整列されている状態
は変化しないから、ターミナルピン20の嵌入動作に支
障を来す虞はない。
【0025】ターミナルピン20が嵌入されると、図2
及び図4に示すように、アライメントプレート30の被
押圧片37が回路基板Pに当接されるようになる。この
とき、コネクタハウジング11の脚部12は回路基板P
から浮いた状態となっている。この状態からコネクタハ
ウジング11を回路基板P側へ押し付けるように操作す
ると、支持部14の凹部16が係止溝34の突条35か
ら外れてコネクタハウジング11の底面がアライメント
プレート30及び回路基板Pに接近すると共に、ターミ
ナルピン20の接続孔Hへの嵌入がさらに深まる。
【0026】このコネクタハウジング11の回路基板P
への接近動作は、ターミナルピン20の嵌入動作に案内
されることによって回路基板Pと直角方向に真っ直ぐ下
降するようにして行われる。このため、コネクタハウジ
ング11の接近動作に伴い、コネクタハウジング11の
傾斜したガイド面13がアライメントプレート30の被
ガイド部36を背面側へ押圧するようになる。この押圧
作用により、アライメントプレート30がコネクタハウ
ジング11及びターミナルピン20に対して回路基板P
とほぼ平行に移動して図3に示すように解放位置に変位
する。これに伴い、ターミナルピン20が保持部33A
による保持状態から解放されて図7に示すように解放部
33B内に相対的に変位し、ターミナルピン20と貫通
孔33とが互いに被干渉状態を保ちつつ回路基板Pと平
行な方向へ相対的に自由に変位することができるように
なる。
【0027】この後、コネクタハウジング11を図示し
ないビスにより回路基板Pに固定すると共に、ターミナ
ルピン20の接続孔Hの嵌入部分を半田付けMにより固
着する。以上により、本実施形態の基板用コネクタ10
の回路基板Pへの取付け作業が完了する。取付け後、回
路基板Pとアライメントプレート30が熱膨張したとき
に、両者の間で熱膨張量や膨張方向が異なっていると、
アライメントプレート30の貫通孔33とターミナルピ
ン20とが回路基板Pと平行な方向へ相対変位を生じる
ことになる。しかし、本実施形態では、ターミナルピン
20が解放部33Bの中に位置していてその開口縁に接
触せずに自由に相対変位することができるようになって
いるから、ターミナルピン20が貫通孔33の孔縁によ
って横から押されるということがなく、したがって半田
付け部分Mにおける応力が増大することがない。
【0028】尚、回路基板Pへの取付け状態では、アラ
イメントプレート30の被ガイド部36がガイド面13
に当接しているため、アライメントプレート30が解放
位置から整列位置側へ変位すること、即ちターミナルピ
ン20が解放部33Bから保持部33A側へ戻ることが
確実に防止されている。また、本実施形態では、ターミ
ナルピン20の嵌入後にコネクタハウジング11を回路
基板Pへ取り付ける動作に伴って、アライメントプレー
ト30が整列位置から解放位置へ強制的に変位させられ
るようになっている。したがって、コネクタハウジング
11の取付け操作とアライメントプレート30の変位操
作とを別工程で行う場合と比較すると、作業性に優れて
いるばかりでなく、アライメントプレート30が確実に
解放位置へ変位するようになっている。
【0029】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図乃至図8を参照して説明する。本実施形
態は、上記実施形態1の支持部14にアライメントプレ
ート30を解放位置に保持するための手段を設けたもの
である。その他の構成については上記実施形態1と同じ
であるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形態の支持
部14は、上記実施形態1と同じく左右両側面に一対ず
つの突起15,15とその両突起15,15の間の凹部
16とを備えているのに加え、左右両側面におけるコネ
クタハウジング11と近い位置に保持用突起(本発明の
構成要件である保持手段)17が形成されている。
【0030】この保持用突起17は、アライメントプレ
ート30の係止溝34の突条35との係合を可能として
いる。アライメントプレート30をコネクタハウジング
11に密着させると、図8に示すように保持用突起17
と突条35が係合することによりアライメントプレート
30のコネクタハウジング11からの離間が規制される
ようになり、もってアライメントプレート30が解放位
置に保持される。このように、本実施形態においては、
コネクタハウジング11を回路基板Pに取り付けた状態
だけでなく、取り付けない状態でもアライメントプレー
ト30を解放位置に保持しておくことができる。
【0031】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)貫通孔の解放部の形状は方形に限らず、円形等の
他の形状としてもよい。 (2)アライメントプレートが保持位置から解放位置へ
変位するときの変位方向は、ターミナルピンの長さ方向
に対して直角な方向としてもよい。
【0032】(3)コネクタハウジングの回路基板への
取付けとアライメントプレートの整列位置から解放位置
への変位とを別々の操作によって行うようにしてもよ
い。 (4)ガイド手段は、上記実施形態とは逆に、アライメ
ントプレートに傾斜したガイド面を形成すると共にその
ガイド面と当接・摺接する被ガイド部をコネクタハウジ
ングに設ける構成としてもよい。 (5)支持部と係止溝との係合によりコネクタハウジン
グから離間したアライメントプレートに対し、整列位置
にロックする手段を設けてもよい。このようにすると、
アライメントプレートを手で整列位置に押さえておく必
要がなくなるから整列操作が容易となると共に、ターミ
ナルピンの整列状態が維持されるから接続孔への嵌入操
作が容易となる。
【0033】(6)回路基板への取付け状態でアライメ
ントプレートを解放位置に保持する手段として、上記実
施形態1ではアライメントプレートとコネクタハウジン
グと回路基板の三者の協動によって行うようし、実施形
態2ではアライメントプレートとコネクタハウジングと
の係合によって行うようにしたが、アライメントプレー
トを回路基板に係合させることによって行うようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1においてコネクタハウジン
グとアライメントプレートを分離した状態を反転してあ
らわす斜視図
【図2】実施形態1において整列位置としたアライメン
トプレートにより整列したターミナルピンを回路基板に
差し込んだ状態をあらわす断面図
【図3】実施形態1においてターミナルピンの差込み後
にアライメントプレートが解放位置に変位した状態をあ
らわす断面図
【図4】実施形態1においてアライメントプレートが整
列位置にある状態をあらわす一部切欠部分正面図
【図5】実施形態1においてアライメントプレートが解
放位置に変位した状態をあらわす一部切欠部分正面図
【図6】実施形態1においてアライメントプレートが整
列位置にあるときの貫通孔とターミナルピンの位置関係
をあらわす平面図
【図7】実施形態1においてアライメントプレートが解
放位置にあるときの貫通孔とターミナルピンの位置関係
をあらわす平面図
【図8】実施形態2のアライメントプレートが解放位置
に保持されている状態をあらわす一部切欠部分正面図
【図9】従来例の断面図
【図10】従来例のアライメントプレートの位置決め孔
にターミナルピンが貫通している状態をあらわす平面図
【符号の説明】
10…基板用コネクタ 11…コネクタハウジング 13…ガイド面(ガイド手段) 20…ターミナルピン 30…アライメントプレート 33…貫通孔 33A…保持部 33B…解放部 36…被ガイド部(ガイド手段) P…回路基板 H…接続孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に取り付けられるコネクタハウ
    ジングと、前記コネクタハウジングから突出されてその
    突出端が前記回路基板の接続孔に嵌入されて半田付けさ
    れる複数本のターミナルピンと、前記コネクタハウジン
    グに取り付けられて前記各ターミナルピンをそれぞれ貫
    通させることによりそのターミナルピン相互間の位置関
    係が前記接続孔の配列と一致するように整列させるアラ
    イメントプレートとを備えてなる基板用コネクタにおい
    て、 前記アライメントプレートには、前記各ターミナルピン
    を密嵌状に挿入せることにより前記接続孔と対応可能な
    所定位置に保持する保持部とこの保持部よりも大きく開
    口して前記ターミナルピンの遊動を許容する解放部とを
    連続させて形成してなる貫通孔が設けられ、前記アライ
    メントプレートは、前記コネクタハウジングに対し、前
    記保持部に前記ターミナルピンを嵌合させる整列位置か
    ら前記解放部に前記ターミナルピンを対応させる解放位
    置への変位可能に取り付けられることを特徴とする基板
    用コネクタ。
  2. 【請求項2】 整列位置としたアライメントプレートを
    コネクタハウジングに対して仮保持し、且つその仮保持
    の解離を可能とした仮保持手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 回路基板への取付け状態においてアライ
    メントプレートを解放位置に保持可能な保持手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】 コネクタハウジングを回路基板へ取り付
    ける動作に伴ってアライメントプレートを整列位置から
    解放位置へ変位させるガイド手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    基板用コネクタ。
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