JP6629664B2 - 金属層の除去方法 - Google Patents

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本発明は、半導体基板上に形成された金属層を除去する方法に関する。
半導体基板(シリコンウエーハ)にアルミ等の金属からなる金属配線層を形成する場合には、まず、半導体基板に酸化膜を形成する。そして、酸化膜を形成後に半導体基板上に金属配線層を形成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−295305号公報
酸化膜形成及び金属配線層形成においては、半導体基板を1000度以上に加熱するため、結晶欠陥(例えば、熱衝撃によるシリコン原子の格子転位)が半導体基板に形成される場合がある。
半導体基板に結晶欠陥を形成させないようにするためには、酸化膜形成及び金属配線層形成における加熱及び放熱を、時間をかけて緩やかに行うとよいが、その反面、半導体ウエーハの生産効率は下がることになる。
よって、半導体基板に結晶欠陥が形成されない温度の昇降速度を把握し、把握した温度の昇降速度を酸化膜形成及び金属配線層形成において効率よく適用できれば、半導体基板の生産効率の低下も抑えることができる。したがって、半導体基板に金属配線層を形成する場合には、半導体基板に結晶欠陥が形成されない温度の昇降速度を見つけ出すために、金属層が形成された半導体基板を結晶欠陥が生じているか否かを確認できる状態にして、半導体基板に結晶欠陥が生じているか否かを確認するという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、半導体基板の上面に形成された金属層を除去する金属層の除去方法であって、該半導体基板の下面を保持手段で保持する保持工程と、回転軸を軸にバイトを周回させ旋削する旋削手段で該金属層を旋削して該金属層を除去するバイト除去工程と、を備える金属層の除去方法であり、該バイト除去工程では、該バイトのすくい角をマイナス角度として金属層を旋削するとともに半導体基板をも旋削して金属層を除去する。
該バイトのすくい角は−1度から−30度であることが好ましい。
本発明に係る金属層の除去方法においては、半導体基板の下面を保持手段で保持する保持工程と、回転軸を軸にバイトを周回させ旋削する旋削手段で金属層を旋削して金属層を除去するバイト除去工程とを備えることにより、金属層が形成された半導体基板から金属層を容易に除去し、半導体基板に結晶欠陥が形成されているか否かを確認することができる状態にすることができる。また、例えば、研削砥石のみで金属層を除去する場合には、研削砥石に目詰まり生じる等の問題が生じるが、金属層の除去をバイトで行うため、このような問題が生じることがない。
旋削装置の一例を示す斜視図である。 旋削装置による金属層の除去を開始した状態を示す側面図である。 旋削装置により金属層の全面を旋削した状態を示す側面図である。 研削手段により被加工物の被加工面を研削している状態を示す側面図である。 半導体基板の上面から金属層が除去された状態を示す側面図である。
図1に示す旋削装置1は、保持手段30上に保持された被加工物Wを、旋削手段7によって旋削する装置である。
旋削装置1のベース10上に配設され被加工物Wを保持する保持手段30は、例えば、チャックテーブルであり、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなり被加工物Wを吸着する吸着部300と、吸着部300を支持する枠体301とを備える。吸着部300は図示しない吸引源に連通し、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部300の露出面である保持面300aに伝達されることで、保持手段30は保持面300a上で被加工物Wを吸引保持する。また、保持手段30は、カバー31によって周囲から囲まれつつ回転可能であり、カバー31下に配設された図示しないY軸方向送り手段によって、ベース10上をY軸方向に往復移動可能となっている。
ベース10の後方(+Y方向側)には、コラム11が立設されており、コラム11の−Y方向側の側面には旋削手段7を保持手段30に対して離間又は接近する上下方向に旋削送りする旋削送り手段5が配設されている。旋削送り手段5は、鉛直方向(Z軸方向)の軸心を有するボールネジ50と、ボールネジ50と平行に配設された一対のガイドレール51と、ボールネジ50の上端に連結しボールネジ50を回動させるモータ52と、内部のナットがボールネジ50に螺合し側部がガイドレール51に摺接する昇降板53と、昇降板53に連結され旋削手段7を保持するホルダ54とから構成され、モータ52がボールネジ50を回動させると、これに伴い昇降板53がガイドレール51にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ54に保持された旋削手段7がZ軸方向に旋削送りされる。
保持手段30に保持された被加工物Wをバイト751により旋削する旋削手段7は、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)である回転軸70と、回転軸70を回転可能に支持するハウジング71と、回転軸70を回転駆動するモータ72と、回転軸70の下端に接続された円環状のマウント73と、マウント73の下面に着脱可能に接続されたバイトホイール74とを備える。
バイトホイール74の下面の外周領域には、例えば、略直方体形状のシャンク750が取り付けられており、シャンク750の側面に、下端が尖形に形成されたバイト751がネジ等によって固定されている。バイト751は、例えば、ダイヤモンド等の粉末と金属バインダー等を所定の形状に焼き固めたものである。
以下に、図1〜図5を用いて、旋削装置1を使用して本発明に係る金属層の除去方法を実施する場合の各工程について説明する。図1に示す被加工物Wは、シリコンからなり外径が円板形状である半導体基板W1と、半導体基板W1の上面W1a全面に形成された金属層W2とを備えている。例えば、半導体基板W1の下面W1bには、図示しない保護テープが貼着されている。なお、図2〜3においては、旋削装置1の構造の一部を簡略化して示している。
(1)保持工程
まず、図1に示す被加工物Wが、半導体基板W1の下面W1bが下側になるように保持面300a上に載置される。そして、保持手段30に接続された図示しない吸引源により生み出される吸引力が保持面300aに伝達されることにより、保持手段30が保持面300a上で半導体基板W1の下面W1bを吸引保持する。
(2)バイト除去工程
旋削手段7が旋削送り手段5により−Z方向へと送られ、旋削ホイール74が−Z方向へと降下していく。例えば、図2に示すように、本実施形態においては、バイト751の下端の高さ位置が、保持手段30により保持される半導体基板W1の上面W1aよりも僅かに上方にある高さ位置Z1に位置付けられる。さらに、回転軸70を軸にバイトホイール74が矢印R1方向に所定の回転数で周回する。なお、高さ位置Z1は、半導体基板W1の上面W1aよりも若干下方であって、金属層W2が完全に除去されることを目的として設定される位置である。なお、高さ位置Z1は、本実施形態における位置に限定されるものではない。
図2に示すように、バイト751のすくい角θは、マイナス角度であり、θの値は、例えば−1度から−30度である。被加工物Wを吸引保持した保持手段30を+Y方向に移動させることで、バイトホイール74の回転に伴い保持手段30の保持面300a上を周回するバイト751が、被加工物Wの金属層W2を旋削していく。また、金属層W2を完全に除去するために、半導体基板W1の上面W1aもわずかに旋削する。
図3に示すように、Y軸方向の所定の位置まで保持手段30を+Y方向に移動させ、周回するバイト751により半導体基板W1の上面W1a上の金属層W2の全面を旋削した後、旋削手段7を+Z方向に引き上げて被加工物Wから離間させる。例えば、図3に示すように、保持手段30により保持される半導体基板W1の上面W1a上においては、金属層W2がすべて除去され、被加工面には半導体基板W1が露出した状態となる。
(3)研削工程
図4に示す研削砥石941aを装着する研削手段94で被加工物Wの被加工面、すなわち、半導体基板W1の上面W1aを研削する研削工程を実施する。図4に示すように、被加工物Wが、旋削装置1から研削装置9に搬送され、半導体基板W1の下面W1bが下側になるようにチャックテーブル95の保持面95a上に載置される。そして、チャックテーブル95が保持面95a上で半導体基板W1の下面W1bを吸引保持する。
さらに、被加工物Wの上方から研削手段94の研削ホイール941を回転させながら降下させていく。研削ホイール941の底面に環状に配設された複数の研削砥石941aが、半導体基板W1の上面W1aに回転しながら接触して、半導体基板W1の上面W1aを研削していく。さらに、研削中は、チャックテーブル95が回転するのに伴って、チャックテーブル95上に保持された被加工物Wも回転するので、研削砥石941aが半導体基板W1の上面W1a全面の研削加工を行う。研削砥石941aが、半導体基板W1の上面W1a上を僅かに研削することで、図5に示すように、半導体基板W1を薄化された状態とする。次いで、研削手段94を+Z方向へと移動させて研削加工済みの半導体基板W1から離間させる。本工程において上面W1aを研削することにより、半導体基板の内部を観察することが可能となる。
上記のように、本発明に係る金属層の除去方法は、金属層W2が形成された半導体基板W1から金属層W2を容易に除去し、半導体基板W1を、半導体基板W1に結晶欠陥が形成されているか否かを容易に確認することができる状態にすることができる。また、研削工程で薄化させることで半導体基板W1の内部を確認する事が容易になる。なお、半導体基板W1の金属汚染を調べることも可能となる。また、例えば、研削砥石941aのみで金属層W2を除去する場合には、研削砥石941aに目詰まり生じる等の問題が生じるが、金属層W2の除去をバイト751で行うため、このような問題が生じることがない。
1:旋削装置 10:ベース 11:コラム
30:保持手段 300:吸着部 300a:保持面 301:枠体 31:カバー
5:旋削送り手段 50:ボールネジ 51:ガイドレール 52:モータ
53:昇降板 54:ホルダ
7:旋削手段 70:回転軸 71:ハウジング 72:モータ 73:マウント
74:バイトホイール 750:シャンク 751:バイト
9:研削装置 94:研削手段 95:チャックテーブル
941:研削ホイール 941a:研削砥石
W:被加工物
W1:半導体基板 W1a:半導体基板の上面 W1b:半導体基板の下面
W2:金属層

Claims (2)

  1. 半導体基板の上面に形成された金属層を除去する金属層の除去方法であって、
    該半導体基板の下面を保持手段で保持する保持工程と、
    回転軸を軸にバイトを周回させ旋削する旋削手段で該金属層を旋削して該金属層を除去するバイト除去工程と、を備え、
    該バイト除去工程では、該バイトのすくい角をマイナス角度として金属層を旋削するとともに半導体基板をも旋削して金属層を除去する金属層の除去方法。
  2. 該バイトのすくい角は−1度から−30度である
    請求項1に記載の金属層の除去方法。
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