JP6629343B2 - 光学部材 - Google Patents

光学部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6629343B2
JP6629343B2 JP2017552592A JP2017552592A JP6629343B2 JP 6629343 B2 JP6629343 B2 JP 6629343B2 JP 2017552592 A JP2017552592 A JP 2017552592A JP 2017552592 A JP2017552592 A JP 2017552592A JP 6629343 B2 JP6629343 B2 JP 6629343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical member
myopia
wavelength
transmittance
minimum value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017552592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017090128A1 (ja
Inventor
俊介 塩谷
俊介 塩谷
一男 坪田
一男 坪田
俊英 栗原
俊英 栗原
秀成 鳥居
秀成 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubota Laboratory Inc
Jins Holdings Inc
Original Assignee
Tsubota Laboratory Inc
Jins Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubota Laboratory Inc, Jins Holdings Inc filed Critical Tsubota Laboratory Inc
Publication of JPWO2017090128A1 publication Critical patent/JPWO2017090128A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6629343B2 publication Critical patent/JP6629343B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/104Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses having spectral characteristics for purposes other than sun-protection
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/23Photochromic filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/283Interference filters designed for the ultraviolet
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/024Methods of designing ophthalmic lenses
    • G02C7/028Special mathematical design techniques
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
    • G02C7/044Annular configuration, e.g. pupil tuned
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/102Photochromic filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/24Myopia progression prevention
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/107Interference colour filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

本発明は、光学部材に関する。
紫外線が透過することを防止する眼鏡やコンタクトレンズ等が多く販売されている。これは、眼が、紫外線を受けることで様々な損傷を受けることが報告されているからである(例えば非特許文献1参照)。
他方、世界的に増加傾向にある近視には、屈折近視と軸性近視とがある。近視の多くは、軸性近視であり、軸性近視においては、眼軸長の伸長に伴って近視が進行し、伸長は不可逆的であることが知られている(例えば非特許文献2参照)。また、近視が進んだ強度近視は、失明原因の第一位として知られている(例えば非特許文献3参照)。
Saito et al., Jpn Ophthalmol 2010; 54: 486-493、Per G. Soderberg, Progress in Biophysics and Molecular Biology 107 (2011) 389-392 Morgan IG et al., Lancet, 2012 Iwase A. et al., Ophthalmology, 2006
近年、近視発生を予防する手段や近視の進行を遅らせる手段が盛んに研究されているが、未だに有効な手段の発見には至っていない。さらに、近視発生を予防する又は近視を遅らせつつ、眼精疲労を考慮するという発想自体がそもそも存在しなかった。そこで、本発明は、近視を予防する又は近視を遅らせる効果を含みつつ、眼精疲労を低減し得る光学部材を提供することを目的とする。
光学部材は、315nm超400nm以下の波長領域に極大値を含み、380nm以上500nm以下の波長領域に極小値を含み、前記極大値の波長は前記極小値の波長よりも短い透過スペクトルの特性を有する。
近視抑制に関する具体例2における、2種類の眼内レンズのどちらか一方を挿入した眼、およびコントロール眼の眼軸長の伸長の度合いを示すグラフである。 近視抑制に関する具体例2において使用した、UVA照射装置が発する紫外線の強度と波長との関係を示すグラフである。 近視抑制に関する具体例2で使用した、UVA照射装置が発する紫外線の強度とUVA照射装置からの距離との関係を示す表である。 近視抑制に関する具体例2においてUVAを照射したヒヨコと照射しなかったヒヨコの眼の屈折値を示すグラフである。 近視抑制に関する具体例2においてUVAを照射したヒヨコと照射しなかったヒヨコの眼軸長を示すグラフである。 近視抑制に関する具体例3において使用した、UVA照射装置が発する305nmにピークを有する短波長光の強度と波長との関係を示すグラフである。 近視抑制に関する具体例4において使用した、315nm超400nm以下の波長の短波長光を通さず、近視抑制効果の無いメガネレンズの透過光スペクトラムの一例である。 近視抑制に関する具体例4における、315nm超400nm以下の波長の短波長光を通すメガネのレンズの透過スペクトラムである。 本実施形態における光学部材の一例を示す図である。 本実施形態における光学部材の透過スペクトルの一例を示す図である。 本実施形態における光学部材の構造の一例を示す図である。 実施例における、光学部材を用いるアイウェアの一例を示す図である。
本願発明は、本願発明者の一人である坪田一男氏、根岸一及、鳥居秀成、及び栗原俊英によって発明され、学校法人慶應義塾が出願したPCT出願(PCT/JP2015/65997)に記載の新たな知見に基づいて創作されたものである。そこで、まず上記新たな知見について、上記PCT出願の出願書類を適宜引用しつつ説明する。
次に、この知見に基づき完成した本発明の実施の形態を、実施例を挙げながら詳細に説明する。なお、本発明の目的、特徴、利点、及びそのアイデアは、本明細書の記載により、当業者には明らかであり、本明細書の記載から、当業者であれば、容易に本発明を再現できる。以下に記載された発明の実施の形態及び具体的な実施例などは、本発明の好ましい実施態様を示すものであり、例示又は説明のために示されているのであって、本発明をそれらに限定するものではない。本明細書で開示されている本発明の意図並びに範囲内で、本明細書の記載に基づき、様々な改変並びに修飾ができることは、当業者にとって明らかである。
[近視予防に関する新たな知見](PCT出願(PCT/JP2015/65997)の出願書類に記載された新たな知見)
上述した新たな知見とは、紫外線領域の波長が、近視を予防することができるという知見である。ここで、「近視を予防する」とは、近視の発生を予防すること、および近視の進行を遅らせることを含む。以下、この新たな知見について説明する。
紫外線は、波長によってUVA、UVB、UVCに分類される。UVAの波長範囲が315〜400nm、UVBの波長範囲が280〜315nm、UVCの波長範囲が100〜280nmである。上記知見に基づき発明された近視予防物品は、紫外線のうち、315nm超(又は以上)400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を眼が受けられるようにすることで、近視を予防するものである。なお、上述した範囲の紫外線は、範囲内の全波長の紫外線を意味してもよいし、範囲内の一部の波長の紫外線を意味してもよい。
(1)光透過部を含む近視予防物品
光透過部(又は「光学部材」とも称する。)を含む近視予防物品は、自然光および人工光等の光の波長のうち、315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を透過し、315nm以下の波長の紫外線を透過しない材料を光透過部に使用した物品であればよい。
近視予防物品の光透過部は、波長315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を透過し、且つ315nm以下の波長の紫外線を透過しない一つの部品でもよいし、波長315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を透過する部品と、315nm以下の波長の紫外線を透過しない部品とを組み合わせたものでもよい。
近視予防物品の具体例として、視力矯正具(眼鏡レンズ、コンタクトレンズや眼内レンズ等)、眼保護具(サングラス、保護眼鏡やゴーグル等)、顔保護具(ヘルメットのシールド等)、日除け(日傘やサンバイザー等)、表示装置の表示画面(テレビ、パソコン用モニタ、ゲーム機、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、3D眼鏡、仮想眼鏡、携帯型ブックリーダー、カーナビ、デジタルカメラ等の撮像装置、車内モニタ、航空機内モニタ等)の表示画面、カーテン(布カーテンやビニールカーテン等)、窓(建物、車両、航空機の窓やフロントまたはリアウィンドウ等)、壁(ガラスカーテンウォール等)、光源の覆い(照明のカバー等)、コーティング材(シールや塗布液等)等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されない。
光透過部の材料は、315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を透過し、それぞれ315nm以下、360nm以下の波長の紫外線を透過しないように加工できればよい。例えば、光透過部の材料は、ガラス、プラスティックなどであるが、これらに限られない。また、光透過部の材料は、公知の紫外線吸収剤、紫外線散乱剤等を使用してもよい。
「紫外線を透過しない」とは、例えば、紫外線透過率が、好ましくは1%以下、更に好ましくは0.1%以下であることをいう。紫外線透過率の測定方法は、当業者にはよく知られるところであり、任意の公知の測定装置と方法で測定することができる。
波長315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線の透過率は、周囲の紫外線量によって適正な透過率を選択すればよい。この場合の適正な透過率とは、好ましくは21%以上、更に好ましくは30%以上の透過率である。
透過した波長315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線の強度は、好ましくは5.0mW/cm以下、更に好ましくは3.0mW/cm以下、更に好ましくは1.0mW/cm以下、更に好ましくは0.5mW/cm以下、更に好ましくは0.25mW/cm以下である。強度は、公知の方法で測定することができる。
(2)近視予防方法
近視予防方法としては、上記光透過部を含む近視予防物品を装着することである。装着方法は特に限定されず、近視予防物品の種類に従い、適切に装着すればよい。
なお、これらの方法が適用できるのは、ヒトまたはヒト以外の脊椎動物であればよい。
(3)近視予防に適した紫外線の調査方法
近視予防に適した紫外線の特定方法は、315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の範囲のうち所定の波長の紫外線が近視を予防できるかを調べる方法であって、その波長の紫外線をヒトまたはヒト以外の脊椎動物に照射することを含む。そして、その波長が、実際に近視を予防できるかどうか、例えば、具体例2に記載の方法で調べる。これによって、315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の範囲のうち、どの波長あるいはどの範囲の波長が特に効果が高いかを特定することができる。
<具体例1>
315nm超400nm以下の波長の紫外線を透過し315nm以下の波長の紫外線を透過しない光透過部を含む近視予防物品として、有水晶体眼内レンズを例に、その近視予防効果を下記の試験によって検証した。
まず、眼の眼軸長を測定し、測定した眼に、紫外線を全波長にわたりほぼ完全に透過しない有水晶体眼内レンズであるArtisan(商品名) Model204(Ophtec B.V.製)、または凡そ350〜400nmの範囲の波長のみからなる紫外線を透過する有水晶体眼内レンズであるArtiflex(商品名) Model401(Ophtec B.V.製)を、手術によって挿入した。その後、挿入術5年経過時の眼軸長伸長を測定した。眼軸長の測定は、IOLマスター(Carl Zeiss Meditec社製)を使用し、標準的方法で行った。
一方で、コントロール眼として、屈折矯正手術を受けていない強度近視眼185眼の眼軸長の2年間の伸長の度合いを測定し、平均値を求めた。コントロール眼の眼軸長伸長は、平均で0.065mm/年であった(詳細は、Saka N et al., Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol., Vol.251, pp.495-499, 2013を参照)。眼軸長は、上記と同様IOLマスターを使用して測定した。
図1は、Artisan(商品名)を使用した7例14眼(平均年齢35.7歳)、Artiflex(商品名)を使用した9例17眼(平均年齢36.1歳)、およびコントロール眼(185眼、平均年齢48.4歳)の5年間の眼軸長の伸長の度合いを示す図である。
図1に示す例では、Artisan(商品名)を使用した眼およびArtiflex(商品名)を使用した眼は、挿入術後と挿入術前の眼軸長の差分を5年間の眼軸長の伸長度合いとし、コントロール眼は、上記で求めた1年の平均眼軸長伸長を5倍して得た値を5年間の眼軸長の伸長度合いとした。
図1に示すように、凡そ350〜400nmの範囲の波長のみからなる紫外線を受けた眼の眼軸長の伸長の度合いが、紫外線を全ての波長にわたりほぼ完全に受けなかった眼に比べて、有意に小さくなった。
<具体例2>
315nm超400nm以下の波長の紫外線を発する、UVA照射装置を例に、その近視予防効果を下記の実験により検証した。
ヒヨコは、片目を透明半球で覆うとその眼(遮蔽眼)が近視化することが知られている(たとえば、Seko et al., Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. May 1995 vol. 36 no. 6 1183-1187参照)。そこで、生後6日のホワイトレグホン種のヒヨコ30羽の片目を透明半球で覆い、UVAを照射しないUVA非照射群15羽と、UVAを照射するUVA照射群15羽とに分け、1日を明暗12時間ずつとして1週間飼育し、遮蔽眼の近視化の度合いを調べた。
UVAの照射は、UVランプPL−S TL/08(Philips社製)を使用し、UVA出力1.7Wで行った。
図2は、UVA照射装置の分光エネルギー分布を示す図である。図3は、照射した紫外線の強度とランプとの距離との関係を示す図である。
UVA非照射群のうち14羽およびUVA照射群のうち13羽について、生後13日目(遮蔽開始1週間後)の遮蔽眼の屈折値および硝子体腔長および眼軸長を測定した。屈折値はオートレフラクトメーターを使用し標準的な方法で測定した。硝子体腔長および眼軸長の測定は、US−4000(株式会社ニデック製)を使用しBモードで行った。
図4は、屈折値測定の結果を示す図である。図5は、眼軸長測定の結果を示す図である。有意差検定には、マン・ホイットニーのU検定を用いた。
図4に示すように、UVA照射群の遮蔽眼の平均屈折値は、UVA非照射群の遮蔽眼の平均屈折値に比べ有意に大きな値となった(UVA照射により近視予防効果があった)。また、図5に示すように、UVA照射群の遮蔽眼の平均眼軸長は、UVA非照射群の遮蔽眼の平均眼軸長に比べ有意に小さかった。従って、UVA照射群の近視の度合いの方が、UVA非照射群に比べ有意に小さくなることが明らかになった。また、図2、3に示す強度の値から、比較的弱いUVAで近視予防効果が達成された。
<具体例3>
図6は、305nmにピークを有する短波長光を示す図である。図6に示す短波長光を、生後5日目のヒヨコに2日間照射したところ、ヒヨコ角膜に上皮びらんが形成された。このように、短波長光は組織障害性が強いことから、近視予防のために照射する光は、340nm以上であることが好ましく、350nm以上であることがより好ましく、360nm以上であることがさらに好ましい。
<具体例4>
315nm超400nm以下の波長の短波長光による近視抑制効果の実施のためには、当該波長光を発する電灯とそれを通すレンズを有するメガネを合わせて使うことが有効である。
既に市場に出ているメガネは、本特許で説明する効果を示さない。一例として、図7は、当該短波長光をほぼ通さず、近視抑制効果の無いメガネレンズ(AA〜FF)の透過光スペクトラムを示す図である。
図8は、近視予防に有効な短波長光を通すメガネのレンズの透過スペクトラムの一例を示す図である。図8で説明するメガネを、例えば約380nmのピーク波長を含む光を照射する電灯と組み合わせて使用することによって、近視抑制効果を効率よく発揮させることができる。
以上のように、315nm超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の波長の紫外線を眼が受けられるようにすると、その眼の近視発生を予防でき、近視の進行を遅らせることができる。
[本願発明に係る実施形態]
次に、上述した知見に基づき、本願発明者らが考案した、近視予防の効果を有しつつ、眼精疲労を低減し得る光学部材について説明する。以下、近視予防の効果を有する光学部材であって、目の疲れを低減したり、視認性を向上させたりすることができる光学部材の実施形態について説明する。
<光学部材の特性>
図9は、本実施形態における光学部材10の一例を示す図である。本実施形態における光学部材10は、例えば、アイウェアに用いられる近視抑制用のレンズを想定したものであり、光学部材10は、近視抑制に効果がある波長を透過する上記の光透過部の特性を持ちつつ、さらに、疲れ目や視認性向上のための特性を持つ。光学部材10は、上記特性を有するため、基材10Bに対し、光学部材10の両面又は片面に積層構造(積層膜)10Aを設ける。積層構造10Aについては図11を用いて後述する。これにより、近視抑制用の新しい光学部材10を提供することができる。なお、光学部材10は、その形状が適宜加工され、アイウェアのフレームに取り付けられてもよい。
図10は、本実施形態における光学部材10の透過スペクトルの一例を示す図である。図10に示す透過スペクトルでは、380nm付近に極大値を含み、400nm付近に極小値を含む。また、図10に示す透過スペクトルでは、460nm付近から透過率が約100%になり、340nm付近から透過率が約0%になる。
また、図10に示す透過スペクトルは、光学部材10の表面に対して略垂直に入射される光を用いた場合の例を示す。なお、光学部材10の表面に対して斜めに入射される光においても、図10に示す透過スペクトルの特性を有するようにしてもよい。よって、図10に示す透過スペクトルの特性は、必ずしも垂直に入射される光だけを対象にするのではない。
本実施形態における光学部材10は、透過スペクトルが上記の極大値を持つため、紫外線領域の波長を透過させることにより近視抑制の効果を有し、さらに、透過スペクトルが上記の極小値を持つため、所謂ブルーライトを吸収又は反射させることにより疲れ目や視認性の悪化を防ぐ効果を有する。ブルーライトは、疲れ目や視認性を悪化させることが知られている。例えば、青色は、短波のため光を散乱しやすく、眼内でも光を散乱して見やすさを損なってしまう。
なお、本実施形態における光学部材10は、極大値が315超400nm以下、好ましくは360nm以上400nm以下の間に設けられることで、極大値付近の紫外線の波長を良く透過し、近視抑制の効果を有するようにしてもよい。具体例3により、360nm以上の紫外線が、眼を保護しつつ、近視抑制に好適であることが分かっている。
また、本実施形態における光学部材10は、極小値が380nm超500nm以下、好ましくは400nm以上460nm以下の間に設けられることで、極小値付近の波長を透過させず、疲れ目や視認性悪化を防止する効果を有するようにしてもよい。一般に、ブルーライトは、メラトニン分泌を抑制することが知られている。例えば、400nm以上460nm以下の間に極小値が設けられることにより、眠気を誘発するメラトニンの分泌の抑制を防止することができるため、サーカディアンリズムの乱れを防止することができる。
また、本実施形態における光学部材10は、315nm以下の波長の透過率が第1閾値以下になるように設計される。第1閾値は、例えば5%であり、できるだけ小さい値が設定されるとよい。これは、不必要な低波長を透過させないためである。また、本実施形態における光学部材10は、500nm以上の波長の透過率が第2閾値以上になるように設計される。第2閾値は、例えば95%であり、できるだけ大きい値が設定されるとよい。これは、必要な可視光を透過させるためである。
また、極大値は、360nm未満の領域に含まれないようにしてもよい。つまり、極大値は、360nm以上400nm以下の領域のみに含まれるようにしてもよい。これにより、極大値の波長が、目の保護と近視抑止とを考慮した適切な波長になることで、不必要な紫外線領域をカットすることができるようになる。また、さらに、極小値は、400nm未満及び460nm以上の領域に含まれないようにしてもよい。つまり、極小値は、400nm以上460nm以下の領域のみに含まれるようにしてもよい。これにより、極小値の波長が、視認性の観点で適切な波長になることで、必要な可視光領域を透過させることができるようになる。
また、315nm超500nm以下の波長領域には、極値として極大値及び極小値の2つのみが含まれるようにしてもよい。これにより、必要最低限の極値数を用いることで、所望の光を透過するような透過スペクトルの特性を生成することができる。また、315nm超500nm以下の波長領域に極値が2つであると、比較的シンプルな形状の透過スペクトルになるので、光学部材10の設計がしやすくなる。
また、極大値は、第3閾値以上の透過率であり、極小値は、第4閾値以上第5閾値以下の所定範囲に含まれる透過率であるとする。ここでは、例えば、第3閾値は、80%とし、第4閾値は、40%とし、第5閾値は、60%とする。青色の波長は、光三原色の1つであるため、極小値を小さくしすぎて青色の波長をカットしすぎないようにする。
なお、サーカディアンリズムについては、”Suppression of melatonin secretion in some blind patients by exposure to bright light,”Czeisler CA, Shanahan TL, Klerman EB, Martens H, Brotman DJ, Emens JS, Klein T, Rizzo JF 3rd., N Engl J Med. 1995 Jan 5;332(1):6-11.や、” Evening use of light-emitting eReaders negatively affects sleep, circadian timing, and next-morning alertness,” Chang AM, Aeschbach D, Duffy JF, Czeisler CA., Proc Natl Acad Sci U S A. 2015 Jan 27;112(4):1232-7. doi: 10.1073/pnas.1418490112. Epub 2014 Dec 22.を参照されたい。
また、疲れ目については、” Effect of Blue Light-Reducing Eye Glasses on Critical Flicker Frequency,” Ide, Takeshi MD, PhD; Toda, Ikuko MD; Miki, Emiko MD; Tsubota, Kazuo MD, Asia-Pacific Journal of Ophthalmology: Post Editor Corrections: September 24, 2014.や、” Biological effects of blocking blue and other visible light on the mouse retina,” Narimatsu T1, Ozawa Y, Miyake S, Kubota S, Yuki K, Nagai N, Tsubota K., Clin Experiment Ophthalmol. 2014 Aug;42(6):555-63. doi: 10.1111/ceo.12253. Epub 2013 Dec 4.を参照されたい。
<光学部材の構造>
図11は、本実施形態における光学部材10の構造の一例を示す図である。図11に示す例では、基材10Bに対し、積層構造10Aを両面に設ける。積層構造10Aについて、ハードコート膜を基材10Bに成膜して傷を防止し、さらにハードコート膜に1〜13層を積層する。光学部材10における光学多層膜は、真空蒸着法やスパッタ法等により、低屈折率層と高屈折率層を交互に積層させて形成される。これにより、所望の光を選択的に反射させることができる。
図11に示す例では、基材10Bは、例えばチオウレタン樹脂が用いられ、ハードコート膜は、例えば厚さ3〜5μmの有機ケイ素化合物が用いられ、奇数層は、例えば所定の厚さの低屈折率の酸化ケイ素(SiO)が用いられ、偶数層は、例えば所定の厚さの高屈折率の酸化ジルコニウム(ZrO)が用いられる。各層の厚さは、図11に示すとおりであるが、低屈折率と高屈折率との屈折率差を基に、光学シミュレーションにより求められる。よって、低屈折率の材料と、高屈折率の材料とが決定されると、この光学シミュレーションにより、所定の透過スペクトル(又は反射スペクトル)になるように各膜厚を決定することができる。
なお、各層には無機化合物が用いられる。光学部材10には、高屈折率の無機化合物として、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化スズ、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化インジウム等のいずれかが用いられてもよい。また、高屈折率の無機酸化物は、不足当量酸化チタン(TiOx,x<2で2に近い)を用いることができるし、少なくとも1層においてITO膜を用いることができる。
また、光学部材10には、低屈折率の無機化合物として、チオライト、クリオライト、フッ化アルミニウム(AlF)フッ化アルミニウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)等のいずれかが用いられてもよい。
また、光学部材10には、ハードコート膜として、オルガノシロキサン系ハードコート膜を用いるのが好ましい。オルガノシロキサン系ハードコート膜は、オルガノシロキサン系樹脂と無機酸化物微粒子から構成されている。ハードコート膜は、コート用のハードコート液に浸漬し、その後公知の方法にて溶媒を蒸発させて形成される。ハードコート液は、水又はアルコール系の溶媒にオルガノシロキサン系樹脂と無機酸化物微粒子ゾルを混合させた溶液である。また、光学部材10の素材は、有機系あるいは無機系の両方を含むものとする。また、積層する数は、光学シミュレーションにより適宜決定されればよいので、図11に示す例に限られない。
<実施例>
図12は、実施例における、上述した光学部材10を用いるアイウェア20の一例を示す図である。図12に示すように、アイウェア20は、レンズとして、上述した光学部材20を用いることで、近視抑制効果を発揮するだけではなく、眼の疲れや視認性の悪化を防ぐことができる。
なお、光学部材10の適用例としては、アイウェア20に限られず、上述したように、視力矯正具(眼鏡レンズ、コンタクトレンズや眼内レンズ等)、眼保護具(サングラス、保護眼鏡やゴーグル等)、顔保護具(ヘルメットのシールド等)、日除け(日傘やサンバイザー等)、表示装置の表示画面(テレビ、パソコン用モニタ、ゲーム機、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、3D眼鏡、仮想眼鏡、携帯型ブックリーダー、カーナビ、デジタルカメラ等の撮像装置、車内モニタ、航空機内モニタ等)の表示画面、カーテン(布カーテンやビニールカーテン等)、窓(建物、車両、航空機の窓やフロントまたはリアウィンドウ等)、壁(ガラスカーテンウォール等)、光源の覆い(照明のカバー等)、コーティング材(シールや塗布液等)等にも適用することができる。

Claims (14)

  1. 60nm以上400nm以下の波長領域に極大値を含み、400nm以上500nm以下の波長領域に極小値を含透過スペクトルの特性を有する光学部材であって、
    前記極大値における透過率が80%以上であり、前記極小値における透過率が40%以上であり、
    前記透過スペクトルにおいて、315nm以下の波長領域の透過率は、5%以下である、
    光学部材。
  2. 315nm超500nm以下の波長領域において、前記透過スペクトルの極値は、前記極大値及び前記極小値の2つである、請求項1に記載の光学部材。
  3. 前記透過スペクトルにおいて、500nm超の波長領域の透過率は、95%以上である、請求項2に記載の光学部材。
  4. 前記極大値は、30nm近傍の波長に設けられる、請求項1乃至3いずれか一項に記載の光学部材。
  5. 前記極小値は、400nm以上460nm以下の波長領域に含まれる、請求項1乃至4いずれか一項に記載の光学部材。
  6. 前記極小値における透過率が60%以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学部材。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載の光学部材をレンズに用いるアイウェア。
  8. 60nm以上400nm以下の波長領域に極大値を含み、400nm以上500nm以下の波長領域に極小値を含透過スペクトルの特性を有する近視予防及び眼精疲労低減用光学部材であって、
    前記極大値における透過率が80%以上であり、前記極小値における透過率が40%以上であり、
    前記透過スペクトルにおいて、315nm以下の波長領域の透過率は、5%以下である、
    近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  9. 315nm超500nm以下の波長領域において、前記透過スペクトルの極値は、前記極大値及び前記極小値の2つである、請求項8に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  10. 前記透過スペクトルにおいて、500nm超の波長領域の透過率は、95%以上である、請求項9に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  11. 前記極大値は、30nm近傍の波長に設けられる、請求項8乃至10いずれか一項に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  12. 前記極小値は、400nm以上460nm以下の波長領域に含まれる、請求項8乃至11いずれか一項に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  13. 前記極小値における透過率が60%以下である、請求項8乃至12のいずれか一項に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材。
  14. 請求項8乃至13いずれか一項に記載の近視予防及び眼精疲労低減用光学部材をレンズに用いるアイウェア。
JP2017552592A 2015-11-25 2015-11-25 光学部材 Active JP6629343B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/083084 WO2017090128A1 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 光学部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017090128A1 JPWO2017090128A1 (ja) 2018-09-13
JP6629343B2 true JP6629343B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=58763827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017552592A Active JP6629343B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 光学部材

Country Status (11)

Country Link
US (1) US10866433B2 (ja)
EP (1) EP3382430B1 (ja)
JP (1) JP6629343B2 (ja)
KR (1) KR102562131B1 (ja)
CN (1) CN108474888B (ja)
ES (1) ES2927849T3 (ja)
HK (1) HK1253899A1 (ja)
MY (1) MY192280A (ja)
PH (1) PH12018501067A1 (ja)
SG (1) SG11201804325XA (ja)
WO (1) WO2017090128A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019020730A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 ロート製薬株式会社 多焦点ソフトコンタクトレンズ
CN112840263B (zh) * 2018-09-28 2024-05-07 豪雅镜片泰国有限公司 眼镜镜片
WO2020067408A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ホヤ レンズ タイランド リミテッド 眼鏡レンズ
KR102542694B1 (ko) * 2018-09-28 2023-06-13 호야 렌즈 타일랜드 리미티드 안경 렌즈
JP7350301B2 (ja) 2019-09-24 2023-09-26 東海光学株式会社 フィルタ並びに眼鏡レンズ、カメラフィルタ、窓板及びサンバイザ
US20210132416A1 (en) * 2019-10-31 2021-05-06 Menicon Singapore Pte Ltd. Contact lens with selective wavelength transmittance
WO2022023485A1 (en) * 2020-07-30 2022-02-03 Essilor International Method for manufacturing a lens element adapted for correcting an abnormal refraction of an eye of a wearer
JP7210060B2 (ja) * 2020-09-16 2023-01-23 株式会社坪田ラボ 脈絡膜の菲薄化抑制装置及びその作動方法

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2634159B2 (ja) * 1986-06-30 1997-07-23 ホ−ヤ株式会社 遮光レンズ
JPH07113710B2 (ja) * 1987-01-16 1995-12-06 ホ−ヤ株式会社 サングラス
JPS6478202A (en) 1987-09-19 1989-03-23 Hoya Corp Production of colored glass lens
JP2604799B2 (ja) * 1988-05-27 1997-04-30 株式会社メニコン 眼内レンズ材料
US5470932A (en) * 1993-10-18 1995-11-28 Alcon Laboratories, Inc. Polymerizable yellow dyes and their use in opthalmic lenses
DE10026717A1 (de) 2000-05-30 2001-12-13 Rodenstock Optik G Photochromer Kunststoffgegenstand mit permanent gesteigertem Kontrast
JP2004219900A (ja) 2003-01-17 2004-08-05 Sony Corp スクリーン、光学膜、メガネ、及びスクリーンの製造方法
FR2874811B1 (fr) * 2004-09-03 2006-11-24 Anteis Sa Dispositif oculaire antiphotophobie, et son procede de preparation
CN101004463B (zh) * 2006-01-20 2011-04-27 义平有限公司 增强颜色对比的组合镜片
US9377569B2 (en) 2006-03-20 2016-06-28 High Performance Optics, Inc. Photochromic ophthalmic systems that selectively filter specific blue light wavelengths
CN101501553B (zh) 2006-06-12 2011-12-28 高性能光学公司 具有选择性光抑制的色平衡的眼科系统
CN101529311B (zh) * 2006-08-23 2011-12-21 高效光学技术有限公司 用于选择性光抑制的系统和方法
ES2944911T3 (es) 2006-11-28 2023-06-27 High Performance Optics Inc Filtrado selectivo de longitudes de onda de luz de alto rendimiento que proporciona una mayor sensibilidad al contraste
CN102439512B (zh) * 2009-03-25 2014-12-10 高效光学技术有限公司 选择性过滤特定的蓝光波长的光色眼科系统
US8210678B1 (en) * 2009-12-21 2012-07-03 Farwig Michael J Multiband contrast-enhancing light filter and polarized sunglass lens comprising same
JP5738006B2 (ja) * 2011-03-01 2015-06-17 株式会社巴川製紙所 光学フィルム
CN103608705B (zh) * 2011-06-06 2016-10-12 旭硝子株式会社 滤光片、固体摄像元件、摄像装置用透镜和摄像装置
EP2847627A1 (en) * 2012-04-30 2015-03-18 Université de Namur Functional multilayer system
WO2013168565A1 (ja) 2012-05-07 2013-11-14 山本化成株式会社 樹脂組成物および成形体
JP2014174482A (ja) 2013-03-12 2014-09-22 Dooru Japan:Kk 近視防止用のメガネレンズ及びコンタクトレンズ
US8911082B2 (en) * 2013-03-14 2014-12-16 Indizen Optical Technologies, SLL. Eyewear lenses with controlled filters for night driving
JP2015049338A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 Hoya株式会社 眼鏡レンズおよびその製造方法
JP6313941B2 (ja) 2013-08-30 2018-04-18 Hoya株式会社 眼鏡レンズ
CN103705973B (zh) * 2013-11-19 2015-11-18 无锡蕾明视康科技有限公司 光致可增色的黄色眼内透镜装置及其制备方法
JP2015118122A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 東海光学株式会社 眼鏡レンズ及び眼鏡
US9683102B2 (en) 2014-05-05 2017-06-20 Frontier Scientific, Inc. Photo-stable and thermally-stable dye compounds for selective blue light filtered optic
KR102436963B1 (ko) 2014-06-03 2022-08-25 가부시키가이샤 쓰보타 라보 근시 예방 물품
JP2018533771A (ja) * 2015-11-06 2018-11-15 エシロール アンテルナショナルEssilor International ブルーライトカット光学製品

Also Published As

Publication number Publication date
CN108474888A (zh) 2018-08-31
US10866433B2 (en) 2020-12-15
US20180341122A1 (en) 2018-11-29
KR20180103858A (ko) 2018-09-19
CN108474888B (zh) 2021-02-12
EP3382430A4 (en) 2019-05-22
EP3382430B1 (en) 2022-09-07
WO2017090128A1 (ja) 2017-06-01
ES2927849T3 (es) 2022-11-11
EP3382430A1 (en) 2018-10-03
PH12018501067A1 (en) 2019-01-28
SG11201804325XA (en) 2018-06-28
MY192280A (en) 2022-08-17
HK1253899A1 (zh) 2019-07-05
JPWO2017090128A1 (ja) 2018-09-13
KR102562131B1 (ko) 2023-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6629343B2 (ja) 光学部材
JP6677382B2 (ja) 近視予防物品
US11022821B2 (en) Materials and methods for mitigating the harmful effects of blue light
US10823982B2 (en) Myopia treatment device
JP7336488B2 (ja) 眼科用レンズ
KR20160103973A (ko) 적어도 하나의 광학 렌즈 및 안경 프레임을 포함하는 광학 장비를 결정하는 방법
KR20140122846A (ko) 고진공증착방식의 청색광 차단렌즈 제조방법
CN206282043U (zh) 一种医用护目镜片及其眼镜
JP2020058802A (ja) 近視治療用の装置
CN206906727U (zh) 偏光高清太阳镜片
CN107247344A (zh) 变色偏光夜视镜片

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180615

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6629343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250