JP6628993B2 - 磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法 - Google Patents

磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法に関し、特に、非対称自由層を利用したスピントルクメモリ用磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法に関する。
磁気メモリ、特に磁気ランダムアクセスメモリ(magnetic random access memory、以下、MRAM)はこれらの読み込み/書き込みのハイスピード、優れた耐久性、非揮発性及び動作時の低い電力消費のような潜在力があることから関心が急増している。
MRAMは、磁気物質を情報記憶媒体として活用して情報を保存できる。
MRAMの一類型は、STT−MRAM(spin transfer torque MRAM)である。
STT−MRAMは、磁気接合により供給される電流によって少なくとも一部が使用された磁気接合を活用する。磁気接合により供給されるスピン偏極電流(spin polarized current)は磁気接合内で磁気モーメント上のスピントルク(spin torque)に影響を与える。結果的にはスピントルクに対応する磁気モーメントを有する層は所望する状態にスイッチされ得る。
例えば、図1は、従来のSTT−MRAMで使用される従来の磁気トンネル接合(magnetic tunneling junction、以下、MTJ)10を示す。
従来のMTJ10は通常、下部コンタクト11上に従来のシード層12を使用して配置され、従来のAFM(antiferromagnetic)層14、従来の固定層16、従来のトンネルバリア層18、従来の自由層20、及び従来のキャッピング層22を含む。
また、上部コンタクト24も示されている。従来の下部、上部コンタクト(11、24)はCPP(current−perpendicular−to−plane)方向、又は図1のz軸方向に沿って電流を供給することに使用される。
従来のシード層12は、通常、従来のAFM層14のような次の層が所望する結晶構造を有するように成長すること助けることに活用される。従来のトンネルバリア層18は磁気を帯びず、例えば、MgOのような薄い絶縁体であり得る。
従来の固定層16及び従来の自由層20は磁気を帯びる。
従来の固定層16の磁化(magnetization)17は、一般的にはAFM層14との交換バイアス相互作用(exchange−bias interaction)により特定の方向に停止又は固定される。
他の類型の従来のMTJ10は、追加非磁性バリア(additional nonmagnetic barrier)又は導電層(図示せず)により従来の自由層20から分離した追加固定層(図示せず)を含み得る。
従来の自由層20は変化可能な磁化21を有する。
しかし、平面内に示しているが、従来の自由層20の磁化21は垂直異方性(perpendicular anisotropy)を有する。
いくつかの例において、従来の固定層16及び従来の自由層20は、それぞれの層の平面に対し垂直方向を有するこれらの磁化(17、21)を有し得る。
例えば、12Å以下程度の厚さでは、CoFeBを含む従来の自由層20は平面に対し垂直方向を有する磁気モーメントを有し得る。
しかし、厚い厚さでは、自由層磁気モーメントは一般的に平面上に存在する。
従来の自由層20の磁化21を切替えるため、電流は平面に対し垂直に(z軸に)供給される。
充分な電流が従来の上部コンタクト24から従来の下部コンタクト11に供給される時、従来の自由層20の磁化21は従来の固定層16の磁化17と平行するように切替えられる。
従来の下部コンタクト11から従来の上部コンタクト24に充分な電流が供給される時、従来の自由層20の磁化21は従来の固定層16のそれと逆平行(antiparallel)するように切替えられる。
磁気配置での相違は磁気抵抗(magnetoresistances)の相違及びこれによる従来のMTJ10の互いに異なるロジカル状態(すなわち、ロジカル「0」及びロジカル「1」)と対応する。
多様な製品の使用に対するこれらの潜在力のゆえに、磁気メモリに関する研究は盛んに行われている。
例えば、STT−RAMの性能向上に対するメカニズムが要求されているという問題がある。つまり、必要なのはスピントランスファートルク(spin transfer torque)ベースのメモリの性能を向上させることができる方法及びシステムである。
上記のような必要によりその方法及びシステムについてここで説明する。
そこで、本発明は上記従来の磁気メモリにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、性能が向上した磁気装置用の磁気接合を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、性能が向上した磁気メモリ(magnetic memory)を含む磁気装置を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、性能が向上した磁気接合提供方法を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による磁気接合は、磁気装置用の磁気接合(magnetic junction)において、固定層と、非磁性(nonmagnetic)スペーサ層と、非対称(asymmetric)自由層と、PMA(perpendicular magnetic anisotropy)誘導層とを有し、前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に存在し、前記非対称自由層は、第1ボロン(boron)含有量を有する第1強磁性(ferromagnetic)層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、前記第2ボロン含有量は、前記第1ボロン含有量より小さく、前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に存在し、前記磁気接合は、書き込み電流(write current)が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態(stable magnetic states)の間で切替え可能であり、前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含むことを特徴とする。
前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含むことが好ましい。
前記非磁性挿入層は、Bi、Ta、W、V、I、Zn、Nb、Ag、Cd、Hf、Os、Mo、Ca、Hg、Sc、Y、Sr、Mg、Ti、Ba、K、Na、Rb、Pb及びZrの内の少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記第1ボロン含有量は、20原子百分率以上、50原子百分率以下であり、前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であることが好ましい。
前記第1ボロン含有量は、25原子百分率以上、45原子百分率以下であることが好ましい。
前記第1強磁性層及び前記第2強磁性層は、それぞれCo及びCoFeの内の少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記第2強磁性層は、前記第1強磁性層と前記固定層との間に位置することが好ましい。
前記非磁性スペーサ層と前記非対称自由層との間に磁気挿入層をさらに有することが好ましい。
ボロン(boron)シンク(sink)層をさらに有し、前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記ボロンシンク層との間に位置することが好ましい。
前記非磁性スペーサ層及び前記PMA誘導層は、それぞれMgOを含むことが好ましい。
追加固定層をさらに有し、前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記追加固定層との間に配置され、前記PMA誘導層及び前記非磁性スペーサ層は、それぞれMgOを含むことが好ましい。
上記目的を達成するためになされた本発明による磁気装置は、磁気メモリ(magnetic memory)を含む磁気装置において、前記磁気メモリの複数の磁気記憶セル(magnetic storage cells)と、前記複数の磁気記憶セルと結合される複数のビットラインとを有し、前記複数の磁気記憶セルは、それぞれ少なくとも一つの磁気接合を含み、それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、固定層と、非磁性スペーサ層と、非対称自由層と、PMA誘導層とを含み、前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に位置し、前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に位置し、前記非対称自由層は、第1ボロン含有量を有する第1強磁性層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、前記第2ボロン含有量は、前記第1ボロン含有量より小さく、前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、書き込み電流(write current)が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態の間で切替え可能であるよう前記磁気接合が配置され、前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含むことを特徴とする。
前記非磁性挿入層は、Bi、Ta、W、V、I、Zn、Nb、Ag、Cd、Hf、Os、Mo、Ca、Hg、Sc、Y、Sr、Mg、Ti、Ba、K、Na、Rb、Pb、及び
Zrの内の少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記第1ボロン含有量は、25原子百分率以上、45原子百分率以下であり、前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であることが好ましい。
前記第1強磁性層及び前記第2強磁性層は、それぞれCo及びCoFeの内の少なくとも一つを含むことが好ましい。
前記第2強磁性層は、前記第1強磁性層と前記固定層との間に位置することが好ましい。
それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、少なくとも一つの磁気挿入層と、ボロンシンク層をさらに含み、前記磁気挿入層は、前記非磁性スペーサ層と前記非対称自由層との間に位置し、前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記ボロンシンク層との間に位置することが好ましい。
それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、追加固定層をさらに含み、前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記追加固定層との間に配置され、前記PMA誘導層及び前記非磁性スペーサ層は、それぞれMgOを含むことが好ましい。
上記目的を達成するためになされた本発明による磁気接合提供方法は、磁気装置の磁気接合の提供方法において、固定層を提供する段階と、非磁性スペーサ層を提供する段階と、非対称自由層を提供する段階と、PMA誘導層を提供する段階とを有し、前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に配置され、前記非対称自由層は、第1ボロン含有量を有する第1強磁性層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、前記第2ボロン含有量は前記第1ボロン含有量より小さく、前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に位置し、前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含み、前記磁気接合は、書き込み電流が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態間で切り替え可能であるようにする前記磁気装置内に使用されることを特徴とする。
本発明に係る磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法によれば、磁気接合は向上した性能を有することができ、非対称自由層はスピントランスファートルクを利用して切替えられる。したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合は平面に対し垂直方向に非対称自由層の安定な磁気状態を有し得、スイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。磁気接合は非対称自由層により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合を利用する装置の性能を向上させるという効果がある。
従来の磁気接合の概略断面図である。 本発明の第1の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の周辺構造を含む概略断面図である。 本発明の第1の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の周辺構造を除いた概略断面図である。 本発明の第2の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の概略断面図である。 本発明の第3の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の概略断面図である。 本発明の第4の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の概略断面図である。 本発明の第5の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合の概略断面図である。 本発明の第6の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル(dual)磁気接合の周辺構造を含む概略断面図である。 本発明の第6の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合の周辺構造を除いた概略断面図である。 本発明の第7の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合の概略断面図である。 本発明の第8の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合の概略断面図である。 本発明の第9の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合の概略断面図である。 本発明の第10の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合の概略断面図である。 本発明の一実施形態による磁気接合を活用するメモリの磁気記憶セル部分の概略回路図である。 本発明の一実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリ内で使用され、非対称自由層を含む磁気接合提供方法を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明に係る磁気接合及びそれを含む磁気装置並びに磁気接合提供方法を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
本発明の利点及び特徴、これらを達成する方法は添付する図面と共に詳細に後述する実施形態において明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現されるものであり、本実施形態は、単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によってのみ定義される。図面に表示する構成要素のサイズおよび相対的なサイズは説明を明瞭するため、誇張したものであり得る。
一つの素子(elements)が他の素子と「接続された(connected to)」又は「カップリングされた(coupled to)」と指称するものは、他の素子と直接連結又はカップリングされた場合又は中間に他の素子を介在する場合をすべて含む。反面、一つの素子が他の素子と「直接接続された(directly connected to)」又は「直接カップリングされた(directly coupled to)」と指称するものは中間に他の素子を介在しないことを示す。
明細書全体にかけて同一符号は同一構成要素を指称し、「及び/又は」は、言及されたアイテムの各々および一つ以上のすべての組合せを含む。
素子(elements)又は層が他の素子又は層の「上(on)」と指称する場合、他の素子の真上に又は中間に他の層又は他の素子を介在する場合のすべてを含む。反面、素子が「直接の上(directly on)」又は「真上」と指称する場合は、中間に他の素子又は層を介在しないことを示す。
第1、第2などが多様な素子、構成要素を叙述するために使用するが、これら素子、構成要素はこれらの用語によって制限されないことはいうまでもない。これらの用語は、単に一つ構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要であり得ることは勿論である。
本明細書で使用する用語は実施形態を説明するためであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文句で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」及び/又は「含む(comprising)」は言及された構成要素、段層、動作及び/又は素子は一つ以上の他の構成要素、段層、動作及び/又は素子の存在又は追加を排除しない。
他に定義されなければ、本明細書で使用するすべての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用される。また一般的に使用される辞書に定義されている用語は特別に定義して明らかにしない限り理想的に又は過度に解釈されない。
ここで説明する磁気接合は磁気装置内で使用される。
例えば、磁気接合はスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリの磁気記憶セルの内に位置し得る。
非揮発性保存装置を利用する磁気メモリは、電子装置内で使用され得る。
このような電子装置は携帯電話、タブレット及び他のモバイル装置を含むが、これに制限されない。
磁気接合は、固定層、非磁性スペーサ層、非対称自由層、及びPMA誘導層を含む。
非磁性スペーサ層は固定層と非対称自由層との間に位置する。非対称自由層は非磁性スペーサ層とPMA誘導層との間に位置する。非対称自由層は、第1ボロン含有量を有する第1強磁性層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層を含む。第2ボロン含有量は第1ボロン含有量より小さい。第1及び第2ボロン含有量はそれぞれ0原子百分率より大きい。書き込み電流が磁気接合を通過するとき、非対称自由層が安定な磁気状態の間で切替え可能であるように磁気接合が配置される。
以下の実施形態では、特定の磁気接合及び特定の構成要素を有する磁気メモリについて叙述する。
当該技術分野の一般的な技術のうちいずれか一つに照らし、本発明は本発明とは関係ない他の追加的な構成要素及び/又は他の特徴を有する磁気接合及び磁気メモリの使用と一貫していることを理解できる。
又、本発明に係る方法及びシステムは、スピントランスファー現象、磁気異方性(magnetic anisotropy)、及び他の物理現状の現在の理解と関連付けて説明する。
結果的には、当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、本発明に係る方法及びシステムの動作の理論上の説明は、スピントランスファー、磁気異方性及び他の物理現象に関する現在の理解に基づいて簡単に理解できる。
しかし、ここで説明した本発明に係る方法及びシステムは特定の物理的な説明に制限されない。当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、本発明に係る方法及びシステムが基板と特定の関係を有する構造について説明されるものと理解できる。しかし、当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、本発明に係る方法及びシステムが他の構造に適用されるものとしても簡単に理解できる。
さらに、本発明に係る方法及びシステムは特定の層について総合的に、又は簡潔に説明する。
しかし、当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、本発明に係る層が他の構造を含むものとしても簡単に理解できる。また、本発明に係る方法及びシステムは特定の層を含む磁気接合について説明する。
しかし、当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、追加的に本発明に係る方法及びシステムと関係ない他の層を含む磁気接合もまた使用され得ることを簡単に理解できる。
さらに、特定の構成要素は、磁気、強磁性及びフェリ磁性(ferrimagnetic)で説明する。ここで使用する「磁気(magnetic)」という用語は強磁性、フェリ磁性又はそのような構造を含み得る。したがって、ここで使用されるように「磁気」又は「強磁性」は強磁性体(ferromagnets)及びフェリ磁性体(ferrimagnets)を含むが、制限されない。
本発明に係る方法及びシステムは、また単一磁気接合ついて説明する。
しかし、当該技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、本発明に係る方法及びシステムは複数の磁気接合を有する磁気メモリの使用と関連するものとして簡単に理解できる。
また、ここで使用されるように、「平面上(in−plane)」とは、実質に磁気接合の一つ又はそれ以上の層の平面内又はその平面と平行することを意味する。逆に、「垂直(perpendicular)」とは、前記磁気接合の一つ又はそれ以上の層と実質に垂直方向に対応する。
図2は、本発明の第1の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100の周辺構造(付加構造)を含む概略断面図である。
正確には、図2は実際の割合関係(厚さ等)を示しているものではない。
図3は、本発明の第1の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100の周辺構造(付加構造)を除いた概略断面図である。
図2及び図3を参照すると、磁気接合は、STT−RAM(spin transfer torque random access memory)のような磁気装置及びこれによる多様な電子装置内に使用され得る。
磁気接合100は、固定層110、非磁性スペーサ層120、非対称自由層130、及びPMA誘導層140を含む。
また、図2はトランジスタ(ただし、これに制限されない)を含む装置内の下部の基板101が形成され得ることを示す。
各層(110、120、130)は下部の基板101に対して特定の方向に示しているが、他の実施形態においては方向は多様であり得る。例えば、図2及び図3に示す実施形態では、磁気接合100は上部に固定された層接合である。したがって、非対称自由層130は固定層110よりさらに下部の基板101に近い。
他の実施形態では、固定層110が磁気接合100の下部により近い場合もある(下部の基板101と最も近い場合もある)。したがって、各層(110、120、130、140)は平面に対し垂直な方向(z)に逆順になる。
また、選択的シード層104及び選択的固定層106も示した。
選択的固定層106は、固定層110の磁化(図示せず)を固定させるのに使用され得る。いくつかの実施形態で、選択的固定層106は交換バイアス相互作用(exchange−bias interaction)によりAFM層又は固定層110の磁化(図示せず)を固定する複数の層であり得る。
しかし、他の実施形態では、選択的固定層106は省略したり他の構造が使用され得る。
例えば、仮に固定層110のPMAエネルギが面外減磁エネルギ(out of plane demagnetization energy)を超過すると、固定層110の磁気モーメントは平面に対し垂直である。
上記のような実施形態では選択的固定層106は省略できる。磁気接合100はまた書き込み電流が磁気接合100を通過するとき、非対称自由層130が安定な磁気状態の間で切替えられることを許容する。したがって、非対称自由層130の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切替え可能である。
また、磁気接合100は図2及び図3に示していない層を含む。例えば、磁気挿入層、シンク層及び/又は他の層も提供され得る。
固定層110は、磁気を帯びて磁気接合の動作のうち少なくとも一部のあいだ特定の方向に固定(pinned)したり、停止した(fixed)固定層110の磁化(magnetization)を有し得る。
単純な層で示しているが、固定層110は複数の層を含む。
例えば、固定層110はRuのような薄い層を介して反強磁性(antiferromagnetically)又は強磁性(ferromagnetically)結合された磁気層を含むSAF(synthetic antiferromagnet)であり得る。
SAF内では、複数の磁気層は、Ru又は他の物質が使用される薄い層と交差する。
固定層110は他の複数層になる場合もある。しかし、磁化は図2に示していないが、固定層110は面外減磁エネルギを超過する垂直異方性エネルギ(perpendicular anisotropy energy)を有し得る。
したがって、図3に示すように、固定層110は平面に対し垂直方向の固定層110の磁気モーメントを有し得る。平面上を含む固定層110の磁化は他の方向も可能であるが、これに制限されない。
非磁性スペーサ層120は、非磁性化されている。いくつかの実施形態では非磁性スペーサ層120は、例えば、トンネルバリアのような絶縁体である。
本実施形態では、非磁性スペーサ層120は磁気接合のTMR(tunneling magnetoresistance)を非対称自由層130の垂直磁気異方性(perpendicular magnetic anisotropy)ほどに強化させることができるMgO結晶体(crystalline)を含み得る。
例えば、非磁性スペーサ層(トンネルバリア層)120は、8Å以上12Å以下の厚さであり得る。
MgO結晶体の非磁性スペーサ層120はまた非対称自由層130内のCoFeB及びFeBのような物質の所望する結晶構造及び磁気異方性(magnetic anisotropy)の提供に役立つ。
他の実施形態では、非磁性スペーサ層120はCuのような導電体であるか、例えば、絶縁体マトリックス(matrix)の導電チャネルを含む粒状(granular)層のような他の構造を有し得る。
非対称自由層130は、磁気化されており、動作温度で熱的に安定(thermally stable)である。したがって、いくつかの実施形態において、非対称自由層130の熱的平衡係数(thermal stability coefficient)Δは動作温度(すなわち、常温より多少高い)で最低60℃である。
いくつかの実施形態で、非対称自由層130は複数層である。
磁気接合100は書き込み電流が磁気接合100を通過するとき、非対称自由層130が安定な磁気状態の間で切替え可能であるようにする。
例えば、磁気接合100は、安定状態の間で非対称自由層130の磁気モーメントが「+」z方向又は「−」z方向へ向かうように切替えられる。
非対称自由層130は、平面に対し垂直方向(z)で非対称である。
特に、非対称自由層130のボロン含有量は平面に対し垂直方向で変化する。
例えば、非対称自由層130は、下部の基板101と近いほどより高いボロン含有量を有し得、固定層110と近いほどより低いボロン含有量を有し得る。または、非対称自由層130は固定層110と近いほどより高いボロン含有量を有し得、下部の基板101と近いほどより低いボロン含有量を有し得る。
したがって、いくつかの実施形態で、ボロン濃度は固定層110との距離の増加に応じて増加する。他の実施形態では、ボロン濃度は固定層110との距離の増加に応じて減少する。いくつかの実施形態では、CoFe及び/又はFeは非対称自由層130内のボロンと組み合わせた磁気物質である。しかし、他の磁気物質も使用され得る。
いくつかの実施形態では、ボロン濃度のこのような非対称が複数の層の使用により提供される。このような実施形態中の何れか一つの実施形態は図3に示す。
本実施形態では、非対称自由層130は、ボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136を含む。
ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136は二つともボロン(B)を含むが、互いに違うボロンの濃度を有する。
例えば、ボロン低含有強磁性層132は、20原子百分率以下のボロン(B)を含み得る。例えば、ボロン低含有強磁性層132は、Fe(1−x)、(CoFe)(1−x)であり得る。このとき、xは0.2以下である。xはxが0.2を超過しない範囲ではボロン低含有強磁性層132全体にかけて変化し得る。
ボロン高含有強磁性層136は、20原子百分率超過のボロンを含み得る。いくつかの実施形態で、ボロン高含有強磁性層136のボロン含有量はまた、50原子百分率以下であり得る。
したがって、ボロン高含有強磁性層136は、Fe(1−x)、(CoFe)(1−x)であり得る。このとき、xは0.5以下0.2以上である。
いくつかの実施形態で、ボロン高含有強磁性層136は25原子百分率以上45原子百分率以下のボロンを含む。例えば、ボロン高含有強磁性層136は35原子百分率以上45原子百分率以下のボロンを含む。
いくつかの実施形態で、したがって、ボロン高含有強磁性層136はFe(1−x)、(CoFe)(1−x)であり得る。このとき、xは0.45以下0.35以上である。
上記ボロンの濃度は上記説明した制限範囲内に維持されるあいだはボロン高含有強磁性層136内で変化し得る。
他の実施形態では、非対称自由層130のボロン濃度は層を明確に区別できないように実質に連続して変化し得る。ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136内のCoFeは、1:1乃至1:4の構成を含む多様な化学量論(stoichiometries)的構成であり得、これに制限されない。いくつかの実施形態では、FeとCoの前記比率は3:1である。
非対称自由層130はまた選択的非磁性挿入層134を含む。
選択的非磁性挿入層134は、いくつかの実施形態内で、Bi、Ta、W、V、I、Zn、Nb、Ag、Cd、Hf、Os、Mo、Ca、Hg、Sc、Y、Sr、Mg、Ti、Ba、K、Na、Rb、Pb、及びZrの内の少なくとも一つを含む。
選択的非磁性挿入層134は、ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136のPMAが面外減磁エネルギを確実に超過するように助ける。
したがって、選択的非磁性挿入層134の存在はボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136の安定状態の垂直方向を保存すると共にボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136がさらに厚く使用されるようにする。
しかし、他の実施形態では、選択的非磁性挿入層134を省略し得る。
ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136の厚さは、PMAがそれぞれの層(132、136)に対する面外減磁エネルギを超過することを保障するために薄いことが好ましい。
したがって、図3に示すように、ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136の磁気モーメントは平面に対し垂直な方向であるとき安定である。
仮に、選択的非磁性挿入層134が省略されると、非対称自由層130の厚さ(ボロン低含有強磁性層132とボロン高含有強磁性層136が結合された全体の厚さ)は30Å以下であることが好ましい。
しかし、仮に、選択的非磁性挿入層134が存在すると、非対称自由層130はさらに厚くなる。いくつかの実施形態では、非対称自由層130の厚さは30Åより小さい場合もある。
いくつかの実施形態では、非対称自由層130の厚さは20Åを超過しない。実質的に平面に対し垂直方向に磁気モーメントと自身の安定な磁気状態を有する非対称自由層130に対し、各層(132、136)はそれぞれ15Åの厚さより小さいことが好ましい。
いくつかの実施形態で、ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136はそれぞれ12Å以下3Å以上の厚さである。
さらに、ボロン低含有強磁性層132はボロン高含有強磁性層136より厚いことが好ましい。例えば、ボロン低含有強磁性層132が8Åの規格の厚さであるとき、ボロン高含有強磁性層136は6Åの規格の厚さであり得る。結果的に、ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136の磁気モーメントは平面に対し安定した垂直方向を有する。
非対称自由層130はまたPMA誘導層140を含み得る。
PMA誘導層140は、非対称自由層130のPMAを向上させるのに使用され得る。
例えば、PMA誘導層140は、非磁性スペーサ層120と類似のMgO層を含み得る。しかし、PMA誘導層140は、MgOの非磁性スペーサ層120よりさらに薄い場合もある。
いくつかの実施形態で、PMA誘導層140は、4Å乃至8Åであり得る。
磁気接合100は、強化された磁気抵抗(magnetoresistance)を有し得る。
これは非対称自由層130内のボロンの非対称濃度によって形成される。
仮に、非対称自由層130が低いボロン濃度のみを含むと(すなわち、20原子百分率以下)、磁気接合のトンネル磁気抵抗は弱化する。
しかし、前述したようにボロン高含有強磁性層136はボロン低含有強磁性層132が低いボロン濃度を有することとは違い、高いボロン濃度を有し得る。ボロン濃度の勾配は磁気接合100の強化された磁気抵抗を形成し得る。
例えば、200パーセント又はそれ以上程度のトンネル磁気抵抗は非対称自由層130の各層(132、136)内にCoFeBを含むことと、各層(120、140)にMgOを使用することによって達成される。
高いボロン濃度は例えば、ボロン高含有強磁性層136内で(さらには下部の基板101から)MgOを含む各層(120、140)の結晶化度(crystallinity)を向上させるものとして理解される。これは次のように理解され得る。
例えば、PMA層140が先に蒸着され、非磁性スペーサ層120、PMA誘導層140がMgOと仮定する。
しかし、仮に非磁性スペーサ層120が先に形成された場合はこのような議論が成立しない場合もある。先に蒸着されたPMA層140の結晶構造は2番目に蒸着された非磁性スペーサ層120の結晶構造に影響を及ぼす。
仮に、ボロンの低い濃度のみが自由層に提供されると、後に形成された非磁性スペーサ層120は所望する結晶構造を有し得ない場合もある。
しかし、非対称自由層130は実際に非対称ボロン濃度を有する。
すなわち、非対称自由層130は、ボロン高含有強磁性層136を含み得る。
ボロン高含有強磁性層136内のさらに高いボロン濃度が非磁性スペーサ層120上のPMA層140の結晶構造の効果を防いだり、緩和させたり遅延させるものとして理解され得る。
結果的に、非磁性スペーサ層120は所望する構造及び方向に結晶化されやすくなる。
例えば、[001]MgOはPMA層140だけでなく非磁性スペーサ層120の内でも提供されやすい。結果的には、磁気接合100の磁気抵抗が向上できる。
しかし、このような向上が特定のメカニズム(すなわち、非対称自由層130のボロン濃度)によって議論されたが、ここで説明した構造はこのようなメカニズムに制限されない。さらに、前述したメカニズム及び/又は効果がない実施においてもここで説明した構造が使用され得る。
磁気接合100及び非対称自由層130は向上した性能を有し得る。
非対称自由層130の磁気状態は、スピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された(localized)物理現象が磁気接合100に書き込み(write)を遂行するのに使用され得る。
磁気接合100は、平面に対し垂直方向の非対称自由層130の安定な磁気状態を有し得、強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗、及び向上したスイッチングベースのスピントランスファー(spin transfer)を有する。
PMA誘導層140及び非磁性スペーサ層120に対するMgOのようなトンネルバリア層は自由層磁気モーメントが平面に対し垂直方向を有することを保障する。
非対称自由層130/(ボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136)内に使用される磁気物質と、その厚さは、磁気モーメントが平面に対し垂直方向を成すように決定される。
選択的非磁性挿入層134の存在はこのような磁気方向を得ることにさらに役立つ。
結果的には、磁気接合100のスピントランスファースイッチングを向上できる。
さらに、前述したように磁気接合100の磁気抵抗は強化され得る。したがって、磁気接合100を利用する装置の性能を向上できる。
図4は、本発明の第2の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100’の概略断面図である。
磁気接合100’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図4は実際の割合関係(厚さ等)で示すものではない。
磁気接合100’は第1の実施形態の磁気接合(図2及び図3の符号100)と近似する。従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合100’は固定層110、非磁性スペーサ層120、非対称自由層130、及びPMA誘導層140を図2及び図3に示すものと同様に含む。
非対称自由層130はまたボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134及びボロン高含有強磁性層136を含む場合を示す。
しかし、各層(110、120、130、140)を特定の方向(積層方向)で示しているが、この方向は他の実施形態では変更できる。
例えば、固定層110は、磁気接合100’の底面に近くてもよく、各層(110、120、130、140)の順序は逆でもよい。
同様に、ボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、ボロン高含有強磁性層136を特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更し得る。
例えば、ボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、ボロン高含有強磁性層136の順序はボロン低含有強磁性層132がPMA誘導層140と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合100’はまた書き込み電流が磁気接合100’を通過するとき、非対称自由層130が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。したがって、非対称自由層130はスピントランスファートルクを利用して磁気状態の切り替えが可能である。
各層(110、120、130(132、134、136)、140)の構造及び機能は前述した説明と近似する。
例えば、非対称自由層130は安定しているとき、図4に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層130及びボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。いくつかの実施形態で、選択的非磁性挿入層134は省略できる。
磁気接合100’はまた非磁性スペーサ層120と非対称自由層130との間に磁気挿入層122含む。
例えば、磁気挿入層122は、Fe及びCoFeの内の少なくとも一つを含み得る。
いくつかの実施形態で、磁気挿入層122はFe層であり得る。
いくつかの実施形態で、CoFeからなる磁気挿入層122はCo及びFeの比率が1:3であることが好ましい。
いくつかの実施形態で、磁気挿入層122は非対称自由層130の一部分として考慮され得る。磁気挿入層122は一般的に薄いことが好ましい。
例えば、磁気挿入層122は、2Å以上6Å以下の厚さであり得る。いくつかの実施形態で、磁気挿入層122は4Å規格の厚さを有し得る。磁気挿入層122の使用は磁気接合100’の磁気抵抗を向上させる。
磁気接合100’は向上した性能を有し得る。
非対称自由層130の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合100’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合100’は、平面に対し垂直方向に非対称自由層130の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチング基盤のスピントランスファーを向上させる。磁気接合100’は非対称自由層130により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合100’を利用する装置の性能を向上できる。
図5は、本発明の第3の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100’’の概略断面図である。
磁気接合100’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図5は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
磁気接合100’’は、図2乃至図4の第1及び第2の実施形態の磁気接合100、100’と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合100’’は、固定層110、非磁性スペーサ層120、非対称自由層130’及びPMA誘導層140を図2乃至図4に示すものと同様に含む。
非対称自由層130’は、ボロン低含有強磁性層132及びボロン高含有強磁性層136を含む場合を示している。
しかし、各層(110、120、130’、140)を特定の方向(積層方向)で示しているが、この方向は他の実施形態では変更できる。
例えば、固定層110は磁気接合100’’の底面に近くてもよく、各層(110、120、130’、140)の順序が逆でもよい。
同様にボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136を特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136の順序はボロン低含有強磁性層132がPMA誘導層140と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合100’’はまた書き込み電流が磁気接合100’’を通過するとき、非対称自由層130’が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。
したがって、非対称自由層130’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用しての切り替えが可能である。
各層(110、120、130’(132、136)、140)の構造及び機能はそれぞれ各層(110、120、130(132、136)、140)について前述した内容と近似する。
例えば、非対称自由層130’は安定しているとき、図5に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層130’及びボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。
磁気接合100’’内で非磁性挿入層は非対称自由層130’から省略できる。
したがって、ボロン低含有強磁性層132とボロン高含有強磁性層136は界面を共有する。
結果的には非対称自由層130’は非対称自由層130’の磁気モーメントが平面に対し垂直方向になることを保障するためにさらに薄くなる。
例えば、ボロン低含有強磁性層132とボロン高含有強磁性層136の厚さの合計は12Å程度であり得る。
磁気接合100’’は向上した性能を有し得る。
非対称自由層130’の磁気状態は、スピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合100’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合100’’は、平面に対し垂直方向に非対称自由層130’の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合100’’は、非対称自由層130’により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合100’’を利用する装置の性能を向上できる。
図6は、本発明の第4の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100’’’の概略断面図である。
磁気接合100’’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図6は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
磁気接合100’’’は、図2〜図5の第1〜第3の実施形態の磁気接合(100、100’及び/又は100’’)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合100’’’は、固定層110、非磁性スペーサ層120、非対称自由層130、及びPMA誘導層140を図2〜図5に示すものと同様に含む。
非対称自由層130はまたボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136を含む場合を示している。
しかし、各層(110、120、130、140)を特定の方向(積層方向)で示しているが、この方向は他の実施形態では変更できる。
例えば、固定層110は、磁気接合100’’’の底面に近くてもよく、各層(110、120、130、140)の順序は逆でもよい。
同様にボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136は特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136の順序がボロン低含有強磁性層132がPMA誘導層140と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合100’’’はまた書き込み電流が磁気接合100’’’を通過するとき、非対称自由層130が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。
したがって、非対称自由層130の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(110、120、130(132、134、136)、140)の構造及び機能は前述した内容と近似する。
例えば、非対称自由層130は安定しているとき、図6に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層130及びボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。いくつかの実施形態では、選択的非磁性挿入層134は省略できる。
磁気接合100’’’はまたPMA誘導層140がボロンシンク層142と非対称自由層130との間に位置するようにボロンシンク層142を含む。
ボロンシンク層142はシード層(seed layer)としても機能する。
しかし、他の実施形態では、例えば、仮にPMA誘導層140が磁気接合100’’’の下部から最も遠い場合、ボロンシンク層142はキャッピング層であり得る。
ボロンシンク層142は、ボロンと親和性を有する物質を含み得る。
例えば、Ta、W、Fe及び/又はCoFeのような物質が使用され得る。
ボロンシンク層142は、熱処理又は磁気接合100’’’の他の工程のあいだボロンが拡散する場所を提供できる。
したがって、残りの各層(110、120、130、140)の化学量論的に所望する形態にさらに近くなる。
磁気接合100’’’は向上した性能を有する。
非対称自由層130の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合100’’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合100’’’は、平面に対し垂直方向に非対称自由層130の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合100’’’は、非対称自由層130により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合100’’’を利用する装置の性能は向上できる。
図7は、本発明の第5の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合100’’’’の概略断面図である。
磁気接合100’’’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図7は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
磁気接合100’’’’は、図2〜図6の第1〜第4の実施形態の磁気接合(100、100’、100’’及び/又は100’’’)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合100’’’’は、固定層110、非磁性スペーサ層120、非対称自由層130’’、及びPMA誘導層140を図2〜図6に示すものと同様に含む。
非対称自由層130’’はまたボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136を含む場合を示している。
しかし、各層(110、120、130’’、140)を特定の方向(積層方向)で示しているが、この方向は他の実施形態では変更できる。
例えば、固定層110は、磁気接合100’’’’の底面に近くてもよく、各層(110、120、130’’、140)の順序が逆でもよい。
同様にボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136は特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136の順序がボロン低含有強磁性層132がPMA誘導層140と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合100’’’’はまた書き込み電流が磁気接合100’’’’を通過するとき、非対称自由層130’’が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。
したがって、非対称自由層130’’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(110、120、130’’(132、134、136)、140)の構造及び機能は前述した説明と近似する。
例えば、非対称自由層130’’は安定しているとき、図7に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層130’’及びボロン低含有強磁性層132、ボロン高含有強磁性層136のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。いくつかの実施形態では、選択的非磁性挿入層134は省略できる。
また磁気接合100’’’’は、図に示すように(選択的)ボロンシンク層142及び(選択的)磁気挿入層122を含む。
(選択的)ボロンシンク層142及び(選択的)磁気挿入層122は前述した説明と近似する。(選択的)ボロンシンク層142及び(選択的)磁気挿入層122の内の一つ又は二つは磁気接合100’’’’内に含まれ得る。あるいは、(選択的)ボロンシンク層142及び(選択的)磁気挿入層122の内の一つまたは二つは何れも省略できる。
磁気接合100’’’’は、向上した性能を有し得る。
非対称自由層130’’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合100’’’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合100’’’’は平面に対し垂直方向に非対称自由層130’’の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合100’’’’は、非対称自由層130’’により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合100’’’’を利用する装置の性能が向上できる。
図2〜図7は、特定の特徴について説明した。
例えば、特定層は多様な実施形態で含まれたり省略した。
しかし、前記技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、図2〜図7内に示す第1〜第の5実施形態の磁気接合(100、100’、100’’、100’’’及び/又は100’’’’)内の前記一つ又は複数の特徴は結合され得る。
図8及び図9は、本発明の第6の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合200の概略断面図である。
図8は、本発明の第6の実施形態による磁気接合200を周辺の構造と共に示す図であり、図9は、本発明の第6の実施形態による磁気接合200を周辺の構造を除いて示す概略断面図である。
磁気接合200が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。
例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図8及び図9は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
磁気接合200は、図2〜図7の第1〜第5の実施形態の磁気接合(100、100’、100’’、100’’’及び/又は100’’’’)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合200は、固定層210、非磁性スペーサ層220、及び非対称自由層230を図2〜図7に示したものと同様に含む。
磁気接合200はまた第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240及び第2固定層250を含む。
第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240はPMA誘導層140及び非磁性スペーサ層120と近似する。
第2固定層250は、固定層(110/210)と近似する。
したがって、磁気接合200は、デュアル磁気接合である。
図8は、また基板101、下部コンタクト102、選択的シード層104、選択的固定層106及び上部コンタクト103とそれぞれ近似する基板201、下部コンタクト202、選択的シード層204、選択的固定層206、及び上部コンタクト203を含んで示す。
磁気接合200はまた選択的固定層206と近似する選択的第2固定層260を含む。
非対称自由層230は、図9に示すようにボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236を含む。
ボロン低含有強磁性層232、選択的挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236はそれぞれ第1〜第5の実施形態の対応する各層の説明と近似する。
ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236を特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236の順序はボロン低含有強磁性層232が第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合200はまた書き込み電流が磁気接合200を通過するとき、非対称自由層230が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。したがって、非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(210、220、230(232、234、236)240)の構造及び機能は第1〜第5の実施形態の対応する各層に対し説明した内容と近似する。
例えば、非対称自由層230は安定しているとき、平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層230、及びボロン低含有強磁性層232、ボロン高含有強磁性層236のボロン濃度の勾配は第1〜第5の実施形態の対応する各層に対し説明した内容と近似する。いくつかの実施形態で、選択的非磁性挿入層234は省略できる。
固定層210及び第2固定層250は磁気を有し、磁気接合の動作の少なくとも一部のあいだ特定の方向に固定されたり、停止した自身の磁化を有し得る。
しかし、図では単純な(単一)層で示しているが、固定層210及び/又は第2固定層250は複数の層を含み得る。
例えば、固定層210及び/又は第2固定層250はSAFであり得る。
固定層210及び/又は第2固定層250はまた他の複数層になる。
図9に示すように、固定層210及び/又は第2固定層250は面外減磁エネルギを超過する垂直異方性エネルギを有し得る。
したがって、図9に示すように、固定層210及び/又は第2固定層250は平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し得る。
平面上を含む固定層210及び/又は第2固定層250の前記磁化の他の方向も可能であるが、これに制限されない。
固定層210及び第2固定層250の磁気モーメントはデュアル状態(dual state)でアンチパラレルに(antiparallel)示している。
しかし、他の実施形態又は特定工程の内では固定層210及び第2固定層250の磁気モーメントは平行であり得る。
上記のような方向は磁気抵抗を強化することができる。他の実施形態では、固定層210及び第2固定層250の磁気モーメントの前記方向は読み込み及び書き込み動作で互いに異なるように形成され得る。
非磁性スペーサ層220及び第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240は非磁性化されている。
いくつかの実施形態では非磁性スペーサ層220及び第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240は例えば、トンネル障壁のような絶縁体である。
本実施形態では、非磁性スペーサ層220及び/又は第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240は磁気接合のTMRを非対称自由層230の垂直磁気異方性ほどに強化させ得るMgO結晶体を含み得る。
MgO結晶体の非磁性スペーサ層220はまた非対称自由層230内のCoFeB及びFeBのような物質の所望する結晶構造及び磁気異方性の提供に役立つ。
本実施形態では、一方又は両方の非磁性スペーサ層220及び第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240は2Å以上5Å以下の厚さを有し得る。
他の実施形態では、スペーサ層220はCuのような導電体であるか、例えば、絶縁体マトリックス(matrix)の導電チャネルを含む粒状(granular)層のような他の構造を有し得る。
非磁性スペーサ層220及び第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240は一般的に互いに異なる厚さを有することが好ましい。例えば、非磁性スペーサ層220及び第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240の厚さは10パーセントほど異なってもよい。
磁気接合200は向上した性能を有し得る。
非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合200に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合200は、平面に対し垂直方向に非対称自由層230の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合200は、非対称自由層230により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合200を利用する装置の性能を向上できる。
図10は、本発明の第7の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合200’ の概略断面図である。
磁気接合200’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。
例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図10は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
(デュアル)磁気接合200’は(デュアル)磁気接合(図9の符号200)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合200’は、固定層210、非磁性スペーサ層220、非対称自由層230、第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240、及び固定層250を図8及び図9に示すものと同様に含む。
非対称自由層230はまたボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236を含む場合を示している。
ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236は特定の方向(積層方向)に示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236の順序はボロン低含有強磁性層232が第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合200’はまた書き込み電流が磁気接合200’を通過するとき、非対称自由層230が安定な磁気状態の間で切替えられることを許容する。
したがって、非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(210、220、230(232、234、236)、240、250)の構造及び機能は前述した実施形態の対応する各層に対する説明と近似する。
例えば、非対称自由層230は安定しているとき、図10に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。非対称自由層230及びボロン低含有強磁性層232、ボロン高含有強磁性層236のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。いくつかの実施形態で、選択的非磁性挿入層234は省略できる。
磁気接合200’はまた選択的磁気挿入層(222、241)を含む。
選択的磁気挿入層(222、241)は図4に示す磁気挿入層122と近似する。
図10を再び参照すると、選択的磁気挿入層(222、241)の内の一つ又は両方とも提供され得る。
選択的磁気挿入層(222、241)はFe及びCoFeの内の少なくとも一つを含み得る。
選択的磁気挿入層(222、241)はFeが豊富であることが好ましい。例えば、Fe層又はCo1Fe層が使用され得る。
いくつかの実施形態では、選択的磁気挿入層(222及び/又は241)は非対称自由層230の一部として考慮される。選択的磁気挿入層(222、241)はそれぞれ2Å以上、6Å以下の厚さであり得る。
いくつかの実施形態で、選択的磁気挿入層(222、241)は4Åの規格の厚さであり得る。選択的磁気挿入層の使用は磁気接合200’の磁気抵抗を向上させる。
磁気接合200’は向上した性能を有し得る。
非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合200’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合200’は平面に対し垂直方向に非対称自由層230の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合200’は非対称自由層230により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合200’を利用する装置の性能を向上できる。
図11は、本発明の第8の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合200’’の概略断面図である。
磁気接合200’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。
例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図11は実際の割合関係(厚さ等)で示しているものではない。
磁気接合200’’は、図8〜図10の第6の実施形態の磁気接合(200及び/又は200’)と近似している。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合200’’は、固定層210、非磁性スペーサ層220、非対称自由層230’、第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240、及び第2固定層250を図8〜図10に示したものと同様に含む。
非対称自由層230’はまたボロン低含有強磁性層232及びボロン高含有強磁性層236を含む場合を示している。
ボロン低含有強磁性層232及びボロン高含有強磁性層236は特定の方向(積層方向)に示す。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層232とボロン高含有強磁性層236の順序はボロン低含有強磁性層232が第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240と最も近くなる場合と逆でもよい。
磁気接合200’’はまた書き込み電流が磁気接合200’’を通過するとき、非対称自由層230’が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。したがって、非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(210、220、230’(232、236)、240、250)の構造及び機能は第6、第7の実施形態の対応する各層に対し前述した説明と近似する。
例えば、非対称自由層230’は安定しているとき、図11に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。非対称自由層230’及びボロン低含有強磁性層232、ボロン高含有強磁性層236のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。
磁気接合200’’内で、非磁性挿入層は非対称自由層230’から省略できる。
したがって、ボロン低含有強磁性層232及びボロン高含有強磁性層236は界面を互いに共有する。
結果的には非対称自由層230’は非対称自由層230’の磁気モーメントが平面に対し垂直方向になることを保障するためにさらに薄くなる。例えば、ボロン低含有強磁性層232及びボロン高含有強磁性層236の厚さの合計は12Å程度であり得る。
磁気接合200’’は向上した性能を有する。
非対称自由層230’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合200’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合200’’は、平面に対し垂直方向に非対称自由層230’の安定な磁気状態を有し、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合200’’は、非対称自由層230’により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有する。したがって、磁気接合200’’を利用する装置の性能を向上できる。
図12は本発明の第9の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含む磁気接合200’’’の概略断面図である。
磁気接合200’’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。
例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図12は実際の割合関係(厚さ等)で示すものではない。
磁気接合200’’’は、図8〜図11の第6〜第8の実施形態の磁気接合(200、200’及び/又は200’’)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合200’’’は、固定層210、非磁性スペーサ層220、非対称自由層230、及び第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240を図8〜図11に示したものと同様に含む。
非対称自由層230はまたボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236を含む場合を示している。
しかし、ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236を特定の方向(積層方向)で示している。他の実施形態では、この方向を変更できる。
例えば、ボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236の順序はボロン低含有強磁性層232が第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240と最も近くなる場合のように逆でもよい。
磁気接合200’’’はまた書き込み電流が磁気接合200’’’を通過するとき、非対称自由層230が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。したがって、非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(210、220、230(232、234、236)、240、250)の構造及び機能は前述した説明と近似する。
例えば、非対称自由層230は安定しているとき、図12に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層230及びボロン低含有強磁性層232、ボロン高含有強磁性層236のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。いくつかの実施形態では、選択的非磁性挿入層234は省略できる。
磁気接合200’’’はまた第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240がボロンシンク層242と非対称自由層230との間に位置するようにボロンシンク層242を含む。
ボロンシンク層242は図6に示すボロンシンク層142と近似する。
図12に示す実施形態で分かるように、ボロンシンク層242はシード層としても機能する。
しかし、他の実施形態では、例えば仮に、第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240が磁気接合200’’’の下部から最も遠いと、ボロンシンク層242はキャッピング層であり得る。
ボロンシンク層242はボロンと親和的な物質を含み得る。例えば、Ta、Fe及び/又はCoFeのような物質が使用され得る。ボロンシンク層242は熱処理又は磁気接合200’’’の他の工程あいだボロンが拡散される場所を提供できる。
したがって、残った各層(210、220、230、240、250)の化学量論的に所望する形にさらに近くなる。
磁気接合200’’’は向上した性能を有し得る。
非対称自由層230の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合200’’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合200’’’は平面に対し垂直方向に非対称自由層230の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合200’’’は、非対称自由層230により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合200’’’を利用する装置の性能は向上できる。
図13は、本発明の第10の実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリに使用され、非対称自由層を含むデュアル磁気接合200’’’’の概略断面図である。
磁気接合200’’’’が使用される磁気装置は多様な応用製品に使用され得る。
例えば、磁気装置及びこれによる磁気接合はSTT−MRAMのような磁気メモリ内に使用され得る。正確には、図13は実際の割合関係(厚さ等)で示すものではない。
磁気接合200’’’’は、図8〜図12の第6〜第9の実施形態のデュアル磁気接合(200、200’、200’’及び/又は200’’’)と近似する。
従って、近似する構成要素は同様の図面符号で表示する。
つまり、磁気接合200’’’’は、固定層210、非磁性スペーサ層220、非対称自由層230’’、第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層240、及び第2固定層250を図8〜図12に示すものと同様に含む。
非対称自由層230’’はまたボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234及びボロン高含有強磁性層236を含む場合を示す。
磁気接合200’’’’はまた書き込み電流が磁気接合200’’’’を通過するとき、非対称自由層230’’が安定な磁気状態の間で切り替えられることを許容する。したがって、非対称自由層230’’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替え可能である。
各層(210、220、230’’(232、234、236)、240、250)の構造及び機能は前述した説明と近似する。
例えば、非対称自由層230’’は安定しているとき、図13に示すように平面に対し垂直方向の自身の磁気モーメントを有し、非対称のボロン濃度を有する。
非対称自由層230’’及びボロン低含有強磁性層232、ボロン高含有強磁性層236のボロン濃度の勾配は前述した内容と近似する。
しかし、図に示す実施形態においてボロン低含有強磁性層232、選択的非磁性挿入層234、及びボロン高含有強磁性層236の順序はボロン低含有強磁性層232が第2非磁性スペーサ/PMA誘導層240と最も近くなる場合のように逆でもよい。いくつかの実施形態で選択的非磁性挿入層234は省略できる。
磁気接合200’’’’はまた、示すように選択的にボロンシンク層242及び選択的磁気挿入層(222、241)を含む。
ボロンシンク層242及び選択的磁気挿入層(222、241)は前述した説明と近似する。ボロンシンク層242及び選択的磁気挿入層(222、241)の一つ又はそれ以上のいくつかの組み合わせは磁気接合200’’’’内に含まれる。あるいは、一つ又はそれ以上のボロンシンク層242及び選択的磁気挿入層(222、241)は省略できる。
磁気接合200’’’’は向上した性能を有し得る。
非対称自由層230’’の磁気状態はスピントランスファートルクを利用して切り替えられる。
したがって、さらに限定された物理現象が磁気接合200’’’’に書き込み動作を行うのに使用され得る。
磁気接合200’’’’は平面に対し垂直方向に非対称自由層230’’の安定な磁気状態を有し得、これはスイッチングベースのスピントランスファーを向上させる。
磁気接合200’’’’は非対称自由層230’’により強化された磁気抵抗/トンネル磁気抵抗を有し得る。したがって、磁気接合200’’’’を利用する装置の性能を向上できる。
図8〜図13は特定の特徴について説明した。
例えば、特定層は多様な実施形態で含まれたり省略した。
しかし、前記技術分野の一般的な技術のうち何れか一つに照らし、図8〜図13内に示す第6〜第10の実施形態の磁気接合(200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)内の前記一つ又は複数の特徴は結合され得る。
図14は、本発明の一実施形態による磁気接合(100、100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)の内の少なくとも一つを活用するメモリ300の磁気記憶セル部分の概略回路図である。
しかし、その磁気接合(100、100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)の内の少なくとも一つは互いに異なる装置及び/又は互いに異なる構成を有するメモリに使用され得る。
メモリ300はワードライン選択ドライバ304とリード/ライトコラム選択ドライバ(302、306)を含む。その他の構成要素及び/又は他の構成要素が提供される。
メモリ300の保存領域は磁気記憶セル310を含む。
それぞれの磁気記憶セルは少なくとも一つ磁気接合312及び少なくとも一つの選択装置314を含む。
いくつかの実施形態で、選択装置314はトランジスタである。磁気接合312はここで説明された磁気接合(100、100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)の内の一つであり得る。
したがって、磁気接合312の自由層は非対称である。ここでは、磁気記憶セル310当り一つの磁気接合312を示しているが、他の実施形態では、セル当りまた他の数字の磁気接合312が提供され得る。これによって、磁気メモリ300は前述した効果を奏する。
図15は、本発明の一実施形態によるスピントランスファートルクを利用してプログラム可能な磁気メモリ内で使用され、非対称自由層を含む磁気接合提供方法400を説明するためのフローチャートである。
簡単には、いくつかのステップは省略されたり結合され得る。
磁気接合提供方法400は、磁気接合100について説明する。
磁気接合提供方法400はまた少なくとも一つの磁気接合(100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)の製造に使用される。
磁気接合提供方法400は互いに異なる磁気接合に使用され得る。さらに、磁気接合提供方法400は磁気メモリの製造に含まれる。したがって、磁気接合提供方法400はSTT−MRAM又は他の磁気メモリの製造に使用され得る。
ステップS402にて固定層110を提供する。
ステップS402は所望する物質で固定層110の所望する厚さまで蒸着するステップを含み得る。
ステップS404にて非磁性層120を提供する。
ステップS404は非磁性物質を蒸着するステップを含み得る。例えば、MgOを蒸着できる。さらに物質の所望する厚さはステップS404で蒸着できる。
ステップS406にて非対称自由層130を提供する。
ステップS406はボロン低含有強磁性層132、選択的非磁性挿入層134、及びボロン高含有強磁性層136を提供するステップを含み得る。
他の実施形態で、実質的にはボロン濃度の連続的な変化率を有する単一層が提供され得る。
ステップS408にてPMA誘導層140を提供する。
仮に磁気接合(200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)のようなデュアル磁気接合が提供されると、ステップS408により提供された層もデュアル接合の非磁性スペーサ層である。
ステップS410にて固定層250を選択的に提供する。
磁気接合100の製造はステップS412により完了する。
結果的には、磁気接合(100、100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’及び/又は200’’’’)の効果が達成される。
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
100、100’、100’’、100’’’、100’’’’、200、200’、200’’、200’’’、200’’’’ 磁気接合
101、201 基板
102、202 下部コンタクト
103、203 上部コンタクト
104、204 選択的シード層
106、206 選択的固定層
110、210 固定層
120、220 非磁性スペーサ層
122 磁気挿入層
130、130’,130’’、230、230’、230’’ 非対称自由層
132、232 ボロン低含有強磁性層
134、234 選択的非磁性挿入層
136、236 ボロン高含有強磁性層
140 PMA誘導層
142、242 ボロンシンク層
222、241 選択的磁気挿入層
240 第2非磁性スペーサ層/PMA誘導層
250 第2固定層
260 選択的第2固定層


Claims (17)

  1. 磁気装置用の磁気接合(magnetic junction)において、
    固定層と、
    非磁性(nonmagnetic)スペーサ層と、
    非対称(asymmetric)自由層と、
    PMA(perpendicular magnetic anisotropy)誘導層とを有し、
    前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に存在し、
    前記非対称自由層は、第1ボロン(boron)含有量を有する第1強磁性(ferromagnetic)層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、
    前記第2ボロン含有量は、前記第1ボロン含有量より小さく、
    前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、
    前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、
    前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に存在し、
    前記磁気接合は、書き込み電流(write current)が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態(stable magnetic states)の間で切替え可能であり、
    前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含むことを特徴とする磁気接合。
  2. 前記非磁性挿入層は、Bi、Ta、W、V、I、Zn、Nb、Ag、Cd、Hf、Os、Mo、Ca、Hg、Sc、Y、Sr、Mg、Ti、Ba、K、Na、Rb、Pb及びZrの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  3. 前記第1ボロン含有量は、25原子百分率以上、45原子百分率以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  4. 前記第1強磁性層及び前記第2強磁性層は、それぞれCo及びCoFeの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  5. 前記第2強磁性層は、前記第1強磁性層と前記固定層との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  6. 前記非磁性スペーサ層と前記非対称自由層との間に磁気挿入層をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  7. ボロン(boron)シンク(sink)層をさらに有し、
    前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記ボロンシンク層との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  8. 前記非磁性スペーサ層及び前記PMA誘導層は、それぞれMgOを含むことを特徴とする請求項6に記載の磁気接合。
  9. 追加固定層をさらに有し、
    前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記追加固定層との間に配置され、
    前記PMA誘導層及び前記非磁性スペーサ層は、それぞれMgOを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気接合。
  10. 磁気メモリ(magnetic memory)を含む磁気装置において、
    前記磁気メモリの複数の磁気記憶セル(magnetic storage cells)と、
    前記複数の磁気記憶セルと結合される複数のビットラインとを有し、
    前記複数の磁気記憶セルは、それぞれ少なくとも一つの磁気接合を含み、
    それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、固定層と、非磁性スペーサ層と、非対称自由層と、PMA誘導層とを含み、
    前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に位置し、
    前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に位置し、
    前記非対称自由層は、第1ボロン含有量を有する第1強磁性層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、
    前記第2ボロン含有量は、前記第1ボロン含有量より小さく、
    前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、
    前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、
    書き込み電流(write current)が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態の間で切替え可能であるよう前記磁気接合が配置され、
    前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含むことを特徴とする磁気装置。
  11. 前記非磁性挿入層は、Bi、Ta、W、V、I、Zn、Nb、Ag、Cd、Hf、Os、Mo、Ca、Hg、Sc、Y、Sr、Mg、Ti、Ba、K、Na、Rb、Pb、及びZrの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  12. 前記第1ボロン含有量は、25原子百分率以上、45原子百分率以下であり、
    前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であることを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  13. 前記第1強磁性層及び前記第2強磁性層は、それぞれCo及びCoFeの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  14. 前記第2強磁性層は、前記第1強磁性層と前記固定層との間に位置することを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  15. それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、少なくとも一つの磁気挿入層と、
    ボロンシンク層をさらに含み、
    前記磁気挿入層は、前記非磁性スペーサ層と前記非対称自由層との間に位置し、
    前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記ボロンシンク層との間に位置することを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  16. それぞれの前記少なくとも一つの磁気接合は、追加固定層をさらに含み、
    前記PMA誘導層は、前記非対称自由層と前記追加固定層との間に配置され、
    前記PMA誘導層及び前記非磁性スペーサ層は、それぞれMgOを含むことを特徴とする請求項10に記載の磁気装置。
  17. 磁気装置の磁気接合の提供方法において、
    固定層を提供する段階と、
    非磁性スペーサ層を提供する段階と、
    非対称自由層を提供する段階と、
    PMA誘導層を提供する段階とを有し、
    前記非磁性スペーサ層は、前記固定層と前記非対称自由層との間に配置され、
    前記非対称自由層は、第1ボロン含有量を有する第1強磁性層と、第2ボロン含有量を有する第2強磁性層とを含み、前記第2ボロン含有量は前記第1ボロン含有量より小さく、
    前記第1ボロン含有量は、20原子百分率超過、50原子百分率以下であり、
    前記第2ボロン含有量は、20原子百分率以下であり、
    前記非対称自由層は、前記PMA誘導層と前記非磁性スペーサ層との間に位置し、
    前記非対称自由層は、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との間に非磁性挿入層をさらに含み、
    前記磁気接合は、書き込み電流が前記磁気接合を通るとき、前記非対称自由層が複数の安定な磁気状態間で切り替え可能であるようにする前記磁気装置内に使用されることを特徴とする磁気接合提供方法。
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