JP6628500B2 - 箱詰め装置および箱詰め方法 - Google Patents

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Description

本発明は、箱詰め装置および箱詰め方法に関する。
従来、所定間隔毎に搬送される物品搬送コンベヤ上の複数の物品を吸着手段で吸着し、所定間隔毎に搬送される容器搬送コンベヤ上の容器に各物品を載置して該容器と共に搬送する際に、ロボット(ロボットハンド)に取り付けられた吸着具によって各物品を夫々吸着してまとめて保持し、吸着具の間隔を容器の間隔に合わせて移動して、容器内に夫々の物品を載置する箱詰め装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような箱詰め装置において箱詰め処理の高速化を図るには、一般的にはロボットの処理速度の向上などが考えられる。
特開2013−103779号公報
しかしながら、ロボットに取り付けた複数の吸着具でそれぞれ物品を保持しつつ、吸着具の間隔を移動させて物品を収容する容器の間隔に合わせて箱詰めする装置において、箱詰め処理の高速化を目的としてロボットの処理速度を速めると、物品の吸着位置がずれるなどの問題が発生する恐れがある。
また、特許文献1に記載の装置のように、物品を収容する容器の形状に合わせて吸着具の間隔を移動させる場合、ロボット(ロボットハンド)に、吸着具の間隔を調整する機構を備えさせる必要がある。その場合、ロボットハンドの重量の増加は避けられず、箱詰め装置における箱詰め処理の高速化を図る上では不利となる。
また、ロボットの処理速度を速めることなく箱詰め処理の速度を向上させる方法としては、ロボットの台数を増加させる方法もあるが、コストおよび箱詰め装置の占有面積が増大するといった問題がある。
一方近年では、同じ外観の包装袋に、外観からは判別できない異なる絵柄や種類の商品(玩具やカード類など)を収容した、いわゆるブラインド式の物品(例えば、トレーディングカードなど)も登場している。そしてそのようなブラインド式の物品を複数箱詰めする際には、1つの箱内に供給される物品の欠落や順番の入れ違えがないようにする、あるいは、物品に対して余裕(クリアランス)の少ない容器に対して確実に収納する、という箱詰めの要望もある。
つまり、箱詰め処理の全体の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めすることが重要な場合もあり、このような需要に対応する箱詰め装置としては未だ改良の余地がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、箱詰め処理の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めをすることができる箱詰め装置および箱詰め方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の物品を1つの箱内に収容する箱詰め装置であって、前記物品を所定の間隔で連続して搬送する搬送手段と、前記搬送手段上の前記物品を1個おきに所定の位置まで前進させる送り手段と、前記搬送手段上で近接する複数の前記物品を同時に保持して箱内に供給する供給手段と、を備え、前記搬送手段は、前記物品が載置される搬送面上に所定の間隔で配置された位置決め手段を備え、前記送り手段は、前記位置決め手段で決定される位置まで前記物品を前進させ、前記供給手段は、前記位置決め手段の前後に位置する2つの前記物品を同時に保持する、ことを特徴とする箱詰め装置である。
このような構成によれば、箱詰め処理の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めをすることができる。
また、物品を確実に所定の位置まで前進させることができる。
また、物品を前進させて位置決めした後は、供給手段は複数の物品間の距離を変更(調整)することなく箱内に供給することができるので、箱詰め処理の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めをすることができる。
また、本発明は、前記搬送手段は、搬送方向に沿って配置された一対のベルトコンベアであってもよい。
また、本発明は、前記位置決め手段は、前記搬送手段の搬送面から上方に突出した突起状のアタッチメントであってもよい。
このような構成にすれば、位置決め手段を異なる幅のものに交換することができ、位置決め手段の交換によって、物品を前進させる距離を変更(調整)することができる。
また、本発明は、前記アタッチメントは、着脱自在であってもよい。
このような構成にすれば、位置決め手段を容易に交換することができ、物品を前進させる距離を容易に変更(調整)することができる。
また、本発明は、前記箱は、仕切りを備えた仕切り箱であり、前記アタッチメントの搬送方向に沿う幅と、前記仕切りの搬送方向に沿う幅とが略同等であってもよい。
また、本発明は、前記送り手段は、前記物品を押送する押送部材を備え、前記搬送手段の一部の上方に該搬送手段に沿って配置されるものであってもよい。
また、本発明は、前記搬送手段の上流側に、該搬送手段の搬送方向と交差する方向から該搬送手段に前記物品を受け渡す他の搬送手段を備える、ものであってもよい。
また、本発明は、前記搬送手段は、前記他の搬送手段から前記物品を受け取る受け取り位置において、前記物品に前記搬送手段の搬送力を伝達させない物品保持手段を備える、ものであってもよい。
このような構成によれば、他の搬送手段から受け渡される物品を確実に保持する(受け取る)ことができる。
また、前記搬送手段は、少なくとも前記受け取り位置の搬送面の高さが前記他の搬送手段の搬送面の高さより低い、ものであってもよい。
また、本発明は、複数の物品を1つの箱に連続して箱詰めする箱詰め装置における箱詰め方法であって、搬送手段が物品を所定の間隔で連続して搬送するステップと、送り手段が前記搬送手段上の前記物品を1個おきに所定の位置まで前進させるステップと、供給手段が前記搬送手段上で近接する複数の前記物品を同時に保持して箱内に供給するステップと、を備え、前記送り手段は、前記搬送手段の搬送面上に所定の間隔で配置された位置決め手段で決定される位置まで前記物品を前進させ、前記供給手段は、前記位置決め手段の前後に配置された2つの物品を同時に保持する、ことを特徴とする箱詰め方法である。
このような構成によれば、箱詰め処理の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めをすることができる。
本発明に記載の箱詰め装置および箱詰め方法によれば、箱詰め処理の速度は高速化させつつも、物品の保持(吸着)ミスを防いで、供給される物品を正確な順番で、欠落なく確実に箱詰めをすることができる。

本発明の実施形態に係る箱詰め装置の上面概要図である。 (a)本発明の実施形態に係る箱詰め装置の正面概要図であり、(b)第3搬送手段を上流側から見た側面概要図である。 本発明の実施形態に係る送り手段の正面概要図である。 本発明の実施形態に係る送り手段の搬送速度のタイミングチャートである。 (a)本発明の他の形態を示す図であり、(b)本発明の更に他の形態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る箱詰め装置100の構成について説明する。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成及び物品の図示を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図及び以降の各図において、部材の大きさ、形状、厚みなどを適宜誇張して表現する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る箱詰め装置100の概要を示す上面図であり、図2は、箱詰め装置100の概要を示す側面図である。
図1および図2に示すように、箱詰め装置100は、複数の物品XA1を連続して1つの箱内YA1に収容する装置であり、第1搬送手段11と、第2搬送手段12と、送り手段13と、供給手段14と、第3搬送手段17を有する。なお、図2において、第1搬送手段11と第3搬送手段13とは説明の便宜上、上下に図示したが、両者は略水平な位置に設けられている。
本実施形態の物品XA1は一例として、同じ外観の包装袋に、外観からは判別できない異なる絵柄や種類の商品(玩具やカード類など)を収容した、いわゆるブラインド式の物品XA1である。以下の実施形態では、物品XA1が、1つの包装袋に外観からは判別が不可能な1又は複数枚のカードが収納されたトレーディングカードである場合を例に説明する。物品(トレーディングカード入り包装袋)XA1は、1つの箱YA1内に例えば2列10段で箱詰めされる。
第1搬送手段11は、搬送方向Tに沿って一対の搬送面11Aが平行に配置され、搬送面11Aに位置決め手段(フィンガー)15が複数取り付けられたフィンガーコンベアであり、等速で物品XA1を搬送する。
第1搬送手段11の上流側(図1、図2では右側)には、第1搬送手段11の搬送方向Tと交差する方向から、第1搬送手段11に物品XA1を受け渡す第2搬送手段12が配置されている。第2搬送手段12は例えばベルトコンベアであり、その搬送面12Aは、第1搬送手段11の搬送面11Aよりも鉛直方向において高い位置にある。
図2に示すように、第1搬送手段11は、第2搬送手段12から物品XA1を受け取る受け取り位置S1において、物品XA1を確実に保持する物品保持手段20を有する。物品保持手段20は、一例として、上面の高さが搬送面11Aよりも高い(第2搬送手段12の搬送面12Aよりは低い)台座21を一対のフィンガーコンベア(第1搬送手段11)の間に設け、第1搬送手段11の搬送力が伝達しないようにした部位である。このように受け取り位置S1において第1搬送手段11の搬送力を抑制することにより、第2搬送手段12から物品XA1が高速で投入(投下)された場合であっても、所定位置(位置決め手段15の前方、後方のいずれであっても予め定められた位置)で物品XA1を確実に保持することができる。
第1搬送手段11の上流側では物品XA1同士が所定の間隔(距離L1)を保つように連続して供給され、下流側に搬送される。第1搬送手段11の物品XA1が載置される搬送面11A上には所定の間隔で位置決め手段15が複数配置されている。位置決め手段15は、搬送面11Aから上方(鉛直方向)に突出した突起状のアタッチメントであり、搬送面11Aの移動とともに搬送方向Tに沿って移動する。物品XA1は、搬送方向Tにおける位置決め手段15の間に1個ずつ供給される。受け取り位置S1において第2搬送手段12によって搬送された物品XA1は、図示しないストッパーに突き当たり、物品保持手段20(台座21)の上に載置され、移動(搬送)が一旦停止した状態となる。搬送方向Tに沿って移動する位置決め手段15は、台座21上の物品XA1の上流側の後端(図1、図2では右側の長辺)と当接する。そして、物品XA1は位置決め手段15によって前方(搬送方向Tの下流側)に押し出され、台座21から搬送面11A上に移載され、そのまま下流側に移動する。このようにして、第1搬送手段11の上流側では物品XA1同士が所定の間隔(位置決め手段15間の距離L1)を保って、下流側に向かって搬送される。
上流側では所定の間隔(位置決め手段15間の距離L1)を保って搬送されている搬送面11A上の前後に位置する1組の物品XA1(XA1_1,XA1_2)は、搬送されながら両者の距離が近づくように(距離L1→L2→L3)移動する。つまりこの例では、位置決め手段15によって搬送される物品XA1(XA1_2)が1つおきに送り手段13によって前進するように移動され、先行する物品XA1(XA1_1)と近接する。そして、送り手段13の下流側の端部では、1組の物品XA1_1とXA1_2が、位置決め手段15の上流側と下流側においてこれと当接することによって(位置決め手段15を挟んで)所定の間隔(距離L3)で位置決めされる。つまり、送り手段13の下流側の端部における2つの物品XA1(XA1_1とXA1_2)間の距離L3は、位置決め手段15の搬送方向Tに沿う幅W1と同等である。
送り手段13は、第1搬送手段11の一部の上方に、第1搬送手段11の搬送方向Tに沿って配置されたフィンガーコンベア(上部コンベア)であり、環状のチェーン又はベルトの表面には所定の間隔で押送部材(プッシャー)16が取り付けられている。送り手段13は、第1搬送手段11上を搬送される物品XA1を搬送方向Tにおいて1個おきに後方から押送する。送り手段13は、押送時には第1搬送手段11の搬送速度V1よりも早い速度V2でプッシャー16を移動させて物品XA1を前進させる。送り手段13によって1個おきに押送される物品XA1は、その前方の位置決め手段15で決定される位置(送り手段13によって押送される物品XA1の前方の位置決め手段15に上流側から当接する位置)まで前進させられる。
プッシャー16は、一対の位置決め手段15の間に配置され、その先端は、第1搬送手段11の一対の搬送面11Aよりも下方に設定される。また、プッシャー16は、搬送方向と交差する方向において、物品XA1と2箇所で接触し、物品XA1を前進させる(図2(b))。このため、水平面内で回転させずに物品XA1を前進させることができる。
供給手段14は、第1搬送手段11の下流側に設けられ、第1搬送手段11の下流側において距離L4を保って搬送される2個の物品XA1を1組として同時に保持する。供給手段14は、ロボットアーム(不図示)の先端に複数(ここでは2個)の吸着ノズル14Aを備えたものであり、吸着ノズル14Aによって横並びの2個の物品XA1を同時に吸着保持する。
第3搬送手段17は、第1搬送手段11と平行して配置され、箱YA1を間欠的に搬送する。箱YA1は上部が開放された状態で搬送され、中央に仕切りYA2が設けられている。仕切りYA2の搬送方向Tに沿う幅Wは、位置決め手段15の幅W1と同等である。供給手段14は、位置決め手段15の前後に位置する2つの物品XA1を1組として同時に保持し、2個の物品XA1間の距離L4をそのまま維持して(吸着した2個の物品XA1間の距離L4を変更することなく)、箱YA1の上に移動し、箱YA1内で物品XA1を開放する。本実施形態では、1つの箱YA1に例えば10組20個の物品XA1を箱詰めする。つまり、箱YA1を搬送する第3搬送手段17は、10組の物品XA1が収容されるまで所定位置に留まり、供給手段14は、1つの箱YA1に対して、10組の物品XA1の保持と開放を繰り返して箱YA1内に収容する。
<箱詰めの動作(箱詰め方法)>
次に、箱詰め装置100における箱詰めの動作について説明する。
物品XA1は、例えばその長辺が第2搬送手段12の搬送方向Vに沿うように第2搬送手段12の上流側から搬送され、下流端部において第1搬送手段11上に投入(投下)するようにして供給される。
第1搬送手段11は、第2搬送手段12から投入(投下)された物品XA1を受け止める(保持する)。第1搬送手段11は上流側の受け取り位置S1において、第2搬送手段12から物品XA1を受け取る。第1搬送手段11は受け取り位置S1に物品保持手段20が設けられており、高速で供給される物品XA1を確実に保持することができる。そして物品保持手段20上で一旦停止した物品XA1は、搬送方向Tに沿って移動する位置決め手段15によって押し出され、第1搬送手段11に移載される。第1搬送手段11では、物品XA1の向きはそのままに、その搬送方向が変更される。すなわち、第1搬送手段11上では、物品XA1の向き(姿勢)は変わらないが、その短辺が搬送方向Tに沿うように搬送される。
第2搬送手段12から第1搬送手段11に供給される物品XA1は、第1搬送手段11の上流側ではいずれも所定の(一定の)間隔(距離L1)で搬送されるが、第1搬送手段11の下流側に向かうにつれてそれらの間隔が近づくように変化する(距離L1>L2>L3)。つまり、第1搬送手段11に供給された物品XA1は、搬送方向Tにおいて1個おきに送り手段13によって移動され、下流側では位置決め手段15を挟んで進行方向の前後に位置する2個の物品XA1が1つの組となるように、各物品XA1間の間隔が調整される。
具体的に説明すると、例えば先行する(1番目の)物品XA1_1と、後続の(2番目の)物品XA1_2は、第1搬送手段11の上流側では、それぞれ後方端部(図示では右側の長辺)が位置決め手段15と当接して搬送される。これにより、前方の物品XA1_1と後方の物品XA1_2との間隔は距離L1で離間されている。
送り手段13は、搬送方向Tにおいて、1個おきに、物品XA1(ここでは2番目の物品XA1_2)を前詰めする。送り手段13は、プッシャー16を変速して移動させることが可能であり、少なくともプッシャー16が物品XA1_2の後方に当接したタイミング以降に、第1搬送手段11の搬送速度V1よりも早い速度V2でプッシャー16を移動させる。これにより2番目の物品XA1_2は、送り出し位置S2からプッシャー16によって前進(前詰め)されて1番目の物品XA1_1との距離が次第に小さくなり(L1>L2>L3)、その前方に設けられた位置決め手段15の上流側に当接することで物品XA1_2の前進は停止する(送り手段13の押送が停止する)。このようにして、第1搬送手段11の下流側では位置決め手段15を挟んで進行方向の前後に位置する2個の物品XA1_1,XA1_2が1つの組となるように、各物品XAの間隔が調整されて位置決めされる。
第1搬送手段11の下流端部の取り出し位置S3では、ロボットアームの先端に取り付けられた供給手段14(吸着ノズル14A)が2個の物品XA1_1,XA1_2を同時に吸着保持し、第3搬送手段17上を搬送される箱YA1の上方に物品XA1_1,XA1_2を移動する。
既述のごとく、位置決め手段15の幅W1は、箱YA1の仕切りYA2の幅W2と同等に設定されている。従って、供給手段14は、2個の物品XA1_1,XA1_2を吸着保持したままの状態で(これらの距離L3を調整することなく)箱YA1内でこれらを開放すればよく、これにより、2個の物品XA1_1,XA1_2は、仕切りYA2を介して、正確に、箱YA1内に横並びで収納される。
本実施形態では、1つの箱YA1に例えば10組20個の物品XA1を箱詰めする。つまり、箱YA1を搬送する第3搬送手段17は、10組の物品XA1が収容されるまで取り出し位置S3に留まり、供給手段14は、取り出し位置S3においてほぼ搬送方向Tに交差(直交)する方向のみの移動で(搬送方向Tに沿って大幅に移動することなく)、物品XA1を箱YA1内に供給できる。
このように本実施形態の箱詰め装置100では、第1搬送手段11で物品XA1を搬送中に1個おきに送り手段13によって物品XA1を前詰めし、送り手段13の下流端に至るまでの間に前後の物品XA1の間隔を所定の距離L3(箱YA1の内部の形状(サイズ)に合わせた距離)に位置決めする。そして、第1搬送手段11の送り手段13の下流側で、供給手段14は物品XA1を吸着保持する。このとき、供給手段14は、2個の物品XA1同士の距離L3の調節を行わず、また、1組(2個)の物品XA1を保持した後の箱YA1に収納するまでの移動を必要最小限の距離で箱YA1に物品XA1を供給する。
したがって、箱詰め処理の高速化を図りつつも、ロボットアームを必要以上に高速に移動させる必要がないので、物品XA1の吸着位置のミス(ひいてはそれによる物品XA1の落下)を防止でき、確実に物品XA1を箱YA1に詰めることができる。また、供給手段14に物品XA1間の距離を調節させる機構を備える必要がないので、ロボットアームが操作する供給手段14を小型軽量化することができ、箱詰めの高速処理において大変有利となる。
またロボットを増加させなくても高速の箱詰め処理が可能となるので、コストや装置の占有面積の増大を防止できる。
更に、位置決め手段15によって、1組を構成する前後(2個)の物品XAの位置が所定位置(箱YA1の形状(サイズ)に合わせた所定位置)で決定されるので、前後の物品XAの重なりも防止できる。位置決め手段15がない場合であっても、後続の物品XAを、第1搬送手段11よりも高速の送り手段13で前進させる(前詰めする)ことは可能である。しかしながら、後続の物品XA1の移動を規制する手段がない場合、先行の物品XA1に当接した時に停止することとなり、特に物品XA1自体の厚みが薄い場合などには、先行の物品XA1の一部に後続の物品XA1が乗り上げるなどして、1組の物品XA1同士が重なってしまう場合がある。そうなると、供給手段14(吸着ノズル14A)の吸着位置がずれるなどして、保持(吸着)ミスが生じる可能性が高くなる。
本実施形態では、送り手段13で物品XA1を前詰めした場合であっても、位置決め手段15によって後続の物品XA1が先行の物品XA1と重なることを防止できるため、吸着位置のずれおよびそれによる保持(吸着)ミスを防止できる。
図3は、送り手段13の送り出しの様子を説明する側面図であり、図4は、送り手段13のプッシャー16の移動速度を示すタイミングチャートである。なお図4中のa〜jはそれぞれ、図3(a)〜(j)に示すタイミングに対応している。既述の如く、送り手段13はプッシャー16を変速で移動させることができる。
例えば、図3(a)(図4のa)は、送り手段13の下流端部(図では左側端部)において後続の物品XA1_2が位置決め手段15に当接して位置決めが完了した状態である。位置決め手段15に当接して位置決めが完了した後続の物品XA1_2は、位置決め手段15と同速度で移動するプッシャー16によって移動する。送り手段13は、物品XA1_2をプッシャー16が反転する前の所定位置まで移動させた後に減速し、その後一旦停止する。
そして、物品XA1_2は第1搬送手段11によって搬送されてプッシャー16と離間する(図3(b)、(図4のb))。
送り手段13は、1つおきに物品XA1を押し出すので、図3(c)(図4のc)に示すタイミングでは、送り出された物品XA1(図示の下流端の物品XA1_2)の次の物品XA1(次の組の先行する物品XA1_1)は後端部が位置決め手段15と当接したまま下流側に搬送される。送り手段13は、その下流端においてプッシャー16によって前進させた物品XA1_2と干渉しないよう、かつその上流端においてプッシャー16によって前進させる物品XA1_2と、その後続の物品XA1_1とが干渉しないようにプッシャー16を位置決め手段15より速い速度(例えば、1000mm/min)で移動する(図3(c)〜(d)、図4のc〜d)。
これにより、プッシャー16は後続の物品XA1_2に当接し、これを前方に押し出す(図3(e)〜(g)、図4のe〜g)。
その後、送り手段13は減速しながら、プッシャー16によって押し出した物品XA1_2の前端部を位置決め手段15に当接させる(図3(h)、図4のh)。
送り手段13は、物品XA1_2が位置決め手段15に当接した後はプッシャー16を位置決め手段15と同速度で移動して、物品XA1_2を送り手段13の下流端の所定位置まで移動する(図3(i)〜(j)(図4のi〜j))。
図5は、位置決め手段15の他の形態を示す図である。位置決め手段15は、第1搬送手段11のアタッチメントであり、着脱自在である。従って、同図(a)に示すように、搬送方向Tに沿う幅W1、W1´、W1´´を異なるものに付け替えることで、1組として同時に保持される物品XA1間の距離L4を容易に変更することができる。つまり、物品XA1が収容される箱YA1の仕切りYA2の幅W2に合わせて適宜変更することができる。
また、同図(b)に示すように、第1搬送手段11は、ダブルループ構造のベルトコンベアとし、位置決め手段15は、ダブルループ構造のベルトのそれぞれに設けた位置決め手段15A、15Bによって構成してもよい。2つのベルトコンベアの位置決め手段15A、15Bの位置をずらすことで、位置決め手段15A、15Bの距離、すなわち位置決め手段15の幅W1を任意且つ容易に設定することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限らず、各種の変更が可能である。
また、送り手段13は、ベルトコンベアに限らず、ダブルループ式のコンベアや、循環型のリニア駆動の送り手段であってもよい。また、送り手段13は、複数のボックスモーションの動作する押送部材を備えたプッシャー装置でもよい。
また、第1搬送手段11の物品保持手段20は、第2搬送手段12から供給される物品XA1を確実の保持する構成であればよく、例えば、第1搬送手段11の搬送面に滑り止め部を設けるなどしたものであってもよい(その場合は、搬送面11Aの一部を他の搬送面11Aより高くする必要は無い)。また、受け取り位置S1において、物品XA1を第1搬送手段11の搬送方向Tの逆向きに物品XA1を押さえるような手段であっても良いし、第2搬送手段12からの供給タイミングを僅かに遅らせる(図1、2の上流側の物品XA1_1,XA1_2間の所定距離よりも広がるように遅らせる)ようにしてもよい。
また、供給手段14は、2つの物品XA1(XA1_1,XA1_2)を別々の箱YA1内に収容してもよい。この場合、箱YA1のサイズに応じて第1搬送手段11の位置決め手段(アタッチメント)15を幅の異なるものと交換してもよい。また、2つの物品XA1(XA1_1,XA1_2)を別々の箱YA1内に収容する場合、アタッチメント(位置決め手段)15を備えた搬送手段によって搬送される箱YA1を、1個おきに所定の位置まで前進させる他の送り手段を設け、互いの箱YA1の間隔を狭めて箱詰めしてもよい。これにより、供給手段14を小型軽量化できる。
また、第3搬送手段は、箱YA1を連続的に搬送してもよい。この場合、供給手段14は、箱YA1の移動と同期して物品XA1を箱YA1内に収容する。
また、位置決め手段(アタッチメント)15の幅は、箱YA1の仕切りYA2の幅と同等か、僅かに大きくしてもよい。
また、物品XA1_2を位置決め手段15に当接させたプッシャー16を、位置決め手段15と同速度で移動させずに減速させてもよい。この場合、送り手段13を一旦停止しなくてもよい。
100 箱詰め装置
11 第1搬送手段
12 第2搬送手段
13 送り手段
14 供給手段
15 位置決め手段

Claims (10)

  1. 複数の物品を1つの箱内に収容する箱詰め装置であって、
    前記物品を所定の間隔で連続して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段上の前記物品を1個おきに所定の位置まで前進させる送り手段と、
    前記搬送手段上で近接する複数の前記物品を同時に保持して箱内に供給する供給手段と、を備え
    前記搬送手段は、前記物品が載置される搬送面上に所定の間隔で配置された位置決め手段を備え、
    前記送り手段は、前記位置決め手段で決定される位置まで前記物品を前進させ、
    前記供給手段は、前記位置決め手段の前後に位置する2つの前記物品を同時に保持する、
    ことを特徴とする箱詰め装置。
  2. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って配置された一対のベルトコンベアである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の箱詰め装置。
  3. 前記位置決め手段は、前記搬送手段の搬送面から上方に突出した突起状のアタッチメントである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の箱詰め装置。
  4. 前記アタッチメントは、着脱自在である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の箱詰め装置。
  5. 前記箱は、仕切りを備えた仕切り箱であり、前記アタッチメントの搬送方向に沿う幅と、前記仕切りの搬送方向に沿う幅とが略同等である、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の箱詰め装置。
  6. 前記送り手段は、前記物品を押送する押送部材を備え、前記搬送手段の一部の上方に該搬送手段に沿って配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の箱詰め装置。
  7. 前記搬送手段の上流側に、該搬送手段の搬送方向と交差する方向から該搬送手段に前記物品を受け渡す他の搬送手段を備える、
    ことを特徴とする請求項乃至6のいずれか一項に記載の箱詰め装置。
  8. 前記搬送手段は、前記他の搬送手段から前記物品を受け取る受け取り位置において、前記物品に前記搬送手段の搬送力を伝達させない物品保持手段を備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の箱詰め装置。
  9. 前記搬送手段は、少なくとも前記受け取り位置の搬送面の高さが前記他の搬送手段の搬送面の高さより低い、
    ことを特徴とする請求項8に記載の箱詰め装置。
  10. 複数の物品を1つの箱に連続して箱詰めする箱詰め装置における箱詰め方法であって、
    搬送手段が物品を所定の間隔で連続して搬送するステップと、
    送り手段が前記搬送手段上の前記物品を1個おきに所定の位置まで前進させるステップと、
    供給手段が前記搬送手段上で近接する複数の前記物品を同時に保持して箱内に供給するステップと、を備え、
    前記送り手段は、前記搬送手段の搬送面上に所定の間隔で配置された位置決め手段で決定される位置まで前記物品を前進させ、
    前記供給手段は、前記位置決め手段の前後に配置された2つの物品を同時に保持する、
    ことを特徴とする箱詰め方法。
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