JP6628496B2 - バリアフリーに適した船舶用座席 - Google Patents
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Description
また、必要に応じてベッドと座席を切り換えて使用できるようにすることが考えられる(たとえば、下記の特許文献2)。
[請求項1]
ベッドと、ソファーとを備えた船舶用キャビンであって、
前記ベッドは、その長手方向が船首と船尾を結ぶ方向に配置され、
前記ソファーは、その長手方向が前記ベッドの長手方向に対して直交する方向に延在して配置され、
前記ソファーの上面と前記ベッドの上面とが略同一面を構成することを特徴とする、船舶用キャビン。
[請求項2]
前記ソファーは、取り外し可能な背もたれを備えることを特徴とする、請求項1に記載の船舶用キャビン。
[請求項3]
前記ソファーは、折りたたみ可能な起倒式の背もたれを備え、
前記背もたれを倒した場合に、前記背もたれの上面と前記ベッドの上面が同一面を構成することを特徴とする、請求項1に記載の船舶用キャビン。
[請求項1]
乗物用の乗客収容キャビンであって、該キャビンは、
乗客収容領域を画定する壁手段と、
床レベルに配置され、少なくとも1個の平坦なベットを提供する前記収容領域内にマットレス手段を支持できるようにした台座手段と、
前記マットレス手段を少なくとも部分的にカバーする展開位置と該ベットの使用を可能にする収納位置との間を選択的に移動可能な擬似床手段と、
少なくとも1個の座席と、前記マットレス手段上の収容領域内に前記座席を支持するための関連する支持構造と、を具えた座席手段と、を具えたことを特徴とするキャビン。
[0009]
ベットは、擬似床によって、正規には少なくとも部分的に隠されるが、乗客が就寝を希望する際には、ベットにアクセスできるように露呈する。
[0017]
幾つかの実施形態において,各座席は、収容キャビンの壁に恒久的に固着された背もたれ部分と、背もたれ或いは展開位置と収納位置の間の移動のために背もたれに併設されたキャビン壁に枢着された座席底面を具える。座席底面を乗客がその上に座ることができるように展開位置に保持するための適当な手段が設けられる。
座席底面を解除して展開位置から,手動或いは自動的に収納位置に動かすための手段が設けられる。収納位置において,座席底面は,背もたれに対して、上方、下方に枢着動作をする。収納位置において、座席底面は、背もたれ部或いは収容キャビンの壁に対して平坦隣、そしてベット上のキャビン内の必要なスペースを最小限にすることが望ましい。
[0018]
前記擬似床手段は、展開位置で前記マットレスの少なくとも一部分をカバーし、ベットの使用のために移動可能な1個以上の剛性或いは半剛性体のほぼ平坦なパネルを具えることができる。
前記パネル、複数のパネルは、前記台座手段或いは1個以上の壁にヒンジ的に連結され、マットレス手段から移動し、壁の1個とほぼ平坦に配設され、或いは凹部内に配設されるように展開位置と収納位置との間で枢着される。
パネルは,水平或いは垂直的に収納することができる。前記パネルは、少なくともキャビン内の座席の前方ゾーンにおいて、マットレス手段をカバーすべきである。
幾つかの実施形態においては、パネルが、キャビンの全部の内部フロア領域をほぼカバーするようにすることができる。
ここでは、前記キャビンは、2個の対向する座席を具える。前記パネルは、前記2個の座席間のマットレス手段をカバーすることができる。
一般旅客の使用を前提としながらバリアフリーに適した船舶用座席を提供する。
ソファベッドは、
第1の上面を有する第1の台と、第2の上面を有する第2の台とを備え、
上記第1の台は、第1の帯状板が第1の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第1の上面が形成された固定台であり、
上記第2の台は、第2の帯状板が第2の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第2の上面が形成された移動台であり、
上記第1の台の第1の帯状板が上記第2の台の第2の隙間に挿入されるとともに、上記第2の台の第2の帯状板が上記第1の台の第1の隙間に挿入されることにより、上記第1の上面と第2の上面によって座面または寝床面を形成し、
上記第1の台と第2の台の重なりが大きい収縮状態と、上記第1の台と第2の台の重なりが小さい伸長状態との間で、上記第1の台と第2の台の少なくともいずれかが相対的にスライド移動可能に配置されて構成され、
上記ソファベッドが一対、向かい合わせになるよう配置され、
上記一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成され、
上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置されている。
上記伸長状態を超えて第1の台と第2の台が離れるのを防止する連結機構をさらに備えている。
上記伸長状態において、上記第1の台の第1の上面を覆う第1のマットと、上記第2の台の第2の上面を覆う第2のマットをさらに備え、
上記第1のマットと第2のマットは、第1のマットと第2のマットを並べて置いた状態で、第1の台と第2の台の収縮方向への形状変化を防止する形状維持部材を有している。
上記収縮状態において、第1の台と第2の台の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのを防止する仮固定機構をさらに備えている。
上記第1の台の側板に設けた回転軸を軸にして上記側板に沿う方向に回動可能なひじ掛けが設けられている。
このように、第1の台と第2の台を相対的にスライド移動させ、収縮状態と伸長状態を切り替えることにより、ソファとしてもベッドとしても利用できる。したがって、従来品に比べて部品点数が少なくコスト的に有利である。そのための構造も、スノコ状の第1の上面と第2の上面を組み合わせるだけであり、単純なものである。さらに、ソファとベッドを兼ねるうえ、収納する部材もないため、設置スペースの無駄も少ない。しかも、視覚的な圧迫感もない。
また、向かい合わせになるよう配置された一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成されている。このため特に、旅客輸送用の船舶に適用できる乗物用のソファベッドを用い、特にバリアフリーに適したものとなる。
さらに、上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置され、上記居住空間内でソファとしてもベッドとしても利用できる。
図1は本発明の一実施形態によるバリアフリーに適した船舶用座席を説明する構成図である。この例では、上記バリアフリーに適した船舶用座席は、旅客輸送用の船舶に適用した船舶用のソファベッド1を用い、特に、バリアフリーに適したものになっている。
図2は、上記第1の台(固定台10)を示す図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)はひじ掛けの要部を示す断面図である。
上記固定台10には、正面から見て右側の側板14に、回動可能なひじ掛け23が設けられている。上記ひじ掛け23は、回転軸51を軸にしてアーム53とひじ乗せ部54が図2(C)の矢印方向におよそ90°回動するようになっている。図示の状態は、ひじ乗せ部54が上側に位置する固定状態である。
図3および図4は、第2の台(移動台)を示す図である。図3(A)は平面図、図3(B)は帯状板を外した状態の平面図、図3(C)は前板を外した状態の正面図である。図4(A)は断面図、図4(B)は側面図である。
図5は、第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込む状態を説明する図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
図6は、第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込んだ状態を説明する図であり、移動台の前板を外した状態の正面図である。
図7は、上記ソファベッド1の収縮状態を示す図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
図8は、上記ソファベッド1の伸長状態を示す図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
図9は、上記ソファベッド1において第1のマットと第2のマットを載せた状態を示す図である。(A)は収縮状態、(B)は伸長状態である。
図10は、上記第1のマットと第2のマットの断面図である。
第2のマット62も同様であり、平面視で第2の上面31に対応する長方形に形成され、形状維持部材63として機能する板材の上にクッション部材64が積層され、全体を外カバー65で覆って構成されている。
図1に上記バリアフリーに適した船舶用座席の一例を示している。この例では、上記バリアフリーに適した船舶用座席は、旅客輸送用の船舶に適用した船舶用のソファベッドを用い、特に、バリアフリーに適したものになっている。
上記構成をとることにより、本実施形態は、下記の作用効果を奏する。
このように、固定台10と移動台30を相対的にスライド移動させ、収縮状態と伸長状態を切り替えることにより、ソファとしてもベッドとしても利用できる。したがって、従来品に比べて部品点数が少なくコスト的に有利である。そのための構造も、スノコ状の第1の上面11と第2の上面31を組み合わせるだけであり、単純なものである。さらに、ソファとベッドを兼ねるうえ、収納する部材もないため、設置スペースの無駄も少ない。しかも、視覚的な圧迫感もない。
また、向かい合わせになるよう配置された一対のソファベッド1が、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台30同士が隣接して寝台として機能し得るように構成されている。このため特に、旅客輸送用の船舶に適用できる乗物用のソファベッド1を用い、特にバリアフリーに適したものとなる。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
2A,2B:壁面
3:間仕切り
4:居住空間
5:床面
10:第1の台(固定台)
11:第1の上面
12:第1のマット
13:固定金具
14:側板
15:背板
16:第1の帯状板
17:第1の隙間
18:第1の上面
19:カバー板
20:ほぞ穴
21:開放部
22:マグネットキャッチ
23:ひじ掛け
25:連結ベルト
30:第2の台(移動台)
31:第2の上面
32:第2のマット
33:キャスタ
34:側板
35:背板
36:底板
37:仕切板
38:前板
39:収容空間
40:開口部
41:第1の根太部材
42:第2の根太部材
43:第2の帯状板
44:第2の隙間
45:第2の上面
46:受け鉄片
47:ガイドブラケット
48:キャスターカバー
51:回転軸
51A:第1のフランジ
52:軸受筒
52A:第2のフランジ
53:アーム
54:ひじ乗せ部
55:弾性部材
56:溝
57:キー
61:第1のマット
62:第2のマット
63:形状維持部材
64:クッション部材
65:外カバー
Claims (5)
- ソファベッドは、
第1の上面を有する第1の台と、第2の上面を有する第2の台とを備え、
上記第1の台は、第1の帯状板が第1の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第1の上面が形成された固定台であり、
上記第2の台は、第2の帯状板が第2の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第2の上面が形成された移動台であり、
上記第1の台の第1の帯状板が上記第2の台の第2の隙間に挿入されるとともに、上記第2の台の第2の帯状板が上記第1の台の第1の隙間に挿入されることにより、上記第1の上面と第2の上面によって座面または寝床面を形成し、
上記第1の台と第2の台の重なりが大きい収縮状態と、上記第1の台と第2の台の重なりが小さい伸長状態との間で、上記第1の台と第2の台の少なくともいずれかが相対的にスライド移動可能に配置されて構成され、
上記ソファベッドが一対、向かい合わせになるよう配置され、
上記一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成され、
上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置されている
ことを特徴とするバリアフリーに適した船舶用座席。 - 上記伸長状態を超えて第1の台と第2の台が離れるのを防止する連結機構をさらに備えている
請求項1記載のバリアフリーに適した船舶用座席。 - 上記伸長状態において、上記第1の台の第1の上面を覆う第1のマットと、上記第2の台の第2の上面を覆う第2のマットをさらに備え、
上記第1のマットと第2のマットは、第1のマットと第2のマットを並べて置いた状態で、第1の台と第2の台の収縮方向への形状変化を防止する形状維持部材を有している
請求項1または2記載のバリアフリーに適した船舶用座席。 - 上記収縮状態において、第1の台と第2の台の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのを防止する仮固定機構をさらに備えている
請求項1〜3のいずれか一項に記載のバリアフリーに適した船舶用座席。 - 上記第1の台の側板に設けた回転軸を軸にして上記側板に沿う方向に回動可能なひじ掛けが設けられている
請求項1〜4のいずれか一項に記載のバリアフリーに適した船舶用座席。
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