JP6628496B2 - バリアフリーに適した船舶用座席 - Google Patents

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Description

本発明は、一般旅客の使用を前提としながらバリアフリーに適した船舶用座席に関するものである。
一般に、乗物における旅客用の座席には、椅子席が設置されている。フェリーや客船など船舶用の座席としては、複数人が一度に腰掛けられるベンチタイプの椅子席が設置されることが多い。
近年、障害者や高齢者など、身体が不自由な乗客が利用することを考慮して、客室のバリアフリー化が推進されている。
客席をバリアフリー化するにあたって、ベンチタイプのソファーとベッドの双方を客室に設置することが考えられる(たとえば、下記の特許文献1)。
また、必要に応じてベッドと座席を切り換えて使用できるようにすることが考えられる(たとえば、下記の特許文献2)。
特許第4232874号公報 特許第4295093号公報
上記特許文献1には、つぎの開示がある。
[請求項1]
ベッドと、ソファーとを備えた船舶用キャビンであって、
前記ベッドは、その長手方向が船首と船尾を結ぶ方向に配置され、
前記ソファーは、その長手方向が前記ベッドの長手方向に対して直交する方向に延在して配置され、
前記ソファーの上面と前記ベッドの上面とが略同一面を構成することを特徴とする、船舶用キャビン。
[請求項2]
前記ソファーは、取り外し可能な背もたれを備えることを特徴とする、請求項1に記載の船舶用キャビン。
[請求項3]
前記ソファーは、折りたたみ可能な起倒式の背もたれを備え、
前記背もたれを倒した場合に、前記背もたれの上面と前記ベッドの上面が同一面を構成することを特徴とする、請求項1に記載の船舶用キャビン。
上記特許文献2には、つぎの開示がある。
[請求項1]
乗物用の乗客収容キャビンであって、該キャビンは、
乗客収容領域を画定する壁手段と、
床レベルに配置され、少なくとも1個の平坦なベットを提供する前記収容領域内にマットレス手段を支持できるようにした台座手段と、
前記マットレス手段を少なくとも部分的にカバーする展開位置と該ベットの使用を可能にする収納位置との間を選択的に移動可能な擬似床手段と、
少なくとも1個の座席と、前記マットレス手段上の収容領域内に前記座席を支持するための関連する支持構造と、を具えた座席手段と、を具えたことを特徴とするキャビン。
[0009]
ベットは、擬似床によって、正規には少なくとも部分的に隠されるが、乗客が就寝を希望する際には、ベットにアクセスできるように露呈する。
[0017]
幾つかの実施形態において,各座席は、収容キャビンの壁に恒久的に固着された背もたれ部分と、背もたれ或いは展開位置と収納位置の間の移動のために背もたれに併設されたキャビン壁に枢着された座席底面を具える。座席底面を乗客がその上に座ることができるように展開位置に保持するための適当な手段が設けられる。
座席底面を解除して展開位置から,手動或いは自動的に収納位置に動かすための手段が設けられる。収納位置において,座席底面は,背もたれに対して、上方、下方に枢着動作をする。収納位置において、座席底面は、背もたれ部或いは収容キャビンの壁に対して平坦隣、そしてベット上のキャビン内の必要なスペースを最小限にすることが望ましい。
[0018]
前記擬似床手段は、展開位置で前記マットレスの少なくとも一部分をカバーし、ベットの使用のために移動可能な1個以上の剛性或いは半剛性体のほぼ平坦なパネルを具えることができる。
前記パネル、複数のパネルは、前記台座手段或いは1個以上の壁にヒンジ的に連結され、マットレス手段から移動し、壁の1個とほぼ平坦に配設され、或いは凹部内に配設されるように展開位置と収納位置との間で枢着される。
パネルは,水平或いは垂直的に収納することができる。前記パネルは、少なくともキャビン内の座席の前方ゾーンにおいて、マットレス手段をカバーすべきである。
幾つかの実施形態においては、パネルが、キャビンの全部の内部フロア領域をほぼカバーするようにすることができる。
ここでは、前記キャビンは、2個の対向する座席を具える。前記パネルは、前記2個の座席間のマットレス手段をカバーすることができる。
上記特許文献1は、ベッドとソファーの双方を備えたものである。したがって、特許文献1記載の技術は、部品点数が多く、コスト面において不利なうえ、大きな設置スペースが必要になる。また、椅子席の利用しか想定されないときは、ベッドを設置したスペースが無駄になる。
上記特許文献2は、座席を利用するときは、就寝時に使用するベッドを擬似床(パネル)で覆い隠すようにしたものである。ベッドを使用するときは、座席底面を解除して背もたれ部か壁に対して平坦にする。つまり、ベッドと座席の双方を備えている。ベッドを使用するときでも、壁面には座席の背もたれ部と底面が露出している。ベッドを使用せずに座席を使用するときは、擬似床(パネル)を取り外して収納する。このために、擬似床(パネル)およびその移動機構が必要で、その収納スペースを確保しなければならない。
このように、特許文献2記載の技術は、ベッドと座席の双方を備えるうえに擬似床(パネル)まで必要で部品点数が多く、それだけでコスト面において不利である。また、座席底部および擬似床(パネル)の移動機構が必要で構造が極めて複雑化し、コスト面において一層不利である。また、擬似床(パネル)の収納スペースを確保しなければならず、スペースの無駄も多い。そのうえ、ベッドを使用するときには、壁面に座席の背もたれ部と底面が露出し、使用者に視覚的な圧迫感を与える。
本発明は、上記課題を解決するため、つぎの目的をもってなされたものである。
一般旅客の使用を前提としながらバリアフリーに適した船舶用座席を提供する。
請求項1記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
ソファベッドは、
第1の上面を有する第1の台と、第2の上面を有する第2の台とを備え、
上記第1の台は、第1の帯状板が第1の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第1の上面が形成された固定台であり、
上記第2の台は、第2の帯状板が第2の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第2の上面が形成された移動台であり、
上記第1の台の第1の帯状板が上記第2の台の第2の隙間に挿入されるとともに、上記第2の台の第2の帯状板が上記第1の台の第1の隙間に挿入されることにより、上記第1の上面と第2の上面によって座面または寝床面を形成し、
上記第1の台と第2の台の重なりが大きい収縮状態と、上記第1の台と第2の台の重なりが小さい伸長状態との間で、上記第1の台と第2の台の少なくともいずれかが相対的にスライド移動可能に配置されて構成され、
上記ソファベッドが一対、向かい合わせになるよう配置され、
上記一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成され
上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置されている
請求項2記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記伸長状態を超えて第1の台と第2の台が離れるのを防止する連結機構をさらに備えている。
請求項3記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、請求項1または2記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記伸長状態において、上記第1の台の第1の上面を覆う第1のマットと、上記第2の台の第2の上面を覆う第2のマットをさらに備え、
上記第1のマットと第2のマットは、第1のマットと第2のマットを並べて置いた状態で、第1の台と第2の台の収縮方向への形状変化を防止する形状維持部材を有している。
請求項4記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記収縮状態において、第1の台と第2の台の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのを防止する仮固定機構をさらに備えている。
請求項5記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記第1の台の側板に設けた回転軸を軸にして上記側板に沿う方向に回動可能なひじ掛けが設けられている。
請求項1記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、ソファとして利用されるときは、上記第1の台(固定台)と第2の台(移動台)の重なりが大きい収縮状態とする。この収縮状態で形成される第1の上面と第2の上面を座面とする。また、船舶用座席がベッドとして利用されるときは、上記第1の台と第2の台の重なりが小さい伸長状態とする。この伸長状態で形成される第1の上面と第2の上面を寝床面とする。ソファとして利用される収縮状態と、ベッドとして利用される伸長状態との切り替えは、上記第1の台と第2の台の少なくともいずれかを相対的にスライド移動させることにより行う。
このように、第1の台と第2の台を相対的にスライド移動させ、収縮状態と伸長状態を切り替えることにより、ソファとしてもベッドとしても利用できる。したがって、従来品に比べて部品点数が少なくコスト的に有利である。そのための構造も、スノコ状の第1の上面と第2の上面を組み合わせるだけであり、単純なものである。さらに、ソファとベッドを兼ねるうえ、収納する部材もないため、設置スペースの無駄も少ない。しかも、視覚的な圧迫感もない。
また、向かい合わせになるよう配置された一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成されている。このため特に、旅客輸送用の船舶に適用できる乗物用のソファベッドを用い、特にバリアフリーに適したものとなる。
さらに、上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置され、上記居住空間内でソファとしてもベッドとしても利用できる。
請求項2記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、上記連結機構が、伸長状態を超えて第1の台と第2の台が離れるのを防止する。このため、乗物の振動や傾きによって第1の台と第2の台が離れてしまうことが防止でき、安全性が確保される。
請求項3記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、上記伸長状態において、上記第1の上面を第1のマットで覆い、上記第2の上面を第2のマットで覆うと、並べて置かれた第1のマットと第2のマットは、形状維持部材によって収縮方向への形状変化が防止される。このため、乗物の振動や傾きによって第1の台と第2の台が収縮方向に移動してしまうことが防止でき、安全性が確保される。
請求項4記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、上記収縮状態において、上記仮固定機構により、第1の台と第2の台の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのが防止される。このため、乗物の振動や傾きによって第1の台や第2の台がスライド移動を開始してしまうことを防止でき、安全性が確保される。
請求項5記載のバリアフリーに適した船舶用座席は、ひじ掛けが、上記第1の台の側板に設けた回転軸を軸にして上記側板に沿う方向に回動可能に設けられている。ソファとして利用される収縮状態では、上記ひじ掛けをひじ掛けとして使う角度に位置させる。ベッドとして利用される伸長状態では、上記ひじ掛けを邪魔にならない角度に位置させる。ベッドとして利用するときに、ひじ掛けが邪魔にならない。
本発明の一実施の形態によるバリアフリーに適した船舶用座席を説明する構成図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。 第1の台(固定台)を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)はひじ掛けの要部を示す断面図である。 第2の台(移動台)を示す図であり、(A)は平面図、(B)は帯状板を外した状態の平面図、(C)は前板を外した状態の正面図である。 第2の台(移動台)を示す図であり、(A)は断面図、(B)は側面図である。 第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込む状態を説明する図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込んだ状態を説明する図であり、移動台の前板を外した状態の正面図である。 ソファベッドの収縮状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 上記ソファベッドの伸長状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 上記ソファベッドにおいて第1のマットと第2のマットを載せた状態を示す図であり、(A)は収縮状態、(B)は伸長状態である。 上記第1のマットと第2のマットの断面図である。
以下、本発明のバリアフリーに適した船舶用座席の実施の形態について詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1は本発明の一実施形態によるバリアフリーに適した船舶用座席を説明する構成図である。この例では、上記バリアフリーに適した船舶用座席は、旅客輸送用の船舶に適用した船舶用のソファベッド1を用い、特に、バリアフリーに適したものになっている。
図示した例では、ソファベッド1が、居住空間4内に配置されている。上記居住空間4は、キャビンに設置された壁面2A,2Bと間仕切り3によって平面視でコ字状に囲われて形成されている。この例では、上記居住空間4内に2組のソファベッド1が配置されている。上記コ字状の居住空間4の開放部側から見て、左右の壁面2Aと間仕切り3に当接するよう配置されている。つまり、上記コ字状の居住空間4内において、一対のソファベッド1が向かい合わせになるよう配置されている。
上記ソファベッド1は、本発明の第1の台として機能する固定台10と、本発明の第2の台として機能する移動台30とを備えて構成されている。上記第1の台である固定台10は第1の上面11を有し、上記第2の台である移動台30は第2の上面31を有している。
上記ソファベッド1では、上記固定台10に移動台30が収容される。上記固定台10の中に移動台30が収容された状態が収縮状態である。上記固定台10から移動台30が引き出された状態が伸長状態である。上記固定台10と移動台30は、上記収縮状態と伸長状態との間で、相対的にスライド移動可能に配置されている。
つまりこの例では、上記第1の台である固定台10は、左右の壁面2Aと間仕切り3に当接する状態で固定されている。この固定台10に対して第2の台である移動台30がスライド移動し、固定台10に移動台30が収容された収縮状態と、固定台10から移動台30が引き出された伸長状態とを実現する。
上記コ字状の居住空間4内に配置された一対のソファベッド1が、それぞれ収縮状態になれば、向かい合わせの椅子として機能する。上記一対のソファベッド1がそれぞれ伸長状態になれば、ベッドとして機能する。つまり、上記一対のソファベッド1では、それぞれが伸長状態になったときに、双方の移動台30同士が隣接する。この状態で、2つの固定台10と2つの移動台30で寝台を構成するようになっている。
上記収縮状態では、第1のマット12と第2のマット32が座面を覆うように重ねて置かれる。上記伸長状態では、第1のマット12が固定台10の座面を覆い、第2のマット32が移動台30の座面を覆うよう並べて置かれる。
〔第1の台:固定台〕
図2は、上記第1の台(固定台10)を示す図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)はひじ掛けの要部を示す断面図である。
上記固定台10は、全体として直方体の箱状に形成されている。上記固定台10は、左右の側板14と背板15が固定金具13により床面5に対して固定されている。上記固定台10の正面側は、上記移動台30を出し入れするために開放された開放部21になっている。上記固定台10の開放部21から、固定台の内部空間に移動台30を出し入れしうるようになっている。
上記固定台10は、第1の上面18を有している。上記第1の上面18は、第1の帯状板16が第1の隙間17を介してスノコ状に配置されることにより形成されている。つまり、第1の帯状板16で形成されたスノコの上面が第1の上面18を形成する。上記第1の上面18の上側は、上記固定台10の内部空間を隠蔽するカバー板19によって覆われている。上記第1の帯状板16は、背面側の端部が背板15に形成されたほぞ穴20に差し込まれ、上面が上記カバー板19に対して接着剤とステープルで固定されている。
上記左右の側板14の内側面には、上記開放部21に沿うように、マグネットキャッチ22が設けられている。上述した収縮状態において、本発明の仮固定機構として機能する。上記仮固定機構は、第1の台である固定台10と第2の台である移動台30の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのを防止する。つまり、上記マグネットキャッチ22は、固定台10と移動台30が上述した収縮状態のときに、移動台30の前板38において、対応する箇所に取り付けた受け鉄片46を磁気で吸着する。
〔ひじ掛け〕
上記固定台10には、正面から見て右側の側板14に、回動可能なひじ掛け23が設けられている。上記ひじ掛け23は、回転軸51を軸にしてアーム53とひじ乗せ部54が図2(C)の矢印方向におよそ90°回動するようになっている。図示の状態は、ひじ乗せ部54が上側に位置する固定状態である。
上記回転軸51は軸受筒52に差し込まれている。この状態で、軸受け筒52に形成された第2のフランジ52Aと回転軸51に設けられた第1のフランジ51Aが対面する。上記第1のフランジ51Aと第2のフランジ52Aの間には、弾性部材55が挟まれていて、第2のフランジ52Aから第1のフランジ51Aを外向けに付勢している。
一方、回転軸51の先端にはキー57が固定されていて、このキー57は、上記固定状態において、軸受筒52の先端部に形成された溝56に嵌合している。そして、アーム53を内側に向かって押すことにより、弾性部材55が収縮し、上記回転軸51が軸受筒52内を内側に向かってスライドする。これにより、上記キー57が溝56から外れ、アーム53とひじ乗せ部54が、図2(C)の矢印方向に回動しうる状態になる。
その状態から、アーム53とひじ乗せ部54を元に戻す方向に回動させ、ひじ乗せ部54を上側に位置させると、弾性部材55が復元し、上記キー57が溝56に嵌って、上記回転軸51が軸受筒52内を外側に向かってスライドする。これにより、アーム53とひじ乗せ部54が固定される。
〔第2の台:移動台〕
図3および図4は、第2の台(移動台)を示す図である。図3(A)は平面図、図3(B)は帯状板を外した状態の平面図、図3(C)は前板を外した状態の正面図である。図4(A)は断面図、図4(B)は側面図である。
上記移動台30は、全体として直方体の箱状に形成されている。上記移動台30は、左右の側板34、背板35、底板36および前板38が箱状に組み立てられて形成され、左右にキャスタ33が取り付けられている。上記移動台30の内部は、2枚の仕切板37で3つの収容空間39に仕切られている。上記前板38には、3つの収容空間に対応するよう開口部40が設けられている。上記収容空間39には、例えば救命胴衣などを収容することができる。
上記移動台30には、正面側の上部に第1の根太部材41が取り付けられている。上記第1の根太部材41は、左右の側板34と2枚の仕切板37を渡るよう、左右方向に延びるように配置されている。また、上記移動台30には、背面側の上部に第2の根太部材42が取り付けられている。上記第2の根太部材42は、左右の側板34と背板35に載るよう、左右方向に延びるように配置されている。
上記移動台30は、第2の上面45を有している。つまり、上記移動台30では、上記第2の帯状板43が第2の隙間44を介してスノコ状に配置されることにより、第2の上面45が形成されている。上記第2の帯状板43は、上記第1の根太部材41と第2の根太部材42に渡るよう、第2の隙間44を介してスノコ状に配置される。
図において符号47はガイドブラケット、48はキャスターカバーである。
〔固定台と移動台の結合〕
図5は、第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込む状態を説明する図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
図6は、第1の台(固定台)に第2の台(移動台)を差し込んだ状態を説明する図であり、移動台の前板を外した状態の正面図である。
上記固定台10と移動台30は、つぎのようにして結合する。すなわち、上記固定台10の開放部21から、移動台30を背面側から差し込み、固定台10の内部空間内に移動台30を収容する。このとき、上記固定台10の第1の帯状板16が、上記移動台30の第2の隙間44に挿入されるとともに、上記移動台30の第2の帯状板43が上記固定台10の第1の隙間17に挿入される。固定台10の第1の帯状板16の上面である第1の上面11と、移動台30の第2の帯状板43の上面である第2の上面31は、ほぼ面一になる。これにより、上記第1の上面11と第2の上面31によって、座面または寝床面が形成される。このとき、上記第1の上面11は、カバー板19で覆われている。
上記移動台30は、キャスタ33がついていることから、上記固定台10の内部空間に収容された状態で、上記固定台10の開放部21から出し入れする前後方向にスライド移動する。このとき、上記移動台30の第2の帯状板43は、上記固定台10の第1の隙間17のなかでスライドする。これを上記固定台10の第1の帯状板16に着目すれば、上記移動台30の第2の隙間44のなかでスライドする状態である。
上記固定台10と上記移動台30は、上記固定台10と移動台30の重なりが大きい収縮状態と、上記固定台10と移動台30の重なりが小さい伸長状態との間でスライド移動可能に配置されている。
〔伸長状態と収縮状態〕
図7は、上記ソファベッド1の収縮状態を示す図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
図8は、上記ソファベッド1の伸長状態を示す図である。(A)は平面図、(B)は側面図である。
上記収縮状態では、移動台30が前板38を残して固定台10の内部空間に収容されている。この状態では、固定台10のマグネットキャッチ22に移動台30の受け鉄片46が吸着され、船舶の傾きや揺れなどで移動台30が不用意に飛び出すことが防止される。上記マグネットキャッチ22と受け鉄片46は、上記収縮状態において移動台30が不用意にスライド移動を開始するのを防止する仮固定機構として機能する。
上記伸長状態は、固定台10から移動台30が引き出され、固定台10の各第1の帯状板16の先端部分が、移動台30の第2の根太部材42の上に位置した状態である。このソファベッド1では、移動台30が固定台10からこれ以上出てしまい、上記伸長状態を超えて固定台10と移動台30が離れるのを防止する連結機構が設けられている。上記連結機構は、具体的には連結ベルト25である。
〔マット〕
図9は、上記ソファベッド1において第1のマットと第2のマットを載せた状態を示す図である。(A)は収縮状態、(B)は伸長状態である。
図10は、上記第1のマットと第2のマットの断面図である。
このソファベッド1は、上記伸長状態において、上記固定台10の第1の上面11を覆う第1のマット61と、上記移動台30の第2の上面31を覆う第2のマット62をさらに備えている。伸長状態では、このように、第1のマット61と第2のマット62を並べておくことで、ソファベッド1を寝台に用いることができる。
収縮状態においては、上記第1のマット61と第2のマット62を重ねておくことで、ソファベッド1を椅子として機能させることができる。
上記第1のマット61は、平面視で第1の上面11に対応する長方形に形成されている。上記第1のマット61は、後述する形状維持部材63として機能する板材の上にクッション部材64が積層され、全体を外カバー65で覆って構成されている。
第2のマット62も同様であり、平面視で第2の上面31に対応する長方形に形成され、形状維持部材63として機能する板材の上にクッション部材64が積層され、全体を外カバー65で覆って構成されている。
上記第1のマット61と第2のマット62は、形状維持部材63としての板材を有している。上記形状維持部材63は、第1のマット61と第2のマット62を並べて置いた状態で、固定台10と移動台30が収縮する方向への形状変化を防止する。固定台10と移動台30を伸長状態に配置した状態で、第1のマット61を第1の上面11に、第2のマット62を第2の上面31に、並べて置く。このとき、形状維持部材63が、移動台30の前板38と固定台10の背板15の間で突っ張り部材として機能する。このため、船舶の傾きや揺れなどで、移動台30が不用意に収縮方向に移動することが防止される。
〔使用状態の一例〕
図1に上記バリアフリーに適した船舶用座席の一例を示している。この例では、上記バリアフリーに適した船舶用座席は、旅客輸送用の船舶に適用した船舶用のソファベッドを用い、特に、バリアフリーに適したものになっている。
既に説明したように、コ字状の居住空間4内において、一対のソファベッド1が向かい合わせになるよう配置されている。上記一対のソファベッド1が、それぞれ収縮状態になれば、向かい合わせの椅子として機能する。上記一対のソファベッド1がそれぞれ伸長状態になれば、双方の移動台30同士が隣接する。この状態で、2つの固定台10と2つの移動台30で寝台を構成するようになっている。
上記収縮状態では、第1のマット12と第2のマット32が座面を覆うように重ねて置かれる。上記伸長状態では、第1のマット12が固定台10の座面を覆い、第2のマット32が移動台30の座面を覆うよう並べて置かれる。
〔作用効果〕
上記構成をとることにより、本実施形態は、下記の作用効果を奏する。
上記バリアフリーに適した船舶用座席は、ソファとして利用されるときは、上記固定台10と移動台30の重なりが大きい収縮状態とする。この収縮状態で形成される第1の上面11と第2の上面31を座面とする。また、バリアフリーに適した船舶用座席がベッドとして利用されるときは、上記固定台10と移動台30の重なりが小さい伸長状態とする。この伸長状態で形成される第1の上面11と第2の上面31を寝床面とする。ソファとして利用される収縮状態と、ベッドとして利用される伸長状態との切り替えは、上記固定台10に対して移動台30をスライド移動させることにより行う。
このように、固定台10と移動台30を相対的にスライド移動させ、収縮状態と伸長状態を切り替えることにより、ソファとしてもベッドとしても利用できる。したがって、従来品に比べて部品点数が少なくコスト的に有利である。そのための構造も、スノコ状の第1の上面11と第2の上面31を組み合わせるだけであり、単純なものである。さらに、ソファとベッドを兼ねるうえ、収納する部材もないため、設置スペースの無駄も少ない。しかも、視覚的な圧迫感もない。
また、向かい合わせになるよう配置された一対のソファベッド1が、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台30同士が隣接して寝台として機能し得るように構成されている。このため特に、旅客輸送用の船舶に適用できる乗物用のソファベッド1を用い、特にバリアフリーに適したものとなる。
上記バリアフリーに適した船舶用座席は、上記連結ベルト25が、伸長状態を超えて固定台10と移動台30が離れるのを防止する。このため、乗物の振動や傾きによって固定台10と移動台30が離れてしまうことが防止でき、安全性が確保される。
上記バリアフリーに適した船舶用座席は、上記伸長状態において、上記第1の上面11を第1のマット61で覆い、上記第2の上面31を第2のマット62で覆うと、並べて置かれた第1のマット61と第2のマット62は、形状維持部材63によって収縮方向への形状変化が防止される。このため、乗物の振動や傾きによって固定台10と移動台30が収縮方向に移動してしまうことが防止でき、安全性が確保される。
上記バリアフリーに適した船舶用座席は、上記収縮状態において、上記仮固定機構により、上記移動台30が不用意にスライド移動を開始するのが防止される。このため、乗物の振動や傾きによって移動台30がスライド移動を開始してしまうことを防止でき、安全性が確保される。
上記バリアフリーに適した船舶用座席は、ひじ掛け23が、上記固定台11の側板14に設けた回転軸51を軸にして上記側板14に沿う方向に回動可能に設けられている。ソファとして利用される収縮状態では、上記ひじ掛け23をひじ掛けとして使う角度に位置させる。ベッドとして利用される伸長状態では、上記ひじ掛け23を邪魔にならない角度に位置させる。ベッドとして利用するときに、ひじ掛け23が邪魔にならない。
〔変形例〕
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
1:ソファベッド
2A,2B:壁面
3:間仕切り
4:居住空間
5:床面
10:第1の台(固定台)
11:第1の上面
12:第1のマット
13:固定金具
14:側板
15:背板
16:第1の帯状板
17:第1の隙間
18:第1の上面
19:カバー板
20:ほぞ穴
21:開放部
22:マグネットキャッチ
23:ひじ掛け
25:連結ベルト
30:第2の台(移動台)
31:第2の上面
32:第2のマット
33:キャスタ
34:側板
35:背板
36:底板
37:仕切板
38:前板
39:収容空間
40:開口部
41:第1の根太部材
42:第2の根太部材
43:第2の帯状板
44:第2の隙間
45:第2の上面
46:受け鉄片
47:ガイドブラケット
48:キャスターカバー
51:回転軸
51A:第1のフランジ
52:軸受筒
52A:第2のフランジ
53:アーム
54:ひじ乗せ部
55:弾性部材
56:溝
57:キー
61:第1のマット
62:第2のマット
63:形状維持部材
64:クッション部材
65:外カバー

Claims (5)

  1. ソファベッドは、
    第1の上面を有する第1の台と、第2の上面を有する第2の台とを備え、
    上記第1の台は、第1の帯状板が第1の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第1の上面が形成された固定台であり、
    上記第2の台は、第2の帯状板が第2の隙間を介してスノコ状に配置されることにより上記第2の上面が形成された移動台であり、
    上記第1の台の第1の帯状板が上記第2の台の第2の隙間に挿入されるとともに、上記第2の台の第2の帯状板が上記第1の台の第1の隙間に挿入されることにより、上記第1の上面と第2の上面によって座面または寝床面を形成し、
    上記第1の台と第2の台の重なりが大きい収縮状態と、上記第1の台と第2の台の重なりが小さい伸長状態との間で、上記第1の台と第2の台の少なくともいずれかが相対的にスライド移動可能に配置されて構成され、
    上記ソファベッドが一対、向かい合わせになるよう配置され、
    上記一対のソファベッドが、上記収縮状態で向かい合わせの椅子として機能し、上記伸長状態で双方の移動台同士が隣接して寝台として機能し得るように構成され
    上記一対のソファベッドは、キャビンにおいて平面視でコ字状に囲われて形成された居住空間内において、上記コ字状の開放部側から見た左右に配置されている
    ことを特徴とするバリアフリーに適した船舶用座席。
  2. 上記伸長状態を超えて第1の台と第2の台が離れるのを防止する連結機構をさらに備えている
    請求項1記載のバリアフリーに適した船舶用座席。
  3. 上記伸長状態において、上記第1の台の第1の上面を覆う第1のマットと、上記第2の台の第2の上面を覆う第2のマットをさらに備え、
    上記第1のマットと第2のマットは、第1のマットと第2のマットを並べて置いた状態で、第1の台と第2の台の収縮方向への形状変化を防止する形状維持部材を有している
    請求項1または2記載のバリアフリーに適した船舶用座席。
  4. 上記収縮状態において、第1の台と第2の台の少なくともいずれかが不用意にスライド移動を開始するのを防止する仮固定機構をさらに備えている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のバリアフリーに適した船舶用座席。
  5. 上記第1の台の側板に設けた回転軸を軸にして上記側板に沿う方向に回動可能なひじ掛けが設けられている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のバリアフリーに適した船舶用座席。
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