JP6627741B2 - ジャケット位置調整機構および着床式基礎の構築方法 - Google Patents
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(1−1)第1実施形態の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を用いて構築された風力発電用の洋上風車100の正面図であり、図2は、洋上風車100の着床式基礎30の部位を拡大して示す正面図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。図4は、着床式基礎30のサクション基礎32の側面図である。図5は、本第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を適用するジャケット40の側面図である。ただし、ジャケット位置調整機構10を図1、図2および図5に記載することは縮尺の関係で困難であるため、図1、図2および図5へのジャケット位置調整機構10の記載は省略している。
風力発電用の洋上風車100は、着床式基礎30と、風車本体部102とを有して構成されており、風車本体部102が着床式基礎30によって支持されて構成されている。風車本体部102は、風車タワー104と、ハブ106と、ブレード108とを有してなる。
図6は、本第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を模式的に示す鉛直断面図であり、図7は、図6のVII−VII線断面図である。
本第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10は、さらにサクションホース16を備えていてもよい。さらにサクションホース16を備えた態様は、第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10の変形例である。
本第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を用いてジャケット位置の調整を行う場合、例えば次の(1a)〜(1g)の手順のようにして行うことができる。
高さ位置調整装置14をレグ42のレグ底板42Bの下面に取り付け、レグ42の内部にはレグ42の略長手方向に沿うように高さ位置調整装置配管14Aを配置する。高さ位置調整装置14および高さ位置調整装置配管14Aを前記のように配置した後、レグ42の下端部(鉛直部42A)の内部の下部に、予め所定の高さまで、グラウト材12A(例えばベントナイトグラウト)を充填して固化させて、グラウト材充填部42Dを形成する。
着床式基礎仮固定体36を据え付け地点まで運搬し、水底120の所定の地点に沈設する。沈設時にはサクションホース16を開放し、かつ、沈設速度もコントロールすることで、サクション基礎32のスカート内エアによる過大な浮力が仮固定部に作用しないように留意する。
サクション基礎32を水底120に据え付ける際には、サクションホース16を用いてサクション基礎32の内部の水を抜き、サクション基礎32の内外の水圧差によって生じるサクション力でサクション基礎32を水底120に据え付ける。図13は、着床式基礎仮固定体36のサクション基礎32を水底120に据え付けた後の状態を模式的に示す1本のレグ42についての鉛直断面図である。
仮固定に使用していた8本の棒状部材12Bを逆回転させて引き抜き、仮固定を解除して、レグ42を上下方向に移動可能な状態にする。
仮固定解除工程で仮固定を解除した後、高さ位置調整装置14でレグ42ごとに高さ位置を調整する。高さ位置調整装置14でレグ42ごとに高さ位置を調整することによって、サクション基礎32の貫入量で調整する場合よりも、基礎上端の接合フランジ面の水平度を精度よく管理することができる。図14は、仮固定解除後に高さ位置の調整をし終えた状態を模式的に示す1本のレグ42についての鉛直断面図である。
高さ位置の調整の終わったレグ42の位置状態を保持した状態で、連結用さや管34の仮固定用の孔34Aおよびレグ42の仮固定用の長孔42Cを挿通するように棒状部材12Bを再度ねじ込み、さらに、棒状部材12Bをレグ42のグラウト材充填部42Dのグラウト材12Aにねじ込んでいくことで、図15に示すように、高さ調整の終わったレグ42をサクション基礎32の連結用さや管34に再度仮固定する。
前記した再度の仮固定の状態で、図15に示すように、連結用さや管34とレグ42との間にセメントグラウト20を充填して固化させて、連結用さや管34とレグ42との一体化を行い、本固定を行う。図15は、再度の仮固定後に連結用さや管34とレグ42との間にセメントグラウト20を充填した後の状態を模式的に示す1本のレグ42についての鉛直断面図である。セメントグラウト20としては、セメントミルクやモルタル等を用いることができる。
再仮固定工程で再度の仮固定を行う理由は、一体化工程でセメントグラウト20が固まるまでにジャケット40に動揺が生じることを抑えるためである。セメントグラウト20が固まるまでに生じたジャケット40の動揺が大きいと、十分なセメントグラウト20の接合強度が得られない。
ジャケット位置調整機構10の仮固定機構12を用いることにより、ジャケット40とサクション基礎32が仮固定された状態で、4つのサクション基礎32を同時に水底120に据え付けることができる。このため、型板(テンプレート)を用いなくても、複数(4つ)のサクション基礎32の据え付け状態(4つのサクション基礎32の据え付け位置および4つのサクション基礎32の鉛直度)を精度よく管理することができる。
(2−1)第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60の構成
本発明の第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60は、高さ位置調整装置については第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10と同様であるが、仮固定機構が第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10と異なる。
本第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60を用いてジャケット位置の調整を行う場合、例えば次の(2a)〜(2g)の手順のようにして行うことができる。
高さ位置調整装置14をレグ72のレグ底板72Bの下面に取り付け、レグ72の内部にはレグ72の略長手方向に沿うように高さ位置調整装置配管14Aを配置する。
着床式基礎仮固定体63を据え付け地点まで運搬し、水底120の所定の地点に沈設する。沈設時にはサクションホース16を開放し、かつ、沈設速度もコントロールすることで、サクション基礎32のスカート内エアによる過大な浮力が仮固定部に作用しないように留意する。
サクション基礎32を水底120に据え付ける際には、サクションホース16を用いてサクション基礎32の内部の水を抜き、サクション基礎32の内外の水圧差によって生じるサクション力でサクション基礎32を水底120に据え付ける。図17は、着床式基礎仮固定体63のサクション基礎32を水底120に据え付けた後の状態を模式的に示す1本のレグ72についての鉛直断面図である。
仮固定に使用していた連結ロッド64のターンバックル64Bを回して連結ロッド64の全長を伸ばすとともに、振れ止め用のボルト62Aを弛めることにより仮固定を解除して、レグ72を上下方向に移動可能な状態にする。
仮固定解除工程で仮固定を解除した後、高さ位置調整装置14でレグ72ごとに高さ位置を調整する。高さ位置調整装置14でレグ72ごとに高さ位置を調整することによって、サクション基礎32の貫入量で調整する場合よりも、基礎上端の接合フランジ面の水平度を精度よく管理することができる。図18は、仮固定解除後に高さ位置の調整をし終えた状態を模式的に示す1本のレグ72についての鉛直断面図である。
高さ位置の調整の終わったレグ72の位置状態を保持した状態で、ターンバックル64Bを回して連結ロッド64の全長を縮めることにより、図19に示すように、ジャケット70のレグ72とサクション基礎32の連結用さや管35との再度の仮固定を行う。そして、振れ止め用のボルト62Aを振れ止め用の孔35Aにねじ込んでレグ72に押し当て、図19に示すように、再度の仮固定を完成させる。
前記した再度の仮固定の状態で、図19に示すように、連結用さや管35とレグ72との間にセメントグラウト21を充填して固化させて、連結用さや管35とレグ72との一体化を行い、本固定を行う。図19は、再度の仮固定後に連結用さや管35とレグ72との間にセメントグラウト21を充填した後の状態を模式的に示す1本のレグ72についての鉛直断面図である。セメントグラウト21としては、セメントミルクやモルタル等を用いることができる。
再仮固定工程で再度の仮固定を行う理由は、一体化工程でセメントグラウト21が固まるまでにジャケット70に動揺が生じることを抑えるためである。セメントグラウト21が固まるまでに生じたジャケット70の動揺が大きいと、十分なセメントグラウト21の接合強度が得られない。
ジャケット位置調整機構60の仮固定機構62を用いることにより、ジャケット70とサクション基礎32が仮固定された状態で、4つのサクション基礎32を同時に水底120に据え付けることができる。このため、型板(テンプレート)を用いなくても、複数(4つ)のサクション基礎32の据え付け状態(4つのサクション基礎32の据え付け位置および4つのサクション基礎32の鉛直度)を精度よく管理することができる。
(3−1)第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80の構成
本発明の第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80は、高さ位置調整装置としてサンドジャッキ84を用いており、この点が、第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10および第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60との大きな相違点となっている。また、仮固定機構についても、第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10および第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60と異なっている。
本第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80を用いてジャケット位置の調整を行う場合、例えば次の(3a)〜(3g)の手順のようにして行うことができる。
サクション基礎32の上面32Aとレグ73のレグ底板73Aとの間の当初の仮固定時(着床式基礎仮固定体86を水底120に据え付けるまでの仮固定時)の距離を定め、その距離に応じた高さを有するサンドジャッキ84を、連結用さや管88の内部であって、かつ、サクション基礎32の上面32A上である位置に配置する。
着床式基礎仮固定体86を据え付け地点まで運搬し、水底120の所定の地点に沈設する。沈設時にはサクションホース16を開放し、かつ、沈設速度もコントロールすることで、サクション基礎32のスカート内エアによる過大な浮力が仮固定部に作用しないように留意する。
サクション基礎32を水底120に据え付ける際には、サクションホース16を用いてサクション基礎32の内部の水を抜き、サクション基礎32の内外の水圧差によって生じるサクション力でサクション基礎32を水底120に据え付ける。図21は、着床式基礎仮固定体86のサクション基礎32を水底120に据え付けた後の状態を模式的に示す1本のレグ73についての鉛直断面図である。
振れ止め用のボルト82Aを弛めることにより仮固定を解除する。本第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80によるレグ73の高さ位置の調整はジャッキダウンによる調整であり、レグ73の高さ位置の調整をすると、連結ワイヤ90は自然に弛むため、第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80を用いたジャケット位置調整方法においては、振れ止め用のボルト82Aを弛めるだけで、仮固定を解除することができる。
仮固定解除工程で仮固定を解除した後、サンドジャッキ84でレグ73ごとに高さ位置を調整する。サンドジャッキ84でレグ73ごとに高さ位置を調整することによって、サクション基礎32の貫入量で調整する場合よりも、基礎上端の接合フランジ面の水平度を精度よく管理することができる。図22は、高さ位置の調整をし終えた状態を模式的に示す1本のレグ73についての鉛直断面図である。
高さ位置の調整の終わったレグ73の位置状態を保持した状態で、ターンバックル90Bを回して連結ワイヤ90の全長を縮めることにより、図23に示すように、ジャケット71のレグ73とサクション基礎32との再度の仮固定を行う。そして、振れ止め用のボルト82Aを振れ止め用の孔88Aにねじ込んでレグ73に押し当て、図23に示すように、再度の仮固定を完成させる。
前記した再度の仮固定の状態で、図23に示すように、連結用さや管88とレグ73との間にセメントグラウト21を充填して固化させて、連結用さや管88とレグ73との一体化を行い、本固定を行う。図23は、再度の仮固定後に連結用さや管88とレグ73との間にセメントグラウト21を充填した後の状態を模式的に示す1本のレグ73についての鉛直断面図である。セメントグラウト21としては、セメントミルクやモルタル等を用いることができる。
再仮固定工程で再度の仮固定を行う理由は、一体化工程でセメントグラウト21が固まるまでにジャケット71に動揺が生じることを抑えるためである。セメントグラウト21が固まるまでに生じたジャケット71の動揺が大きいと、十分なセメントグラウト21の接合強度が得られない。
ジャケット位置調整機構80の仮固定機構82を用いることにより、ジャケット71とサクション基礎32が仮固定された状態で、4つのサクション基礎32を同時に水底120に据え付けることができる。このため、型板(テンプレート)を用いなくても、複数(4つ)のサクション基礎32の据え付け状態(4つのサクション基礎32の据え付け位置および4つのサクション基礎32の鉛直度)を精度よく管理することができる。
第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を適用した4つのサクション基礎32は連結用さや管34をそれぞれ備え、また、第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60を適用した4つのサクション基礎32は連結用さや管35をそれぞれ備え、また、第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80を適用した4つのサクション基礎32は連結用さや管88をそれぞれ備え、また、第1実施形態に係るジャケット位置調整機構10を適用したジャケット40はレグ42を4本備え、第2実施形態に係るジャケット位置調整機構60を適用したジャケット70はレグ72を4本備え、第3実施形態に係るジャケット位置調整機構80を適用したジャケット71はレグ73を4本備えていたが、本発明に係るジャケット位置調整機構の適用対象となるサクション基礎の数および連結用さや管の数ならびにジャケットのレグの数は4つに限定されるわけではなく、安全性が確保できる範囲内で任意の数を選択可能である。
12、62、82…仮固定機構
12A…グラウト材
12B…棒状部材
14…高さ位置調整装置
14A…高さ位置調整装置配管
16…サクションホース
16A…本体部
16B、16B1、16B2…伸縮部
16C…下端部
16D、16E…フランジ
18…台座
20、21…セメントグラウト
30…着床式基礎
32…サクション基礎
32A…上面
32B…貫通孔
34、35、88…連結用さや管
34A…仮固定用の孔
34B…スペーサ
35A、88A…振れ止め用の孔
36、63、86…着床式基礎仮固定体
40、70、71…ジャケット
42、72、73…レグ
42A…鉛直部
42B、72B、73A…レグ底板
42C…仮固定用の長孔
42D…グラウト材充填部
42E…貫通孔
44…ブレース
46…補強水平部材
48…接合部
48A…連結用鋼管
48B…上フランジ
48C…下フランジ
48D…ウェブ
50…ブラケット
62A、82A…ボルト
64…連結ロッド
64A…上部ロッド
64B…ターンバックル
64C…下部ロッド
66、92、94…ブラケット
68…受け金物
84…サンドジャッキ
84A…袋体
84B…注入管
84C…排出管
88B…サンドジャッキ用の孔
90…連結ワイヤ
90A…上部ワイヤ
90B…ターンバックル
100…洋上風車
102…風車本体部
104…風車タワー
106…ハブ
108…ブレード
120…水底
Claims (20)
- 複数のサクション基礎と、前記複数のサクション基礎に取り付けられたジャケットと、を有してなる着床式基礎の前記ジャケットの位置を調整するジャケット位置調整機構であって、
前記複数のサクション基礎は、少なくとも上方が開口している内空部を有する連結用さや管を一体的にそれぞれ備え、
前記ジャケットは下方に延びるレグを複数有し、
前記複数のレグは、対応する前記連結用さや管にそれぞれ差し込まれており、
前記ジャケット位置調整機構は、
前記連結用さや管と該連結用さや管に差し込まれた前記レグとを仮固定する仮固定機構と、
前記複数のレグのそれぞれの高さ位置を調整する高さ位置調整機構と、
を有していることを特徴とするジャケット位置調整機構。 - 前記高さ位置調整機構は、前記レグの下端と前記サクション基礎の間に配置されており、かつ、前記連結用さや管の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記高さ位置調整機構は複数あり、前記複数のレグの下端にそれぞれ1つずつ配置されていることを特徴とする請求項2に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記高さ位置調整機構は、エアージャッキまたはウォータージャッキであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。
- 前記高さ位置調整機構は、サンドジャッキであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。
- 前記ジャケット位置調整機構はサクションホースをさらに有し、
前記レグの外部には、前記レグの外周面に沿って前記レグの略長手方向に前記サクションホースが配置されていて、該サクションホースの先端は前記サクション基礎の内部に達していて該サクションホースは前記サクション基礎の内部に連通しており、さらに、前記サクションホースは前記レグの外周面に取り付けられたブラケットを介して前記レグに取り付けられており、前記ブラケットのうち最も低い位置にあるブラケットと前記サクション基礎の上面との間に位置する前記サクションホースの部位の少なくとも一部の部位が伸縮可能になっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。 - 前記複数のレグは、それぞれ下端部にグラウト材が充填されており、
前記グラウト材が充填された前記レグの下端部および前記連結用さや管には、対応する位置に仮固定用の孔がそれぞれ設けられており、
前記仮固定機構は、
前記下端部に前記仮固定用の孔が設けられた前記レグと、
前記レグの前記下端部に充填された前記グラウト材と、
前記仮固定用の孔が設けられた前記連結用さや管と、
前記連結用さや管の前記仮固定用の孔および前記レグの前記仮固定用の孔を挿通する棒状部材と、
を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。 - 前記連結用さや管の前記仮固定用の孔は複数あって前記連結用さや管の周方向に異なる位置に設けられており、前記レグの前記仮固定用の孔は複数あって前記レグの周方向に異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結用さや管の前記複数の仮固定用の孔は、前記連結用さや管の高さ方向に異なる位置に設けられており、前記レグの前記複数の仮固定用の孔は、前記レグの高さ方向に異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結用さや管の前記複数の仮固定用の孔は、異なる2つの高さ位置に、それぞれ8つずつ、前記連結用さや管を周方向に略等分する位置に設けられており、前記レグの前記複数の仮固定用の孔は、異なる2つの高さ位置に、それぞれ8つずつ、前記レグを周方向に略等分する位置に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結用さや管の前記仮固定用の孔の内周面にはねじ切り加工がされており、前記棒状部材の外周面にも、前記連結用さや管の前記仮固定用の孔の内周面の前記ねじ切り加工に対応するようにねじ切り加工がなされており、さらに前記棒状部材の先端は円錐状に加工されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。
- 前記レグの前記仮固定用の孔は、高さ方向に長い長孔であることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。
- 前記仮固定機構は、長さを調整可能な連結ロッドであり、
前記連結ロッドの一端は前記レグの外周面に連結されており、かつ、前記連結ロッドの他端は前記連結用さや管の外周面に連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。 - 前記連結ロッドの前記一端または前記他端の少なくとも一方は、フック構造になっていることを特徴とする請求項13に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結ロッドの前記一端は、前記レグの外周面に連結されたブラケットとピン接合されており、かつ、前記連結ロッドの前記他端は、フック構造になっていることを特徴とする請求項13に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結ロッドの前記一端は、フック構造になっており、かつ、前記連結ロッドの前記他端は、前記連結用さや管の外周面に連結されたブラケットとピン接合されていることを特徴とする請求項13に記載のジャケット位置調整機構。
- 前記連結ロッドはターンバックル機構を備えていることを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載のジャケット位置調整機構。
- 複数のサクション基礎と、該複数のサクション基礎に取り付けられたジャケットと、を有してなる着床式基礎を構築する構築方法であって、
前記複数のサクション基礎は、少なくとも上方が開口している内空部を有する連結用さや管を一体的にそれぞれ備え、
前記ジャケットは下方に延びるレグを複数有し、
前記複数のレグは、対応する前記連結用さや管にそれぞれ差し込まれており、
前記複数のサクション基礎と、前記ジャケットと、前記着床式基礎の前記ジャケットの位置を調整する請求項1〜17のいずれかに記載のジャケット位置調整機構とを備えてなり、前記ジャケット位置調整機構の前記仮固定機構によって前記連結用さや管と該連結用さや管に差し込まれた前記レグとが仮固定されてなる着床式基礎仮固定体を、水底地盤上に沈設する沈設工程と、
前記沈設工程で水底地盤上に沈設した前記着床式基礎仮固定体の前記複数のサクション基礎の内部の水を排水して、前記複数のサクション基礎を水底地盤上に設置するサクション工程と、
前記ジャケット位置調整機構の前記仮固定機構の仮固定を解除して、前記連結用さや管と該連結用さや管に差し込まれた前記レグとの相対移動が可能なようにする仮固定解除工程と、
前記高さ位置調整機構で、前記レグを、該レグが差し込まれている前記連結用さや管に対して略上下方向に相対移動させて、前記レグの高さ位置を調整するレグ高さ調整工程と、
前記レグ高さ調整工程で高さ位置が調整された前記レグおよび該レグが差し込まれている前記連結用さや管を一体化する一体化工程と、を備えることを特徴とする着床式基礎の構築方法。 - 複数のサクション基礎と、該複数のサクション基礎に取り付けられたジャケットと、を有してなる着床式基礎を構築する構築方法であって、
前記複数のサクション基礎は、少なくとも上方が開口している内空部を有する連結用さや管を一体的にそれぞれ備え、
前記ジャケットは下方に延びるレグを複数有し、
前記複数のレグは、対応する前記連結用さや管にそれぞれ差し込まれており、
前記複数のサクション基礎と、前記ジャケットと、前記着床式基礎の前記ジャケットの位置を調整する請求項1〜17のいずれかに記載のジャケット位置調整機構とを備えてなり、前記ジャケット位置調整機構の前記仮固定機構によって前記連結用さや管と該連結用さや管に差し込まれた前記レグとが仮固定されてなる着床式基礎仮固定体を、水底地盤上に沈設する沈設工程と、
前記沈設工程で水底地盤上に沈設した前記着床式基礎仮固定体の前記複数のサクション基礎の内部の水を排水して、前記複数のサクション基礎を水底地盤上に設置するサクション工程と、
前記ジャケット位置調整機構の前記仮固定機構の仮固定を解除して、前記連結用さや管と該連結用さや管に差し込まれた前記レグとの相対移動が可能なようにする仮固定解除工程と、
前記高さ位置調整機構で、前記レグを、該レグが差し込まれている前記連結用さや管に対して略上下方向に相対移動させて、前記レグの高さ位置を調整するレグ高さ調整工程と、
前記レグ高さ調整工程での高さ位置が調整された前記レグを、該レグが差し込まれている前記連結用さや管に仮固定する再仮固定工程と、
前記再仮固定工程で仮固定された前記レグおよび該レグが差し込まれている前記連結用さや管を一体化する一体化工程と、を備えることを特徴とする着床式基礎の構築方法。 - 前記一体化工程では、前記レグと該レグが差し込まれている前記連結用さや管との間にグラウト材を充填して一体化することを特徴とする請求項18または19に記載の着床式基礎の構築方法。
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