JP6627683B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

本明細書に開示された技術は、気機器に関する。
電気接続箱において本体ケースとロアケースとの間に基板が配されており、基板は本体ケースかロアケースのいずれかに固定されている。この基板の固定構造の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1において、ケース本体に固定用ボスが立設されており、補強板とフレキシブル基板とスペーサとに対してそれぞれに設けられているねじ用孔にねじを補強板側から挿入し、固定用ボスの固定用孔にねじ止めすることにより、補強板とフレキシブル基板とスペーサとをケース本体に固定している。
特開2011−250569号公報
しかしながら、このような基板の固定構造によると、ねじ座面が補強板を押圧し、補強板に重ねられているフレキシブル基板にその押圧力がそのまま付加される。そのため、フレキシブル基板のねじが挿入されている固定用孔の周囲部分において、ねじ座面に対応する部分とその周囲にわたって押圧力を受けて、ひずみやよれ等が生じてしまう恐れがある。フレキシブル基板においてこのようにひずみやよれ等が生じてしまう部分には、回路配線を行うことができないため、実装面積が小さくなってしまう。
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板における実装面積を小さくすることなく、回路基板の配線密度を向上させることができる、回路基板の固定構造、及びこれを用いた電気機器を提供することを目的とする。
本明細書に開示された技術に係る電気機器は、ネジ山を備えた軸部の一の端部に、前記軸部よりも径大な頭部を有するネジと、第2筒部であって、前記ネジの前記軸部が螺合された螺合孔を有する円筒形の第2径小部を有すると共に、前記第2径小部の外周面に対して相対的に移動しないようになっており、且つ、前記第2径小部の外形寸法よりも径大な第2径大部を有し、前記第2径大部は第2基板押圧部を有する前記第2筒部と、第1筒部であって、前記第2径小部の外形寸法よりも大きな内径寸法を有して前記第2径小部に外嵌する嵌合孔を有する円筒形の第1径小部を有すると共に、前記第1径小部から連なって前記第1径小部よりも径寸法が大きな第1径大部を有し、前記第1径大部のうち前記第1径小部側の端部には、前記ネジの前記軸部が前記第2径小部の前記螺合孔に螺合された状態で、前記ネジの前記頭部が当接する被当接部を備え、前記第1径小部のうち前記第1径大部と反対側の端部には第1基板押圧部を有する前記第1筒部と、前記第2径小部の外形寸法よりも大きく、且つ、前記第2径大部の外形寸法よりも小さな内径寸法を有する貫通孔を有し、前記第2径小部が前記貫通孔に貫通した状態で、前記第1筒部の前記第1基板押圧部と、前記第2筒部の前記第2基板押圧部との間に挟持される回路基板と、前記第1径小部を備えた第1底板部を有する第1ケースと、前記第2径小部を備えた第2底板部を有する第2ケースと、を備えた電気機器であって、前記第2径大部は前記第2径小部の外周面に一体に形成されており、前記ネジの前記軸部を前記第2径小部の前記螺合孔に螺合することにより前記第1ケースと前記第2ケースとが一体に組み付けられるようになっており、前記第1底板部の側縁から立ち上がる第1側壁部には第1爪部が形成されており、前記第2底板部の側縁から立ち上がる第2側壁部には、前記第1爪部に対応する位置に、前記第1爪部と係合する第2爪部が設けられており、前記第1爪部と前記第2爪部とが係合した状態で、前記第1径小部の前記第1基板押圧部は前記回路基板に当接するとともに、前記第2径小部の先端部と前記被当接部との間には隙間が空いており、前記ネジが前記螺合孔に螺合した状態で、前記第2径小部の先端部は前記被当接部に当接する
上記の構成によれば下記の作用効果を得ることができる。回路基板の挿通孔に内筒部を挿通させた状態では、回路基板は径大部よりも奥方には挿通されないようになっている。この内筒部に外筒部を外嵌し、ネジの軸部を内筒部の螺合孔に螺合させると、ネジの頭部が外筒部の被当接部に当接し、これにより、外筒部がネジの頭部により押圧される。すると、外筒部の押圧部と、径大部とによって、回路基板が挟持される。これにより、回路基板を固定することができる。
このとき、回路基板は、径大部と押圧部との間に挟持されるので、径大部と押圧部の寸法を変更することにより、回路基板に圧力が加えられる領域の面積を、小さくすることができる。この結果、回路基板のうち導電パターンを形成することのできない領域を小さくすることができるので、回路基板の配線密度を向上させることができる。
上記の構成にれば、径大部と、内筒部とを別部品で構成する場合に比べて、部品点数を減少させることができる。
上記の構成によれば、径大部と内筒部とを別部品で構成する場合に比べて、部品点数を削減することができる。
上記の構成によれば、電気機器が備える回路基板の配線密度を向上させることができる。
上記の構成によれば、第1ケースの第1爪部と、第2ケースの第2爪部とを係合させることにより、ネジ止めに先立って、第1ケースと第2ケースとを仮組みすることができる。
上記の構成によれば、第1ケースの第1爪部と、第2ケースの第2爪部とを係合させた状態で、回路基板は、外筒部の押圧部によって、径大部側に押圧されるようになっている。これにより、第1ケースと第2ケースとを仮組みした状態で、回路基板ががたつくことを抑制することができる。
本発明によれば、回路基板における実装面積を小さくすることなく、簡単な構成で回路基板の固定構造を実現することができ、回路基板の配線密度を向上させることができる。
一実施形態に係る電気機器を表す平面図 第1ケースを表す斜視図 第2ケースを表す斜視図 第2ケースと回路基板が配置されている第1ケースを表す斜視図 仮組みされている第1ケースと第2ケースを表す斜視図 回路基板が配されている第1ケースを表す断面図 仮組みされている第1ケースと第2ケースを表す断面図 ネジ止めされている第1ケースと第2ケースを表す断面図であり、図1のVIII−VIII線断面図 比較例における第1ケースと第2ケースを表す断面図
本明細に開示された技術の一実施形態を図1ないし図8を参照して説明する。本実施形態において図1、4及び5に示す電気機器10は、例えばECU(Electronic Control Unit)であって、バッテリー等の電源から、各種車載電装品への電力の供給及び供給電力の制御等を行うものである。
電気機器10は、図4に示すように、板状の回路基板13と、回路基板13が配される第1ケース11と、回路基板13を覆うように第1ケース11に取り付けられる第2ケース12と、を備える。第1ケース11には複数のコネクタ15が配されている。
回路基板13は、図4に示すように、略長方形状をなす。回路基板13の表面及び裏面の双方又は一方にはプリント配線技術により図示しない導電パターンが形成されている。また、回路基板13には、回路基板13を第1ケース11第2ケース12に固定する際に用いられる基板孔13A(貫通孔)が複数設けられている。
第1ケース11は、図2に示すように、略箱型形状をなしており、略長方形の第1底板部20とその4辺から立ち上がって形成されている第1側壁部21とを有している。第1側壁部21の外側面には、第2ケース12と仮組みする際に用いられる複数の第1爪部23が設けられている。また、第1底板部20からは複数の第1筒部30が突出して形成されている。本実施例においては、コネクタ15が配されている付近の2つの第1側壁部21の近傍に4つの第1筒部30が設けられている。
第2ケース12は、図3に示すように、第1ケース11と同様な略箱型形状をなしており、略長方形の第2底板部40とその4辺から立ち上がって形成されている第2側壁部41とを有している。第2側壁部の内側面には、第1ケース11の第1爪部23と係合される第2爪部43が設けられている。第2爪部43は第1爪部23と同数個設けられている。また、第2底板部40からは複数の第2筒部50が突出して形成されている。第1筒部30と同数の第2筒部50が、第1筒部30に対応した位置に設けられている。
次に、図6ないし図8を参照して、回路基板固定構造1の構成について詳細に説明する。
第1ケース11における第1筒部30の構成について説明する。第1筒部30は、内部は空洞の円筒形であり、第1底板部20近傍の基端部側において配されている第1径大部31と、第1径大部31から連なって第1筒部30の先端側に配されている第1径小部32(外筒部)とを有する。第1径大部31は第1径小部32よりも径寸法が大きい。第1径大部31は第1底板部20において開口しており第1底板孔31Cを有する。
第1径大部31と第1径小部32との連結部分において、第1径小部32の一方の端部には第1筒部30の内周面から内側に向かって突出して固定部33(被当接部)が設けられており、固定部33は第1径大部31、第1径小部32内の全周にわたって設けられている。固定部33の内周縁において第1ネジ挿入孔31Bが形成されている。
第1径小部32の先端側は開口しており、内部に後述する第2径小部52を挿入する嵌合孔32B(嵌合孔)が設けられており、第1径小部32の他方の端部である先端部には第1基板押圧部32A(押圧部)を有している。
第1ケース11の第1側壁部21に設けられている第1爪部23について説明する。図2に示すように本実施例において、第1爪部23は4つの第1側壁部21の外側面に設けられている。第1爪部23は、図6に示すように、第1側壁部21の先端部に設けられており、第1側壁部21の先端に向かってテーパ状に形成されている。
第2ケース12における第2筒部50の構成について説明する。第2筒部50は、内部は空洞の円筒形であり、第2底板部40近傍の基端部側において配されている第2径大部51(径大部)と、第2径大部51から連なって第2筒部50の先端側に配されている第2径小部52(内筒部)とを有する。第2径大部51は第2径小部52の外形寸法よりも径寸法が大きく、第2底板部40において開口しており第2底板孔51Bを有する。また、第2径大部51は第2径小部52の外周面に対して相対的に移動しないように構成されている。本実施例において、第2径大部51は第2径小部52の外周面に一体に形成されているが、第2径大部51の内部空間と第2径小部52の内部空間は連通していない。
第2径大部51と第2径小部52との連結部分の外周面において、第2径大部51は第2径小部52よりも外側に突出して段差部を形成しており、その段差部は第2基板押圧部51Aである。第2径小部52は、先端部が開口しており、内部にネジ山を有するネジ60が螺合される螺合孔52B(螺合孔)を有している。第2径小部52の先端部は第2筒部当接部52Aであり、ネジ60が螺合孔52Bに螺合された状態で、固定部33に当接する。具体的には、ネジ60が螺合孔52Bに螺合された状態で、第2筒部当接部52Aは固定部33の嵌合孔32B側の面に当接する。
第1径小部32の内径寸法は第2径小部52の外形寸法よりも大きく、第1径小部32は第2径小部52に外嵌するように配されている。
第2ケース12の第2側壁部41に設けられている第2爪部43について説明する。図3に示すように本実施例において、第2爪部43は4つの第2側壁部41の内周面に設けられている。第2爪部43は、図7に示すように、第2側壁部41の中央部において内側に突出して設けられており、第2側壁部41の先端に向かって下降するように傾斜して形成されている。
次に、図4ないし図8を参照して、回路基板13と、第1ケース11と、第2ケース12とを組み付ける工程における基板固定構造を説明する。
まず、図4及び図6に示すように、各基板孔13Aが対応する各嵌合孔32Bに合致するように回路基板13を第1ケース11上に載置する。その後、図7に示すように、各第2径小部52を基板孔13Aを介して対応する嵌合孔32Bに挿入して、第2ケース12を第1ケース11に対して位置決めする。
図7に示されるように、第1側壁部21と第2側壁部41は第2側壁部41が外側に配されるように重ね合うように配されている。このとき、第1ケース11と第2ケース12とは、第1爪部23と第2爪部43とにより仮組みされている。
詳細には、第1ケース11に第2ケース12が組み付けられる際、第2側壁部41が下方に移動する。すると、第2爪部43はその傾斜面が第1爪部23の傾斜面に沿って移動し、第1爪部23の第1爪段差部24を乗り越えると、第2爪部43の第2爪段差部44とが互いに係止される。この状態では、図7において、第1ケース11は上方向にのみ移動可能であり、第2ケース12は下方向にのみ移動可能であり、互いに外れる方向には移動不可能となっている。
このように、第1ケース11と第2ケース12とが仮組みされると、図7に示されるように、第1ネジ挿入孔31Bは螺合孔52Bに合致して、第1ネジ挿入孔31Bを介して螺合孔52Bと第1径大部31とは連通している。第1基板押圧部32Aの先端部は回路基板13に当接しており、具体的には、基板孔13Aの孔縁部に当接している。第2径大部51の第2基板押圧部51Aは回路基板13に当接しており、具体的には、基板孔13Aの孔縁部に当接している。つまり、第2径大部51の第2基板押圧部51Aと第1基板押圧部32Aとにより、回路基板13を挟んでいる。この状態では、固定部33と第2筒部当接部52Aとの間には小さな隙間が空いている状態である。
その後、ネジ止めを行うために、図5及び図8に示すように仮組みされている第1ケース11と第2ケース12を上下方向について反転させる。ここで、第1ケース11と第2ケース12とは仮組みされていて、互いに外れる方向には動くことはないので、反転動作中に第1ケース11と第2ケース12とが外れてしまうことはない。さらに、第2径大部51の第2基板押圧部51Aと第1基板押圧部32Aとにより、回路基板13を挟んでいるので、回路基板13ががたつくことが抑制される。
図8に示す反転した状態で、ネジ60を第1ネジ挿入孔31Bを介して螺合孔52B内に挿入して螺合する。すると、固定部33と第2筒部当接部52Aとの間の小さな隙間はなくなり、第1ケース11と第2ケース12とは強固に固定される。また、このネジ60の螺合によって、頭部60Aが固定部33を押圧し、その押圧力は第1径小部32を介して第1基板押圧部32Aに伝わる。その押圧力によって、第1基板押圧部32Aは第2基板押圧部51Aとの間で回路基板13を挟みこんで固定することができる。
ここで、図9を参照して、本実施例における第1径小部32及び第2径小部52を有しない基板固定構造を比較例として説明する。
比較例においては、第1ケース111の第1底板部140から突出して設けられている第1筒部111Aの端部にはネジ孔が設けられており、回路基板113の対応する位置に基板孔が設けられている。第2ケース112の第2底板部120から突出して設けられている第2筒部112Aの突出端部は開口しており、その内部にネジ挿入孔を有している。
比較例において、第1筒部111Aの第1基板押圧部111Cと第2筒部112Aの突出端部との間で回路基板113を挟んでおり、その状態でネジ60が螺合される。ネジ孔と基板孔を介してネジ60が第2筒部112A内のネジ挿入孔に螺合されつつ挿入されると、ネジ60の頭部からの押圧力が第1基板押圧部111Cに付加され、その押圧力によって第1基板押圧部111Cと第2筒部112Aの突出端部との間で回路基板113を挟みこんで固定している。
比較例において、第1ケース111と回路基板113との当接部A1には、ネジ止めによって第1ケース111からの押圧力が加わりひずみ等が発生してしまうため、導電パターンを形成することができない。比較例においては、回路基板113における当接部A1は、基板孔の孔縁の周囲において広い範囲にわたっており、回路基板113において直径A2の範囲において配線を行うことができず、回路基板113における実装面積が狭くなってしまう。このように比較例においては、ネジ止め位置と回路基板113の固定位置が接近しているため、第1ケース111と回路基板113との当接部A1は大きくなってしまう。
一方、本実施例においては、図8に示すように、第1径小部32と第2径小部52とを配することにより、ネジ60の螺合により付加される押圧力がかかるネジ止め位置と、第1径小部32の第1基板押圧部32Aが基板に当接している回路基板の固定位置を離すことができる。そのため、回路基板13における当接部B1は、基板孔13Aの孔縁の周囲において狭い範囲におさまっており、配線を行うことができない範囲は直径B2の小さい範囲におさまっている。
本実施例においては、比較例の構成において用いられるネジと同じサイズのネジ60を使って回路基板13を固定することができるとともに、回路基板13において導電パターンを形成できない範囲を小さくすることができるため、実装面積を広く確保することができる。
本実施例によると、回路基板13の基板孔13Aに第2径小部52を挿通させた状態では、回路基板13は第2径大部51よりも奥方には挿通されないようになっている。第1径小部32を外嵌し、ネジ60の軸部60Bを第2径小部52の螺合孔52Bに螺号させると、ネジ60の頭部60Aが第1径小部32の固定部33に当接し、これにより、第1径小部32がネジ60の頭部60Aにより押圧される。すると、第1径小部32の第1基板押圧部32Aと第2径大部51によって回路基板13が挟持される。これにより、回路基板13を固定することができる。
このとき、回路基板13は第2径大部51と第1基板押圧部32Aとの間に挟持されるので、第2径大部51と第1基板押圧部32Aの寸法を変更することにより、回路基板13に圧力が加えられる領域の面積を小さくすることができる。この結果、回路基板13のうち導電パターンを形成することができない領域を小さくすることができるので、回路基板13の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態においては、第2径大部51は第2径小部52の外周面に一体に形成されている。これにより、第2径大部51と第2径小部52とを別部品で構成する場合に比べて、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態によれば、電気機器10は、第1径小部32を備えた第1底板部20を有する第1ケース11と、第2径小部52を備えた第2底板部40を有する第2ケース12と、を備え、ネジ60の軸部60Bを第2径小部52の螺合孔52Bに螺合することにより第1ケース11と第2ケース12とが一体に組み付けられるようになっている。これにより、電気機器10が備える回路基板13の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1底板部20の側縁から立ち上がる第1側壁部21には第1爪部23が形成されており、第2底板部40の側縁から立ち上がる第2側壁部41には、第1爪部23に対応する位置に、第1爪部23と係合する第2爪部43が設けられている。これにより、第1ケース11の第1爪部23と、第2ケース12の第2爪部43とを係合させることにより、ネジ止めに先立って、第1ケース11と第2ケース12とを仮組みすることができる。
また、本実施形態によれば、第1爪部23と第2爪部43とが係合した状態で、第1基板押圧部32Aは回路基板13に当接している。これにより、第1ケース11の第1爪部23と、第2ケース12の第2爪部43とを係合させた状態で、回路基板13は、第1基板押圧部32Aによって、第1径大部31(固定部33)側に押圧されるようになっている。これにより、第1ケース11と第2ケース12とを仮組みした状態で、回路基板13ががたつくことを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の範囲に含まれる。
(1)本実施形態に係る電気機器10はECUとしたが、これに限られず、電源から車載電装品に供給される電力をスイッチングする電気接続箱としてもよく、任意の電気機器とすることができる。
(2)本実施形態においては、1つの電気機器10に1つの回路基板13が収容される構成としたが、これに限られず、1つの電気機器10に複数の回路基板13が収容される構成としてもよい。
(3)本実施形態においては、第1爪部23と第2爪部43とが係合した状態で、固定部33と第2筒部当接部52Aとの間には小さな隙間が空いている状態としたが、参考例として、第1爪部23と第2爪部43とが係合した状態で、固定部33と第2筒部当接部52Aとが当接していてもよい。
(4)本実施形態においては、電気機器10は、第1爪部23と第2爪部43を備える構成としたが、参考例として、第1爪部23と第2爪部43は省略してもよい。
10:電気機器
11:第1ケース
12:第2ケース
13:回路基板
13A:基板孔(貫通孔)
20:第1底板部
21:第1側壁部
23:第1爪部
30:第1筒部
31:第1径大部
32:第1径小部(外筒部)
32A:第1基板押圧部(押圧部)
32B:嵌合孔
33:固定部(被当接部)
40:第2底板部
41:第2側壁部
43:第2爪部
50:第2筒部
51:第2径大部(径大部)
51A:第2基板押圧部
52:第2径小部(内筒部)
52A:螺合孔
60:ネジ
60A:頭部
60B:軸部

Claims (1)

  1. ネジ山を備えた軸部の一の端部に、前記軸部よりも径大な頭部を有するネジと、
    第2筒部であって、前記ネジの前記軸部が螺合された螺合孔を有する円筒形の第2径小部を有すると共に、前記第2径小部の外周面に対して相対的に移動しないようになっており、且つ、前記第2径小部の外形寸法よりも径大な第2径大部を有し、前記第2径大部は第2基板押圧部を有する前記第2筒部と、
    第1筒部であって、前記第2径小部の外形寸法よりも大きな内径寸法を有して前記第2径小部に外嵌する嵌合孔を有する円筒形の第1径小部を有すると共に、前記第1径小部から連なって前記第1径小部よりも径寸法が大きな第1径大部を有し、前記第1径大部のうち前記第1径小部側の端部には、前記ネジの前記軸部が前記第2径小部の前記螺合孔に螺合された状態で、前記ネジの前記頭部が当接する被当接部を備え、前記第1径小部のうち前記第1径大部と反対側の端部には第1基板押圧部を有する前記第1筒部と、
    前記第2径小部の外形寸法よりも大きく、且つ、前記第2径大部の外形寸法よりも小さな内径寸法を有する貫通孔を有し、前記第2径小部が前記貫通孔に貫通した状態で、前記第1筒部の前記第1基板押圧部と、前記第2筒部の前記第2基板押圧部との間に挟持される回路基板と、
    前記第1径小部を備えた第1底板部を有する第1ケースと、
    前記第2径小部を備えた第2底板部を有する第2ケースと、を備えた電気機器であって、
    前記第2径大部は前記第2径小部の外周面に一体に形成されており、
    前記ネジの前記軸部を前記第2径小部の前記螺合孔に螺合することにより前記第1ケースと前記第2ケースとが一体に組み付けられるようになっており、
    前記第1底板部の側縁から立ち上がる第1側壁部には第1爪部が形成されており、
    前記第2底板部の側縁から立ち上がる第2側壁部には、前記第1爪部に対応する位置に、前記第1爪部と係合する第2爪部が設けられており、
    前記第1爪部と前記第2爪部とが係合した状態で、前記第1径小部の前記第1基板押圧部は前記回路基板に当接するとともに、前記第2径小部の先端部と前記被当接部との間には隙間が空いており、
    前記ネジが前記螺合孔に螺合した状態で、前記第2径小部の先端部は前記被当接部に当接する電気機器。
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