JP6627288B2 - 印刷流体カートリッジ、及び印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、基板を有する印刷流体カートリッジ、及び印刷流体カートリッジから供給された印刷流体を用いて印刷を行う印刷システムに関する。
特許文献1に記載のプリンタでは、カートリッジ装着部の筐体を形成するケースに設けられた開口にインクカートリッジが挿入されることによって、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される。また、インクカートリッジの前壁の下側の部分にはインク供給口を有するインク供給部が設けられ、上側の部分に大気連通口へアクセスするための孔が設けられている。これに対応して、カートリッジ装着部のケースの奥側の面には、下側の部分にインクニードルを有する接続部が設けられ、上側の部分にロッドが設けられている。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態では、インクニードルがインク供給口に挿入される。また、ロッドが、大気連通口にアクセスするための孔に挿通される。そして、この状態では、インク供給部が接続部によって位置決めされ、貫通孔がロッドによって位置決めされることで、インクカートリッジの位置決めが行われる。
また、インクカートリッジの上壁には、IC基板が取り付けられている。IC基板の上面には、HOT電極とGND電極とシグナル電極とが配置されている。これら3つの電極に対応して、カートリッジ装着部のケースの天面には、3つの接点が設けられている。そして、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態では、上記3つの電極と3つの接点とが接触して導通する。
特開2013−49164号公報
特許文献1では、上述したように、インク供給部が接続部に対して位置決めされ、大気連通孔にアクセスするための孔がロッドに対して位置決めされることによって、インクカートリッジがカートリッジ装着部に対して位置決めされる。そして、インクカートリッジが上記2か所でカートリッジ装着部に対して位置決めされることによって、IC基板が接点に対して位置決めされることになる。
ここで、製造時の公差の影響により、インクカートリッジを構成する各部分同士の位置関係や、カートリッジ装着部を構成する各部分の位置関係には多少のばらつきが生じる。そのため、上述したように、インクカートリッジが上記2か所でカートリッジ装着部に対して位置決めされることによって、IC基板が接点に対して位置決めされる場合には、IC基板と電極とが位置ずれすることがある。IC基板と電極との位置ずれは、IC基板と電極との位置関係のばらつき、及び、カートリッジ装着部における接点の位置のばらつきの影響によって生じるのに加えて、インクカートリッジにおける、IC基板の取付位置、インク供給部の位置、大気連通口にアクセスするための孔の位置等のばらつきや、カートリッジ装着部における接続部、ロッドの位置等のばらつきなどの影響によっても生じる。そして、IC基板と電極とが位置ずれすると、IC基板の接点と電極とに接続不良が生じる虞がある。
本発明の目的は、基板の端子と、印刷装置に設けられた端子とを確実に接続させることが可能な印刷流体カートリッジ及び印刷システムを提供することである。
本発明の印刷流体カートリッジは、印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部である。
本発明の印刷システムは、印刷流体カートリッジと、前記印刷流体カートリッジが装着された印刷装置と、を備え、前記印刷装置は、第1端子と、前記印刷流体カートリッジをガイドするガイド面を備え、前記印刷流体カートリッジは、印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記ガイド面にガイドされる露出した露出端部である。
本発明の印刷流体カートリッジ及び印刷システムによると、基板の第2方向における端部の少なくとも一部分である露出端部を、印刷装置のガイド面でガイドするため、基板の端子と、カートリッジ装着部の端子との位置ずれを極力抑えることができる。これにより、液体カートリッジが印刷装置に装着されたときに、基板の端子と印刷装置の端子とに接続不良が生じてしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 (a)が図1のII−II線断面図であり、(b)が(a)のうちカートリッジホルダのみを示す図であり、(c)が(a)のうちインクカートリッジのみを示す図である。 (a)が図2(a)のIIIA−IIIA線断面図であり、(b)が図2(b)IIIB−IIIB線断面図であり、(c)が図2(c)のIIIC−IIIC線断面図である。 (a)が図3(a)のIVA−IVA線断面図であり、(b)が図3(b)IVB−IVB線断面図であり、(c)が図3(c)のIVC−IVC線断面図である。 基板及び取付位置規定部の平面図である。 (a)はインクカートリッジが右側に傾いた状態で挿入された場合を説明するための図であり、(b)はインクカートリッジが左側に傾いた状態で挿入された場合を説明するための図である。 (a)が板状部材に複数の基板の端子などを形成する工程を示す図であり、(b)が板状部材に貫通孔を形成する工程を示す図であり、(c)が板状部材を切断して分割する工程を示す図であり、(d)が(b)の貫通孔の拡大図である。 (a)が板状部材に、縁が曲線部のみを有する貫通孔を形成した場合を示す図であり、(b)が板状部材の切断位置がX方向にずれた場合を示す図であり、(c)が板状部材の切断位置がY方向にずれた場合を示す図である。 変形例1の図5相当の図である。 変形例2の図5相当の図である。 (a)が変形例3の図3(a)相当の図であり、(b)が変形例4の図3(a)相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[プリンタの概略構成]
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3、2つの搬送ローラ4、プラテン5、カートリッジホルダ6などを備えている。キャリッジ2は、走査方向に延びた2本のガイドレール11に支持され、2本のガイドレール11に沿って走査方向に往復移動する。なお、以下では、図1に示すように走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載され、その下面に形成された複数のノズル10からインクを吐出する。複数のノズル10は、走査方向と直交する搬送方向に配列されることによってノズル列9を形成し、インクジェットヘッド3には、このようなノズル列9が走査方向に4列に配列されている。複数のノズル10からは、右側のノズル列9を構成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
また、インクジェットヘッド3は、4本のチューブ12を介して、カートリッジホルダ6に設けられた4つのカートリッジ収容空間21と接続されている。4つのカートリッジ収容空間21は、走査方向に配列されており、右側に配置されたものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが貯留されたインクカートリッジ30が収容されている。インクジェットヘッド3には、4つのカートリッジ収容空間21に収容された4つのインクカートリッジ30から、4本のチューブ12を介して上記4色のインクが供給される。カートリッジホルダ6及びインクカートリッジ30については、後程詳細に説明する。
2つの搬送ローラ4は、搬送方向におけるキャリッジ2の両側に配置され、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。プラテン5は、搬送方向における2つの搬送ローラ4の間に、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。プラテン5は、搬送ローラ4に搬送される記録用紙Pを下方から支持する。
そして、プリンタ1では、2つの搬送ローラ4により記録用紙Pを搬送方向に搬送しつつ、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3からインクを吐出することによって、記録用紙Pに印刷を行う。
[カートリッジホルダ]
次に、カートリッジホルダ6について説明する。カートリッジホルダ6は、4つのカートリッジ収容空間21が形成されたホルダ本体20を備えている。4つのカートリッジ収容空間は、上述したように、走査方向に配列されたている。また、各カートリッジ収容空間21は、図1〜図3に示すように、搬送方向における下流側の端が開口している。
カートリッジ収容空間21の搬送方向における上流側の壁面21aの下端部には、ニードル22が取り付けられている。ニードル22は、壁面21aから搬送方向の下流側に延び、その先端部がとがっている。また、ニードル22の内部には、搬送方向に延びたインク流路22aが形成されている。インク流路22aは、搬送方向の上流側の端が開口しており、ホルダ本体20に形成されたインク流路20aを介してチューブ12と接続されている。また、ニードル22の先端部近傍の部分には、ニードル22の表面に開口し、インク流路22aと連通した連通孔22bが形成されている。
また、カートリッジ収容空間21の上側の壁面21bには、コネクタ24が配置されている。コネクタ24には、後述する基板32を収容するための基板収容空間25が形成されている。基板収容空間25は、下側、及び、搬送方向の下流側において開口している。
基板収容空間25の上側の壁面25aには、4つの端子26が配置されている。4つの端子26は、走査方向に等間隔に配列されている。各端子26は、プリンタ1の図示しない電源や制御装置などと接続されている。
また、基板収容空間25の右側の壁面は、ガイド面27a、27bによって形成されている。ガイド面27aは、搬送方向と平行に延びている。ガイド面27bは、ガイド面27aの搬送方向の下流側に連なり、搬送方向の下流側にいくほど走査方向の右側に位置するように搬送方向に対して角度θ1だけ傾いている。また、基板収容空間25の左側の壁面は、ガイド面28a、28bによって形成されている。ガイド面28aは、搬送方向と平行に延びており、ガイド面27aと対向している。ガイド面28bは、ガイド面28aの搬送方向の下流側に連なり、搬送方向の下流側にいくほど走査方向の左側に位置するように搬送方向に対して角度θ1だけ傾いている。ガイド面27a、27b、28a、28bは、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際に、後述する基板32をガイドするためのものである。
[インクカートリッジ]
次に、インクカートリッジ30について説明する。ここで、インクカートリッジ30は、カートリッジホルダ6に装着されていない状態では、向きを変更することが可能であるが、以下では、便宜上、インクカートリッジ30が、カートリッジホルダ6に装着されているときの向きで配置されているとして説明を行う。
インクカートリッジ30は、図2〜図4に示すように、カートリッジ本体31と、基板32とを備えている。カートリッジ本体31は、略直方体形状の部材であり、内部にインクが貯留されたインク貯留室31aが形成されている。また、カートリッジ本体31の搬送方向における上流側の端部には、その下側の部分に供給孔33が形成されている。供給孔33は、搬送方向に延び、上流側の端部において開口しているとともに、下流側の端部においてインク貯留室31aと接続されている。また、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着されていない状態では、供給孔33は、ゴム材料等からなる封止部材34によって塞がれており、インク貯留室31a内のインクが供給孔33から漏れ出さないようになっている。また、カートリッジ本体31の、搬送方向の下流側の端部には、その上側の部分に、インク貯留室31aを大気連通させるための大気連通孔35が形成されている。
基板32は、図3〜図5に示すように、カートリッジ本体31の上面31bに取り付けられている。基板32は、基材41と、4つの端子42と、IC43と、4つのビアホール44とを備えている。
基材41は、走査方向と平行な二辺と、搬送方向と平行な二辺とを有する略矩形の板状の部材であり、光硬化性の接着剤49によってカートリッジ本体31の上面31bに接着されている。ここで、接着剤49は、基材41からはみ出さない範囲で延びている。
また、接着剤49の厚みH1は、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態での、コネクタ24の下面の、インクカートリッジ30の上面からの高さH2よりも小さい。また、基材41の厚みH1と、接着剤49の厚みH3とを合わせた厚み(H1+H3)は、上記高さH2よりも大きい。これにより、後述するようにインクカートリッジ30のカートリッジホルダ6に装着したときに、基材41がガイド面27a、27b、28a、28bと接触する高さに位置する。一方で、接着剤49はガイド面27a、27b、28a、28bよりも下側に位置する。これにより、万一、接着剤49が基材41からはみ出していても、接着剤49がガイド面27a、27b、28a、28bに接触することはない。なお、接着剤49が、基材41からはみ出すことがなければ、接着剤の厚みH1は、上記高さH2以上であってもよい。
また、基材41の上記矩形の各角に対応する部分は、それぞれ、アールがつけられたアール部41aとなっている。また、基材41の上記矩形の搬送方向と平行な二辺に対応する部分には、それぞれ、アール部41aよりも走査方向の外側に張り出した張出部41bが設けられている。また、基材41の上記矩形の走査方向と平行な二辺に対応する部分には、それぞれ、アール部41aよりも搬送方向の外側に張り出した張出部41cとなっている。
また、図5に示すように、各アール部41aは、自身から最も近い張出部41bの角41b1と張出部41cの角41c1とを結んだ直線L1からはみ出している。さらに、各アール部41aの、自身から最も近い張出部41bの角41b1を通る接線L2の、搬送方向に対する傾斜角度θ2は、ガイド面27b、28bの搬送方向に対する傾斜角度θ1よりも小さくなっている。
4つの端子42は、基材41の上面41dに配置されている。4つの端子42は、4つの端子26に対応しており、走査方向に端子26と同様の等間隔に配列されている。ここで、基材41の走査方向の長さW1は、例えば5.3mm程度であり、端子42の走査方向の長さW2は、例えば1.1mm程度である。これにより、端子42同士の間隔W3は、1.25mm程度となる。
IC43は、基材41の下面41eに取り付けられている。IC43には、インク貯留室31aに貯留されているインクの種類の情報、インクカートリッジ30のサイズの情報等、インクカートリッジ30に関する情報が記憶されている。
4つのビアホール44は、4つの端子42に対応して設けられ、基材41の各端子42よりも搬送方向の上流側に位置する部分に形成されている。ビアホール44は、壁面に導電性材料45が形成された貫通孔である。また、導電性材料45の上端部は、ビアホール44の壁面から基材41の上面41dまで延びている。また、導電性材料45の下端部は、ビアホール44の壁面から基材41の下面41eまで延びている。各ビアホール44の導電性部材45は、基材41の上面41dに配置された配線46を介して、対応する端子42と接続されている。また、IC43と4つのビアホール44の導電性部材45とは、基材41の下面41eに配置された4つの配線47を介して接続されている。これにより、4つの端子42とIC43とは、導電性材料45及び配線46、47を介して接続される。
また、接着剤49の各ビアホール44と重なる部分には、上方に突出した突出部49aが形成されている。突出部49aは、ビアホール44内に収まって、導電性材料45が形成されたビアホール44の壁面に密着している。突出部49aは、基板41をカートリッジ本体31の上面31bに接着したときに、接着剤49がビアホール44に流れ込んで固化したものである。
また、カートリッジ本体31の上面31bには、基板32の取付位置を規定するための取付位置規定部36が設けられている。取付位置規定部36は、カートリッジ本体31の上面31bから上方に突出しており、3つの部分36a〜36cを有している。部分36aは、搬送方向に延び、基材41の走査方向における右側の端部のうち、搬送方向における中央部よりも下流側の部分と接触している。部分36bは、搬送方向に延び、基材41の走査方向における左側の端部のうち、搬送方向における中央部よりも下流側の部分に接触している。部分36cは、走査方向に延び、その両端部が、部分36a、36bと接続されている。部分36cは、基材41の搬送方向における下流側の端部と接触している。
そして、基材41がこれら3つの部分36a〜36cに接触することによって、カートリッジ本体31の上面31bにおける基板32の取付位置が規定されている。このとき、基材41は、搬送方向における中央部よりも下流側の部分が、取付位置規定部36によって囲まれている。一方で、基材41の搬送方向における中央部よりも上流側の部分は、取付位置規定部36によって囲まれていない。これにより、基材41の、搬送方向における上流側の端部、及び、走査方向の両端部のうち、搬送方向における中央部よりも上流側の部分は、露出している。
また、搬送方向において、カートリッジ本体31の上面31bの、取付位置規定部36の部分36a、36bの上流側の端よりも上流側の部分には、基板32以外に、カートリッジ本体31の上面31bからの突出量が、上記高さH2よりも大きい部分は存在しない。これにより、後述するように、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着されるときに、カートリッジ本体31に設けられた他の部分がコネクタ24に干渉してしまうことがないようになっている。
[インクカートリッジの装着]
次に、カートリッジホルダ6へのインクカートリッジ30の装着について説明する。カートリッジホルダ6にインクカートリッジ30を装着するためには、インクカートリッジ30を、図2(c)に示すように、供給孔33が搬送方向の上流側となり、且つ、基板32が上側となるような向きとする。そして、インクカートリッジ30を、カートリッジ収容空間21に下流側の開口から挿入する。
すると、ニードル22が、封止部材34を突き破って供給孔33に挿通され、ニードル22の先端部が、インク貯留室31aに到達する。これにより、インク貯留室31aは、連通孔22b、インク流路22a、インク流路20a及びチューブ12を介してインクジェットヘッド3と連通し、インク貯留室31aに貯留されたインクがインクジェットヘッド3に供給される。
また、このとき、基板32が、ガイド面27a、27b、28a、28bにガイドされつつ搬送方向の上流側に移動して、基板収容空間25に収容される。より詳細に説明すると、例えば、インクカートリッジ30が、上側の部分ほど右側に位置するように上下方向に対して傾いた状態で、カートリッジ収容空間21に挿入された場合には、図6(a)に示すように、基板32は、基材41の搬送方向の上流側且つ右側のアール部41aがガイド面27bにガイドされつつ、搬送方向の上流側に移動する。これにより、基板32は、基材41がガイド面27aと28aとに挟まれる位置まで移動し、インクカートリッジ30の上下方向に対する傾きが解消される。そして、この後、基板32は、基材41の搬送方向の両端部がガイド面27a、28aにガイドされつつ、さらに搬送方向の上流側に移動することにより、基板収容空間25に収容される。
一方、インクカートリッジ30が、上側の部分ほど左側に位置するように上下方向に対して傾いた状態で、カートリッジ収容空間21に挿入された場合には、図6(b)に示すように、基板32は、基材41の搬送方向の上流側且つ左側のアール部41aがガイド面28bにガイドされつつ、搬送方向の上流側に移動する。これにより、基板32は、基材41がガイド面27aとガイド面28aとに挟まれる位置まで移動し、インクカートリッジ30の上下方向に対する傾きが解消される。そして、この後、基板32は、上述したのと同様にして基板収容空間25に収容される。
また、インクカートリッジ30が上下方向に対して傾くことなくカートリッジ収容空間21に挿入された場合には、基板32は、ガイド面27b、28bに接触することなく、基材41がガイド面27aとガイド面28aとに挟まれる位置に到達する。そして、この後、基板32は、上述したのと同様にして基板収容空間25に収容される。
そして、基板32が基板収容空間25に収容されると、端子26と端子42とが接続され、端子26に接続された図示しない制御装置と、端子42の接続されたIC43との間で通信が行われる。これにより、IC43に記憶されたインクカートリッジ30の情報が読み取られるなど、インクカートリッジ30の認証が行われる。
インクカートリッジ30が傾いた状態でカートリッジ収容空間21に挿入された場合には、基板32は、基材41の、矩形の搬送方向における上流側且つ右側の角に対応する部分が、最初にガイド面27bに接触する、あるいは、矩形の搬送方向における上流側且つ左側の角に対応する部分が、最初にガイド面28bに接触する。本実施の形態では、基材41の矩形の角に対応する部分がアール部41aとなっているため、基材41がガイド面27b、28bと接触したときの衝撃で、基材41が破損してしまうのを防止することができる。
ここで、本実施の形態では、上述したように、基材41がアール部41aに加えて、張出部41b、41cを備えている。しかしながら、本実施の形態では、上述したように、アール部41aが、張出部41bの角41b1と張出部41cの角41c1とを結ぶ直線L1からはみ出している。さらに、張出部41bの角41b1を通るアール部41aの接線L2の搬送方向に対する傾斜角度θ2が、ガイド面27b、28bの搬送方向に対する傾斜角度θ1よりも小さくなっている。これにより、基材41の搬送方向における上流側且つ右側又は左側のアール部41aが、最初にガイド面27b又は28bに接触する。すなわち、張出部41b、41cの角41b1、41c1が最初にガイド面27b又は28bに接触することはない。これにより、基材41がガイド面27b、28bに接触したときの衝撃で基材41が破損してしまうのを確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、上述したように、基材41の、搬送方向における端子42よりも上流側の部分に、ビアホール44が形成されている。そして、接着剤49の各ビアホール44と重なる部分に、ビアホール44に収容されてその壁面に密着した突出部49aが形成されている。これにより、基材41の、搬送方向の上流側の部分における接着強度が確保されている。ここで、基材41の上面41dと下面41eとを導通させることだけを考慮すれば、ビアホール44の径Dは、例えば0.3mm程度で十分である。これに対して、本実施の形態では、ビアホール44の径Dを、これよりも大きい0.4mm程度としている。ビアホール44の径Dを0.4mm程度とすれば、突出部49aによる、基材41の搬送方向の上流側の部分におけるカートリッジ本体31に対する接着強度を十分に高くすることができる。
また、本実施の形態では、光硬化性の接着剤49によって、基材41をカートリッジ本体31の上面31bに接着している。接着剤49を硬化させる際には、接着剤に紫外線などの光を照射する必要がある。これに対して、本実施の形態では、上述したように、取付位置規定部36によって基板32の取付位置が規定された状態で、基材41の走査方向における両端部のうち、搬送方向における中央部よりも上流側の部分、及び、基材41の搬送方向における上流側の端部が、露出している。これにより、接着剤49に光を照射して接着剤49を硬化させる際に、接着剤49の基材41の搬送方向における中央部よりも上流側に塗布された部分は、確実に光が照射されて十分に硬化する。したがって、基材41の搬送方向における上流側の端部の、カートリッジ本体31に対する接着強度を確保することができる。
上記のとおり、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際には、基材41の搬送方向における上流側のアール部41aが最初にガイド面27b、28bに接触する。そのため、このとき、基材41の搬送方向における上流側の端部には、下流側の部分よりも大きな力が加わる。本実施の形態では、上記のとおり、基材41の、搬送方向の上流側の部分における、カートリッジ本体31に対する接着強度が十分に確保されている。これにより、基材41がガイド面27b、28bに接触したときの衝撃で基材41がカートリッジ本体31の上面31bから剥がれてしまうのを防止することができる。
また、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態では、ニードル22が供給孔33に挿通されることによって、供給孔33の位置が固定される。また、基材41がガイド面27aとガイド面28aとに挟まれることによって、基板32の位置が固定される。ここで、カートリッジホルダ6では、ニードル22とコネクタ24との位置関係は、製造時の公差の影響でばらつく。一方、インクカートリッジ30においても、供給孔33と基板32位置関係は、製造時の公差の影響でばらつく。そのため、本実施の形態と異なり、供給孔33と基板32とが互いに近接して配置されていると、ニードル22とコネクタ24との位置関係、及び、供給孔33と基板32との位置関係によっては、供給孔33及び基板32の位置が固定されたときに、基板32に大きな力が加わり、基板32がカートリッジ本体31から剥がれてしまう虞がある。ここで、供給孔33と基板32とが互いに近接して配置される場合とは、例えば、基板32がカートリッジ本体31の下面に取り付けられる場合などである。
これに対して、本実施の形態では、供給孔33が、カートリッジ本体31の搬送方向における上流側の端部の下側の部分に設けられているのに対して、基板32が、カートリッジ本体31の上面31bに取り付けられている。これにより、基板32がカートリッジ本体31の下面に取り付けられる場合と比較して、供給孔33と基板32とを離すことができ、供給孔33及び基板32の位置が固定されたときに基板32に加わる力を極力小さくすることができる。
[端子間の位置ずれ]
次に、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態での、端子26と端子42との間の位置ずれについて説明する。ここで、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態において、カートリッジホルダ6を構成する部材間の位置関係、及び、インクカートリッジ30を構成する部材間の位置関係は、製造時の公差の影響でばらつく。そのため、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態では、上記位置関係のばらつきの影響により、端子26と端子42とに、位置ずれが生じることがある。
端子26と端子42とについてより詳細に説明すると、本実施の形態の場合には、上述したように、基材41が、コネクタ24に設けられたガイド面27aとガイド面27bとに挟まれることによってコネクタ24に固定される。そのため、コネクタ24と端子26との位置関係のばらつきと、コネクタ24と基材41との位置関係のばらつきと、基材41と端子42との位置関係のばらつきの、3つの位置関係のばらつきの影響によって、端子26と端子42とに位置ずれが生じる。すなわち、端子26と端子42との位置ずれには、コネクタ24と基材41とが関わることになる。
これに対して、本実施の形態とは異なり、基板32がコネクタ24に固定される代わりに、インクカートリッジ30の基板32以外の部分が、カートリッジホルダ6のコネクタ24以外の部分によって固定されるようになっている場合を考える。この場合には、端子26と端子42と位置ずれに、コネクタ24及び基材41に加えて、少なくともインクカートリッジ30及びカートリッジホルダ6の上記固定に用いられる部分が関わる。すなわち、端子26と端子42との位置ずれに関わる部分の数が、本実施の形態の場合よりも多くなる。その結果、本実施の形態と比較して、端子26と端子42との位置ずれが大きくなって端子26と端子42とに接続不良が生じてしまう虞がある。
そこで、本実施の形態では、上述したように、端子42が配置された基材41が、端子26が配置されたコネクタ24に形成されたガイド面27aと28aとに挟まれて固定されるようにしている。これにより、端子26と端子42との位置ずれに関わる部分の数を極力少なくして端子26と端子42との位置ずれを極力小さくすることができる。
本実施の形態のように、走査方向における基板32の長さW1が0.53mm程度で、基材41に4つの端子42が走査方向に配列されている場合には、端子42同士の間隔が、1.25mm程度となり、端子26と端子42とが走査方向に位置ずれしたときに、端子26と端子42との接続不良が生じやすい。したがって、上述したように、端子26と端子42との位置ずれを極力小さくする意義は大きい。
[基板の製造方法]
次に、基板32の製造方法について説明する。基板32を製造するためには、まず、図7(a)に示すように、1枚の板状部材60の、互いに直交するX方向及びY方向に並んだ複数の部分を基板形成部61として、各基板形成部61に、端子42、IC43、ビアホール44、導電性材料45、配線46、47などを形成する(IC43、配線47については、図4(a)等参照)。ここで、X方向は走査方向に対応する方向であり、Y方向は搬送方向に対応する方向である。
次に、図7(b)に示すように、パンチ加工などにより、板状部材60に複数の貫通孔62を形成する。各貫通孔62は、複数の基板形成部61のうち、X方向及びY方向に2つずつ並ぶ4つの基板形成部61を合わせた部分の中央部に、それぞれ形成する。次に、図7(c)に示すように、複数の貫通孔62が形成された板状部材60を、半導体基板の切断等に用いられるダイシングブレードで切断することによって、複数の基板32に分割する。
ここで、板状部材60に形成する貫通孔62について説明する。貫通孔62は、図7(d)に示すように、その縁が、4つの曲線部62aと、2つの直線部62bと、2つの直線部62cとを有する形状のものである。
曲線部62aは、貫通孔62が配置される4つの基板形成部61にそれぞれ配置されている。また、各曲線部62aは、貫通孔62の中央側に凸となるように湾曲している。曲線部62aは、アール部41aとなる部分である。
2つの直線部62bのうち一方の直線部62bは、貫通孔62が形成される4つの基板形成部61のうち、Y方向における図7(d)の上側の、X方向に隣接する2つの基板形成部61にまたがってX方向に延び、これら2つの基板形成部61に配置された曲線部62aの、図中上側の端同士を接続している。また、2つの直線部62bのうち他方の直線部62bは、貫通孔62が形成される4つの基板形成部61のうち、Y方向における図7(d)の下側の、X方向に隣接する2つの基板形成部61にまたがってX方向に延び、これら2つの基板形成部61に配置された曲線部62aの、図中下側の端同士を接続している。また、X方向における直線部62bの長さA1は、板状部材60を切断する際の、ダイシングブレードによる切断位置のX方向の公差よりも長くなっている。例えば、ダイシングブレードによる切断位置のX方向の公差が±0.06mm程度であるのに対して、長さA1は0.2mm程度となっている。直線部62bは、張出部41bを形成するためのものである。
2つの直線部62cのうち一方の直線部62cは、貫通孔62が形成される4つの基板形成部61のうち、図7(d)のX方向における左側の、Y方向に隣接する2つの基板形成部61にまたがってY方向に延び、これら2つの基板形成部61に配置された曲線部62aの、図中左側の端同士を接続している。また、2つの直線部62cのうち他方の直線部62cは、貫通孔62が形成される4つの基板形成部61のうち、図7(d)のX方向における右側の、Y方向に隣接する2つの基板形成部61にまたがってY方向に延び、これら2つの基板形成部61に配置された曲線部62aの、図中右側の端同士を接続している。また、Y方向における直線部62cの長さA2は、板状部材60を切断する際の、ダイシングブレードによる切断位置のY方向の公差よりも長くなっている。例えば、ダイシングブレードによる切断位置のY方向の公差が±0.06mm程度であるのに対して、長さA2は0.2mm程度となっている。直線部62cは、張出部41cを形成するためのものである。
そして、このような複数の貫通孔62が形成された板状部材60を切断することにより、板状部材60を、基材41がアール部41aと張出部41b、41cとを有する基板32に分割することができる。
ここで、本実施の形態と異なり、図8(a)に示すように、貫通孔62の代わりに、その縁が、4つの曲線部62aのみからなる貫通孔71を形成する場合を考える。この場合には、板状部材60の切断位置がX方向にずれると、例えば、図8(b)に示すように、図に示す4つの基板32のうち、左側の2つの基板32における基材41の角の部分が、本来形成されるアール部41aに、隣接する基板32に対応するアール部41aの一部によって形成されるバリ部72がつながったものとなってしまう。
一方、板状部材60の切断位置がY方向にずれると、例えば、図8(c)に示すように、図に示す4つの基板32のうち、上側の2つの基板32における基材41の角の部分が、本来形成されるアール部41aに、隣接する基板32に対応するアール部41aの一部によって形成されるバリ部73がつながったものとなってしまう。
そして、基材41が、このようなバリ部72、73を有するものとなると、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際に、バリ部72、73がガイド面27b、28bに接触して、基材41が破損してしまう虞がある。
そこで、本実施の形態では、貫通孔62を、縁が4つの曲線部62aと、2つの直線部62bと、2つの曲線部62cとを有するものとしている。さらに、直線部62bの長さA1を、X方向における板状部材60の切断位置の公差よりも長くしている。また、直線部62cの長さA2を、Y方向における板状部材60の切断位置の公差よりも長くしている。これにより、板状部材60の切断位置が公差の範囲でX方向及びY方向にずれても、張出部41b、41cの張り出し量が変化するだけで、バリ部72、73ができてしまうことがない。
また、本実施の形態では、ダイシングブレードで板状部材60を切断することで、板状部材60を複数の基板32に分割している。したがって、板状部材60の切断位置のずれを極力小さくすることができる。これにより、直線部62bのX方向の長さA1、及び、直線部62cのY方向の長さA2を極力短くすることができる。また、ダイシングブレードで板状部材60を切断することで、板状部材60を複数の基板32に分割すれば、基板32の走査方向の長さのばらつきを極力小さくすることができる。
また、本実施の形態では、パンチ加工などによって板状部材60に貫通孔62を形成し、ダイシングブレードで板状部材60を切断するため、基材41の端面の表面粗さが、アール部41aとそれ以外の部分とで異なる。すなわち、パンチ加工等による切断面であるアール部41aにおける表面粗さは、ダイシングブレードでの切断面であるアール部41a以外の部分における表面粗さよりも大きい。
なお、本実施の形態では、プリンタ1が本発明の印刷装置に相当し、インクカートリッジ30が本発明の印刷流体カートリッジに相当する。また、基材41の走査方向における端部のうち、取付位置規定部36よりも搬送方向における上流側の部分が、本発明の露出端部に相当する。また、コネクタ24が本発明の保持部材に相当する。また、基材41の矩形の走査方向に延びた二辺のうち、搬送方向における上流側の辺が本発明の第1の辺に相当し、搬送方向に延びた二辺が本発明の第2の辺に相当する。また、張出部41bが本発明の第1張出部に相当し、張出部41cが本発明の第2張出部に相当する。また、取付位置規定部36の部分36cが、本発明の第1接触部に相当し、部分36a、36bが、本発明の第2接触部に相当する。また、ホルダ本体20が本発明のカートリッジ収容部材に相当する。
ここで、本発明の露出端部というのは、基板の第2方向における端部のうち、他の部材と接触していないことによって露出しており、且つ、印刷流体カートリッジを印刷装置に装着する際に、印刷装置や印刷流体カートリッジの他の部分に邪魔されることなく、印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる部分のことである。
本実施の形態では、上記のとおり、基材41の走査方向における端部のうち、取付位置規定部36の部分36a、36bよりも搬送方向における上流側の部分が、本発明の露出端部に相当する。そして、基材41のこの部分は、取付位置規定部36の部分36a、36bと接触していないことにより露出している。また、本実施の形態では、上述したように、接着剤49の厚みH1、インクカートリッジ30がカートリッジホルダ6に装着された状態での、コネクタ24の下面のインクカートリッジ30の上面からの高さH2、及び、接着剤49の厚みH3が、H1<H2<(H1+H3)の関係を満たしている。さらに、カートリッジ本体31の上面31bの、取付位置規定部36の部分36a、36bの上流側の端よりも上流側の部分に、基板32以外に、カートリッジ本体31の上面31bからの突出量が、上記高さH2よりも大きい部分が存在しない。これらのことから、基材41の上記部分は、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際に、カートリッジホルダ6やインクカートリッジ30の他の部分に邪魔されることなく、ガイド面27a、27b、28a、28bにガイドされる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上述の実施の形態では、ビアホール44の径Dを0.4mm程度としたが、これには限られない。ビアホール44の径Dは、0.4mmよりも大きくてもよい。あるいは、ビアホール44の径Dは、例えば0.3mm程度等、0.4mmよりも小さくてもよい。
また、上述の実施の形態では、ビアホール44が、基材41の端子42よりも搬送方向の上流側に形成されていたが、これには限られない。変形例1では、図9に示すように、ビアホール44が、基材41の端子111よりも搬送方向の下流側に形成されている。また、各端子111は、基材41の搬送方向の上流側の端部まで延びている。さらに、走査方向における両端に位置する端子111aは、走査方向における基材41の端部まで延びている。この場合には、基材41の搬送方向における上流側の端部、及び、走査方向における端部が、端子111によって補強される。これにより、基材41が、ガイド面27b、28bに接触したときの衝撃で基材41が破損してしまうのを防止することができる。
変形例1では、端子111が基材41の搬送方向における上流側の端部及び走査方向における端部まで延びていたが、これには限られない。変形例2では、図10に示すように、変形例1において、端子121は、基材41の搬送方向における上流側の端部及び走査方向における端部までは延びていない。また、基材41の上面に、基材41の搬送方向における上流側の端部と、走査方向における両端部とにまたがって延びた、金属層122が配置されている。金属層122は、端子121と同じ金属材料からなる。この場合には、基材41の搬送方向における上流側の端部、及び、走査方向における端部が、金属層122によって補強される。また、金属層122は、印刷などにより端子121と同時に形成することもできる。
また、ビアホール44が基材41の端子111、121よりも搬送方向の下流側に形成されている場合に、基材41の搬送方向における上流側の端部及び走査方向の端部に、端子や金属層が配置されていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、接着剤49の突出部49aが収まるのは、ビアホール44であることには限られない。例えば、ビアホール44が、基材41の搬送方向における端子42よりも下流側に形成されている場合や、IC43が基材41の上面41dに配置され、ビアホール44が必要ない場合などに、基材41の搬送方向における端子42よりも上流側に、ビアホールと別の突出部49aが収まる貫通孔が形成されていてもよい。
また、IC43が、端子42と同じく基材41の上面に配置されている場合等には、基材41に貫通孔は形成されておらず、接着剤49に突出部49aがなくてもよい。
また、走査方向の基材41の長さW1や、1列に配列される端子42の数は、上述の実施の形態と異なっていてもよい。ただし、走査方向の基材41の長さW1が7.0mm以下で、且つ、4つ以上の端子42が走査方向に1列に配列されている場合には、端子26と端子42との位置ずれによる、端子26と端子42との接触不良が生じる可能性が高い。そのため、基材41の長さW1及び端子42の数が上記の範囲にある場合には、上述の実施の形態と同様に、端子26と端子42との位置ずれに関わる部分の数を極力少なくして、端子26と端子42の位置ずれを極力小さくする意義は特に大きい。
また、端子42が複数設けられる場合に、これらの端子42が走査方向に1列に配列されていることにも限られない。これら複数の端子42は、走査方向に2列以上に配列されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、供給孔33が、カートリッジ本体31の搬送方向における上流側の端部の下側の部分に設けられていたのに対して、基板32が、カートリッジ本体31の上面31bに取り付けられていたが、これには限られない。例えば、基板32が、カートリッジ本体31の下面や走査方向における側面に取り付けられていてもよい。
また、上述の実施の形態では、アール部41aが、張出部41bの角41b1と、張出部41cの角41c1とを結ぶ直線L1からはみ出し、且つ、アール部41aの、角41b1を通る接線L2の搬送方向に対する傾斜角度θ2が、ガイド面27b、28bの搬送方向に対する傾斜角度θ1よりも小さくなっていたが、これには限られない。アール部41aは、直線L1からはみ出していなくてもよい。また、接線L2の搬送方向に対する傾斜角度θ2が、ガイド面27b、28bの搬送方向に対する傾斜角度θ1以上であってもよい。
これらの場合でも、板状部材60を切断して複数の基板32に分割したときに、基材41にバリ部72、73(図8(b)、(c)参照)ができてしまうのを防止することができる。なお、これらの場合には、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際に、基材41の、張出部41bの角41b1や、張出部41cの角41c1が最初にガイド面27b、28bに接触することがある。しかしながら、基材41にアール部41aが形成されていない場合と比較すれば、基材41が案内面27b、28bに接触したときの衝撃による基材41の破損は起こりにくい。
また、上述の実施の形態では、基材41の矩形の4つの角に対応する部分全てにアール部41aが形成されていたが、これには限られない。基材41の矩形の4つの角に対応する部分のうち、搬送方向における上流側の2つの角に対応する部分にのみアール部41aが形成されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、基材41の矩形の角に対応する部分が、アールがつけられたアール部41aとなるように面取りされていたが、これには限られない。基材41の矩形の角に対応する部分が、直線的に面取りされた面取部となっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、基材41が張出部41b、41cを有していたが、張出部41b、41cはなくてもよい。例えば、上述の実施の形態で、板状部材60を切断して複数の基板32に分割した後に、各基板32において、張出部41b、41cを研磨して除去する等してもよい。
また、上述の実施の形態では、基板収容空間25の走査方向における壁面が、搬送方向と平行に延びたガイド面27a、28aと、搬送方向に対して傾斜したガイド面27b、28bとを有するものであったが、これには限られない。
変形例3では、図11(a)に示すように、コネクタ130において、基板収容空間131の走査方向における右側の壁面が、搬送方向と平行なガイド面132によってのみ形成され、左側の壁面が搬送方向と平行なガイド面132によってのみ形成されている。この場合でも、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ6に装着する際に、インクカートリッジ30を、基材41の搬送方向における上流側の端部がガイド面132と133との間にくるように位置合わせしたうえで、インクカートリッジ30を搬送方向の上流側に押し込めば、基板32は、基材41の走査方向における両端部がガイド面132、133にガイドされつつ、搬送方向の上流側に移動し、基板32が基板収容空間131に収容される。
また、変形例4では、図11(b)に示すように、コネクタ140において、基板収容空間141の走査方向の右側の壁面が、搬送方向の上流側にいくほど走査方向の右側に位置するように搬送方向に対してθ1だけ傾斜したガイド面142によってのみ形成されている。また、基板収容空間141の走査方向の左側の壁面が、搬送方向の上流側にいくほど走査方向の左側に位置するように搬送方向に対してθ1だけ傾斜したガイド面143によってのみ形成されている。この場合には、インクカートリッジ30が傾いた状態でカートリッジホルダ6に挿入されたときに、上述の実施の形態と同様、基材41の搬送方向における上流側のアール部41aが、ガイド面142又はガイド面143にガイドされつつ、搬送方向の上流側に移動し、インクカートリッジ30の傾きが解消される。
また、上述の実施の形態では、基材41が、走査方向と平行な二辺と、搬送方向と平行な二辺とによって構成される略矩形の部材であったが、これには限られない。基材は、搬送方向における上流側の端部を形成する、走査方向に延びた辺と、この辺と接続され、走査方向と交差する方向に延びた別の辺とを有する、矩形以外の形状を有し、これら2つの辺の間の角となる部分が面取りされたものであってもよい。なお、この場合には、走査方向に延びた辺が本発明の第1の辺に相当し、上記別の辺が本発明の第2の辺に相当する。
また、上述の実施の形態では、基材41の矩形の角に対応する部分が、面取りされていたが、基材41の矩形の角に対応する部分は面取りされていなくてもよい。基材が角となる部分を有する矩形以外の形状の部材である場合も同様である。さらには、基材は、搬送方向における上流側の端部に角となる部分を有するものであることにも限られない。例えば、基材は、円形や楕円形など角となる部分のない形状のものであってもよい。この場合には、例えば、コネクタに設けるガイド面を、上記円や楕円に対応した曲面とするなどすれば、基材の走査方向における端部をガイドすることができる。
また、上述の実施の形態では、端子26が形成されたコネクタ24にガイド面27a、27b、28a、28bが設けられていたが、これには限られない。例えば、カートリッジ収容空間21の上側の壁面21bに、ガイド面を形成するための突出部が形成されているなど、カートリッジホルダ6の、コネクタ24以外の部分にガイド面が設けられていてもよい。
この場合でも、インクカートリッジ30の基板32以外の部分が、カートリッジホルダ6のコネクタ24以外の部分に設けられたガイド面などによってガイドされる場合と比較すれば、端子26と端子42との位置ずれに関わる部分の数を少なくして、端子26と端子42との位置ずれを小さくすることができる。
また、取付位置規定部の構成は、上述の実施の形態ものには限られない。例えば、取付位置規定部36において、走査方向における部分36cの長さがが上述の実施の形態よりも短く、部分36cの走査方向における端部が、部分36a、36bから離れていてもよい。あるいは、取付位置規定部36において、部分36a、36bのうち片方の部分はなくてもよい。さらには、取付位置規定部は、基材41の走査方向における端部のうち搬送方向における上流側の部分と、搬送方向における上流側の端部を露出させつつ、カートリッジ本体31の上面31bにおける基板32の位置を規定する別の構造を有するものであってもよい。
また、上述の実施の形態では、基材41がガイド面27a、28aに直接挟まれることによってコネクタ24に固定されるようになっているが、例えば、ガイド面27a、28aの少なくとも片方に、基板収容空間25に収容された基板32を、走査方向の内側に付勢する板バネなどを設けて、基材41を固定する力を強くしてもよい。
また、上述実施の形態では、基板32の製造時に板状部材60に形成する貫通孔62において、直線部61b、61cによって曲線部62a同士が接続されていたが、これには限られない。貫通孔62の縁の、曲線部62a同士を接続する部分は、曲線状に延びていてもよい。
また、上述の実施の形態では、半導体基板の切断などに用いられるダイシングブレードで板状部材60を切断することによって、複数の基板32に分割したが、別の方法によって板状部材60を複数の基板32に分割してもよい。
また、以上の例では、インクカートリッジから供給されたインクを吐出することによって印刷を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。インク以外の印刷流体が貯留された印刷流体カートリッジが装着され、インク以外の印刷流体を用いて印刷を行う印刷装置に本発明を適用することも可能である。さらに、本発明の面取部と張出部とを有する基板、及び、本発明の基板の製造方法については、印刷流体カートリッジ以外の装置に取り付けられる基板に適用することも可能である。
1 プリンタ
24、130、140 コネクタ
26 端子
27a、27b、28a、28b、132、133、142、143 ガイド面
30 インクカートリッジ
31 カートリッジ本体
31a インク貯留室
32 基板
33 インク供給孔
36 取付位置規定部
41a アール部
41b、41c 張出部
42、111、121 端子
43 IC
44 ビアホール
45 導電性材料
122 金属層

Claims (14)

  1. 印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、
    前記基板の前記第2方向における端部のうち、前記第1方向における前記一方側の部分が、前記露出端部であり、
    前記カートリッジ本体に設けられ、前記基板の前記第1方向における他方側の端部と接触する第1接触部と、前記基板の、前記基板の前記第2方向における端部のうち、前記露出端部よりも、前記第1方向における他方側の部分と接触する第2接触部とをさらに備えていることを特徴とする印刷流体カートリッジ。
  2. 印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、
    前記基板は、前記第1方向に延びた二辺と、前記第2方向に延びた二辺とを有する矩形の部材であり、
    前記矩形の各角に対応する部分に設けられ、面取りされた面取部と、
    前記矩形の前記第1方向と平行な二辺に対応する部分に設けられ、これら二辺の前記面取部を除いた部分の全長にわたって前記第1方向に延び、前記面取部よりも前記第2方向に張り出した第1張出部と、
    前記矩形の前記第2方向と平行な二辺に対応する部分に設けられ、これら二辺の前記面取部を除いた部分の全長にわたって前記第2方向に延び、前記面取部よりも前記第1方向に張り出した第2張出部と、を有し、
    前記ガイド面は、前記印刷装置に前記印刷流体カートリッジが装着された状態で、前記第1方向における他方側にいくほど前記第2方向の外側に位置するように前記第1方向に対して傾いた傾斜面を有するものであって、
    前記面取部は、アールがつけられたアール部であり、
    前記アール部が、前記第1張出部の先端の角と前記第2張出部の先端の角とを結ぶ直線よりも外側にはみ出し、且つ、
    前記アール部の、前記第1張出部の先端の角を通る接線の、前記第1方向に対する傾斜角度が、前記傾斜面の前記第1方向に対する傾斜角度よりも小さいことを特徴とする印刷流体カートリッジ。
  3. 印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、
    前記供給孔は、前記カートリッジ本体の前記第1方向における前記一方側の端部のうち、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向における、前記基板と反対側の部分に設けられていることを特徴とする印刷流体カートリッジ。
  4. 印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、
    前記基板は、接着剤で前記カートリッジ本体に接着され、
    前記基板は、前記第1方向における前記端子よりも前記一方側の部分に、貫通孔が形成され、
    前記接着剤が前記カートリッジ本体から前記基板側に向けて突出した突出部を有し、前記突出部が前記貫通孔の内部に収まっており、
    前記露出端部の少なくとも一部分と、前記貫通孔とは、前記第1方向における同じ位置に配置されていることを特徴とする印刷流体カートリッジ。
  5. 前記ICは、前記基板の、前記端子と反対側の面に取り付けられ、
    前記貫通孔は、壁面に導電性材料が形成され、前記端子と前記ICとを導通させるビアホールであることを特徴とする請求項4に記載の印刷流体カートリッジ。
  6. 前記貫通孔の径が0.4mm以上であることを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷流体カートリッジ。
  7. 印刷装置に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記印刷装置に設けられたガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、
    前記端子と同じ材料で形成された金属層が、前記露出端部まで延びており、
    前記露出端部の少なくとも一部分と、前記金属層とは、前記第1方向における同じ位置に配置されており、
    前記金属層は、前記基板の前記第1方向における前記一方側の端部と、前記基板の前記第2方向における両端部とにまたがって延びていることを特徴とする印刷流体カートリッジ。
  8. 前記基板の前記第2方向における端部のうち、前記第1方向における前記一方側の部分が、前記露出端部であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  9. 前記基板は、
    前記第1方向における前記一方側の端部を形成する、前記第2方向に沿って延びた第1の辺と、前記第1の辺と接続され、前記第1の辺と交差する方向に延びた第2の辺と、を有する形状の部材であり、
    前記第1の辺と前記第2の辺との間の部分は、前記印刷装置への装着時に前記ガイド面にガイドされるように露出しており、且つ、面取りされた面取部となっていることを特徴とする請求項1、3〜8のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  10. 前記基板の前記第2方向における端面の表面粗さが、前記面取部の表面粗さよりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の印刷流体カートリッジ。
  11. 前記基板は、
    前記第2方向の長さが7.0mm以下であり、
    前記第2方向に1列に配列される4つ以上の前記端子を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  12. 前記基板の前記第2方向における端面が、ダイシングブレードによる切断面であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  13. 印刷流体カートリッジと、
    前記印刷流体カートリッジが装着された印刷装置と、を備え、
    前記印刷装置は、
    第1端子と、
    前記印刷流体カートリッジをガイドするガイド面を備え、
    前記印刷流体カートリッジは、
    印刷流体を貯留する貯留室と、所定の第1方向における一方側に設けられ、前記貯留室に貯留された印刷流体を外部へ供給する供給孔と、を有するカートリッジ本体と、
    ICが取り付けられ、前記第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に平行な表面に前記ICと接続された第2端子が形成された基板と、を備え、
    前記基板は前記第2方向における端部の少なくとも一部が、前記印刷装置への装着時に前記ガイド面にガイドされる露出した露出端部であり、且つ、
    前記基板の前記第2方向における端部のうち、前記第1方向における前記一方側の部分が、前記露出端部であり、
    前記カートリッジ本体に設けられ、前記基板の前記第1方向における他方側の端部と接触する第1接触部と、前記基板の、前記基板の前記第2方向における端部のうち、前記露出端部よりも、前記第1方向における他方側の部分と接触する第2接触部とをさらに備えていることを特徴とする印刷システム。
  14. 前記印刷装置は、
    前記印刷流体カートリッジが収容されるカートリッジ収容空間を有するカートリッジ収容部材と、
    前記カートリッジ収容空間の壁面に取り付けられ、前記第1端子を保持する保持部材と、を備え、
    前記保持部材に前記ガイド面が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の印刷システム。

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