JP6625913B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者が携帯する携帯機の認証結果と、利用者の所定動作を検出する動作検出センサの検出結果とに基づいて、車載装置を制御する車両制御装置に関する。
車両の防犯性と利用者の利便性などを向上するため、利用者が携帯する携帯機に対して無線信号を送受信し、該無線信号に基づいて車載装置を制御する車両制御装置がある(たとえば、特許文献1、2)。
特許文献1、2では、ドアハンドルへの利用者の接触をセンサ(またはスイッチ)により検出すると、車両制御装置が携帯機へ応答要求信号を間欠的に送信する。応答要求信号が携帯機で受信されると、携帯機が応答信号を返信する。車両制御装置は、携帯機から返信された応答信号を受信すると、該応答信号に含まれる携帯機のIDコードと、予め記憶された車両のIDコードとを照合する。そして、両IDコードが一致すると、車両制御装置は、携帯機の認証が成功したと判断し、ドアロック装置を制御して、ドアを施錠・解錠したり、スタータモータを駆動して、エンジンを始動したりする。
また、上記の携帯機の認証結果と、利用者の所定動作(ジェスチャ)を検出する動作検出センサの検出結果とに基づいて、別の車載装置を制御する車両制御装置もある(たとえば、特許文献3)。
特許文献3では、動作検出センサとして、車両の下部のドア近傍に足部検出センサが設置されている。足部検出センサは、電波または赤外線の信号を車両下方に発信していて、利用者の足などが車体と地面との間に入れられる動作を検出する。そして、足部検出センサにより利用者の足部の動作が検出され、かつ前述した携帯機の認証が成功すると、車両制御装置がドア開閉装置を制御して、ドアを開作動・閉作動する。これにより、利用者が手で携帯機の操作やドアハンドルへの接触を行わなくても、ドアが開いたり閉じたりして、車両に対する乗車や降車が可能になるので、利用者の利便性が一層向上される。
ところで、車両制御装置と携帯機との間で無線信号を中継可能な中継器を用いて、遠方にある携帯機が車両の近傍にあるかのように偽装する不正な通信行為が行われることがある。この不正な通信行為は、リレーアタックと呼ばれている。リレーアタックにより、車両の所有者でない第三者が、車両のドアの解錠もしくは開放、またはエンジンの始動を行い、窃盗などの犯罪を行うおそれがある。
そこで、リレーアタックの対策として、特許文献1では、車両制御装置において、携帯機の認証が成功しなかったドアハンドルの接触回数が所定数以上になると、リレーアタックとみなして、操作を無効化する処理が行われる。この操作無効化処理により、ドアハンドルへの接触を検出しても、応答要求信号が携帯機へ送信されないので、ドアが解錠されることはない。
また、利用者の接触を検出するセンサなどは、ドアハンドルの近傍で露出しているため、第三者のイタズラによっても作動するおそれがある。この場合でも、車両制御装置から携帯機へ応答要求信号が送信されるため、電源である車両のバッテリの電力を無駄に消費してしまう。
そこで、イタズラの対策として、特許文献2では、車両制御装置において、携帯機のIDコードと車両のIDコードの不一致が所定時間内に所定回数検出されると、ホーンにより警告が行われ、携帯機への応答要求信号の送信が一定時間禁止される。
一方、特許文献3では、消費電力の低減対策として、車両制御装置において、応答要求信号の間欠的な送信中に、携帯機の認証に成功すると、動作検出センサを作動可能な状態にし、一定時間が経過すると、応答要求信号の間欠的な送信を停止する。
ところで、利用者の所定動作を検出する動作検出センサにあっては、動きを伴う動作を確実に検出するために、その検出範囲を広くしなければならないので、たとえばドアハンドルへの接触を検出するセンサのような、近距離で検出対象を検出するセンサに比べて、消費電力が大きくなる。
また、動作検出センサは、リレーアタックやイタズラのような、第三者が意図して行う動作によって作動するばかりでなく、検出範囲が広いことから、第三者が意図しないで行う動作によっても作動することがある。たとえば、特許文献3のような足部検出センサの場合、悪意の第三者がリレーアタックやイタズラを目的として、意図的に車体と地面との間に足を入れた場合のほか、悪意でない第三者や正規の利用者が、車両の脇を通過する際や、車両の洗車・整備を行う際などに、たまたま車体と地面との間に足を無意識で入れてしまった場合も、足部検出センサは足の動作を検出する。
このように、動作検出センサは、リレーアタックやイタズラのような意図的な動作だけでなく、意図しない動作によっても作動するので、いずれの場合も、無駄に電力が消費されてしまうとともに、動作検出センサの作動により無線通信部や認証部も作動するので、これらにおいても無駄に電力が消費されてしまう。
特開2012−36582号公報 特開平7−189538号公報 特開2005−133529号公報
本発明の課題は、動作検出センサに対して、意図した動作と意図しない動作のいずれが行われた場合でも、無駄に消費される電力を低減することができる車両制御装置を提供することである。
本発明による車両制御装置は、利用者が携帯する携帯機と無線通信を行う無線通信部と、無線通信部により携帯機と通信した無線信号に基づいて携帯機の認証を行う認証部と、利用者の所定動作を検出する動作検出センサと、動作検出センサが所定動作を検出し、かつ認証部による携帯機の認証が成功すると、車両に搭載された車載装置を制御する制御部とを備える。そして、制御部は、動作検出センサが所定動作を検出しても、所定時間内に認証部による携帯機の認証が成功しなければ、動作検出センサで検出された所定動作を無視し、無視した所定動作の検出回数が所定回数に達すると、動作検出センサを無効化し、動作検出センサを無効化した後、他の車載装置の制御のために認証部による携帯機の認証が成功すると、動作検出センサを有効化する。
上記によると、動作検出センサに対する、第三者のリレーアタックやイタズラによる意図した動作、または利用者や第三者の意図しない動作により、動作検出センサが所定動作を検出しても、所定時間内に認証部による携帯機の認証が成功しなければ、検出された所定動作が制御部で無視される。そして、無視された所定動作の検出回数が所定回数に達すると、動作検出センサが無効化される。このため、以降は、動作検出センサで利用者の所定動作を検出しないので、動作検出センサで消費される電力を低減することができる。また、動作検出センサによる利用者の所定動作の検出に伴って行われていた、無線通信部の無線通信動作と認証部の認証動作とが、動作検出センサの無効化により行われなくなるので、無線通信部や認証部で消費される電力も低減することができる。従って、動作検出センサ6に対して、意図した動作と意図しない動作のいずれが行われた場合でも、動作検出センサと無線通信部と認証部とで無駄に消費される電力を低減することが可能となる。
本発明では、上記車両制御装置において、制御部は、動作検出センサを無効化するとともに、動作検出センサによる所定動作の検出に伴って行われていた、無線通信部の無線通信動作と認証部の認証動作とを停止してもよい。
また、本発明では、上記車両制御装置において、制御部は、動作検出センサを無効化した後、他の車載装置の制御のための認証が成功することなく、所定の無効化時間が経過すると、動作検出センサを有効化してもよい。
また、本発明では、上記車両制御装置において、無視された所定動作の検出回数が所定回数に達すると警告を行う警告部をさらに備えてもよい。
また、本発明では、上記車両制御装置において、制御部は、無視した所定動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間を計測し、該経過時間に応じて動作検出センサを無効化する無効化時間を設定してもよい。
さらに、本発明では、上記車両制御装置において、動作検出センサは、車両のドアの外側下方に設置され、利用者の足部の所定動作を非接触で検出し、制御部は、車載装置として、車両のドアを開閉するためのドア開閉装置を制御してもよい。
本発明によれば、動作検出センサに対して、意図した動作と意図しない動作のいずれが行われた場合でも、無駄に消費される電力を低減することができる車両制御装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態による車両制御装置の構成図である。 図1の車両を示した図である。 図1の車両制御装置の動作検出無効化処理の手順を示したフローチャートである。 図1の車両制御装置の動作検出有効化処理の手順を示したフローチャートである。 図1の車両制御装置の無効化時間設定処理の手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、実施形態による車両制御装置10の構成を、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、車両制御装置10の構成図である。図2は、車両制御装置10が搭載された車両30を示した図である。図2では、車両30を上方から見た状態を示している。
図1に示すように、車両制御装置10は、携帯機20、スイッチ11、12、および車載装置13〜19とともに、車両制御システム100を構成している。このうち、携帯機20は、車両30の利用者により携帯され、その他の各部10〜19は、車両30に搭載されている。
図2に示すように、車両30は、自動四輪車から成る。車両30には、運転席のドア31、助手席のドア32、左右後部座席に対して乗降車するための左右スライドドア33、34、および後部の荷台に対して荷物を搬入出するためのバックドア35が設けられている。そのうち、運転席のドア31と助手席のドア32は、手動でしか開閉されないが、スライドドア33、34とバックドア35は、手動だけでなく、自動でも開閉される。
図1に示すように、車両制御装置10は、制御部1、無線通信部5、および動作検出センサ6を備えている。制御部1は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部1には、後述する認証部1aと警告部1bが設けられている。
無線通信部5は、車室外LF(Low Frequency;長波)送信部2、車室内LF送信部3、および車載UHF(Ultra High Frequency;極超短波)受信部4から構成されている。
車室外LF送信部2は、車両30に複数設置されている。そのうち、車室外LF送信部2(DR)は、車両30の運転席近傍に設置されている。車室外LF送信部2(AS)は、車両30の助手席近傍に設置されている。車室外LF送信部2(BD)は、車両30の後部に設置されている。各車室外LF送信部2は、LF送信アンテナ2aと送信用信号処理部(図示省略)などから構成されている。
本例では、図2に示すように、車室外LF送信部2(DR)のLF送信アンテナ2a(DR)は、車両30の右側面(運転席のドア31の外側面)に設置されている。車室外LF送信部2(AS)のLF送信アンテナ2a(AS)は、車両30の左側面(助手席のドア32の外側面)に設置されている。車室外LF送信部2(BD)のLF送信アンテナ2a(BD)は、車両30の後面(バックドア35の外側面)に設置されている。各車室外LF送信部2は、送信用信号処理部で生成したLF信号を、LF送信アンテナ2aから車室外にある携帯機20へ送信する。
図1の車室内LF送信部3は、LF送信アンテナ3aと送信用信号処理部(図示省略)などから構成されている。車室内LF送信部3は、車両30の車室内に少なくとも1つ設置されている(図示省略)。車室内LF送信部3は、送信用信号処理部で生成したLF信号を、LF送信アンテナ3aから車室内にある携帯機20へ送信する。
車載UHF受信部4は、UHF受信アンテナ4aと受信用信号処理部(図示省略)などから構成されている。車載UHF受信部4は、たとえば車両30の車室内に、少なくとも1つ設置されている。車載UHF受信部4は、携帯機20から送信されたUHF信号を、UHF受信アンテナ4aと受信用信号処理部により受信する。
車室外LF送信部2と車室内LF送信部3が送信するLF信号には、携帯機20に対する応答要求信号が含まれる。車載UHF受信部4が受信するUHF信号には、携帯機20から送信された応答信号と遠隔操作信号が含まれる。
制御部1は、無線通信部5のLF送信部2、3と車載UHF受信部4を制御して、携帯機20と無線通信し、携帯機20に対して信号や情報の送受信を行う。
動作検出センサ6は、静電容量式の近接センサから成り、車両30のシャーシなどに複数設置されている。本例では、図2に示すように、動作検出センサ6(R)が、右側スライドドア33の外側下方に設置されている。動作検出センサ6(L)は、左側スライドドア34の外側下方に設置されている。動作検出センサ6(R)、6(L)に備わる複数の電極6aは、車両30の前後方向に所定の間隔で配列されている。動作検出センサ6(B)は、バックドア35の外側下方に設置されている。動作検出センサ6(B)に備わる複数の電極6aは、車両30の左右方向に所定の間隔で配列されている。
各動作検出センサ6は、各電極6aの出力信号に基づいて、各ドア33〜35の開作動または閉作動を要求する利用者による足部の所定動作(ジェスチャ)を非接触で検出する。本例では、所定動作は、利用者が各ドア33〜35の開作動または閉作動を要求する際に行う足部のキック動作であって、たとえば、電極6aと地面との間に対して行われる、足部の挿入・抜去動作や、足部の前後方向または左右方向への振り動作などが含まれる。
図2に示すキック検出領域44は、各動作検出センサ6が利用者のキック動作を検出可能な範囲である。すなわち、利用者がいずれかのキック検出領域44でキック動作を行うことで、該キック動作が対応する動作検出センサ6により検出される。
図1に示すように、パッシブリクエストスイッチ11、電源スイッチ12、ドアロック装置13、ドア開閉装置14、エンジン装置15、ウェルカム装置16、バッテリ17、車両側ECU(電子制御装置)18、および警報装置19は、それぞれ車両制御装置10に電気的に接続されている。
パッシブリクエストスイッチ11は、車両30のドア31〜35を施解・解錠するためのスイッチであり、利用者の手の接近または接触によってオンする。このパッシブリクエストスイッチ11は、図2に示すように、車両30の外面に複数設置されている。
本例では、パッシブリクエストスイッチ11(DR)は、運転席のドア31の外ノブ(外側面)に設置されている。パッシブリクエストスイッチ11(AS)は、助手席のドア32の外ノブ(外側面)に設置されている。パッシブリクエストスイッチ11(BD)は、バックドア35の外ノブ(外側面)に設置されている。
図1の電源スイッチ12は、車両30の車室内の運転席の近傍に設置されている。電源スイッチ12は、エンジンを始動・停止するために操作される。制御部1は、各スイッチ11、12からの出力信号に基づいて、各スイッチ11、12の操作状態を検出する。
ドアロック装置13は、車両30の各ドア31〜35をそれぞれ施錠・解錠する機構と、該機構の駆動回路から成る。ドア開閉装置14は、スライドドア33、34とバックドア35をそれぞれ開閉する機構と、該機構の駆動回路から成る。エンジン装置15は、車両30のエンジンを始動するためのスタータモータと、該スタータモータの駆動回路などから成る。
ウェルカム装置16は、利用者を車両30に迎えるLEDなどの照明と、該照明の点灯・消灯を制御する制御回路から成る。その照明は、車両30の各ドア31〜35の外側近傍に設置されている。バッテリ17は、車両30の電源であり、各装置10〜16、18、19に電力を供給する。
車両側ECU18は、車両30に複数設置されていて、車両30の走行系、操作系、および電装系の状態を管理している。警報装置19は、警報音を発生するホーンまたは警報光を発生する照明と、これらを制御する制御回路から構成されている。車両制御装置10の警告部1bは、警報装置19を制御して、ホーンから警報音を発生させたり、照明から警報光を発生させたりして、後述する警告を行う。
携帯機20は、FOBキーから成る。携帯機20は、制御部21、携帯機LF受信部22、携帯機UHF送信部23、および操作スイッチ24を備えている。制御部21は、CPUとメモリなどから構成されている。
携帯機LF受信部22は、LF受信アンテナ22aと受信用信号処理部(図示省略)などから成る。携帯機LF受信部22は、車両制御装置10から送信されたLF信号を、LF受信アンテナ22aを介して受信する。携帯機LF受信部22が受信するLF信号には、前述した応答要求信号が含まれる。
携帯機UHF送信部23は、UHF送信アンテナ23aと送信用信号処理部(図示省略)などから成る。携帯機UHF送信部23は、送信用信号処理部で生成したUHF信号を、UHF送信アンテナ23aから車両制御装置10へ送信する。携帯機UHF送信部23が送信するUHF信号には、前述した応答信号が含まれる。
制御部21は、携帯機LF受信部22と携帯機UHF送信部23を制御して、車両制御装置10と無線通信し、車両制御装置10に対して信号や情報の送受信を行う。
操作スイッチ24は、車両30のドア31〜35を施錠・解錠するために操作される。操作スイッチ24が操作されると、制御部21がその操作に応じた遠隔操作信号を生成し、該遠隔操作信号を携帯機UHF送信部23により車両制御装置10へ送信する。つまり、携帯機LF送信部23が送信するUHF信号には、遠隔操作信号も含まれる。
車両制御装置10と携帯機20との間で行われる無線通信方式には、ポーリング方式、パッシブエントリ方式、またはキーレスエントリ方式がある。
ポーリング方式の場合は、車両制御装置10が車室外LF送信部2により、所定の周期で間欠的に応答要求信号を送信する。携帯機20を携帯した利用者が車両30に接近したことで、応答要求信号が携帯機LF受信部22により受信されると、携帯機20の制御部21が、応答信号を携帯機UHF送信部23により返信する。そして、応答信号が車載UHF受信部4により受信されると、車両制御装置10の制御部1の認証部1aが、応答信号に含まれる携帯機20のIDコードと、予め記憶された車両制御装置10のIDコードとを照合する。ここで、両IDコードが一致して、認証部1aが、携帯機20の認証が成功したと判断すると、制御部1が、応答信号に基づいてウェルカム装置16またはドアロック装置13の制御を実行する。
具体的には、携帯機20を携帯した利用者が、図2に示すウェルカム領域41に進入して、認証部1aで携帯機20の認証が成功した場合は、制御部1がウェルカム装置16を制御して、利用者を車両30に迎えるために、照明を点灯する。この後、携帯機20を携帯した利用者が、図2に示すドア解錠領域42に進入して、認証部1aで携帯機20の認証が成功した場合は、制御部1がドアロック装置13を制御して、ドア31〜35を解錠する。また、携帯機20を携帯した利用者が、ドア解錠領域42から退出して、認証部1aで携帯機20の認証が成功しなくなった場合は、制御部1がドアロック装置13を制御して、ドア31〜35を施錠する。
上記のように、ウェルカム領域41は、ウェルカム装置16が作動する領域である。ドア解錠領域42は、ドアロック装置13が作動する領域である。図2に示すように、ドア解錠領域42はウェルカム領域41に含まれている。
一方、パッシブエントリ方式の場合は、携帯機20を携帯した利用者が車両30に接近して、いずれかのパッシブリクエストスイッチ11がオンすると、車両制御装置10の制御部1が、車室外LF送信部2により応答要求信号を携帯機20へ送信する。この応答要求信号が携帯機LF受信部22により受信されると、携帯機20の制御部21が、応答信号を携帯機UHF送信部23から返信する。この応答信号が車載UHF受信部4により受信されると、車両制御装置10の認証部1aが、応答信号に含まれる携帯機20のIDコードと、車両制御装置10のIDコードとを照合する。そして、両IDコードが一致して、認証部1aが、携帯機20の認証が成功したと判断すると、制御部1が、応答信号に基づいてドアロック装置13を制御して、ドア31〜35を解錠または施錠する。
また、キーレスエントリ方式の場合は、利用者が携帯機20の操作スイッチ24を操作すると、制御部21がその操作に応じた遠隔操作信号を携帯機UHF送信部23により送信する。この遠隔操作信号が車両制御装置10の車載UHF受信部4により受信されると、制御部1は、遠隔操作信号に含まれる携帯機20のIDコードと、車両制御装置10のIDコードとの照合を行う。そして、両IDコードが一致して、認証部1aが、携帯機20の認証が成功したと判断すると、制御部1が、遠隔操作信号に基づいてドアロック装置13を制御して、ドア31〜35を解錠または施錠する。
ドア31〜35の解錠後に、携帯機20を携帯した利用者がいずれかのキック検出領域44(図2)でキック動作を行った際も、車両制御装置10と携帯機20との間で無線通信動作が行われる。具体的には、車両制御装置10の車室外LF送信部2により応答要求信号が送信される。この応答要求信号が携帯機LF受信部22により受信されると、携帯機20の制御部21が、応答信号を携帯機UHF送信部23から返信する。この応答信号が車載UHF受信部4により受信されると、車両制御装置10の認証部1aが、応答信号に含まれる携帯機20のIDコードと、車両制御装置10のIDコードとを照合し、両IDコードが一致すると、携帯機20の認証が成功したと判断する。そして、この携帯機20の認証結果と、いずれかの動作検出センサ6により検出したキック動作とに基づいて、制御部1が、ドア開閉装置14を制御して、対応するドア33〜35を開作動または閉作動させる。図2に示すように、キック検出領域44は、ドア解錠領域42およびウェルカム領域41に含まれている。
携帯機20が車両30の車室内にあるときも、車両制御装置10と携帯機20との間で無線通信動作が行われる。具体的には、たとえば、携帯機20を携帯した利用者が車室内で電源スイッチ12を操作すると、車両制御装置10の制御部1が、車室内LF送信部3および車載UHF受信部4により、携帯機20の携帯機LF受信部22および携帯機UHF送信部23と通信して、車両制御装置10のIDコードと携帯機20のIDコードとの照合を行う。そして、両IDコードが一致して、認証部1aが、携帯機20の認証が成功したと判断すると、制御部1が、エンジン装置15を制御して、車両30のエンジンを始動する。
ところで、動作検出センサ6では、利用者のキック動作を検出し易くするために、その検出範囲をある程度拡げなければならない。この動作検出センサ6の検出範囲は、たとえばパッシブリクエストスイッチ11のような、近接する検出対象(手など)を検出する近距離検出センサの検出範囲より広くなっている。このため、近距離検出センサの消費電力より、動作検出センサ6の消費電力の方が大きい。
制御部1は、消費電力を低減するため、後述するように動作検出センサ6を無効化する一方、利用者の利便性のため、後述するように動作検出センサ6を有効化する。
本例では、動作検出センサ6を有効化するとは、利用者のキック動作を検出可能なように、動作検出センサ6を稼働させることである。また、動作検出センサ6を無効化するとは、利用者のキック動作を検出しないように、動作検出センサ6を休止させることである。無効化されたときの動作検出センサ6の消費電力は、有効化されたときの動作検出センサ6の消費電力より、極めて小さい(またはほぼゼロである)。
次に、車両制御装置10の動作を、図3〜図5を参照しながら説明する。
図3は、車両制御装置10の動作検出無効化処理の手順を示したフローチャートである。本例では、各動作検出センサ6が有効状態にあることを前提とする。
まず、有効状態にある動作検出センサ6のいずれかがキック動作を検出すると(図3のステップS1:YES)、車両制御装置10の制御部1は、車室外LF送信部2によりポーリング方式で応答要求信号を送信する(図3のステップS2)。すなわち、各車室外LF送信部2から携帯機20に対して応答要求信号を所定の周期で間欠的に送信し続ける。
車室外LF送信部2により送信された応答要求信号が携帯機LF受信部22により受信されると、携帯機20の制御部21が、応答信号を携帯機UHF送信部23により返信する。
車室外LF送信部2で応答要求信号の送信を開始してから所定時間が経過するまでに(図3のステップS5:NO)、携帯機20からの応答信号が車載UHF受信部4により受信されると(図3のステップS3:YES)、認証部1aが、応答信号に含まれる携帯機20のIDコードと、車両制御装置10のIDコードとを照合し、該照合結果に基づいて携帯機20の認証を行う(図3のステップS4)。
その結果、携帯機20のIDコードと車両制御装置10のIDコードとが一致して、認証部1aが、携帯機20の認証が成功したと判断すると(図3のステップS4:YES)、制御部1が、動作検出センサ6により検出したキック動作に基づいて、ドア開閉装置14を制御して、対応するドア33〜35を開作動または閉作動させる(図3のステップS10a)。
一方、車載UHF受信部4により応答信号を受信することなく(図3のステップS3:NO)、所定時間が経過すると(図3のステップS5:YES)、制御部1は、動作検出センサ6により検出したキック動作を無視して、該無視したキック動作の動作検出センサ6による検出回数をカウントアップする(図3のステップS6)。この場合、動作検出センサ6により検出したキック動作に基づいて、ドア33〜35が開作動および閉作動することはない。なお、無視したキック動作の動作検出センサ6による検出回数は、制御部1の内部メモリに設けたカウンタによりカウントされる。
また、車載UHF受信部4により応答信号を受信しても(図3のステップS3:YES)、該応答信号に含まれる携帯機20のIDコードと、車両制御装置10のIDコードとが一致しなければ、認証部1aは、携帯機20の認証が成功しなかったと判断する(図3のステップS4:NO)。このように、認証部1aによる携帯機20の認証が成功することなく(図3のステップS4:NO)、所定時間が経過した場合(図3のステップS5:YES)、制御部1は、動作検出センサ6により検出したキック動作を無視して、該無視したキック動作の動作検出センサ6による検出回数をカウントアップする(図3のステップS6)。この場合も、動作検出センサ6により検出したキック動作に基づいて、ドア33〜35が開作動および閉作動することはない。
次に、制御部1は、上記のように無視したキック動作の検出回数が、所定回数に達したか否かを確認する(図3のステップS7)。本例では、その所定回数は、2回以上の回数に設定されている。無視したキック動作の検出回数が所定回数に達していなければ(図3のステップS7:NO)、制御部1は、再び動作検出センサ6によりキック動作が検出されるのを待つ(図3のステップS1)。
そして、図3のステップS1〜S7を繰り返すことにより、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達すると(図3のステップS7:YES)、制御部1は、動作検出センサ6の無効化処理を実行する(図3のステップS8)。このとき、制御部1は、各動作検出センサ6を無効化するとともに、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴って行われていた、無線通信部5の無線通信動作(図3のステップS2およびステップS3)と、認証部1aの認証動作(図3のステップS4)とを停止する。
なお、図3のステップS8では、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴う、無線通信部5の無線通信動作と認証部1aの認証動作とが停止されるだけである。よって、前述したウェルカム領域41やドア解錠領域42に対する携帯機20の入出、または前述したエンジンの始動に伴う、無線通信部5の無線通信動作と認証部1aの認証動作とが停止されることはない。また、携帯機20の操作スイッチ24の操作に伴う、無線通信部5の無線通信動作と認証部1aの認証動作とが停止されることもない。
また、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達したため(図3のステップS7:YES)、警告部1bが警報装置19を制御して、車両30の近傍にいる利用者または第三者に対する警告を実行する(図3のステップS9)。具体的には、警報装置19に含まれるホーンから警報音を発生させたり、照明から警報光を発生させたりする。これは、動作検出センサ6が無効化されたことを警告したり、意図しないキック動作または悪意やイタズラによる意図したキック動作を止めるように警告したりするために行われる。
上記の警告中または警告後に、制御部1が、無視したキック動作の動作検出センサ6による検出回数をリセットする(図3のステップS10)。
図4は、車両制御装置10の動作検出有効化処理の手順を示したフローチャートである。本例では、各動作検出センサ6が無効状態にあることを前提とする。
まず、車両制御装置10の制御部1は、各動作検出センサ6を無効化してから、予め設定した無効化時間が経過したか否かを確認する(図4のステップS11)。このとき、無効化時間が経過していなければ(図4のステップS11:NO)、制御部1は、ドア開閉装置14以外の車載装置13、15、16の制御のために、認証部1aによる携帯機20の認証が成功したか否かを確認する(図4のステップS12)。
無効化時間が経過するまでに(図4のステップS11:NO)、ポーリング方式、パッシブエントリ方式、またはキーレス方式のいずれかで、ウェルカム装置16、ドアロック装置13、またはエンジン装置15のいずれかを制御するために、認証部1aによる携帯機20の認証が成功すると(図4のステップS12:YES)、制御部1は、動作検出センサ6の有効化処理を実行する(図4のステップS13)。このとき、制御部1は、各動作検出センサ6を有効化するとともに、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴う無線通信部5の無線通信動作と認証部1aの認証動作とを再開する。
また、ドア開閉装置14以外の車載装置13、15、16の制御のために、認証部1aによる携帯機20の認証が成功することなく(図4のステップS12:NO)、無効化時間が経過すると(図4のステップS11:YES)、この場合も、制御部1は、動作検出センサ6の有効化処理を実行する(図4のステップS13)。
図5は、車両制御装置10の無効化時間設定処理の手順を示したフローチャートである。本例では、各動作検出センサ6が有効状態にあることを前提とする。
図5の無効化時間設定処理は、図3の動作検出無効化処理と並行して実行される。図5の無効化時間設定処理では、図4のステップS11で参照する無効化時間が設定(更新)される。図5の無効化時間設定処理で無効化時間が設定される前は、無効化時間は所定の初期値に設定されている。なお、図5のステップS21、S23、S25の処理は、それぞれ、図3のステップS1、S4、S7の処理と同一である。
まず、有効状態にある動作検出センサ6のいずれかによりキック動作を検出すると(図5のステップS21:YES)、車両制御装置10の制御部1は、タイマをスタートする(図5のステップS22)。タイマは、制御部1の内部メモリに設けられていて、キック動作を検出してからの経過時間を計測する。
そして、前述したように、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴う認証部1aによる携帯機20の認証が成功すると(図5のステップS23:YES)、制御部1は、タイマをストップした後リセットする(図5のステップS24)。これにより、タイマの計測時間がクリアされる。また、無効化時間は設定(更新)されない。
一方、認証部1aによる携帯機20の認証が成功しなければ(図5のステップS23:NO)、制御部1は、図3のステップS6でカウントアップされた、無視したキック動作の検出回数を確認する。ここで、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達していると(図5のステップS25:YES)、制御部1は、タイマをストップする(図5のステップS26)。そして、制御部1は、このときのタイマの計測時間、すなわち無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間に応じて、無効化時間を設定(更新)する(図5のステップS27)。この後、制御部1は、タイマをリセットする(図5のステップS28)。
無効化時間は、種々のケースを想定して設定することができる。たとえば、悪意ある第三者が短時間に何度もキック動作を行った場合は、タイマの計測時間が短くなる。この場合を想定して、図5のステップS27では、タイマの計測時間が短い程、無効化時間を長く設定する。これにより、悪意ある第三者の意図したキック動作が動作検出センサ6により検出され難くなり、消費電力が低減される。
また、たとえば、動作検出センサ6の近傍を通行人が何度か通過した場合は、タイマの計測時間が長くなる。この場合を想定して、図5のステップS27では、タイマの計測時間が長い程、無効化時間を短く設定する。これにより、無効化された動作検出センサ6が短時間で有効化されるため、正規利用者の意図したキック動作の検出に影響が及ぶのを回避することができる。
その他、図5のステップS27では、上記以外の種々のケースを想定して、タイマの計測時間が長い程、無効化時間を長く設定したり、タイマの計測時間が短い程、無効化時間を短く設定したりしてもよい。
このように、図5のステップS27でタイマの計測時間に応じた無効化時間が設定されると、該無効化時間が、その後実行される図4の動作検出有効化処理のステップS11で参照される。
以上の実施形態によると、動作検出センサ6に対する、第三者のリレーアタックやイタズラによる意図した動作や、車両30の利用者や第三者の意図しない動作により、動作検出センサ6がキック動作を検出しても、所定時間内に認証部1aによる携帯機20の認証が成功しなければ、検出されたキック動作が車両制御装置10の制御部1で無視される。そして、無視されたキック動作の検出回数が所定回数に達すると、動作検出センサ6が無効化される。このため、以降は、動作検出センサ6で利用者のキック動作を検出しないので、動作検出センサ6で消費される電力を低減することができる。また、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴って行われていた、無線通信部5の携帯機20との無線通信動作と、認証部1aの携帯機20の認証動作とが、動作検出センサ6の無効化により行われなくなるので、無線通信部5や認証部1aで消費される電力も低減することができる。従って、動作検出センサ6に対して、意図した動作と意図しない動作のいずれが行われた場合でも、動作検出センサ6と無線通信部5と認証部1aとで無駄に消費される電力を低減することが可能となる。
また、以上の実施形態では、制御部1が、動作検出センサ6を無効化するとともに、動作検出センサ6によるキック動作の検出に伴って行われていた、無線通信部5の無線通信動作と認証部1aの認証動作とを停止する。このため、動作検出センサ6と無線通信部5と認証部1aとで無駄に消費される電力を確実に低減することが可能となる。
また、以上の実施形態では、制御部1が、動作検出センサ6を無効化した後、無効化時間が経過したときに、動作検出センサ6を有効化する。また、無効化時間が経過する前でも、ドア開閉装置14以外の車載装置13、15、16の制御のために、認証部1aにより携帯機20の認証が成功したときは、制御部1が、動作検出センサ6を即座に有効化する。このため、利用者の意図したキック動作を動作検出センサ6により検出することができる。そして、有効状態の動作検出センサ6によるキック動作の検出に加えて、認証部1aによる携帯機20の認証が成功することで、ドア開閉装置14により、ドア33〜35を開いたり閉じたりすることができる。
また、以上の実施形態では、制御部1が無視したキック動作の検出回数が所定回数に達すると、警告部1bが警報装置19により警告を行う。このため、第三者がリレーアタックやイタズラを目的として、動作検出センサ6に対して意図的にキック動作を行ったり、利用者や第三者が意図せずに動作検出センサ6に足を近づけたりしても、警報装置19による警告でそれらの動作を止めるように促すことができる。また、動作検出センサ6が無効化されたことを、警報装置19による警告で車両30の利用者などに知らせることができる。
さらに、以上の実施形態では、制御部1が、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間をタイマにより計測し、該経過時間に応じて動作検出センサ6を無効化する無効化時間を設定する。つまり、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間に応じて、無効化時間が変更される。このため、たとえば、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間が長い場合に、無効化時間を短く設定して、動作検出センサ6を早く有効状態に戻し、利用者の意図したキック動作を動作検出センサ6により検出することができる。または、たとえば、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間が短い場合に、無効化時間を長く設定して、悪意ある第三者の意図したキック動作を排除しつつ、動作検出センサ6と無線通信部5と認証部1aとで無駄に消費される電力をより低減することができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、複数の動作検出センサ6を同時に有効化または無効化した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。複数の動作検出センサ6の有効化または無効化するタイミングを異ならせてもよい。また、たとえば、携帯機20の認証が成功しないキック動作が行われた動作検出センサ6だけを無効化し、その他の動作検出センサ6を有効状態のままにしてもよい。
また、以上の実施形態では、動作検出センサ6を休止させ続けることで無効化した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、動作検出センサ6を間欠的に休止させて、休止時間を稼働時間より大幅に長くすることで、動作検出センサ6を実質的に無効化させてもよい。
また、以上の実施形態では、動作検出センサ6を無効化する無効化時間を、無視したキック動作の検出回数が所定回数に達するまでの経過時間に応じて変更した例を示したが、無効化時間は一定にしてもよい。
また、以上の実施形態では、動作検出センサ6によりキック動作を検出してから、車両制御装置10と携帯機20とが無線通信して、認証部1aによる携帯機20の認証が行われた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、動作検出センサ6によりキック動作を検出する前に、車両制御装置10と携帯機20とが無線通信して、認証部1aによる携帯機20の認証が行われた結果を、動作検出センサ6によりキック動作を検出した後に参照して、ドアの開閉を実行するか否かを判断してもよい。
また、以上の実施形態では、警報装置19に含まれるホーンから警報音を発生させたり照明から警報光を発生させたりして、警告を行った例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、車両に設けたスピーカから警告音声を発生させたり、車両側ECU18や携帯機20に対して警告信号を発信したりするような、警告を行ってもよい。この場合、たとえば、警告信号を受信した車両側ECU18は、該受信の旨や動作検出センサ6が無効化された旨を保守情報として内部メモリに記憶したり、車載ディスプレイに表示したりする。また、たとえば、警告信号を受信した携帯機20は、該受信の旨や動作検出センサ6が無効化された旨を、携帯機に備わるディスプレイやLEDなどの表示部に表示する。
また、以上の実施形態では、利用者が行う所定動作として足のキック動作を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではない。たとえば、利用者の手の動作や腕の動作などを所定動作として、動作検出センサ6により検出してもよい。
また、以上の実施形態では、動作検出センサ6で利用者のキック動作を検出し、かつ認証部1aで携帯機20の認証が成功した場合に、ドア開閉装置14を制御して、ドア33〜35を開作動・閉作動する例を挙げたが、制御対象は、ドア開閉装置14以外の他の車載装置であってもよい。
さらに、以上の実施形態では、自動四輪車用の車両制御装置10に本発明を適用した例を挙げたが、たとえば自動二輪車や大型自動車などの他の車両用の車両制御装置に対しても、本発明を適用することは可能である。
1 制御部
1a 認証部
1b 警告部
5 無線通信部
6 動作検出センサ
10 車両制御装置
13 ドアロック装置(他の車載装置)
14 ドア開閉装置(車載装置)
15 エンジン装置(他の車載装置)
16 ウェルカム装置(他の車載装置)
20 携帯機
30 車両
33 右側スライドドア
34 左側スライドドア
35 バックドア

Claims (6)

  1. 利用者が携帯する携帯機と無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部により前記携帯機と通信した無線信号に基づいて前記携帯機の認証を行う認証部と、
    前記利用者の所定動作を検出する動作検出センサと、
    前記動作検出センサが前記所定動作を検出し、かつ前記認証部による前記携帯機の認証が成功すると、車両に搭載された車載装置を制御する制御部と、を備えた車両制御装置において、
    前記制御部は、
    前記動作検出センサが前記所定動作を検出しても、所定時間内に前記認証部による前記携帯機の認証が成功しなければ、前記動作検出センサで検出された前記所定動作を無視し、
    前記無視した前記所定動作の検出回数が所定回数に達すると、前記動作検出センサを無効化し、
    前記動作検出センサを無効化した後、他の車載装置の制御のために前記認証部による前記携帯機の認証が成功すると、前記動作検出センサを有効化する、ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記動作検出センサを無効化するとともに、前記動作検出センサによる前記所定動作の検出に伴って行われていた、前記無線通信部の無線通信動作と前記認証部の認証動作とを停止する、ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記動作検出センサを無効化した後、前記他の車載装置の制御のための前記認証が成功することなく、所定の無効化時間が経過すると、前記動作検出センサを有効化する、ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の車両制御装置において、
    無視された前記所定動作の検出回数が所定回数に達すると警告を行う警告部をさらに備えた、ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記無視した前記所定動作の検出回数が前記所定回数に達するまでの経過時間を計測し、該経過時間に応じて前記動作検出センサを無効化する無効化時間を設定する、ことを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の車両制御装置において、
    前記動作検出センサは、前記車両のドアの外側下方に設置され、前記利用者の足部の所定動作を非接触で検出し、
    前記制御部は、前記車載装置として、前記車両のドアを開閉するためのドア開閉装置を制御する、ことを特徴とする車両制御装置。
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