JP6625475B2 - 欠陥検査方法および欠陥検査システム - Google Patents

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Description

本実施の形態は、画像処理技術を用いて撮像画像の欠陥を検査する欠陥検査方法および欠陥検査システムに係り、とりわけ画像における欠陥とノイズとを簡単に区別して真の欠陥を検出する欠陥検査方法および欠陥検査システムに関する。
従来より、被検査物の表面をCCDカメラ等の撮像装置を用いて撮像し、その撮像画像から欠陥を検査する欠陥検査方法として、さまざまな方法が知られている。
しかしながら、いずれの欠陥検査方法も複雑な画像処理を必要とし、かつそれ程鮮明に欠陥を検出することができないという課題がある。
本実施の形態は、このような点を考慮してなされてものであり、簡単な構成で被検査物の欠陥を容易かつ確実に検出することができる欠陥検査方法および欠陥検査システムを提供することを目的とする。
本実施の形態は、被検査物の表面に光を照射する照明工程と、被検査物の表面を撮像して撮像画像を得る撮像工程と、撮像画像の中から欠陥を検出すべき欠陥分布領域と欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域とを抽出するとともに各領域に存在する画素の色成分を赤、緑、青のうち2つの色成分が縦軸および横軸となる二次元散布図上に配置する配置工程と、二次元散布図上で欠陥分布領域を構成する画素とノイズ分布領域を構成する画素とを分割直線により分割する分割工程と、二次元散布図上で分割直線により分割された2つの領域のうち欠陥分布領域側に属する画素を選抜する選抜工程と、選抜工程において選抜された画素を撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめて限定撮像画像を生成する限定工程と、限定撮像画像を用いて欠陥検査を実行する検査実行工程とを備えたことを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、光は白色光であることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、光は異なる2色以上であることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、光は異なる色の第1色光、第2色光、第3色光であることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、第1色光、第2色光、第3色光はそれぞれ赤、緑、青のいずれかであることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、照明工程は被検査物に第1色光、第2色光、第3色光を照射する位置の高さが異なることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、分割直線は、二次元散布図の縦軸をy、横軸をx、aおよびbを実数としたときに、1次式 y=ax+b により表わされることを特徴とする欠陥検査方法である。
本実施の形態は、被検査物の表面に光を照射する照明装置と、被検査物の表面を撮像して撮像画像を得る撮像装置と、撮像装置からの撮像画像に対して画像処理を施して、欠陥検査を行う欠陥検査装置とを備え、欠陥検査装置は撮像画像の中から欠陥を検出すべき欠陥分布領域と欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域とを抽出するとともに各領域に存在する画素の色成分を赤、緑、青のうち2つの色成分が縦軸および横軸となる二次元散布図上に配置する配置部と、二次元散布図上で欠陥分布領域を構成する画素とノイズ分布領域を構成する画素とを分割直線により分割する分割部と、二次元散布図上で分割直線により分割された2つの領域のうち欠陥分布領域側に属する画素を選抜する選抜部と、選抜工程において選抜された画素を撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめて限定撮像画像を生成する限定部と、限定撮像画像を用いて欠陥検査を実行する検査実行部とを備えたことを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、光は白色光であることを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、光は異なる2色以上であることを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、光は異なる色の第1色光、第2色光、第3色光であることを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、第1色光、第2色光、第3色光はそれぞれ赤、緑、青のいずれかであることを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、照明工程は被検査物に第1色光、第2色光、第3色光を照射する位置の高さが異なることを特徴とする欠陥検査システムである。
本実施の形態は、分割直線は、二次元散布図の縦軸をy、横軸をx、aおよびbを実数としたときに、1次式 y=ax+b により表わされることを特徴とする欠陥検査システムである。
以上のように本実施の形態によれば、簡単な構成で被検査物の欠陥を容易かつ確実に検出することができる。
図1は本実施の形態による欠陥検査方法のフローチャート。 図2(a)(b)(c)は本実施の形態の原理の説明図。 図3は本実施の形態の原理の説明図。 図4は本実施の形態の原理の説明図。 図5は本実施の形態の原理の説明図。 図6はチップ形電子部品の斜視図。 図7(a)(b)はチップ形電子部品に照明光を照射する照明装置およびチップ形電子部品の表面を撮像する撮像装置の説明図。 図8は比較例1による欠陥検査方法のフローチャート。 図9(a)(b)(c)(d)は撮像画像から赤画像、緑画像、青画像を得るための説明図。 図10(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)(h)(i)は比較例1の欠陥検査方法における画像処理の説明図。 図11(a)(b)はチップ形電子部品に照明光を照射する照明装置およびそれを用いてチップ形電子部品の撮像画像を得るための説明図。 図12は比較例2の欠陥検査方法における画像処理の説明図。 図13は比較例3の欠陥検査方法における画像処理の説明図。
<実施の形態>
以下、図面を参照して欠陥検査方法および欠陥検査システムの実施の形態について説明する。まず検査対象とする被検査物としてのチップ形電子部品(以下「ワーク」とも言う)について図6により説明する。図6に示すように、ワークWは6面体形状をもち、絶縁体からなる本体Wdと、本体Wdの長手方向の両端部に形成された導電体からなる電極Wa、Wbとを有している。
本体Wd内部には抵抗やコンデンサ等の素子が形成されており、素子と外部回路との接続は電極Wa、Wbを外部回路に接続することにより行われる。
次にこのワークWの表面に対する欠陥検査方法について説明する。まずワークWに照明光としての白色光を照射して、その表面を撮像する。
照明光を照射する照明装置およびワークの表面を撮像する撮像装置を図7に示す。ここで図7(a)は照明装置を下面から見た斜視図であり、また図7(b)は、照明装置および撮像装置を使用してワークの表面を撮像する様子を示す側面図である。
図7(a)において、照明装置10aは半球形状に形成されたフレーム1を有し、このフレーム1の半球の中心側は平面に形成された下面1dを有している。そして、下面1dから見てフレーム1の内側となる半球内部には、フレーム1の外形と同様の半球形状の内部凹面1sが形成されている。またフレーム1には、半球の中心側すなわち下面1dに開口する大開口部1bが形成されている。また、大開口部1b側からフレーム1の内部凹面1sを見たとき、円形のフレーム1の中心部には、大開口部1bよりも直径が短い円形の小開口部1nがフレーム1を貫通して形成されている。ここに、図7(a)における小開口部1nの形状は円形であるが、小開口部1nの形状は円形に限定されるものではなく、後述のようにワークからの反射光がフレーム1を通過することができる形状であればよい。内部凹面1sの表面には、大開口部1bに向けて白色光を照射可能な多数の白色発光ダイオード(LED)Lwが同心円状に等間隔に配列されている。その同心円の中心は小開口部1nの中心に一致しており、同心円の数は全部で7つである。
図7(b)において、照明装置10aは下面1dおよび大開口部1bを下方に向け、小開口部1nを上方に向けて配置されている。そして、大開口部1bの中心位置の略直下にフレーム1の下面1dからわずかな距離を隔てて、図示されない載置台の上に載置されたワークWが、その一面Wuを大開口部1bに対向させて位置している。
一方、照明装置10aの直上において、小開口部1nの上方に撮像装置20が入光部2aを小開口部1nに対向させて配置されている。ワークWから出た光が入光部2aを通過して撮像装置20に取り入れられることで、撮像画像を得ることができる。
撮像装置20により得られた撮像画像は、次に欠陥検査装置20Aに送られ、この欠陥検査装置20Aにおいて、欠陥検査が実行される。また欠陥検査装置20Aにはモニタ20Bが接続されている。
この場合、照明装置10aと、撮像装置20と、欠陥検査装置20Aと、モニタ20Bとによって、欠陥検査システムが構成されている。
次に図7(b)に示すように、ワークWの一面Wuの撮像画像を得て、撮像画像から欠陥を検出する欠陥検査方法の手順について、図1のフローチャートを用いて説明する。まず図1におけるS101(照明工程)のように、図7(b)に示す照明装置10aに配置された白色発光ダイオードLwを用いて、ワークWに白色光を照射する。この時、白色発光ダイオードLwから出た入射光LIはワークWの一面Wuに照射され、そこで反射して反射光LRとなる。そして反射光LRはワークWの上方に位置するフレーム1の小開口部1nを通過して、入光部2aから撮像装置20に取り入れられる。これにより、図1のS102(撮像工程)に示すように、ワークWの一面Wu(上面)が撮像されて撮像画像が得られる。
次に撮像装置20によって得られた撮像画像が欠陥検査装置20Aに送られ、この欠陥検査装置20Aにおいて欠陥検査が実行される。
すなわち撮像装置20によって得られた撮像画像に対してS33(抽出工程)のように、その撮像画像の中から、欠陥を検出すべき欠陥分布領域と、欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域とを抽出する。この様子を図2(a)に示す。図2(a)に示す画像は、モニタ20Bに表示されたものであり、図1におけるS102で得られたワークWの撮像画像である。作業者はモニタ20Bに表示された画像を目視しながら、欠陥を検出すべき欠陥分布領域を抽出してマーキングする。ここでは一点鎖線で囲まれた領域Aeを欠陥分布領域として抽出し、マーキングしている。そして、領域Ae以外のすべての領域は、欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域となる。
こうして2種類の領域を区分したら、次に図1のS34(配置工程)を実施する。ここでは、撮像画像の中の欠陥分布領域およびノイズ分布領域に存在するすべての画素の色成分について、青の成分を縦軸にとり、赤の色成分を横軸にとった二次元散布図上に配置する。
図2(a)の撮像画像に対して図1のS34を実施した結果を図2(b)に示す。図2(b)において一点鎖線Ddで囲まれた領域は、図2(a)における欠陥分布領域すなわちAeを構成する画素について、この二次元散布図上に配置したものである。また図2(b)において一点鎖線Dnで囲まれた領域は、図2(a)におけるノイズ分布領域を構成する画素を、この二次元散布図上に配置したものである。ここで、図2(b)において欠陥分布領域Ddを構成する画素は、図2(a)においては領域Aeに属するので、図2(b)の二次元散布図の直上には、集合の記号を用いてDd={Ae}と記載してある。
こうして図1のS34が完了したら、次にこのS34で作成した二次元散布図上で、S35(分割工程)に示すように、欠陥分布領域を構成する画素とノイズ分布領域を構成する画素とを1本の直線(分割直線)で分割する。この分割の様子も併せて図2(b)に示す。図2(b)において、欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnの形状はいずれもおおむね右上がり方向に長軸を有する楕円形である。2つの領域がこのような形状を有する場合、縦軸(B軸)の正方向と横軸(R軸)の正方向により構成される第1象限にこれらの2つの領域が存在すると考えて、図2(b)に示すような欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを分割する右上がりの直線を引く。この直線の傾きをaとし、この直線が縦軸(B軸)と交わる座標をbとすれば、直線をBとRで表現する式は
B=aR+b (1)
で表わされる。このbが欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを分割するための閾値となる。このとき、直線よりも上側すなわち欠陥分布領域Ddを表わす式は
B>aR+b (2)
すなわち
B−aR−b>0 (3)
となる。図2(b)から明らかなように、式(3)の領域においてはノイズ分布領域Dnを構成するすべての画素が除外されている。
次に図1のS36(選抜工程)のように、図2(b)において1本の直線で分割された2つの領域のうち、ノイズ分布領域に属する画素が含まれない領域側に属するすべての画素すなわち欠陥分布領域Dd(式(3))内のすべての画素を選抜する。
そして次に図1のS37(限定工程)に示すように、このように選抜された欠陥分布領域Ddを構成する画素を、撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめて、選抜された欠陥分布領域Dd内の画素のみに限定した限定撮像画像を生成する。
このS37で図2(b)から生成した限定撮像画像を図2(c)に示す。この限定撮像画像はモニタ20Bに表示される。図2(c)で得られた限定撮像画像には、図2(a)の領域Ae以外の画素は含まれていない。このため、図1のS37の工程完了後に、S37により得られた図2(c)の限定撮像画像を用いてS38(検査実行工程)のように作業者はモニタ20Bを目視しながら、欠陥検査を行う。このことにより、図2(b)のノイズ分布領域Dnを構成する画素を除外して高精度の欠陥検査を実施することが可能となる。
なお、S35(分割工程)において1本の直線を決定するには、作業者が二次元散布図を目視して決定する方法と、画像処理ソフトウェアとして従来から知られる判別分析を用いる方法がある。この判別分析を用いた場合の1本の直線は、例えば欠陥クラスとノイズクラスのいずれのクラスからのマハラノビス距離も等しくなる直線として決定される。
ここで、図1にS33乃至S37として示した本発明の原理について、図3を用いて説明する。図3は本発明の原理を示す図2(b)の模式図である。縦軸(B軸)の正方向と横軸(R軸)の正方向により構成される第1象限に、実線で囲まれた欠陥分布領域Ddおよび破線で囲まれたノイズ分布領域Dnが、いずれもおおむね右上がり方向に長軸を有する楕円形として存在するように記載してある。
図3において、B=Rの直線すなわち原点を通って45°右上がりの破線で示した直線を考える。この直線を縦軸の正方向に閾値BT(正数)だけ移動させた実線の直線(B=R+BT)により、欠陥分布領域Ddおよびノイズ分布領域Dnが分割できたとする。この直線の上側すなわちB>R+BTの範囲には、ノイズ分布領域Dnは存在しない。そこで、B>R+BTの範囲に存在する欠陥分布領域Ddを構成する画素は、すべて真の欠陥を表わす画素といえる。すなわちB>R+BTの範囲が欠陥検査の対象となる領域である。この領域内のすべての画素を選抜して、図1におけるS37のように撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめることによって、限定撮像画像を生成することができる。そして、こうして生成した限定撮像画像は図3におけるノイズ分布領域Dnの画素をまったく含んでいない。このため、作業者は、モニタ20Bを目視しながら、限定撮像画像を用いて高精度の欠陥検査を実施することができる。
このように本実施の形態によれば、複雑な画像処理を行うことなく、容易かつ確実に欠陥検査を実行することができる。
なお、以上の説明においては簡単のために、欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを分割する直線の傾きを45°としているが、実際の欠陥分布領域Ddおよびノイズ分布領域Dnの形状により、この傾きはさまざまに変化する。例えば図2(b)に示す直線の傾きはaであり、aが1以外の値をとれば、直線の傾きは−45°ではなくなる。
以上の説明においては、図7(a)(b)に示す照明装置10aに配置されるLEDは白色であるとして説明した。しかし、図7(a)(b)においてワークWに照射される光は白色に限定されるものではない。他の例として、光の三原色である赤、緑、青の各LEDを用いた照明装置がある。この照明装置およびワークの表面を撮像する撮像装置を図11に示す。図11(a)は照明装置を下面から見た斜視図である。また、図11(b)は、当該の照明装置および撮像装置を使用して被検査物の表面を撮像する様子を示す側面図である。図11(a)(b)と図7(a)(b)の差異はLEDの色だけなので、差異を有していない部分についての詳細な説明は省略する。
図11(a)において、照明装置10bの内部凹面1sの表面には発光ダイオード(LED)が同心円状に配列されている。同心円の数は全部で7つである。大開口部1bに近い4つの同心円上には赤色(R)のLEDが略等間隔に配列されて、低位置照明LLを構成している。同様に、大開口部1b側から5番目および6番目の同心円上には緑色(G)のLEDが略等間隔に配列されて、中間位置照明LMを構成している。そして、大開口部1b側から7番目の同心円上すなわち小開口部1nに最も近い位置にある同心円上には青色(B)のLEDが略等間隔に配列されて、高位置照明LHを構成している。
図11(b)において、照明装置10bは下面1dおよび大開口部1bを下に、小開口部1nを上にして配置されている。そして、大開口部1bの中心位置の略直下にフレーム1の下面1dからわずかな距離を隔てて、図示されない載置台の上に載置された被検査物としての6面体形状のチップ型電子部品(ワーク)Wが、その一面Wuを大開口部1bに対向させて位置している。
図11の照明装置10bおよび撮像装置20を用いた場合のフローチャートは、図1と同一である。ここで、照明装置10bが赤、緑、青の3種類のLEDを配置していることで生じる効果について説明する。
図11(b)において、各照明(LED)から出た入射光LIはワークWの一面Wuに照射される。ここに、低位置照明LL、中間位置照明LM、高位置照明LHの位置に起因して、入射光LIのうち低位置照明LLから出た低位置入射光LILは、ワークWの一面Wuに対して低い角度から照射される。同様に、入射光LIのうち中間位置照明LMから出た中間位置入射光LIMは、ワークWの一面Wuに対して低位置入射光LILよりも高い角度から照射される。さらに、入射光LIのうち高位置照明LHから出た高位置入射光LIHは、ワークWの一面Wuに対して垂直に近い高い角度から照射される。このように入射光LIは3種類の入射角の異なる入射光からなる。そして、この入射光LIがワークWの一面Wuで反射して反射光LRとなり、この反射光LRを撮像装置20で撮像して得られるのが撮像画像である。このため、撮像画像から得られる3種類の単色画像は、各単色画像の色となる光が異なる高さ(角度)からワークWの一面Wuに入射し、それが反射したものである。すなわち、各単色画像はこの一面Wuの形状に対応する固有の反射特性を表わしていることになる。この特性を角度応答と呼び、ワークWの一面Wuの欠陥を最もよく表わしている角度応答と考えられる単色画像あるいは各単色画像間の演算結果として得られる画像を検査画像として選択して(図8のS105あるいはS106)、欠陥検査を行うことができる。このような角度応答を利用することができる照明の配置は、従来から用いられているものである。
また、図3を用いて本発明の原理を説明する際には、欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnが共通部分を有しておらず、このため直線B=R+BTによって完全に分割できるものとした。しかし、図2(a)とは異なる撮像画像を用いて図2(b)のような二次元散布図を作成した場合に、欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnが共通部分を有することもある。その場合の2つの領域の分割方法の例について、図4および図5を用いて説明する。
図4はある撮像画像について作成した二次元散布図である。欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnは共通部分Dcを有する。このため、1本の直線を用いて欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを完全に分割することはできない。ここで、欠陥検査の対象となる領域すなわち限定撮像画像を構成する画素として欠陥分布領域Ddに属する全画素を選抜することができなくても、欠陥検査の対象となる領域からノイズ分布領域に属する全画素を除外した方がよいと考えられる場合を想定する。その場合には、図4に示す直線B=R+BTaにより共通部分Dcをノイズ分布領域Dnとともに選抜の対象から除外する。そして、欠陥分布領域Ddのうち直線の上側の領域すなわちB>R+BTaの領域に存在する画素のみを選抜して、限定撮像画像を生成すればよい。次にこれとは逆に、欠陥検査の対象となる領域からノイズ分布領域に属する全画素を除外できなくても、欠陥検査の対象となる領域すなわち限定撮像画像を構成する画素として欠陥分布領域Ddに属する全画素を選抜した方がよいと考えられる場合を想定する。その場合には、図5に示す直線B=R+BTbにより共通部分Dcを欠陥分布領域Ddとともに選抜する。そして、ノイズ分布領域Dnのうち直線の上側の領域すなわちB>R+BTaの領域に存在する画素のみを選抜して、限定撮像画像を作成すればよい。
なお、図4のような分割を行うか、あるいは図5のような分割を行うかの判断基準の設定方法の一例を、以下に説明する。例えばあるワークの撮像画像が有する欠陥の形状等の特性に起因して、欠陥検査の際に欠陥箇所を正常箇所と誤判断する確率P1と、正常箇所を欠陥箇所と誤判断する確率P2とを比較考量して基準を設定することが考えられる。P1>P2となる特性を有する欠陥の場合に、欠陥検査の対象となる領域ができるだけ多くの欠陥分布領域を包含すれば誤判断されない欠陥の数を増やすことができると考えたとする。その場合には、図5のように分割すればよい。またがP1<P2となる特性を有する欠陥の場合に、欠陥検査の対象となる領域からできるだけ多くのノイズ分布領域を除外すれば誤判断されない正常箇所の数を増やすことができると考えたとする。その場合には図4のように分割すればよい。
以上の説明では、本発明における二次元散布図は青と赤について作成したが、緑と青の散布図あるいは赤と緑の二次元散布図を作成してもよい。その場合は、作成した散布図の中から、1本の直線によって欠陥分布領域とノイズ分布領域を最も容易に分割できる散布図を選択する。そして、その散布図を用いて欠陥分布領域の画素を選抜して限定撮像画像を作成すればよい。その際の1本の直線は一般に、二次元散布図の縦軸をy、横軸をx、aおよびbを実数としたときに、1次式 y=ax+b により表わされる。上述の実施の形態においては縦軸が青(B)で横軸が赤(R)であったため、当該の1次式は
B=aR+b (1)
と表わされている。
また以上の説明においては、欠陥分布領域として撮像画像における1つの領域のみを想定しているが、欠陥分布領域として撮像画像中において2つ以上の複数からなる領域を想定してもよい。
また以上の説明においては、二次元散布図における欠陥分布領域とノイズ分布領域を1本の直線で分割する際に、欠陥分布領域のすべてあるいはノイズ分布領域のすべてのうち少なくとも一方が、直線で分割した2つの領域のいずれか一方に全部包含されるとして説明した。しかし、直線による分割は、これらに限定されるものではない。例えば図4あるいは図5において、欠陥分布領域とノイズ分布領域の共通部分をさらに2つに分割するように直線を引いてもよい。
また以上の説明においては、ワークに照射する低位置照明を赤色、中間位置照明を緑色、高位置照明を青色として説明したが、3つの照明の位置および色の対応は、これに限定されるものではない。
また以上の説明においては、ワークに照射する光が白色光すなわち1色の場合および赤、緑、青の3色からなる場合について説明したが、照射する光の色の種類はこれらに限定されるものではなく、2色以上の任意の色であればよい。
<比較例1>
次に本実施の形態における比較例1について図8のフローチャートにより説明する。
図8のフローチャートにおいて、まずチップ形電子部品の上側に図7(a)(b)に示す照明装置10aを配置して、チップ形電子部品に照射する(S101)。次に撮像装置20を用いて、チップ形電子部品の上面を撮像する。
次に欠陥検査装置20Aにより、欠陥検査方法を実行する。欠陥装置20Aには、モニタ20Bが接続されている。まず単色画像生成工程(S103)に示すように、撮像画像から赤(R)、緑(G)、青(B)の各色成分を抽出し、3種類の単色画像として赤画像、緑画像、青画像を生成する。各色成分の抽出は、ソフトウェアにより撮像画像に各色のフィルタ処理を行うことにより実行される。単色画像生成工程の説明図を図9に示す。図9(a)の撮像画像の各色成分を抽出した赤画像、緑画像、青画像をそれぞれ図9(b)(c)(d)に示す。
次に生成した3種類の単色画像の中から、最も欠陥を判別できそうな画像を選択する検査画像選択工程を行う。検査画像選択工程は図8のS104乃至S106が該当する。まずS104において、赤画像、緑画像、青画像の中に最も欠陥を判別できそうな画像があるか否かを、モニタ20Bに表示された画像を目視することにより比較検討する。その際に、欠陥のない良品と考えられるワークと、欠陥があり不良と考えられるワークを、それぞれ複数準備してS101乃至S103を実行したのちに、その結果として生成された複数の単色画像を互いに比較検討することが好ましい。
S104の判断結果がYESの場合はS105へ進み、当該の単色画像を検査画像として選択する。S104の判断結果がNOの場合はS106へ進み、単色画像間でいくつかの演算を行い、それらの結果を比較して検査画像を選択する。
単色画像間の演算についての具体例を、以下に説明する。今、緑画像をG、青画像をBと記載し、その差分としての正反射成分除去画像をG−Bと記載することにする。ここに青画像はほぼ正反射のみからなるため、緑画像の輝度から青画像の輝度を減じる(G−B)という画像処理を行うことで得られる正反射成分除去画像(G−B画像)は正反射をほとんど除去した画像となる。このG−B画像から欠陥を抽出すれば、正反射がほとんど除去されているため、撮像画像自体から欠陥を抽出する場合に比べて抽出の精度は向上する。しかし、G−B画像から抽出した欠陥がこの物体の表面のすべての欠陥であるという保証はない。
このため、G−B画像の他に例えばR−B画像や、あるいは各単色画像の輝度間の加算を行って得た、例えばG+R画像等を目視により比較して、最も欠陥を良好に抽出することができると判断された画像を最終的な検査画像として選択する。
S105あるいはS106によって検査画像を選択したあとは、領域抽出工程としてのS107に進む。ここでは選択した検査画像に対してソフトウェアによる画像処理を行い、欠陥検査を行う対象となる検査対象領域を抽出する。
次に輝度ヒストグラム作成工程としてのS108に進み、検査対象領域の画素について輝度のヒストグラムを作成する。そして二値化閾値決定工程としてのS109において輝度のヒストグラムをモニタ20Bにより目視して、適切な輝度を二値化閾値として決定する。
以上のS107乃至S109についての説明図を図10に示す。図10(a)は良品であるワークWの検査画像である。ここではワークWの検査対象領域が電極Waであるとする。この場合には、図10(a)の検査画像の中から検査対象領域として電極Waを抽出する。この様子を模式図として図10(b)に示す。実線で示されている電極Waが抽出されて、破線で示されている本体Wdおよび電極Wbは抽出されていない。
このように、図10(a)から図10(b)に示す検査画像を生成するのが、図8のS107である。また図8のS108において、図10(b)のWaに含まれるすべての画素について輝度のヒストグラムを作成したものを図10(c)に示す。低い輝度から高い輝度までの分布は、略正規分布といえる。一方、欠陥を有する不良のワークWについては、検査画像が図10(d)に示すものとなり、抽出された検査対象領域の模式図が図10(e)に示すものとなり、検査対象領域のすべての画素の輝度についてのヒストグラムが図10(f)に示すものとなる。
図10(d)および図10(e)に示すように、不良のワークWの電極Waには欠陥WD1が存在する。電極Waの輝度は高い方に偏っているため、欠陥WD1は相対的に輝度が低くなる。このため、図10(f)においては、低輝度であるLdの度数にΔF1(=Fd1−Fn1)のピークが出る。図10(f)と図10(c)を比較すると、良品のワークWの電極Waに対応するヒストグラムを示す図10(c)において、輝度Ldにおける度数のピークは存在しない。
このように、図8のS108により良品のワークWおよび不良のワークWについて検査対象領域の画素のヒストグラムを作成したら、次に二値化閾値決定工程としてのS109に進む。S109においては、図10(c)および図10(f)に示すヒストグラムをモニタ20B上で目視する。そして、良品と不良で度数に明確な差異を生じるような輝度Ldを含む範囲を欠陥候補領域として抽出するための、最適な輝度を二値化閾値として決定する。この場合の二値化閾値としてはTp1が適切である。
なお、比較のために検査画像として適さない画像の例を図10(g)乃至図10(i)に示す。図10(g)における欠陥WD2と図10(d)における欠陥WD1を比較すると、欠陥WD2は欠陥WD1に比べて輪郭も範囲も薄いため、目視によって図10(a)の良品と図10(g)の不良は識別困難である。すなわち図8のS104の判断基準によって、不良のワークWが図10(g)のように見える画像は検査画像として適さないということになる。実際に図10(g)の画像から図8のS107によって抽出した検査対象領域を図10(h)に、また図10(h)の検査対象領域について図8のS108によって生成した輝度ヒストグラムを図10(i)に示す。
図10(i)と図10(f)において輝度Ldの度数を比較すれば明らかなように、図10(i)において輝度Ldの度数がその前後の輝度に対して変化している量は、ΔF2(=Fd2−Fn2)というピークと呼ぶことができない程度の小さな値でしかない。すなわち、対応する輝度のヒストグラムからも、図10(g)のような画像は検査画像に適していないことがわかる。
このように、図8のS109までを実行したら、次に欠陥候補領域抽出工程としてのS110に進む。S110では図10(c)、図10(f)に示す閾値Tp1を用いて検査対象領域の画素を二値化する。その結果として輝度Tp1より低い輝度の画素からなる欠陥候補領域が抽出される。
次に図8のS111に示すように、抽出した欠陥候補領域の画素に対して、モフォロジー処理を行う。ここでモフォロジー処理について説明する。モフォロジー処理とは二値化画像(白黒画像)に対して行う画像処理の総称である。後述の膨張および収縮を数回組み合わせて行う。その目的は、二値化画像の平滑化(でこぼこを減らして滑らかにする)、孤立点除去(穴埋め)、突起部分の除去、結合部分の分離、切断部分の結合等である。膨張とは、白黒画像内の図形を上下左右に1画素分膨張させる処理である。収縮とは、前記の膨張処理とは逆に白黒画像内の図形を上下左右に1画素分収縮させる処理である。
膨張と収縮を組み合わせた処理として、オープニングおよびクロージングがある。収縮をN回行い、そのあと膨張をN回行うのがオープニングで、図形の突起部分の除去や、結合部分の分離に効果がある。オープニングとは逆に、膨張をN回行い、そのあと収縮をN回行うのがクロージングで、図形の穴埋めや切断部分の結合に効果がある。モフォロジー処理を行うことで、二値化画像はその周縁が滑らかになり、本来一体でありながら切断されていた部分は互いに接続され、かつ画像とは無関係なノイズを除去することができる。すなわち、モフォロジー処理によって得られた二値化画像を用いれば、S112のように一定の面積以上の領域を欠陥と判定することができる。S111とS112により、欠陥検査工程が構成される。
ところで、上述の比較例1には以下のような問題点がある。図7(a)(b)あるいは図11(a)(b)に示す照明装置10a、10bおよび撮像装置20により構成される欠陥検査装置20Aを自動化して、ワークWの量産時に検査時間を短縮したいという要望があったとする。その要望に対応するには、図8のフローチャートをソフトウェアにより実現して、そのソフトウェアを欠陥検査装置20Aに搭載すればよい。このソフトウェアを設計するにあたり、設計者は上述のように欠陥のない良品と考えられるワークと、欠陥があり不良と考えられるワークをそれぞれ複数準備する。そしてそれらのワークに対して図8のS101乃至S103を実行したのちに、その結果として生成された複数の単色画像あるいは各単色画像間の演算結果として得られた画像を互いに比較して、それらの中から検査画像を選択する。
ここに、検査対象としてのワークの形状ならびに検査で検出したい欠陥の種別は多岐にわたる。このため、各単色画像およびそれらの間の演算結果として得られる画像の中で、どの画像が検査画像として最適であるのかは、これらワークの形状ならびに欠陥の種別に対応してさまざまに変化する。上述の緑画像(G)−青画像(B)という演算の例は2種類の単色画像の差分をとる減算である。しかし、最適な検査画像を生成することができる演算は、例えば赤画像(R)−緑画像(G)+青画像(B)のように3種類の単色画像に対して異種の演算を組み合わせて行うものであるかもしれない。すなわち設計者は、過去の経験に基づいた直感を頼りにして演算の内容を決定する必要がある。このように直感に基づく多くの演算を実行して、それぞれの演算によって生成された多くの画像を比較して検査画像を選択することになる。しかも上述のように、検査画像として最適な画像はワークの形状ならびに欠陥の種別に対応してさまざまに変化する。従って、検査対象となるワークの形状ならびに欠陥の種別が変化するたびに、上記のような過去の経験に基づいた直感により演算を決定して、最適な検査画像を選択する作業をあらためて実行する必要がある。このため、検査の自動化を行うためのソフトウェアの設計に、多大な労力と時間を要する。
これに対して上述のように本実施の形態によれば、複雑な画像処理を行うことなく、容易かつ確実に欠陥検査を実行することができる。
<比較例2>
次に本実施の形態に対する比較例2として、従来技術の欠陥検査方法において検査画像の二値化画像を用いた欠陥候補領域の抽出(図8のS107乃至S110)について説明する。図8のS104乃至S106によって選択された検査画像の一例を図12に示す。図12は図7(b)に示すワークWであるチップ形電子部品の上面(図7(b)におけるWu)の撮像画像から得られた青画像である。この検査画像を適切な閾値により二値化すれば、欠陥候補領域を抽出することができる。画像の左右に見える白い縦長の領域はそれぞれ電極Waおよび電極Wbである。電極Waおよび電極Wbの間に形成されて、白いエッジE1およびエッジE2(いずれも一点鎖線によって囲まれている)に上下を挟まれた横長の領域は、本体Wdである。
ここに図12において、本体WdのエッジE1およびエッジE2の近傍となる一点鎖線で囲まれた本体Wd上には、白い部分が細い横長の帯状に存在している。また本体Wd上にはこの他にも、左下から右上に細い帯状の領域が3個ある。図12においてはそれら3個のうち、本体Wdの上下方向における略中央部分に存在する1個の細い帯状の領域Bd1を一点鎖線で囲って示してある。これらの領域E1、E2、Bd1は欠陥であるのか、あるいはノイズであるのかについて目視により識別することはきわめて困難である。このような検査画像における欠陥とノイズの識別の困難さは、欠陥候補領域を抽出するための二値化における閾値の設定が困難であることを示す。この閾値を調整して二値化画像を最適化することで、欠陥検査が容易な二値化画像を得ることは可能かもしれない。しかし、そこに到達するまでの閾値の調整に非常に時間を要し、ときにはその調整によっても欠陥検査が容易な欠陥候補領域の抽出ができない場合もある。これに対して上述のように本実施の形態によれば、複雑な画像処理を行うことなく、容易かつ確実に欠陥検査を実行することができる。
以上の説明においては検査画像が青画像であるとしたが、同一の撮像画像から得られた赤画像あるいは緑画像をそれぞれ検査画像とした場合の二値化閾値の設定についても、同様に欠陥候補領域の抽出が困難になることは十分に考えられる。さらに、単色画像間で演算を行って生成した画像を検査画像として用いた場合にも、上記と同様に検査画像を二値化する際の閾値の設定が困難であることがあり得る。すなわち、どのような検査画像を選択しても高精度の欠陥検査を実施することが困難であるという結果になり得る。
<比較例3>
次に本実施の形態との比較例3として、比較例1において、散布図を作成して、散布図中の欠陥分布領域とノイズ分布領域を1本の直線により分割する場合について、図13を用いて説明する。比較例1においては上述のように、撮像画像から赤画像、緑画像、青画像を単色画像として得ている(図8のS103)。こうして得られた単色画像あるいは単色画像間に演算を行って生成した画像の中から、検査画像を選択する(図8のS104乃至S106)。そして検査画像から検査対象領域を抽出して、その全画素について二値化を行っている(図8のS107乃至S110)。ここに図13は二値化により抽出された欠陥候補領域に存在する欠陥およびノイズについて、図3と同様にそれぞれの輝度分布を示した二次元散布図である。縦軸には青色成分の輝度Bをとり、横軸には赤色成分の輝度Rをとっている。実線の領域Ddは欠陥の輝度分布の集合としての欠陥分布領域であり、破線の領域Dnはノイズの輝度分布の集合としてのノイズ分布領域である。欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnには共通部分がないので、この散布図上で目視する範囲では両者は分離可能である。
ここで、図13の散布図の縦軸は図9(d)の青画像の輝度分布に対応し、横軸は図9(b)の赤画像の輝度分布に対応するものである。すなわち、図9(b)の赤画像を検査画像として選択し、その中から抽出した検査対象領域の全画素を二値化して得られた二値化画像に対して、ある閾値RTTを適用して図14の散布図における欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを分離できれば、このような分離により欠陥候補領域を決定して高い精度で欠陥検査を実施できることになる。
ところが図13の散布図において、横軸(赤の輝度)上に閾値RTTをとり、縦軸(青の輝度)に平行な直線R=RTTを引くと、ノイズ分布領域DnはR>RTTの領域にすべて属するが、欠陥分布領域DdはR>RTTの領域およびR<RTTの領域の両方に属してしまう。これは、赤の輝度Rに閾値を設定しても欠陥分布Ddとノイズ分布領域Dnを正しく分離することができないことを示す。
同様に図13の散布図において、縦軸(青の輝度)上に閾値BTTをとり、横軸(赤の輝度)に平行な直線B=BTTを引くと、欠陥分布領域DdはB>BTTの領域にすべて属するが、ノイズ分布領域DnはB>BTTの領域およびB<BTTの領域の両方に属してしまう。これは、青の輝度Bに閾値を設定しても欠陥分布Ddとノイズ分布領域Dnを正しく分離することができないことを示す。
すなわち、比較例1において単色画像の中から検査画像を選択して二次元散布図を作成した場合には、図9(b)の赤画像を検査画像として用いても、図9(d)の青画像を検査画像として用いても、欠陥候補領域を決定することがきわめて困難となり、高精度の欠陥検査を実施することができないということである。
以下、詳細な説明は省略するが、図13における欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnの互いの位置関係によっては、図9(c)の緑画像に対して二値化を行っても、上記のように欠陥分布領域Ddとノイズ分布領域Dnを正しく分離できない場合がある。これは図8のフローチャートにおけるS104において、単色画像の中から最も欠陥を判別できそうな画像を選択することが困難であることに対応する。その結果として図8のS106のように、単色画像間の演算を行って生成した画像の中から最も欠陥を判別できそうな画像を選択することになる。そしてその場合も、図13により説明した現象と同様の現象が発生するため、やはり演算結果として生成された画像の中から最も欠陥を判別できそうな画像を選択することが困難であることになる。
これに対して本実施の形態によれば、本発明は撮像画像における画素を欠陥分布領域とノイズ分布領域に分割して、それぞれの領域を構成する画素について2色の輝度による二次元散布図を作成している。そして、その散布図上で1本の直線により2つの領域を分割することで欠陥検査の対象となる領域に属するすべての画素を選抜して、選抜した画素により限定撮像画像を生成している。このような単純な工程であるため、容易にノイズ分布領域を除外して高い精度による欠陥検査を実施することができる。また、検査対象となるワークの形状ならびに欠陥の種別が変化しても工程は同一であり、このため、比較例1のように最適な検査画像を選択する作業をあらためて実行する必要がない。すなわち、検査の自動化を行うためのソフトウェアの設計に要する労力が小さくなり、設計に要する時間も短くなる。
1 フレーム
1b 大開口部
1n 小開口部
1s 内部凹面
2a 入光部
10a、10b 照明装置
20 撮像装置
Dd 欠陥分布領域
Dn ノイズ分布領域
LH 高位置照明
LI、LIw 入射光
LIH 高位置入射光
LIL 低位置入射光
LIM 中間位置入射光
LM 中間位置照明
LL 低位置照明
LR 反射光
Lw 白色発光ダイオード
W ワーク

Claims (14)

  1. 被検査物の表面に光を照射する照明工程と、
    被検査物の表面を撮像して撮像画像を得る撮像工程と、
    撮像画像の中から欠陥を検出すべき欠陥分布領域と欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域とを抽出するとともに各領域に存在する画素の色成分を赤、緑、青のうち2つの色成分が縦軸および横軸となる二次元散布図上に配置する配置工程と、
    二次元散布図上で欠陥分布領域を構成する画素とノイズ分布領域を構成する画素とを画像処理ソフトウェアの判別分析に基づく統計、または誤判断に関する確率を用いて決定された分割直線により分割する分割工程と、
    二次元散布図上で分割直線により分割された2つの領域のうち欠陥分布領域側にある領域に属する画素を選抜する選抜工程と、
    選抜工程において選抜された画素を撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめて限定撮像画像を生成する限定工程と、
    限定撮像画像を用いて欠陥検査を実行する検査実行工程とを備えたことを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 光は白色光であることを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  3. 光は異なる2色以上であることを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  4. 光は異なる色の第1色光、第2色光、第3色光であることを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  5. 第1色光、第2色光、第3色光はそれぞれ赤、緑、青のいずれかであることを特徴とする請求項4記載の欠陥検査方法。
  6. 照明工程は被検査物に第1色光、第2色光、第3色光を照射する位置の高さが異なることを特徴とする請求項4または5記載の欠陥検査方法。
  7. 分割直線は、二次元散布図の縦軸をy、横軸をx、aおよびbを実数としたときに、1次式 y=ax+b により表わされることを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  8. 被検査物の表面に光を照射する照明装置と、
    被検査物の表面を撮像して撮像画像を得る撮像装置と、
    撮像装置からの撮像画像に対して画像処理を施して、欠陥検査を行う欠陥検査装置とを備え、
    欠陥検査装置は撮像画像の中から欠陥を検出すべき欠陥分布領域と欠陥を検出する必要のないノイズ分布領域とを抽出するとともに各領域に存在する画素の色成分を赤、緑、青のうち2つの色成分が縦軸および横軸となる二次元散布図上に配置する配置部と、
    二次元散布図上で欠陥分布領域を構成する画素とノイズ分布領域を構成する画素とを画像処理ソフトウェアの判別分析に基づく統計、または誤判断に関する確率を用いて決定された統計および確率を用いて決定された分割直線により分割する分割部と、
    二次元散布図上で分割直線により分割された2つの領域のうち欠陥分布領域側にある領域に属する画素を選抜する選抜部と、
    選抜工程において選抜された画素を撮像画像において当該画素が存在していた箇所に当てはめて限定撮像画像を生成する限定部と、
    限定撮像画像を用いて欠陥検査を実行する検査実行部とを備えたことを特徴とする欠陥検査システム。
  9. 光は白色光であることを特徴とする請求項8記載の欠陥検査システム。
  10. 光は異なる2色以上であることを特徴とする請求項8記載の欠陥検査システム。
  11. 光は異なる色の第1色光、第2色光、第3色光であることを特徴とする請求項8記載の欠陥検査システム。
  12. 第1色光、第2色光、第3色光はそれぞれ赤、緑、青のいずれかであることを特徴とする請求項11記載の欠陥検査システム。
  13. 照明工程は被検査物に第1色光、第2色光、第3色光を照射する位置の高さが異なることを特徴とする請求項11または12記載の欠陥検査システム。
  14. 分割直線は、二次元散布図の縦軸をy、横軸をx、aおよびbを実数としたときに、1次式 y=ax+b により表わされることを特徴とする請求項8記載の欠陥検査システム。
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