JP6624847B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、監視カメラの配置検討時において、検討者は、通常、特定領域に対し、どのように監視カメラを配置して監視するか検討を行う。監視カメラの配置検討時に、図面上に、監視カメラの配置場所と撮影領域を描画して、監視カメラの配置検討を支援する配置支援装置が知られている。従来の配置支援装置では、特定領域の図面データを表示し、表示した図面データ上においてカメラの設置位置を指定すると、設置位置にカメラのシンボルが表示され、さらに設置位置のカメラの撮影範囲が表示される。特許文献1には、カメラの設置位置に基づき、カメラの監視エリアをマップ上に描画する技術が開示されている。
特開2013−183420号公報
しかしながら、被写体と監視カメラの位置関係が適切であっても、例えば被写体近くに設置された照明機器に起因した逆光により被写体の適切な撮影が行えない場合があるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、適切な撮影画像を得ることができるようなカメラの配置を支援することを目的とする。
情報処理装置であって、カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記カメラが備える照明部の照射範囲を前記表示手段に表示させる。
情報処理装置であって、カメラが設置される領域を示す情報に対する、所定の位置へのカメラの配置指示を受け付ける受付手段と、前記配置指示に係る位置の明るさに関する情報に基づいて、前記カメラの撮影範囲を特定する特定手段と、カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記特定手段により特定された前記撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段とを有する。
本発明によれば、適切な撮影画像を得ることができるようなカメラの配置を支援することができる。
情報処理装置を示す図である。 支援処理において必要な情報の説明図である。 支援画面の一例を示す図である。 支援処理を示すフローチャートである。 機器シンボルの描画処理を示すフローチャートである。 撮影範囲の描画処理を示すフローチャートである。 撮影範囲と照射範囲の説明図である。 付属照明の描画処理を示すフローチャートである。 照明機器の描画処理を示すフローチャートである。 照射範囲の説明図である。 撮影範囲と照射範囲の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
以下に説明する情報処理装置は、特定領域としてのカメラが設置される領域を示す図面データ上に、監視カメラを示すシンボルを配置して表示することにより、実際の監視領域における適切な監視カメラの配置を決定する作業を支援するものである。本実施形態に係る情報処理装置は、監視領域の図面データ上に、監視カメラの位置、監視カメラの撮影範囲だけでなく、明るさに関する情報を表示する。したがって、本情報処理装置のユーザは、明るさによる被写体等の写り方の違いを考慮した監視カメラの配置位置を決定することができる。なお、監視カメラを示すシンボルとは、監視カメラを示すアイコンや、監視カメラを示す図形、監視カメラの外観を撮像して得た画像等である。シンボルは、監視カメラのことを示しているということがユーザによって認識可能なものであればよい。また、明るさに関する情報とは、監視カメラによって撮像されたときの明るさを示す情報でもよい。例えば、赤外光を投光し、赤外光が投光された被写体を撮影する場合、人が視認できる明るさと、撮像された画像における明るさとが異なる場合がある。そのような場合は、明るさに関する情報を、監視カメラによって撮像されたときの明るさを示す情報とすればよい。また、監視カメラを例に説明するがその他の用途のカメラにも適用可能である。
また、本実施形態に係る情報処理装置は、3つの手段により明るさに関する情報をユーザに提供する。3つの手段とは、次の通りである。1つ目の手段は、LEDが内蔵されている監視カメラもしくは赤外線投光器において、監視カメラの撮影方向に応じて撮影領域に加え、光源の照射範囲も表示するものである。2つ目の手段は、図面データ上に外光等の照明を示すシンボルを配置可能とし、その照明における照射範囲と監視カメラの撮影領域とを関連付けて配置するものである。また、3つ目の手段は、監視カメラ周辺の照度情報に応じて撮影領域を決定するものである。これらの手段は一例であり、例えば、情報処理装置は、上記3つの手段のうちいずれか1つの手段を用いてもよく、複数の手段を組み合わせて用いてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置100を示す図である。情報処理装置100は、CPU101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、外部記憶装置104とを有している。情報処理装置100はまた、InputI/F105と、入力装置106と、OutputI/F107と、出力装置108と、ネットワークI/F109と、システムバス110とを有している。
CPU101は、コンピュータシステムの全体の制御処理を行う。ROM102は、読出し専用メモリである。ROM102としては、ユーザが電気的にプログラムを書き込むことができるPROM(Programmable ROM)と、製造するときに内容を書き込むマスクROMと、があるが、本実施の形態においては何れのROMであってもよい。
RAM103は、自由書き込み・自由読出しができるメモリである。RAM103は、本実施の形態の処理を行う際に一時的にデータを蓄える等の機能を有する。外部記憶装置104は、不揮発性の記憶装置である。外部記憶装置104には、例えば、HDドライブ、FDドライブ、MOドライブ、CD−RWドライブ、DVD−RWドライブ、Blu−ray(登録商標)ドライブ等がある。外部記憶装置104はプログラムデータを格納するとともに、プログラムデータの動作に必要なデータを格納することができる。なお、後述する情報処理装置100の機能や処理は、CPU101がROM102又は外部記憶装置104に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。例えば、情報処理装置100における、描画機能や、取得機能、算出機能、特定機能等が実現される。なお、上記のCPU101等のハードウェア構成は、これらの機能を実現するための一例であり、その他のハードウェアによっても実現することができる。また、描画するとは、言い換えると、表示部に画像やシンボル等を表示させることである。つまり、描画機能とは表示制御機能でもあり、以下の説明において、描画するとは表示制御することも含むこととする。また、描画するとは、表示部にシンボル等を表示させるための画像データを生成することであってもよい。
InputI/F105は、キーボード、マウス等からの入力装置106からの入力信号を処理するものであり、情報処理装置100の操作及びデータ入力に用いられるものである。例えば、InputI/F105によって、情報処理装置100における受付機能が実現される。なお、InputI/F105は、受付機能を実現するための一例であり、その他のハードウェアによっても実現することができる。
入力装置106は、InputI/F105を経由してコンピュータシステムへ入力信号を送るためのキーボード、マウス等である。OutputI/F107は、情報処理装置100に接続されるモニタやプリンタ等からの出力信号を処理するものであり、情報処理装置100の操作及びデータ出力に用いられるものである。出力装置108は、OutputI/F107を経由して出力信号を受信して処理する表示装置を示している。出力装置108は、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、リアプロジェクションテレビまたはフロントプロジェクタおよびその制御回路を用いて実現される。
ネットワークI/F109は、イントラネット等のネットワークに接続するための通信制御を処理し、ユーザの環境に応じてさまざまな通信インタフェースが適用される。無線LANやイーサーネットインタフェースに接続される。システムバス110は、コンピュータシステム内の各ブロック間の各種データのやりとり及び電力の供給をするものである。システムバス110は、アドレス線、データ線、制御線、電源・グラウンド線等からなる。
次に、図2を参照しつつ、情報処理装置100が、図面データ(カメラが設置される領域を示す情報)を表示し、ユーザ操作に応じて、図面データ上に、監視カメラを示す画像等の必要な情報を描画する、支援処理において必要な情報について説明する。情報処理装置100は、主に、図面管理情報、設置機器管理情報、被写体管理情報及び照明機器管理情報を用いて、支援処理を行う。
図面管理情報は、撮影機器としての監視カメラを配置する領域、即ち監視領域を示す図面データや、図面データに関連する情報等を含んでいる。図面管理情報は、ユーザにより表示対象の図面データが選択された場合に、情報処理装置100により生成され、例えばRAM103に記録される。図2(a)は、図面管理情報のデータ構成の一例を示す図である。図面管理情報には、図面データタイプ情報201と、図面データ202と、縮尺サイズ情報203と、が格納される。図面データタイプ情報201には、図面データのフォーマット形式を示す情報が格納される。フォーマット形式としては、例えば、Bitmap形式(.bmp)、JPEG形式(.jpeg)、PNG形式(.png)、AutoCAD形式(.dxf)等の画像データ又はCADフォーマット等が挙げられる。情報処理装置100は、格納された図面データフォーマット形式を参照することにより、表示する図面データのフォーマット形式に変換し描画を行う。なお、図面データには、カメラが配置される領域における、部屋の区切りや棚等を示す情報が含まれていてもよい。また、図面データには、カメラが配置される領域における、道路や建物を示す情報が含まれていてもよい。つまり、図面データとは建物の間取り図や地図のような情報であってもよい。
図面データ202には、情報処理装置100に読み込まれた図面データのリンク情報又は図面データが格納される。縮尺サイズ情報203には、読み込まれた図面データの実サイズに関わる情報が格納される。情報処理装置100は、例えば、出力装置108上に表示する図面データの特定の長さに対する実寸サイズを取得し、実寸サイズと図面データの特定の長さとに基づいて、縮尺を算出し、これを縮尺サイズ情報203に格納する。
次に、被写体管理情報について説明する。被写体管理情報は、図面データ上に配置される、監視カメラの被写体を示す画像データや、被写体に関連する情報等を含んでいる。ここで、被写体としては、人や車、壁等のオブジェクトが挙げられるが、被写体の種類はこれらに限定されるものではない。情報処理装置100は、人、車、壁等タイプの異なる被写体それぞれに対応する、複数の被写体管理情報をリストテーブルとして、予め外部記憶装置104等の記憶部に格納している。
図2(b)は、被写体管理情報のデータ構成の一例を示す図である。被写体管理情報には、例えば、被写体分類情報211と、被写体シンボルデータ212と、被写体座標情報213と、被写体設定情報214と、が格納される。被写体分類情報211には、被写体のタイプを示す情報が格納される。被写体シンボルデータ212には、例えばポリゴンデータ等、図面データ上に被写体として描画するシンボルの画像が格納される。被写体座標情報213には、図面データ上における被写体の配置位置を示す情報が格納される。被写体設定情報214には、被写体の特徴を示す情報が格納される。被写体の特徴としては、例えば色等が挙げられる。なお、被写体座標情報213は、初期状態においては空欄である。そして、ユーザにより、被写体が図面データ上に配置された場合に、CPU101は、配置された図面データ上の座標を被写体座標情報213に書き込む。
次に、設置機器管理情報について説明する。設置機器管理情報は、図面データ上に配置される監視カメラ等の設置機器を示すアイコン等のシンボルの画像データや、設置機器に関連する情報等を含んでいる。なお、設置機器としては、監視カメラの他、照明機器や、スピーカ、赤外線投光器が挙げられるが、設置機器の種類はこれらに限定されるものではない。情報処理装置100は、機器の種類や性能等の異なる設置機器それぞれに対応する、複数の設置機器管理情報をリストテーブルとして、予め外部記憶装置104等の記憶部に格納している。
図2(b)は、監視カメラに係る設置機器管理情報のデータ構成の一例を示す図である。設置機器管理情報には、設置機器を識別する情報や機能仕様を示す情報が格納される。具体的には、設置機器管理情報には、設置機器を示す機器名401と、機器の種類を示す分類情報402と、が格納される。また、設置機器管理情報には、設置機器としての監視カメラの有効画素数403と、レンズ情報404と、焦点情報405と、F値406と、が格納される。設置機器管理情報には、加えて、画角情報となる水平画角情報407及び垂直画角情報408と、パン角度範囲409と、チルト角度範囲410と、光源情報411と、照射角度情報412と、照射距離情報413と、が格納される。
また、設置機器管理情報には、設置機器シンボルデータ414と、設置機器座標情報415と、が格納される。設置機器シンボルデータ414には、例えば、シンボルデータ等、図面データ上に設置機器のシンボルとして描画する画像が格納される。設置機器座標情報415には、監視カメラの図面データ上における配置位置の座標を示す情報が格納される。なお、設置機器座標情報415は、初期状態においては空欄であり、設置機器が図面データ上に配置された場合に、配置された図面データ上の座標が書き込まれる。他の種類の設置機器管理情報のデータ構成は、監視カメラに係る設置機器管理情報と同様である。但し、他の種類の設置機器管理情報においては、監視カメラの性能に関する情報403〜413に替えて、対象となる設置機器の性能に関する情報が格納されるものとする。
図2(d)は、照明機器に係る設置機器管理情報のデータ構成の一例を示す図である。照明機器の設置機器管理情報には、監視カメラに係る設置機器管理情報と同様に、機器名501と、分類名502と、設置機器シンボルデータ506と、設置機器座標情報507と、が格納される。照明機器の設置機器管理情報には、また、光源情報503と、照射距離情報504と、照射角度情報505と、が格納される。光源情報503は、例えば、LEDや白熱電球、蛍光灯等の光源の種類や数、光源の明るさ等の情報である。照射距離情報504は、光源の照射距離を示す情報である。照射角度情報505は、光源の照射角度を示す情報である。
図3は、監視カメラの配置に係る支援画面300の一例を示す図である。支援画面300は、機器リスト表示領域301と、図面データ表示領域302と、図面読込ボタン303と、被写体ボタン304と、を有している。図3の例では、図面データ表示領域302には、図面データが表示されている。図面データ上には、縮尺バー305が重ねて表示されている。さらに、図面データ上には、ユーザの指示により配置された監視カメラを示す設置機器シンボルである監視カメラシンボル306と、監視カメラの撮影範囲307とが重ねて表示されている。
機器リスト表示領域301には、設置機器管理情報のリストテーブルに示される設置機器がリスト表示される。図面データ表示領域302には、監視カメラを設置する特定領域、即ち監視領域を示す図面データが表示される。なお、ユーザにより図面読込ボタン303が選択され、情報処理装置100により図面データが読み込まれると、読み込まれた図面データが図面データ表示領域302に表示される。なお、他の例としては、情報処理装置100は、図面読み込み操作をメニュー表示することとし、ユーザがメニューより図面読み込み操作を選択した場合に、図面データを読み込むこととしてもよい。
図面データ表示領域302には、さらに、ユーザ操作に応じて、機器リスト表示領域301より配置選択された設置機器を示す設置機器シンボル306や、被写体ボタン304より選択配置された被写体を示す被写体シンボル308が表示される。また、設置機器が監視カメラの場合、設置機器シンボル306の配置位置を基準として、撮影範囲307が表示される。
なお、他の例としては、情報処理装置100は、設置機器及び被写体の配置選択を受け付けるためのボタンを表示するのにかえて、メニューやリストを表示してもよい。さらに、情報処理装置100は、配置された設置機器や被写体を移動したり、回転したりすることができる。縮尺バー305は、監視領域の図面データに対応する監視領域の実寸サイズの入力を受け付けるためのユーザインタフェースである。ユーザは、縮尺バー305の長さに対応する実寸サイズを入力する。ユーザは、例えば、縮尺バー305に対し、100mといった数値を入力することができる。これに対応し、情報処理装置100は、縮尺バー305に相当する距離が100mになるように、表示対象の図面データに対して、変倍処理を施し、変倍後の図面データを図面データ表示領域302に表示する。これにより、ユーザは、図面データ表示領域302に表示中の図面データの縮尺を把握することができる。
図4は、情報処理装置100による支援処理を示すフローチャートである。S400において、CPU101は、支援画面300に、設置機器リストを表示する。具体的には、CPU101は、設置機器管理情報のリストテーブルを取得し、図面データ上に配置する設置機器を選択できるように、設置機器リストを表示する。CPU101は、設置機器管理情報に、サムネイルや説明文が格納されている場合には、設置機器リストに、機器名だけでなく、設置機器のサムネイルや機器の説明文を合わせて表示してもよい。
次に、S401において、CPU101は、図面読込指示を受け付けたか否かを確認する。CPU101は、ユーザにより図面読込ボタン303が押された場合に、図面データの読込指示を受け付ける。CPU101は、図面読込指示を受け付けた場合には(S401でYes)、処理をS403へ進める。CPU101は、図面読込指示を受け付けなかった場合には(S401でNo)、処理をS402へ進める。S402において、CPU101は、ユーザ操作に応じて、アプリケーションの終了指示を受け付けたか否かを確認する。CPU101は、終了指示を受け付けた場合には(S402でYes)、支援処理を終了する。CPU101は、終了指示を受け付けなかった場合には(S402でNo)、処理をS401へ進める。
S403において、CPU101は、図面読込指示に係る図面データを描画する。ここで、CPU101は、ユーザが指定したROM102や外部記憶装置104にあるファイルより図面データを取得してもよいし、インターネットを経由して、監視カメラ設置場所の地図データより図面データを取得してもよい。このようにCPU101は、図面データを取得する取得機能も有する。CPU101は、取得した図面データを、図2(a)に示す図面管理情報の図面データ202に格納する。CPU101はまた、取得した図面データのデータタイプ情報も取得し、これを図面データタイプ情報201に格納する。例えば、取得した図面データが「c:¥data¥factory.jpg」であった場合、CPU101は、図面データタイプ情報201には、JPEGファイルであることを示す情報を格納する。CPU101はまた、取得した図面データを図面データ表示領域302に描画表示する。
なお、CPU101は、図面データが描画フォーマットの画像ファイルでない場合は所定の画像ファイルフォーマットへの変換を行う。例えば、取得したデータがDXFフォーマットのCADデータであり、描画する図面データのフォーマットがJPEGであったとする。この場合、CPU101は、DXFフォーマットからJPEGフォーマットへの変換を行う。CPU101は、既知の従来技術に基づき、変換処理を行うものとする。
次に、S404において、CPU101は、取得した図面データの縮尺サイズを取得する。CPU101は、例えば、図3の支援画面300の縮尺バー305として図面上に描画されている線の長さをある特定の長さとした場合、その特定の長さが図面上のどの長さになるか線幅を変更する。そして、CPU101は、変更された線の長さを求め、図面上の縮尺スケールを求める。CPU101は、求めた縮尺スケールを、図面管理情報の縮尺サイズ情報203に格納する。次に、S405において、CPU101は、終了指示を受け付けたか否かを確認する。CPU101は、終了指示を受け付けた場合には(S405でYes)、支援処理を終了する。CPU101は、終了指示を受け付けなかった場合には(S405でNo)、処理をS406へ進める。
S406において、CPU101は、設置機器の配置指示を受け付けたか判断する。CPU101は、例えば、図3に示す支援画面300の設置機器リストより機器が選択され、図面データ上において、配置位置が指定された場合に、設置機器の配置指示を受け付ける(受付処理)。なお、設置機器の配置指示は、配置対象の機器及び配置位置を含む情報である。CPU101は、設置機器の配置指示を受け付けた場合には(S406でYes)、処理をS407へ進める。CPU101は、設置機器の配置指示を受け付けなかった場合には(S406でNo)、処理をS408へ進める。S407において、CPU101は、図面データ上において、配置指示に示される配置位置に設置機器シンボルを描画し、その後処理をS405へ進める。なお、設置機器の描画処理(S407)については、図5を参照しつつ後述する。
S408において、CPU101は、被写体シンボルの配置指示が行われたか判断する。CPU101は、例えば、図3に示す支援画面300の被写体ボタン304が押され、図面データ上において、配置指示が指定された場合に、被写体の配置指示を受け付ける。なお、被写体の配置指示は、配置対象の被写体のタイプ及び配置位置を含む情報である。CPU101は、被写体の配置指示を受け付けた場合には(S408でYes)、処理をS409へ進める。CPU101は、被写体の配置指示を受け付けなかった場合には(S408でNo)、処理をS410へ進める。S409において、CPU101は、図面データ上において、配置指示に示される配置位置に被写体シンボルを描画し、その後処理をS405へ進める。
S410において、CPU101は、被写体の移動又は回転の指示を受け付けたか否かを確認する。CPU101は、被写体の移動又は回転の指示を受け付けた場合には(S410でYes)、処理をS411へ進める。CPU101は、被写体の移動又は回転の指示を受け付けなかった場合には(S410でNo)、処理をS412へ進める。S411において、CPU101は、指示に従い、図面データ上の被写体シンボルを移動または回転する。
S412において、CPU101は、撮影範囲の変更指示を受け付けたか否かを確認する。CPU101は、例えば、撮影範囲を選択し、撮影範囲の領域を変更する操作が行われた場合に、撮影範囲の変更指示を受け付ける。CPU101は、撮影範囲の変更指示を受け付けた場合には(S412でYes)、処理をS413へ進める。CPU101は、撮影範囲の変更指示を受け付けなかった場合には(S412でNo)、処理をS405へ進める。S413において、CPU101は、変更されたサイズに基づき撮影範囲の描画処理を行う。
図5は、図4を参照しつつ説明した機器シンボルの描画処理(S407)における詳細な処理を示すフローチャートである。S500において、CPU101は、設置機器リストより選択された設置機器の設置機器関連情報を取得する。次に、S501において、CPU101は、取得した設置機器関連情報を参照し、選択された設置機器の種類が照明機器か否かを確認する。CPU101は、設置機器の種類が照明機器でない場合には(S501でNo)、処理をS502へ進める。CPU101は、設置機器の種類が照明機器の場合には(S501でYes)、処理をS508へ進める。
S502において、CPU101は、配置指示に係る配置座標を取得し、これを配置指示に係る設置機器の設置機器座標情報として、S500において取得した設置機器関連情報と共に、RAM103に記録する。次に、S503において、CPU101は、図面データ上に、配置指示に係る設置機器のシンボルを描画する。つまり、CPU101は、図面データ上に、配置指示に係る設置機器のシンボルを表示するよう出力装置108を制御する。CPU101は、具体的には、S502において記録した設置機器座標情報に示される位置に、設置機器関連情報の設置機器シンボルデータに示されるシンボルを描画する。例えば、配置指示に係る設置機器が監視カメラであった場合には、CPU101は、監視カメラを示す監視カメラシンボルを描画する。また、配置指示に係る設置機器がスピーカであった場合には、CPU101は、そのスピーカを示すスピーカシンボルを描画する。図3に示す例においては、設置機器シンボルは、2次元画像であるが、これに限定されるものではなく、設置機器シンボルは、3次元画像であってもよい。ここで、監視カメラシンボルは、監視カメラ画像の一例であり、S503の処理は、監視カメラ画像を図面データ上に描画する描画処理の一例である。
次に、S504において、CPU101は、設置機器の種類が監視カメラか否かを確認する。CPU101は、設置機器の種類が監視カメラの場合には(S504でYes)、処理をS505へ進める。CPU101は、設置機器の種類が監視カメラでない場合には(S504でNo)、設置機器シンボルの描画処理を終了する。S505において、CPU101は、図面データ上に、監視カメラの撮影範囲をさらに描画する。なお、撮影範囲の描画処理(S505)については、図6を参照しつつ後に詳述する。
次に、S506において、CPU101は、監視カメラにLED等の付属照明(付属照明部)が設けられているか否かを確認する。CPU101は、図2(c)に示す設置機器関連情報の光源情報411を参照することにより、付属照明の有無を確認することができる。CPU101は、付属照明が設けられている場合には(S506でYes)、処理をS507へ進める。CPU101は、付属照明が設けられていない場合には(S506でNo)、設置機器シンボルの描画処理を終了する。
S507において、付属照明の照射範囲の描画処理を行う。付属照明の描画処理(S507)については、図8を参照しつつ後述する。以上で、設置機器シンボルの描画処理が終了する。また、S508において、CPU101は、照明機器の描画処理を行う。照明機器の描画処理(S508)については、図9を参照しつつ後述する。
図6は、図5を参照しつつ説明した撮影範囲の描画処理(S505)における詳細な処理を示すフローチャートである。S600において、CPU101は、選択された監視カメラの画角情報、パン角度及びチルト角度を、設置機器管理情報から取得する。具体的には、CPU101は、画角情報を設置機器管理情報の水平画角情報407と垂直画角情報408より取得する。CPU101はまた、パン角度範囲及びチルト角度範囲をそれぞれ設置機器管理情報のパン角度範囲409及びチルト角度範囲410より取得する。
次に、S601において、CPU101は、図面管理情報の縮尺サイズ情報203より、縮尺サイズ情報を取得する。次に、S602において、CPU101は、画角情報、パン角度範囲及びチルト角度範囲に基づいて、撮影範囲を特定し、縮尺サイズ情報に応じて、撮影範囲に対応する図面データ上の範囲を特定する。そして、CPU101は、図面データ上に、撮影範囲の描画処理を行う。つまり、CPU101は、図面データ上に、撮影範囲を示す情報を表示するよう出力装置108を制御する。
図7(a)は、撮影範囲の描画処理(S602)の説明図である。図7(a)には、図3に示した監視カメラシンボル306と、撮影範囲307とを示している。図7(a)の例では、撮影範囲307は、点A、点B及び点Cを頂点とする三角形の領域となる。この領域の求め方は次の通りである。すなわち、図2(c)に示す設置機器管理情報の水平画角情報407の水平角度より点Aの角度θ°を求める。例えば、撮影ターゲットの位置が点Dであった場合、以下の式より、点B及び点Cの座標を求めることができる。

BD間の距離(CD間の距離)=tan(角度θ×0.5)°×AD間の距離 …(式1)

CPU101は、撮影範囲307を算出すると、監視カメラシンボル306の撮影方向に沿って、撮影範囲を描画する。CPU101は、監視カメラシンボル306が配置される位置に応じて撮影範囲307の表示位置も変える。CPU101はさらに、撮影範囲307の座標を示す撮影範囲座標情報を、配置指示に係る設置機器の設置機器管理情報に紐付けて、RAM103に記録する。なお、撮影範囲座標情報は、図7(a)の例では、撮影範囲の点A、点B、及び点Cの座標を示す情報である。
CPU101は、S602の処理の後、処理をS603へ進める。S603において、CPU101は、監視カメラの撮影範囲が、図面データ上に既に描画されている照明機器の照明範囲と重なるか否かを確認する。CPU101は、撮影範囲が照明範囲と重なる場合には(S603でYes)、処理をS604へ進める。CPU101は、撮影範囲が照明範囲と重ならない場合には(S603でNo)、撮影範囲の描画処理を終了する。
S604において、CPU101は、撮影範囲のうち、照明範囲と重なる、重なり領域を識別可能とすべく、重なり領域の表示態様を他の領域の表示態様と異なる表示態様に変更する。なお、表示態様を変更する処理は特に限定されるものではない。CPU101は、例えば、重なり領域の表示色を他の領域の表示色と異なる色に変更してもよく、また他の例としては、CPU101は、重なり領域のハッチングを他の領域のハッチングと異なる種類のものに変更してもよい。また他の例としては、CPU101は、重なり領域の境界を示す太線を描画してもよい。なお、S604の処理は、重なり領域を示す情報を描画する描画処理の一例である。次に、S605において、CPU101は、警告メッセージを表示する(表示処理)。監視カメラの撮影範囲が照明機器の照射領域と重なる場合には、照明機器の照射により監視カメラの撮影領域が逆光で正常に撮影されない場合があるためである。以上で、撮影範囲の描画処理が終了する。
図8は、図5を参照しつつ説明した付属照明の描画処理(S507)における詳細な処理を示すフローチャートである。S800において、CPU101は、S502においてRAM103に格納した機器座標情報、すなわち監視カメラシンボルの配置座標を取得する。図7の例では、点Aの座標が監視カメラシンボルの配置座標となる。次に、S801において、CPU101は、S505においてRAM103に格納した撮影範囲座標情報を取得する。CPU101は、撮影範囲情報から、図7(a)に示す点A〜点Cの座標を特定する。CPU101はさらに、点Aと点Cの線分の中心となる点Dの座標も特定する。
次に、S802において、CPU101は、S800及びS801において取得した監視カメラシンボルの配置座標及び撮影範囲座標情報に基づいて、照射中心線を特定する。CPU101は、具体的には、点Aと点Dを結ぶ直線を撮影中心線として特定し、撮影中心線を照射中心線として特定する。なお、撮影中心線は、撮影方向に延びる直線である。次に、S803において、CPU101は、設置機器管理情報より、照射角度情報及び照射距離情報をそれぞれ照射角度情報412と照射距離情報413を取得する。
次に、S804において、CPU101は、S802において特定した照射中心線上に、照射距離情報に示される照射距離に相当する長さの矢印画像を描画する。図7(a)の例では、照射距離は、点Aから点Eの距離に相当し、これに対応して、矢印画像700が描画される。CPU101は、照射距離に相当する長さを算出する際に、図2(a)に示す図面管理情報の縮尺サイズ情報203を参照する。すなわち、CPU101は、縮尺サイズ情報203の縮尺サイズより図面データ上のサイズへの変換を行い、変換後の照射距離の長さを描画する。例えば、照射距離が300m、縮尺サイズが図7(a)に示す1マスが100mとする。この場合、CPU101は、3マス分の長さを照射距離とし、点Aを起点として、矢印画像700を描画する。つまり、CPU101は、図面データ上に照射距離を示す情報を表示するよう出力装置108を制御する。S804の処理は、監視カメラの撮影方向に沿った直線を照射距離として描画する処理の一例である。
次に、S805において、CPU101は、図2(c)の設置機器管理情報の照射角度情報412に照射角度情報が格納されているか否かを確認する。CPU101は、照射角度情報が格納されている場合には(S805でYes)、処理をS806へ進める。CPU101は、照射角度情報が格納されていない場合には(S805でNo)、付属照明の描画処理を終了する。すなわち、照射角度情報がない場合には、照射範囲は描画されず、照射距離のみが描画される。S806において、CPU101は、付属照明の照射範囲を描画する。図7(a)の例では、CPU101は、S803において取得した照射角度情報412に基づいて、点F及び点Gの座標を求め、点A、点F及び点Gを頂点とする三角形の範囲を算出する。そして、CPU101は、点A、点F及び点Gを頂点とする三角形の範囲を照射範囲として図面データ上に描画する。つまり、CPU101は、図面データ上に照射範囲を示す情報を表示するよう出力装置108を制御する。また、CPU101は、監視カメラシンボル306が配置される位置に応じて照射範囲の表示位置も変える。S806の処理は、照射範囲を算出する算出処理、照射範囲を図面データ上に描画する描画処理の一例である。
次に、S807において、CPU101は、照射範囲が撮影範囲と重なるか否かを確認する。CPU101は、照射範囲が撮影範囲と重なる場合には(S807でYes)、処理をS808へ進める。CPU101は、照射範囲が撮影範囲と重ならない場合には(S807でNo)、付属照明の描画処理を終了する。S808において、CPU101は、照射範囲のうち、撮影領域範囲と重なる、重なり領域の表示態様を他の領域の表示態様と異なる表示態様に変更する。図7(a)の例では、点A、点H、点Iを頂点とする三角形の領域720が重なり領域であるため、CPU101は、この領域の表示態様を変更する。また、図7(b)は、撮影範囲の画角よりも照射角度が広い場合を示す図である。この場合、領域730が重なり領域となる。
図9は、図5を参照しつつ説明した、照明機器の描画処理(S508)における詳細な処理を示すフローチャートである。S900において、CPU101は、配置指示に係る配置座標を取得し、これを配置指示に係る設置機器の設置機器座標情報として、S500において取得した設置機器関連情報と共に、RAM103に記録する。図10の例で述べると水平図面では点Lの座標が配置座標として取得される。CPU101は、立体図においてデフォルトで指定された高さをさらに取得する。なお、高さを示す情報は、例えば外部記憶装置104に設定されているものとする。
次に、S901において、CPU101は、図面データ上に、配置指示に係る照明機器シンボル(照明機器画像)を描画する。つまり、CPU101は、図面データ上に照明機器シンボルを表示するよう出力装置108を制御する。CPU101は、具体的には、S502において記録した設置機器座標情報に示される位置に、設置機器関連情報の設置機器シンボルデータに示されるシンボル、すなわち照明機器シンボルを描画する。次に、S902において、CPU101は、光源情報及び照射距離情報をそれぞれ設置機器管理情報の光源情報503及び照射距離情報504から取得する。なお、他の例としては、ユーザが、設置を希望する照明機器に関し、光源情報及び照射距離情報を入力してもよい。この場合、CPU101は、ユーザにより入力された光源情報及び照射距離情報を取得する。
次に、S903において、CPU101は、照明機器の照射範囲を描画する。つまり、CPU101は、図面データ上に照明機器の照射範囲を示す情報を表示するよう出力装置108を制御する。図10の例では、CPU101は、照射機器の配置高さ座標Mから照明機器の照射方向(照射角度)のユーザ入力を受け付ける。CPU101は、高さ座標Mと照射方向とに基づいて、床との接点Nを求め、点Mと点Nを通る直線を照射中心線として特定する。そして、CPU101は、照射中心線に沿うように、点Mを起点とする、照射距離分の長さの矢印画像1000を描画する。そして、CPU101は、ユーザ入力された照射角度と照射距離より照射領域を算出し(算出処理)、照射領域を描画する。立面図では、座標Oら座標Nの長さを以下の(式2)により求めることができる。

NO間の距離=tan(照射角度×0.5)°×照射距離 …(式2)

水平図面では、上記の座標Nから座標Oの距離が座標Lから座標Qの長さとなり、照射範囲1010が描画される。立面図では、照射範囲1010に対応する照射範囲1020が描画される。
CPU101は、S903の処理の後、処理をS904へ進める。S904において、CPU101は、照明機器の照明範囲が、図面データ上に既に描画されている監視カメラの撮影範囲と重なるか否かを確認する。CPU101は、照明範囲が撮影範囲と重なる場合には(S904でYes)、処理をS905へ進める。CPU101は、照明範囲が撮影範囲と重ならない場合には(S904でNo)、照明機器の描画処理を終了する。
S904において、CPU101は、照明範囲のうち、撮影範囲と重なる、重なり領域の表示態様を他の領域の表示態様と異なる表示態様に変更する。本処理は、S604の処理と同様である。次に、S905において、CPU101は、警告メッセージを表示する。以上で、撮影範囲の描画処理が終了する。例えば、図11に示す例においては、監視カメラ1100の撮影範囲1101と、照明機器1110の照射領域1111とが重なっている。この場合、重なり領域1120が他の領域と異なる表示態様で描画される。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100は、監視カメラが備える付属照明の照射範囲や、監視カメラの周囲に配置された照明機器の照明範囲を監視カメラの撮影範囲と共に描画する。したがって、ユーザは、監視カメラの周囲の明るさに関する情報も考慮して、適切な撮影画像を得ることができるような監視カメラの配置を検討することができる。
なお、本実施形態においては、特定領域内の少なくとも一部の領域の明るさを示す情報として、照明範囲を示す画像を描画することとしたが、これに限定されるものではない。CPU101は、他の例としては、明るさを示す情報として、照射範囲を示すテキスト情報等を表示してもよい。
また、第1の変更例としては、CPU101は、撮影範囲の描画処理(S505)において、監視カメラが備える付属照明の明るさをさらに考慮して、撮影範囲を特定してもよい。CPU101は、被写体までの距離に応じた照度情報より、(式3)を用いて撮影範囲を区分表示することが可能になる。

E=I/S^2 …(式3)

ここで、Eは、照度(Lux)を示す。照度は、単位面積あたりに入射する光束の量であり、光源によって照らされている面の明るさの程度を示す。Iは、光度(cd)を示す。光度は、ある方向へ単位立体角あたりの光束を示し、各方向への光の強さを表す。Sは、光源からの距離を示す。同じ光度の光源からの距離が2倍になれば、照度は1/4になり、距離が1/2になれば照度は4倍になる。
例えば、画角設定した照度情報がXLuxで、被写体までの距離がS1:500mとし、付属照明の明るさをYLuxとする。この場合、付属照明をオンした場合の撮影範囲の距離をS2とすると、(式4)より、S2が得られる。すなわち、情報処理装置100は、S2により、撮影範囲を特定してもよい。

XLux:YLux=500m:S2 …(式4)
また、照度情報として、JISで定めている照度基準表を適用することも可能である。情報処理装置100は、例えば、直射日光が当たっている場合の照度を100,000Lux、快晴時を10,000Lux、曇天の昼時を1,000Luxとして、撮影範囲を決定してもよい。CPU101は、被写体までの距離に応じた照度情報より、(式4)により、監視カメラの周囲の照度に基づいて、撮影範囲を特定してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM

Claims (23)

  1. カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記カメラが備える照明部の照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記照明部の照射角度及び照射距離情報を参照し、前記照射範囲を算出する第1の算出手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記第1の算出手段により算出された前記照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記照明部の照射距離を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記照射距離に応じた長さの、前記カメラの撮影方向に沿った直線を、前記照射距離として前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記カメラの撮影範囲と前記照射範囲とが重なる場合に、前記撮影範囲と前記照射範囲の重なり領域を識別可能に前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記カメラを示すカメラシンボルと、前記カメラの撮影範囲とを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記カメラが設置される領域を示す情報に対する、前記カメラの配置指示を受け付ける第1の受付手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記配置指示に係る前記カメラを示す前記カメラシンボル及び前記撮影範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記カメラと別の機器である照明機器の照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記照明機器の照射角度情報を参照し、前記照明機器の照射範囲を算出する第2の算出手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記第2の算出手段により算出された前記照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記明るさに関する情報として、前記カメラとは別の機器である照明機器の照射距離を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  11. カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記カメラの撮影範囲と、前記カメラとは別の機器である照明機器の照射範囲とが重なる場合に、前記撮影範囲と、前記照明機器の前記照射範囲との重なり領域を識別可能に前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記撮影範囲と、前記照明機器の前記照射範囲とが重なる場合に、重なる旨の警告メッセージを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記カメラが設置される領域を示す情報に対する、前記照明機器の配置指示を受け付ける第2の受付手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記配置指示に係る前記照明機器を示すシンボル及び前記照明機器の照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記カメラの周囲の明るさに関する情報に基づいて、撮影範囲を特定する特定手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記特定手段により特定された前記撮影範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  15. カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得手段と、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有し、
    前記明るさに関する情報は、前記カメラによって撮像されたときの明るさに関する情報であることを特徴とする情報処理装置。
  16. カメラが設置される領域を示す情報に対する、所定の位置へのカメラの配置指示を受け付ける受付手段と、
    前記配置指示に係る位置の明るさに関する情報に基づいて、前記カメラの撮影範囲を特定する特定手段と、
    カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記特定手段により特定された前記撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  17. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップとを含み、
    前記表示制御ステップでは、前記明るさに関する情報として、前記カメラが備える照明部の照射範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理方法。
  18. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと
    を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記明るさに関する情報として、前記カメラとは別の機器である照明機器の照射距離を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理方法。
  19. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと
    を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記カメラの撮影範囲と、前記カメラとは別の機器である照明機器の照射範囲とが重なる場合に、前記撮影範囲と、前記照明機器の前記照射範囲との重なり領域を識別可能に前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理方法。
  20. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記カメラの周囲の明るさに関する情報に基づいて、撮影範囲を特定する特定ステップと
    を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記特定ステップにより特定された前記撮影範囲を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報処理方法。
  21. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記領域内の少なくとも一部の領域の明るさに関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと
    を含み、
    前記明るさに関する情報は、前記カメラによって撮像されたときの明るさに関する情報であることを特徴とする情報処理方法。
  22. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    カメラが設置される領域を示す情報に対する、所定の位置へのカメラの配置指示を受け付ける受付ステップと、
    前記配置指示に係る位置の明るさに関する情報に基づいて、前記カメラの撮影範囲を特定する特定ステップと、
    カメラが設置される領域を示す情報とともに、前記特定ステップにより特定された前記撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  23. コンピュータを、請求項1、11、14乃至16の何れか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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