JP2017092733A - カメラ配置支援装置、カメラ配置支援方法、およびプログラム - Google Patents
カメラ配置支援装置、カメラ配置支援方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】画像データにおける監視カメラの配置を容易にする。
【解決手段】建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援装置は、該画像データを取得し、表示手段の画面の所定の領域に描画し、描画された該画像データにおいて監視カメラを前記建物の領域の中および外の少なくともいずれかに配置するかの情報を取得し、該情報に応じて、前記画像データを加工して、該所定の領域において、該建物の領域の大きさと該建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整し、該加工された画像データを該所定の領域に再描画する。
【選択図】図3
【解決手段】建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援装置は、該画像データを取得し、表示手段の画面の所定の領域に描画し、描画された該画像データにおいて監視カメラを前記建物の領域の中および外の少なくともいずれかに配置するかの情報を取得し、該情報に応じて、前記画像データを加工して、該所定の領域において、該建物の領域の大きさと該建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整し、該加工された画像データを該所定の領域に再描画する。
【選択図】図3
Description
本発明は、カメラ配置支援装置、カメラ配置支援方法、およびプログラムに関する。
店舗やビルなどにおいて監視カメラを配置して監視を行う利用者は、通常、監視領域に対し、どのように監視カメラを配置するかの検討を行う。具体的には、利用者は、監視カメラを配置する場所の設計図面を施主等より入手し、その図面上に、監視カメラのシンボルと撮影範囲、監視ターゲットとなる被写体などを記載する。監視カメラの撮影範囲は監視カメラの画角等により異なるため、利用者は、選定した監視カメラごとに画角に応じて撮影範囲を変更する。また、利用者は、監視ターゲットの撮影状態、例えば顔が認識できるレベルで撮影を行うか等を考えながら監視カメラの配置を検討する。
従来より、監視カメラの配置を支援するツール(以降、「レイアウト作成支援ツール」と記載する)が存在する(特許文献1参照)。
設計図面は、必ずしもカメラ配置を行うために適した設計図面になっているとは限らない。図10〜図12を参照して、従来のレイアウト作成支援ツールにより表示される画面例について説明する。
図10は、建物の領域を示す図形を含む設計図面の例である。図10(A)は、建物の屋内の領域(灰色のエリア1010)が狭く、屋外の領域(白色のエリア1011)が広く、また、図面領域(屋内と屋外の領域)が真ん中に配置されていない設計図面である。また、図10(B)は、屋内の領域(灰色のエリア1012)は広いが、屋外の領域(白色のエリア1013)が狭い設計図面である。
従来のレイアウト作成支援ツールでは、入力された画像データは、入力された画像データのまま、背景領域にフィットするように拡大・縮小されて背景画像として描画される。図11は、従来のレイアウト作成支援ツールを用いて描画された背景画像の例である。従来のレイアウト作成支援ツールにおいて、図10(A)と図10(B)に示す設計図面が入力される場合、それぞれ図11(A)と図11(B)のように画面上に表示される。操作者が、図10(A)に示す屋内の領域に、撮影範囲1111を含んだ監視カメラ1110を配置する場合、図11(A)に示すように、屋内の領域は小さく表示されているため、配置可能な領域が狭い。よって、操作者は配置しにくい。また、操作者が、図10(B)に示す屋外の領域に、撮影領域1113を含んだ監視カメラ1112を配置する場合、図11(B)に示すように、屋外の領域を表現する余白部分が狭いため、描画しきれない場合がある。
このため、図10(A)と図10(B)に示す設計図面を、レイアウト作成支援ツールを使用する前に、監視カメラ配置に適した設計図面に加工する必要があった。図12は、図10に示す設計図面を調整することを示す図である。図10(A)と図10(B)に示す設計図面を監視カメラの配置に適した設計図面にするために、例えば、操作者は、図12に示すように、予め他の画像編集ツールにより、点線の領域のトリミングや、拡大・縮小を行う。ここで、監視カメラを屋外に配置するのか、屋内に配置するのかにより、設計図面の屋内または屋外の領域を調整する必要がある。監視カメラを屋内に配置する場合は、おおよそ監視カメラの撮影範囲は、建物の中側に描画される。そのため、屋外の領域をできるだけ狭くし図面領域を拡大する方が監視カメラの配置検討を行い易い(図12(A))。また、監視カメラを屋外に配置する場合は、屋外を示す領域において、監視カメラの撮影領域が入るように建物領域を縮小させる必要がある(図12(B))。
このように、設計図面は、必ずしも監視カメラ配置に適した画像データになっているとは限らない。そのため、レイアウト作成支援ツールの操作者は、事前に、設計図面に対してサイズ調整や位置移動を行い、監視カメラ配置に適した画像データにしておく必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されてものであり、画像データにおける監視カメラの配置を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明によるカメラ配置支援装置は以下の構成を有する。すなわち、建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援装置であって、前記画像データを取得する画像データ取得手段と、取得された前記画像データを、表示手段の画面の所定の領域に描画する描画手段と、描画された前記画像データにおいて監視カメラを前記建物の領域の中および外の少なくともいずれかに配置するかの情報を取得する設置状態取得手段と、取得された前記情報に応じて、前記画像データを加工して、前記所定の領域において、前記建物の領域の大きさと前記建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整する加工手段と、を有し、前記描画手段は、前記加工された画像データを前記所定の領域に再描画することを特徴とする。
本発明によれば、画像データにおける監視カメラの配置を容易にすることが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施形態1]
図2は、実施形態1におけるカメラ配置支援装置200の構成を示す図である。本実施形態におけるカメラ配置支援装置200は、建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するための装置である。図2(A)に、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200のハードウェア構成を示し、図2(B)に、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の機能構成を示す。まず、図2(A)について説明する。本実施形態におけるカメラ配置支援装置200は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、外部記憶装置204、InputI/F(インタフェース)205、入力装置206、OutputI/F207、表示装置208、システムバス209を具備する。
図2は、実施形態1におけるカメラ配置支援装置200の構成を示す図である。本実施形態におけるカメラ配置支援装置200は、建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するための装置である。図2(A)に、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200のハードウェア構成を示し、図2(B)に、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の機能構成を示す。まず、図2(A)について説明する。本実施形態におけるカメラ配置支援装置200は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、外部記憶装置204、InputI/F(インタフェース)205、入力装置206、OutputI/F207、表示装置208、システムバス209を具備する。
CPU201は、カメラ配置支援装置200の全体の制御処理を行う。ROM202は、使用者が電気的にプログラムを書き込むことができるRP(Reprogramable)ROMと、製造するときに内容を書き込むマスクROMから構成されるが、いずれかのROMから構成されてもよい。RAM203は、自由書き込み・自由読み出しができるメモリである。RAM203は、本実施形態の処理を行う際に一時的にデータを蓄える等の機能を有する。
外部記憶装置204は、不揮発性の記憶装置である。外部記憶装置204には、たとえば、HDドライブ、FDドライブ、MOドライブ、CD−RWドライブ、DVD−RWドライブ、Blu−ray(登録商標)ドライブ等がある。外部記憶装置204は、後述の図3、図5、図8の処理をCPU201に実行させるためのプログラムデータを格納するとともに、プログラムデータの動作に必要なデータを格納することができる。
InputI/F205は、入力装置206からの入力信号を処理し、カメラ配置支援装置200の操作及びデータ入力に用いられるインタフェースである。入力装置206は、InputI/F205を経由してカメラ配置支援装置200へ入力信号を送るためのユーザインタフェースである。入力装置206は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどである。
OutputI/F207は、カメラ配置支援装置200と接続されるモニタやプリンタなどからの出力信号を処理し、カメラ配置支援装置200の操作及びデータ出力に用いられるインタフェースである。表示装置208は、OutputI/F207を経由してカメラ配置支援装置200からの出力信号を受信して処理する表示装置を示している。この表示装置208は、CRT(Cluster ray tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、プロジェクタなどの制御回路を用いて実現される。
システムバス209は、カメラ配置支援装置200の各ブロック間の各種データのやりとり及び電力の供給をするものである。システムバス209は、アドレス線、データ線、制御線、電源、グランド線等からなる。
次に、図2(B)を参照して、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の機能構成を説明する。画像データ取得部211は、設計図面を含む画像データを読み込む。この画像データには建物の領域を示す図形が含まれる。また、画像データ取得部211は、必要に応じて画像処理を行う。描画部212は、表示装置208における画面の所定の領域に画像データを描画する。この所定の領域は、例えば画面の背景領域である。縮尺サイズ取得部213は、操作者による入力等に基づいて、描画部212により描画された画像データの縮尺サイズを取得する。外枠取得部214は、背景領域に描画された設計図面の中で建物を表す領域の外枠を取得する。設置状態取得部215は、監視カメラの設置状態を操作者による入力等に基づいて取得する。余白サイズ算出部216は、設置状態取得部215により取得された設置状態で監視カメラが適切に表示されるように、建物を表す領域以外の領域(余白部分)のために必要な領域を算出する。なお、以降の説明では、建物を表す領域以外の領域を「余白」と称するが、余白には、樹木等の図形が含まれてもよい。画像データ加工部217は、画像データを加工して、建物の領域の大きさと建物の領域以外の領域の大きさとの割合を調整する。表示制御部218は、表示装置208に対する表示に関する制御を行う。
次に、本実施形態のカメラ配置支援装置200の処理について説明する。本実施形態において、カメラ配置支援装置200は、コンピュータにインストールされており、コンピュータ上で動作するものとするが、動作形態はこれに限定されない。図1は、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の表示装置208において表示される画面の例である。カメラ配置支援装置200が起動されると、図1に示すデザイン画面100が表示装置208に表示される。
図1において、背景領域101は、カメラ配置支援装置に入力された画像データとしての設計図面が描画される領域である。画像データ読込みメニュー102は、画像データの読込みを指示するためのメニューである。操作者により画像データ読込みメニュー102が選択されると、ダイアログが表示され、操作者は入力する画像データの存在場所を入力して指定することが可能となる。操作者により指定された存在場所に対応する画像データ(設計図面)は、背景領域101の点線領域内に描画される。外枠103は、読み込まれた画像データにおける建物の外郭を表す。
監視カメラリスト104は、背景領域101に配置可能な監視カメラの一覧である。操作者は、マウスなどの入力装置206により、監視カメラリスト104の中から、配置する監視カメラ105を選択し、ドラック&ドロップなどの操作により設計図面上に配置することが可能である。そして、選択された監視カメラ105が配置されると、監視カメラのシンボルと撮影範囲が背景領域101上に描画される。例えば、操作者による操作により、屋内に監視カメラが配置された場合は、監視カメラ106と撮影範囲107のように表示され、屋外に監視カメラが配置された場合は、監視カメラ108と撮影範囲109のように表示される。
スケール設定ボタン110は、入力された設計図面の縮尺サイズを設定するためのボタンである。なお、スケール設定ボタン110は、ボタンである必要はない。例えば、入力装置206がマウスの場合、操作者は、マウスの右クリックによるメニューにより縮尺サイズを設定してもよい。操作者がスケール設定ボタン110を選択すると、設計図面上の任意の長さに対して、実際のサイズを入力することが可能である。縮尺サイズ取得部213は、背景領域101上での長さと実際のサイズにより、縮尺サイズを取得することが可能である。本実施形態では、図1に示すように、スケールバー111と入力ボックス112が表示され、操作者は、スケールバー111の長さに対応する実際の長さを入力ボックス112に入力する。
次に、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の処理を、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の処理フローの一例を示す図である。ステップS301において、画像データ取得部211は、建物の領域を表す図形を含む設計図面のデータを読み込む。例えば、操作者が図1の画像データ読込みメニュー102を選択した場合、画像データ取得部211は、設計図面のデータの読み込み指示を受ける。続いて、操作者により、表示されたダイアログに、設計図面の存在場所として画像データファイルパスが入力された場合、画像データ取得部211は、パスを介して取得したファイルをオープンして画像データを読み込み、RAM203に保存する。なお、設計図面のデータがCADデータである場合は、画像データ取得部211は、画像データに変換して、RAM203へ保存する。なお、画像データ取得部211による画像データ取得方法は、操作者による画像データ読込みメニュー102の操作を介した上述の方法に限定されない。
次に、ステップS302において、描画部212は、RAM203に保存された設計図面の画像データを背景領域101に描画する。図4は、描画部212による背景領域への描画を説明するための図である。例えば、図4(A)に示す設計図面を、背景領域101のサイズが縦、横(15.5cm、28.5cm)の領域に描画する場合を考える。描画部212は、図4(B)に示すように、図4(A)に示す画像データの縦、横を、1.5倍に拡大し、背景領域101にセンタリングし表示する。
次に、ステップS303において、縮尺サイズ取得部213は、縮尺サイズの取得を行う。縮尺サイズの取得処理は、設計図面データが読み込まれた後に行われる。縮尺サイズを変更する場合は、操作者がスケール設定ボタン110を指示することにより再設定が可能である。ステップS302において、背景領域に設計図面の画像データが描画された場合、表示制御部218は、スケールバー411と入力ボックス412を表示装置208に表示する。操作者は、このスケールバー411を移動させ、矢印の長さを変えることが可能である。操作者は、設計図面より実寸サイズがわかっている場所にスケールバー411を置き、入力ボックス412に実寸サイズを入力する。他の方法として、操作者がデザイン画面100に表示されているスケール設定ボタン110が指示して、実寸サイズを入力する方法もある。この場合、スケール設定ボタン110が指示されると、座標指定モードになり、操作者が座標4Aと座標4Bを操作者がクリックすることにより、座標4Aから座標4Bを結んだスケールバー411が表示される。そして、操作者は、入力ボックス412に、実寸サイズを入力できる。また、単位ボックス413により単位(cm、m、フィートなど)を選択できる。
実寸サイズに3350cmと入力された場合、画面上の16cm×1.5倍の長さが、3350cmにあたるため、1cmあたり約140cmの縮尺サイズとなる。つまり、実寸サイズ(m)÷画面上のスケールバーのサイズが縮尺サイズとなる。
次に、ステップS304において、外枠取得部214は、描画されている画像データにおける建物の外枠を取得する。外枠取得部214は、例えば、操作者の操作により、建物の領域を囲うように、四角形の簡易外枠線414が設定されることにより外枠を取得できる。また、外枠取得部214は、操作者が、設計図面上に描画されている建物の外枠をなぞることにより座標位置を取得し、この座標位置から外枠を取得することが可能である。例えば、図4(B)に示す設計図面の場合、座標4C〜座標4Mをクリックしていくことにより、外枠を取得することができる。なお、外枠の取得方法は、上記の方法に限定されない。
次に、ステップS305において、設置状態取得部215は、監視カメラの設置場所が外枠(すなわち、建物)の外なのか中なのか、それとも両方なのかを示す設置方法の情報を取得する。例えば、屋内配置/屋外配置/屋内外配置の3つの中から操作者に選択させることにより、設置状態取得部215は、設置方法の情報を取得することが可能である。また、他の方法として、デザイン画面100上において、屋内配置/屋外配置/屋内外配置のグループボタンを操作者に選択させることにより、設置状態取得部215は、設置方法の情報を取得することも可能である。
上記ステップS305で取得された設置方法の情報が屋内配置を示す場合(ステップS306のNo)、余白サイズ算出部216は、ステップS307において、外枠から背景領域の外枠までの余白サイズ(余白部分の大きさ)を、現在表示中の大きさ以下となるように調整する。例えば、余白サイズ算出部216は、余白サイズを最小サイズに設定する。また、余白サイズ算出部216は、画像データや背景領域における外枠の割合などにより余白を設定することが可能である。
また、上記ステップS305で取得された設置方法の情報が屋外配置を含む場合、すなわち、該情報が屋外設置もしくは屋内外設置を示す場合(ステップS306のYes)、ステップS308において、余白サイズ算出部216は、監視カメラの撮影範囲を考慮して余白サイズを算出する。
次に、屋外設置における余白サイズの算出方法について、図5〜7を用いて説明する。図5は、余白サイズ算出部216による余白サイズの算出処理のフロー図である。ステップS501において、余白サイズ算出部216は、監視する被写体の認識レベルを取得する。例えば、人の動きの流れを確認するのか、人の顔を認識するのか、などの監視目的に関連する、監視する被写体の認識レベルにより、必要となる撮影距離が異なる。図7は、認識レベルの違いによる撮影距離の違いを示す図である。顔が認識できるレベルは通常、撮影距離が短くなる(距離701)。逆に、人の動きが認識出来ればよいレベルだと、撮影距離は長くなる(距離703)。
次に、ステップS502において、余白サイズ算出部216は、RAM203やROM202に予め登録されている監視カメラ撮影範囲情報を取得する。監視カメラ撮影範囲情報は、監視カメラリスト104で挙げられている配置可能な監視カメラごとに登録されている情報である。監視カメラ撮影範囲情報は、例えば、1:監視カメラ機種名、2:画角サイズ(最大)、3:画角サイズ(最小)、4:パン角度範囲、5:認識レベルごとの撮影距離等を含む。
ステップS503において、余白サイズ算出部216は、ステップS501で取得した認識レベルにおける撮影距離をステップS502で取得した監視カメラ撮影範囲情報から取得する。なお、S501の処理を省略し、余白サイズ算出部216は、登録されている中で一番距離の長い(一番大きい範囲の)撮影範囲の情報を取得してもよい。続いて、ステップS504において、余白サイズ算出部216は、ステップS504で求めた撮影距離から余白サイズを求める。
図6を参照して、必要な余白サイズについて説明する。図6は、本実施形態における必要な余白サイズを説明する図である。撮影距離602(実寸サイズ)を500cmとした場合、前記の例の縮尺サイズ(1cmあたり140cm)で計算すると、画像データ上で、撮影距離は3.57cmで表現されることになる。つまり、余白サイズは、撮影距離3.57cm+監視カメラのシンボル603(例えば0.5cm)となり、3.62cm必要となる。
図3のステップS309に基づき、画像データ加工部217は、画像データの加工を行う。例えば、上記ステップS503において、図4(B)の例で示すように、必要となる余白サイズが3.62cm、外枠と画像データの境界が0.5cm、画像データと背景領域の境界が1.0cmであった場合、外枠から背景領域の境界が1.5cmのみであるため、外枠内を縮小する必要がある。つまり、画像データ加工部217は、外枠から少なくとも3.62cm囲んだ領域が背景領域になるように、外枠を縮小することにより画像データを調整する。逆に、必要となる余白サイズと外枠サイズが背景領域サイズより小さい場合は、画像データ加工部217は、外枠を拡大してもよい。
次に、描画部212は、ステップS309で求められた画像データを背景領域101に再描画する。そして、ステップS311において、縮尺サイズ取得部213は、縮尺サイズの再計算を行う。縮尺サイズ取得部213は、ステップS303で取得したスケールバーの位置の長さを取得し、ステップS303での長さによる比率を求めて換算する。
[実施形態2]
本実施形態1では、設計図面の読み込み時に設計図面の画像データの最適化を実施したが、実施形態2においては編集中に実施する例を説明する。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態1では、設計図面の読み込み時に設計図面の画像データの最適化を実施したが、実施形態2においては編集中に実施する例を説明する。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の処理を、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態におけるカメラ配置支援装置200の処理フローの一例を示す図である。ステップS801〜ステップS804は、本実施形態1のステップS301〜S304の処理と同様である。操作者は、監視カメラリスト104より、監視カメラを選択し、入力装置206により、選択した監視カメラのシンボルを背景領域101に配置することが可能である。ステップS805にて、監視カメラのシンボルが背景領域101に配置された場合(ステップS805のYes)、ステップS806において、余白サイズ算出部216は、配置された監視カメラのシンボルに対応する監視カメラの撮影距離情報を取得する。この撮影距離情報は、実施形態1と同様に、監視カメラごとにRAM203もしくはROM202にテーブルにより登録されている。監視カメラ撮影範囲情報は、1:監視カメラ機種名、2:画角サイズ(最大)、3:画角サイズ(最小)、4:パン角度範囲、5:認識レベルごとの撮影距離、6:カメラ種別情報(例えば、固定カメラ, PTZカメラ,魚眼カメラなど)、7:パン角度情報等を含む。
ステップS807にて、設置状態取得部215は、背景領域101に配置された監視カメラのシンボルの座標(配置位置)と撮影方向を取得する。なお、座標値として、実寸の数値または縮小サイズに相当する数値の何れかを用いてもよい。ステップS808にて、ステップS806及びステップS807より取得された監視カメラ撮影範囲情報と監視カメラの座標と撮影方向より、余白サイズ算出部216は、必要となる余白サイズを算出する。
図9を参照して、必要な余白サイズについて説明する。操作者により、監視カメラリスト104より任意の監視カメラが選択され、背景領域900に配置されると、その監視カメラのシンボル901が表示される。続いて、表示制御部218により、ステップS806より取得された撮影距離情報から画角サイズ(最大)と認識レベルの撮影距離の情報を用いて、撮影範囲904が描画される。このとき、ステップS807にて、取得された座標902(x,y)と撮影方向903(z)より、撮影範囲の座標が求められる。これより、図9に示された座標値を一例として用いると、監視カメラシンボルの座標902(70,35)より、撮影方向903(スカラ値:45)に示した場合、座標902から建物の外枠までが座標値で30、背景領域900までが座標値で35となるため、必要な余白サイズは、座標値で10となる。
また、監視カメラのカメラ種別情報がPTZや魚眼カメラである場合、余白サイズ算出部216は、パン領域905において、背景領域900をはみ出さないか判断する必要がある。この場合も、余白サイズ算出部216は、監視カメラの配置された座標と撮影方向を取得し、必要となる余白サイズを求めることができる。
画像データ加工部217は、ステップS808で取得した余白サイズと、ステップS807より取得された監視カメラの座標及び撮影方向より、図面データの加工が必要か判断する。画像データ加工部217は、画像データの加工が必要と判断した場合は(ステップS809のYes)、必要となる余白サイズのもと、実施形態1のステップS309〜S311と同様にステップS810〜S812の処理を実施する。これにより、編集中においても選択された監視カメラに応じて、設計図面の画像データを配置検討時に適切なサイズ及び位置に描画することが可能になる。
以上に示した実施形態の効果を以下に説明する。監視カメラの配置検討において、通常、入力する設計図面は多種多様であり、必ずしも、監視カメラの配置に適した図面データになっているとは限らない。そのため、監視カメラの撮影領域を考慮して、図面データの大きさや位置を変更することにより、適したサイズの図面データを用いて監視カメラの配置検討を容易に行うことが可能になる。また、入力された図面データにおいて、カメラ配置に適した大きさにすることにより、監視カメラの配置が行い易くなる。また、編集中においても、監視カメラの撮影向きにより撮影範囲を描画することを考慮して自動的に図面領域が拡大・縮小することが可能となる。そのため、より監視カメラの配置を検討し易くなる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200 カメラ配置支援装置、211 画像データ取得部、212 描画部、213 縮尺サイズ取得部、214 外枠取得部、215 設置状態取得部、216 余白サイズ算出部、217 画像データ加工部、218 表示制御部
Claims (19)
- 建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援装置であって、
前記画像データを取得する画像データ取得手段と、
取得された前記画像データを、表示手段の画面の所定の領域に描画する描画手段と、
描画された前記画像データにおいて監視カメラを前記建物の領域の中および外の少なくともいずれかに配置するかの情報を取得する設置状態取得手段と、
取得された前記情報に応じて、前記画像データを加工して、前記所定の領域において、前記建物の領域の大きさと前記建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整する加工手段と、を有し、
前記描画手段は、前記加工された画像データを前記所定の領域に再描画することを特徴とするカメラ配置支援装置。 - 前記加工手段は、前記余白部分の大きさを調整することによって前記割合を調整することを特徴とする請求項1に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記情報が監視カメラを前記建物の領域の中に配置することを示す場合、前記加工手段は、前記余白部分の大きさを、現在の前記画面に表示中の大きさ以下となるように調整することを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記情報が監視カメラを前記建物の領域の外、または、外および中に配置することを示す場合、前記加工手段は、配置する監視カメラの撮影範囲に基づいて、前記余白部分の大きさを調整することを特徴とする請求項2または3に記載のカメラ配置支援装置。
- 配置する監視カメラの撮影範囲を登録手段と、
描画された前記画像データにおいて、該画像データにおけるサイズと実寸のサイズとの間の縮尺サイズを取得する縮尺サイズ取得手段と、
前記縮尺サイズと、登録された前記監視カメラの撮影範囲に基づいて、前記所定の領域における必要な余白サイズを算出する算出手段とをさらに有することを特徴とする請求項4に記載のカメラ配置支援装置。 - 登録された前記監視カメラの撮影範囲は、該監視カメラが撮影できるな一番大きい範囲を含むことを特徴とする請求項5に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記加工手段は、前記所定の領域の境界で囲まれる領域内に前記必要な余白サイズが収まるように、前記余白部分の大きさを調整することを特徴とする請求項5または6に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記建物の領域の外枠を取得する外枠取得手段をさらに有し、
前記加工手段は、前記外枠の大きさを調整することにより前記割合を調整することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のカメラ配置支援装置。 - 建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援装置であって、
前記画像データを取得する画像データ取得手段と、
取得された前記画像データを、表示手段の画面の所定の領域に描画する描画手段と、
配置する監視カメラを選択する選択手段と、
描画された前記画像データにおいて選択された前記監視カメラのシンボルを操作者による操作により配置する配置手段と、
前記配置手段により配置された前記監視カメラのシンボルの位置に応じて、前記画像データを加工して、前記所定の領域において、前記建物の領域の大きさと前記建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整する加工手段と、を有し、
前記描画手段は、前記加工された画像データを前記所定の領域に再描画することを特徴とするカメラ配置支援装置。 - 前記加工手段は、前記余白部分の大きさを調整することによって前記割合を調整することを特徴とする請求項9に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記監視カメラのシンボルの配置位置が前記建物の領域の中である場合、前記加工手段は、前記余白部分の大きさを、現在の前記画面に表示中の大きさ以下となるように調整することを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記監視カメラのシンボルの配置位置が前記建物の領域の外、または、外および中である場合、前記加工手段は、前記監視カメラのシンボルに対応する監視カメラの撮影範囲に基づいて、前記余白部分の大きさを調整することを特徴とする請求項10または11に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記監視カメラのシンボルに対応する監視カメラの撮影範囲を登録する登録手段と、
描画された前記画像データにおいて、該画像データにおけるサイズと実寸のサイズとの間の縮尺サイズを取得する縮尺サイズ取得手段と、
前記監視カメラのシンボルに対応する監視カメラの撮影方向を取得する設置状態取得手段と、
前記縮尺サイズ、登録された前記監視カメラの撮影範囲、前記監視カメラのシンボル、および前記撮影方向に基づいて、前記所定の領域における必要な余白サイズを算出する算出手段とをさらに有することを特徴とする請求項12に記載のカメラ配置支援装置。 - 登録された前記監視カメラの撮影範囲は、該監視カメラが撮影できる一番大きい範囲を含むことを特徴とする請求項13に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記加工手段は、前記所定の領域の境界で囲まれる領域内に前記必要な余白サイズが収まるように、前記余白部分の大きさを調整することを特徴とする請求項13または14に記載のカメラ配置支援装置。
- 前記建物の領域の外枠を取得する外枠取得手段をさらに有し、
前記加工手段は、前記外枠の大きさを調整することにより前記割合を調整することを特徴とする請求項9から15のいずれか1項に記載のカメラ配置支援装置。 - 建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援方法であって、
前記画像データを取得する画像データ取得工程と、
取得された前記画像データを、表示手段の画面の所定の領域に描画する描画工程と、
描画された前記画像データにおいて監視カメラを前記建物の領域の中および外の少なくともいずれかに配置するかの情報を取得する設置状態取得工程と、
取得された前記情報に応じて、前記画像データを加工して、前記所定の領域において、前記建物の領域の大きさと前記建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整する加工工程と、
前記加工された画像データを前記所定の領域に再描画する再描画工程とを有することを特徴とするカメラ配置支援方法。 - 建物の領域を示す図形を含む画像データを用いて監視カメラの配置を決定するためのカメラ配置支援方法であって、
前記画像データを取得する画像データ取得工程と、
取得された前記画像データを、表示手段の画面の所定の領域に描画する描画工程と、
配置する監視カメラを選択する選択工程と、
描画された前記画像データにおいて選択された前記監視カメラのシンボルを操作者による操作により配置する配置工程と、
前記配置工程において配置された前記監視カメラのシンボルの位置に応じて、前記画像データを加工して、前記所定の領域において、前記建物の領域の大きさと前記建物の領域以外の余白部分の大きさとの割合を調整する加工工程と、
前記加工された画像データを前記所定の領域に再描画する再描画工程とを有することを特徴とするカメラ配置支援方法。 - コンピュータを、請求項1から16のいずれか1項に記載のカメラ配置支援装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015221391A JP2017092733A (ja) | 2015-11-11 | 2015-11-11 | カメラ配置支援装置、カメラ配置支援方法、およびプログラム |
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ID=58769291
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111754890A (zh) * | 2019-03-26 | 2020-10-09 | 北京小米移动软件有限公司 | 液晶显示器及终端设备 |
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2015
- 2015-11-11 JP JP2015221391A patent/JP2017092733A/ja active Pending
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