JP6623857B2 - 回転数検出装置 - Google Patents

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本発明は、回転数検出装置に係わり、特に回転計発電機の出力電圧を取り込んで周波数検出を行う検出装置に関するものである。
例えば、エンジン連結交流発電機等では、回転速度の測定または制御用として回転計発電機が使用されている。回転計発電機を用いて交流発電機の回転数を検出する方法としては、特許文献1が公知となっている。特許文献1では、ソフトウェアで周波数検出を行うために、回転計発電機の出力電圧の瞬時値を周波数演算部に取り込み、取り込んだ瞬時値データの0クロス点から1サイクルの時間を算出して周波数に逆算変換している。これにより、パルスピックアップを取り付けることなく回転数を検出している。
特開平5−196629
回転計発電機の発生電圧特性は、回転速度0から速度の上昇に逆比例して発生電圧が上昇し、周波数演算部に取り込まれる電圧入力の周波数帯も0〜500Hzと広域となっている。回転計発電機の出力から周波数を検出する場合、電圧実効値演算は50Hzや60Hzの系統周波数と同じ周波数においては正確な電圧実効値演算は可能であるが、それ以外の周波数では誤差が発生する。
例えば、10Hz以下のように低周波数帯になると正確な電圧実効値の演算が出来ない。特に、周波数帯が0〜500Hzと広範囲な周波数帯で正確な電圧実効値演算な場合、広範囲な回転速度の測定中で、何らかの理由により周波数演算部に取り込まれる電圧が無入力状態になると、瞬時値データが0近辺になって符号が不安定に変化し、誤った周波数を検出する虞を有している。
また、周波数が10Hz以下のように低周波数帯となると、1サイクルの時間が100msを超えてくるので、周波数の検出時間に100ms以上の時間を要し、広範囲に亘って正確な電圧実効値の演算ができない問題を有していた。
本発明が目的とするところは、上記問題点を解決した回転数検出装置を提供することにある。
本発明は、回転計発電機の出力電圧をサンプリングし、サンプリングされた瞬時値の波形の0クロス点から周波数を算出するものにおいて、
前記サンプリングされた瞬時値をそれぞれ入力してAD変換する低感度増幅部と高感度増幅部と、
前記低感度増幅部の出力を入力して回転数を検出する速度リレーと、
前記高感度増幅部の出力を入力して予め設定された閾値以下の入力に対して0入力に制御する0制御処理部と、
前記0入力制御された瞬時値を入力して予め設定された所定値以下の低周波数を検出する周波数判定部と、
前記周波数判定部で判定された検出値により前記速度リレーの出力をロックするものである。
本発明の周波数判定部での低周波数の検出は、前記0制御処理部により処理された入力値のカウント数で判定するものである。
本発明での低感度増幅部は1倍の増幅度とし、前記高感度増幅部は10倍の増幅度としたものである。
本発明での周波数判定部で判定される検出値は、前記速度リレーに入力される電圧が無入力で動作する前に、速度リレーの出力をロックする周波数である。
本発明での0制御処理部の閾値は、±8000 digitである。
以上のとおり、本発明によれば、従来のように電圧実効値による周波数検出ではなく周波数変換による周波数検出としたことで、回転数検出のピックアップ回路を不要としなから電圧入力が無入力状態での不安定な状態でも、速度リレーが誤検出することはない。また、10Hz以下の低周波数帯でも100ms以下の動作時間で周波数検出が可能となる。
本発明の実施形態を示す構成図。 本発明が適用される回転計発電機の使用状態図。 0制御処理の説明図。 周波数算出の波形図。 本発明による入力回路の構成図。 周波数算出の波形図。 周波数算出の波形図。
図2は発電機AGに回転計発電機TGを取り付けた状態図を示したもので、保護継電器Ryは回転計発電機TGの出力電圧Vを入力して周波数演算を行う。図1は本発明による保護継電器Ryにおける入力回路を示したもので、1はサンプリング部で、ここでは、入力電圧Vを電気角3.75゜でサンプリングする。サンプリングされた瞬時値は、それぞれAD変換器からなる低感度増幅部2と高感度増幅部3に入力され、AD変換されて低感度と高感度の2ルートに分岐される。
低感度増幅部2は、例えば1倍の増幅度で速度リレー4に出力され、速度リレー4において低感度入力での周波数を算出する。高感度増幅部3は、例えば10倍に増加されて0制御処理部5に出力される。0制御処理部5は、高感度入力を利用してAD変換器の誤差による符号反転による影響を除去するもので、図3はその状態を示したものである。すなわち、図3(a)で示すように、入力回路への無入力状態時ではAD変換器の誤差で符号が変動するため、周波数の誤差判定要因になる。これを図3(b)で示すように、0制御処理部5において閾値以下(10倍の増幅度で±8000digit)の入力データに対して0となる制御を行って周波数判定部6に出力する。周波数判定部6は、閾値による0入力制御された瞬時値入力を使用して、ここでは、使用される速度リレー4の下限値を30Hzとし、30Hzの90%検出で27Hz以下を検出するものとする。以下具体的に説明する。
電圧入力の発電機AGの回転数と周波数の関係式について、
周波数(Hz)=回転数(rpm)×発電機の極数
回転数は1分間当たりの回転数(=rpm)より1極が1回転すると+−の向きが2回変化することで60s×2回=120となる。例えば、
1VA-24P-1φ-2000rpm-60V-16.7mA-400Hzの発電機AGを使用した場合、使用される各定格周波数の回転計発電機TGは以下の通りとなる。
50Hzでの使用時では、
周波数=1500(rpm)×24(P)÷120=300Hz
400Hzで60V,300Hzでは45Vとなる。
60Hzでの使用時では、
周波数=1800(rpm)×24(P)÷120=360Hz
400Hzで60V,360Hzでは54Vとなる。
0制御処理部5における0制御の閾値について、
LSB=10/32768×110/4.8×1/10=0.699mv
50Hzでの使用時では、100%=45Vより、速度リレー4の最小整定値は10%=4.5V
LSB=0.699mVから動作電圧管理値5%から誤検出を避けるレベル4Vとする。
4V×√2/0.699mv=8092≒8000digit
よって、図3で示す閾値を±8000digitとしている。
図4は、周波数算出の説明図で、1サイクルの時間Tと周波数fの関係は次式となる。
T=[T2/((T1-T2)+(-T3)/(T4-T3)+CNT)×サンプリング時間]
f(Hz)=1/T
ただし、T1:前回の0点通過後データ、T2:前回の0点通過前データ、T3:現在時点の0点通過後データ、T4:現在時点の0点通過前データ、CNT:カウンタ、
本発明では、カウンタのみによって周波数fを検出している。
f=1/(1サイクルのカウント数×サンプリング時間)
カウント数のみの場合、誤差は大きくなるが、周波数演算がシンプルとなり、且つ判定値の許容値は大きいので周波数検出として問題ない。
周波数判定部6では、閾値による0入力処理された瞬時値入力を利用して27Hz以下を検出し、検出信号を速度リレー4に出力して27Hz以下をロックするための信号として利用される。通常、速度リレーでは30Hz〜300Hzで回転数を正常に検出し、無入力での周波数検出を誤る。周波数判定部6の出力は、27Hz以下における誤検出を防止するものである。
図5は、上記の周波数の誤検出防止機能を付加した速度リレー4の構成図を示したものである。41は速度リレー演算部で、整定範囲30Hz〜500Hzの検出機能を有するが用いられる。42はオンディレタイマーで、高周波領域における高速動作を防止するもので、例えば50msのオンディレタイマーとなっている。43は論理積回路で、一方の入力端子にはオンディレタイマー42の出力が入力され、他方の反転入力端子には周波数判定部6の判定信号が入力される。
44はオフディレタイマーで、例えば復帰出力には30msのオフディレタイマーとなっている。45は出力用の論理積回路で、一方の入力端子にはオフディレタイマー44の出力が入力され、他方の反転入力端子には周波数判定部6の判定信号が入力される。なお、速度リレー演算部41は、回転計発電機TGの出力周波数が27Hz以下の低周波数帯の場合には、電圧値も小さく内部演算値が不安定となることから、周波数判定部6からの信号により演算カウンタ値を初期化してリレー演算をロックする。
図6は速度リレー演算部41での動作判定図で、整定範囲30Hz〜500Hzの周波数帯を検出する。速度リレー演算部41では、サンプリング部1によってサンプリングされた値を、低感度増幅部2を介して入力し、図6で示すように30Hz以上の周波数帯は0点クロス方式で検出され、0点クロスのタイミングで動作判定が行われる。この検出方式では、周波数帯によって動作時間が速くなるためオンディレタイマー42を設けて最小検出時間を50msとしている。
回転計発電機TGの出力周波数が30Hz以下では検出時間が50msを超えることから、周波数判定部6で27Hz以下の周波数帯を検出する。そのために、高感度増幅部3でサンプリング値を10倍に増幅した後、AD変換器の誤差影響を削除して周波数を判定する。
特に、無入力検出を目的とする場合、周波数判定部6は、図7で示すように0点クロスのカウンタ判定のみの演算で簡素化を図り、カウンタ値が37ms(27Hz)を超えたとき、27Hz以下の周波数帯とみなして即刻検出し、速度リレー4に対してロック信号を出力する。
表1は回転計発電機TGの周波数と検出時間の目安を示したものであり、表2は回転計発電機TGの周波数と発生電圧特性を示したものである。
表1の通り、27Hz以下の周波数になると動作時間が100msを超えるため、カウンタ計測により27Hz以下の検出機能を付加している。
Figure 0006623857
Figure 0006623857
以上、本発明によれば、回転数検出のピックアップ回路を不要としなから、
電圧入力が無入力状態で不安定な状態でも、速度リレーが誤検出することがない。また、10Hz以下の低周波数帯でも100ms以下の動作時間で周波数の検出が可能となる。
1… サンプリング部
2… 低感度増幅部
3… 高感度増幅部
4… 速度リレー
5… 0制御処理部
6… 周波数判定部
AG… 発電機
TG… 回転計発電機
Ry… 保護継電器

Claims (5)

  1. 回転計発電機の出力電圧をサンプリングし、サンプリングされた瞬時値の波形の0クロス点から周波数を算出するものにおいて、
    前記サンプリングされた瞬時値をそれぞれ入力してAD変換する低感度増幅部と高感度増幅部と、
    前記低感度増幅部の出力を入力して回転数を検出する速度リレーと、
    前記高感度増幅部の出力を入力して予め設定された閾値以下の入力に対して0入力に制御する0制御処理部と、
    前記0入力制御された瞬時値を入力して予め設定された所定値以下の低周波数を検出する周波数判定部と、
    前記周波数判定部で判定された検出値により前記速度リレーの出力をロックするように構成したことを特徴とした回転数検出装置。
  2. 前記周波数判定部での低周波数の検出は、前記0制御処理部で処理された入力値のカウント数で判定することを特徴とした請求項1記載の回転数検出装置。
  3. 前記低感度増幅部は1倍の増幅度とし、前記高感度増幅部は10倍の増幅度であることを特徴とした請求項1又は2記載の回転数検出装置。
  4. 前記周波数判定部で判定される検出値は、前記速度リレーに入力される電圧が無入力で動作する前に、速度リレーからの出力をロックする周波数であることを特徴とした請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転数検出装置。
  5. 前記0制御処理部の閾値は、±8000 digitであることを特徴とした請求項3記載の回転数検出装置。
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