JP6623516B2 - 無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法に関する。
W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信プロトコルに基づくセルラ方式の無線通信システムが広く普及している。セルラ方式の無線通信システムは、多くの無線基地局が多くのセルを形成することにより成り立っている。そのため、近年は数多くの無線基地局が至る所に配置されるようになっている。
十分な数の無線基地局が配置されないと、広範囲にセルが形成されず、セルラ方式のサービスエリア(カバーエリア)が限定的となりうる等の問題が生ずる。一方、当然のことながら、無線基地局の配置には大きなコストがかかる。そのため、セルを効率的に形成するための技術は、サービス提供者(無線通信キャリア)にとって近年の大きな関心事となっている。
ところで、一般的に無線基地局はBBU(Base Band Unit)とRF部(Radio Frequency Unit)とを備える。BBUは、ベースバンド信号に対する処理であるベースバンド処理を行う。これに対し、RF部は、ベースバンド信号とRF信号とを相互に変換するとともにアンテナを介してRF信号の送受信を行う。ここで、ベースバンド信号とは低周波なデジタル信号である。高周波なアナログ信号であるRF信号に対して装置内で複雑な処理を行うには限界があるため、無線基地局装置は受信時においては、アンテナで受信したRF信号をベースバンドに復調してから各種の処理を行う。また、無線基地局は送信時においては、送信したい情報に関するベースバンド信号に対して各種の処理を行ってから、当該ベースバンド信号をRF信号に変調してアンテナから送信する。
前述したように、セルラ方式の無線基地局は一般にセルを形成する。従来のセルラ方式の無線通信システムにおいては、1台の無線基地局が1つのセルを形成していた。具体的には、従来の無線基地局は、1つのBBUと1つのRF部とが一体化された構成を有しており、1つのセルを形成することができた。
これに対し、近年は1台の無線基地局が複数のセルを形成する構成が登場している。そのような無線基地局は1つのBBUと複数のRF部とを備える。BBUと各RF部とは物理的に分離されており、その間は光ファイバ等で接続される。こうすることで、一つの無線基地局が複数のセル(RF部の数に対応する数のセル)を形成できるようになる。
これにより、セル毎にBBUを設置する必要がなくなるため、BBUにおいて用意すべき1セルあたりの計算機リソースを少なくすることができる(統計多重効果による)。ひいては、システム全体の計算機リソースの効率化を図ることが可能となる。
なお、このように複数のRF部を1つのBBUで制御するような構成は、C-RAN(Centralized Radio Access Network)と呼ばれることがある。また、C-RAN構成の無線基地局におけるBBUは、特にCBBU(Centralized Base Band Unit)と呼ばれることがある。さらに、C-RAN構成の無線基地局におけるRF部に対応する装置は、RRU(Remote Radio Unit)またはRRH(Remote Radio Head)と呼ばれることがある。
特開2010−213007号公報 特開2012−182792号公報 特表2014−514848号公報 特開2007−228213号公報
BBUが行うベースバンド処理は数多くの個々の処理を含んでいるが、それらの中には無線通信プロトコルの仕様において規定された時間的制限(時間的制約)を受けるものがある。例えば、LTEの仕様(標準仕様)においては、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)と呼ばれる機能において、無線基地局は無線端末から上りデータを受信した場合、上りデータのサブフレームから4つ後のサブフレームでACK信号またはNACK信号を応答することが規定されている(FDDの場合)。このような仕様上の時間的制限は厳格に守られる必要があるため、BBUはこの時間的制限を満たすようにベースバンド処理を行わなければならない。具体的には、BBUは3サブフレーム余り(3ミリ秒余りに相当)の間に、受信した上りデータの復調、復号を終えて、受信の成否を判断し、ACK信号又はNACK信号を応答する準備を整える必要がある。
しかしながら、複数セルを管理することでBBUの負荷が大きくなることにより、BBUにおいて性能の低下が引き起こされる。その結果、BBUは、仕様が定める時間的制限を満たせなくなる恐れがある。
さらに、C-RAN構成においては、BBU(CBBU)とRRUとの間の伝搬遅延が構造上避けられない。そのため、BBUへ要求される時間的制限はさらに厳しいものとなる。
この問題は、BBUに高速なハードウェアを導入することで解決することがある程度は可能であるが、そのようなハードウェアは非常に高価なため導入が難しい場合がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、複数セルを管理するBBUにおいて過負荷等が発生した場合であっても、仕様が定める時間的制限を順守することを可能とする無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、開示の無線通信システムは、無線端末と無線通信を行う第1無線基地局と、一つ以上のその他の無線基地局と、を備える無線通信システムであって、前記無線通信を行うにあたり、該第1無線基地局と前記その他の無線基地局の中の第2無線基地局との間で該無線通信のためのベースバンド処理を分担するとともに、前記第1無線基地局は少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う。
本件の開示する無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法の一つの態様によれば、複数セルを管理するBBUにおいて過負荷等が発生した場合であっても、仕様が定める時間的制限を順守することが可能となるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態を説明する図である。 図2AないしBは、LTEのプロトコルスタックを示す図である。 図3は、第2実施形態のシステム構成を示す図である。 図4は、第2実施形態の処理の流れを示すシーケンス図である。 図5は、第3実施形態のシステム構成を示す図である。 図6は、第3実施形態の処理の流れを示すシーケンス図である。 図7は、各実施形態における無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 図8は、第3実施形態における制御装置の機能構成の一例を示す図である。 図9は、各実施形態における無線基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。 図10は、第3実施形態における制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を用いながら、開示の無線通信システム、無線基地局、ベースバンドユニット、制御装置、および無線通信方法の実施形態について説明する。尚、便宜上別個の実施形態として説明するが、各実施形態を組み合わせることで、組合せの効果を得て、更に、有用性を高めることもできることはいうまでもない。
なお、本願においては、例えば無線基地局1と記載した場合、個々の無線基地局を意味する場合と、無線基地局の集合を意味する場合とがあるが、それぞれの記載が意味するところは文脈に応じて適宜判断されたい。
[第1実施形態]
図1に基づいて第1実施形態を説明する。図1に示されるように、第1実施形態は、無線端末2と無線通信を行う第1無線基地局1#1と、一つ以上のその他の無線基地局1と、を備える無線通信システムであって、前記無線通信を行うにあたり、該第1無線基地局1#1と前記その他の無線基地局1の中の第2無線基地局1#2との間で該無線通信のためのベースバンド処理を分担するとともに、前記第1無線基地局1#1は少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う。
第1実施形態の技術的意義を説明する。上述したように、本願は、無線基地局1のベースバンド処理が高負荷になった場合等において、無線通信プロトコルの仕様に基づくベースバンド処理に対する時間的制限が満たせなくなることを問題としている。
そこで、ある無線基地局1(便宜上、第1無線基地局1#1と称する)のベースバンド処理が高負荷となった場合を考える。この時、第1実施形態に係る無線通信システムにおいては、当該無線基地局1のベースバンド処理を他の無線基地局1(便宜上、第2無線基地局1#2と称する)と分担する。すなわち、当該無線基地局1のベースバンド処理の一部を他の無線基地局1に代行してもらう。これにより、当該無線基地局1のベースバンド処理の負荷が分散され、当該無線基地局1の負荷が軽減される。
ただし、これだけでは、前述した問題が解決されない可能性が残る点に注意する必要がある。複数の無線基地局1でベースバンド処理の分担を行う場合、当該複数の無線基地局1間でベースバンド信号の受け渡しが必要となる。この受け渡しは必然的に伝搬遅延を伴うが、一般にBBU間の距離の方がBBUとRRUとの間の距離よりも長い。そのため、ベースバンド信号の受け渡しに伴う伝搬遅延は比較的大きなものとなる。
したがって、ベースバンド処理の分担を盲目的に行うと、たとえ分担元の無線基地局1の負荷が軽減されたとしても、比較的大きな伝搬遅延が加わることにより、却ってベースバンド処理の全体の処理時間が増えることにもなりかねない。そのような場合、前述したような、無線通信プロトコルの仕様に基づくベースバンド処理に対する時間的制限の問題は解決されないことになる。
そこで、第1実施形態に係る無線通信システムにおいては、ある無線基地局1がベースバンド処理を他の無線基地局1に分担してもらう場合、ベースバンド処理のうちで時間的制限がある処理については当該無線基地局1(すなわち、自分自身)が行うものとする。そして、ベースバンド処理のうちで時間的制限がない処理については、他の無線基地局1に代行してもらうことができるようにする。ここで、時間的制限の有無に応じて処理を切り分けているが、ここでの時間的制限の有無については、時間的制限が存在するか否かと解釈しても良いし、時間的制限が比較的大きいか小さいか(あるいは、比較的厳しいか緩いか)と解釈することも可能であることに留意されたい。
なお、前述した本願の背景技術及び課題においては、BBUとRRUとが物理的に分離されたいわゆるC-RAN構成の無線基地局1を有する無線通信システムに基づいて検討を行っている。しかしながら、本願発明はこのような無線通信システムに限定されるわけではなく、従来型(一体型)の無線基地局1とC-RAN構成の無線基地局1とが混在する無線通信システムや、従来型の無線基地局1のみを有する無線通信システムに対しても適用可能であることに注意されたい。要するに、本願の課題がC-RAN構成を有する無線基地局1において顕著に現れるに過ぎず、C-RAN構成の無線基地局1が本願発明の前提であるわけではないということである。
以上をまとめると、第1実施形態における第1無線基地局1#1は、ベースバンド処理を他無線基地局1の中の第2無線基地局1#2と分担する場合であっても、少なくとも該ベースバンド処理のうちで処理時間に制限がある処理を(自分自身で)行うこととする。これにより、ベースバンド処理のうちで時間的制限のある処理は、ベースバンド信号の受け渡しに伴う遅延の影響を受けなくなる。したがって、第1実施形態によれば、前述したような、無線通信プロトコルの仕様に基づくベースバンド処理に対する時間的制限の問題を解決することができる。
[第2実施形態]
以下では図2〜図4に基づいて第2実施形態を説明する。第2実施形態は、本願発明をLTEに基づく無線通信システムに適用した場合に相当する。しかしながら、本願発明はLTEに限定されるわけではなく、他の無線通信プロトコルに基づく無線通信システムに対しても同様に適用可能であることに留意されたい。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、ある無線基地局1がベースバンド処理を他の無線基地局1に分担してもらう場合、ベースバンド処理のうちで時間的制限がある処理については当該無線基地局1(すなわち、自分自身)が行う。そして、ベースバンド処理のうちで時間的制限がない処理については、他の無線基地局1に代行してもらうことができるようにする。
ここで、本願発明においては、ベースバンド処理における「時間的制約のある処理」と「時間的制約のない処理」との切り分けが一つの要点となりうると考えられる。第2実施形態においては、これらの切り分けをLTEのプロトコルスタックに基づいて行うものとする。以下ではまずこの点について説明する。
まず、図2A〜2Bに基づいて、LTEのプロトコルスタックを説明する。図2AはLTEにおいてユーザデータを転送するためのプロトコルであるユーザプレーンのプロトコルスタックである。また、図2BはLTEにおいて制御信号を転送するためのプロトコルであるコントロールプレーンのプロトコルスタックである。これらのプロトコルスタックは、LTEの標準仕様で定められているものである。そのため、LTEシステムにおけるあらゆるベースバンド処理は、これらのプロトコルスタックに沿って行われる。
図2Aに示されるLTEのユーザプレーンのプロトコルスタックは、下位から物理層(Physical Layer)、MAC層(Medium Access Control Sublayer)、RLC層(Radio Link Control Sublayer)、およびPDCP層(Packet Data Convergence Protocol Sublayer)から構成される。物理層は、OSI(Open System Interconnection)参照モデルにおける第1層(Layer 1)に対応する階層であり、物理的な媒体である無線信号により情報伝送を実現するための数多くの処理を取り扱う。一方、MAC層、RLC層、及びPDCP層は、OSI参照モデルにおける第2層(Layer 2)に対応する層である。MAC層は送受信信号の多重分離等を取り扱い、RLC層は再送制御等を取り扱い、PDCP層はセキュリティ機能等を取り扱う。
図2Bに示されるLTEのコントロールプレーンのプロトコルスタックは、前述した物理層、MAC層、RLC層、およびPDCP層の上位に、RRC層(Radio Access Control Sublayer)を備えている。RRC層は、OSI参照モデルにおける第3層(Layer 3)に対応する層であり、無線リンクの制御に関する数多くの処理を取り扱う。
このように、LTEの無線通信プロトコルは階層化されたプロトコルスタックを有している。そのため、BBU11が行うベースバンド処理も、このプロトコルスタックに対応し、階層的な処理を行うことになる。
ところで、前述したHARQに伴う復調・復号処理等のように、LTEの(標準)仕様において厳しい時間的制限が規定されている処理が存在する。言うまでもなく、こういった個々の時間的制限は最終的には仕様によって定められるものである。しかしながら、上記のようなプロトコルスタックの観点から検討すると、このような時間的制約に対してある程度の傾向を見出すことができる。
具体的には、プロトコルスタックにおける階層が低いほど、時間的制限が比較的厳しくなる傾向がある。反対に、プロトコルスタックにおける階層が高いほど、時間的制約が比較的緩くなる傾向がある。一つの具体例としては、前述したHARQに伴う復調・復号等の処理に対しては、仕様において厳しい時間的制限が規定されているが、この処理は最下層である物理層で実行されるものとなっている(ちなみに、HARQの制御についてはMAC層が司る)。
このように、個々の時間的制限は最終的には仕様によって定められるものではあるが、一般に、プロトコルスタックにおける階層の高低に応じて、当該階層が行う処理に対する時間的制限の厳しさに差異が生じる。この差異は、ある階層の処理がそれより低い階層の処理を前提としているために生じるものであり、階層的なプロトコルスタックを有する無線通信プロトコルにおいては宿命的なものであると考えられる。
そこで、第2実施形態においては、LTEのプロトコルスタックを構成する階層を2つに分け、比較的低い方の階層を「時間的制約がある処理」を行う階層として取扱うとともに、比較的高い方の階層を「時間的制約がない処理」を行う階層として取扱うこととする。より具体的には、一例として、物理層を「時間的制約がある処理」を行う階層として取扱い、MAC層以上を「時間的制約がない処理」を行う階層として取扱う。これにより、例えば前述したHARQに伴う復調・復号等の処理は「時間的制約がある処理」に分類されることになる。
第2実施形態においては、このような切り分けに基づいて、無線基地局1間でベースバンド処理の分担を行う。すなわち、ある無線基地局1がベースバンド処理を他の無線基地局1に分担してもらう場合、ベースバンド処理のうちで物理層(比較的低い階層に相当)の処理については当該無線基地局1(すなわち、自分自身)が行う。そして、ベースバンド処理のうちでMAC層以上(比較的高い階層に相当)の処理については、他の無線基地局1に代行してもらうことができるようにする。この点が第2実施形態の要点の一つである。
次に、図3に基づいて、第2実施形態に係る無線通信システムのシステム構成を説明する。第2実施形態に係る無線通信システムは複数の無線基地局1を備えることを前提としている。図3においては、一例として、3つの無線基地局1を備えている。また、無線基地局1はそれぞれ、1個のBBU11と、一例として、3個のRRU12とを備えている。これにより、図3における無線基地局1はそれぞれ3個ずつのセル1Cを形成・制御している。
図3において、BBU11同士は光スイッチ(不図示)等を介して光ファイバ等によって接続されており、低遅延な通信を行うことができる。また、各BBU11と各RRU12との間もそれぞれ光スイッチ(不図示)等を介して光ファイバによって接続されており、低遅延な通信を行うことができる。ただし、図3に示す構成は一例であり、本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、この構成に限定されずに実施することができることに留意されたい。
以下では便宜上、図3にも示されているように、3つの無線基地局1をそれぞれ第1無線基地局1#1、第2無線基地局1#2、および第3無線基地局1#3と称する。また、第1〜第3無線基地局1#3がそれぞれ備えるBBU11を、それぞれ第1BBU11#1,第2BBU11#2、および第3BBU11#3と称する。さらに、例えば第1無線基地局1#1が備える3つのRRU12を、それぞれ第1無線基地局1#1の第1RRU12a#1、第1無線基地局1#1のRRU12b#1、および第1無線基地局1#1のRRU12c#1と称するとともに、それらにより形成されるセル1Cをそれぞれ第1無線基地局1#1の第1セル1Ca#1、第1無線基地局1#1の第2セル1Cb#1、および第1無線基地局1#1の第3セル1Cc#1と称する。第2無線基地局1#2や第3無線基地局1#3が備えるRRU12やそれらが形成するセル1Cについても同様に称する。
次に、図4に基づいて、第2実施形態に係る無線通信システムにおける処理の流れを示すシーケンス図を説明する。
図4は、ベースバンド処理の分担の要否の判断や分担先となる無線基地局1の選択において参酌する指標として、無線基地局1の処理負荷を用いる場合の処理の流れを示している。しかしながら、無線基地局1の処理負荷はこのような指標の一例にすぎず、他の要素を参酌してもよいことに留意されたい。この点の詳細については折に触れて説明する。
また、図4は、一例として、第1無線基地局1#1が他の無線基地局1である第2無線基地局1#2や第3無線基地局1#3とベースバンド処理を分担する場合の処理シーケンスを示している。換言すれば、第1無線基地局1#1がベースバンド処理の分担元となり、他の無線基地局1がベースバンド処理の分担先となる場合の処理シーケンスを示している。しかしながら、第2無線基地局1#2〜第3無線基地局1#3がベースバンド処理の分担元となる場合についても、本願においては説明を割愛するが、これと同様に行うことが可能であることは言うまでもない。例えば、第2無線基地局1#2がベースバンド処理の分担元となる場合には、ベースバンド分担先は第1無線基地局1#1や第3無線基地局1#3となる。
図4の処理を順に説明する。まず、S101で各無線基地局1(第1無線基地局1#1ないし第3無線基地局1#3)は、自分の処理負荷に関する情報(指標)を取得する。処理負荷に関する情報の取得は定期的に行ってもよいし、所定のトリガに応じて行うこととしてもよい。
S101で取得する処理負荷に関する情報としては、任意のものを用いることができる。例えば、各無線基地局1は、処理負荷に関する情報として、自分が管理する無線端末2の数を用いることができる。ここで「自分が管理する無線端末2」とは、自分が形成するセル(すなわち、自分の配下のRRU12が形成するセルC1)のいずれかに接続する無線端末2と言い換えることができる。このような無線端末2の数は、無線基地局1の処理負荷の大小に直結するため、処理負荷に関連する情報として好適であるものと考えられる。
また、各無線基地局1は、処理負荷に関する情報として、自分の計算機リソースのモニタリング結果を用いることもできる。モニタリングする計算機リソースとしては、例えば内蔵するDSPやCPU等のプロセッサの使用率や、RAM等のメモリの使用率等が考えられる。さらに、各無線基地局1は、無線リソースの使用量、データの処理量、消費電力、内部の温度等を用いることも可能である。いずれにしても、S101で各無線基地局1は、自分の処理負荷に関する情報を取得する。
図4のS102で各無線基地局1(第1無線基地局1#1ないし第3無線基地局1#3)は、S101で取得した自分の処理負荷に関する情報を交換する。S102における処理負荷に関する情報の交換は、任意の方法で行って構わない。例えば各無線基地局1が他の無線基地局1に所定のタイミングで自発的に情報送信することとしてもよいし、他の無線基地局1からの要求に応じて情報送信することも可能である。
S102の情報交換により、第1無線基地局1#1は、第2無線基地局1#2及び第3無線基地局1#3それぞれの処理負荷に関する情報を取得することができる。
図4のS103で第1無線基地局1#1は、ベースバンド処理の分担の要否を判断する。ここでは、第1無線基地局1#1は、S101で取得した自分の処理負荷に関する情報に基づいて、ベースバンド処理の分担の要否を判断するものとする。第1無線基地局1#1の処理負荷が十分に小さい場合にはベースバンド処理を他無線基地局1と分担する必要性は少ない。したがって、ベースバンド処理の分担の要否を判断する上で自分の処理負荷を参酌することは、合理的であると考えられる。
例えば、S103において第1無線基地局1#1は、S101で取得した、自分が管理する無線端末2の数に基づいて、ベースバンド処理の分担の要否を判断することができる。具体的には、第1無線基地局1#1は、自分が管理する無線端末2が所定数以上である場合に分担が必要と判断し、所定数未満である場合には分担は不要であると判断するのである。
図4のS103においては、一例として、第1無線基地局1#1はベースバンド処理の分担が必要であると判断したものとする。
図4のS104で第1無線基地局1#1は、S103の判断結果に基づき、次の処理を決定する。具体的には、S103でベースバンド処理が必要と判断された場合、第1無線基地局1#1はS105の処理へ進む。一方、S103でベースバンド処理が不要と判断された場合、第1無線基地局1#1はS101の処理へ戻る。すなわち、S103でベースバンド処理が不要と判断される限り、S101〜S103の判断が繰り返されることになる。
さて、前述したように、図4のS103でベースバンド処理が必要と判断されると、第1無線基地局1#1はS105の処理へ進む。このとき、S105で第1無線基地局1#1は、ベースバンド処理の分担先となる他の無線基地局1を選択(決定)する。すなわち、S105で第1無線基地局1#1は、第1無線基地局1#1が行っているベースバンド処理を他の無線基地局1と分担する場合における当該他の無線基地局1を選択する。なお、第1実施形態においては、第2無線基地局1#2と第3無線基地局1#3とが他の無線基地局1に相当する。
ここでは、第1無線基地局1#1は、S102で取得した他無線基地局1の処理負荷に関する情報に基づいて、ベースバンド処理の分担先を選択するものとする。仮に他の無線基地局1における処理負荷を考慮しないと、既に負荷が十分に高い他の無線基地局1をベースバンド処理の分担先として選択する場合が起こりうる。そのような場合、当該他の無線基地局1が分担を引き受けた後に過負荷状態となり、種々の副作用が発生しうる。したがって、ベースバンド処理の分担先を選択する上で他無線基地局1の処理負荷を参酌することは、合理的であると考えられる。
例えば、S105で第1無線基地危局は、他の無線基地局1(第2無線基地局1#2および第3無線基地局1#3)が管理する無線端末2数に基づき、当該無線端末2数が所定値以下である他の無線基地局1をベースバンド処理の分担先として選択する。
図4のS105においては、一例として、第1無線基地局1#1はベースバンド処理の分担先として第2無線基地局1#2を選択したものとする。
次に図4のS106で第1無線基地局1#1は、S105で選択された他の無線基地局1(第2無線基地局1#2)にベースバンド処理を分担してもらう範囲を選択(決定)する。ここでの範囲は、例えば、セル1Cを単位とする。
すなわち、図3に示されるように、第1無線基地局1#1は7個のRRU12を有しており、7個のセル1Cを形成している。S106で第1無線基地局1#1は、これら7個のセル1Cのうちから第2無線基地局1#2にベースバンド処理を分担してもらうセル1Cを選択する。選択されるセル1Cは1つであっても複数であってもよい。また、分担してもらうセル1Cの選択に当たっては、任意の規則や指標を用いるようにしてもよい。例えば、ベースバンド処理の分担元である第1無線基地局1#1と分担先である第2無線基地局1#2の双方の処理負荷の大きさを勘案して、第1無線基地局1#1は第2無線基地局1#2に分担してもらうセル1Cを選択することができる。
図4のS106においては、一例として、第1無線基地局1#1は自己が管理する3つのセル1Cのうちで、第2無線基地局1#2に分担してもらう範囲として、第3RRU12が形成する第3セル1Cを選択したものとする。
次に図4のS107で第1無線基地局1#1は、第2無線基地局1#2にベースバンド処理の分担を依頼する。これは第1無線基地局1#1が第2無線基地局1#2に対して、ベースバンド処理の分担を依頼する信号を送信することで実現される。便宜上、この信号を分担依頼信号と称する。
分担依頼信号は、ベースバンド処理の分担に関する各種の情報(パラメータ)を含むものとしてもよい。例えば、分担依頼信号は、分担元(依頼元)の無線基地局1の識別子、S105で選択された分担先(依頼先)の他の無線基地局1の識別子、S106で選択された分担対象であるセル1Cの識別子を含むことができる。また、分担依頼信号は、ベースバンド処理の分担の開始タイミングや、分担対象であるセル1Cに接続される無線端末2の数等の情報を含むものとしてもよい。
図4のS107で第2無線基地局1#2は分担依頼信号を第1無線基地局1#1から受信する。これに対し、S108で第2無線基地局1#2は、依頼された分担の受入れの可否を判断する。第2無線基地局1#2はこの判断を、分担依頼信号に含まれる各種情報や、その他の各種情報を用いて行うことができる。
S109で第2無線基地局1#2は、分担依頼信号に対する応答信号を第1無線基地局1#1に送信する。便宜上、この信号を分担依頼応答信号と呼ぶ。分担依頼応答信号の内容は、S108の判断を反映したものとなる。すなわち、S108で分担の受入れが可能と判断された場合、分担応答信号は受入れ可能を示すものとなる。一方、S108で分担の受入れが不可能と判断された場合、分担応答信号は受入れ不可能を示すものとなる。
図4においては、一例として、S108で第2無線基地局1#2はベースバンド処理の分担の受け入れを可能と判断するとともに、S109で第2無線基地局1#2は受入れ可能を示す分担依頼応答信号を送信したものとする。
図4のS109で第1無線基地局1#1は分担依頼応答信号を第2無線基地局1#2から受信する。前述したように、図4の分担依頼応答信号はベースバンド処理の受入れ可能を示すものである。そこで、S110で第1無線基地局1#1は、分担の受入れ可能を示す分担依頼応答信号に応じて、ベースバンド処理の分担を開始する。
前述したように、第2実施形態においては、LTEのプロトコルスタックを構成する階層を2つに分け、物理層を「時間的制約がある処理」を行う階層として取扱い、MAC層以上を「時間的制約がない処理」を行う階層として取扱う。そこで、S110においては、このような切り分けに基づいて、無線基地局1間でベースバンド処理の分担を行う。
より具体的に述べれば、S110において、ベースバンド処理の分担元である第1無線基地局1#1は、ベースバンド処理のうちの物理層が行う処理を、自分自身で実行する。一方、ベースバンド処理の分担先である第2無線基地局1#2は、ベースバンド処理のうちのMAC層以上が行う処理を、第1無線基地局1#1に代わって実行する(代行する)。このとき、物理層とMAC層との間でベースバンド信号の受け渡しが必要となるが、これは第1無線基地局1#1と第2無線基地局1#2との間でベースバンド信号を送受信することで実現される。
ここで、S110において第2無線基地局1#2がMAC層以上の処理を実行する対象は、S106における分担依頼対象の選択およびS107における分担依頼信号に基づくことを付言しておく。すなわち、第2無線基地局1#2がMAC層以上の処理を実行する対象は、第1無線基地局1#1が管理する3つのセル1Cのうちで第3RRU12が形成する第3セル1Cに係る部分となる。また、S107の分担依頼信号が、ベースバンド処理の分担に関する各種の情報(パラメータ)を含む場合には、S110の分担はそれらに基づいて実行される。例えば、分担依頼信号がベースバンド処理の分担の開始タイミングを示す情報含む場合、S110の分担は当該開始タイミングに基づいて行われる。
なお、分担の終了については、任意の方法で決定及び実行して構わない。例えば、第1無線基地局1#1は、自分の処理負荷が所定値以下となった場合、分担の終了を第2無線基地局1#2に依頼することができる。
また、例えばS109とS110との間において、第1無線基地局1#1が第2無線基地局1#2に対して、分担されたベースバンド処理を第2無線基地局1#2が行う上で必要な情報を送信することとしても構わない(図4においては不図示)。例えば、本実施形態においては第2無線基地局1#2はMAC層以上の処理を実行することから、第1無線基地局1#1が第2無線基地局1#2に対して、MAC層以上の各階層が管理する各種の情報(具体例としては端末の識別子等)を送信することができる。これにより、第2無線基地位局1#2は、分担されたベースバンド処理をスムーズに行うことが可能となる。
以上で図4に基づいて説明したように、第2実施形態によれば、無線基地局1は、ベースバンド処理を他無線基地局1と分担する場合、少なくとも該ベースバンド処理のうちで処理時間に制限がある処理を(自分自身で)行うことができる。
なお、図4において、各無線基地局1によって行われるS101〜S110の各処理は、各無線基地局1装置が備えるBBU11によって行われる。無線基地局1やBBU11の構成については後述する。
図4に示される処理フローの説明は以上であるが、以下ではいくつかの変形例を説明する。
上述したように、S103において第1無線基地局1#1は、自分の処理負荷に関する情報に基づいて、ベースバンド処理の分担の要否を判断している。しかしながら、ベースバンド処理の分担の要否を判断する際に、自分の処理負荷に関する情報以外の指標を参酌しても構わない。一例としては、他無線基地局1の処理負荷も参酌して、ベースバンド処理の分担の要否を判断すること等が考えられる。
また、上述したように、S105において第1無線基地局1#1は、他無線基地局1の処理負荷に関する情報に基づいて、ベースバンド処理の分担先を選択している。しかしながら、ベースバンド処理の分担先を選択する際に、他無線基地局1の処理負荷に関する情報以外の指標を参酌しても構わない。
このような指標としては、例えば、自分と他の無線基地局1との間の通信遅延に関する情報が考えられる。通信遅延が大きい他の無線基地局1を分担先として選択した場合、ベースバンド信号の受け渡し時間が当該通信遅延に基づいて長くなる。仮にベースバンド処理のうちで時間的制限が比較的小さい処理を他の無線基地局1に分担するとしても、ベースバンド信号の受け渡し時間が想定以上に長い場合、当該時間的制限が満たせなくなり、支障がある。そこで、自分と他の無線基地局1との間の通信遅延に関する情報に基づいて、ベースバンド処理の分担先を選択するのである。
このような通信遅延に関する情報としては、例えば第1無線基地局1#1が他の無線基地局1(第2無線基地局1#2および第3無線基地局1#3)との間のRRT(Round Trip Time)を計測することにより取得することができる。また、任意の方法で測定した各無線基地局1間の距離を、通信遅延に関する情報として用いることも可能である。
S105の分担先の選択で用いる指標としては、上記に限らず、任意のものを用いることができる。単一の指標を用いてもよいし、複数の指標を組み合わせて用いても構わないことは言うまでもない。また、例えば第1無線基地局1#1は常に第2無線基地局1#2を選択するといった具合に、各無線基地局1において分担先を固定(決め打ち)とすることも可能である。
以上で説明した第2実施形態によれば、無線基地局1は、ベースバンド処理を他無線基地局1と分担する場合であっても、少なくとも該ベースバンド処理のうちで処理時間に制限がある処理を(自分自身で)行う。これにより、ベースバンド処理のうちで時間的制限のある処理は、ベースバンド信号の受け渡しに伴う遅延の影響を受けなくなる。したがって、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、無線通信プロトコルの仕様に基づくベースバンド処理に対する時間的制限の問題を解決することができる。
[第3実施形態]
以下では図5〜図6に基づいて第3実施形態を説明する。上述した第2実施形態においては、ベースバンド処理の分担の要否を無線基地局1自身が判断していた。これに対し、第3実施形態は、ベースバンド処理の分担の要否を無線基地局1とは異なる制御装置3が判断するものである。
第3実施形態は第2実施形態と共通する点も多い。そのため以下では第3実施形態において第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
まず、図5に基づいて、第3実施形態に係る無線通信システムのシステム構成を説明する。
図5に示される第3実施形態に係るシステム構成は、図3に示される第2実施形態に係るシステム構成と比較して、制御装置3が追加されている。この制御装置3は、例えばLTEシステムにおけるEPC(Evolved Packet Core)装置やMME(Mobility Management Entity)装置等と同一の装置であってもよいし、これらとは異なる装置であっても構わない。この制御装置3は、各無線基地局1と光スイッチ(不図示)等を介して光ファイバ等によって接続されており、低遅延な通信を行うことができるものとする。
次に、図6に基づいて、第3実施形態に係る無線通信システムにおける処理の流れを示すシーケンス図を説明する。
まず図6のS201で各無線基地局1は、図4のS101と同様にして、自分の処理負荷に関する情報(指標)を取得する。
次に図6のS202で各無線基地局1(第1無線基地局1#1ないし第3無線基地局1#3)は、S101で取得した自分の処理負荷に関する情報を、制御装置3に送信する。これにより、制御装置3は、各無線基地局1の処理負荷に関する情報を取得する。
図6のS203で制御装置3は、図4のS103で第1無線基地局1#1が行っていたのと同様にして、各無線基地局1におけるベースバンド処理の分担の要否をそれぞれ判断する。S203においては、一例として、制御装置3は、第1無線基地局1#1においてベースバンド処理の分担が必要であると判断したものとする。
図6のS204は、図4のS104と同様である。
次に図6のS205で制御装置3は、図4のS105で第1無線基地局1#1が行っていたのと同様にして、ベースバンド処理の分担先となる他の無線基地局1を選択(決定)する。S205においては、一例として、制御装置3は、第1無線基地局1#1におけるベースバンド処理の分担先として第2無線基地局1#2を選択したものとする。
図6のS206で制御装置3は、図4のS106で第1無線基地局1#1が行っていたのと同様にして、他の無線基地局1(第2無線基地局1#2)にベースバンド処理を分担してもらう範囲を選択(決定)する。S206においては、一例として、制御装置3は、第1無線基地局1#1が管理する3つのセル1Cのうちで、第2無線基地局1#2に分担してもらう範囲として、第3RRU12が形成する第3セル1Cを選択したものとする。
図6のS207で制御装置3は、S203〜S206に基づき、ベースバンド処理の分担元である第1無線基地局1#1と分担先である第2無線基地局1#2にベースバンド処理の分担を依頼(指示)する。
図6のS208で第1無線基地局1#1と第2無線基地局1#2とは、図4のS110で行っていたのと同様に、ベースバンド処理の分担を開始する。
図6に示される処理フローの説明は以上である。なお、図6のS206においては、制御装置3がベースバンド処理の分担を各無線基地局1に一方的に指示している。しかしながら、ベースバンド処理の分担元や分担先の無線基地局1が、制御装置3から依頼(指示)された分担を拒否することができるようにしてもよい。
以上で説明した第3実施形態によれば、無線基地局1は、ベースバンド処理を他無線基地局1と分担する場合であっても、少なくとも該ベースバンド処理のうちで処理時間に制限がある処理を(自分自身で)行う。これにより、ベースバンド処理のうちで時間的制限のある処理は、ベースバンド信号の受け渡しに伴う遅延の影響を受けなくなる。したがって、第3実施形態によれば、上述した各実施形態と同様に、無線通信プロトコルの仕様に基づくベースバンド処理に対する時間的制限の問題を解決することができる。
[変形例等]
ここでは、上述した各実施形態に対する変形例を説明する。これらの変形例は単独で、あるいは複数組み合わせて、上述した各実施形態に組み合わせることができる。
まず、上記の第2実施形態等では、ベースバンド処理の切り分けにおいて、LTEシステムのプロトコルスタックにおける物理層の処理を「時間的制限がある処理」として取扱い、MAC層以上の処理を「時間的制限がない処理」として取り扱っていた。しかしながら、この切り分けは一例にすぎず、他の境界で切り分けることも可能である。一例としては、MAC層以下の処理を「時間的制限がある処理」として取扱い、RLC層以上の処理を「時間的制限がない処理」として取り扱うことが考えられる。
また、ベースバンド処理に対する「時間的制限がある処理」と「時間的制限がない処理」の切り分けを、プロトコルスタックの階層とは異なる観点で行うことも可能である。例えば、(標準)仕様において規定された時間的制限が所定時間以上である処理を「時間的制限がある処理」として取扱い、そうではない処理を「時間的制限がない処理」として取り扱うことが考えられる。
さらに、上述した各実施形態においては、ベースバンド処理に対して「時間的制限がある処理」と「時間的制限がない処理」の2種類に切り分けるとともに、その切り分けに基づいて2つの無線基地局1(BBU11)がベースバンド処理を分担していた。しかしながら、ベースバンド処理を3つ以上に切り分けるとともに、その切り分けに基づいて3つ以上の無線基地局1(BBU11)がベースバンド処理を分担することも可能である。例えば、ベースバンド処理を「時間的制限が比較的大きい処理」「時間的制限が中程度の処理」「時間的制限が比較的小さい処理」の3つに切り分けるとともに、この切り分けに基づいて3つの無線基地局1(BBU11)がベースバンド処理を分担することができる。
上述した第2実施形態などにおいては、ベースバンド処理の分担の範囲をセル1C単位で選択していた。しかしながら、これは一例にすぎず、ベースバンド処理の分担の範囲を他の単位で選択することも可能である。例えば、ベースバンド処理の分担の範囲をセル1Cを構成するセクタ単位で選択することも考えられる。
[各実施形態の無線通信システムにおける各装置の機能構成]
次に、図7〜図8に基づいて、各実施形態の無線通信システムにおける無線基地局1及び制御装置3の機能構成を説明する。
図7は、無線基地局1(各実施形態における第1無線基地局1#1ないし第3無線基地局1#3を含む)の機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、無線基地局1は、例えば、BBU11と1つ以上のRRU12とに分離されている。そして、BBU11は制御部111と、記憶部112と、通信部113とを備える。また、各RRU12は、通信部121と、無線通信部122とを備える。
BBU11が備える制御部111は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の処理の制御を行う。制御部111が制御する処理は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、各無線基地局1が実行するあらゆる処理を含む。
BBU11が備える記憶部112は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の情報の記憶を行う。記憶部112が記憶する情報は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、各無線基地局1が取り扱うあらゆる情報を含む。
BBU11が備える通信部113は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の信号の送受信を、各装置に対して行う。通信部113が信号を送受信する相手となる装置は、自分の配下のRRU12,他の無線基地局1(BBU11またはRRU12)、制御装置3等を含む。また、通信部113が送受信する信号は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、各無線基地局1またはBBU11が、自分の配下のRRU12,他の無線基地局1(BBU11またはRRU12)、制御装置3等に対して送受信しているあらゆる信号を含む。
RRU12が備える通信部121は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の信号の送受信を、各装置に対して行う。通信部121が信号を送受信する相手となる装置は、自分を管理するBBU11,他の無線基地局1(BBU11)等を含む。また、通信部121が送受信する信号は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、各無線基地局1またはRRU12が、自分を管理するBBU11,他の無線基地局1(BBU11)等に対して送受信しているあらゆる信号を含む。
RRU12が備える無線通信部122は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の無線信号の送受信を、無線端末2等に対して行う。無線通信部122が送受信する無線信号は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、各無線基地局1またはRRU12が、無線端末2等に対して送受信しているあらゆる無線信号を含む。
図8は、第3実施形態における制御装置3の機能構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、制御装置3は制御部31と、記憶部32と、通信部33とを備える。
制御装置3が備える制御部31は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の処理の制御を行う。制御部31が制御する処理は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、制御装置3が実行するあらゆる処理を含む。
制御装置3が備える記憶部32は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の情報の記憶を行う。記憶部32が記憶する情報は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、制御装置3が取り扱うあらゆる情報を含む。
制御装置3が備える通信部33は、無線基地局1が無線端末2と行う無線通信に関連する種々の信号の送受信を、各装置に対して行う。通信部33が信号を送受信する相手となる装置は、各無線基地局1(BBU11)等を含む。また、通信部33が送受信する信号は、上記の各実施形態および変形例における明示の有無に限らず、制御装置3が、各無線基地局1(BBU11)等に対して送受信しているあらゆる信号を含む。
[各実施形態の無線通信システムにおける各装置のハードウェア構成]
図9〜図10に基づいて、各実施形態および各変形例の無線通信システムにおける無線基地局1及び制御装置3のハードウェア構成を説明する。
図9は、無線基地局1(各実施形態における第1無線基地局1#1ないし第3無線基地局1#3を含む)のハードウェア構成の一例を示す図である。図9に示すように、無線基地局1は、例えば、BBU11と1つ以上のRRU12とに分離されている。そして、BBU11はプロセッサ1101と、メモリ1102と、通信IF(Interface)1103とを備える。また、各RRU12は、通信IF1201と、RF回路1202と、アンテナ1203とを備える。
プロセッサ1101は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。本願においては、プロセッサ1101をデジタル電子回路で実現することとしてもかまわない。デジタル電子回路としては、例えばFPGA(Field-Programming Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等が挙げられる。
メモリ1102は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびフラッシュメモリの少なくともいずれかを含み、プログラムや制御情報やデータを格納する。この他に、無線基地局1は不図示の補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えていても良い
通信IF1103および1201は、例えば光ファイバによる通信インターフェースである。
図7に示す無線基地局1の機能構成と図9に示す無線基地局1のハードウェア構成との対応を説明する。制御部111は、例えばプロセッサ1101、メモリ1102、不図示のデジタル電子回路等によって実現される。記憶部112は、例えばメモリ1102によって実現される。通信部113は、例えば通信IF1103によって実現される。通信部121は、例えば通信IF1201によって実現される。無線通信部122は、例えばRF回路1202、アンテナ1203によって実現される。
図10は、制御装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。図10に示すように、制御装置3はプロセッサ301と、メモリ302と、通信IF(Interface)303とを備える。
プロセッサ301は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。本願においては、プロセッサ301をデジタル電子回路で実現することとしてもかまわない。デジタル電子回路としては、例えばFPGA(Field-Programming Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等が挙げられる。
メモリ302は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびフラッシュメモリの少なくともいずれかを含み、プログラムや制御情報やデータを格納する。この他に、無線基地局1は不図示の補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えていても良い
通信IF303は、例えば光ファイバによる通信インターフェースである。
図8に示す制御装置3の機能構成と図10に示す制御装置3のハードウェア構成との対応を説明する。制御部31は、例えばプロセッサ301、メモリ302、不図示のデジタル電子回路等によって実現される。記憶部32は、例えばメモリ302によって実現される。通信部33は、例えば通信IF303によって実現される。
1 無線基地局
11 BBU
12 RRU
1C セル
2 無線端末
3 制御装置

Claims (16)

  1. 一以上のベースバンド処理機能を有する第1無線基地局と、
    一以上のベースバンド処理機能を有する一つ以上のその他の無線基地局と、
    を備える無線通信システムであって、
    前記第1無線基地局は、
    無線端末との無線通信を行うにあたり、前記その他の無線基地局の中の第2無線基地局に対し該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する場合、分担元である該第1無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む分担依頼信号を送信し、
    前記分担依頼信号を受信した該第2無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う無線通信システム。
  2. 前記特定処理は、前記無線通信が用いる無線通信プロトコルにおいて所定以下のプロトコル層が行う処理である
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記特定処理は、前記無線通信が用いる無線通信プロトコルにおける物理層が行う処理である
    請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2無線基地局は、前記第1無線基地局が行う前記無線通信における前記ベースバンド処理の中で処理時間に制限がない処理を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記第1無線基地局が、前記ベースバンド処理の分担を行うか否かに関する判断を行う請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記ベースバンド処理の分担を行うか否かに関する判断を行う制御装置
    をさらに備える
    請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 前記第1無線基地局は、ベースバンドユニットと、それぞれが該ベースバンドユニットとネットワーク接続されるとともにそれぞれがセルを形成する複数の無線部を備える
    請求項1〜6のいずれかに記載の無線通信システム。
  8. 前記ベースバンド処理の分担は、前記セルを単位として行われる
    請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 前記第2無線基地局は、前記その他の無線基地局それぞれの処理負荷に基づいて選択される
    請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信システム。
  10. 前記第2無線基地局は、前記第1無線基地局と前記その他の無線基地局それぞれとの間の通信遅延に基づいて選択される
    請求項1〜9のいずれかに記載の無線通信システム。
  11. 一以上のベースバンド処理機能を有する第1無線基地局と、一以上のベースバンド処理機能を有する一つ以上のその他の無線基地局とを備える無線通信システムにおける前記第1無線基地局であって、
    無線端末との無線通信を行うにあたり、前記その他の無線基地局の中の第2無線基地局に対し該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する場合、分担元である該第1無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む分担依頼信号を送信し、
    前記分担依頼信号を受信した該第2無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う制御部
    を備える第1無線基地局。
  12. 無線端末と無線通信を行う特定無線基地局を備える無線通信システムにおける、前記特定無線基地局とは異なる無線基地局であって、
    前記特定無線基地局が前記無線通信を行うにあたり、前記特定無線基地局から、該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する分担依頼信号であって、分担元である該特定無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む前記分担依頼信号を受信し、
    前記分担依頼信号を送信した前定無線基地局と前記無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がない処理を行う制御部
    を備える無線基地局。
  13. 1つ以上のその他の無線基地局を備える無線通信システムにおいて、無線端末と無線通信を行う第1無線基地局が備えるベースバンドユニットであって、
    前記無線通信を行うにあたり、前記その他の無線基地局の中の特定無線基地局に対し該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する場合、分担元である該第1無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む分担依頼信号を送信し、
    前記分担依頼信号を受信した該特定無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う制御部
    を備えるベースバンドユニット。
  14. 無線端末と無線通信を行う特定無線基地局を備える無線通信システムにおける、前記特定無線基地局とは異なる無線基地局が備えるベースバンドユニットであって、
    前記特定無線基地局が前記無線通信を行うにあたり、前記特定無線基地局から、該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する分担依頼信号であって、分担元である該特定無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む前記分担依頼信号を受信し、
    前記分担依頼信号を送信した前定無線基地局と前記無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がない処理を行う制御部
    を備えるベースバンドユニット。
  15. 無線端末と無線通信を行う第1無線基地局と、1つ以上のその他の無線基地局とを備える無線通信システムにおける制御装置であって、
    前記無線通信を行うにあたり、前記その他の無線基地局の中の特定無線基地局に対し該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する場合、分担元である該第1無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む分担依頼信号を送信し、
    前記分担依頼信号を送信した該第1無線基地局と該特定無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を前記第1無線基地局に行わせる制御部
    を備える制御装置。
  16. 無線端末と無線通信を行う第1無線基地局と一つ以上のその他の無線基地局とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記無線通信を行うにあたり、前記その他の無線基地局の中の第2無線基地局に対し該無線通信のためのベースバンド処理機能の一部の分担を依頼する分担依頼信号であって、分担元である該第1無線基地局の識別子と、分担対象である該無線通信のセルの識別子と、分担の開始タイミングを示す情報と、を含む前記分担依頼信号を送信し、
    前記分担依頼信号を受信した該第2無線基地局との間で、前記分担の開始タイミングを示す情報に従って該無線通信のためのベースバンド処理の分担が開始された後、前記第1無線基地局は少なくとも該ベースバンド処理の中で処理時間に制限がある特定処理を行う無線通信方法。
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