JP2007228213A - 移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式 - Google Patents

移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式に関し,無線基地局のエリアによる負荷の変動に対して複数の無線基地局の間で負荷を調整できて,処理資源を有効に利用できることを目的とする。
【解決手段】各無線基地局は複数の無線部と,無線制御装置と,複数の無線部と無線制御装置との接続を切替える無線部スイッチとを備え,無線網制御装置は,無線基地局から配下の携帯端末の状況を表す情報を定期的に収集し,収集情報に基づいて無線基地局の必要処理量を予測し,無線基地局の処理能力が余剰または不足であると予測されると,その無線基地局の無線制御装置で処理を行う無線部の数の低減か,増加の指示を行い,指示を受けた無線基地局は,指示に基づいて無線部スイッチを制御し,必要なセクタに対応する無線部を自局の無線制御装置に接続し,使用しないセクタに対応する無線部を閉塞するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は,移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式に関する。
近年,移動通信によるサービスを受ける携帯端末の利用者が増大し,多くの携帯端末による通信量が増大している。ところが,携帯端末による通信量は無線基地局がカバーする地域によってばらつきがあり,更に時間帯によって通信量が変化して,負荷が集中すると無線基地局の処理可能な量を越える場合がある。
図10はエリア別の携帯端末の利用状況の説明図である。図10のA.は日中(昼間)の状況,B.は夜間の状況を示し,それぞれ住宅街とオフィス街における無線基地局(BTSで表示:Base Transceiver Station) が管轄するエリアにおいて取り扱う携帯端末(MSで表示:Mobile Station) の数の大小を概念的に示している。無線基地局は無線部と制御部(CTRで表示:コントローラ)とで構成される。A.に示すように日中の住宅街では,多くの利用者が出勤するため携帯端末による通信が少なく無線基地局でのトラフィックが少ない。この時,オフィス街では多くの利用者による携帯端末の通信量が多くなり,その無線基地局のトラフィックが増大する。夜間になるとB.に示すように,住宅街でのトラフィックが増大し,オフィス街でのトラフィックが少なくなる。
このような場合,現在は日中と夜間の何れの時間帯をカバーするように住宅街とオフィス街の双方の無線基地局の設備(無線部)を設ける必要がある。しかし,日中と夜間の何れの時間帯のトラフィックを住宅街とオフィス街の双方の無線基地局でカバーするためには,過大なトラフィックに対応した設備(無線部)を設けるためのコストが増大するという問題がある。
一方,携帯端末の無線基地局の技術において,無線基地局の設置されるサービスエリア(都市地域,過疎地域)や時間帯(昼,夜)によりトラフィック量が異なり,通話呼量(トラフィック)の高・低に応じて,扱うサービスエリアの範囲の広・狭を切替えて運用を行うことを可能とする技術がある(特許文献1参照)。
その特許文献1に記載された無線基地局の無線機の構成を図11に従来技術の構成として示す。図中,50は無線基地局に設けられたマルチキャリア無線機,51はベースバンド部,52は無線部,53は切替器,54,55は直交変調器,56はスイッチ,57,58はRFミキサアンプ,59は合成器,60は出力端子,61は入力端子,62は分配器,63,64は受信器,65は高トラフィック情報である。この構成において,高トラフィック運用時には,小セルに対応し,高トラフィック情報65がマルチキャリア無線機50のベースバンド部51の中の切替器53に供給されると,切替器53はスイッチ56に対してオフ信号を出力してスイッチ56をオフにする。この時,ベースバンド部51は,無線部52について異なる複数の周波数A,Bに対応した直交変調器54,55によりそれぞれの周波数に対応した処理を行い,それぞれの変調出力はRFミキサアンプ57,58で増幅され合成器59で合成されて出力端子60から出力される。この場合,各周波数A,Bの出力は低い電力が発生するため,小セルに対応し,複数の周波数によりトラフィックを多く処理する。
トラフィックが減って,低トラフィック情報が切替器53に入力されると,スイッチ56がオンとなる。すると,ベースバンド部51は無線部52において直交変調器54からの周波数AのデータをRFミキサアンプ57と58へ入力し同振幅同位相のRF出力が合成器59で合成されるため,送信電力が2倍となり高トラフィック時に比べてセルを大きくすることができる。
特開平11−234739号公報
上記図11に示す技術は,無線部による送信電力をトラフィックの高・低に対応して小・大となるように切替えることで通信可能なエリア(セル)の大きさを小・大に切替えるものであり,トラフィックの高・低に対応して無線基地局の負荷を調整するものではなく,制御のための負荷処理能力は各無線基地局が備える処理能力の範囲内に抑えられるという問題がある。この場合,処理能力を上げるには制御を行う設備を設ける必要があるが,トラフィックが低い時には無駄になりコストがかかるという問題がある。
本発明は日中と夜間といった時間帯によって無線基地局のエリアによる負荷の変動に対して複数の無線基地局の間で負荷を調整できて,処理資源を有効に利用できる移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理構成を示す図である。図中,1,2は携帯端末と無線による通信を行う無線基地局,3はトラフィックが高い無線基地局から低い無線基地局に負荷をシェアするために両者の接続制御を行う基地局間スイッチ,4は複数の無線基地局1,2の上位に設けられ,それらを制御すると共に他のネットワーク(コアネットワーク)と通信を行う無線網制御装置,40は制御部,41は無線網制御装置4が制御する各無線基地局の配下の携帯端末の情報や,処理能力,トラフィック等の情報を格納するデータ保持部である。また,無線基地局1,2内の10,20は無線制御装置,11,21は無線部スイッチ,12−1〜12−4及び22−1〜22−4はそれぞれ対応するアンテナの指向性によりカバーするセクタ(ティルト制御で指向性が変化する)に位置する携帯端末と無線による通信を実行する無線部,13,23は各アンテナの指向性によりカバーするセクタ(またはエリア)の範囲を変えるためにアンテナの指向性(ティルトという:Tilt) を制御するティルト制御装置,1 4,24はセクタに対応して設けられた複数個のアンテナ素子により構成されたアンテナ,15,25は他無線基地局の無線部と自局の無線制御装置を接続する局間信号路である。なお,無線基地局1,2内の無線部(12−1〜12−4,22−1〜22−4)は無線により携帯端末と送受信を行う送受信機能を持ち,無線制御装置10,20は制御機能の他にベースバンド処理,スプレッド処理等の機能も備える。
無線基地局1が住宅街に設けられ,無線基地局2がオフィス街に設けられているものとし,日中の時間帯では無線基地局1のトラフィックが減少し,無線基地局2のトラフィックが増大すると,無線基地局1,2の上位の無線網制御装置4は無線基地局から定期的にそれぞれの配下の携帯端末の台数,使用状況,トラフィック量等の情報を収集してデータ保持部41に格納し,制御部40でそれらのデータを評価して,配下に位置する携帯端末の数,トラフィックを監視(予測を含む)する。無線網制御装置4が各無線基地局の負荷状態を監視して,無線基地局1のトラフィックが低く,無線基地局2のトラフィックが過大であることを検出した場合,無線基地局2の無線制御装置20を介して無線部22−1〜22−4の中の1または複数(トラフィックの量に応じて異なる)を無線基地局1へ接続可能な局間信号路25の側へ切替接続するよう無線部スイッチ21を制御すると共に,無線基地局1の無線部12−1〜12−4の中の1または複数(無線基地局2で無線基地局1へ切替え接続される無線部の数に対応)を無線制御装置10から切離すと共に無線基地局2に接続可能な局間信号路15を無線制御装置10へ接続するよう無線部スイッチ11を制御する。また,無線網制御装置4は無線基地局2の局間信号路25の無線部の信号を無線基地局1の無線制御装置10に転送するよう基地局間スイッチ3の切替を行う。また,無線基地局1では切離される1または複数の無線部が処理を行っていたアンテナ14の中の1または複数のアンテナ素子がカバー(担当)していたセクタ(エリア)を他のアンテナ素子によりカバーするよう無線制御装置10はティルト制御装置13を制御して必要なアンテナの傾きを変えて指向性を制御する。こうして,トラフィックが過大な無線基地局2の1または複数の無線部の処理をトラフィックが少ない無線基地局1の無線制御装置10において実行する。
この後,夜になるとオフィス街の無線基地局2のトラフィックが減って,住宅街の無線基地局1のトラフィックが増加すると,その状況が無線網制御装置4で検出され,昼間の場合とは逆に無線基地局1の無線部の処理を無線基地局2で実行し,無線基地局2の一部の無線部を切離し,ティルト制御装置23を制御する。これにより,無線基地局1の無線部スイッチ11,無線基地局2の無線部スイッチ21を制御し,基地局間スイッチ3も無線基地局1から無線基地局2へ転送するよう切替接続される。
無線網制御装置4は,一つの無線基地局の中の配下の携帯端末が少なく,トラフィックが少ない(処理能力に余裕がある)場合には,その無線基地局内で使用するセクタ数を低減させ,対応する無線部を閉塞し(切離し),配下の携帯端末が増加し,トラフィックが増大した場合に,使用するセクタ数を増加させるように,一つの無線基地局だけを制御する場合もある。なお,セクタ数を低減する場合は,低減したセクタを他のアンテナで担当するためティルト制御装置13により指向性を制御するが,制御した複数アンテナからの入力を合成したり,複数アンテナへの出力を分岐する手段を用いることができる(図2の実施例に示す)。
本発明により無線基地局の無線部を無線制御装置と切り離し,自エリアと他エリアの異なるエリアに切替接続可能とし,無線制御装置を自エリアの負荷が少ない時は負荷の高い他エリアの無線部に接続し,自エリアの負荷が高くなると自エリアの無線部に接続することで負荷をシエアでき,無線基地局の処理資源を有効に使うことができる。
図2は実施例の構成である。図中,1,2,4の各符号は上記図1の同一符号の各部と同じであり,1,2は2つの無線基地局(BTSで表示:Base Transceiver Station),4は無線網制御装置(RNCで表示:Radio Network Controller) であり,3’は無線基地局間の光接続を切替える基地局間光スイッチであり,無線網制御装置4により基地局間光スイッチ3’の方路指定を含む制御が行われる。この実施例では,無線基地局(BTS)を2つだけ示すが,実際には2以上の多数個が設けられ,各無線基地局間の信号を伝送するための信号路と基地局間スイッチ3’が設けられ,各無線基地局間の信号を伝送するために設けられている。
各無線基地局1,2内の10,20は無線制御装置(RECで表示:Radio Equipment Controller) ,11’,21’は図1の無線部スイッチ11,12に対応する光スイッチ(OPTSWで表示)であり,送受信機(後述する12’,22’)と無線制御装置10,20との光接続を切替え,方路決定は無線制御装置10,20により実行される。12’−1〜12’−6及び22’−1〜22’−6は各無線基地局1,2内に設けられた6台の送受信機(TRX1〜TRX6)であり,図1の無線部12,22に対応する,13,23は各アンテナがカバーするセクタ(エリア)の範囲を変えるためにアンテナ14,24を構成する各アンテナ素子の指向性(ティルトという:Tilt) を無線制御装置10からの指示により調整するティルト制御装置,1 4,24は6個(送受信部TRX1〜TRX6の数に対応)の素子からなるアンテナ,15,25は局間信号路,16,26は複数アンテナからの受信を合成し1つの無線部へ渡す機能と,1つの無線部からの送信信号を分割して複数のアンテナへ渡す機能を持つ無線合成装置である。なお,無線合成装置16,26の合成・分割の対象となるセクタの指定や,合成・分割の実施,及び無線合成装置とアンテナの接続の決定や,無線合成装置と送受信部との接続の決定は無線制御装置10,20により行う。
図3は実施例の動作シーケンス例を示す。図3では,無線網制御装置(以下,RNCという)と一つの無線基地局(以下,BTSという)の代表として無線基地局1(BTS1)の動作シーケンスの例を示す。
通常,各BTS(図2の1,2)は定期的にそれぞれの配下の(通信を行っている)携帯端末(以下,単にMSという:Mobile Station) 台数,使用状況,トラフィック状況をRNC(図2の4)に通知する(図3のS1)。RNCでは各BTSからの通知を受け取ると,定期的に各BTSのそれぞれの配下のMS台数,使用状況,トラフィック状況を収集して記録し(図3のS2),それらの記録データから時間毎の各BTSの配下のMS量と推移を統計的に予測する(同S3)。この場合,RNCには予め,各BTSが備える設備(稼働可能な設備,送受信機の台数,セクタ数等の処理能力)のデータが保存されている。そして,各BTS配下のMS量の評価データを基に各BTSへの制御を行う(図3のS4)。
この評価データにより,あるBTSにおいて配下MSが少なく,隣接するBTSの配下MSも少ないことが分かった場合(これをケースAという)について説明する(一つのBTSの配下MSが少ないという条件が成立した場合も同じ)。この場合,それらのBTSに対して,使用セクタ数を低減するよう指示する(図3のS5)。その場合の具体的な処理内容を説明すると,MS量予測とBTSからの情報を基に低減予定セクタ数を決定してその数を低減するよう該当するBTSに対して指示する(図3のS50)。更に低減予定セクタに収容されて現在使用中のMSにハンドオーバを指示して他のセクタへ移動させる(図3のS51)。RNCからのセクタ低減の指示を受け取ったBTSは,低減予定セクタ配下のMSが無くなることを確認すると低減対象セクタの送受信機を閉塞(切離し)する(図3のS6)。次いで,閉塞した送受信機番号と余剰となった処理能力の値をRNCに報告する(図3のS7)。この報告を受けたRNCは,各BTSの閉塞された送受信機番号と余剰処理能力を記録して管理する(図3のS8)。
図4は送受信機を閉塞した無線基地局(BTS)の状態を示す図である。この状態では6個の送受信部TRX1〜TRX6の中の1個の送受信部TRX1だけが現用として動作し,5個の送受信機TRX2〜TRX6を閉塞して休止状態とし,無線基地局(BTS)の無線制御装置(REC)に余剰処理能力がある状態である。
次に,あるBTSにおいて配下MSが少ないが,隣接するBTS配下のMSが多い場合(これをケースBという)について説明する。この場合,RNC(無線網制御装置)は,上記図3のステップS4におけるMS量予測によってセクタ低減をするか判断し,低減する場合は,上記図3のS5〜S8に示す処理が関係するBTSとRNCにおいて実行され,隣接するBTS(配下のMSが多いBTS)に対しては次のような制御が行われる。
RNCがあるBTSについてその配下のMS数が増加し,そのBTSでセクタ増設が可能で,且つ余剰処理能力があると上記図3のS4において判断した場合(これをケースCという),RNCでは図5に示すセクタ数が増設可能で余剰処理能力がある場合の処理フローが実行される。
この場合,RNCはBTSに対し使用セクタ数を増やす指示を出す(図5のS1)。その詳細を説明すると,定期的に収集したデータから,増加予定のBTS自身の処理能力と増設可能なセクタ数を確認する(図5のS10)。次にRNCはMS量予測とBTSからのトラフィック情報を基に増設セクタ数を決定し(図5のS11),増設予定BTSが持つ処理能力が増設セクタ分あることがRNCで判別できた場合,該当BTSに対し決定したセクタ数の増設処理を指示する(同S12),これを受けたBTSでは指示されたセクタ数の増設を自身のBTS内で実行し(同S2),RNCに対し増設送受信機番号と処理能力の値を報告する(同S3)。これを受け取ったRNCでは,図5では省略されているが,上記図3のS8と同様に記録等の管理を行う。
このケースCによる処理を具体例で説明すると,上記図4に示すBTSの状態において,REC(無線制御装置)に処理能力がある時,休止(閉塞)状態にあるセクタに対応した送受信機(TRX2〜TRX6)の中から要求された個数の送受信機を増設(RECに接続して処理を行う)した場合に相当する。
上記のケースCの場合と異なり,あるBTSの処理能力が不足してセクタ増設が不可能な場合(ケースDとする)は,以下のような処理が行われる。
RNCは,あるBTSの処理能力が不足でセクタ増設ができない場合,余剰処理能力のあるBTSを探し,余剰処理能力があるBTSを検出すると,その余剰処理能力を持つBTSのREC(無線制御装置)と増設予定(処理能力不足)のBTSの送受信機(TRX)とを接続するよう,各BTSに対して指示を行うと共に,2つのBTS(余剰処理能力を持つBTSと増設予定のBTS)を接続する基地局間光スイッチ(図2の3’)を制御する。該当する2つのBTSでは,一方のBTSの送受信機(TRX)を他方のBTSのREC(無線制御装置)に接続するよう,それぞれの局間信号路(図2の15,25)を光スイッチ(図2の11’,21’)で切替える。
図6は他の無線基地局で処理を行うよう切替えを行う具体例である。図6のA.は切替前の状態で,無線基地局1(BTS1)は余剰処理能力が無いが配下MSが増大しているのに対し,無線基地局2(BTS2)は余剰処理能力がある場合である。図中,TRXは送受信機,RECは無線制御装置,RNCは無線網制御装置であり,BTS1ではTRX5,TRX6の2台が休止中で,BTS2ではTRX3〜TRX6の4台が休止中である。
図6のA.の状態の時,無線網制御装置(RNC)がBTS1の処理能力が不足でセクタを増設する必要があり,余剰処理能力がないことを検出し,余剰処理能力のあるBTSを探してBTS2に余剰処理能力があることを検出すると,各BTS1,BTS2のそれぞれに対して上記のような指令を出すことで,図6のB.に示すようにBTS1のTRX5,TRX6に対応するセクタの処理をBTS2のRECにより処理を行うよう,光スイッチ11’,21’及び基地局間光スイッチ3’の切替接続が行われる。
無線基地局におけるセクタ数をアンテナ工事なしで変更する方法について以下に説明する。図7〜図9は無線基地局(BTS)におけるセクタ変更の制御動作の説明図(その1)〜(その3)である。
図7は6セクタ運用時を示す。この場合,アンテナ素子は14−1,14−2,14−3,14−4,14−5,14−6の6個であり,各アンテナ素子はそれぞれ一つのセクタSa,Sb,Sc,Sd,Se,Sfに対応するエリアのMS(携帯端末)と通信を行うよう指向性が調整され,各アンテナ素子による各セクタのMSとの通信はそれぞれ送受信機TRX1〜TRX6により実行される。
図7の状態に対して,6セクタを半減して3セクタとして運用する場合を図8に示す。この場合,無線制御装置(REC)は無線合成装置(図2の16,26)に対して隣接するセクタ2つを組みとして合成するよう指示する。無線合成装置は6個のアンテナ素子14−1〜14−6からの入力を受け取ると,内部の合成部16−1,16−2,16−3においてそれぞれ2つのアンテナ入力を合成し,無線合成装置の3セクタ分の入出力が送受信機TRX1〜TRX3に接続し,3セクタとして運用する。この時,無線制御装置(REC)はティルト制御装置(図2の13)に対して,アンテナを3セクタ運用系に最適な向きへ調整する。また,休止(未使用)となる送受信機TRX4〜TRX6については閉塞制御後,停止状態に制御することにより消費電力を減らす。
図9は1セクタ運用時を示す。この時,無線制御装置(REC)から無線合成装置16に対して全てのセクタSa〜Sfを1つに合成するよう指示される。無線合成装置16からは1セクタ分の入出力となるので,これを送受信機TRX1に接続し,1セクタとして運用する。また,未使用となる送受信部TRX2〜TRX6については閉塞制御後,停止状態に制御することにより消費電力を減らす。
上記図7〜図9に示す6セクタ,3セクタ,1セクタだけでなく,他のセクタ数についても同様にアンテナへの入出力を無線合成装置において合成することで,可変セクタでの運用が可能になる。
(付記1) 複数セクタの携帯端末と通信を行う複数の無線基地局の上位に設けられ複数の無線基地局を制御する無線網制御装置が設けられた移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式であって,前記各無線基地局は複数セクタに対応した複数の無線部と,無線部の制御処理を行う無線制御装置と,前記複数の無線部と前記無線制御装置との接続を切替える無線部スイッチとを備え,前記無線網制御装置は,無線基地局から配下の携帯端末の数,使用状況,トラフィック状況を定期的に収集して,収集した情報に基づいて無線基地局配下の携帯端末数や必要処理量を予測評価し,一つの無線基地局の処理能力が余剰または不足であると評価されると,それに対応して自局の無線制御装置で処理を行う無線部の数の低減か,増加の指示を行い,前記指示を受けた無線基地局は,指示に基づいて前記無線部スイッチを制御し,必要なセクタに対応する無線部を自局の無線制御装置に接続し,使用しないセクタに対応する無線部を閉塞することを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
(付記2) 付記1において,前記無線網制御装置は,前記無線基地局の携帯端末の量と推移の予測で,配下の携帯端末数が少ないと,前記無線基地局へ使用セクタ数の低減を指示し,低減予定のセクタに収容の使用中携帯端末があると,他セクタへのハンドオーバを指示することを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
(付記3) 付記2において,前記無線基地局は,前記使用セクタ数の低減の指示を受け取ると指示されたセクタ数の無線部を閉塞して,閉塞した無線部の情報を前記無線網制御装置に通知することを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
(付記4) 複数セクタの携帯端末と通信を行う複数の無線基地局の上位に設けられ複数の無線基地局を制御する無線網制御装置が設けられた移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式であって,前記各無線基地局は複数セクタに対応した複数の無線部と,無線部の制御処理を行う無線制御装置と,前記複数の無線部と前記無線制御装置との接続を切替えると共に他無線基地局と接続する局間信号路を前記無線部または無線制御装置の何れかとの接続を切替えが可能な無線部スイッチとを備え,各無線基地局の無線部または無線制御装置の何れかを前記無線部スイッチを介して接続した局間信号路を,他無線基地局からの局間信号路を介して他無線基地局の無線制御装置または無線部の何れかと接続可能に切替える基地局間スイッチを設け,前記無線制御装置は,各無線基地局からの状態と処理状況を表すデータとを収集し,一方の無線基地局の処理能力が不足して別の無線基地局で処理能力に余裕があることを検出されると,前記一方の無線基地局の一部の無線部を前記基地局間スイッチを介して前記別の無線基地局の無線制御装置と接続するよう,前記2つの無線基地局に指示すると共に前記基地局間スイッチを制御することを特徴とする無線基地局の負荷制御方式。
(付記5) 付記1乃至4の何れかにおいて,前記無線基地局は,前記無線網制御装置からの指示により使用する無線部の数が低減または増加する場合,低減した無線部に対応してセクタ数を減らすか,増加した無線部に対応してセクタ数を増やすようセクタ数の変更に対応してアンテナを最適な向きに調整するティルト制御装置を備えることを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
(付記6) 付記1乃至5の何れかにおいて,前記無線基地局は,前記無線網制御装置からの指示により使用する無線部数の低減または増加に応じて,セクタ数を低減または増加することにより対応するアンテナの入出力を合成する制御を行う無線合成装置を備えることを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
(付記7) 付記1乃至6の何れかにおいて,
前記無線基地局は,前記無線網制御装置からの無線部数の低減の指示に応じて未使用となった無線部を閉塞制御した後,停止状態に制御して消費電力を減らすことを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
本発明の原理構成を示す図である。 実施例の構成を示す図である。 実施例の動作シーケンス例を示す図である。 送受信機を閉塞した無線基地局(BTS)の状態を示す図である。 セクタ数が増設可能で余剰能力がある場合の処理フローを示す図である。 他の無線基地局で処理を行うよう切替えを行う具体例を示す図である。 無線基地局(BTS)におけるセクタ変更の制御動作の説明図(その1)である。 無線基地局(BTS)におけるセクタ変更の制御動作の説明図(その2)である。 無線基地局(BTS)におけるセクタ変更の制御動作の説明図(その3)である。 エリア別の携帯端末の利用状況の説明図である。 従来技術の構成を示す図である。
符号の説明
1,2 無線基地局
10,20 無線制御装置
11,21 無線部スイッチ
12−1〜12−4 無線部
22−1〜22−4 無線部
13,23 ティルト制御装置
14,24 アンテナ
15,25 局間信号路
3 基地局間スイッチ
4 無線網制御装置
40 制御部
41 データ保持部

Claims (4)

  1. 複数セクタの携帯端末と通信を行う複数の無線基地局の上位に設けられ複数の無線基地局を制御する無線網制御装置が設けられた移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式であって,
    前記各無線基地局は複数セクタに対応した複数の無線部と,無線部の制御処理を行う無線制御装置と,前記複数の無線部と前記無線制御装置との接続を切替える無線部スイッチとを備え,
    前記無線網制御装置は,無線基地局から配下の携帯端末の数,使用状況,トラフィック状況を定期的に収集して,収集した情報に基づいて無線基地局配下の携帯端末数や必要処理量を予測評価し,一つの無線基地局の処理能力が余剰または不足であると評価されると,それに対応して自局の無線制御装置で処理を行う無線部の数の低減か,増加の指示を行い,
    前記指示を受けた無線基地局は,指示に基づいて前記無線部スイッチを制御し,必要なセクタに対応する無線部を自局の無線制御装置に接続し,使用しないセクタに対応する無線部を閉塞することを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
  2. 複数セクタの携帯端末と通信を行う複数の無線基地局の上位に設けられ複数の無線基地局を制御する無線網制御装置が設けられた移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式であって,
    前記各無線基地局は複数セクタに対応した複数の無線部と,無線部の制御処理を行う無線制御装置と,前記複数の無線部と前記無線制御装置との接続を切替えると共に他無線基地局と接続する局間信号路を前記無線部または無線制御装置の何れかとの接続を切替えが可能な無線部スイッチとを備え,
    各無線基地局の無線部または無線制御装置の何れかを前記無線部スイッチを介して接続した局間信号路を,他無線基地局からの局間信号路を介した他無線基地局の無線制御装置または無線部の何れかと接続可能に切替える基地局間スイッチを設け,
    前記無線制御装置は,各無線基地局からの状態と処理状況とを表すデータを収集し,一方の無線基地局の処理能力が不足して別の無線基地局で処理能力に余裕があることを検出されると,前記一方の無線基地局の一部の無線部を前記基地局間スイッチを介して前記別の無線基地局の無線制御装置と接続するよう,前記2つの無線基地局に指示すると共に前記基地局間スイッチを制御することを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
  3. 請求項1乃至2の何れかにおいて,
    前記無線基地局は,前記無線網制御装置からの指示により使用する無線部の数が低減または増加する場合,低減した無線部に対応してセクタ数を減らすか,増加した無線部に対応してセクタ数を増やすようセクタ数の変更に対応してアンテナを最適な向きに調整するティルト制御装置を備えることを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて,
    前記無線基地局は,前記無線網制御装置からの指示により使用する無線部数の低減または増加に応じて,セクタ数を低減または増加することにより対応するアンテナの入出力を合成する制御を行う無線合成装置を備えることを特徴とする移動通信システムにおける無線基地局の負荷制御方式。
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