JP2014509100A - 複数のビーム・アーキテクチャをサポートするためのアンテナ・アレイ - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするためのアンテナ・アレイ(230)に関する。例えば、トランシーバ(200)は、アンテナ・アレイ(230)を含むことができる。アンテナ・アレイ(230)は、複数のアンテナ要素を含んでおり、ここで、複数のアンテナ要素は、セル・サイト(130)において、少なくとも2つのビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されている。各ビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とに関連づけられる。1つの実施形態によれば、各ビーム・アーキテクチャは、異なるワイヤレス規格に関連づけられる。別の実施形態によれば、各ビーム・アーキテクチャは、1つのワイヤレス規格の内部の異なるキャリアに関連づけられる。アンテナ要素は、円形アレイとして配列されることもある。

Description

いくつかのワイヤレス技術が、同じセル・サイトの上で実装されるものと期待される。例えば、第2世代(2G)ワイヤレス技術と、第3世代(3G)ワイヤレス技術と、第4世代(4G)ワイヤレス技術とは、2Gから3Gへと、またその後に4Gへと将来漸進的に移行して、同時に動作することになっている。これらの様相は、集中型の無線アクセス・ネットワークの一部分として特に重要である。同じセル・タワーと、無線周波数ケーブルの敷設と、アンテナ・アレイとの再利用は、非常に望ましく、コスト効率のよい複合技術(multi−technology)による解決法を提供している。
重要な課題のうちの1つは、異なる技術が、異なるビーム・アーキテクチャを必要とすることである。例えば、ダウンリンクにおける各セル(すなわち、セクタ)では、移動通信用グローバル・システム(GSM:Global System for Mobile Communications)は、単一のアンテナによる伝送をサポートし、高速パケット・アクセス(HSPA:High Speed Packet Access)は、2つのアンテナによる伝送をサポートし、またロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)は、最大4つのアンテナによる伝送までをサポートする。サービス・プロバイダが、サイト当たりに3つのセルと、セル当たりに4つのアンテナとを用いてLTEを展開することを決定する場合、サービス・プロバイダは、既存のアンテナ構成の上で追加のアンテナ要素を手作業で実装しなければならないこともある。
本発明は、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするためのアンテナ・アレイに関する。
例えば、トランシーバは、アンテナ・アレイを含むことができる。アンテナ・アレイは、複数のアンテナ要素を含んでおり、ここで、複数のアンテナ要素は、セル・サイトにおいて少なくとも2つのビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されている。各ビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とに関連づけられる。一実施形態によれば、各ビーム・アーキテクチャは、異なるワイヤレス規格に関連づけられる。別の実施形態によれば、各ビーム・アーキテクチャは、1つのワイヤレス規格の内部の異なるキャリアに関連づけられる。アンテナ要素は、円形アレイとして配列されることもある。
トランシーバは、複数のビームフォーマ・ユニットをさらに含むことができ、ここで、各ビームフォーマ・ユニットは、異なるビーム・アーキテクチャに関連づけられ、また各ビームフォーマ・ユニットは、いくつかのビーム形成信号を生成するように構成されている。各ビーム形成信号は、複数のアンテナ要素のうちのアンテナ要素のサブセットに対応する複数の無線周波数(RF:radio−frequency)信号を含むことができる。各ビームフォーマ・ユニットからの各ビーム形成信号は、セル・サイトの中の異なるセクタに関連づけられることもあり、またビーム形成信号の数は、それぞれのビーム・アーキテクチャについてのセクタの数に対応することもある。1つのビームフォーマ・ユニットから生成される少なくとも2つのビーム形成信号は、サブセットの中の同じアンテナ要素のうちの少なくとも2つを使用することができる。
また、トランシーバは、複数のベースバンド・ユニットをさらに含むこともでき、ここで、各ベースバンド・ユニットは、異なるビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またベースバンド信号を生成するように構成されている。各ベースバンド信号は、異なるセクタに対応することができる。各ビームフォーマ・ユニットは、ビーム形成係数と、それぞれのベースバンド・ユニットから受信されるベースバンド信号とに基づいて特定のセクタについてのビーム形成信号を生成するように構成されていることもあり、また各ビーム形成係数は、サブセットの中の異なるアンテナ要素に対応することもある。各ビームフォーマ・ユニットは、各ビーム形成係数とベースバンド信号を乗算して、1つのビーム形成信号に含まれるRF信号を生成することができる。
トランシーバは、複数のRF変調ユニットをさらに含むことができ、ここで、各RF変調ユニットは、それぞれのビームフォーマ・ユニットからのRF信号を異なる周波数帯域へと変調するように構成されている。トランシーバは、各RF変調ユニットからの変調RF信号を加算するように構成された加算ユニットをさらに含むことができ、ここで、加算された被変調RF信号は、少なくとも2つのビーム・アーキテクチャのおのおのについてのビーム形成信号を生成するように、アンテナ要素の上で送信される。
別の実施形態によれば、トランシーバは、複数のアンテナ要素を含むアンテナ・アレイを含むことができる。複数のアンテナ要素は、同じアンテナ要素を使用して、第1のビーム・アーキテクチャと、第2のビーム・アーキテクチャとをサポートするように構成されており、ここで、第1のビーム・アーキテクチャは、セクタの構成と、第2のビーム・アーキテクチャとは異なるビーム形成信号とに関連づけられる。トランシーバは、第1のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またアンテナ要素の上で複数の第1のビーム形成信号を生成するように構成された第1のビームフォーマ・ユニットをさらに含んでおり、ここで、おのおのの第1のビーム形成信号は、アンテナ要素のうちのアンテナ要素の第1のサブセットに対応する複数の第1の無線周波数(RF)信号を含んでいる。トランシーバは、第2のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またアンテナ要素の上で複数の第2のビーム形成信号を生成するように構成された第2のビームフォーマ・ユニットをさらに含んでおり、ここで、おのおのの第2のビーム形成信号は、アンテナ要素のうちのアンテナ要素の第2のサブセットに対応する複数の第2のRF信号を含んでいる。
一実施形態においては、第1のビーム・アーキテクチャは、第1のワイヤレス規格に関連づけられ、また第2のビーム・アーキテクチャは、第2のワイヤレス規格に関連づけられ、ここで、第1のワイヤレス規格は、第2のワイヤレス規格とは異なっている。他の実施形態においては、第1のビーム・アーキテクチャと、第2のビーム・アーキテクチャとは、同じワイヤレス規格に関連づけられ、また第1のビーム・アーキテクチャは、第2のビーム・アーキテクチャとは異なるキャリアに関連づけられる。
一実施形態においては、第1のビーム形成信号の数は、第1のビーム・アーキテクチャにおけるセクタの数に対応しており、また第2のビーム形成信号の数は、第2のビーム・アーキテクチャにおけるセクタの数に対応している。また、少なくとも2つの第1のビーム形成信号は、第1のサブセットの中の同じアンテナ要素のうちの少なくとも2つを使用しており、また少なくとも2つの第2のビーム形成信号は、第2のサブセットの中の同じアンテナ要素のうちの少なくとも2つを使用している。
トランシーバは、第1のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またおのおのの第1のベースバンド信号が第1のビーム・アーキテクチャにおける異なるセクタに関連づけられる場合に第1のベースバンド信号を生成するように構成された第1のベースバンド・ユニットと、第2のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またおのおのの第2のベースバンド信号が第2のビーム・アーキテクチャにおける異なるセクタに関連づけられる場合に第2のベースバンド信号を生成するように構成された第2のベースバンド・ユニットとをさらに含むことができる。第1のビームフォーマ・ユニットは、第1のビーム形成係数と第1のベースバンド信号とに基づいて第1のビーム形成信号を生成するように構成されていることもあり、またおのおのの第1のビーム形成係数は、第1のサブセットの中の異なるアンテナ要素に対応することもある。また、第2のビームフォーマ・ユニットは、第2のビーム形成係数と第2のベースバンド信号とに基づいて第2のビーム形成信号を生成するように構成されていることもあり、またおのおのの第2のビーム形成係数は、第2のサブセットの中の異なるアンテナ要素に対応することもある。一実施形態においては、第2のサブセットの中のアンテナ要素の数は、第1のサブセットの中のアンテナ要素の数よりも大きい。
トランシーバは、第1のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、また第1のRF信号を第1の周波数帯域へと変調するように構成された第1のRF変調ユニットと、第2のビーム・アーキテクチャに関連づけられ、また第2のRF信号を第2の周波数帯域へと変調するように構成された第2のRF変調ユニットとをさらに含むことができる。第1の周波数帯域は、第2の周波数帯域とは異なる可能性がある。
トランシーバは、第1の被変調RF信号を第2の被変調RF信号と加算するように構成された加算ユニットをさらに含むことができ、ここで、加算された被変調RF信号は、第1のビーム・アーキテクチャと、第2のビーム・アーキテクチャとのおのおのについて第1のビーム形成信号と、第2のビーム形成信号とを生成するように、同じアンテナ要素の上で送信される。
実施形態の例は、以下で本明細書において与えられる詳細な説明と、添付の図面とから、より完全に理解されるようになり、添付の図面においては、同様な要素は、同様な参照番号によって表され、これらの詳細な説明と添付の図面とは、例証としてのみ与えられており、またそれゆえに本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態による、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするためのアンテナ・アレイを実装するためのシステムを示す図である。 本発明の一実施形態による、ダウンリンク通信チャネルの上でデータを送信するためのアンテナ・アレイを有するトランシーバを示す図である。 本発明の一実施形態によるビームフォーマ・ユニットの論理ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態による、ビーム形成信号を示すアンテナ要素の物理的概要を示す図である。 本発明の一実施形態によるアンテナ要素マッピング・チャートを示す図である。 本発明の一実施形態による、アップリンク通信チャネルの上でデータを受信するためのアンテナ・アレイを有するトランシーバを示す図である。
本発明の様々な実施形態の例は、次に、本発明のいくつかの実施形態の例が示されている添付の図面を参照して、より十分に説明されることになる。同様な番号は、図面の説明全体を通して、同様な要素を意味している。
第1の、第2のなどという用語を本明細書において使用して、様々な要素を説明することができるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことが理解されるであろう。これらの用語を使用して、1つの要素を別の要素から区別するだけである。例えば、第1の要素は、第2の要素と名付けられる可能性もあり、また、同様に、第2の要素は、実施例の例の範囲を逸脱することなく、第1の要素と名付けられる可能性もある。本明細書において使用されるように、用語「および/または(and/or)」は、1つまたは複数の関連するリストアップされた項目のうちの任意のもの、およびすべての組合せを含む。
本明細書において使用されるとき、専門用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけであり、実施形態の例を限定することを意図してはいない。本明細書において使用されるとき、単数形の形式「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が、明らかにそうでない場合を示していない限り、同様に複数形の形式も含むことが意図される。用語「備える/含む(comprises)」、「備えている/含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」は、本明細書において使用されるときに、述べられた特徴、整数、ステップ、オペレーション、要素、および/またはコンポーネントの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、オペレーション、要素、コンポーネント、および/またはそれらのグループの存在または追加を除外するものではないことが、さらに理解されるであろう。
いくつかの代替的な実装形態においては、指摘される機能/動作は、図面の中で指摘される順序と異なる順序で起こり得ることにも注意すべきである。例えば、連続して示される2つの図面は、実際には、関与する機能/動作に応じて、同時に実行されることもあり、または時として逆の順序で実行されることもある。
別の方法で規定されない限り、本明細書において使用される(技術的用語および科学的用語を含めて)すべての用語は、実施形態の例が属する当技術分野における当業者の1人によって普通に理解されるものと同じ意味を有する。用語は、例えば、普通に使用される辞書において規定される用語は、関連のある技術の文脈におけるそれらの意味と整合している意味を有するものと解釈されるべきであり、また本明細書において明示的にそのように規定されない限り、理想化された、またはあまりにも形式的な意味では解釈されないようになることが、さらに理解されるであろう。
以下の説明においては、例示の実施形態は、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実装し、また既存のネットワーク要素において既存のハードウェアを使用して実装され得るルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むプログラム・モジュールまたは機能プロセスとして実装され得る動作、およびオペレーションのシンボリック表現(例えば、フロー・チャートの形式の)を参照して説明されるであろう。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数の中央演算処理装置(CPU:Central Processing Units)、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processors)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:field programmable gate arrays)、コンピュータなどを含むことができる。
しかしながら、これらの用語および類似した用語のすべては、適切な物理量に関連づけられるべきであり、また単にこれらの量に適用される便利なラベルであるにすぎないことを心に留めるべきである。その他の方法で具体的に述べられていない限り、または考察から明らかであるように、「生成すること」または「加算すること」などの用語は、コンピュータ・システムのメモリまたはレジスタ、あるいは他のそのような情報ストレージ・デバイス、伝送デバイス、またはディスプレイ・デバイスの内部の物理量として同様に表される他のデータへとコンピュータ・システムのレジスタおよびメモリの内部の物理量、電子量として表されるデータを操作し、また変換するコンピュータ・システム、または類似した電子コンピューティング・デバイスのアクションおよびプロセスを指す。
用語「基地局(base station)」は、ベース・トランシーバ基地局(BTS:base transceiver station)、ノードB(NodeB)、拡張型ノードB、進化型ノードB(evolved NodeB)、フェムト・セル、ピコ・セル、アクセス・ポイントなどの同義語と考えられ、かつ/またはそのように呼ばれることもあり、またネットワークと、1つまたは複数のユーザ装置(user equipments)との間のデータ接続性および/または音声接続性のための無線ベースバンド機能を提供する装置を説明することもある。用語「ユーザ装置」は、モバイル、モバイル・ユニット、移動局、モバイル・ユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセス端末、レシーバなどの同義語と考えられ、また以下で折に触れてそのように呼ばれることもあり、またワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス・リソースのリモート・ユーザを説明することもある。
本発明の実施形態は、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするアンテナ・アレイを提供するものである。ビーム・アーキテクチャは、セル・サイトにおけるセクタの数と、セクタ当たりのビーム形成信号の数とに関連している。異なるビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とを有する。例えば、1つのタイプのビーム・アーキテクチャは、セル・サイト当たりに12個のセクタと、セクタ当たりに1つのビーム形成信号とを有することができ、また別のタイプのビーム・アーキテクチャは、セル・サイト当たりの1つのセクタと、セクタの中の複数のビーム形成信号とを有することができる。結果として、本発明のアンテナ・アレイは、例えば、とりわけ、移動通信用グローバル・システム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)/高速パケット・アクセス(HSPA)、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、および/またはCDMA/LTEなど、複数のワイヤレス技術(例えば、規格)をサポートすることができる。さらに、アンテナ・アレイは、1つのタイプのワイヤレス規格において複数のキャリアをサポートすることができ、ここで、各キャリアは、異なるビーム・アーキテクチャを実装する。言い換えれば、同じアンテナ・アレイ(例えば、同じアンテナ・ハードウェア)は、異なるビーム・アーキテクチャとともに使用され、ここで、各ビーム・アーキテクチャは、異なるワイヤレス規格またはキャリアに関連づけられることもある。
図1は、本発明の一実施形態による、ワイヤレス通信システムにおいて複数のビーム・アーキテクチャをサポートするためのアンテナ・アレイを実装するためのシステムを示すものである。
図1に示されるワイヤレス通信システム100は、例えば、GSM、HSPA、LTEおよび/または複数のキャリアなどの複数の技術をサポートすることができる。図1において示されるように、ワイヤレス通信システム100は、ユーザ装置(UE)105と、基地局110と、コア・ネットワーク120と、インターネット・ネットワーク125とを含む。さらに、ワイヤレス通信システム100は、当技術分野においてよく知られている、ワイヤレス通信システム100の上のデータの伝送のために使用される他のネットワーキング要素を含むことができる。基地局110は、マルチ・スタンダード基地局(MBS:multi−standard base station)とすることができ、このマルチ・スタンダード基地局は、上記のワイヤレス技術のおのおのをサポートするモジュールを含んでいる。
各UE 105は、エア・インターフェースの上で基地局110と通信する(また逆も同様である)。基地局110と、UE 105との間でアップリンクおよび/またはダウンリンクのワイヤレス通信チャネルを提供するように、UE 105と、基地局110との間でエア・インターフェースを確立し、維持し、動作させるための技法は、当技術分野において知られており、また明確にするために、本開示に関連のあるエア・インターフェースを確立し、維持し、また動作させるためのこれらの態様だけが、本明細書において論じられることになる。
セル・サイト130は、セルと呼ばれる基地局110のカバレッジ・エリアにサービスすることができ、またそのセルは、いくつかのセクタへと分割されることもある。説明を簡単にするために、専門用語のセルは、セル・サイト130によってサービスされる全体のカバレッジ・エリア、またはセル・サイト130の単一のセクタのいずれかのことを指すことができる。基地局110のセル・サイト130からUE 105への通信は、順方向リンク、またはダウンリンクと呼ばれる。UE 105から基地局110のセル・サイト130への通信は、逆方向リンク、またはアップリンクと呼ばれる。
基地局110は、エア・インターフェースを介して情報を送信し、かつ/または受信するためのトランシーバを含んでいる。トランシーバは、アンテナ・アレイ230を含んでいる。アンテナ・アレイ230は、複数のアンテナ、またはアンテナ要素を含むことができる。基地局110は、多入力多出力(MIMO:multiple−input−multiple−output)技法を使用することができ、その結果、アンテナ・アレイ230の中の複数のアンテナ要素は、エア・インターフェースの空間多重化されたチャネルを使用した同じ周波数帯域、および/またはRF変調スキームを使用して複数のキャリアまたは規格をサポートする異なる周波数帯域の上で、複数の独立した、また異なる信号をUE 105に対して送信することができるようになる。
本発明の実施形態によれば、アンテナ・アレイ230は、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されており、ここで、各ビーム・アーキテクチャは、異なるワイヤレス規格またはキャリアに関連している可能性がある。アンテナ・アレイ230は、同じアンテナ・ハードウェアを使用しており、このアンテナ・ハードウェアは、ワイヤレス通信システム100によって使用される複数のビーム・アーキテクチャによって再利用される。
ビーム・アーキテクチャは、セル・サイト130の中のセクタの数と、セクタ当たりのビーム形成信号の数とに関連している。例えば、Sは、セル・サイト130当たりのセクタの数とすることができ、またb(s)は、各セクタsについてのビーム形成信号の数とすることができ、ここでs=1、...、Sである。それゆえに、1つのビーム・アーキテクチャは、セル・サイト130当たりに任意の数のセクタと、セクタ当たりに任意の数のビーム形成信号とを含むことができる。ビーム形成信号は、方向およびビーム幅が変化する可能性があり、または固定されたビームとすることができる適応信号とすることができる。
GSMにおいては、ワイヤレス通信システム100は、セル・サイト130当たりに12個のセクタと、セクタ当たりに1つのビーム形成信号とをサポートするビーム・アーキテクチャを有することができる。HSPAにおいては、ワイヤレス通信システム100は、セル・サイト130当たりに6つのセクタと、セクタ当たりに2つのビーム形成信号とをサポートするビーム・アーキテクチャを有することができる。LTEにおいては、ワイヤレス通信システム100は、セル・サイト130当たりに3つのセクタと、セクタ当たりに4つのビーム形成信号とをサポートするビーム・アーキテクチャを有することができる。したがって、上記ワイヤレス規格のおのおのは、異なるビーム・アーキテクチャをサポートする。しかしながら、本発明の実施形態は、任意のタイプのビーム・アーキテクチャを包含している。
基地局110は、基地局110によってサーブされているUE 105から受信される情報に基づいて、アンテナ・アレイ230のある種の数のアンテナ要素の上でビーム形成を実行するように構成されている。ビーム形成は、アンテナ・アレイ230の上の信号の受信または送信の方向性を制御するために使用される信号処理技法である。UE 105から受信される情報は、基地局110のビームフォーマ・ユニットによって使用されて、UE 105と通信するために最もよく使用される信号の特性を制御することができる。本発明の実施形態は、当技術分野においてよく知られている任意のタイプのビーム形成技法を包含している。しかしながら、本発明の実施形態によれば、アンテナ要素は、アンテナ・アレイ230の上でビーム形成信号を送信して、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするときに、再利用される。アンテナ・アレイ230の詳細は、さらに、図2〜5を参照して説明される。
基地局110は、コア・ネットワーク120へと情報を送信し、またコア・ネットワーク120から情報を受信することができ、このコア・ネットワークは、ワイヤレス通信ネットワーク100の中央部分である。例えば、UMTSにおいては、コア・ネットワーク120は、モバイル交換センタ(MSC:mobile switching center)、無線ネットワーク制御装置(RNC:radio network controller)を含むことができ、この無線ネットワーク制御装置は、ゲートウェイ・サポート・ノード(GSN:gateway support node)を通してインターネット・ネットワーク125にアクセスし、かつ/またはモバイル交換センタ(MSC)を通して公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)にアクセスして、他の基地局110に対する接続性を提供することができる。UMTSネットワークにおけるRNCは、GSMネットワークにおける基地局制御装置(BSC:Base Station Controller)機能と同等な機能を提供する。
図2は、本発明の一実施形態による、ダウンリンク通信チャネルの上でデータを送信するためのアンテナ・アレイ230を有するトランシーバ200を示すものである。
トランシーバ200は、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されており、ここで、各ビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とに関連づけられる。トランシーバ200は、複数のアンテナ要素を有するアンテナ・アレイ230を含んでいる。図2に示されるように、複数のアンテナ要素は、円形アレイとして配列されることもある。また、複数のアンテナ要素は、半球の上に配置されて、複数のビーム形成信号を形成することができる。さらに、本発明の実施形態は、展開環境の所与の物理的制約条件に従うように、任意の構成で配列された密集したアンテナ要素を有するコンフォーマル・アンテナ・アレイを包含する。言い換えれば、コンフォーマル・アンテナ・アレイは、建物など、特定の環境に特に適合されることもある。建物の場合には、コンフォーマル・アンテナ・アレイは、アンテナ要素を有する2つのパネルを含むことができ、ここで、各パネルは、建物の隣接している側に位置している。しかしながら、本発明の実施形態は、例えば、三角構造など、アンテナ要素についての他の任意のタイプの構成を包含している。
アンテナ・アレイ230は、隣接するアンテナ要素の間の離隔距離が、キャリア波長の2分の1を超過しないように、寸法を決めることもある。しかしながら、アンテナ要素の間の間隔は、任意の値を包含することができる。複数のアンテナ要素は、同じアンテナ要素を使用して、少なくとも2つの異なるビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されている。しかしながら、本発明の実施形態は、任意の数のビーム・アーキテクチャを包含している。
トランシーバ200は、複数のベースバンド・ユニット(BBU:baseband units)240と、複数のビームフォーマ・ユニット250と、複数のRF変調ユニット260と、加算ユニット270とを含むことができる。トランシーバ200はまた、例えば、キャリブレーション・ユニットなど、当技術分野においてよく知られている他のコンポーネントを含むこともできる。別個のビームフォーマ・ユニット250と、BBU 240と、RF変調ユニット260とは、各ビーム・アーキテクチャについて提供される。例えば、トランシーバ200が、2つのビーム・アーキテクチャをサポートする場合、2つのBBU 240と、2つのビームフォーマ・ユニット250と、2つのRF変調ユニット260とだけが必要とされる。
しかしながら、図2において示される特定の実施形態においては、トランシーバ200は、3つの異なるビーム・アーキテクチャをサポートする。例えば、第1のRF変調ユニット260−1と、第1のビームフォーマ・ユニット250−1と、第1のBBU 240−1(「第1のブランチ」)とは、GSM規格に関連づけられることもあり、このGSMは、セル・サイト130当たりに12個のセクタと、セクタ当たりに1つのビーム形成信号とを実装する。第2のRF変調ユニット260−2と、第2のビームフォーマ・ユニット250−2と、第2のBBU 240−2(「第2のブランチ」)は、HSPA規格に関連づけられることもあり、このHSPA規格は、セル・サイト130当たりに6つのセクタと、セクタ当たりに2つのビーム形成信号とを実装する。第3のRF変調ユニット260−3と、第3のビームフォーマ・ユニット250−3と、第3のBBU 240−3(「第3のブランチ」)とは、LTE規格に関連づけられることもあり、このLTE規格は、セル・サイト130当たりに3つのセクタと、セクタ当たりに4つのビーム形成信号とを実装する。それゆえに、加算ユニット130に接続された3つのブランチのおのおのは、3つの異なるビーム・アーキテクチャに関連している。また、3つのブランチのおのおのは、異なる周波数帯域に従って動作する。それぞれのBBU 240を起源とするデータ・ストリームは、以下でさらに説明されるように、ビーム形成を使用して、複数のアンテナ要素の上で同時に送信されることもある。
GSMブランチ(第1のブランチ)を参照すると、第1のBBU 240は、ダウンリンク通信チャネルの上でセル・サイト130の12個のセクタのおのおのにおいてUE 105に対して送信されるデータ・ストリームを含むベースバンド信号(例えば、12個のベースバンド信号)を生成する。第1のビームフォーマ・ユニット250−1は、第1のBBU 240からベースバンド信号を受信し、またいくつかのビーム形成信号を生成し、ここで、各ビーム形成信号は、セル・サイト130の中の異なるセクタに関連づけられる。第1のブランチにおいて、ビーム形成信号の数は、ビーム・アーキテクチャにおけるセクタの数に対応する。GSMの場合には、セクタの数は、12である。この特徴は、さらに、図3Aおよび3Bを参照して説明される。
図3Aは、本発明の一実施形態によるビームフォーマ・ユニット250の論理ブロックを示しており、また図3Bは、本発明の一実施形態による、ビーム形成信号を示すアンテナ要素の物理的概要を示している。
図3Aおよび3Bを参照すると、ビームフォーマ・ユニット250は、セクタのおのおのについてのベースバンド信号を受信し、また複数のアンテナ要素の上で複数のビーム形成信号を生成する。各ベースバンド信号は、ビーム形成信号(およびセクタ)と関連づけられる。
しかしながら、各ビーム形成信号は、アンテナ要素のサブセットを使用して生成される。この場合には、各ビーム形成信号は、図3Bに示されるように7つの隣接するアンテナ要素を使用して生成される。例えば、ビーム形成信号1(B1)は、アンテナ要素22、23、24、1、2、3および4を使用して生成され、ビーム形成信号2(B2)は、アンテナ要素24、1、2、3、4、5および6を使用して生成され、またビーム形成信号3(B3)は、アンテナ要素2〜8を使用して生成される。同じことが、残りのビーム形成信号のおのおのについて反復される。別の方法で説明すると、各ビーム形成信号は、アンテナ要素のサブセット間で生成される複数の無線周波数(RF)信号を含んでいる。図3Aの例においては、ビームフォーマ・ユニット250は、12個のベースバンド信号に基づいて24個のRF信号を生成する。24個のRF信号は、12個のビーム形成信号のおのおのを形成するために使用される。例えば、B1は、アンテナ要素22、23、24、1、2、3および4を通してのRF信号を含んでおり、B2は、アンテナ要素24および1〜6を通してのRF信号を含んでおり、またB3は、アンテナ要素2〜8を通してのRF信号を含んでいる。
図3Bに示されるように、同じアンテナ要素は、ビーム形成信号を生成するために再利用される。例えば、ビームフォーマ・ユニット250からの少なくとも2つのビーム形成信号は、サブセットの中の同じアンテナ要素のうちの少なくとも2つ(またはそれより多く)を使用する。別の方法で述べると、隣接するビーム形成信号におけるアンテナ要素は、以前のビーム形成信号からシフトされる。それゆえに、各アンテナ要素の上のRF信号は、通常、1つの特定のビーム形成信号についてのRF信号と、別の特定のビーム形成信号(またはそれより多く)についてのRF信号との合計である。例えば、図3Bにおいて、アンテナ要素24の上のB1のRF信号と、アンテナ要素24の上のB1のRF信号とが、加算される。
図4は、本発明の一実施形態によるアンテナ要素マッピング・チャートを示すものである。そのチャートは、どのアンテナ要素が、第1のビームフォーマ・ユニット250−1についての各ビーム形成信号に対応するかを示しており、これは、上記考察の続きである。しかしながら、本発明の実施形態は、任意のタイプのアンテナ・マッピングを包含する。例えば、三角形のアンテナ構造など、異なるアンテナ構造が、使用される場合、アンテナ要素と、ビーム形成信号との間のマッピングは、変化することになる。さらに、アンテナ要素の数が、24とは異なる場合、アンテナ要素と、ビーム形成信号との間のマッピングは、変化することになる。さらに、マッピングは、セル・サイト130の中のセクタの数と、セクタ当たりのビーム形成信号の数とに依存している。
第1のビームフォーマ・ユニット250−1は、それぞれのビーム形成係数と、それぞれのベースバンド信号とに基づいてビーム形成信号のおのおのを生成する。例えば、B1のビーム形成係数は、A22、A23、A24、A、A、AおよびAとすることができる。これらのビーム形成係数は、アンテナ要素22、23、24、1、2、3、および4に対応する。第1のビームフォーマ・ユニット250−1は、ビーム形成係数A22、A23、A24、A、A、AおよびAのおのおのによってベースバンド信号Xを乗算して、ビーム形成信号B2についてのアンテナ要素22、23、24、1、2、3、4についてのRF信号を生成する。同様に、B2のビーム形成係数は、B24、B、B、B、B、B、Bとすることができる。第1のビームフォーマ・ユニット250−1は、ビーム形成係数B24、B、B、B、B、B、Bのおのおのによってベースバンド信号Xを乗算して、ビーム形成信号B1についてのアンテナ要素24および1〜6についてのRF信号を生成する。ビーム形成係数は、固定されても、または適応的に決定されてもよい。
図2に戻って参照すると、第1のRF変調ユニット260−1は、第1のビームフォーマ・ユニット250−1からのRF信号を特定の周波数帯域へと変調し、この特定の周波数帯域は、第2のブランチと第3のブランチとの周波数帯域とは異なる。言い換えれば、各ブランチは、異なる周波数帯域に従って動作する。
第2のブランチ(例えば、HSPA規格)においては、第2のBBU 240−2と、第2のビームフォーマ・ユニット250−2と、第2のRF変調ユニット260−2とは、類似した方法で動作する。しかしながら、上記で示されるように、HSPA規格のビーム・アーキテクチャは、セル・サイト130当たりに6つのセクタと、セクタ当たりに2つのビーム形成信号とを実装する。それゆえに、第2のベースバンド・ユニット240−2は、12個のベースバンド信号を生成し、ここで2つのベースバンド信号は、6つのセクタのおのおのに含められる。第2のビームフォーマ・ユニット250−2は、6つのビーム形成信号を生成し、ここで、各ビーム形成信号は、アンテナ要素のサブセットの上で生成される。しかしながら、この実装形態においては、第2のビーム・アーキテクチャ(例えば、HSPA)におけるアンテナ要素のサブセットは、第1のビーム・アーキテクチャ(例えば、GSM)におけるアンテナ要素のサブセットよりも大きい。例えば、7つのアンテナ要素の上でビーム形成信号を生成する代わりに、ビーム形成信号は、例えば、9つのアンテナ要素の上で生成される。それにもかかわらず、ビーム形成信号/RF信号を生成するオペレーションは、以上で説明されるものと同じである。
第3のブランチ(例えば、LTE規格)においては、第3のBBU 240−3と、第3のビームフォーマ・ユニット250−3と、第3のRF変調ユニット260−3とは、類似した方法で動作する。しかしながら、上記で示されるように、LTE規格のビーム・アーキテクチャは、セル・サイト130当たりに3つのセクタと、セクタ当たりに4つのビーム形成信号とを実装する。それゆえに、第3のベースバンド・ユニット240−3は、セクタごとに4つのベースバンド信号を生成する。第3のビームフォーマ・ユニット250−3は、3つのビーム形成信号を生成し、ここで、各ビーム形成信号は、アンテナ要素のサブセットの上で生成される。しかしながら、この実装形態においては、第3のビーム・アーキテクチャ(例えば、LTE)におけるアンテナ要素のサブセットは、第1のビーム・アーキテクチャ(例えば、GSM)と、第2のビーム・アーキテクチャ(例えば、HSPA)とにおけるアンテナ要素のサブセットよりも大きい。それにもかかわらず、ビーム形成信号/RF信号を生成するオペレーションは、以上で説明されるものと同じである。
加算ユニット270は、例えば、複数の規格にわたってRF変調ユニット260のおのおのからの変調RF信号を加算するように構成されている。結果として、加算された被変調RF信号は、アンテナ要素の上で送信されて、複数のビーム・アーキテクチャのおのおのについてのビーム形成信号を生成する。
図5は、本発明の一実施形態による、アップリンク通信チャネルの上でデータを受信するためのアンテナ・アレイ230を有するトランシーバ200を示すものである。
図5の中のトランシーバ200は、図2〜5を参照して以上で説明されるものと類似した方法で動作する。しかしながら、RF変調ユニット260のおのおのは、アンテナ・アレイ230のアンテナ要素からRF信号を受信し、また規格またはキャリアに特有の周波数帯域におけるベースバンドに対するダウン・コンバータとして動作する。例えば、第1のRF変調ユニット260−1は、アンテナ要素から受信されるRF信号を第1のビーム・アーキテクチャ(例えば、GSM規格)の周波数帯域におけるベースバンド信号へと変換する。ビームフォーマ・ユニット250と、BBU 240とは、上記で説明されるものと類似した方法で動作して、ビーム・アーキテクチャのおのおのについてのベースバンド信号を回復する。
結果として、本発明の一実施形態によるアンテナ・アレイは、アンテナ・ハードウェアの手作業による再構成なしに、既存のアンテナ・アーキテクチャの上でワイヤレス規格を追加し、または取り除く能力を有する。
本発明の実施形態の例の変形形態は、本発明の実施形態の例の趣旨および範囲からの逸脱と見なされるべきではなく、また当業者にとって明らかであるようなすべてのそのような変形形態は、本発明の範囲内に含まれるべきであるように意図される。

Claims (9)

  1. ワイヤレス通信システムにおいて、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするトランシーバ(200)であって、
    複数のアンテナ要素を含むアンテナ・アレイ(230)を備え、前記複数のアンテナ要素は、セル・サイト(130)において、少なくとも2つのビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されており、各ビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とに関連づけられ、各ビーム・アーキテクチャは、異なるワイヤレス規格に関連づけられる、トランシーバ。
  2. ワイヤレス通信システムにおいて、複数のビーム・アーキテクチャをサポートするトランシーバであって、
    複数のアンテナ要素を含むアンテナ・アレイ(230)を備え、前記複数のアンテナ要素は、セル・サイト(130)において、少なくとも2つのビーム・アーキテクチャをサポートするように構成されており、各ビーム・アーキテクチャは、異なる構成のセクタと、ビーム形成信号とに関連づけられ、各ビーム・アーキテクチャは、1つのワイヤレス規格の内部の異なるキャリアに関連づけられ、各ビーム形成信号は、複数の無線周波数(RF)信号を含む、トランシーバ。
  3. 前記アンテナ要素は円形アレイとして配列される、請求項1に記載のトランシーバ。
  4. 複数のビームフォーマ・ユニット(250)をさらに備え、各ビームフォーマ・ユニット(250)は、異なるビーム・アーキテクチャに関連づけられ、各ビームフォーマ・ユニット(250)は、いくつかのビーム形成信号を生成するように構成されており、各ビーム形成信号は、前記複数のアンテナ要素のうちのアンテナ要素のサブセットに対応する複数の無線周波数(RF)信号を含む、請求項1に記載のトランシーバ。
  5. 各ビームフォーマ・ユニット(250)からの各ビーム形成信号は、前記セル・サイトにおいて異なるセクタに関連づけられ、またビーム形成信号の数は、それぞれのビーム・アーキテクチャについてのセクタの数に対応する、請求項4に記載のトランシーバ。
  6. 1つのビームフォーマ・ユニット(250)から生成される少なくとも2つのビーム形成信号は、前記サブセットの中の同じアンテナ要素のうちの少なくとも2つを使用する、請求項4に記載のトランシーバ。
  7. 複数のベースバンド・ユニット(240)をさらに備え、各ベースバンド・ユニット(240)は、異なるビーム・アーキテクチャに関連づけられ、またベースバンド信号を生成するように構成されており、各ベースバンド信号は、異なるセクタに対応しており、
    各ビームフォーマ・ユニット(250)は、ビーム形成係数と、それぞれのベースバンド・ユニット(240)から受信されるベースバンド信号とに基づいて特定のセクタについてのビーム形成信号を生成するように構成されており、また各ビーム形成係数は、前記サブセットにおける異なるアンテナ要素に対応する、請求項4に記載のトランシーバ。
  8. 各ビームフォーマ・ユニット(250)は、各ビーム形成係数と前記ベースバンド信号を乗算して、1つのビーム形成信号に含まれる前記RF信号を生成する、請求項7に記載のトランシーバ。
  9. 複数のRF変調ユニット(260)をさらに備え、各RF変調ユニット(260)は、それぞれのビームフォーマ・ユニット(250)からの前記RF信号を異なる周波数帯域へと変調するように構成されている、請求項4に記載のトランシーバ。
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