JP6622954B2 - ストレーナ付き液体タンク - Google Patents

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Description

本発明は、ストレーナ付き液体タンクに係り、例えば噴霧機や散布機等に搭載され、薬液等の液体に含まれる異物を除去するストレーナが注入口に装着された液体タンクに関する。
従来、農薬等の薬液や水を農作物や植物等に噴霧もしくは散布する噴霧機や散布機等の作業機として、背負式のものや手持ち式のものが知られている。この種の携帯式作業機では、薬液や水を貯留するための液体タンクと共に、当該液体タンク内の薬液や水を噴霧手段としてのノズルに圧送するポンプが一体的に搭載されている。作業者は、液体タンクに設けられた注入口を介して当該液体タンクに薬液や水を注入し、手動や電動、エンジン等でポンプを駆動して、液体タンク内の薬液や水をノズルを介して農作物や植物等に噴霧もしくは散布できるようになっている(例えば、特許文献1〜3)。
また、この種の作業機として、ポンプ内への異物の侵入によって引き起こされる故障等の問題に対処すべく、液体タンクに貯留される薬液や水等の液体を濾過するストレーナ(濾過器)が設けられたものが知られている。特許文献4、5には、液体タンクに注ぎ込まれる薬液や水等の液体を濾過するべく、注入口にストレーナが取り付けられた液体タンクが開示されている。特許文献4、5に開示される液体タンクでは、注入口に取り付けられたストレーナにて液体タンクに注ぎ込まれる液体に含まれる異物が捕捉されるため、濾過された液体が当該液体タンクに貯留され、ポンプ内への異物の侵入を防止することができる。
特開2001−70845号公報 特開2003−24833号公報 特許第3746755号公報 実公昭63−38944号公報 特許第4262638号公報
ところで、上記した液体タンクに取り付けられるストレーナのフィルタ部分は、所定の網目寸法を有するメッシュ(網状部材)等から構成されており、そのフィルタ部分には、当該フィルタ部分の形状を保持して濾過性能を確保するべく、脚柱(特許文献4)や骨部材(特許文献5)等といった補強部材が配されている。
そのため、特許文献4、5に開示されるような従来の液体タンクにおいては、作業者が注入口に取り付けられたストレーナ(のフィルタ部分)の中心部分へ向かって薬液や水等の液体を注ぎ込んだ場合でも、その液体がストレーナのフィルタ部分の補強部材等に当たって跳ね上がり、跳ね上がった液体がストレーナの側壁付近(すなわち、注ぎ込まれる液体の周囲)から当該液体タンクの外部へ漏れる或いは飛散するといった問題があった。
また、上記した問題は、ストレーナの側壁高さ(フィルタ部分からストレーナの開口上端までの距離)を確保することで回避し得ると考えられたが、そのように側壁高さを長くしたストレーナを使用しても、作業者が注入口に取り付けられたストレーナの側壁へ向かって液体を注ぎ込んだ場合、ストレーナ内に液体が溜まってくると、注ぎ込まれる液体によりストレーナ内に溜まった液体が波打ち、その液体が、ストレーナの側壁のうち液体が注ぎ込まれる側以外の側壁を伝って(這い上がって)液体タンクの外部へ漏れる或いは飛散する可能性があることが本発明者等による検証実験により確認された。
一般に、上記したような携帯式作業機では、薬液等の注入作業における作業性等の観点から、液体タンクの注入口が上記作業機の上部に設けられ、一方で、ポンプを駆動するためのモータやバッテリ、エンジン等の動力源はその液体タンクの注入口よりも下方に搭載されている(例えば、特許文献1〜3)。そのため、上記したように薬液や水等の液体を注入する際に当該液体が液体タンクから漏れると、その液体が、作業機を背負ったり持ったりするためのバンド、ポンプを駆動するための動力源等に飛散もしくは付着し、当該バンドや動力源等を構成する部品が錆付くといった問題が発生する。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、農薬等の薬液や水などの液体をストレーナが取り付けられた液体タンクに注入する際に、簡単な構成でもって、液体注入時における液体タンクからの漏れ或いは飛散を抑制でき、当該液体を液体タンクに確実に注入でき、作業者の作業性を格段に高めることのできるストレーナ付き液体タンクを提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係るストレーナ付き液体タンクは、注入口を有するタンク本体と、前記注入口内で保持される筒状部と該筒状部の下端側開口に設けられたフィルタ部とを有するストレーナと、を備える液体タンクであって、前記ストレーナの前記筒状部には、該筒状部の内側下方へ向かって延びる傾斜部を有する跳ね返り防止部材が配設されていることを特徴としている。
好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材は、前記タンク本体の前記注入口の上端側開口もしくは前記ストレーナの前記筒状部の上端側開口から所定の距離を置いて設けられている。
他の好ましい形態では、前記傾斜部は、段階的もしくは連続的に傾斜角が変化している。
他の好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材は、環状、螺旋状、または周方向で部分的に設けられている。
他の好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材は、前記筒状部と別体または一体として設けられている。
更に好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材は、前記筒状部に着脱可能に配設されている。
更に好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材は、前記筒状部に設けられた段差部もしくは前記筒状部の上端部に載置されて配設されている。
更に好ましい形態では、前記筒状部は、前記段差部が前記注入口に設けられた支持部に載置されて前記注入口内で保持されている。
他の好ましい形態では、前記跳ね返り防止部材には切欠きが設けられている。
他の好ましい形態では、前記フィルタ部は、前記筒状部から下方へ延びる筒状のストレート部と該ストレート部の下端に設けられた底部とからなる。
他の好ましい形態では、前記フィルタ部は、前記筒状部から下方へ行くに従って縮径するテーパ部と該テーパ部の下端に設けられた底部とからなる逆錐台状を有している。
更に好ましい形態では、前記底部には、該底部の周囲に沿って環状補強部材が配設されている。
更に好ましい形態では、前記テーパ部には、前記環状補強部材から前記筒状部まで延びる柱状補強部材が配設されている。
更に好ましい形態では、前記柱状補強部材は、前記環状補強部材から放射状に複数設けられている。
本発明のストレーナ付き液体タンクによれば、ストレーナの筒状部に、該筒状部の内側下方へ向かって延びる傾斜部を有する跳ね返り防止部材が配設されていることにより、作業者が注入口に取り付けられたストレーナ(のフィルタ部)の中心部分へ向かって薬液や水等の液体を注ぎ込んだ場合に、その液体がストレーナのフィルタ部分の補強部材等に当たって跳ね上がっても、跳ね上がった液体が跳ね返り防止部材、特にその傾斜部の裏面である裏側傾斜面に当たってストレーナ内へ戻される。また、作業者が注入口に取り付けられたストレーナ(のフィルタ部)の中心部分を外して跳ね返り防止部材へ向かって液体を注ぎ込んだ場合であっても、前記液体がその傾斜部の表面である表側傾斜面によりストレーナの内側(特に、その中心方向)へ誘導される。そのため、液体注入時における液体タンクからの漏れ或いは飛散を抑制でき、当該液体を液体タンクに確実に貯留でき、液体注入時の作業性を格段に高めることができる。
また、跳ね返り防止部材が、タンク本体の注入口の上端側開口もしくはストレーナの筒状部の上端側開口から所定の距離を置いて設けられていることにより、作業者が跳ね返り防止部材へ向かって液体を注ぎ込んだ場合であっても、該跳ね返り防止部材の表面に当たった液体が当該跳ね返り防止部材から液体タンクの外部へ漏れることを効果的に抑制することができる。
また、跳ね返り防止部材が、筒状部に着脱可能に配設されていることにより、例えば作業者がストレーナのフィルタ部及びタンク本体を洗浄する際に前記跳ね返り防止部材を簡便に取り外すことができ、作業者の作業性を更に高めることができる。
また、フィルタ部が、筒状部から下方へ行くに従って縮径するテーパ部と該テーパ部の下端に設けられた底部とからなる逆錐台状を有していることにより、当該フィルタ部の表面積(すなわち濾過面積)を増やすことができる。また、ストレーナの高さを小さくした場合でも、充分なフィルタ部の表面積を確保できる。さらに、作業者が注入口に取り付けられたストレーナのフィルタ部を目掛けて液体を注ぎ込んだ場合に、注ぎ込まれる液体がそのテーパ部によりストレーナの内側(特に、その中心方向)へ誘導されると共に、前記液体に渦流が形成され、液体が上方へ向かって跳ね上がることが抑制されるため、跳ね上がった液体が液体タンクの外部へ漏れる或いは飛散することを効果的に抑制できる。また、上記液体に形成された渦流により、当該フィルタ部で濾過された異物がフィルタ部の表面に張り付くことを回避できるため、当該フィルタ部の濾過性能を確保できるといった利点もある。
さらに、フィルタ部の底部に、該底部の周囲に沿って環状補強部材が配設され、該環状補強部材の内側にフィルタ部材が配されていることにより、作業者が注入口に取り付けられたストレーナ(のフィルタ部)の中心部分へ向かって液体を注ぎ込んだ場合に、その液体が環状補強部材の内側のフィルタ部材に注がれるため、液体が上方へ向かって跳ね上がることなくスムーズに濾過される。また、仮に、液体が環状補強部材に当たって跳ね返りが発生したとしても、跳ね上がった液体はフィルタ部のテーパ部で濾過されるので、跳ね上がった液体が液体タンクの外部へ漏れる或いは飛散することをより効果的に抑制することができる。
本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態1を示す図であり、(A)はその縦断面図、(B)は図1(A)のA1−A1矢視断面図。 図1に示すストレーナの分解斜視図。 図2に示すストレーナ本体を示す図であり、(A)はその上面図、(B)はその側面図。 図2に示す跳ね返り防止部材を示す図であり、(A)はその上面図、(B)はその側面図。 図2に示す跳ね返り防止部材の他の例を示す図であり、(A)はその上面図、(B)は図5(A)のA5−A5矢視断面図。 図2に示す跳ね返り防止部材の更に他の例を示す図であり、(A)はその上面図、(B)は図6(A)のA6−A6矢視断面図。 図2に示す跳ね返り防止部材の更に他の例を示す図であり、(A)はその上面図、(B)は図7(A)のA7−A7矢視断面図。 図2に示す跳ね返り防止部材の更に他の例を示す図であり、(A)はその上面図、(B)は図8(A)のA8−A8矢視断面図。 図2に示す跳ね返り防止部材の更に他の例を示す縦断面図。 本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態2を示す図であり、(A)はその縦断面図、(B)は図10(A)のA10−A10矢視断面図。 本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態3を示す図であり、(A)はその縦断面図、(B)は図11(A)のA11−A11矢視断面図。 図11に示す跳ね返り防止部材の他の例を示す縦断面図。 本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態4を示す図であり、(A)はその縦断面図、(B)は図13(A)のA13−A13矢視断面図。 本発明に係るストレーナ付き液体タンクの変形形態のストレーナを示す図であり、(A)はその斜視図、(B)はその上面図、(C)はその縦断面図。 本発明に係るストレーナ付き液体タンクの更なる変形形態のストレーナを示す図であり、(A)はその斜視図、(B)はその上面図、(C)はその縦断面図。
以下、本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下で説明するストレーナ付き液体タンクは、農薬等の薬液や水を農作物や植物等に噴霧もしくは散布する携帯式作業機の他、例えば動力源となるモータやバッテリ、エンジン等が液体タンクの注入口よりも下方に搭載された各種の作業機に適用可能であることは勿論である。また、スピードスプレーヤやブームスプレーヤ等の乗用のものに適用してもよいことは言うまでも無い。
[実施形態1]
図1は、本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態1を示す図であり、図1(A)はその縦断面図、図1(B)は図1(A)のA1−A1矢視断面図である。また、図2は、図1に示すストレーナの分解斜視図、図3は、図2に示すストレーナ本体を示す図であり、図3(A)はその上面図、図3(B)はその側面図、図4は、図2に示す跳ね返り防止部材を示す図であり、図4(A)はその上面図、図4(B)はその側面図である。
図示するように、液体タンク1は、主に、農薬等の薬液や水などの液体を貯留するタンク本体2と、タンク本体2に貯留される液体に含まれる異物を除去して当該液体を濾過するストレーナ10と、を備えている。
タンク本体2は、内部に貯留された液体の量を外側から視認できるように、例えば半透明の合成樹脂等からなり、タンク本体2の上部には、上方へ向かって略円筒状の注液部3が突設されている。注液部3の外周面には、不図示のキャップが着脱可能に螺合される雄ねじ部4が螺設されている。注液部3の内周面から、当該タンク本体2の内部に液体を注入するための注入口5が形成されており、その上方へ向かって開口する注入口5には、ストレーナ10を係合支持するための支持部6が(例えば周方向で等間隔に4箇所の位置に)設けられている。この支持部6は、注入口5の上端側開口5a(注液部3の上端面)よりも下方の位置で径方向内側へ向かって突出するように形成されている。
一方、タンク本体2の下部には、タンク本体2に貯留される液体を外部に排出するための排出口7が側方へ向かって突設されている。
ストレーナ10は、タンク本体2の注液部3の注入口5に着脱可能に且つ同心円上に取り付けられており、主に、注入口5に内嵌されるストレーナ本体11と、該ストレーナ本体11の内部に着脱可能に配置される跳ね返り防止部材20と、を備えている。
ストレーナ本体11は、注入口5よりも小径であって該注入口5内で保持される円筒状部12と、該円筒状部12の下端側開口12bに設けられると共に注入口5から注入される液体を濾過するフィルタ部14と、を有する。円筒状部12は、下方に行くに従って段階的に縮径する段付きで形成され、円筒状部12に環状に設けられた段差部13が、注入口5に設けられた支持部6に掛かって支持されることで、円筒状部12が注入口5内で保持され、ストレーナ10が注入口5に着脱可能かつ回転可能に取り付けられる。なお、取り付け状態では、円筒状部12の上端(上端側開口12a)は、注入口5の上端側開口5a(注液部3の上端面)以下の位置に位置決めされ、円筒状部12の下端(下端側開口12b)は、タンク本体2の注液部3の下端よりも僅かに下方まで延設されている。
フィルタ部14は、前記円筒状部12(の下側小径部分12d)と一体に成形され、円筒状部12の下端から下方へ行くに従って縮径するテーパ部15と、該テーパ部15の下端に設けられた平面視略円形の底部16とからなる逆円錐台状を有している。このフィルタ部14は、主に所定の網目寸法を有するメッシュ等のフィルタ部材で構成されるが、そのフィルタ部材には、液体注入時等におけるフィルタ部材の形状を保持するべく、補強部材が配されている。具体的には、図2及び図3に示すように、フィルタ部14の底部16に、該底部16の周囲に沿って円環平板状の環状補強部材16aが配設され、テーパ部15に、その環状補強部材16a(の周方向で等間隔の6箇所の位置)から円筒状部12まで放射状に延びる平板状の柱状補強部材15aが配設され、環状補強部材16aの内側、および、隣接する柱状補強部材15aと環状補強部材16aと円筒状部12の下端により画成される各領域(テーパ部15に対して垂直な方向で視て略台形状の各領域)に、前記フィルタ部材が一体的に貼設されている。なお、フィルタ部14全体をメッシュ等のフィルタ部材で一体的に用意し、その裏面に環状補強部材16aを配設し、環状補強部材16aによってフィルタ部14全体を裏面から補強するように形成してもよい。また、環状補強部材16aおよび柱状補強部材15aの上面は、液体の跳ね返りを防止するために、平坦面から構成されている。
跳ね返り防止部材20は、主に、ストレーナ本体11の円筒状部12の上側大径部分12c(段差部13よりも上側の部分)よりも僅かに小径であって上側大径部分12cよりも上下方向高さが低い円筒状部材からなる立ち上がり部21と、立ち上がり部21の上端(上端側開口21a)から内側下方へ向かって直線状に延びる切頭漏斗状の傾斜部22と、を有している。傾斜部22の表面22aおよび裏面22bはそれぞれ、内方かつ下方へ向かって傾斜する表側傾斜面および裏側傾斜面を構成している。立ち上がり部21の下端21bが円筒状部12の段差部13(の上面)と当接するように、跳ね返り防止部材20がストレーナ本体11の円筒状部12の上側大径部分12cに内嵌されることで、跳ね返り防止部材20が、ストレーナ本体11の内部に着脱可能に載置される。そして、このような配置状態では、立ち上がり部21の上端(上端側開口21a)(言い換えれば、傾斜部22の上端)が、円筒状部12(の上側大径部分12c)の上端側開口12aから所定の距離Hを置いて配置されると共に、傾斜部22の先端22cが、円筒状部12の下側小径部分12dの内部まで延設されており、跳ね返り防止部材20の傾斜部22が、円筒状部12の内側へ向かって張り出されるように延びている。
なお、上記したストレーナ10をタンク本体2の注入口5に取り付ける際には、跳ね返り防止部材20をストレーナ本体11に組み付けてストレーナ10を作製した後、そのストレーナ10をタンク本体2の注入口5に上方から内嵌してもよいし、ストレーナ本体11のみをタンク本体2の注入口5に上方から内嵌した後、そのストレーナ本体11に跳ね返り防止部材20を組み付けてもよい。さらに、後述するように、ストレーナ本体11と跳ね返り防止部材20を一体に形成して注入口5に取り付けてもよい。
このような構成のストレーナ10付き液体タンク1では、ストレーナ10の円筒状部12に、該円筒状部12の内側下方へ向かって延びる傾斜部22を有する跳ね返り防止部材20が設けられることにより、作業者が注入口5に取り付けられたストレーナ10(のフィルタ部14)の中心部分へ向かって薬液や水等の液体を注ぎ込んだ場合に、その液体がストレーナ10のフィルタ部14の補強部材等に当たって跳ね上がっても、跳ね返った液体が跳ね返り防止部材20、特にその傾斜部22の裏面22bである裏側傾斜面に当たってストレーナ10内へ戻される。また、作業者が注入口に取り付けられたストレーナ10(のフィルタ部14)の中心部分を外して跳ね返り防止部材20へ向かって液体を注ぎ込んだ場合であっても、前記液体がその傾斜部22の表面22aである表側傾斜面によりストレーナ10の内側(特に、その中心方向)へ誘導される。そのため、液体注入時における液体タンク1からの漏れ或いは飛散を抑制でき、当該液体を液体タンク1に確実に貯留でき、液体注入時の作業性を格段に高めることができる。
また、跳ね返り防止部材20が、タンク本体2の注入口5の上端側開口5aやストレーナ10の円筒状部12の上端側開口12aから所定の距離を置いて設けられていることにより、作業者が跳ね返り防止部材20へ向かって液体を注ぎ込んだ場合であっても、跳ね返り防止部材20の表面に当たった液体が当該跳ね返り防止部材20から液体タンク1の外部へ直接的に漏れることを効果的に抑制することができる。
また、ストレーナ本体11のフィルタ部14が、円筒状部12から下方へ行くに従って縮径するテーパ部15と該テーパ部15の下端に設けられた底部16とからなる逆円錐台状を有していることにより、当該フィルタ部14の表面積(すなわち濾過面積)を増やすことができる。本実施形態では、たとえばフィルタ部が円筒状部の下端に平面状に設けられたストレーナ本体と比較して、フィルタ部の表面積を約150%増加できることが確認されている。また、ストレーナ10の高さを小さくした場合でも、充分なフィルタ部14の表面積を確保できる。さらに、作業者が注入口5に取り付けられたストレーナ10のフィルタ部14を目掛けて液体を注ぎ込んだ場合に、注ぎ込まれる液体がそのテーパ部15によりストレーナ10の内側(特に、その中心方向)へ誘導されると共に、前記液体に渦流が形成され、液体が上方へ向かって跳ね上がることが抑制されるため、跳ね上がった液体が液体タンクの外部へ漏れる或いは飛散することを効果的に抑制できる。また、上記液体に形成された渦流により、当該フィルタ部14で濾過された異物(例えば、落ち葉や石)がフィルタ部14の表面に張り付くことを回避できるため、当該フィルタ部14の濾過性能を確保できるといった利点もある。
さらに、フィルタ部14の底部16に、該底部16の周囲に沿って環状補強部材16aが配設され、該環状補強部材16aの内側にフィルタ部材が配されていることにより、作業者が注入口5に取り付けられたストレーナ10(のフィルタ部14)の中心部分へ向かって液体を注ぎ込んだ場合に、その液体が環状補強部材16aの内側のフィルタ部材に注がれるため、液体が上方へ向かって跳ね上がることなくスムーズに濾過される。また、仮に、液体が環状補強部材16aに当たって跳ね返りが発生したとしても、跳ね上がった液体はフィルタ部14のテーパ部15で濾過されるので、跳ね上がった液体が液体タンク1の外部へ漏れる或いは飛散することをより効果的に抑制することができる。
上記した理由により、上記ストレーナ10付き液体タンク1を携帯式作業機等に適用すると、液体タンク1の注入口5よりも下方に搭載されたモータやバッテリ、エンジン等の動力源、作業機を背負ったり持ったりするためのバンド等を構成する部品に農薬等の液体が飛散もしくは付着することを回避でき、それらの部品が錆付くといった問題を確実に解消し得る。
なお、上記した跳ね返り防止部材20には、当該跳ね返り防止部材20の表面に液膜が形成されるのを防止したり、当該跳ね返り防止部材20の上方に溜まった液体や作業者が当該跳ね返り防止部材20へ向かって注ぎ込んだ液体をストレーナ本体11のフィルタ部14へ排水すべく(水抜き効果、水切れ効果)、切欠きが設けられていてもよい。
例えば、図5に示すように、跳ね返り防止部材20の周側部、特に立ち上がり部21の一部(図示例では周方向で等間隔に4箇所の部分)とその立ち上がり部21の一部に連続する傾斜部22の一部(傾斜部22の上端部分)に平面視で略矩形状の切欠き23aが設けられていてもよい。また、図6に示すように、跳ね返り防止部材20の周側部、特に立ち上がり部21の一部(図示例では周方向で等間隔に4箇所の部分のうちの下端部分を除いた部分)とその立ち上がり部21の一部に連続する傾斜部22の一部(傾斜部22の上端部分)に平面視で略矩形状の切欠き23bが設けられていてもよい。また、図7に示すように、跳ね返り防止部材20の傾斜部22の一部(図示例では周方向で等間隔に4箇所の部分であって、傾斜部22の中腹部分)に平面視で略矩形状の切欠き23cが設けられていてもよい。また、図8に示すように、跳ね返り防止部材20の傾斜部22の一部(図示例では周方向で等間隔に4箇所の部分であって、傾斜部22の内端部分)に平面視で略矩形状且つ内側へ開口する切欠き23dが設けられていてもよい。ここで、図7及び図8に示すように、前記切欠きが傾斜部22の中腹部分や内端部分にのみ、すなわち跳ね返り防止部材20の周側部以外の部分に部分的に形成されている場合には、上記した跳ね返り防止部材20の跳ね返り防止機能を確保できると考えられる。
なお、跳ね返り防止部材20に設けられる切欠きは、上記した図5〜図8に示す形態のみに限定されず、例えば、図5〜図8に示す切欠きを適宜に組み合わせて適用してもよいし、その切欠きの位置や形状、大きさ、数等を適宜に変更して適用してもよい。
また、上記した跳ね返り防止部材20の傾斜部22は、上記したような直線状を呈する形態のみに限定されず、例えば、その傾斜角が連続的に変化するように、上に凸(図9参照)あるいは下に凸となる曲線状を呈する部分を有していてもよい。
[実施形態2]
図10は、本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態2を示す図であり、図10(A)はその縦断面図、図10(B)は図10(A)のA10−A10矢視断面図である。本実施形態2のストレーナ10A付き液体タンク1Aは、上記した実施形態1の液体タンク1に対し、ストレーナを構成する跳ね返り防止部材の形状のみが相違しており、その他の構成は実施形態1の液体タンク1とほぼ同様である。したがって、実施形態1の液体タンク1と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
上記した実施形態1では、ストレーナ10を構成する跳ね返り防止部材20の傾斜部22が、直線状を呈している。一方で、本実施形態2では、跳ね返り防止部材20Aの傾斜部22Aの傾斜角が、段階的に変化している。具体的には、跳ね返り防止部材20Aの傾斜部22Aは、立ち上がり部21Aの上端(上端側開口21aA)から内側下方へ向かって直線状に延びる第1傾斜部221Aと、第1傾斜部221Aの先端221cAから内側下方へ向かって且つ第1傾斜部221Aよりも大きな傾斜角で直線状に延びる第2傾斜部222Aと、から構成されている。
このような構成とすることで、跳ね返り防止部材20Aの傾斜部22Aの先端22cAにより画成される開口(すなわち、液体が注ぎ込まれる開口)を確保できると共に、傾斜部22Aの裏面22bA(裏側傾斜面)の傾斜角を大きくして、跳ね返り防止部材20Aの裏面に当たった液体を、より確実にストレーナ10A内へ戻すことができる。
なお、本実施形態2においても、上記した実施形態1において図5〜図8に基づき説明したような切欠きが跳ね返り防止部材20Aの傾斜部22Aや立ち上がり部21Aに設けられていてもよい。
また、跳ね返り防止部材20Aの傾斜部22A(の第1傾斜部221Aや第2傾斜部222A)が、上記した実施形態1において図9に基づき説明したような曲線状を呈する部分を有していてもよいことは勿論である。
[実施形態3]
図11は、本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態3を示す図であり、図11(A)はその縦断面図、図11(B)は図11(A)のA11−A11矢視断面図である。本実施形態3のストレーナ10B付き液体タンク1Bは、上記した実施形態1、2の液体タンク1、1Aに対し、ストレーナを構成する跳ね返り防止部材の形状のみが相違しており、その他の構成は実施形態1、2の液体タンク1、1Aとほぼ同様である。したがって、実施形態1、2の液体タンク1、1Aと同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態3では、ストレーナ10Bを構成する跳ね返り防止部材20Bは、主に、径方向で所定の幅(具体的には、外径がストレーナ本体11Bの円筒状部12Bの上側大径部分12cBよりも小径且つ下側小径部分12dBよりも大径であって、内径が下側小径部分12dBよりも小径)を有する円環状部材からなる水平部21Bと、水平部21Bの内端(内端開口側21aB)から内側下方へ向かって直線状に延びる切頭漏斗状の傾斜部22Bと、を有している。そして、水平部21Bの裏面が円筒状部12Bの段差部13B(の上面)と当接するように、跳ね返り防止部材20Bがストレーナ本体11Bの円筒状部12Bの上側大径部分12cBに内嵌されることで、この跳ね返り防止部材20Bがストレーナ本体11Bの内部に着脱可能に配置される。
このような構成とすることで、跳ね返り防止部材20Bの形状を簡素化かつ小型化できると共に、跳ね返り防止部材20B(の上端部分)とタンク本体2Bの注入口5Bの上端側開口5aBやストレーナ10Bの円筒状部12Bの上端側開口12aBとの距離を確保でき、作業者が跳ね返り防止部材20Bへ向かって液体を注ぎ込んだ場合であっても、跳ね返り防止部材20Bの表面に当たった液体が当該跳ね返り防止部材20Bから液体タンク1Bの外部へ直接的に漏れることをより確実に抑制できる。
なお、本実施形態3においても、上記した実施形態1において図5〜図8に基づき説明したような切欠きが跳ね返り防止部材20Bの傾斜部22Bや水平部21Bに設けられていてもよい。
また、跳ね返り防止部材20Bの傾斜部22Bは、上記した実施形態1、2と同様、上記したような直線状を呈する形態のみに限定されず、例えば、その傾斜角が連続的に変化するように、上に凸(図12参照)あるいは下に凸となる曲線状を呈する部分を有していてもよい。
[実施形態4]
図13は、本発明に係るストレーナ付き液体タンクの実施形態4を示す図であり、図13(A)はその縦断面図、図13(B)は図13(A)のA13−A13矢視断面図である。本実施形態4のストレーナ10C付き液体タンク1Cは、上記した実施形態3の液体タンク1Bに対し、主にストレーナを構成する跳ね返り防止部材の配置が相違しており、その他の構成は実施形態3の液体タンク1Bとほぼ同様である。したがって、実施形態3の液体タンク1Bと同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
上記した実施形態1〜3では、ストレーナを構成する跳ね返り防止部材が、ストレーナ本体の円筒状部の上側大径部分に内嵌されて、円筒状部に設けられた段差部に載置されている。一方で、本実施形態4では、跳ね返り防止部材20Cが、円筒状部12Cの上端部(上端側開口12aC)に載置されている。
具体的には、ストレーナ10Cを構成する跳ね返り防止部材20Cは、径方向で所定の幅(ここでは、外径がタンク本体2Cの注入口5Cよりも小径且つストレーナ本体11Cの円筒状部12Cの上側大径部分12cCよりも大径であって、内径が上側大径部分12cCよりも小径)を有する円環状部材からなる水平部21Cと、水平部21Cの内端(内端開口側21aC)から内側下方へ向かって直線状に延びる切頭漏斗状の傾斜部22Cと、を有している。そして、水平部21Cの裏面が円筒状部12Cの上端面(上端側開口12aC)と当接するように、跳ね返り防止部材20Cがストレーナ本体11Cの円筒状部12Cの上端部に載置されることで、跳ね返り防止部材20Cがストレーナ本体11Cの上部に着脱可能に配置される。そして、このような配置状態では、水平部21Cの表面(すなわち、跳ね返り防止部材20Cの上端部分)が、タンク本体2Cの注入口5Cの上端側開口5aCから所定の距離HCを置いて配置されている。
このような構成であっても、上記した実施形態1〜3と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本実施形態4においても、上記した実施形態1において図5〜図8に基づき説明したような切欠きが跳ね返り防止部材20Cの傾斜部22Cや水平部21Cに設けられていてもよい。
また、跳ね返り防止部材20Cの傾斜部22Cが、上記した実施形態3において図12に基づき説明したような曲線状を呈する部分を有していてもよいことは勿論である。
[変形形態]
なお、上記した実施形態1〜4では、ストレーナの円筒状部に設けられた段差部が注入口に設けられた支持部に掛かって支持されることで、ストレーナが注入口に取り付けられる形態について説明したが、注入口に対するストレーナの取り付け構成は適宜に変更できることは勿論である。
また、上記した実施形態1〜4では、液体注入時における液体タンクからの漏れ或いは飛散を確実に抑制するべく、ストレーナを構成する跳ね返り防止部材が周方向で連続に、すなわち円環状に設けられる形態について説明した。一方で、ストレーナの跳ね返り防止部材は、例えば使用者の要求等に応じて、図14に示すように周方向で部分的に設けてもよい(図14の跳ね返り防止部材20'参照)。すなわち、周方向の一部(図14に示す例では、90度の角度範囲の部分)に設けてもよいし、周方向で複数の箇所に分割して設けてもよい。また、ストレーナの跳ね返り防止部材は、例えば、図15に示すように、螺旋状などの周方向で不連続となるように、言い換えれば周方向で上下方向の位置又は高さを変化させながら設けてもよい(図15の跳ね返り防止部材20''参照)。
また、上記した実施形態1〜4では、例えば作業者等がストレーナのフィルタ部やタンク本体を洗浄する際に跳ね返り防止部材を取り外したり、この跳ね返り防止部材を他のストレーナに利用したりできるように、跳ね返り防止部材がストレーナ本体の円筒状部と別体として設けられ、当該跳ね返り防止部材がストレーナ本体の円筒状部に着脱可能に配置される形態について説明した。一方で、ストレーナの跳ね返り防止部材は、ストレーナ本体の円筒状部と一体として設けてもよい。その場合には、図15に示したように、ストレーナの跳ね返り防止部材を螺旋状などに形成してストレーナ本体の円筒状部と一体成形することが考えられる。また、当該跳ね返り防止部材をストレーナ本体の円筒状部と別体として設ける場合にも、例えば、接着、溶着、ねじ等を用いた締結などにより、当該跳ね返り防止部材をストレーナ本体の円筒状部に固定して配置してもよい。
また、上記した実施形態1〜4では、ストレーナ本体のフィルタ部が、円筒状部から下方へ行くに従って縮径するテーパ部と該テーパ部の下端に設けられた底部とからなる逆円錐台状を有している形態について説明したが、たとえば、フィルタ部の表面積をより増大させるべく、フィルタ部を、円筒状部から下方へ延びる円筒状のストレート部と該ストレート部の下端に設けられた底部とから構成してもよい。
また、上記した実施形態1〜4では、ストレーナ本体のフィルタ部の底部に配設された環状補強部材が円環状である形態について説明したが、例えば、楕円形状や多角形状などであってもよいことは勿論である。さらに、フィルタ部のテーパ部に配設された柱状補強部材の位置や形状、大きさ、数等は、フィルタ部に要求される強度等に応じて適宜に変更できることは当然である。
1 液体タンク
2 タンク本体
3 注液部
4 雄ねじ部
5 注入口
5a 注入口の上端側開口
6 支持部
7 排出口
10 ストレーナ
11 ストレーナ本体
12 円筒状部(筒状部)
12a 円筒状部の上端側開口
12b 円筒状部の下端側開口
12c 円筒状部の上側大径部分
12d 円筒状部の下側小径部分
13 段差部
14 フィルタ部
15 テーパ部
16 底部
16a 環状補強部材
20 跳ね返り防止部材
21 立ち上がり部
21a 立ち上がり部の上端側開口
21b 立ち上がり部の下端
22 傾斜部
22a 傾斜部の表面
22b 傾斜部の裏面
22c 傾斜部の先端
23a、23b、23c、23d 切欠き

Claims (15)

  1. 注入口を有するタンク本体と、前記注入口内で保持される筒状部と該筒状部の下端側開口に設けられたフィルタ部とを有するストレーナと、を備える液体タンクであって、
    前記ストレーナの前記筒状部には、上面を持つ段差部が設けられると共に、前記段差部の前記上面よりも径方向幅が小さい筒状部材からなる立ち上がり部と、該立ち上がり部の上端から前記筒状部の内側下方ヘ向かって延びると共にその先端が前記筒状部の内部かつ前記フィルタ部よりも上側まで延在して該先端によって前記ストレーナの中心部分に開口が形成される傾斜部を有する跳ね返り防止部材が配設されており、
    前記跳ね返り防止部材は、前記立ち上がり部の下端が前記段差部の前記上面と当接するように前記筒状部に内嵌されることで、前記筒状部に着脱可能に載置されて配設されていることを特徴とする、ストレーナ付き液体タンク。
  2. 前記跳ね返り防止部材は、前記タンク本体の前記注入口の上端側開口もしくは前記ストレーナの前記筒状部の上端側開口から所定の距離を置いて設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のストレーナ付き液体タンク。
  3. 前記傾斜部は、段階的もしくは連続的に傾斜角が変化していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のストレーナ付き液体タンク。
  4. 前記傾斜部は、内側に行くに従って傾斜角が大きくされていることを特徴とする、請求項3に記載のストレーナ付き液体タンク。
  5. 前記傾斜部の先端は、前記段差部よりも下側まで延在していることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  6. 前記立ち上がり部の外周面は、前記筒状部の内周面に当接せしめられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  7. 前記跳ね返り防止部材は、環状、螺旋状、または周方向で部分的に設けられていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  8. 前記筒状部は、前記段差部が前記注入口に設けられた支持部に載置されて前記注入口内で保持されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  9. 前記跳ね返り防止部材には切欠きが設けられていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  10. 前記フィルタ部は、前記筒状部から下方へ延びる筒状のストレート部と該ストレート部の下端に設けられた底部とからなることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  11. 前記フィルタ部は、前記筒状部から下方へ行くに従って縮径するテーパ部と該テーパ部の下端に設けられた底部とからなる逆錐台状を有していることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のストレーナ付き液体タンク。
  12. 前記底部には、該底部の周囲に沿って環状補強部材が配設されていることを特徴とする、請求項11に記載のストレーナ付き液体タンク。
  13. 前記テーパ部には、前記環状補強部材から前記筒状部まで延びる柱状補強部材が配設されていることを特徴とする、請求項12に記載のストレーナ付き液体タンク。
  14. 前記柱状補強部材は、前記環状補強部材から放射状に複数設けられていることを特徴とする、請求項13に記載のストレーナ付き液体タンク。
  15. 前記開口は、前記フィルタ部の下端に設けられた平面視円形の底部より大きいことを特徴とする、請求項1に記載のストレーナ付き液体タンク。
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