JP6622457B2 - マルチスイッチ及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電動ブラインドを操作制御するマルチスイッチ及びそのプログラムに関する。
従来、複数の電動ブラインドの動作を、例えばパーソナルコンピュータで構成可能な管理装置により中継装置を介して自動制御する電動ブラインド制御システムがある。従来からの電動ブラインド制御システムでは、例えば複数段のスラットを有する電動横型ブラインドに対して、その昇降操作及び角度調節操作を管理装置からの自動制御で制御することができる。
この中継装置は、例えば建物の複数のフロアにそれぞれ配設され、各フロアに配設された多数の電動ブラインドを管理装置により制御可能に中継接続されている。
また、各フロアに配設されたそれぞれの電動横型ブラインドは、モーターの駆動力でスラットの昇降操作及び角度調節操作を可能とし、そのヘッドボックス内には、モーターを制御するコントローラーが設けられ、各フロアに配設されたそれぞれの電動横型ブラインドのコントローラーは接続ケーブルを介して互いに接続される。
このような電動ブラインド制御システムにおいて、フロアごとに、多数の電動ブラインドを制御可能に1以上の操作スイッチを設け、1つの操作スイッチにおけるエリア選択ボタンにより当該多数の電動ブラインドを複数のエリアに分割し、指定のエリア内の複数の電動ブラインドを一括して操作制御可能とするとともに、全体ボタンにより当該フロアにおける全てのブラインドを一括して操作制御可能とする技法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示される操作スイッチは、管理装置による制御を受け付けることなく当該操作スイッチによる操作(ローカル操作)のみで操作可能とする設定機能を有している。
また、管理装置による制御の受け付けを設定可能とし、複数の間仕切り領域に区分し、この間仕切り領域ごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて配設される多数の電動ブラインドを操作可能とする操作スイッチとして、タッチパネルで表示操作可能に構成したマルチスイッチがある(例えば、非特許文献1参照)。
特許第5608332号明細書
立川ブラインド工業、"DIGITAL CATALOGUE−電気製品カタログ ヨコ型ブラインド−"、タチカワブラインド デジタルカタログ一覧資料、[online]、平成24年6月版、立川ブラインド工業会社掲載、[平成26年11月20日検索]、インターネット〈URL:http://ebook2.webcatalog.jp/engine/isapi/frame.dll?bc=164525&co=tachikawablind&ul=ja&ga=c360551251e81e6001c5acc3f37654c9〉(ページ移動52/73)
前述したように、特許文献1の技法では、建物の複数のフロアにそれぞれ配設された多数の電動ブラインドを制御可能に1以上の操作スイッチを設け、1つの操作スイッチにおけるエリア選択ボタンにより当該多数の電動ブラインドを複数のエリアに分割し、指定のエリア内の複数の電動ブラインドを一括して操作制御可能とするとともに、全体ボタンにより当該フロアにおける全てのブラインドを一括して操作制御可能としている。
しかしながら、例えば建物の或るフロアについて、複数の間仕切り領域に区分し、この間仕切り領域ごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて、特許文献1に開示される操作スイッチを配置すると、操作者はその操作スイッチによる全体ボタンが、当該フロア内の全ての電動ブラインドを操作対象とするものであるか、当該間仕切り領域内の全ての電動ブラインドを操作対象とするものであるか、或いは各フロアを超えて管理装置による管理下にある全ての電動ブラインドを操作対象とするものであるか、区別が付きにくく誤操作してしまうおそれがある。
また、非特許文献1のマルチスイッチでは、例えば、管理装置から中継装置を介して接続された、或る建物のフロアに配設される多数のブラインドのうち1つのブラインドに対してこのマルチスイッチを接続すると、当該フロアを複数の間仕切り領域に区分しているにも関わらず、全体ボタンの操作によって当該フロアの全てのブラインドが動作してしまう。このため、マルチスイッチの用途によっては使い勝手が悪くなることもある。
また、特許文献1及び非特許文献1に開示される操作スイッチやマルチスイッチでは、管理装置による制御を受け付けることなく当該操作スイッチによるローカル操作のみで操作可能とする設定機能を有しているが、操作者は当該操作スイッチが管理装置による制御を許容する共用操作の状態に設定されているか、ローカル操作の状態に設定されているかを表示する表示機能が無いため、誤操作してしまうおそれがある。
したがって、複数の間仕切り領域に区分し、この間仕切り領域ごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて配設される多数の電動ブラインドを操作可能とする操作スイッチとして、上述したような誤操作を予防し、更に利便性を高めたマルチスイッチが求められる。
本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、電動ブラインドを操作制御するマルチスイッチ、及びそのプログラムを提供することにある。
本発明のマルチスイッチは、管理装置又は専用のスイッチで全体を制御可能な予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドについて所定数のブラインドで複数の間仕切り領域に区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドを主として操作制御するマルチスイッチであって、前記所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドの各々を個別操作制御の対象としてブラインド番号にて識別可能に登録し、当該登録した所定数のブラインドを分割制御するための1以上のエリアを当該ブラインド番号により指定されるエリア番号でエリア操作制御の対象として登録可能とするとともに、予め定めた特別エリア番号又は一斉操作の設定により、前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドについて全体操作制御の対象として登録可能とする設定操作制御手段と、操作者による操作指示に応じて当該個別操作制御の対象として登録した所定数のブラインドのうち指定のブラインドを操作制御する個別操作制御手段と、操作者による操作指示に応じて当該エリア操作制御の対象としてエリア番号で登録した当該1以上のエリアのうち指定のエリア内のブラインドを一括して操作制御するとともに、当該全体操作制御の対象として登録した前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドを一括して操作制御するエリア操作制御手段と、を備え、前記設定操作制御手段は、当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、前記個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否する手段を有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記個別操作制御手段は、個別操作制御時に、操作対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否する手段を有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドは管理装置によって自動制御可能に管理され、前記設定操作制御手段は、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの切り替え設定を行う手段を有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記個別操作制御手段は、個別操作制御時に、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させる手段を有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記エリア操作制御手段は、エリア操作制御時及び全体操作制御時に、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させるとともに、当該ローカル制御とするか、共用制御とするかの設定状態を切り替え可能とする操作ボタンを当該所定の操作画面上に表示させる手段を有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、当該登録済のエリア、又は個別のブラインドごとに指定した日時で操作制御するタイマー制御手段を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明のプログラムは、管理装置又は専用のスイッチで全体を制御可能な予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドについて所定数のブラインドで複数の間仕切り領域に区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドを主として操作制御するマルチスイッチとして構成するコンピュータに、前記所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドの各々を個別操作制御の対象としてブラインド番号にて識別可能に登録し、当該登録した所定数のブラインドを分割制御するための1以上のエリアを当該ブラインド番号により指定されるエリア番号でエリア操作制御の対象として登録可能とするとともに、予め定めた特別エリア番号又は一斉操作の設定により、前記前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドについて全体操作制御の対象として登録可能とするステップと、操作者による操作指示に応じて当該個別操作制御の対象として登録した所定数のブラインドのうち指定のブラインドを操作制御するステップと、操作者による操作指示に応じて当該エリア操作制御の対象としてエリア番号で登録した当該1以上のエリアのうち指定のエリア内のブラインドを一括して操作制御するとともに、当該全体操作制御の対象として登録した前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドを一括して操作制御するステップと、当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、前記個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否するステップと、を実行させるためのプログラムとして構成する。
本発明によれば、複数の間仕切り領域に区分し、この間仕切り領域ごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて配設される多数の電動ブラインドを操作可能とする操作スイッチとしての利便性を高めることができる。
本発明による一実施形態の電動ブラインド制御システムを示す概略構成図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチの概略構成を示すブロック図である。 (A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のマルチスイッチのタイプAと、タイプBを示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチの動作を示すフローチャートである。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおけるエリア設定時の画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおける個別操作制御時の第1の操作画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおける個別操作制御時の第2の操作画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおけるエリア操作制御時の第1の操作画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおけるエリア操作制御時の第2の操作画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチにおけるエリア操作制御時の拡張された第3の操作画面例を示す図である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチを適用した実施例1の電動ブラインド制御システムの構成例である。 本発明による一実施形態のマルチスイッチを適用した実施例2の電動ブラインド制御システムの構成例である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の電動ブラインド制御システムにおけるマルチスイッチ、及びそのプログラムについて説明する。
〔電動ブラインド制御システムの構成〕
図1は、本発明による一実施形態の電動ブラインド制御システムを示す概略構成図である。本実施形態の電動ブラインド制御システムは、多数のブラインド1を配設した或る建物の一フロア2を操作制御対象にして、複数のマルチスイッチ5が設けられる。フロア2に配設されたそれぞれのブラインド1は、限定するものではないがそれぞれ同一構造の電動ブラインドで構成され、特に本例では、多数段のスラットを電動により昇降可能、且つ角度調節可能に構成した電動横型ブラインドとする。
そして、フロア2に配設されたそれぞれのブラインド1(本例では、電動横型ブラインド)は、モーターの駆動力でスラットの昇降操作及び角度調節操作を可能とし、そのヘッドボックス内には、モーターを制御するコントローラーが設けられ、各フロアに配設されたそれぞれの電動横型ブラインドのコントローラーは接続ケーブルを介して互いに接続されている。
また、各フロアに設けられた多数のブラインド1は、例えばパーソナルコンピュータで構成可能な管理装置3により中継装置4を介して自動制御可能に構成される。例えば、管理装置3は、設定された日時(例えば平日の朝・昼・夜の予め定めた時刻など)になると、各フロアに設けられた多数のブラインド1の昇降操作・角度調節操作を自動的に制御する制御コマンドを中継装置4に送信し、中継装置4は、対象とするフロア(本例ではフロア2)内のブラインド1へと中継送信する。この管理装置3からの制御コマンドを受け付けたブラインド1は、当該制御コマンドに従う昇降操作及び角度調節操作を実行する。
したがって、中継装置4は、管理装置3に有線又は無線の通信路で相互通信可能に接続され、各フロアのブラインド1は、当該フロアの中継装置4に有線又は無線の通信路で相互通信可能に接続される。そして、管理装置3及び中継装置4の各々は、管理対象の全てのブラインド1に割り当てられた固有のアドレスを保持し、個別にブラインド番号を割り当てて制御可能に管理している。尚、例えば管理装置3と中継装置4の通信インターフェースが異なるとき、例えば中継装置4の通信インターフェースがRS485で構成され、管理装置3の通信インターフェースがRS232Cで構成されているときは、管理装置3及び中継装置4間に信号変換器を設ければよい。また、本発明に係るマルチスイッチ5は、管理装置3及び中継装置4を介在せず、多数のブラインド1を制御可能な電動ブラインド制御システムにも適用することができる点に留意する。
ところで、図1に例示するフロア2は、複数の間仕切り領域A〜Dに区分され、この間仕切り領域A〜Dごとにマルチスイッチ5が配設されている。フロア2内のブラインド1は、それぞれ固有のアドレスを有し、この固有のアドレスに対応するブラインド番号がそれぞれブラインドNo.1〜No.20として割り当てられている。
各マルチスイッチ5は、同一構造で構成され、本例では、ブラインドNo.2,5,12,15に接続ケーブルを介して接続されており、後述する設定操作制御手段521により、間仕切り領域A〜Dごとに個別操作制御の対象のブラインド1が登録される。各マルチスイッチ5は、例えば最大255台のブラインド1を登録可能に構成することができ、図1に示す例では、例えば間仕切り領域Aに配設されてブラインドNo.2のブラインド1に接続されているマルチスイッチ5は、ブラインドNo.1,2,3,19,20のブラインド1を個別操作制御の対象として登録できるようになっている。
また、各マルチスイッチ5は、各間仕切り領域にて例えば最大20個のエリアを登録可能に構成することができ、図1に示す例では、それぞれの間仕切り領域A〜Dにて、更に複数のエリア(例えば、図示する例ではエリアNo.1〜8)に分割し、当該エリア内の複数のブラインド1を一括して制御可能とするとともに、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1、並びに当該間仕切り領域内の全てのブラインド1を一括して制御可能とするよう構成される。尚、エリア番号は、フロア単位で識別可能な番号とすることで、中継装置4や管理装置1でエリア番号とブラインド番号とを対応付けて管理するよう構成することができる。
したがって、図1に示すマルチスイッチ5は、予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインド1について所定数のブラインド1で複数の間仕切り領域A〜Dに区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインド1を主として操作制御する操作スイッチとして構成されている。以下、マルチスイッチ5の構成及び動作について詳細に説明する。
〔マルチスイッチの構成〕
図2は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5の概略構成を示すブロック図である。マルチスイッチ5は、タッチパネル式操作表示部51と、制御部52と、メモリ53と、通信部54とを備える。
尚、本例のマルチスイッチ5をコンピュータで構成させることができる。当該コンピュータに、制御部52の各手段を実現させるためのプログラムは、当該コンピュータの内部又は外部のメモリ53に記憶される。コンピュータに備えられる中央演算処理装置(CPU)などの制御で、制御部52の各手段を実現するための処理内容が記述されたプログラムを、適宜、当該メモリ53から読み込んで、制御部52の機能に相当する処理を実現させることができる。
タッチパネル式操作表示部51は、初期画面(操作メニュー画面)として設定ボタン511、個別ボタン512、エリアボタン513、及びタイマーボタン514を表示可能であり、これらの操作ボタンを操作者が押下することで、その操作指示が制御部52に伝えられる。尚、本実施形態のマルチスイッチ5は、後述する図3に示すように、タッチパネル式操作表示部51にて、全体ボタン510を初期画面(操作メニュー画面)にて非表示とするタイプAのマルチスイッチ5aと、全体ボタン510を設定ボタン511、個別ボタン512、エリアボタン513、及びタイマーボタン514に加えて初期画面(操作メニュー画面)に表示し操作可能とするタイプBのマルチスイッチ5bの2種類を構成することができる。
制御部52は、各操作ボタンに対応する操作画面を操作者が操作可能にタッチパネル式操作表示部51に再表示させ、各操作ボタンに対応する操作指示を受け付ける。このように、タッチパネル式操作表示部51には、階層的な操作画面が制御部52の制御により表示される。そして、制御部52は、当該操作画面を経て操作者が所望する操作を受け付け、通信部54を介して接続する間仕切り領域内のブラインド1へと制御コマンドを送信する。このマルチスイッチ5からの制御コマンドを受け付けたブラインド1は、当該制御コマンドに従う昇降操作及び角度調節操作を実行する。
制御部52は、タッチパネル式操作表示部51に所定の操作画面を表示して、操作者によるその操作画面内の操作ボタンの押下を監視し、当該操作ボタンの押下に応じた操作制御を行う機能部であり、設定操作制御手段521、個別操作制御手段522、エリア操作制御手段523、及びタイマー制御手段524を有する。また、タイプBのマルチスイッチ5bでは、制御部52は、更に全体操作制御手段525を有する。
設定操作制御手段521は、所定の間仕切り領域(例えば、図1に示す領域A〜Dのうちいずれか)における当該区分された所定数のブラインド1の各々を個別操作制御の対象としてブラインド番号にて識別可能に登録し、当該登録した所定数のブラインドを分割制御するための1以上のエリアを当該ブラインド番号により指定されるエリア番号(例えば、図1に示すエリアNo.1,2など)でエリア操作制御の対象として登録可能とするとともに、予め定めた特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)又は一斉操作の設定(本例では、全体ボタン510)により、当該間仕切り領域内の複数のブラインド1について全体操作制御の対象として登録可能とする機能部である。
より具体的には、設定操作制御手段521は、初期画面(操作メニュー画面)として表示された設定ボタン511が押下されると、所定の設定画面を表示して、個別操作制御の対象とするブラインド番号の登録、エリア操作制御の対象とするエリアについてのブラインド番号による登録、及び、管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの切り替え設定を行う機能を有する。特に、設定操作制御手段521は、当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、当該個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、当該個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否する機能を有する。また、設定操作制御手段521は、エリア操作制御の一機能として、予め定めた特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)又は一斉操作の設定(本例では、全体ボタン510)により、複数のブラインド1について全体操作制御の対象として登録可能とする機能を有する。以下では、予め定めた特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)で登録するブラインド1は、操作者によって随意、当該間仕切り領域内で所望のブラインド1を全体操作制御の対象として選択して設定可能である。
個別操作制御手段522は、操作者による操作指示に応じて当該個別操作制御の対象として登録した所定数のブラインドのうち指定のブラインドを操作制御する機能部である。
より具体的には、個別操作制御手段522は、初期画面(操作メニュー画面)として表示された個別ボタン512が押下されると、所定の操作画面を表示して、操作者に対して操作するブラインド1を個別に指定させ、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号であることを確認し、指定されたブラインド1の操作指示に基づく制御コマンドを生成し、通信部54を介して対応するブラインド1を操作制御する機能を有する。特に、制御部52の個別操作制御手段522は、個別操作制御時に、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否する機能を有する。また、個別操作制御手段522は、個別操作制御時に、管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させる機能を有する。
エリア操作制御手段523は、操作者による操作指示に応じて当該エリア操作制御の対象としてエリア番号で登録した当該1以上のエリアのうち指定のエリア内のブラインド1を一括して操作制御するとともに、当該全体操作制御の対象として特別エリア番号により、複数のブラインド1を一括して操作制御する機能部である。尚、タッチパネル式操作表示部51にて全体ボタン510を初期画面(操作メニュー画面)として表示し操作可能とするタイプBのマルチスイッチ5bとして構成したときは、エリア操作制御手段523における当該全体操作制御の対象として特別エリア番号により複数のブラインド1を一括して操作制御する機能を設ける必要はない。
タッチパネル式操作表示部51にて全体ボタン510を初期画面(操作メニュー画面)として表示し操作可能とするタイプBのマルチスイッチ5bとして構成したときは、全体操作制御手段525が設けられる。全体操作制御手段525は、当該全体操作制御の対象として個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の全てのブラインド1を一括して操作制御する機能部として構成される。
より具体的には、エリア操作制御手段523は、初期画面として表示されたエリアボタン513が押下されると、所定の操作画面を表示して、操作者に対して操作するブラインド1をエリア別に指定させ、指定されたエリアのブラインド1の操作指示に基づく制御コマンドを生成し、通信部54を介して対応するエリアのブラインド1を一括して操作制御する機能を有する。特に、タイプAのマルチスイッチ5aとして構成したとき、エリア操作制御手段523は、エリア操作制御時に、設定操作制御手段521によって設定された特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)が指定された際に、当該間仕切り領域内の指定のブラインド1(例えば当該間仕切り領域内の全てのブラインド1)を操作対象とする制御コマンドを生成し、通信部54を介して当該指定のブラインド1(例えば当該間仕切り領域内の全てのブラインド1)を一括して操作制御する機能を有する。また、エリア操作制御手段523は、エリア操作制御時に、管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させるとともに、当該ローカル制御とするか、共用制御とするかの設定状態を切り替え可能とする操作ボタン(後述する例ではモードボタン)を当該所定の操作画面上に表示させる機能を有する。
タイマー制御手段524は、管理装置3及び中継装置4を介在せず、多数のブラインド1を制御可能な電動ブラインド制御システムにて利用可能とする機能部である。即ち、タイマー制御手段524は、当該登録済のエリア、又は個別のブラインドごとに指定した日時で操作制御する機能部である。このタイマー制御手段524により、マルチスイッチ5は、登録済のエリア毎に、或いは登録済の個別のブラインドごとに指定した日時での操作制御を登録し、その動作のON/OFFを設定できるようになっている。
より具体的には、タイマー制御手段524は、初期画面として表示されたタイマーボタン524が押下されると、登録済のエリア、又は個別のブラインド1の所定のタイマー設定画面を表示して、指定した日時(例えば平日の朝・昼・夜の予め定めた時刻など)になると登録済のエリア、又は個別のブラインドの昇降操作及び角度調節操作を自動的に制御するよう、操作者に対して時刻やエリア番号又は個別のブラインド番号を指定させタイマー制御として登録し、当該タイマー制御のON/OFFを切り替え可能に設定させ、その設定状態を表示させる機能、及びタイマー制御のON設定時のみ、タイマー制御に基づく制御コマンドを生成し、対応するブラインド1を自動的に操作制御する機能を有する。
図3(A)は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5(タイプAのマルチスイッチ5a)におけるタッチパネル式操作表示部51の初期画面(操作メニュー画面)例を示している。一方、図3(B)は本発明による一実施形態のマルチスイッチ5(タイプBのマルチスイッチ5b)におけるタッチパネル式操作表示部51の初期画面(操作メニュー画面)例を示している。図3(A)に示す本発明に係るタイプAのマルチスイッチ5aにおけるタッチパネル式操作表示部51の初期画面(操作メニュー画面)には、操作者によって操作可能な操作ボタンとして、設定ボタン511、個別ボタン512、エリアボタン513、及びタイマーボタン514が表示される。
一方、図3(B)に示すタイプBのマルチスイッチ5bでは、図1に示す当該間仕切り領域内の全てのブラインド1を一括して制御可能とすることを意図した全体ボタン510がタッチパネル式操作表示部51の初期画面(操作メニュー画面)に提示されている。この表示態様は、従来技術における非特許文献1のマルチスイッチ(後述する図11に示すマルチスイッチ50に相当する)と同様の表示態様であるが、以下に説明するように、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1を対象とする点で相違する。
図1に示す本実施形態の電動ブラインド制御システムでは、例えば建物の或るフロア2について、複数の間仕切り領域A〜Dに区分し、この間仕切り領域A〜Dごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて、マルチスイッチ5を配置している。すると、従来技術における非特許文献1のマルチスイッチ50では、或る建物のフロア2に配設される多数のブラインド1のうち1つのブラインド1に対してこのマルチスイッチ50を接続すると、当該フロアを複数の間仕切り領域に区分しているにも関わらず、その全体ボタンの操作によって当該フロアの全てのブラインドが動作してしまう。このため、マルチスイッチの用途によっては使い勝手が悪くなることもある。
一方、図3(B)に示す本発明に係るタイプBのマルチスイッチ5bでは、全体ボタン510の操作によって、当該マルチスイッチ5bが設置された間仕切り領域内で個別操作制御対象として登録されていたブラインド1についてのみ一斉操作可能とし、フロアの全てのブラインドが動作してしまうことはない。
しかしながら、操作者はその全体ボタン510が、当該フロア2内の全てのブラインド1を操作対象とするものであるか、マルチスイッチ5が配置されている間仕切り領域内の全てのブラインドを操作対象とするものであるか、或いは各フロアを超えて管理装置3による管理下にある全てのブラインドを操作対象とするものであるか、区別が付きにくく誤操作してしまうおそれがある。
そこで、図3(A)に示すような本発明に係るタイプAのマルチスイッチ5aでは、タッチパネル式操作表示部51の初期画面(操作メニュー画面)に全体ボタン510を表示させず、エリアボタン513の予め定めた特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)の操作で、この全体ボタン510に相当する動作を行なえるようにしている。これにより、用途によってタイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bの使い分けが可能に構成することで、操作スイッチとしての利便性を高めることができる。
したがって、本実施形態のマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bの構成が用意されている。
〔マルチスイッチの動作〕
以下、図4乃至図10を参照して、マルチスイッチ5の動作の詳細を説明する。図4は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5の動作を示すフローチャートであり、特に、タイプAのマルチスイッチ5aに関する動作を主として説明する。
まず、マルチスイッチ5は、制御部52の機能により、タッチパネル式操作表示部51に初期画面を表示し(ステップS1)、操作者によるその初期画面内の操作ボタンの押下を監視し、当該操作ボタンの押下に応じた操作制御を行う(ステップS2)。
(設定操作制御の動作)
図4を参照するに、マルチスイッチ5は、制御部52の設定操作制御手段521により、初期画面として表示された設定ボタン511が押下されると、第1の設定画面を表示して、個別操作制御の対象とするブラインド番号の登録を行う(ステップS3)。各ブラインド1には、固有のアドレスに対応づけられたブラインド番号(図1に示すNo.1〜No.20)が割り当てられており、当該設定画面上で操作者にブラインド番号で設定させ、当該設定画面上に再登録可能な態様で登録状況を提示する。例えば、図1に示す間仕切り領域Aに配設されたマルチスイッチ5については、個別操作制御の対象とするブラインド番号として、ブラインドNo.1,2,3,19,20を登録する。その登録したブラインド番号による個別操作制御で、間仕切り領域A内のブラインド1が動作するか否かを確認すれば当該登録の是非を検証することができる。
また、マルチスイッチ5は、制御部52の設定操作制御手段521により、初期画面として表示された設定ボタン511が押下されると、第1の設定画面に続く第2の設定画面を表示して、操作者に対してエリア操作制御の対象とするエリアをブラインド番号で指示させ、エリアの登録を行う(ステップS4)。このとき、設定操作制御手段521は、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ設定を許容し、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否する(ステップS5)。
例えば、図5は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51のエリア設定時の画面例を示している。指定するエリア番号毎に、当該エリア設定時の画面が操作者によって指定可能に提示される。例えば、操作者は、図1に示す間仕切り領域Dに配設されたマルチスイッチ5で、エリアNo.7に、個別操作制御の対象として登録済のブラインドNo.14〜16を指定したいときは、当該エリアNo.7のエリア設定時の画面上に提示される番号入力ボタン601を押下し、その指定状態を示す表示部分602を確認して、設定ボタン604を押下することで登録される。「戻る」ボタン603を押せば、先の画面(例えば、上記の第1の設定画面)の表示に移行する。
本例では、1つのマルチスイッチ5に対して、最大255台のブラインドを操作可能に構成され、1つのマルチスイッチ5に対して、255台のブラインド番号が個別操作制御の対象として登録されていれば、最大20個のエリアのうち、19個のエリア(エリアNo.1〜No.19)で、登録済のブラインド番号をエリアで分割して指定できるように構成されている。
このとき、仮に、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号がエリアに登録されると、当該マルチスイッチ5による操作対象領域が不明瞭になり、操作者による誤操作の要因となりかねない。そこで、制御部52の設定操作制御手段521は、その一機能として、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ設定を許容し、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否するように構成される。
また、タイプAのマルチスイッチ5aにおける初期画面では、「全体ボタン510」を表示させず、その誤操作を防止するよう構成しているが、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1を操作対象とするよう指定し操作可能な機能を有することも利便性がよい。そこで、制御部52の設定操作制御手段521は、その一機能として、特別エリア番号(本例では、エリアNo.20)では、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号のブラインドのうち一斉操作を所望するブラインド1を指定し設定可能としている。尚、タイプBのマルチスイッチ5bにおける初期画面では、「全体ボタン510」を表示させるが、この「全体ボタン510」に関する設定についても、登録済のブラインド番号のブラインドのうち一斉操作を所望するブラインド1を指定し設定可能に構成することができる。
図4を参照するに、マルチスイッチ5は、制御部52の設定操作制御手段521により、初期画面として表示された設定ボタン511が押下されると、第1及び第2の設定画面に続く第3の設定画面を表示して、当該設定画面上で操作者に管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの切り替えを設定させ、当該設定画面上にその設定状況を提示する(ステップS6)。
続いて、マルチスイッチ5は、制御部52の設定操作制御手段521により、各種の設定画面を経て設定又は登録されると、ステップS1の初期画面(操作メニュー画面)の表示処理に移行させる(ステップS7)。
(個別操作制御の動作)
図3を参照するに、マルチスイッチ5は、制御部52の個別操作制御手段522により、初期画面として表示された個別ボタン512が押下されると、第1の操作画面を表示して、操作者に対して、操作するブラインド番号を指定させ(ステップS8)、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号であることを確認し(ステップS9)、第2の操作画面を表示して(ステップS10)、指定されたブラインド1の操作指示に基づく制御コマンドを生成し、通信部54を介して対応するブラインド1を操作制御する(ステップS11)。そして、操作者の操作に基づいて、制御部52の個別操作制御手段522は、ステップS1の初期画面(操作メニュー画面)の表示処理に移行させる(ステップS7)。
例えば、図6は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51の個別操作制御時の第1の操作画面例を示す図である。例えば、操作者は、個別操作制御の対象として登録済のブラインドNo.2を操作するべく指定したいときは、当該画面上に提示される番号入力ボタン701を押下してリターンボタンで決定し、これにより指定するブラインド番号が特定され、その指定状態が表示部分702に表示される。「戻る」ボタン703を押せば、先の画面(例えば、初期画面)の表示に移行する。「次へ」ボタン704を押せば、指定されたブラインド1の操作指示を受け付ける第2の操作画面の表示へと移行する。
このとき、仮に、第1の操作画面における指定操作の際に、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号を指定可能にすると、当該マルチスイッチ5による操作対象領域が不明瞭になり、操作者による誤操作の要因となりかねない。そこで、制御部52の個別操作制御手段522は、その一機能として、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否するように構成される。
図7は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51の個別操作制御時の第2の操作画面例を示す図である。この第2の操作画面上には、当該第1の操作画面で指定したブラインド番号が所定画面位置711に表示される。また、設定操作制御手段521によって設定された管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの設定状態が、所定画面位置712に表示される。
図7に示す第2の操作画面上にて、操作者は、スラットの角度調節を行うときは全閉方向又は逆全閉方向へと操作可能な角度調節ボタン715,716を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン717を押下することで、指定したブラインド1の操作指示を行う。また、操作者は、スラットを上昇させたいときは上昇ボタン713を押下し、スラットを下降させたいときは下降ボタン714を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン717を押下することで、指定したブラインド1の操作指示を行う。また、操作者は、スラットの昇降位置を指定したいときは、位置指定ボタン718を押下し、所定の操作画面を表示させ、スラットの所望位置を指定できるようになっている。「戻る」ボタン719を押せば、先の画面(例えば、図6に示す第1の操作画面)の表示に移行する。
(エリア操作制御の動作)
図3を参照するに、マルチスイッチ5は、制御部52のエリア操作制御手段523により、初期画面として表示されたエリアボタン513が押下されると、第1の操作画面を表示して、操作者に対して、操作するエリア番号を指定させ(ステップS12)、第2の操作画面を表示して(ステップS13)、指定されたエリアの操作指示に基づく制御コマンドを生成し、通信部54を介して対応するエリアのブラインド1を一括して操作制御する(ステップS14)。そして、操作者の操作に基づいて、制御部52のエリア操作制御手段523は、ステップS1の初期画面(操作メニュー画面)の表示処理に移行させる(ステップS7)。
例えば、図8は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51のエリア操作制御時の第1の操作画面例を示す図である。例えば、操作者は、エリアNo.1を指定したいときは、当該画面上に提示される番号入力ボタン801を押下してリターンボタンで決定し、これにより指定するエリア番号が特定され、その指定状態が表示部分802に表示される。「戻る」ボタン803を押せば、先の画面(例えば、初期画面)の表示に移行する。「次へ」ボタン804を押せば、指定されたエリアの操作指示を受け付ける第2の操作画面の表示へと移行する。
図9は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51のエリア操作制御時の第2の操作画面例を示す図である。この第2の操作画面上には、当該第1の操作画面で指定したエリア番号が所定画面位置811に表示される。また、設定操作制御手段521によって設定された管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの設定状態が、所定画面位置812に表示される。また、この第2の操作画面上にて、当該ローカル制御とするか、共用制御とするかの設定状態の切り替えを行うことが可能なモードボタン818が設けられ、モードボタン818の押下により当該ローカル制御と共用制御の設定が切り替えられ、その都度、その設定状態が、所定画面位置812に表示されるようになっている。モードボタン818の押下による当該ローカル制御と共用制御の設定の切り替えは、マルチスイッチ5の全体の制御モードとして反映される。
図9に示す第2の操作画面上にて、操作者は、スラットの角度調節を行うときは全閉方向又は逆全閉方向へと操作可能な角度調節ボタン815,816を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン817を押下することで、指定したエリアのブラインド1の一括操作指示を行う。また、操作者は、スラットを上昇させたいときは上昇ボタン813を押下し、スラットを下降させたいときは下降ボタン814を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン817を押下することで、指定したブラインド1の操作指示を行う。また、操作者は、スラットの昇降位置を指定したいときは、位置指定ボタン819を押下し、所定の操作画面を表示させ、スラットの所望位置を指定できるようになっている。「戻る」ボタン820を押せば、先の画面(例えば、図8に示す第1の操作画面)の表示に移行する。
尚、タイプAのマルチスイッチ5aにおける制御部52の設定操作制御手段521は、その一機能として、特別エリア番号(本例では、エリアNo.20)では、一斉操作の対象とするブラインド1を設定しているため、この特別エリア番号(本例では、エリアNo.20)の指定を全体操作制御として機能させることができ、当該間仕切り領域内の一斉操作が所望されるブラインド1(例えば間仕切り領域内の全てのブラインド1)を操作対象とするよう指定し操作可能としている。このため、図8に示す第1の操作画面で、当該特別エリア番号(本例では、エリアNo.20)を指定すると、図10に示す第3の操作画面が表示される。尚、タイプBのマルチスイッチ5bとして構成した場合も、制御部52の設定操作制御手段521は、当該間仕切り領域内の一斉操作が所望されるブラインド1(例えば間仕切り領域内の全てのブラインド1)を操作対象とするよう指定し操作可能とするため、図10に示す第3の操作画面が表示される。
図10は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5におけるタッチパネル式操作表示部51のエリア操作制御時の拡張された第3の操作画面例を示す図である。この第3の操作画面上には、タイプAのマルチスイッチ5aについて当該第1の操作画面で指定した当該特別エリア番号(本例では、エリアNo.20)、或いはタイプBのマルチスイッチ5bについて全体ボタン510の指定により“全体”を意味するものとされ、所定画面位置911に表示される。本例に示す“全体”は、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1を操作対象とするものである。
そして、設定操作制御手段521によって設定された管理装置3による制御を許容しない(ローカル)制御とするか、管理装置3による制御を許容する(共用)制御とするかの設定状態が、所定画面位置912に表示される。また、この第3の操作画面上にて、当該ローカル制御とするか、共用制御とするかの設定状態の切り替えを行うことが可能なモードボタン918が設けられ、モードボタン918の押下により当該ローカル制御と共用制御の設定が切り替えられ、その都度、その設定状態が、所定画面位置912に表示されるようになっている。モードボタン918の押下による当該ローカル制御と共用制御の設定の切り替えは、マルチスイッチ5の全体の制御モードとして反映される。
図10に示す第3の操作画面上にて、操作者は、スラットの角度調節を行うときは全閉方向又は逆全閉方向へと操作可能な角度調節ボタン915,916を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン917を押下することで、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1の一括操作指示を行う。また、操作者は、スラットを上昇させたいときは上昇ボタン913を押下し、スラットを下降させたいときは下降ボタン914を押下し、スラットの昇降動作の所望位置で停止させたいときは停止ボタン917を押下することで、当該間仕切り領域内の全てのブラインド1の操作指示を行う。また、操作者は、スラットの昇降位置を指定したいときは、位置指定ボタン919を押下し、所定の操作画面を表示させ、スラットの所望位置を指定できるようになっている。「戻る」ボタン920を押せば、先の画面(例えば、図8に示す第1の操作画面)の表示に移行する。
(タイマー制御の動作)
図4を参照するに、マルチスイッチ5のタイマー制御は、管理装置3及び中継装置4を介在せず、多数のブラインド1を制御可能な電動ブラインド制御システムにも適用する際に利用可能とされる。マルチスイッチ5は、制御部52のタイマー制御手段524により、初期画面として表示されたタイマーボタン514が押下されると、登録済のエリア、又は個別のブラインド1の所定のタイマー設定画面を表示して、指定した日時(例えば平日の朝・昼・夜の予め定めた時刻など)になると登録済のエリア、又は個別のブラインドの昇降操作及び角度調節操作を自動的に制御するよう、操作者に対して時刻やエリア番号又は個別のブラインド番号を指定させタイマー制御として登録する(ステップS15)。また、操作者に対して、当該所定のタイマー設定画面上で、タイマー制御のON/OFFを切り替え可能に設定させ、その設定状態を表示させる(ステップS16)。そして、タイマー制御手段524は、タイマー制御のON設定時のみ、タイマー制御に基づく制御コマンドを生成し、対応するブラインドを自動的に操作制御する(ステップS7)。
以下、本発明に係るマルチスイッチ5を適用可能とする、より具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図11は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5を適用した実施例1の電動ブラインド制御システムの構成例である。実施例1は、管理装置3による自動制御を介在させない場合の例である。したがって、管理装置3による自動制御を介在させないことから、前述した“共用/ローカルの切り替え”にて“共用”に設定しても、実質的に、対応するブラインド1は、常時、当該マルチスイッチ5によるローカル操作となり、この“共用/ローカルの切り替え”の設定は必要ない。図11に示す部屋A〜Dには多数のブラインド1(ブラインドNo.1〜16)が互いに接続され配設されている。
部屋Eに設置されるマルチスイッチ50は、非特許文献1に開示されるマルチスイッチであり、以下のような標準操作を可能とする。
・「一斉操作」を所望するときは、“全体”ボタンでブラインドNo.1〜16の操作が可能である。
・「エリア操作」を所望するときは、“エリア”ボタンを操作して、エリアNo.1〜8の操作が可能である。
・「個別操作」を所望するときは、“個別”ボタンを操作して、ブラインドNo.1〜16の操作が可能である。
尚、このマルチスイッチ50の代わりに、本発明に係るタイプBのマルチスイッチ5bを配置して、個別操作制御の対象としてブラインドNo.1〜16を登録し、エリア操作制御の対象としてエリアNo.1〜8の設定を行うことで、このマルチスイッチ50と同様に機能させることができる。即ち、本発明に係るタイプBのマルチスイッチ5は、個別操作制御の対象とするブラインド1を任意に指定することができるので、様々な用途への適用を容易とする構成となっている。
一方、部屋A〜Dにそれぞれ設置されるマルチスイッチ5は、本発明に係るタイプAのマルチスイッチ5a(図3(A)参照)か、又は本発明に係るタイプBのマルチスイッチ5b(図3(B)参照)である。
例えば、部屋Aのマルチスイッチ5が、図3(B)に示すタイプBのマルチスイッチ5bで構成されているとき、「一斉操作」を所望して“全体”ボタン510を操作すると、ブラインドNo.1〜4が動作する。このとき、ブラインドNo.5〜16は動作しない。
また、部屋Aのマルチスイッチ5が、図3(A)に示すタイプAのマルチスイッチ5aで構成されているとき、 “エリア”ボタン513で特別エリア番号(エリアNo.20)を指定して操作すると、ブラインドNo.1〜4が動作する。このとき、ブラインドNo.5〜16は動作しない。
部屋Aのマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“エリア”ボタン513で、特別エリア番号(エリアNo.20)を除き、エリアNo.1,2しか指定できない。エリアNo.3〜8についての指定は、入力を受け付けないよう構成されているためである。
また、部屋Aのマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“個別”ボタン512で、ブラインドNo.1〜4しか指定できない。ブラインドNo.5〜16についての指定は、入力を受け付けないよう構成されているためである。
また、部屋Aのマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“タイマー”ボタン514で、エリアNo.1,2(又はブラインドNo.1〜4)しか指定できない。エリアNo.3〜8についての指定は、入力を受け付けないよう構成されているためである。
(実施例2)
図12は、本発明による一実施形態のマルチスイッチ5を適用した実施例2の電動ブラインド制御システムの構成例である。実施例2は、各フロア(1F,2F)に中継装置4‐1,4‐2を介してそれぞれ部屋A〜Dごとに、多数のブラインド1(ブラインドNo.1〜16)が互いに接続され配設されており、地下1階(GF)の管理室に設置される管理装置3による自動制御を介在させる場合の例である。そして、各フロアの部屋A〜Dに、マルチスイッチ5がそれぞれ設置されている。したがって、管理装置3による自動制御を介在させることから、前述した“共用/ローカルの切り替え”にて“共用”に設定すると、対応するブラインド1は、管理装置3による自動制御を受け付けて動作する。一方、“共用/ローカルの切り替え”にて“ローカル”に設定すると、対応するブラインド1は、管理装置3による自動制御を受け付けず、当該マルチスイッチ5による操作のみを受け付けて動作する。
管理装置3からの制御コマンドは、中継装置4‐1,4‐2を経由して、各中継装置4‐1,4‐2に接続されるブラインド1に送信されることで、管理装置3による遠隔制御が可能であり、主に、予め設定された日時に基づいて各フロアの全てのブラインド1を対象に自動制御することができる。
一方、実施例2におけるローカル操作について説明するに、部屋A〜Dにそれぞれ設置されるマルチスイッチ5は、本発明に係るタイプAのマルチスイッチ5a(図3(A)参照)か、又は本発明に係るタイプBのマルチスイッチ5b(図3(B)参照)である。
例えば、1Fの部屋Aのマルチスイッチ5が、図3(B)に示すタイプBのマルチスイッチ5bで構成されているとき、「一斉操作」を所望して“全体”ボタン510を操作すると、ブラインドNo.1〜4が動作する。このとき、ブラインドNo.5〜16は動作しない。
また、1Fの部屋Aのマルチスイッチ5が、図3(A)に示すタイプAのマルチスイッチ5aで構成されているとき、 “エリア”ボタン513で特別エリア番号(エリアNo.20)を指定して操作すると、ブラインドNo.1〜4が動作する。このとき、ブラインドNo.5〜16は動作しない。
1Fの部屋Aのマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“エリア”ボタン513で、特別エリア番号(エリアNo.20)を除き、エリアNo.1,2しか指定できない。エリアNo.3〜8についての指定は、入力を受け付けないよう構成されているためである。
また、1Fの部屋Aのマルチスイッチ5では、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“個別”ボタン512で、ブラインドNo.1〜4しか指定できない。ブラインドNo.5〜16についての指定は、入力を受け付けないよう構成されているためである。
また、各フロアのマルチスイッチ5は、管理装置3による自動制御を可能に構成しており、タイプA,Bのマルチスイッチ5a,5bのいずれにおいても、“タイマー”ボタン514での設定は受け付けないようになっている。
尚、本発明に係るタイプAのマルチスイッチ5a(図3(A)参照)と、タイプBのマルチスイッチ5b(図3(B)参照)は、1つのマルチスイッチ5について、“設定”ボタン511で切り替え可能に構成することもできる。
以上のように、本実施形態のマルチスイッチ5によれば、予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインド1について所定数のブラインド1で複数の間仕切り領域A〜Dに区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインド1を主として操作制御する操作スイッチとして構成し、その操作メニュー画面として、設定ボタン511、個別ボタン512、エリアボタン513、及びタイマーボタン514を表示し、「全体ボタン」を表示する態様と表示しない態様を構成した。「全体ボタン」を表示しない態様であれば、複数のブラインド1について複数の間仕切り領域に区分し、且つエリアに分割する際に起こりうる「全体ボタン」に起因する誤操作を回避することができる。
また、本実施形態のマルチスイッチ5によれば、予め定めた特別エリア番号(例えば、エリアNo.20)又は一斉操作の設定(本例では、全体ボタン510)により、複数のブラインド1(例えば、ブラインドNo.1〜No.20)について全体操作制御の対象として登録可能とした。この特別エリア番号又は一斉操作の設定で登録するブラインド1は、操作者によって随意、所望のブラインド1を全体操作制御の対象として選択して設定可能である。これにより、複数のブラインド1について複数の間仕切り領域に区分し、且つエリアに分割する際に起こりうる「全体ボタン」に起因する誤操作を回避しつつ、その利便性を高めることができる。
また、本実施形態のマルチスイッチ5によれば、当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、或いは個別操作制御時に、個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、個別操作制御の対象として未登録のブラインド番号の指定を拒否するよう構成した。これにより、複数のブラインド1について複数の間仕切り領域に区分し、且つエリアに分割する際に起こりうるブラインドの誤操作を回避しつつ、その利便性を高めることができる。
また、本実施形態のマルチスイッチ5によれば、その装置設定として、管理装置3による制御を許容しないローカル制御とするか、管理装置3による制御を許容する共用制御とするかの切り替え設定を可能とし、且つ個別操作制御時には、ローカル制御であるか共用制御であるかの設定状態を所定の操作画面上に表示させ、全体操作制御を含むエリア操作制御時には、ローカル制御であるか共用制御であるかの設定状態を所定の操作画面上に表示させるだけでなく、その切り替え設定を可能とする操作ボタン(モードボタン)を当該所定の操作画面上に表示させるようにした。これにより、ローカル制御であるか共用制御であるかに起因するブラインドの誤操作を回避しつつ、その利便性を高めることができる。
また、本実施形態のマルチスイッチ5によれば、当該登録済のエリア、又は個別のブラインド1ごとに指定した日時で操作制御するようタイマー制御を構成した。これにより、複数のブラインド1について複数の間仕切り領域に区分し、且つエリアに分割する際のタイマー制御の利便性を高めることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述の例では、各間仕切り領域において、各エリア番号で指定するブラインド番号が重複しない例を図1に示したが、登録されたエリア番号で指定するブラインド番号と重複するように別のエリア番号で指定することもできる。
また、本発明に係るマルチスイッチ5で設定可能なエリア数及び操作制御可能なブラインド数は上述した例に限定するものではなく、用途に応じて適応させた画面表示で適用することができる。
また、特別エリア番号は、複数設けてもよい。
また、特別エリア番号は、エリア番号の設定画面で設定可能とする以外にも、専用の設定画面で設定可能とするよう画面表示させてもよい。
また、ブラインド1は、電動横型ブラインドに限定するものではなく、電動により遠隔操作可能なブラインドであれば、適応させた画面表示で本発明に係るマルチスイッチ5を適用することができる。
また、マルチスイッチ5の制御部52は、当該ローカル制御と共用制御の設定の切り替えは、管理装置43や他のマルチスイッチ5からの指示により当該マルチスイッチ5の全体の制御モードとして更新し反映する手段を有するよう構成することもできる。
本発明によれば、複数の間仕切り領域に区分し、この間仕切り領域ごとに更に複数のエリアに分割し、それぞれの間仕切り領域にて配設される多数の電動ブラインドを操作可能とする操作スイッチとしての利便性を高めることができるので、電動ブラインドを操作制御する操作スイッチの用途に有用である。
1 ブラインド
2 フロア
3 管理装置
4 中継装置
5 マルチスイッチ
5a タイプAのマルチスイッチ
5b タイプBのマルチスイッチ
51 タッチパネル式操作表示部
52 制御部
53 メモリ
54 通信部
510 全体ボタン
511 設定ボタン
512 個別ボタン
513 エリアボタン
514 タイマーボタン
521 設定操作制御手段
522 個別操作制御手段
523 エリア操作制御手段
524 タイマー制御手段
525 全体操作制御手段

Claims (7)

  1. 管理装置又は専用のスイッチで全体を制御可能な予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドについて所定数のブラインドで複数の間仕切り領域に区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドを主として操作制御するマルチスイッチであって、
    前記所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドの各々を個別操作制御の対象としてブラインド番号にて識別可能に登録し、当該登録した所定数のブラインドを分割制御するための1以上のエリアを当該ブラインド番号により指定されるエリア番号でエリア操作制御の対象として登録可能とするとともに、予め定めた特別エリア番号又は一斉操作の設定により、前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドについて全体操作制御の対象として登録可能とする設定操作制御手段と、
    操作者による操作指示に応じて当該個別操作制御の対象として登録した所定数のブラインドのうち指定のブラインドを操作制御する個別操作制御手段と、
    操作者による操作指示に応じて当該エリア操作制御の対象としてエリア番号で登録した当該1以上のエリアのうち指定のエリア内のブラインドを一括して操作制御するとともに、当該全体操作制御の対象として登録した前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドを一括して操作制御するエリア操作制御手段と、
    を備え
    前記設定操作制御手段は、当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、前記個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否する手段を有することを特徴とするマルチスイッチ。
  2. 前記個別操作制御手段は、個別操作制御時に、操作対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否する手段を有することを特徴とする、請求項に記載のマルチスイッチ。
  3. 前記予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドは管理装置によって自動制御可能に管理され、
    前記設定操作制御手段は、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの切り替え設定を行う手段を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のマルチスイッチ。
  4. 前記個別操作制御手段は、個別操作制御時に、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させる手段を有することを特徴とする、請求項に記載のマルチスイッチ。
  5. 前記エリア操作制御手段は、エリア操作制御時及び全体操作制御時に、前記管理装置による制御を許容しないローカル制御とするか、前記管理装置による制御を許容する共用制御とするかの設定状態を所定の操作画面上に表示させるとともに、当該ローカル制御とするか、共用制御とするかの設定状態を切り替え可能とする操作ボタンを当該所定の操作画面上に表示させる手段を有することを特徴とする、請求項又はに記載のマルチスイッチ。
  6. 当該登録済のエリア、又は個別のブラインドごとに指定した日時で操作制御するタイマー制御手段を更に備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のマルチスイッチ。
  7. 管理装置又は専用のスイッチで全体を制御可能な予め定めたブラインド番号で識別される複数のブラインドについて所定数のブラインドで複数の間仕切り領域に区分し、所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドを主として操作制御するマルチスイッチとして構成するコンピュータに、
    前記所定の間仕切り領域における当該区分された所定数のブラインドの各々を個別操作制御の対象としてブラインド番号にて識別可能に登録し、当該登録した所定数のブラインドを分割制御するための1以上のエリアを当該ブラインド番号により指定されるエリア番号でエリア操作制御の対象として登録可能とするとともに、予め定めた特別エリア番号又は一斉操作の設定により、前記前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドについて全体操作制御の対象として登録可能とするステップと、
    操作者による操作指示に応じて当該個別操作制御の対象として登録した所定数のブラインドのうち指定のブラインドを操作制御するステップと、
    操作者による操作指示に応じて当該エリア操作制御の対象としてエリア番号で登録した当該1以上のエリアのうち指定のエリア内のブラインドを一括して操作制御するとともに、当該全体操作制御の対象として登録した前記所定の間仕切り領域内の全てのブラインドを一括して操作制御するステップと、
    当該ブラインド番号による1以上のエリアの登録時に、前記個別操作制御の対象として登録済のブラインド番号の指定についてのみ許容し、未登録のブラインド番号の指定を拒否するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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