JP6622241B2 - ラジアントチューブバーナ - Google Patents

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本発明は、ラジアントチューブバーナに関する。
従来、例えば、熱処理炉内の雰囲気ガスを燃焼ガスと直接接触させることなく加熱するためのバーナとして、ラジアントチューブバーナが知られている。この種のバーナのバーナ排気部には、燃焼騒音を軽減することを目的として、燃焼排ガスが流れる排気流路の出口側端部における流路径を絞る筒状の絞りが設けられている場合がある。そして、このバーナ排気部における絞りの外周には、燃焼排ガスを外部へ排気するための排気筒が被せられる。筒状の絞りから流出した燃焼排ガスは、排気筒内を通って外部へ排気される。
なお、先行する特許文献1には、先端部に断面積の異なる膨張、圧縮室を有するマフラーをスロート管出口に連通するように取り付ける一方、スロート管に多数の孔を穿設してスロート管を包囲する上記マフラーとで共鳴室を形成してなる、消音機能を有するラジアントチューブバーナが開示されている。
実公昭53−5043号公報
しかしながら、バーナ排気部に筒状の絞りを設けた従来の排気構造だけでは、気柱共鳴現象による燃焼騒音を軽減する効果がそれほど期待できない。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、従来に比べ、燃焼騒音を軽減させることが可能なバーナ用部材を有するラジアントチューブバーナを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、燃焼排ガスが流れる排気流路の出口側端部における流路径を絞るための筒状の絞りを備えたバーナ排気部と、上記燃焼排ガスを外部へ排気する排気筒と、上記バーナ排気部と上記排気筒との間に設置されバーナ用部材と、を有するラジアントチューブバーナであって、
上記バーナ用部材は、
上記絞りの外周に隙間を設けて配置される筒状体と、
上記筒状体の筒周面に形成された少なくとも1つの開口部と、を有しており、
上記開口部は、上記絞りの先端部周辺を取り囲む筒周面領域内のいずれかに配置されており、
上記筒状体の筒径方向から見た上記筒周面領域の幅は、上記絞りの先端面より上記バーナ排気部側へ5mm+上記開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、上記絞りの先端面より上記排気筒側へ5mm+上記開口部の開口径分だけ離れた下流位置までとされており、
上記上流位置は、上記バーナ排気部への接続部分を除いた上記筒状体の最下端部よりも上記排気筒側に配置される、
ラジアントチューブバーナにある。
上記ラジアントチューブバーナは、上記構成を有している。そのため、上記ラジアントチューブバーナにおける上記バーナ用部材では、絞りの先端部周辺を取り囲む筒周面領域に配置された開口部にて、燃焼排ガスが流れる空間の密閉系が終了する。そのため、上記ラジアントチューブバーナによれば、従来に比べ、気柱共鳴現象によるバーナの燃焼騒音を軽減することができる。また、上記ラジアントチューブバーナにおける上記バーナ用部材では、筒状の絞りの外周に隙間を設けて筒状体が配置されるので、二重管構造を形成することができ、上記開口部からベンチュリ効果により外気が吸引される。そのため、上記ラジアントチューブバーナによれば、開口部からの燃焼排ガスのリークも抑制しやすい。また、上記ラジアントチューブバーナによれば、比較的簡易な構造により、燃焼騒音を軽減させることができる。
実施例1のラジアントチューブバーナの断面を模式的に示した説明図である。 実施例1のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材の周辺を拡大して模式的に示した説明図である。 実施例1のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材を筒径方向から見て模式的に示した説明図である。 図2におけるIV−IV線断面図である。 バーナ用部材の開口部とバーナ排気部の絞りとの位置関係を説明するための説明図である。 実施例2のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材における、図4に対応する断面図(但し、切断位置は、絞りの先端面よりもバーナ排気部側)である。 実施例3のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材における、図4に対応する断面図(但し、切断位置は、絞りの先端面よりもバーナ排気部側)である。
上記ラジアントチューブバーナは、上記バーナ用部材を有する。上記バーナ用部材において、筒状体の筒径方向から見た上記筒周面領域の幅は、絞りの先端面よりバーナ排気部側へ5mm+開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、絞りの先端面より排気筒側へ5mm+開口部の開口径分だけ離れた下流位置までとされる。
上記上流位置よりもバーナ排気部側の筒周面に開口部が形成されると、燃焼排ガスが流れる空間の密閉度合が高くなるため、開口部を形成した意味が小さくなり、燃焼騒音の軽減効果が小さくなる傾向が見られる。一方、上記下流位置よりも排気筒側の筒周面に開口部が形成されると、開口部から燃焼排ガスが噴出しやすくなる傾向が見られる。上記構成によれば、上記筒周面領域の幅内に開口部が配置されることで、燃焼騒音の軽減効果と、開口部からの燃焼排ガスのリーク抑制効果とのバランスに優れたラジアントチューブバーナが得られる。
筒状体の筒径方向から見た上記筒周面領域の幅は、上記作用効果を確実なものとしやすくなる観点から、好ましくは、絞りの先端面よりバーナ排気部側へ3mm+開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、絞りの先端面より排気筒側へ3mm+開口部の開口径分だけ離れた下流位置まで、より好ましくは、絞りの先端面よりバーナ排気部側へ1mm+開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、絞りの先端面より排気筒側へ1mm+開口部の開口径分だけ離れた下流位置まで、さらにより好ましくは、絞りの先端面よりバーナ排気部側へ開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、絞りの先端面より排気筒側へ開口部の開口径分だけ離れた下流位置までとすることができる。
上記バーナ用部材において、開口部は、筒状体の筒径方向から見て、絞りの先端面と重複するように配置されている、または、絞りの先端面よりもバーナ排気部側に配置されている構成とすることができる。
この構成によれば、燃焼騒音の軽減効果と、開口部からの燃焼排ガスのリーク抑制効果とのバランスに優れたラジアントチューブバーナを確実なものとすることができる。
上記バーナ用部材は、開口部を複数有しており、各開口部は、筒状体の周方向に互いに離間して配置されている構成とすることができる。
この構成によれば、絞りの先端部周辺が複数の開口部で取り囲まれる。そのため、この構成によれば、燃焼騒音の軽減効果を確実なものとしやすいラジアントチューブバーナが得られる。
上記バーナ用部材において、開口部の数は、具体的には、例えば、2個以上8個以下とすることができる。
この構成によれば、絞りの先端部周辺を複数の開口部で取り囲みやすくなる。そのため、この構成によれば、燃焼騒音の軽減効果をより確実なものとしやすいラジアントチューブバーナが得られる。
上記バーナ用部材において、筒状体におけるバーナ排気部側の端部は、排気流路の出口側端部に着脱自在に接続可能に構成されているとともに、筒状体における排気筒側の端部は、排気筒の入口側端部に着脱自在に接続可能に構成されているとよい。
この構成によれば、上記バーナ用部材を有していない従来構造のバーナにおけるバーナ排気部と排気筒との間に、上記バーナ用部材を装着するだけで、上記作用効果を奏することが可能になる。
ジアントチューブバーナでは、燃焼排ガスがラジアントチューブ内を通ってくる。そのため、ラジアントチューブバーナでは、気柱共鳴現象による燃焼騒音が生じやすい。それ故、上記ラジアントチューブバーナによれば、燃焼騒音の軽減に有利なラジアントチューブバーナが得られる。
なお、上述した各構成は、上述した各作用効果等を得るなどのために必要に応じて任意に組み合わせることができる。
(実施例1)
実施例1のラジアントチューブバーナについて、図1〜図5を用いて説明する。図1〜図4に例示されるように、本例のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材1は、燃焼排ガスEが流れる排気流路80の出口側端部801における流路径を絞るための筒状の絞り81を備えたバーナ排気部8と、燃焼排ガスEを外部へ排気する排気筒9との間に設置される部材である。バーナ用部材1は、絞り81の外周に隙間を設けて配置される筒状体2と、筒状体2の筒周面に形成された少なくとも1つの開口部3とを有しており、開口部3は、絞り81の先端部周辺を取り囲む筒周面領域20内のいずれかに配置されている。
また、本例のラジアントチューブバーナ5は、燃焼排ガスEが流れる排気流路80の出口側端部801における流路径を絞るための筒状の絞り81を備えたバーナ排気部8と、燃焼排ガスEを外部へ排気する排気筒9と、バーナ排気部8と排気筒9との間に設置された上記バーナ用部材1とを有している。以下、これらを詳説する。
本例において、ラジアントチューブバーナ5は、シングルエンド型のものである。ラジアントチューブバーナ5は、具体的には、バーナボディ51と、ラジアントチューブ52と、ガスパイプ53と、バーナノズル54と、を有している。
バーナボディ51は、その内部に燃焼用空気Aを流入させることが可能に構成されている。バーナボディ51の側面には、燃焼用空気Aを取り込むための給気口510と、バーナ排気部8とが設けられている。
ラジアントチューブ52は、バーナボディ51に連結されている。ラジアントチューブ52は、アウターチューブ521と、アウターチューブ521の内周側に設けられたインナーチューブ522とを備える二重管構造を有している。インナーチューブ522の基端部側は、バーナボディ51内部まで延びている。バーナボディ51に流入した燃焼用空気Aは、インナーチューブ522の基端部からチューブ内へ流入する。なお、アウターチューブ521は、熱処理炉の炉壁6の内側に配設され、バーナボディ51は、炉壁6の外側に配設される。
ガスパイプ53は、ラジアントチューブ52におけるインナーチューブ522の内周側に配置されている。ガスパイプ53内には、外部の燃料ガス源(不図示)から燃料ガスFが供給される。ガスパイプ53内には、スパークロッド55が挿通されている。なお、ガスパイプ53内において、スパークロッド55は、絶縁材料によって保護されている。
バーナノズル54は、ガスパイプ53の先端部に着脱自在に接続されている。バーナノズル54内には、スパークロッド55のロッド先端部551が突出している。バーナノズル54の内周面には、アース電極棒541が1本突設されている。本例では、スパークロッド55に電圧を印加し、ロッド先端部551からアース電極棒541へスパークを飛ばすことにより、燃焼用空気Aと燃料ガスFとの混合気に着火して火炎を形成可能とされている。なお、図示はしないが、バーナノズル54の基端部側に設けられたテーパー面部には、インナーチューブ522内を流れる燃焼用空気Aの一部をバーナノズル54の内側に取り込むための孔部が複数形成されている。
インナーチューブ522とアウターチューブ521との間の空間は、燃焼用空気Aと燃料ガスFとの混合気の燃焼によって生じた燃焼排ガスEを流す排気流路80とされている。排気流路80は、バーナボティ51内部まで延びるとともに、バーナボディ51の側面からバーナボディ51の外部に引き出されている。本例では、この排気流路80の出口側端部801に筒状の絞り81が設けられている。絞り81の流路径は、絞り81よりも上流側の排気流路80の流路径より小さく設定されている。つまり、絞り81の流路断面積は、絞り81よりも上流側の排気流路80の流路断面積より小さく設定されている。
絞り81は、具体的には、基部811と、基部811から突出する筒部812とを有している。基部811の外径は、排気流路80の出口側端部801の内径よりも小さく形成されている。基部811の外周面には、雄螺子811aが形成されている。基部811の雄螺子811aは、排気流路80の出口側端部801の内周面に形成された雌螺子801aに螺合されている。
バーナ用部材1において、筒状体2におけるバーナ排気部8側の端部は、排気流路80の出口側端部801に着脱自在に接続可能に構成されている。本例では、具体的には、筒状体2におけるバーナ排気部8側の端部の筒周面に雄螺子21aが形成されている。そして、本例では、筒状体2におけるバーナ排気部8側の端部に形成された雄螺子21aが、上述した排気流路80の出口側端部801の内周面に形成された雌螺子801aに螺合されている。なお、バーナ用部材1の筒状体2の軸心と、筒状の絞り81の軸心とは一致している。また、筒状体2の筒径は、絞り81の筒径よりも大きく形成されており、これにより、筒状体2の内周面と絞り81の筒部812の外周面との間に隙間が形成されている。したがって、絞り81の先端面810よりもバーナ排気部8側では、バーナ用部材1の筒状体2の内側に配置された絞り81と、絞り81の外側に配置された筒状体2の一部とによって二重管構造が形成されている。但し、絞り81の軸方向の長さは、筒状体2の軸方向の長さよりも小さく設定されている。そのため、絞り81の先端面810は、筒状体2の両端面間に配置されている。
また、バーナ用部材1において、筒状体2における排気筒9側の端部は、排気筒9の入口側端部90に着脱自在に接続可能に構成されている。本例では、具体的には、筒状体2における排気筒9側の端部の筒周面に雄螺子21bが形成されている。また、排気筒9の入口側端部90の内周面に雌螺子90bが形成されている。そして、本例では、筒状体2における排気筒9側の端部に形成された雄螺子21bが、排気筒9の入口側端部90の内周面に形成された雌螺子90bに螺合されている。なお、上述した雄螺子と雌螺子の関係は、反対の関係とすることも可能である。
バーナ用部材1は、筒状体2の筒周面に少なくとも1つの開口部3を有している。本例では、筒状体2の筒周面に、4個の開口部3を有する例が図示されている。また、各開口部3は、筒状体2の周方向に互いに離間して配置されている。各開口部3間の間隔は、具体的には、等間隔とされている。
バーナ用部材1において、開口部3は、いずれも、絞り81の先端部周辺を取り囲む筒周面領域20内のいずれかに配置されている。ここで、開口部3が配置される筒周面領域20の幅は、図5に示されるように、筒状体2の筒径方向から見て、絞り81の先端面810よりバーナ排気部8側へ5mm+開口部3の開口径分(開口部1つ分)だけ離れた上流位置201から、絞り81の先端面810より排気筒側へ5mm+開口部3の開口径分(開口部1つ分)だけ離れた下流位置202までとされている。本例では、具体的には、図2に示されるように、筒周面領域20内で、開口部3は、絞り81の先端面810と重複するように配置されている例が示されている。
次に、本例のラジアントチューブバーナ5の作用効果について説明する。
本例のラジアントチューブバーナ5は、上記構成を有している。そのため、本例のラジアントチューブバーナ5では、絞り81の先端部周辺を取り囲む筒周面領域20に配置された開口部3にて、燃焼排ガスEが流れる空間の密閉系が終了する。そのため、本例のラジアントチューブバーナ5によれば、従来に比べ、気柱共鳴現象によるバーナの燃焼騒音を軽減することができる。また、本例のラジアントチューブバーナ5では、筒状の絞り81の外周に隙間を設けて筒状体2が配置されるので、二重管構造を形成することができ、開口部3からベンチュリ効果により外気が吸引される。そのため、本例のラジアントチューブバーナ5によれば、開口部3からの燃焼排ガスEのリークも抑制しやすい。また、本例のラジアントチューブバーナ5によれば、比較的簡易な構造により、燃焼騒音を軽減させることができる。
(実施例2)
実施例2のラジアントチューブバーナについて、図6を用いて説明する。
図6に例示されるように、本例のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材1では、絞り81の先端部周辺を取り囲む筒周面領域20に配置された開口部3の数が6個とされている。また、開口部3は、筒状体2の筒径方向から見て、絞り81の先端面810よりもバーナ排気部8側に配置されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
本例によっても、実施例1と同様の作用効果が得られる。
(実施例3)
実施例3のラジアントチューブバーナについて、図7を用いて説明する。
図7に例示されるように、本例のラジアントチューブバーナが備えるバーナ用部材1では、絞り81の先端部周辺を取り囲む筒周面領域20に配置された開口部3の数が8個とされている。その他の構成は、実施例2と同様である。
本例によっても、実施例1と同様の作用効果が得られる。
<実験例>
以下、上記バーナ用部材を備えるラジアントチューブバーナを、実験例を用いてより具体的に説明する。
−実験例1−
バーナ排気部と排気筒との間にバーナ用部材を装着したラジアントチューブバーナR1を構成した。但し、バーナ排気部における絞りの先端内径は18mm、絞りの先端外径は22mmとした。また、バーナ用部材における筒状体の内径は36mm、開口部の開口径は16mm、開口部の数は4個とした。なお、各開口部は、筒状体の周方向に互いに離間して等間隔で配置した。また、各開口部は、筒状体の筒径方向から見て、絞りの先端面よりもバーナ排気部側に配置した。
一方、比較として、バーナ排気部と排気筒との間にバーナ用部材を装着することなく、バーナ排気部と排気筒とを直接接続し、ラジアントチューブバーナR2を構成した。
各ラジアントチューブバーナにおける排気筒の出口側端部から50cm離れた位置で、騒音値を測定した。その結果、ラジアントチューブバーナR1の騒音値は、75dB〜80dBであった。これに対し、ラジアントチューブバーナR2の騒音値は、90dBであった。
この結果から、ラジアントチューブバーナR1によれば、従来のラジアントチューブバーナR2に比べ、燃焼騒音を軽減させることが可能であることが確認された。
−実験例2−
実験例1のラジアントチューブバーナR1において、バーナ用部材の開口部の形成位置を軸方向で変化させることにより、絞り先端面に対する開口部の形成位置の影響を調査した。
その結果、筒状体の筒径方向から見て、絞りの先端面よりバーナ排気部側へ5mm+開口部の開口径分だけ離れた上流位置よりもさらに上流側に開口部を形成した場合には、燃焼騒音の軽減効果が小さくなる傾向が見られた。また、絞りの先端面より排気筒側へ5mm+開口部の開口径分だけ離れた下流位置よりもさらに下流側に開口部を形成した場合には、開口部から燃焼排ガスが噴出しやすくなる傾向が見られた。
このことから、開口部が形成される筒周面領域の幅は、上記上流位置から上記下流位置までとすることが好ましいことが確認された。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例、実験例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、シングルエンド型のラジアントチューブバーナを用いて説明したが、上記バーナ用部材は、他にも、U型、W型等の異なる形式のラジアントチューブバーナにも適用することが可能である
1 バーナ用部材
2 筒状体
20 筒周面領域
3 開口部
5 ラジアントチューブバーナ
8 バーナ排気部
80 排気流路
801 出口側端部
81 絞り
9 排気筒
E 燃焼排ガス
A 燃焼用空気
F 燃料ガス

Claims (1)

  1. 燃焼排ガスが流れる排気流路の出口側端部における流路径を絞るための筒状の絞りを備えたバーナ排気部と、上記燃焼排ガスを外部へ排気する排気筒と、上記バーナ排気部と上記排気筒との間に設置されバーナ用部材と、を有するラジアントチューブバーナであって、
    上記バーナ用部材は、
    上記絞りの外周に隙間を設けて配置される筒状体と、
    上記筒状体の筒周面に形成された少なくとも1つの開口部と、を有しており、
    上記開口部は、上記絞りの先端部周辺を取り囲む筒周面領域内のいずれかに配置されており、
    上記筒状体の筒径方向から見た上記筒周面領域の幅は、上記絞りの先端面より上記バーナ排気部側へ5mm+上記開口部の開口径分だけ離れた上流位置から、上記絞りの先端面より上記排気筒側へ5mm+上記開口部の開口径分だけ離れた下流位置までとされており、
    上記上流位置は、上記バーナ排気部への接続部分を除いた上記筒状体の最下端部よりも上記排気筒側に配置される、
    ラジアントチューブバーナ
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