JP6621625B2 - 基板実装用コネクタ固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、基板実装用コネクタを回路基板に固定する基板実装用コネクタ固定構造に関する。
従来、基板実装用コネクタを回路基板に固定する基板実装用コネクタ固定構造としては、基板実装用コネクタのコネクタハウジング内に端子の一端側を接続相手コネクタに接続可能に収容しつつ、該端子の他端側を回路基板に実装する位置に配置するようにコネクタハウジングを固定部材によって回路基板に固定するものがある。
例えば、特許文献1には、固定金具(固定部材)をプリント回路基板(回路基板)に半田付けによって固定する基板実装用コネクタ固定構造が記載されている。
特許文献1に記載された基板実装用コネクタ固定構造は、コネクタハウジングの両側部に設けた装着溝に固定部材を圧入によって容易に取り付けることができるようになっており、この固定部材によって、基板実装用コネクタへの接続相手コネクタの嵌合時に、基板実装用コネクタに対して接続相手コネクタの押し込み方向に外力が付加された場合であってもコネクタハウジングのガタツキが抑えられるようになっている。
特許4470968号公報
しかしながら、特許文献1に記載された基板実装用コネクタ固定構造は、コネクタハウジングの両側部に設けた固定部材の回路基板への固定部分がコネクタハウジングの側方に張り出すように形成されるので、回路基板上の配置スペースが大きくなってしまうという問題があった。
ところで、基板実装用コネクタ固定構造は、コネクタハウジングをカバーで覆う仕様のものがある。このような仕様では、コネクタハウジングにカバーの取り付け部分を確保するため、コネクタハウジングの嵌合口を高めに調整する。これにより、基板実装用コネクタに嵌合した接続相手コネクタのコネクタハウジングの嵌合側端部と、回路基板との間にスペースが生まれる。
しかしながら、このようなスペースは、接続相手コネクタのコネクタハウジングの下方に隠れたスペースであり、利用し難いため、無駄スペースとなっているため、固定部材によって回路基板上にスペース効率よくコネクタハウジングを固定しているとはいえなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、固定部材によって回路基板上にスペース効率よくコネクタハウジングを固定することができるとともに、固定部材をコネクタハウジングに圧入することによって容易に取り付けることができ、しかも、基板実装用コネクタに対して接続相手コネクタの押し込み方向に外力が付加された場合であってもコネクタハウジングのガタツキが抑えることができる基板実装用コネクタ固定構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る基板実装用コネクタ固定構造は、基板実装用コネクタのコネクタハウジング内に端子の一端側を接続相手コネクタに接続可能に収容しつつ、該端子の他端側を回路基板に実装する位置に配置するように前記コネクタハウジングを固定部材によって前記回路基板に固定する基板実装用コネクタの固定構造において、前記固定部材は、一端側に前記コネクタハウジングの前記回路基板に対向する面となる基板対向面に固定する部分となるハウジング側固定部、他端側に前記コネクタハウジングの嵌合側端部から前記接続相手コネクタと前記回路基板との間に入り込むように突出して前記回路基板に固定する部分となる基板側固定部と、を有し、前記コネクタハウジングは、前記ハウジング側固定部を嵌合方向で前記コネクタハウジングの内方側から嵌合口側に向けて圧入する被圧入部と、前記ハウジング側固定部の一部が前記被圧入部への圧入方向終端位置で突き当たる面である被突き当て面と、を含んで前記ハウジング側固定部を固定する圧入固定部を前記基板対向面上に有し、前記ハウジング側固定部は、前記被圧入部に圧入する部分となる圧入部と、前記圧入部の圧入方向前端縁面に前記被突き当て面に突き当てるように形成した突き当て面と、を有し、前記基板実装用コネクタへの前記接続相手コネクタの嵌合時に、前記基板実装用コネクタに対して前記接続相手コネクタの押し込み方向に外力が付加された場合、前記突き当て面と前記被突き当て面とが当接し、前記固定部材は、前記ハウジング側固定部より圧入方向前側に前記基板側固定部が前記ハウジング側固定部に対して段差を付けるように連続して形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る基板実装用コネクタ固定構造は、前記固定部材が前記ハウジング側固定部を前記コネクタハウジングの前記基板対向面に固定し、前記接続相手コネクタと前記回路基板との間に入り込むように突出した前記基板側固定部を前記回路基板に固定しているので、前記基板実装用コネクタに嵌合した前記接続相手コネクタと、前記回路基板との間のスペースを利用して前記固定部材が前記コネクタハウジングの側方に張り出すことなく前記コネクタハウジングを前記回路基板に固定することができるようになっているので、固定部材によって回路基板上にスペース効率よくコネクタハウジングを固定することができ、前記固定部材が前記圧入部を前記コネクタハウジングの前記被圧入部に圧入するだけで容易に前記コネクタハウジングに取り付けることができ、しかも、前記固定部材の前記突き当て面が前記コネクタハウジングへの位置決め機能、さらには、前記基板実装用コネクタへの前記接続相手コネクタの嵌合時に、前記コネクタハウジングに前記接続相手コネクタの押し込み方向への力が付加されても、前記コネクタハウジングの前記被突き当て面が当接することによって、前記コネクタハウジングが前記接続相手コネクタの押し込み方向へ移動することを阻止する機能を有しているので、結果的に、前記固定部材によって前記回路基板上にスペース効率よく前記コネクタハウジングを固定することができるとともに、前記固定部材を前記コネクタハウジングに圧入することによって容易に取り付けることができ、しかも、前記基板実装用コネクタに対して接続相手コネクタの押し込み方向に外力が付加された場合であっても前記コネクタハウジングのガタツキが抑えることができる。
図1は、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造の斜視図である。 図2は、図1に示した基板実装用コネクタ固定構造の分解斜視図である。 図3は、(a)が基板実装用コネクタ固定構造を接続相手コネクタとの嵌合口から視た正面図であり、(b)が基板実装用コネクタ固定構造の上面図であり、(c)が基板実装用コネクタ固定構造の底面図であり、(d)が基板実装用コネクタ固定構造の側面図である。 図4は、図3(a)に示した基板実装用コネクタ固定構造のA−A線断面図である。 図5は、(a)がコネクタハウジングを端子の圧入側から視た正面図であり、(b)が(a)に示したコネクタハウジングの一方の被圧入溝周辺を拡大した図であり、(c)が(a)に示したコネクタハウジングのB−B線断面図である。 図6は、(a)から(d)にそれぞれ異なる方向から視た固定部材を示した図である。 図7は、固定部材をコネクタハウジングに取り付ける様子を示した図である。 図8は、複数の端子をコネクタハウジングに取り付ける様子を示した図である。 図9は、固定部材および複数の端子を組み付けたコネクタハウジングを回路基板に固定する様子を示した図である。 図10は、接続相手コネクタを基板実装用コネクタにコネクタ嵌合する様子を示した図である。 図11は、変形例1の基板実装用コネクタ固定構造を図7に対応するように示した図である。 図12は、変形例1の基板実装用コネクタ固定構造の一対の圧入突起周辺の断面図である。 図13は、図11に示した固定部材の斜視図である。 図14は、変形例2の基板実装用コネクタ固定構造を図7に対応するように示した図である。 図15は、変形例2の基板実装用コネクタ固定構造の一対の係止突起周辺の断面図である。 図16は、変形例の固定部材の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る基板実装用コネクタ固定構造の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1の斜視図である。図2は、図1に示した基板実装用コネクタ固定構造1の分解斜視図である。図3は、(a)が基板実装用コネクタ固定構造1を接続相手コネクタ200との嵌合口20aから視た正面図であり、(b)が基板実装用コネクタ固定構造1の上面図であり、(c)が基板実装用コネクタ固定構造1の底面図であり、(d)が基板実装用コネクタ固定構造1の側面図である。図4は、図3(a)に示した基板実装用コネクタ固定構造1のA−A線断面図である。図5は、(a)がコネクタハウジング20を端子40の圧入側から視た正面図であり、(b)が(a)に示したコネクタハウジング20の一方の被圧入溝33周辺を拡大した図であり、(c)が(a)に示したコネクタハウジング20のB−B線断面図である。図6は、(a)から(d)にそれぞれ異なる方向から視た固定部材10を示した図である。
本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1は、基板実装用コネクタ100のコネクタハウジング20内に端子の一端側40aを接続相手コネクタ200に接続可能に収容しつつ、端子40の他端側40bを回路基板PBに実装する位置に配置するようにコネクタハウジング20を固定部材10によって回路基板PBに固定する構造である。
まず、回路基板PBについて説明する。
回路基板PBは、例えば、プリント配線板によって実現する。この回路基板PBは、端子40の一部を挿通することによって端子40と電気的に接続するためのスルーホールTHを形成している。
なお、回路基板PBは、端子40の数に対応した複数のスルーホールTHを形成している。
また、回路基板PB上には、固定部材10の後述する基板側固定部12を固定する位置に半田付け用の半田をペーストしている。
次に、固定部材10について説明する。
固定部材10は、金属板に抜き打ち加工、曲げ加工等を施すことによって形成したものである。この固定部材10は、一端側にコネクタハウジング20の回路基板PBに対向する面となる基板対向面22aに固定する部分となるハウジング側固定部11を設け、かつ、他端側にコネクタハウジング20の嵌合側端部から接続相手コネクタ200と回路基板PBとの間に入り込むように突出して回路基板PBに固定する部分となる基板側固定部12を設けている。
なお、この実施例では、基板対向面22aは、後述する収容空間20bの底面を形成する底壁22の回路基板PB側の面である。
このような固定部材10は、嵌合方向に沿った断面形状が、ハウジング側固定部11と基板側固定部12とを連結部13を介して段差を付けるように連続したクランク形状をなしている。
ハウジング側固定部11は、コネクタハウジング20の後述する被圧入部32aに圧入する部分となる圧入部11bと、圧入部11bの圧入方向前端縁面に後述する被突き当て面32bに突き当てるように形成した突き当て面11cと、を有する。
より具体的には、ハウジング側固定部11は、コネクタハウジング20の基板対向面22aに略平行な面を形成したハウジング側固定本体部11aを有する。
圧入部11bは、一対の圧入片部11bbを有する。
一対の圧入片部11bbは、ハウジング側固定本体部11aの両端部から片状に突出するように形成した部分である。
基板側固定部12は、回路基板PBに略平行な面を形成した基板側固定本体部12aを有する。
この基板側固定部12は、基板側固定本体部12aを貫通する孔であり、かつ、孔内に半田Pを満たすことができる半田充填用貫通孔12bを形成している。
なお、半田Pは、基板側固定部12を半田付けによって回路基板PBに固定する際に用いるものであり、図1および図2に示すように、回路基板PB上にペーストしている。
この基板側固定部12は、ハウジング側固定本体部11aから二股に分かれて延びる連結部13、13のそれぞれに連接することによって対で設けるようになっている。
このため、一対の基板側固定部12、12の一方の基板側固定部12が回路基板PBから外れた場合であっても、残りの基板側固定部12が回路基板PBとの固定状態を維持することができるようになっている。
次に、コネクタハウジング20について説明する。
コネクタハウジング20は、絶縁性の合成樹脂からなる略直方体のブロック状をなし、接続相手コネクタ200との嵌合側となる面に嵌合口20aを形成し、この嵌合口20aから内方に向けて複数の端子40の一端側40aを収容するとともに、接続相手コネクタ200を嵌入するための収容空間20bを形成している。
このコネクタハウジング20の収容空間20bを形成する壁のうち、嵌合口20aに対向する壁が複数の端子40を保持するための端子保持壁21になっている。
この端子保持壁21は、複数の端子40を圧入して保持するための複数の端子圧入孔21aを形成している。
各端子圧入孔21aは、各端子40を接続相手コネクタ200の不図示の端子に接続するように端子40の一端側40aを端子保持壁21の内面から突出した状態で保持するようになっている。
なお、端子40は、図2に示すように、ピン状の導電部材をL字に屈曲した形状をなす。このような端子40は、一端側40aを嵌合口20aに向けつつ、他端側を回路基板PBのスルーホールTHへの挿通方向に向けた状態でコネクタハウジング20に保持される。
また、コネクタハウジング20は、基板対向面22aに固定部材10を固定する固定部30を設けている。
固定部30は、収容空間20bの底面を形成する底壁22を回路基板PBに対して間隔を隔てて配置している。
このため、固定部30は、基板対向面22aと回路基板PBとの間に空間を形成するように底壁22の両端を支える一対の脚部31、31を設けている。
また、固定部30は、固定部材10のハウジング側固定部11を圧入することによって固定する圧入固定部32を基板対向面22a上に設けている。
一対の脚部31、31は、例えば、コネクタハウジング20に嵌合口20aよりも下方部分を含めて不図示のカバーを装着することができるように底壁22の高さを調整するように脚の長さを調整している。
圧入固定部32は、ハウジング側固定部11を嵌合方向でコネクタハウジング20の内方側から嵌合口20a側に向けて圧入する被圧入部32aと、ハウジング側固定部11の一部が被圧入部32aへの圧入方向終端位置で突き当たる面である被突き当て面34と、を含んでハウジング側固定部11を固定する。
被圧入部32aは、一対の圧入片部11bb、11bbの各圧入片部11bbを圧入するように対で設けた被圧入溝33、33を有する。
各被圧入溝33は、各圧入片部11bbを適当な力で圧入することができるように、かつ、各圧入片部11bbに対して所定の保持力が得られるように、溝寸法を調整している。
より具体的には、被圧入溝33は、図5(b)に示すように、溝底面33aと、互いに対向する一対の溝対向面33bと、を有し、一対の溝対向面33b、33bの間隔Sが圧入片部11bbの板厚に比して僅かに小さくなるように調整している。
被突き当て面34は、被圧入部32aの圧入方向終端部に圧入方向に直交するように設けた面である。
より具体的には、一対の被圧入溝33、33の圧入方向終端部に圧入方向に直交するようにそれぞれ設けた面である。
このような圧入固定部32は、一対の被圧入溝33、33に一対の圧入片部11bb、11bbを圧入しながら各突き当て面11cが各被突き当て面34に突き当たるまで嵌め込むことによって、固定部材10をコネクタハウジング20の所定位置に固定することができるようになっている。
このため、固定部材10は、圧入部11bを被圧入部32aに圧入するだけで簡単にコネクタハウジング20に固定することができるようになっている。
なお、固定部材10の突き当て面11cは、固定部材10の位置決め機能を有するだけでない。
突き当て面11cは、接続相手コネクタ200を基板実装用コネクタ100にコネクタ嵌合する際に、コネクタハウジング20に接続相手コネクタ200の押し込み方向への外力が付加されても、コネクタハウジング20の被突き当て面34が当接することによって、コネクタハウジング20が接続相手コネクタ200の押し込み方向へ移動することを阻止する機能を有している。
すなわち、突き当て面11cは、コネクタハウジング20のガタツキを防止する機能も有する。
このような基板実装用コネクタ固定構造1は、固定部材10がハウジング側固定部11をコネクタハウジング20の基板対向面22aに固定し、接続相手コネクタ200と回路基板PBとの間に入り込むように突出した基板側固定部12を回路基板PBに固定しているので、図1に示すように、固定部材10がコネクタハウジング20の側方に張り出すことなくコネクタハウジング20を回路基板PBに固定することができるようになっている。
次に、図7−図10を用いて、基板実装用コネクタ固定構造1の組立手順について説明する。
図7は、固定部材10をコネクタハウジング20に取り付ける様子を示した図である。図8は、複数の端子40をコネクタハウジング20に取り付ける様子を示した図である。図9は、固定部材10および複数の端子40を組み付けたコネクタハウジング20を回路基板PBに固定する様子を示した図である。図10は、接続相手コネクタ200を基板実装用コネクタ100にコネクタ嵌合する様子を示した図である。
なお、図7(b)は、コネクタハウジング20に取り付け完了した固定部材10を仮想線で示している。
まず、作業者は、固定部材10をコネクタハウジング20に取り付ける(図7参照)。 ここで、作業者は、固定部材10の一対の圧入片部11bb、11bbをコネクタハウジング20の一対の被圧入溝33、33に圧入しながら各突き当て面11cが各被突き当て面34に突き当たるまで嵌め込むことによって、固定部材10を所定位置に固定する。
作業者は、このように固定部材10を圧入するだけでコネクタハウジング20に容易に固定することができる。
しかも、固定部材10を圧入する方向が嵌合方向でコネクタハウジング20の内方側から嵌合口側に向けた方向であるため、次の作業工程となる端子40の取り付け作業とコネクタハウジング20の向きを等しくして作業を行うことができる。これにより、コネクタハウジング20の向きを変えずに次の作業工程に移ることができるので作業効率が良くなっている。
その後、作業者は、コネクタハウジング20に複数の端子40を取り付ける(図8参照)。ここで、作業者は、各端子40を対応する端子圧入孔21aに圧入することによってコネクタハウジング20に固定する。
その後、作業者は、固定部材10および複数の端子40を取り付けたコネクタハウジング20を回路基板PBに固定する(図9参照)。ここで、作業者は、複数の端子40の端部を対応するスルーホールTHに挿通するように、かつ、固定部材10の基板側固定部12が回路基板PB上にペーストした半田Pの上に載るように位置合わせしながらコネクタハウジング20を回路基板PB上に位置決め配置する。
その後、半田Pが溶融する温度の熱を半田Pに与えることによって、半田Pを溶融し、溶融した半田Pを冷却固化することによって、基板側固定部12を回路基板PBに半田付けする。
これにより、半田Pは、基板側固定部12の回路基板側の面と回路基板PBとの間だけでなく、基板側固定本体部12aを貫通する半田充填用貫通孔12bに充填された状態で固化するので、固定部材10と回路基板PBとをより強く結合している。
ここまでの作業工程で基板実装用コネクタ固定構造1の組立作業が完了し、接続相手コネクタ200を収容空間20b内に嵌入することによって基板実装用コネクタ100にコネクタ嵌合することができる(図10参照)。
本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1は、固定部材10がハウジング側固定部11をコネクタハウジング20の基板対向面22aに固定し、接続相手コネクタ200と回路基板PBとの間に入り込むように突出した基板側固定部12を回路基板PBに固定しているので、基板実装用コネクタ100に嵌合した接続相手コネクタ200と、回路基板PBとの間のスペースを利用して固定部材10がコネクタハウジング20の側方に張り出すことなくコネクタハウジング20を回路基板PBに固定することができるようになっているので、固定部材10によって回路基板PB上にスペース効率よくコネクタハウジング20を固定することができ、固定部材10が圧入部11bをコネクタハウジング20の被圧入部32aに圧入するだけで容易にコネクタハウジング20に取り付けることができ、しかも、固定部材10の突き当て面11cがコネクタハウジング20への位置決め機能、さらには、基板実装用コネクタ100への接続相手コネクタ200の嵌合時に、コネクタハウジング20に接続相手コネクタ200の押し込み方向への外力が付加されても、コネクタハウジング20の被突き当て面34が当接することによって、コネクタハウング20が接続相手コネクタ200の押し込み方向へ移動することを阻止する機能を有しているので、結果的に、固定部材10によって回路基板PB上にスペース効率よくコネクタハウジング20を固定することができるとともに、固定部材10をコネクタハウジング20に圧入することによって容易に取り付けることができ、しかも、基板実装用コネクタ100に対して接続相手コネクタ200の押し込み方向に外力が付加された場合であってもコネクタハウジング20のガタツキが抑えることができる。
また、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1は、一つの固定部材10によってコネクタハウジング20を回路基板PBに固定するので、部品点数を少なく抑えることができる。
また、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1は、半田Pを、基板側固定本体部12aの回路基板PB側の面と回路基板PBとの間だけでなく、基板側固定本体部12aを貫通する半田充填用貫通孔12bに充填された状態で固化することができるので、固定部材10と回路基板PBとを半田付けによって強く結合することができる。
(変形例1)
次に、図11−図13を用いて、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1の変形例1について説明する。
図11は、変形例1の基板実装用コネクタ固定構造2を図7に対応するように示した図である。図12は、変形例1の基板実装用コネクタ固定構造2の一対の圧入突起15、15周辺の断面図である。図13は、図11に示した固定部材14の斜視図である。
この変形例1の基板実装用コネクタ固定構造2は、固定部材14がコネクタハウジング20の各被圧入溝33の一対の溝対向面33b、33bによって挟まれるだけでなく、一対の被圧入溝33、33の溝底面33aによっても挟まれることによってコネクタハウジング20に保持されるようになっている点で、実施例の基板実装用コネクタ固定構造1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例1の基板実装用コネクタ固定構造2は、固定部材14に一対の圧入突起15、15を設けている。
一対の圧入突起15、15の各圧入突起15は、一対の圧入片部11bb、11bbを一対の被圧入溝33、33に圧入した状態で、各圧入片部11bbから各被圧入溝33の溝底面33aに向けて突出するように形成している。
固定部材14は、図11(a)に示すように、一対の圧入突起15、15の頂点同士を結ぶ幅W1がコネクタハウジング20の一対の被圧入溝33、33の溝底面33aの間隔W2に比して僅かに大きくなるように寸法を調整している。
このため、固定部材14は、一対の圧入片部11bb、11bbを一対の被圧入溝33、33に圧入すると、各被圧入溝33によって各圧入片部11bbが板厚方向で挟まれるだけでなく、一対の圧入突起15、15の頂点を結ぶ幅方向で一対の被圧入溝33、33の溝底面33aによって挟まれるようになっている。
この変形例1の基板実装用コネクタ固定構造2は、実施例の基板実装用コネクタ固定構造1と同様の効果を奏するとともに、固定部材14がコネクタハウジング20の各被圧入溝33の一対の溝対向面33b、33bによって挟まれるだけでなく、一対の被圧入溝33、33の溝底面33aによっても挟まれるので、一対の被圧入溝33、33による固定部材14に対する保持力をさらに高めることができ、結果的に、コネクタハウジング20のガタツキ防止効果を高めることができる。
(変形例2)
次に、図14および図15を用いて、本発明の実施例に係る基板実装用コネクタ固定構造1の変形例2について説明する。
図14は、変形例2の基板実装用コネクタ固定構造3を図7に対応するように示した図である。図15は、変形例2の基板実装用コネクタ固定構造3の一対の係止突起17、17周辺の断面図である。
この変形例2の基板実装用コネクタ固定構造3は、コネクタ嵌合を解除するため、接続相手コネクタ200をコネクタハウジング23から引き抜く際に、接続相手コネクタ200の引き抜き方向にコネクタハウジング23が移動することを固定部材16によって阻止するようになっている点で、実施例の基板実装用コネクタ固定構造1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例2の基板実装用コネクタ固定構造3は、固定部材16に一対の係止突起17、17を設けるとともに、コネクタハウジング23に一対の係止突起17、17にそれぞれ係止する一対の弾性係止突起35、35を設けている。
一対の係止突起17、17の各係止突起17は、一対の圧入片部11bb、11bbを一対の被圧入溝33、33に圧入した状態で、各圧入片部11bbから各被圧入溝33の溝底面33aに向けて突出するように形成している。
各係止突起17は、固定部材16の圧入方向に直交し、コネクタハウジング23の対応する弾性係止突起35に当接することによって、コネクタハウジング23が接続相手コネクタ200の引き抜き方向に移動することを阻止する移動規制壁面17aを形成している。
一対の弾性係止突起35、35の各弾性係止突起35は、弾性変形を利用して対応する係止突起17に係止するようになっている。この一対の弾性係止突起35、35は、各被圧入溝33の圧入口側端部に設けている。
このような一対の弾性係止突起35は、一対の圧入片部11bb、11bbを一対の被圧入溝33、33に圧入する際、一対の係止突起17、17がのり越えるように弾性的に変形し、一対の係止突起17がのり越えた後に弾性的に復元することによって、一対の係止突起17、17を係止するようになっている。
この変形例2の基板実装用コネクタ固定構造2は、実施例の基板実装用コネクタ固定構造1と同様の効果を奏するとともに、接続相手コネクタ200の引き抜き方向にコネクタハウジング23が移動する外力が作用した場合、一対の係止突起17、17の各移動規制壁面17aが一対の弾性係止突起35、35に接触することによってコネクタハウジング23が接続相手コネクタ200の引き抜き方向に移動することを阻止することができ、結果的に、コネクタハウジング23のガタツキ防止効果を高めることができる。
なお、本発明の実施例および変形例1、2に係る基板実装用コネクタ固定構造1、2、3は、固定部材10、14、16を半田充填用貫通孔12bに半田Pを充填して回路基板PBに固定するものを例示したが、これに限らず、その他の固定方法によって固定してもよい。例えば、固定部材10、14、16を半田充填用貫通孔12bを形成せずに半田付けによって回路基板PBに固定してもよし、固定部材10、14、16を半田付けでなく、ネジ止めによって回路基板PBに固定してもよい。
また、本発明の実施例および変形例1、2に係る基板実装用コネクタ固定構造1、2、3は、固定部材10、14、16が一対の基板側固定部12、12によって回路基板PBに固定するものを例示したが、これに限らない。例えば、図16に示す固定部材18のように、一つの基板側固定部19によって回路基板PBに固定するようにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2、3 基板実装用コネクタ固定構造
10、14、16、18 固定部材
11 ハウジング側固定部
11a ハウジング側固定本体部
11b 圧入部
11bb 圧入片部
11c 突き当て面
12、19 基板側固定部
12a 基板側固定本体部
12b 半田充填用貫通孔
13 連結部
15 圧入突起
17 係止突起
17a 移動規制面
20、23 コネクタハウジング
20a 嵌合口
20b 収容空間
21 端子保持壁
21a 端子圧入孔
22 底壁
22a 基板対向面
30 固定部
31 脚部
32 圧入固定部
32a 被圧入部
33 被圧入溝
33a 溝底面
33b 溝対向面
34 被突き当て面
35 弾性係止突起
40 端子
40a 一端側
40b 他端側
100 基板実装用コネクタ
200 接続相手コネクタ
PB 回路基板
P 半田

Claims (1)

  1. 基板実装用コネクタのコネクタハウジング内に端子の一端側を接続相手コネクタに接続可能に収容しつつ、該端子の他端側を回路基板に実装する位置に配置するように前記コネクタハウジングを固定部材によって前記回路基板に固定する基板実装用コネクタの固定構造において、
    前記固定部材は、
    一端側に前記コネクタハウジングの前記回路基板に対向する面となる基板対向面に固定する部分となるハウジング側固定部、他端側に前記コネクタハウジングの嵌合側端部から前記接続相手コネクタと前記回路基板との間に入り込むように突出して前記回路基板に固定する部分となる基板側固定部と、を有し、
    前記コネクタハウジングは、
    前記ハウジング側固定部を嵌合方向で前記コネクタハウジングの内方側から嵌合口側に向けて圧入する被圧入部と、前記ハウジング側固定部の一部が前記被圧入部への圧入方向終端位置で突き当たる面である被突き当て面と、を含んで前記ハウジング側固定部を固定する圧入固定部を前記基板対向面上に有し
    前記ハウジング側固定部は、
    前記被圧入部に圧入する部分となる圧入部と、
    前記圧入部の圧入方向前端縁面に前記被突き当て面に突き当てるように形成した突き当て面と、を有し、
    前記基板実装用コネクタへの前記接続相手コネクタの嵌合時に、前記基板実装用コネクタに対して前記接続相手コネクタの押し込み方向に外力が付加された場合、前記突き当て面と前記被突き当て面とが当接し、
    前記固定部材は、
    前記ハウジング側固定部より圧入方向前側に前記基板側固定部が前記ハウジング側固定部に対して段差を付けるように連続して形成されている
    ことを特徴とする基板実装用コネクタ固定構造。
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