JP6621241B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送体が接続される受信用の光モジュールに関する。
従来、光ファイバーや光導波路などの光伝送体を用いた光通信には、面発光レーザー(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などの発光素子を備えた発信用の光モジュールや、光検出器(例えば、フォトダイオード)などの受光素子を備えた受信用の光モジュールが使用されている。発信用の光モジュールは、発光素子から出射された通信情報を含む光を、光伝送体の端面に入射させる光レセプタクルを有する。一方、受信用の光モジュールは、光伝送体から出射された通信情報を含む光を、受光素子の受光面に入射させる。
たとえば、特許文献1には、発光素子および検出素子が配置された光電変換装置と、発光素子と光伝送体の端面とを光学的に接続させる光レセプタクルとを有する発信用の光モジュールが記載されている。
特許文献1に記載の光モジュールは、光電変換装置および光レセプタクルを有する。光電変換装置は、基板上に発光素子および検出素子がワイヤーを用いたワイヤーボンディングで固定されている。光レセプタクルは、発光素子から出射された光を入射させる第1光学面と、光レセプタクルの内部を通る光を光伝送体の端面に向けて出射させる第2光学面と、第1光学面で入射した光を第2光学面に向けて反射する反射面と、反射面で反射した光を受光素子に向かうモニター光および光伝送体の端面に向かう信号光に分離する光分離部と、モニター光を検出素子に向けて出射させる第3光学面とを有する。
特許文献1に記載の光モジュールでは、発光素子から出射され、第1光学面で入射した光は、光分離部に向けて反射面で反射する。反射面で反射した光は、光分離部によって信号光およびモニター光に分離される。光分離部で分離された信号光は、光伝送体の端面に向けて第2光学面から出射される。一方、光分離部で分離されたモニター光は、検出素子の受光面に向けて第3光学面から出射される。
特開2013−137507号公報
特許文献1に記載の光モジュールを、受信用の光モジュールとして使用することも考えられる。たとえば、すべての発光素子を光検出器などの受光素子に換えることにより、特許文献1に記載の光モジュールを受信用の光モジュールとして使用することができる。
近年、受信用の光モジュールでは、通信速度の高速化により受光素子の受光面の面積が小さくなってきている。高速通信を行う受信用の光モジュールでは、受光素子の受光面における受信光の照射スポットを受光素子の受光面の面積より小さくして、全ての受信光を受光素子に到達させている。また、受光面における受信光の照射スポットを受光面の面積よりさらに小さくすることにより、光モジュールの製造工程における組み立て誤差を許容するトレランス幅を確保している。
しかしながら、受光面における受信光の照射スポットを小さくするためには、第1光学面および第2光学面を精度よく形成する必要がある。また、光モジュールの組み立て時においても精度よく組み立てなければならず、光モジュールの製造コストが増大してしまう。
また、受光面における受信光の照射スポットを小さくするためには、光レセプタクルの倍率βを大きくする必要がある。ここで「光レセプタクルの倍率β」は、光レセプタクル内を進行する光がコリメート光の場合、光伝送体の端面および第2光学面の間隔をD1とし、第1光学面および受光素子の受光面の間隔をD2とした場合、以下の式(1)で表すことができる。
β=D1/D2 (1)
光伝送体の端面および第2光学面の間隔D1は、規格化されている。したがって、前述の式(1)により、光レセプタクルの倍率βを高くするためには、第1光学面および受光素子の受光面の間隔D2を短くする必要がある。しかしながら、第1光学面および受光素子の受光面の間隔D2を短くしすぎると、第1光学面と受光素子を固定したワイヤーとが干渉してしまう。
このように、光レセプタクルの倍率βを高くすると、第1光学面とワイヤーとが干渉してしまうため、受光面における受信光の照射スポットを所定の大きさより小さくできない。この場合、受光面に対する受信光の照射スポットのトレランス幅が小さくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、安価、かつトレランス幅の大きい光モジュールを提供することである。
本発明に係る光モジュールは、1または2以上の受光素子を含む光電変換装置と、1または2以上の光伝送体が接続され、前記光伝送体の端面および前記受光素子の受光面を光学的に結合するための光レセプタクルと、を有する光モジュールであって、前記光レセプタクルは、前記光伝送体の前記端面から出射された光を入射させる、1または2以上の第1光学面と、前記第1光学面で入射した光を前記受光素子の前記受光面に向けて出射させる、1または2以上の第2光学面とを含み、前記受光素子の前記受光面を含む仮想平面上における前記第2光学面からの光の照射スポットの大きさは、当該受光面全体を包含しうる大きさである。
本発明によれば、安価、かつトレランス幅の大きい光モジュールを提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る光モジュールの断面図である。 図2は、受信光の光軸および受光面の中心軸の間隔と、結合効率との関係を示すグラフである。 図3A〜Cは、受光素子の受光面と、照射スポットとの位置関係を示す図である。 図4A〜Cは、受光素子の受光面と、照射スポットとの位置関係を示す図である。 図5Aは、光レセプタクルの倍率と、トレランス幅との関係を示すグラフであり、図5Bは、光レセプタクルの倍率と、最大結合効率との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(光モジュールの構成)
図1は、本発明の一実施の形態に係る光モジュール100の断面図である。なお、図1では、光レセプタクル120内の光路を示すために光レセプタクル120の断面へのハッチングを省略している。また、図1の一点鎖線は、受信光Lrの光軸LAを示しており、点線は、受信光Lrの外径を示している。
図1に示されるように、光モジュール100は、光電変換素子(受光素子112)を含む基板実装型の光電変換装置110と、光レセプタクル120とを有する。光モジュール100は、光レセプタクル120に光伝送体140がフェルールを介して接続された状態で使用される。
光伝送体140の種類は、特に限定されない。光伝送体140の例には、光ファイバー、光導波路などが含まれる。本実施の形態では、光伝送体140は、光ファイバーである。光ファイバーは、シングルモード方式であってもよいし、マルチモード方式であってもよい。光伝送体140の数は、特に限定されない。本実施の形態では、光伝送体140の数は、1本である。なお、光伝送体140の数が複数の場合、複数の光伝送体140は、1列に配置されていてもよく、2列以上に配列されていてもよい。
光電変換装置110は、基板111および受光素子112を有する。
基板111は、例えば、ガラスコンポジット基板やガラスエポキシ基板、フレキブシル基板などである。
受光素子112は、基板111上に配置されており、光伝送体140から出射された受信光Lrを受光する。受光素子112は、例えば、フォトダイオードである。受光素子112は、基板111上にワイヤー114を用いたワイヤーボンディングにより固定されている。なお、受光素子112の数は、特に限定されない。本実施の形態では、受光素子112の数は、1個である。なお、複数の光伝送体140が1列に配置されている場合には、光伝送体140と同じ数の受光素子112が1列に配置されていてもよい。さらに、光伝送体140が2列以上に配列されている場合には、受光素子112も同じ列数で配列されてもよい。
光レセプタクル120は、基板111上に配置されている。光レセプタクル120は、光電変換装置110と光伝送体140との間に配置された状態で、受光素子112の受光面113と光伝送体140の端面141とをそれぞれ光学的に結合させる。
(光レセプタクルの構成)
図1に示されるように、光レセプタクル120は、第1光学面121、反射面122および第2光学面123を有する。光レセプタクル120は、透光性を有し、光伝送体140の端面141から出射された受信光Lrを受光素子112の受光面113に向けて出射させる。光レセプタクル120は、光通信に用いられる波長の光に対して透光性を有する材料を用いて形成される。そのような材料の例には、ポリエーテルイミド(PEI)や環状オレフィン樹脂などの透明な樹脂が含まれる。また、光レセプタクル120は、例えば射出成形により製造される。
第1光学面121は、光伝送体140から出射された受信光Lrを屈折させながら光レセプタクル120の内部に入射させる光学面である。本実施の形態では、第1光学面121の形状は、光伝送体140に向かって凸状の凸レンズ面である。第1光学面121は、光伝送体140から出射された受信光Lrをコリメート光に変換させる。また、本実施の形態では、第1光学面121は、光レセプタクル120の正面に、光伝送体140の端面141に対向して配置されている。また、第1光学面121の平面視形状は、円形である。第1光学面121の中心軸CA1は、光伝送体140の端面141に対して垂直であることが好ましい。また、第1光学面121の中心軸CA1は、光伝送体140から出射された受信光Lrの光軸LAと一致することが好ましい。第1光学面121の数は、特に限定されない。本実施の形態では、第1光学面121の数は、1個である。なお、複数の光伝送体140が1列に配置されている場合には、光伝送体140と同じ数の第1光学面121が1列に配置されていてもよい。さらに、光伝送体140が2列以上に配列されている場合には、第1光学面121も同じ列数で配列されてもよい。
反射面122は、第1光学面121で入射した受信光Lrを第2光学面123に向けて反射させる光学面である。本実施の形態では、反射面122は、光レセプタクル120の天面側に配置されており、光レセプタクル120の天面から底面に向かうにつれて光伝送体140から離れるように傾斜している。本実施の形態では、反射面122の形状は、平面である。反射面122の傾斜角は、第1光学面121で入射した受信光Lrを第2光学面に向けて反射させることができれば、特に限定されない。本実施の形態では、反射面122の角度は、第1光学面121で入射した受信光Lrの光軸LAに対して45°である。
第2光学面123は、第1光学面121で入射し、反射面122で反射した受信光Lrを受光素子112の受光面113に向けて出射させる光学面である。本実施の形態では、第2光学面123の形状は、受光素子112の受光面113に向かって凸状の凸レンズ面である。第2光学面123は、光レセプタクル120の内部を進行した光を受光素子112の受光面113に向けて収束させる。また、本実施の形態では、第2光学面123は、光レセプタクル120の底面に、受光素子112の端面141に対向して配置されている。また、第2光学面123の平面視形状は、円形である。また、第2光学面123の中心軸CA2と受光素子112の受光面113の中心軸CA3とがなす角度は、特に限定されない。本実施の形態では、第2光学面123の中心軸CA2は、受光素子112の端面141に対して垂直となるように配置されている。第2光学面123の数は、特に限定されない。本実施の形態では、第2光学面123の数は、1個である。なお、複数の光伝送体140が1列に配置されている場合には、光伝送体140と同じ数の第2光学面123が1列に配置されていてもよい。さらに、光伝送体140が2列以上に配列されている場合には、第2光学面123も同じ列数で配列されてもよい。
本実施の形態に係る光レセプタクル120では、受光素子112の受光面113を含む仮想平面上における第2光学面123から出射された受信光Lrの照射スポットSは、受光面113全体を包含しうる大きさである。詳細は後述するが、これによりトレランス幅を大きくしている。このように、受光面113を含む仮想平面上における受信光Lrの照射スポットSが受光面113全体を包含するためには、第2光学面123および受光面113の間隔D2に対する、端面および第1光学面の間隔D1の割合(β=D1/D2)は、1.56未満にすることが好ましい。光レセプタクル120が所定の倍率βが1.56以上の場合、第2光学面123および受光面113の間隔D2が200μm未満となり、第2光学面123およびワイヤー114が干渉してしまうおそれがある。なお、第2光学面123および受光面113の間隔D2に対する、端面および第1光学面の間隔D1の割合(β=D1/D2)は、1.0超であることがより好ましい。光レセプタクル120の倍率βが、1.0以下の場合、最大結合効率が低くなってしまい、所望の性能を発揮できなくなってしまう。
(シミュレーション)
まず、光レセプタクル120の倍率βと、第2光学面123および受光素子112の受光面113の間隔との関係についてシミュレーションした。ここで、前述したように、光レセプタクルの倍率βは、光レセプタクル120内を進行する光がコリメート光の場合、光伝送体140の端面141および第1光学面121の間隔をD1とし、第2光学面123および受光素子112の受光面113の間隔をD2とした場合、以下の式(1)で表すことができる(図1参照)。
β=D1/D2 …(1)
前述したように、光モジュール100の光電変換装置110は、基板111上に受光素子112がワイヤーボンディングにより固定されている。本シミュレーションでは、光伝送体140の端面141および第1光学面121の間隔を350μmとし、光伝送体(光ファイバー)のコアの直径(以下、単に「コアの直径」ともいう)φ1を50μmとし、第1光学面121の開口数(NA)を0.2とし、光伝送体140の端面141から出射される受信光Lrの強度分布をガウシアン分布とした。また、受光素子112の受光面113の平面視形状は、円形とし、平面視したときの受光面113の直径φ2を32μmとした。
また、本シミュレーションでは、光レセプタクルの倍率βを、1.0、1.19、1.56、2.27、2.50とした。前述の式(1)を用いて、第2光学面123および受光素子112の受光面113の間隔D2を算出した(表1参照)。
一般的に、受光素子112をワイヤーボンディングにより基板111に固定すると、基板111の表面に対する法線方向において、基板111から最も離れたワイヤー114の位置(ワイヤー114の頂部)および受光素子112の受光面113の間隔D3(受光面113に対するワイヤー114の最大高さ;図1参照)は、150〜200μm程度となる。また、光モジュール100の組み立て時における第2光学面123とワイヤー114との干渉防止のため、受光素子112の受光面113および第2光学面123の間隔D2(図1参照)は、200〜250μm程度必要である。表1に示されるように、光レセプタクルの倍率βが1.56未満であれば、第2光学面123および受光素子112の受光面113の間隔D2が200μm超となる。よって、光レセプタクル120の倍率βが1.56未満であれば、従来のワイヤーボンディングにより受光素子112を基板111に固定することができるとともに、光モジュール100として組み立てた場合に第2光学面123および受光素子112の受光面113が干渉することがない。
次いで、光レセプタクル120の各倍率βについて、照射スポットSの直径φ3を算出した(表1参照)。なお、照射スポットSの直径φ3は、以下の式(2)により表すことができる。
照射スポットSの直径φ3=コアの直径φ1/光レセプタクルの倍率β …(2)
ここで、前述したように、コアの直径φ1=50μmであるため、前述の式(2)は、以下の式(3)となる。
照射スポットSの直径φ3(μm)=50(μm)/光レセプタクルの倍率β …(3)
表1に示されるように、光レセプタクル120の倍率βが1.56超であれば、照射スポットSの直径φ3が受光面の直径φ2(32μm)未満となり、照射スポットSは、受光面113全体により包含されうる。これにより、光レセプタクル120が適切な位置に配置されている場合は、光伝送体140から出射された全ての受信光Lrは、受光素子112の受光面113に受光されうることが分かる。
以上のことから、第2光学面123とワイヤーとの干渉を考慮すると、光レセプタクル120の倍率βは、1.56未満であることが好ましい。一方で、受光面113の直径φ2と照射スポットSの直径φ3との関係を考慮すると、光レセプタクル120の倍率βは、1.56超であることが好ましい。このように、従来の技術では、光レセプタクル120の倍率βと、受光面113の直径φ2と照射スポットSの直径φ3との関係とを満足することができなかった。そこで、本発明者らは、受信光Lrの結合効率と、組み立て時におけるトレランス幅に注目して、照射スポットSの直径φ3を受光面の直径φ2よりもあえて大きくすることを検討した。
本発明者らは、第2光学面123から出射された受信光Lrの光軸LAおよび受光面113の中心軸CA3の間隔と、結合効率との関係についてシミュレーションした。図2は、受信光Lrの光軸LAおよび受光面の中心軸CA3の間隔と、結合効率との関係を示すグラフである。図2の横軸は、受信光Lrの光軸LAおよび受光面の中心軸CA3の間隔(μm)を示しており、縦軸は、結合効率(dB)を示している。図2の実線は、倍率βが1.0の光レセプタクル120を用いた場合の結果を示しており、点線は、倍率βが1.19の光レセプタクルを用いた場合の結果を示しており、二点鎖線は、倍率βが1.56の光レセプタクル120を用いた場合の結果を示しており、一点鎖線は、倍率βが2.27の光レセプタクル120を用いた場合の結果を示しており、破線は、倍率βが2.5の光レセプタクルを用いた場合の結果を示している。
図3および図4は、受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示す図である。図3A〜Cは、受光面113の直径φ2に対して照射スポットSの直径φ3が小さい場合の受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示している。図4A〜Cは、受光面113の直径φ2に対して照射スポットSの直径φ3が大きい場合の受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示している。
図3および図4は、受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示す図である。図3A〜Cは、受光面113の直径φ2に対して照射スポットSの直径φ3が小さい場合の受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示している。図4A〜Cは、受光面113の直径φ2に対して照射スポットSの直径φ3が大きい場合の受光素子112の受光面113と、照射スポットSとの位置関係を示している。
図2および図3A〜Cに示されるように、光レセプタクル120の倍率βが大きくなる(受光面の直径φ2に対する照射スポットSの直径φ3が小さくなる)につれて、最大結合効率が大きくなることが分かった。
図2および図3A〜Cに示されるように、また、光レセプタクル120の倍率βが大きくなるにつれて、最大結合効率は高くなるが、受光面113の中心軸と受信光Lrの光軸LAとの距離が離れたときの結合効率の減少幅が大きいことがわかった。
図2および図4A〜Cに示されるように、光レセプタクル120の倍率βが小さくなるにつれて、最大結合効率は小さくなるが、受光面113の中心軸と受信光Lrの光軸LAとの距離が離れたときの結合効率の減少幅は小さいことがわかった。言い換えれば、最大結合効率を許容することができれば、受光素子112の受光面113に対して照射スポットSが大きい光モジュール100は、受光面113の中心軸CA3および受信光Lrの光軸LAの間隔が長くなっても適切に機能することを示している。これは、光モジュール100の組み立て時におけるトレランス幅が大きいことを示している。
Figure 0006621241
図5Aは、光レセプタクル120の倍率と、トレランス幅との関係を示すグラフであり、図5Bは、光レセプタクル120の倍率と、最大結合効率との関係を示すグラフである。図5A、Bの横軸は、光レセプタクル120の倍率を示している。また、図5Aの縦軸は、所定の結合効率を維持できる、受光面113の中心軸および受信光Lrの光軸LAの間隔(トレランス幅;μm)を示しており、図5Bの縦軸は、最大結合効率(dB)を示している。図5Aの黒丸シンボルは、最大結合効率−1dBを維持できる受光面113の中心軸および受信光Lrの光軸LAの間隔を示しており、白丸シンボルは、最大結合効率−2dBを維持できる受光面113の中心軸および受信光Lrの光軸LAの間隔を示しており、黒四角シンボルは、最大結合効率−3dBを維持できる受光面113の中心軸および受信光Lrの光軸LAの間隔を示している。
光モジュール100に使用される光レセプタクル120の倍率は、図5A、Bを参考にして決定することができる。光レセプタクル120の倍率は、必要とされる最大結合効率と、許容されるトレランス幅とのバランスにより決定すればよい。本実施の形態では、光モジュール100の組み立てを考慮して(表1参照)、光レセプタクル120の倍率は、1.56未満とした。また、最大結合効率を考慮すると、光レセプタクル120の倍率は、1.0超であるとした。このとき、「最大結合効率−3(dB)」のときのトレランス幅は、25μm超であって、かつ45μm未満であるため、光モジュール100の組み立ても容易である。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る光モジュール100では、受光素子112の受光面113を含む仮想平面上における第2光学面123からの出射光の照射スポットSの大きさは、受光面113全体を包含しうる大きさであるため、トレランス幅を大きくすることができる。これにより、光モジュール100の組み立て工程において、受信光Lrの光軸LAと受光面113の中心軸CA3とが位置ズレした場合であっても、製品性能を維持しつつ、容易に組み立てることができる。また、本実施の形態に係る光レセプタクル120は、従来品以上の精度を必要としないため、安価に製造されうる。
なお、本実施の形態では、反射面122上に反射膜を有しない光レセプタクル120について説明したが、反射面122上に光反射率が高い金属(例えば、Al,Ag,Auなど)の薄膜などの反射膜を形成してもよい。部品点数の削減を優先させたい場合には、全反射面のみを利用した構成を採用することが好ましい。
本発明に係る光モジュールは、例えば光伝送体を用いた光通信に有用である。
100 光モジュール
110 光電変換装置
111 基板
112 受光素子
113 受光面
120 光レセプタクル
121 第1光学面
122 反射面
123 第2光学面
140 光伝送体
141 端面
Lr 受信光

Claims (4)

  1. 1または2以上の受光素子を含む光電変換装置と、1または2以上の光伝送体が接続され、前記光伝送体の端面および前記受光素子の受光面を光学的に結合するための光レセプタクルと、を有する光モジュールであって、
    前記光レセプタクルは、前記光伝送体の前記端面から出射された光を入射させる、1または2以上の第1光学面と、前記第1光学面で入射した光を前記受光素子の前記受光面に向けて出射させる、1または2以上の第2光学面とを含み、
    前記受光素子と、前記光レセプタクルの第2光学面とは、直接対向するように配置されており、
    前記受光素子の前記受光面の大きさに対する、前記受光面を含む仮想平面上における前記第2光学面から出射される光の集光点における照射スポットの大きさは、1.0倍超かつ1.56倍未満である、
    光モジュール。
  2. 前記第2光学面および前記受光面の間隔D2に対する、前記端面および前記第1光学面の間隔D1の割合(D1/D2)は、1.56未満である、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記第2光学面および前記受光面の間隔D2に対する、前記端面および前記第1光学面の間隔D1の割合(D1/D2)は、1.0超である、請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記光レセプタクルは、前記第1光学面と前記第2光学面との間に配置され、前記第1光学面で入射した光を前記第2光学面に向けて反射させる反射面をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光モジュール。
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