JP6620970B2 - 巻回装置、蓄電素子の製造方法、及び蓄電素子 - Google Patents

巻回装置、蓄電素子の製造方法、及び蓄電素子 Download PDF

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Description

本発明は、電極を巻回する巻回装置、電極が巻回された電極体を備えた蓄電素子の製造方法、及び、前記電極体を備えた蓄電素子に関する。
正極板及び負極板を巻回することによって薄型非水電解液電池に用いられる巻回型の電極群を製造する方法が知られている(特許文献1参照)。具体的には、図12に示すように、シート状の正極板201及び負極板202をセパレータ203を介して重ね合わせ、これを平板巻芯204によって巻回し、前記セパレータ203の終端を粘着テープで固定した後、平板巻芯204を抜き取ることによって前記巻回型の前記電極群が形成される。
前記巻回型の電極群を形成するときに、平板巻芯204のような外周面における該平板巻芯204の扁平方向の両端部(湾曲部位)の曲率半径rを小さくし、これにより、該両端部を、積層された正極板201、負極板202及びセパレータ203(以下、単に「正極板201等」と称する。)に食い込ませて該正極板201等を位置決めすることにより、平板巻芯204によって正極板201等を巻回する際の巻ズレを防いでいた。
しかし、この場合、前記巻回された正極板201等に対し、平板巻芯204からの積層方向の力(積層方向の抗力)が曲率半径rの小さな前記湾曲部位(巻回方向における狭い範囲)からしか加わらないため、巻回方向の各位置における極間距離(正極板201と負極板202との間隔)が不均一になり易かった。
一方、図13に示すように、平板巻芯204の外周面における前記扁平方向の両端部(湾曲部位)の曲率半径rを大きくすることで、前記正極板201等に対して積層方向に力(平板巻芯204からの抗力)を加える部位(湾曲部位)の巻回方向における範囲を大きくし、これにより、巻回方向の各位置における極間距離を均一にすることが考えられる。
しかし、この場合、平板巻芯204の扁平方向の両端部が前記積層された正極板201等に食い込み難くなるため、該両端部による該正極板201等の位置決めが十分ではなく、巻ズレが生じ易くなる。
特開2001−160420号公報
そこで、本発明は、電極が巻回された電極体において、巻回方向の各位置における極間距離の均一化を図ると共に巻ズレ量のばらつきを抑制できる巻回装置、蓄電素子の製造方法、及び蓄電素子を提供することを課題とする。
本発明に係る巻回装置は、
電極が巻回される外周面であって、所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有し、且つ前記軸芯周りに回転可能な芯体と、
前記芯体を前記軸芯周りに回転させる回転駆動部と、を備え、
前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称若しくは略線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、を含み、
前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられる。
かかる構成によれば、外周面が第一湾曲面と第二湾曲面とを含むことで、外周面における扁平方向の両端部(第一湾曲面)の曲率を大きくして該両端部を積層される電極に食い込ませることができると共に、外周面において積層方向の力(抗力)を電極に対して加える湾曲面の巻回方向における範囲(第一湾曲面及び第二湾曲面が形成された範囲)が大きくなる。これにより、芯体を軸芯周りに回転させて電極を巻回し、電極体を形成することによって、巻回方向の各位置における極間距離を均一化できると共に巻ズレ量のばらつきを抑制できる。
前記巻回装置では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、(R/T)≦0.40を満たしてもよい。
かかる構成によれば、形成された電極体において、電極の巻ズレ量のばらつきを抑えることができる。ここで、巻ズレ量とは、電極体の電極が巻回されている部位における巻回中心(軸芯)方向の幅の最大値と最小値との差である。
前記巻回装置では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)を満たしてもよい。
かかる構成によれば、巻回によって積層された電極の第一湾曲面に対応する位置の電極間が該第一湾曲面に押されて小さくなり過ぎることが防がれ、これにより、形成された電極体における電極間抵抗の低下を抑えることができる。
前記巻回装置では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記一対の第二湾曲面のそれぞれは、円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記第二湾曲面の曲率半径Rとは、R<Rを満たすことが好ましい。
かかる構成によれば、第一湾曲面の曲率半径を小さくして、巻回によって積層された電極に該第一湾曲面をより食い込ませることで電極の巻ズレ量のばらつきをより効果的に抑えると共に、第二湾曲面の曲率半径を大きくして巻回方向における湾曲面(積層された電極に対して積層方向に力を加える部位)の範囲をより大きくすることで巻回方向の各位置における極間距離をより均一化できる。
また、本発明に係る蓄電素子の製造方法は、
所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体の前記外周面に電極を巻回することと、
前記巻回された電極を含む電極体をケース内に収容することと、を備え、
前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称若しくは略線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、を含み、
前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられる、
かかる構成によれば、外周面が第一湾曲面と第二湾曲面とを含むことで、外周面における扁平方向の両端部(第一湾曲面)の曲率を大きくして該両端部を積層される電極に食い込ませることができると共に、外周面において積層方向の力を電極に対して加える湾曲面の巻回方向における範囲(第一湾曲面及び第二湾曲面が形成された範囲)が大きくなる。これにより、芯体を軸芯周りに回転させて電極を巻回し、電極体を形成することによって、巻回方向の各位置における極間距離を均一化できると共に巻ズレ量のばらつきを抑制できる。
前記蓄電素子の製造方法では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、(R/T)≦0.40を満たしてもよい。
かかる構成によれば、巻ズレ量のばらつきの抑えられた電極体が得られる。
前記蓄電素子の製造方法では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)を満たしてもよい。
かかる構成によれば、巻回によって積層された電極の第一湾曲面に対応する位置の電極間が該第一湾曲面に押されて小さくなり過ぎることが防がれ、これにより、電極間抵抗の低下が抑えられた電極体が得られる。
また、本発明に係る蓄電素子は、
所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体、及び前記芯体の外周面に巻回される電極を有する電極体と、
前記電極体を収容するケースと、を備え、
前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称若しくは略線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、を含み、
前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられる。
かかる構成によれば、芯体に電極が巻回されて形成された電極体において、芯体の外周面が第一湾曲面と第二湾曲面とを含むことで、外周面における扁平方向の両端部(第一湾曲面)の曲率を大きくして該両端部を積層される電極に食い込ませることができると共に、外周面において積層方向の力を電極に対して加える湾曲面の巻回方向における範囲(第一湾曲面及び第二湾曲面が形成された範囲)が大きくなる。これにより、電極体では、巻回方向の各位置における極間距離が均一化されると共に巻ズレ量のばらつきが抑制されている。
前記蓄電素子では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、(R/T)≦0.40を満たしてもよい。
かかる構成によれば、芯体に電極が巻回されて形成された電極体において、電極の最大巻ズレ量のばらつきが抑えられている。
前記蓄電素子では、
前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)を満たしてもよい。
かかる構成によれば、巻回によって積層された電極の第一湾曲面に対応する位置の電極間が該第一湾曲面に押されて小さくなり過ぎることが防がれ、これにより、芯体に電極が巻回されて形成された電極体において、電極間抵抗の低下が抑えられている。
以上より、本発明によれば、電極が巻回された電極体において、巻回方向の各位置における極間距離の均一化を図ると共に巻ズレ量のばらつきを抑制できる巻回装置、蓄電素子の製造方法、及び蓄電素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る巻回装置の概略構成図である。 図2は、前記巻回装置の芯体の正面図である。 図3は、電極、セパレータ、及び電極体を説明するための斜視図である。 図4は、蓄電素子の製造方法のフローを示す図である。 図5は、前記蓄電素子の斜視図である。 図6は、前記蓄電素子の分解斜視図である。 図7は、巻ズレ量を説明するための図である。 図8は、他実施形態に係る芯体の正面図である。 図9は、他実施形態に係る芯体の正面図である。 図10は、他実施形態に係る芯体の正面図である。 図11は、他実施形態に係る芯体の正面図である。 図12は、従来の平板巻芯による正極板、負極板、セパレータの巻回状態を示す図である。 図13は、湾曲面の曲率半径を大きくした前記平板巻芯による正極板、負極板、セパレータの巻回状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
巻回装置は、図1及び図2に示すように、電極7等を搬送する搬送部2と、搬送部2によって搬送された電極7等を巻回する巻回部3と、を備える。本実施形態の搬送部2は、電極7とセパレータ8とを搬送し、巻回部3は、電極7とセパレータ8とを積層した状態で巻回する。この巻回装置1は、電極7とセパレータ8とを巻回して蓄電素子に用いられる電極体9を形成する(図3参照)。本実施形態の巻回装置1は、例えば、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池に用いられる電極体9を形成する。以下では、巻回装置1によって巻回される(巻き取られる)電極7及びセパレータ8について図3を参照しつつ説明した後、巻回装置1の各構成について具体的に説明する。
本実施形態の電極7は、正極71と負極72とを有する。
正極71は、帯状の金属箔711と、金属箔711の幅方向(短手方向)の端部を残して該金属箔711に積層される正極活物質層(活物質層)712と、を有する。本実施形態の金属箔711は、例えば、アルミニウム箔である。また、正極活物質層712を構成する正極活物質は、リチウム金属酸化物を含む。
負極72は、帯状の金属箔721と、金属箔721の幅方向(短手方向)の端部であって正極71とは反対側の端部を残して該金属箔721に積層される負極活物質層722と、を有する。本実施形態の金属箔721は、例えば、銅箔である。また、負極活物質層722を構成する負極活物質は、ソフトカーボン、ハードカーボン等の非晶質炭素を含む。
本実施形態のセパレータ8は、絶縁性を有する帯状の部材である。セパレータ8は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、ポリアミドなどの多孔質膜によって構成される。本実施形態の巻回装置1では二つのセパレータ8が用いられ、一方を第一セパレータ81、他方を第二セパレータ82とも称する。
以上の正極71、負極72、第一セパレータ81、及び、第二セパレータ82のそれぞれは、ロール状に巻回された状態で、巻回装置1に配置される(図1参照)。即ち、巻回装置1では、電極体9を形成するために、正極71のロール(正極ロール)R11と、負極72のロール(負極ロール)R12と、第一セパレータ81のロール(第一セパレータロール)R13と、第二セパレータ82のロール(第二セパレータロール)R14と、が配置される。
次に、巻回装置1の各構成について図1を参照しつつ詳細に説明する。
搬送部2は、巻回部3にセパレータ8を搬送するセパレータ搬送部4と、巻回部3に電極7を搬送する電極搬送部5と、を有する。この搬送部2は、セパレータ搬送部4によって搬送されたセパレータ8と電極搬送部5によって搬送された電極7とを重ね合わせて(即ち、異なる搬送経路で搬送された電極7及びセパレータ8を合流させて)巻回部3に供給する合流部10を有する。また、搬送部2は、合流部10と巻回部3との間にセパレータ切断部11を有する。
セパレータ搬送部4は、第一及び第二セパレータロールR13、R14から合流部10までセパレータ8を搬送する。本実施形態のセパレータ搬送部4は、二つのセパレータ搬送部(第一セパレータ搬送部41及び第二セパレータ搬送部42)を有する。各セパレータ搬送部41、42は、対応するセパレータロール(第一セパレータロールR13、第二セパレータロールR14)から合流部10までセパレータ8(第一セパレータ81、第二セパレータ82)を互いに異なる搬送経路で搬送する。第一及び第二セパレータ搬送部41、42のそれぞれは、複数の搬送ローラ6を有する。また、複数の搬送ローラ6に含まれる少なくとも一対の搬送ローラは、セパレータ8を合流部10に向けて送り出す(押し出す)第一送り出し機構61を構成する。本実施形態の第一送り出し機構61は、セパレータ8を一対の搬送ローラ6で挟み込んだ状態で送り出すニップローラである。本実施形態の第一及び第二セパレータ搬送部41、42は、合流部10において二つのセパレータ81、82が上下方向に重なるような搬送経路で各セパレータ81、82をそれぞれ搬送する。
電極搬送部5は、正極71を搬送する正極搬送部51と、負極72を搬送する負極搬送部52と、を有する。
正極搬送部51は、複数の搬送ローラ6と、所定の長さの正極71が合流部10に搬送されたときに該正極71を切断する正極切断部510と、を有し、正極ロールR11から合流部10まで正極71を搬送(案内)する。複数の搬送ローラ6のそれぞれは、正極71が所定の搬送経路を通って正極ロールR11から合流部10に向かうように配置されている。また、複数の搬送ローラ6に含まれる少なくとも一対の搬送ローラは、正極71を合流部10に向けて送り出す(押し出す)第二送り出し機構62を構成する。本実施形態の第二送り出し機構62は、正極71を一対の搬送ローラ6で挟み込んだ状態で送り出すニップローラである。
本実施形態の正極搬送部51は、複数の第二送り出し機構62を有し、合流部10において二つのセパレータ81、82の上に重なるような搬送経路で正極71を搬送する。
正極切断部510は、正極71を切断する正極切断刃を有する。この正極切断刃は、正極71の搬送経路において、合流部10と、この合流部10の上流において該合流部10の最も近くに配置されている第二送り出し機構62と、の間に配置される。
負極搬送部52は、複数の搬送ローラ6と、所定の長さの負極72が合流部10に搬送されたときに該負極72を切断する負極切断部520と、を有し、負極ロールR12から合流部10まで負極72を搬送(案内)する。複数の搬送ローラ6のそれぞれは、負極72が所定の搬送経路を通って負極ロールR12から合流部10に向かうように配置されている。また、複数の搬送ローラ6に含まれる少なくとも一対の搬送ローラは、負極72を合流部10に向けて送り出す(押し出す)第三送り出し機構63を構成する。本実施形態の第三送り出し機構63は、負極72を一対の搬送ローラ6で挟み込んだ状態で送り出すニップローラである。
本実施形態の負極搬送部52は、複数の第三送り出し機構63を有し、合流部10において二つのセパレータ81、82間に負極72が供給されるような搬送経路で該負極72を搬送する。
負極切断部520は、負極72を切断する負極切断刃を有する。この負極切断刃は、負極72の搬送経路において、合流部10と、この合流部10の上流において該合流部10の最も近くに配置されている第三送り出し機構63と、の間に配置される。
合流部10は、巻回部3への電極7(正極71、負極72)及びセパレータ8の搬送経路において、電極7同士、セパレータ8同士、又は、電極7とセパレータ8とを重ね合わす。本実施形態の合流部10は、正極71、第一セパレータ81、負極72、及び第二セパレータ82を重ね合わせ、巻回部3に送り出す。即ち、合流部10は、巻回装置1において、正極71の搬送経路と負極72の搬送経路と第一及び第二セパレータ81、82の各搬送経路とが合流する位置(部位)である。本実施形態の合流部10は、ピンチローラであり、正極搬送部51、負極搬送部52、第一セパレータ搬送部41、及び第二セパレータ搬送部42によって該ピンチローラに搬送された(送り込まれた)正極71、負極72、及びセパレータ8(第一及び第二セパレータ81、82)を重ね合わせ、巻回部3に送り出す。
セパレータ切断部11は、所定の長さのセパレータ8が巻回部3に搬送されたときに該セパレータ8を切断する。本実施形態のセパレータ切断部11は、重ね合わされた状態の第一及び第二セパレータ81、82を切断する。
巻回部3は、所定方向に延びる軸芯30周りに回転可能な芯体31と、芯体31を軸芯30周りに回転駆動する回転駆動部35と、を有する。
芯体31は、電極7が周囲に巻回される外周面32を有する。この芯体31は、軸芯30方向視において、扁平である(延びている)。本実施形態の芯体31は、合流部10において重ね合わされた(合流した)正極71、第一セパレータ81、負極72、及び第二セパレータ82、即ち、正極71、第一セパレータ81、負極72、及び第二セパレータ82の積層体を外周面32に巻き付ける(巻回する)。
外周面32は、軸芯30と直交する第一方向(図2に示す例では左右方向)に扁平である。具体的に、外周面32は、軸芯30を通って第一方向に延びる第一仮想線(仮想線)301の両端に設けられる一対の第一湾曲面321と、軸芯30方向視において、第一湾曲面321に接し且つ第一仮想線301を基準に線対称若しくは略線対称に延びる一対の仮想接線を、第一湾曲面321との共通接線305とする一対の第二湾曲面322と、を含む。この一対の第二湾曲面322は、第一方向における一対の第一湾曲面321間において該一対の第一湾曲面321のそれぞれと対応して二組設けられる。
また、外周面32は、軸芯30方向視において、第一湾曲面321と、該第一湾曲面321と対応する一対の第二湾曲面322とを一対の共通接線305方向にそれぞれ延びて接続する一対の第一接続面323と、一方(図2における左側)の第一湾曲面321に対応する第二湾曲面322と他方(図2における右側)の第一湾曲面321に対応する第二湾曲面322とを第一方向に延びて接続する一対の第二接続面324と、を有する。一対の第一接続面323は、一対の第一湾曲面321のそれぞれと対応して二組設けられる。
本実施形態の一対の第一湾曲面321のそれぞれは、第一仮想線301上に曲率中心を有する円弧面である。また、一方の第一湾曲面321に対応する一対の第二湾曲面322のそれぞれは、第一方向における一対の第一湾曲面321間において軸芯30及び第一方向と直交する第二方向に延びる第二仮想線302上に曲率中心を有する円弧面である。また、他方の第一湾曲面321に対応する一対の第二湾曲面322のそれぞれは、第一方向における一対の第一湾曲面321間において軸芯30及び第一方向と直交する第二方向に延びる第三仮想線303上に曲率中心を有する円弧面である。尚、本実施形態の外周面32では、第一方向(第一仮想線301上)において、一方の第一湾曲面321から第二仮想線302までの距離と、他方の第一湾曲面321から第三仮想線303までの距離とは同じであるが、これに限られず、異なっていてもよい。
また、外周面32において、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二湾曲面322の曲率半径Rとは、R<Rを満たしている。
本実施形態の芯体31では、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二方向における芯体31の寸法(厚さ)Tとの比(R/T)は、R/T≦0.40を満たす。また、第一湾曲面321の曲率半径Rと、芯体31の厚さTとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)を満たす。即ち、本実施形態の芯体31は、0.10≦(R/T)≦0.40を満たしている。
芯体31の外周面32では、通常、第一方向の長さLが35〜100mm、第二方向の厚さTが3〜20mm、第一接続面323の長さLが2〜20mm、第二接続面324の長さLが30〜95mm、軸芯30方向の長さが150〜300mmである。また、芯体31の外周面32では、通常、第一湾曲面321の曲率半径Rが0.2〜6mm、第二湾曲面322の曲率半径Rが1〜10mmである。本実施形態の外周面32では、第一方向の長さLが50〜60mm、第二方向の厚さTが6〜20mm、第一接続面323の長さLが1〜17mm、第二接続面324の長さLが9〜46mm、軸芯30方向の長さが150mmである。また、第一湾曲面321の曲率半径Rが0.4〜4mm、第二湾曲面322の曲率半径Rが3〜10mmである。
以上のように構成される巻回装置1は、以下のようにして電極7及びセパレータ8を巻回して電極体9を形成する。
正極ロールR11、負極ロールR12、第一セパレータロールR13、及び第二セパレータロールR14が、巻回装置1の所定位置に配置される。各ロールR11、R12、R13、R14から引き出された正極71、負極72、第一セパレータ81、及び第二セパレータ82は、各搬送部51、52、41、42の搬送経路を通って(図1参照)合流部10まで搬送される。このとき、第一セパレータ81及び第二セパレータ82が巻回部3に到達した後に正極71及び負極72が巻回部3に到達するように、各搬送部51、52、41、42が正極71、負極72、第一セパレータ81、及び第二セパレータ82を搬送する。
合流部10まで搬送された正極71、負極72、第一セパレータ81、及び第二セパレータ82は、合流部10において、正極71、第一セパレータ81、負極72、及び第二セパレータ82の順に並ぶように重ね合わされ、巻回部3(詳しくは、芯体31)まで送り出される。積層された正極71、負極72、第一セパレータ81、及び第二セパレータ82が芯体31まで到達すると、この状態で、巻回装置1は、回転駆動部35によって芯体31を軸芯30周りに回転させると共に、各搬送部51、52、41、42のニップローラ(送り出し機構)61、62、63をそれぞれ回転させる(駆動させる)。これにより、芯体31の周囲(外周面32)に、正極71、負極72、及び各セパレータ81、82が巻回される。
所定の長さの正極71と負極72とが芯体31によって巻回されると、正極切断部510と負極切断部520とにおいて正極71と負極72とが切断され、第一及び第二セパレータ81、82のみが合流部10に向けて搬送される。そして、正極71及び負極72の切断後に所定の長さの第一及び第二セパレータ81、82が芯体31によって巻回されると、セパレータ切断部11によって、重なった状態の第一及び第二セパレータ81、82が切断される。そして、この切断された第一及び第二セパレータ81、82の端部に対して端止めテープ等による端止めが行われると、正極71、負極72、第一セパレータ81、及び第二セパレータ82の巻回体が芯体31から取り外され、電極体9が完成する。
次に、以上のようにして形成された電極体9を用いた蓄電素子100の製造方法を図4〜図6も参照しつつ説明する。
上述のように、セパレータ81、82を介して正極71と負極72とが積層された状態で芯体31の外周面32に巻回されることで、電極体9が形成される(ステップS1)。
この電極体9は、図5及び図6に示すように、集電体105、外部端子104等と共に蓋板132に組み付けられ(ステップS2)、絶縁袋106に覆われた状態でケース本体131内に収容される。即ち、集電体105等が組み付けられた蓋板132がケース本体131の開口周縁部136に重ねられる。これにより、電極体9等がケース103内に収容される(ステップS3)。
そして、ケース本体131の開口周縁部136と蓋板132の周縁部とが重ねられた状態で溶接されることによって(ステップS4)、蓄電素子100が完成する。
以上の巻回装置1、蓄電素子100の製造方法に用いられる芯体31によれば、外周面32が第一湾曲面321と第二湾曲面322とを含むことで、外周面32における第一方向(扁平方向)の両端部(第一湾曲面321)の曲率を大きくして該両端部を積層される電極7に食い込ませることができると共に、外周面32において積層方向の力を電極7に対して加える湾曲面の巻回方向における範囲(第一湾曲面321及び第二湾曲面322が形成された範囲)が大きくなる。これにより、芯体31を軸芯30周りに回転させて電極7を巻回し、電極体9を形成することによって、巻回方向の各位置における極間距離を均一化できると共に巻ズレ量のばらつきを抑制できる。
本実施形態の芯体31では、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二方向における芯体31の寸法Tとの比(R/T)が、(R/T)≦0.40を満たしている。このため、形成された電極体9において、電極7の巻ズレ量のばらつきを抑えることができる。ここで、巻ズレ量とは、電極体9の電極7が巻回されている部位における巻軸方向の幅の最大値と最小値との差である。詳しくは、後述の実施例において説明する。
また、本実施形態の芯体31では、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二方向における芯体31の寸法Tとの比(R/T)が、0.10≦(R/T)を満たしている。このため、巻回によって積層された電極7の第一湾曲面321に対応する位置の電極7間が該第一湾曲面321に押されて小さくなり過ぎることが防がれる。これにより、形成された電極体9における電極間抵抗の低下を抑えることができる。
また、本実施形態の芯体31では、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二湾曲面322の曲率半径Rとが、R<Rを満たしている。このため、第一湾曲面321の曲率半径Rを小さくして該第一湾曲面321を巻回された電極7等により食い込ませることで電極7等の巻ズレ量のばらつきをより効果的に抑えると共に、第二湾曲面322の曲率半径Rを大きくして巻回方向における湾曲面(積層された電極7等に対して積層方向の抗力が働く部位)の範囲をより大きくすることで巻回方向の各位置における極間距離をより均一化できる。
ここで、上記実施形態の芯体31の効果を確認するために、上記実施形態の巻回装置1における巻芯の寸法を変更して、電極7及びセパレータ8の巻回を行った。その結果を、表1に示す。
Figure 0006620970
この結果から、0.10≦(R/T)≦0.40の範囲において、最大巻ズレ量及び電極間抵抗閾値以下発生率が抑えられていることが確認できる。
ここで、上記表1における最大巻ズレ量の求め方は、次の通りである。i)芯体31に巻回される電極7(正極71と負極72と)について、正極71の幅方向の端部と負極72の幅方向の端部との距離(幅)W(図7参照)を経時的に測定する。ii)電極7の巻回中に測定された幅Wの最大値と最小値との差を、その試料についての巻ズレ量とする。そして、iii)測定した複数の試料のうち「最も巻ズレ量の大きかった試料の巻ズレ量」と「最も巻ズレ量の小さかった試料の巻ズレ量」との差分を最大巻ズレ量とする。つまり、最大巻ズレ量が小さいことは、巻ズレ量のばらつきが小さいことを意味する。
また、電極間抵抗の閾値以下発生率の求め方は、次の通りである。i)正極71、負極72、セパレータ81、82を巻回して扁平形状の電極体9を形成した後、ケース103に収容、封口し、蓄電素子100を製造する。ii)蓄電素子100の正負の端子104間に所定の電圧を印加する。所定の電圧とは、セパレータ81、82の耐電圧の下限値(当該セパレータ81、82単体の状態で絶縁破壊が生じないことが確認された電圧のうち最も小さい値)とする。iii)端子104間に所定の電圧を印加しようとしても前記所定の電圧を印加できなかった場合、電極71、72間抵抗が閾値以下になったと判断する。iv)そして、検証した電極体の個数における閾値以下になった個数の割合を発生率として求める。v)ここで、「所定の電圧を印加できなかった場合」とは、電極71、72間の抵抗値が極端に小さく、端子104間に電圧を印加すると、すぐに電流値が大きくなって前記所定の電圧に達する前に電流値が測定できない程度に大きくなり、それ以上電圧を大きくできない状態である。
尚、本発明の巻回装置、蓄電素子の製造方法、及び蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態に係る芯体31の外周面32において、第一接続面323は、軸芯30方向視において、第一湾曲面321と第二湾曲面322との共通接線305方向に真っ直ぐ延びているが、この構成に限定されない。第一接続面323は、図8及び図9に示すように、共通接線305より内側(軸芯30側)に位置する面であってもよい。この場合、芯体31の外周面32に電極7及びセパレータ8が巻回されたときに第一接続面323が電極7等と接触しないため、該第一接続面323は、屈曲等していてもよい。
また、上記実施形態に係る芯体31の外周面32において、第二接続面324は、軸芯30方向視において、一方(図2における左側)の第一湾曲面321に対応する第二湾曲面322と他方(図2における右側)の第一湾曲面321に対応する第二湾曲面322との共通接線方向(第一方向)に真っ直ぐ延びているが、この構成に限定されない。第二接続面324は、図9に示すように共通接線306より内側(軸芯30側)に位置する面であってもよく、図10に示すように共通接線306より外側に位置する面(図10に示す例では膨出する湾曲面)等であってもよい。
また、上記実施形態に係る芯体31の外周面32において、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二湾曲面322の曲率半径Rとが、R<Rを満たしているが、この構成に限定されない。図8〜図10に示すように、第一湾曲面321の曲率半径Rと、第二湾曲面322の曲率半径Rとが、R=Rを満たしてもよく、図11に示すように、R>Rを満たしてもよい。
また、図8〜図11は、形状を視認し易いように、第二方向の寸法Tを誇張している(大きくしている)が、芯体31は、図8〜図11に示される第二方向の寸法Tを有していてもよい。
上記実施形態の芯体31の外周面32における第一湾曲面321及び第二湾曲面322は、円弧面であるが、この構成に限定されない。即ち、第一湾曲面321及び第二湾曲面322は、湾曲面であればよい。
上記実施形態の芯体31の外周面32は、軸芯30方向視において、第一仮想線301を中心に線対称の形状であるが、この構成に限定されない。例えば、外周面32は、軸芯30方向視において、軸芯30を中心にした回転対称の形状等であってもよい。
蓄電素子100は、芯体31を備える構成でもよい。即ち、芯体31をいわゆる巻芯としてこの周囲(外周面32)に電極7及びセパレータ8が巻回されることにより、電極体9が形成される構成でもよい。この場合、芯体31は、電極体9の一部(いわゆる巻芯)としてケース103内に収容される。また、この場合、巻回装置1は、芯体31を備えず、回転駆動部35から回転軸が突出した構成であり、この回転軸に芯体(電極体の巻芯を構成する芯体)31が着脱可能に取り付けられる。
また、蓄電素子100が芯体31を備える構成の場合、芯体31は、外周面32を有していれば、例えば、中空(即ち、外周面32に沿った内周面を有する形状)形状等であってもよい。
上記実施形態の巻回装置1では、芯体31が回転駆動部35に固定されているが、この構成に限定されない。芯体31は、回転駆動部35に着脱可能に取り付けられてもよい。この場合、取り外された芯体31が、電極体9の巻芯として用いられてもよい。
1…巻回装置、2…搬送部、3…巻回部、30…軸芯、31…芯体、32…外周面、301…第一仮想線、302…第二仮想線、303…第三仮想線、305…共通接線、306…共通接線、321…第一湾曲面、322…第二湾曲面、323…第一接続面、324…第二接続面、35…回転駆動部、4…セパレータ搬送部、41…第一セパレータ搬送部、42…第二セパレータ搬送部、5…電極搬送部、51…正極搬送部、510…正極切断部、52…負極搬送部、520…負極切断部、6…搬送ローラ、61…第一送り出し機構、62…第二送り出し機構、63…第三送り出し機構、7…電極、71…正極、711…金属箔、712…正極活物質層、72…負極、721…金属箔、722…負極活物質層、8…セパレータ、81…第一セパレータ、82…第二セパレータ、9…電極体、10…合流部、11…セパレータ切断部、100…蓄電素子、103…ケース、131…ケース本体、132…蓋板、136…開口周縁部、104…外部端子、105…集電体、106…絶縁袋、201…正極板、202…負極板、203…セパレータ、204…平板巻芯、R…第一湾曲面の曲率半径、R…第二湾曲面の曲率半径、R11…正極ロール、R12…負極ロール、R13…第一セパレータロール、R14…第二セパレータロール

Claims (7)

  1. 電極が巻回される外周面であって、所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有し、且つ前記軸芯周りに回転可能な芯体と、
    前記芯体を前記軸芯周りに回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線方向にそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径R と、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R /T)は、0.10≦(R /T)≦0.40を満たす、巻回装置。
  2. 電極が巻回される外周面であって、所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有し、且つ前記軸芯周りに回転可能な芯体と、
    前記芯体を前記軸芯周りに回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線より内側に位置するようにそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径R と、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R /T)は、0.10≦(R /T)≦0.40を満たす、巻回装置。
  3. 記一対の第二湾曲面のそれぞれは、円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記第二湾曲面の曲率半径Rとは、R<Rを満たす、請求項1又は2に記載の巻回装置。
  4. 所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体の前記外周面に電極を巻回することと、
    前記巻回された電極を含む電極体をケース内に収容することと、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線方向にそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)≦0.40を満たす、蓄電素子の製造方法。
  5. 所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体の前記外周面に電極を巻回することと、
    前記巻回された電極を含む電極体をケース内に収容することと、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線より内側に位置するようにそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)≦0.40を満たす、蓄電素子の製造方法。
  6. 所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体、及び前記芯体の外周面に巻回される電極を有する電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線方向にそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)≦0.40を満たす、蓄電素子。
  7. 所定方向に延びる軸芯と直交する第一方向に扁平な外周面を有する芯体、及び前記芯体の外周面に巻回される電極を有する電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、を備え、
    前記芯体の外周面は、前記軸芯を通って第一方向に延びる仮想線の両端に設けられる一対の第一湾曲面と、前記軸芯方向視において、前記第一湾曲面に接し且つ前記仮想線を基準に線対称に延びる一対の仮想接線を、前記第一湾曲面との共通接線とする一対の第二湾曲面と、前記第一湾曲面と該第一湾曲面に対応する一対の第二湾曲面とを前記一対の仮想接線より内側に位置するようにそれぞれ延びて接続する一対の接続面と、を含み、
    前記一対の第二湾曲面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ
    前記一対の接続面は、第一方向における前記一対の第一湾曲面間において該一対の第一湾曲面のそれぞれと対応して二組設けられ、
    前記第一湾曲面は、前記仮想線上に曲率中心を有する円弧面であり、
    前記第一湾曲面の曲率半径Rと、前記軸芯及び第一方向と直交する第二方向における前記芯体の寸法Tとの比(R/T)は、0.10≦(R/T)≦0.40を満たす、蓄電素子。
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