JP2022002167A - 蓄電素子、蓄電素子の製造方法 - Google Patents

蓄電素子、蓄電素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外装材の接合部を広くしながら、体積エネルギー密度を高める。【解決手段】蓄電素子1は、電極体5と、外装体30と、を備える。電極体5は、第1方向d1に積層された第1電極10及び第2電極20を有する。外装体30は、電極体5を収容する収容部35を形成する。外装体30は、第1方向d1に非平行な第2方向d2の一側における一側領域30aを含む。外装体30は、収容部35を形成する第1膨出部45を含む第1外装材40と、一側領域30aにおいて第1外装材40と接合されて接合部60を形成する第2外装材50と、を有する。接合部60は、一側領域30aにおいて複数の折り曲げ部70を有する。一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置し、第2方向d2において収容部35と当該接合部の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置する。【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電素子及び蓄電素子の製造方法に関する。
蓄電素子の一例として、例えば特許文献1で提案されているように、正極と負極とを交互に積層してなる積層型電池が広く普及している。積層型電池の一例として、リチウムイオン二次電池が例示される。リチウムイオン二次電池は、他の形式の積層型電池と比較して大容量であることを特徴の一つとしている。このような特徴を有するリチウムイオン二次電池は、今般、車載用途や定置住宅用途等の種々の用途での更なる普及を期待されている。
このような蓄電素子は、複数の電極を有する電極体を外装体に封入して用いられる。外装体は、例えば2つのフィルム状の外装材の周縁部を接合することで作製される。2つの外装材の接合された接合部に囲まれた収容部に、電極体が収容される。
特開2000−156208号公報
ところで、外装材の接合部の強度を高めて収容部の気密性を確保するため、蓄電素子において、外装材の接合部の幅を広くすることが求められている。一方、蓄電素子が占める体積あたりの当該蓄電素子が供給可能な電力量、いわゆる体積エネルギー密度を高めることが求められている。外装材の接合部には、電極体を収容することができないため、外装材の接合部を広くすると、体積エネルギー密度が低くなってしまう。すなわち、外装材の接合部を広くすることと、体積エネルギー密度を高めることとを両立させることは困難であった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、蓄電素子において、外装材の接合部を広くしながら、体積エネルギー密度を高めることを目的とする。
本発明の蓄電素子は、
第1方向に積層された第1電極及び第2電極を有する電極体と、
前記電極体を収容する収容部を形成する外装体と、を備え、
前記外装体は、前記第1方向に非平行な第2方向の一側における一側領域を含み、
前記外装体は、前記収容部を形成する第1膨出部を含む第1外装材と、前記一側領域において前記第1外装材と接合されて接合部を形成する第2外装材と、を有し、
前記接合部は、前記一側領域において複数の折り曲げ部を有し、
前記一側領域における前記接合部の先端部は、前記第1方向において前記収容部と重なって位置し、前記第2方向において前記収容部と当該接合部の前記第2方向における最も一側となる部分との間に位置する。
本発明の蓄電素子において、前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部であって、前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる第1折り曲げ部と、前記接合部を前記第2方向の他側且つ前記第1方向の他側に折り曲げる第2折り曲げ部と、を含んでもよい。
本発明の蓄電素子において、前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部を第2方向の一側且つ前記第1方向の一側に折り曲げる第3折り曲げ部をさらに含んでもよい。
本発明の蓄電素子において、前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記接合部は、前記一側領域のみに形成されていてもよい。
本発明の蓄電素子において、
前記外装体は、前記第2方向の他側における他側領域をさらに含み、
前記第1外装材と前記第2外装材とは、前記他側領域において接合されて接合部を形成し、
前記接合部は、前記他側領域において複数の折り曲げ部を有してもよい。
本発明の蓄電素子において、前記他側領域における前記接合部の先端部は、前記第1方向において前記収容部と重なって位置し、前記第2方向において前記収容部と当該接合部の前記第2方向における最も他側となる部分との間に位置してもよい。
本発明の蓄電素子において、前記一側領域における前記接合部と前記他側領域における前記接合部とは、各接合部の基端部から数えて同一の回数となる折り曲げ部で、前記第1方向における逆側に折り曲げられていてもよい。
本発明の蓄電素子において、
前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部である第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部より前記先端部に近い第2折り曲げ部と、前記第2折り曲げ部より前記先端部に近い第3折り曲げ部と、を含み、
前記第1方向において、前記第1折り曲げ部は、前記第2折り曲げ部と前記第3折り曲げ部との間に位置してもよい。
本発明の蓄電素子において、前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部であって、前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる第1折り曲げ部と、前記接合部を前記第2方向の一側且つ前記第1方向の他側に折り曲げる第2折り曲げ部と、を含んでもよい。
本発明の蓄電素子において、前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部を前記第2方向の他側且つ前記第1方向の一側に折り曲げる第3折り曲げ部をさらに含んでもよい。
本発明の蓄電素子において、前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記先端部は、前記第1方向の一側または他側から当該先端部を含む前記接合部に覆われていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記先端部は、前記第2方向の一側及び他側から当該先端部を含む前記接合部に覆われていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記第1方向における前記接合部の長さは、前記第1方向における前記収容部の長さ以下であってもよい。
本発明の蓄電素子において、複数の前記第1電極と複数の前記第2電極とは、前記第1方向に交互に積層されていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記第2外装材は、前記第1外装材の前記第1膨出部とともに前記収容部を形成する第2膨出部を含んでもよい。
本発明の蓄電素子において、
前記第1電極と電気的に接続して前記外装体の外部まで延びるタブをさらに備え、
前記第1外装材は、第1金属層及び前記第1金属層に積層された第1絶縁層を含み、
前記第2外装材は、前記第1絶縁層と向かい合う第2絶縁層及び前記第2絶縁層に積層された第2金属層を含み、
前記タブは、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層の間を通過してもよい。
本発明の蓄電素子において、前記第1外装材と前記第2外装材とは、一体的に形成されていてもよい。
本発明の蓄電素子において、前記第1外装材と前記第2外装材とは、前記第2方向の他側における他側領域において連続していてもよい。
本発明の蓄電素子の製造方法は、上述したいずれかの蓄電素子の製造方法であって、
前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程を備える。
本発明の蓄電素子の製造方法において、前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程は、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側且つ前記第2方向の他側に折り曲げる工程と、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる工程と、を含んでもよい。
本発明の蓄電素子の製造方法において、前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程は、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側且つ前記第2方向の他側に折り曲げる工程を複数回含んでもよい。
本発明の蓄電素子の製造方法において、前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程において、前記接合部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられてもよい。
本発明によれば、外装材の接合部を広くしながら、体積エネルギー密度を高めることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、蓄電素子を示す斜視図である。 図2は、図1の蓄電素子に含まれる電極体を示す平面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った断面図であって、蓄電素子の電極および外装材の構造を説明するため図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図であって、蓄電素子の外装材の接合部の構造の一例を説明するための図である。 図5は、蓄電素子の製造方法の一例を説明するための断面図である。 図6は、蓄電素子の製造方法の一例を説明するための断面図である。 図7は、蓄電素子の製造方法の一例を説明するための断面図である。 図8は、蓄電素子の製造方法の一例を説明するための断面図である。 図9は、図4に対応する断面図であって、蓄電素子の外装材の接合部の構造の一変形例を説明するための図である。 図10は、蓄電素子の外装体の一変形例を説明するための図である。 図11は、蓄電素子の外装体の他の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1乃至図8は、本発明による蓄電素子の一実施の形態を説明するための図である。図1は、蓄電素子の一具体例を示す斜視図である。図1に示すように、蓄電素子1は、外装体30と、外装体30によって形成された収容部35に収容された電極体5と、電極体5に接続されて外装体30の内部から外部へと延び出したタブ4と、を有している。図2及び図3に示すように、電極体5は、第1方向d1に積層された複数の第1電極10及び第2電極20を有している。図1に示された例において、蓄電素子1は、全体的に厚さ方向である第1方向d1が薄い偏平形状を有し、短手方向となる第2方向d2と長手方向となる第3方向d3に広がっている。第1方向d1、第2方向d2及び第3方向d3は、互いに非平行であり、図示された例では、第1方向d1、第2方向d2及び第3方向d3は、互いに直交している。
以下において、蓄電素子1が積層型電池、具体的にはリチウムイオン二次電池である例について説明する。この例において、第1電極10は正極10Xを構成し、第2電極20は負極20Yを構成するものとする。ただし、以下に説明する作用効果の記載からも理解され得るように、ここで説明する一実施の形態は、リチウムイオン二次電池に限定されることなく、第1電極10及び第2電極20を第1方向d1に交互に積層してなる蓄電素子1に広く適用され得る。また、蓄電素子1は積層型電池に限らず、例えば巻回型電池であってもよい。蓄電素子1が巻回型電池である場合でも、第1電極10及び第2電極20が第1方向d1に積層される。
タブ4は、蓄電素子1における端子として機能する。蓄電素子1に含まれる電極体5を示す平面図が図2に示されている。また、図1のIII−III線に沿った断面が、図3に示されている。図2及び図3に示すように、電極体5の正極10X(第1電極10)に一方(第3方向d3の一側)のタブ4が電気的に接続している。同様に、電極体5の負極20Y(第2電極20)に他方(第3方向d3の他側)のタブ4が電気的に接続している。タブ4は、アルミニウム、ニッケル、ニッケルメッキ銅等を用いて形成され得る。図1及び図2に示すように、一対のタブは、外装体30の内部である収容部35から、外装体30の外部へと延び出している。なお、図3に示すように、タブ4は、後述する外装体30が有する第1外装材40と第2外装材50との間、より詳しくは第1外装材40の第1絶縁層42と第2外装材50の第2絶縁層52との間を通過する。また、外装体30とタブ4との間は、タブ4が延び出す領域において、封止されている。
次に、電極体5について説明する。図2に示すように、電極体5は、正極10X(第1電極10)と、負極20Y(第2電極20)と、を有している。また、電極体5は、正極10Xと負極20Yとの間に配置された、図示しない絶縁体を有している。図3に示すように、正極10X及び負極20Yは、第1方向d1に沿って交互に積層されている。電極体5は、例えば板状の正極10X及び負極20Yを合計で20枚以上含んでいる。電極体5は、全体的に偏平形状を有し、第1方向d1への厚さが薄く、第1方向d1に非平行な方向に広がっている。電極体5は、第1方向d1に直交する第2方向d2及び第3方向d3に広がっている。電極体5の厚さ、すなわち第1方向d1に沿った長さは、例えば4mm以上20mm以下である。
図2に示された非限定的な例において、正極10X及び負極20Yは、長方形形状の外輪郭を有している板状の電極である。第1方向d1に非平行な第2方向d2が、正極10X及び負極20Yの短手方向(幅方向)であり、第1方向d1及び第2方向d2の両方に非平行な第3方向d3が、正極10X及び負極20Yの長手方向である。図2に示されているように、正極10X及び負極20Yは、第3方向d3にずらして配置されている。より具体的には、複数の正極10Xは、第3方向d3における一側に寄って配置され、複数の負極20Yは、第3方向d3における他側に寄って配置されている。図3に示すように、正極10X及び負極20Yは、第3方向d3における中央において、第1方向d1に重なり合っている。また、図2に示されているように、負極20Y(第2電極20)の第2方向d2(幅方向)に沿った長さは、正極10X(第1電極10)の第2方向d2に沿った長さよりも長くなっている。図示された例では、負極20Yは、正極10Xより、第2方向d2の一側及び他側に延び出ている。正極10X及び負極20Yの厚さ、すなわち第1方向d1の長さは、例えば80μm以上200μm以下であり、短手方向、すなわち第2方向d2に沿った長さ(幅)は、例えば70mm以上350mm以下であり、長手方向、すなわち第3方向d3に沿った長さは、例えば200mm以上950mm以下である。
図3に示されているように、正極10X(第1電極10)は、正極集電体11X(第1電極集電体11)と、正極集電体11X上に設けられた正極活物質層12X(第1電極活物質層12)と、を有している。リチウムイオン二次電池において、正極10Xは、放電時にリチウムイオンを放出し、充電時にリチウムイオンを吸蔵する。
図3に示すように、正極集電体11Xは、互いに対向する第1面11a及び第2面11bを主面として有している。正極活物質層12Xは、正極集電体11Xの第1面11a及び第2面11bの両側の面上に形成されている。電極体5に含まれる複数の正極10Xは、正極集電体11Xの両側に設けられた一対の正極活物質層12Xを有し、互いに同一に構成され得る。
正極集電体11X及び正極活物質層12Xは、蓄電素子1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、正極集電体11Xは、アルミニウム箔によって形成され得る。正極活物質層12Xは、例えば、正極活物質、導電助剤、バインダーとなる結着剤を含んでいる。正極活物質層12Xは、正極活物質、導電助剤及び結着剤を溶媒に分散させてなる正極用スラリーを、正極集電体11Xをなす材料上に塗工して固化させることで、作製され得る。正極活物質として、例えば、一般式LiM(ただし、Mは金属であり、x及びyは金属Mと酸素Oの組成比である)で表される金属酸リチウム化合物が用いられる。金属酸リチウム化合物の具体例として、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム等が例示され得る。導電助剤としては、アセチレンブラック等が用いられ得る。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン等が用いられ得る。
図2に示すように、正極集電体11X(第1電極集電体11)は、第1端部領域a1及び第1電極領域b1を有している。正極活物質層12X(第1電極活物質層12)は、正極集電体11Xの第1電極領域b1のみに配置されている。第1端部領域a1及び第1電極領域b1は、第3方向d3に配列されている。第1端部領域a1は、第1電極領域b1よりも第3方向d3における外側(図2における左側)に位置している。複数の正極集電体11Xは、図3に示すように、第1端部領域a1において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続している。図示された例では、一つのタブ4が、第1端部領域a1において正極集電体11Xに電気的に接続している。タブ4は、電極体5から第3方向d3に延び出している。一方、図2に示すように、第1電極領域b1は、負極20Yの後述する負極活物質層22Yに対面する領域内に位置している。そして、第2方向d2に沿った正極10Xの幅は、第2方向d2に沿った負極20Yの幅よりも狭くなっている。このような第1電極領域b1の配置により、負極活物質層22Yからのリチウムの析出を防止することができる。
次に、負極20Y(第2電極20)について説明する。負極20Y(第2電極20)は、負極集電体21Y(第2電極集電体21)と、負極集電体21Y上に設けられた負極活物質層22Y(第2電極活物質層22)と、を有している。リチウムイオン二次電池において、負極20Yは、放電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時にリチウムイオンを放出する。
負極集電体21Yは、互いに対向する第1面21a及び第2面21bを主面として有している。負極活物質層22Yは、負極集電体21Yの第1面21a及び第2面21bの両側の面上に形成されている。電極体5に含まれる複数の負極20Yは、負極集電体21Yの両側に設けられた一対の負極活物質層22Yを有し、互いに同一に構成され得る。
負極集電体21Y及び負極活物質層22Yは、蓄電素子1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、負極集電体21Yは、例えば銅箔によって形成される。負極活物質層22Yは、例えば、炭素材料からなる負極活物質、及び、バインダーとして機能する結着剤を含んでいる。負極活物質層22Yは、例えば、炭素粉末や黒鉛粉末等からなる負極活物質とポリフッ化ビニリデンのような結着剤とを溶媒に分散させてなる負極用スラリーを、負極集電体21Yをなす材料上に塗工して固化することで、作製され得る。
既に説明したように、正極10Xの第1電極領域b1は、負極20Yの第2電極領域b2に対面する領域の内側に位置している(図2参照)。すなわち、第2電極領域b2は、正極10Xの正極活物質層12Xに対面する領域を内包する領域に広がっている。第2方向d2に沿った負極20Yの幅は、第2方向d2に沿った正極10Xの幅よりも広くなっている。とりわけ、負極20Yの第2方向d2における一側端部20aは、正極10Xの第2方向d2における一側端部10aよりも、第2方向d2における一側に位置し、且つ、負極20Yの第2方向d2における他側端部20bは、正極10Xの第2方向d2における他側端部10bよりも、第2方向d2における他側に位置している。
次に、絶縁体について説明する。絶縁体は、正極10X(第1電極10)及び負極20Y(第2電極20)の間に位置する。絶縁体は、正極10X(第1電極10)及び負極20Y(第2電極20)の接触による短絡を防止する。絶縁体は、大きなイオン透過度(透気度)、所定の機械的強度、および、電解液、正極活物質、負極活物質等に対する耐久性を有していることが好ましい。このような絶縁体として、例えば、絶縁性の材料によって形成された多孔質体や不織布等を用いることができる。より具体的には、絶縁体として、融点が80〜140℃程度の熱可塑性樹脂からなる多孔フィルムを用いることができる。熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系ポリマーを採用することができる。外装体30の収容部35には、電極体5とともに電解液が封入される。電解液が、多孔質体や不織布からなる絶縁体に含浸することで、電極10,20の電極活物質層12,22に電解液が接触した状態に維持される。
絶縁体は、例えば第1方向d1に隣り合う任意の二つの電極10,20の間に位置している。また、絶縁体は、平面視において、正極10Xの正極活物質層12Xの全領域を覆うように広がっている。同様に、絶縁体は、平面視において、負極20Yの負極活物質層22Yの全領域を覆うように広がっている。
次に、外装体30について、図3及び図4を参照しながら、説明する。
外装体30は、電極体5を封止するための包装材である。外装体30は、電極体5を収容するための収容部35を形成している。外装体30は、電極体5及び電解液をその内部の収容部35に密閉する。また、外装体30は、第1外装材40と、第2外装材50と、を有している。第1外装材40と第2外装材50とが、その周縁部において接合されることで、収容部35が形成される。
収容部35は、電極体5を収容することができるよう、電極体5の寸法以上の寸法となっている。一方、蓄電素子1の体積エネルギー密度を高くするため、収容部35は、小さくなっていることが好ましい。さらには、収容部35の寸法は、電極体5の寸法と同一となっていることが好ましい。言い換えると、外装体30は、収容している電極体5に接していることが好ましい。収容部35は、主要される電極体5の形状に合わせた形状となるよう形成されている。図示された例では、収容部35は、直方体形状となっている。収容部35は、例えば、第1方向d1に沿った長さが5mm以上25mm以下であり、第2方向d2に沿った長さが70mm以上400mm以下であり、第3方向d3に沿った長さが200mm以上1000mm以下である。
第1外装材40と第2外装材50とが接合されることで、接合部60が形成される。第1外装材40と第2外装材50とは、例えば接着性を有する接着層によって接合されていてもよいし、溶着されることによって接合されていてもよい。接着層によって接合される場合、接着層は、接着性に加え、絶縁性、耐薬品性、熱可塑性等を有していることが好ましく、例えば、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、低密度ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル等を用いることができる。
収容部35を電極体5を収容可能な十分な大きさとするため、第1外装材40は、収容部35を形成する第1膨出部45を含んでいる。第1膨出部45は、第1外装材40の中央部に位置している。図3及び図4に示された例において、収容部35は、後述する接合部60の基端部62に対して第1方向d1の一側のみに形成されている。
図3に示されているように、第1外装材40は、第1金属層41及び第1金属層41に積層された第1絶縁層42を含んでいる。同様に、第2外装材50は、第2金属層51及び第2金属層51に積層された第2絶縁層52を含んでいる。第1絶縁層42と第2絶縁層52とが向かい合うように、第1外装材40及び第2外装材50は設けられている。また、第1金属層41の表面、すなわち第1金属層41の第1絶縁層42が積層された面とは逆側の面には、絶縁性を有する第1樹脂層43が設けられており、第2金属層51の表面、すなわち第2金属層51の第2絶縁層52が積層された面とは逆側の面には、絶縁性を有する第2樹脂層53が設けられている。第1金属層41及び第2金属層51は、高ガスバリア性と成形加工性を有することが好ましく、例えばアルミニウム箔やステンレス箔等を用いることができる。第1絶縁層42及び第2絶縁層52は、収容部35に収容された電極体5と第1金属層41及び第2金属層51とが電気的に接続されることを防止する。第1絶縁層42及び第2絶縁層52としては、例えばポリプロピレン等を用いることができる。第1樹脂層43及び第2樹脂層53は、例えば薄膜状のナイロン層である。図3に示すように、第3方向d3において、第1絶縁層42と第2絶縁層52との間を、タブ4が通過している。第1外装材40の厚さ及び第2外装材50の厚さは、例えば100μm以上300μm以下であることが好ましい。このような第1外装材40及び第2外装材50は、同一の材料で同一に構成されていてもよいし、或いは、材料および構成の少なくとも一方において互いに異なるようにしてもよい。
接合部60は、第1外装材40及び第2外装材50を接合することで形成され、収容部35の気密性を確保する。接合部60の破損等によって収容部35の気密性が失われないよう、接合部60の強度は高いことが好ましい。接合部60の強度を高くするため、接合部60に沿った長さ(幅)は、長くなっていることが好ましい。本実施の形態において、接合部60に沿った長さは、例えば、5mm以上20mm以下となっている。
図1のIV−IV線に沿った断面における外装体30の一例が、図4に示されている。図4に示されているように、外装体30は、第2方向d2の一側における一側領域30aと、第2方向d2の他側における他側領域30bと、を含んでいる。一側領域30a及び他側領域30bは、外装体30の周縁部である。したがって、外装体30の第1外装材40及び第2外装材50は、一側領域30a及び他側領域30bにおいて、接合されている。
接合部60は、一側領域30a及び他側領域30bにおいて、それぞれ複数の折り曲げ部70を有している。図4に示された例では、接合部60は、一側領域30a及び他側領域30bにおいて、それぞれ3つの折り曲げ部70を有している。すなわち、折り曲げ部70は、一側領域30a及び他側領域30bにおいて、それぞれ接合部60の基端部62に最も近い折り曲げ部である第1折り曲げ部71と、接合部60に沿って第1折り曲げ部71より先端部61に近い第2折り曲げ部72と、接合部60に沿って第2折り曲げ部72より接合部60の先端部61に近い第3折り曲げ部73と、を含んでいる。言い換えると、折り曲げ部70は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かって、第1折り曲げ部71、第2折り曲げ部72及び第3折り曲げ部73をこの順で含んでいる。
ここで、接合部60の先端部61とは、接合部60のうち、接合部60に沿って最も収容部35から離間した部分である。また、接合部60の基端部62とは、接合部60のうち、接合部60に沿って最も収容部35に近接した部分である。
一側領域30a及び他側領域30bにおける第1折り曲げ部71は、接合部60を第1方向d1の一側に折り曲げている。図4に示された例において、接合部60は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かうと、第1折り曲げ部71から第1方向d1の一側へ延びている。つまり、第1折り曲げ部71において、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第1方向d1の一側を向くように、折り曲げられている。
一側領域30aにおける第2折り曲げ部72は、接合部60を第2方向d2の他側且つ第1方向d1の他側に折り曲げている。図4に示された例において、一側領域30aにおける接合部60は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かうと、第2折り曲げ部72において第2方向d2の他側へ折り曲げられながら、第1方向d1の一側から他側へ折り返されて延びている。つまり、一側領域30aにおける第2折り曲げ部72において、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第2方向d2の他側を向くように、第1方向d1に折り返されている。
他側領域30bにおける第2折り曲げ部72は、接合部60を第2方向d2の一側且つ第1方向d1の他側に折り曲げている。図4に示された例において、他側領域30bにおける接合部60は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かうと、第2折り曲げ部72において第2方向d2の一側へ折り曲げられながら、第1方向d1の一側から他側へ折り返されて延びている。つまり、他側領域30bにおける第2折り曲げ部72において、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第2方向d2の一側を向くように、第1方向d1に折り返されている。
一側領域30aにおける第3折り曲げ部73は、接合部60を第2方向d2の一側且つ第1方向d1の一側に折り曲げている。図4に示された例において、一側領域30aにおける接合部60は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かうと、第3折り曲げ部73において第2方向d2の一側へ折り曲げられながら、第1方向d1の他側から一側へ折り返されて延びている。つまり、一側領域30aにおける第3折り曲げ部73において、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第2方向d2の一側を向くように、第1方向d1に折り返されている。
他側領域30bにおける第3折り曲げ部73は、接合部60を第2方向d2の他側且つ第1方向d1の一側に折り曲げている。図4に示された例において、他側領域30bにおける接合部60は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かうと、第3折り曲げ部73において第2方向d2の他側へ折り曲げられながら、第1方向d1の他側から一側へ延びている。つまり、他側領域30bにおける第3折り曲げ部73において、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第2方向d2の他側の向くように、第1方向d1に折り返されている。
一側領域30aにおける折り曲げ部70は、第3方向d3を軸として同じ側に折り曲げられており、他側領域30bにおける折り曲げ部70は、第3方向d3を軸として同じ側に折り曲げられている。図4に示された例では、一側領域30aにおける第1折り曲げ部71、第2折り曲げ部72及び第3折り曲げ部73は、第3方向d3(紙面の前後方向)を軸として、右回り(時計回り)に折り曲げられている。すなわち、接合部60に沿った先端部61側の部分は、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、右回り(時計回り)に折り曲げられている。同様に、他側領域30bにおける第1折り曲げ部71、第2折り曲げ部72及び第3折り曲げ部73は、第3方向d3(紙面の前後方向)を軸として、左回り(反時計回り)に折り曲げられている。すなわち、接合部60に沿った先端部61側の部分は、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、左回り(反時計回り)に折り曲げられている。
なお、図4では、第1絶縁層42及び第2絶縁層52、第1樹脂層43及び第2樹脂層53は、省略して記載されている。また、接合部60の先端部61では、第1外装材40の第1金属層41は、第1絶縁層42及び第1樹脂層43に被覆されておらず露出しており、第2外装材50の第2金属層51は、第2絶縁層52及び第2樹脂層53に被覆されておらず露出している。
なお、図示された例に限らず、折り曲げ部70は、4つ以上の折り曲げ部を含んでいてもよい。また、一側領域30aにおける折り曲げ部70の数と他側領域30bにおける折り曲げ部70の数が異なっていてもよい。
接合部60が複数の折り曲げ部70によって折り曲げられていることで、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置している。言い換えると、第1方向d1において、先端部61は、収容部35より突出していない。また、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第2方向d2において収容部35と接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置している。言い換えると、第2方向d2において、先端部61は、接合部60の他の部分より一側に突出していない。なお、接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分とは、図4に示された例においては、接合部60の第1折り曲げ部71と第2折り曲げ部72との間の部分である。
同様に、他側領域30bにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置している。言い換えると、第1方向d1において、先端部61は、収容部35より突出していない。また、他側領域30bにおける接合部60の先端部61は、第2方向d2において収容部35と接合部60の第2方向d2における最も他側となる部分との間に位置している。言い換えると、第2方向d2において、先端部61は、接合部60の他の部分より他側に突出していない。なお、接合部60の第2方向d2における最も他側となる部分とは、図4に示された例においては、接合部60の第1折り曲げ部71と第2折り曲げ部72との間の部分である。
接合部60がこのような複数の折り曲げ部70を有することで、先端部61は、周囲を接合部60に取り囲まれていることが好ましい。先端部61は、第1方向d1の一側または他側から、図4に示された例では第1方向d1の一側から、当該先端部61を含む接合部60に覆われている。さらに、先端部61は、第2方向d2の一側及び他側から、当該先端部61を含む接合部60に覆われている。
また、接合部60が複数の折り曲げ部70によって折り曲げられていることで、第1方向d1における接合部60の長さは、第1方向d1における収容部35の長さ以下となっている。さらに、接合部60が複数の折り曲げ部70を有することで、接合部60の第2方向d2における接合部60の長さは、接合部60に沿った基端部62から先端部61までの長さより短くなっている。
次に、蓄電素子1の製造方法の一例について、図5乃至図8を参照しつつ、説明する。
まず、図5に示すように、電極体5を第1外装材40及び第2外装材50の間に配置し、第1外装材40と第2外装材50との周縁部を接合する。接合された第1外装材40及び第2外装材50によって収容部35が形成され、収容部35に電極体5が収容される。第1外装材40と第2外装材50とを接合してなる接合部60は、外装体30の一側領域30aにおいては基端部62から先端部61へ第2方向d2の一側に延び出しており、外装体30の他側領域30bにおいては基端部62から先端部61へ第2方向d2の他側に延び出している。
次に、一側領域30aにおける接合部60を複数回折り曲げる。具体的には、まず図6の矢印に示すように、一側領域30aにおける接合部60を第1方向d1の一側且つ第2方向d2の他側に折り曲げる。言い換えると、一側領域30aにおける接合部60を、第1方向d1の一側へ折り曲げながら、第2方向d2の一側から他側へ折り返す。つまり、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第1方向d1の一側を向くように、第2方向d2に折り返される。ここで折り曲げられた部分が、折り曲げ部70の第3折り曲げ部73となる。接合部60が折り曲げられることで、先端部61は、第2方向d2において基端部62と第3折り曲げ部73との間に位置する。
次に、図7の矢印に示すように、一側領域30aにおける第3折り曲げ部73と基端部62との間の接合部60を第1方向d1の一側且つ第2方向d2の他側に再度折り曲げる。言い換えると、一側領域30aにおける接合部60を、第1方向d1の一側へ折り曲げながら、第2方向d2の一側から他側へ再度折り返す。つまり、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第1方向d1の一側を向くように、第2方向d2に折り返される。ここで折り曲げられた部分が、折り曲げ部70の第2折り曲げ部72となる。接合部60が折り曲げられることで、先端部61は、第1方向d1の一側及び他側から及び第2方向d2の一側から、当該先端部61を含む接合部60によって覆われる。
さらに、図8の矢印に示すように、一側領域30aにおける第2折り曲げ部72と基端部62との間の接合部60を第1方向d1の一側に折り曲げる。つまり、接合部60に沿った先端部61側の部分が、接合部60に沿った基端部62側の部分に対して、第1方向d1の一側を向くように、一側領域30aにおける接合部60を折り曲げる。ここで折り曲げられた部分が折り曲げ部70の第1折り曲げ部71となる。接合部60が折り曲げられることで、先端部61を覆う側は、第1方向d1の一側及び第2方向の一側及び他側となる。したがって、先端部61は、第2方向d2において収容部35と接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置している。また、第1折り曲げ部71と第2折り曲げ部72との間の長さが収容部35の第1方向d1における長さ以下となる位置で、接合部60は折り曲げられる。したがって、接合部60の先端部61は、第1方向d1において重なって位置している。
なお、一側領域30aにおける接合部60は、すべて第3方向d3を軸として同じ側、具体的には第1方向d1の一側に折り曲げられている。
以上の工程によって、一側領域30aにおける接合部60が複数回折り曲げられる。なお、図5乃至図8に示されている例では、外装体30の一側領域30aにおける接合部60の製造方法について説明しているが、外装体30の他側領域30bにおける接合部60についても同様の製造方法で製造することができる。外装体30の他側領域30bにおける接合部60は、外装体30の一側領域30aにおける接合部60と同時に形成されてもよいし、外装体30の一側領域30aにおける接合部60とは別途の工程で形成されてもよい。第2方向d2の一側及び他側において、接合部60が複数回折り曲げられることで、図4に示した蓄電素子1が製造される。
ところで、本実施の形態の蓄電素子1では、接合部60は、一側領域30aにおいて複数の折り曲げ部70を有している。折り曲げ部70によって接合部60が折り曲げられることで、接合部60の第2方向d2における長さを短くすることができる。また、本実施の形態では、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置しており、第2方向d2において収容部35と接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置している。言い換えると、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1及び第2方向d2に突出していない。接合部60は、第2方向d2には折り曲げられて折り返されており、第1方向d1には折り曲げられて折り返されているか又は収容部35に重なる位置のみに配置されている。すなわち、接合部60の第1方向d1及び第2方向d2における長さが短くされている。このような場合、外装体30の接合部60の幅(接合部60に沿った長さ)を広くしても、蓄電素子1が占める体積が増加しにくい。したがって、外装体30の接合部60の幅を広くしながら、体積エネルギー密度の低下を抑制することができる。
本実施の形態では、第1方向d1における接合部60の長さは、第1方向d1における収容部35の長さ以下となっている。すなわち、接合部60は、第1方向d1において収容部35より突出していない。言い換えると、接合部60は、第1方向d1に蓄電素子1が占める体積を大きくしていない。このような接合部60が折り曲げられていることで、蓄電素子1の占める体積が大きくなることを防止することができ、体積エネルギー密度の低下を抑制することができる。
また、接合部60の先端部61では、第1外装材40の第1金属層41及び第2外装材50の第2金属層51が露出している。このため、接合部60の先端部61に金属部材や結露水等の導電体が接触すると、それら導電体を介して、蓄電素子1の外部の電源と、第1金属層41及び第2金属層51と、が導通し、第1金属層41及び第2金属層51に電圧が印加され得る。第1金属層41及び第2金属層51に電圧が印加された状態で、第1絶縁層42及び第2絶縁層52の破損等により外装体30に収容された電解液が第1金属層41及び第2金属層51に直接接触すると、第1金属層41及び第2金属層51が腐食し得る。第1金属層41及び第2金属層51が腐食すると、第1外装材40及び第2外装材50の耐久性が低下して電極体5及び電解液を密閉できなくなる虞が生じる。したがって、接合部60の先端部61には、外部から導電体が接触しにくくなっていることが望まれる。本実施の形態では、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置し、第2方向d2において収容部35と当該接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置する。言い換えると、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1及び第2方向d2に露出していない。このため、外装体30の接合部60の先端部61は、外部から導電体と接触しにくくなっており、第1外装材40及び第2外装材50の耐久性が低下しにくくなっている。
とりわけ、本実施の形態では、先端部61は、第1方向d1の一側から当該先端部61を含む接合部60に覆われており、第2方向d2の一側及び他側から当該先端部61を含む接合部60に覆われている。したがって、先端部61は、第1方向d1及び第2方向d2において、外部から導電体と接触しにくくなっており、第1外装材40及び第2外装材50の耐久性は、より低下しにくくなっている。
一側領域30aにおける接合部60をこのような構成とするため、本実施の形態では、一側領域30aにおける折り曲げ部70は、接合部60を第1方向d1の一側に折り曲げる第1折り曲げ部71と、接合部60を第2方向d2の他側且つ第1方向d1の他側に折り曲げる第2折り曲げ部72と、接合部60を第2方向d2の一側且つ第1方向d1の一側に折り曲げる第3折り曲げ部73と、を含んでいる。第1折り曲げ部71は、接合部60の基端部62に最も近い折り曲げ部であり、折り曲げ部70は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かって、第1折り曲げ部71、第2折り曲げ部72及び第3折り曲げ部73をこの順で含んでいる。とりわけ、本実施の形態では、折り曲げ部70は、第3方向d3を軸として同じ側(図4では右回り)に折り曲げられている。このような折り曲げ部70は形成することが容易であるため、蓄電素子1が占める体積が増加しにくく、先端部61に外部から導電体が接触しにくい蓄電素子1を容易に製造することができる。
なお、本実施の形態の蓄電素子1では、接合部60は、他側領域30bにおいても複数の折り曲げ部70を有している。したがって、外装体30の接合部60の幅を広くしながら、体積エネルギー密度の低下を抑制することができる。また、他側領域30bにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置し、第2方向d2において収容部35と当該接合部60の第2方向d2における最も他側となる部分との間に位置する。したがって、接合部60の先端部61は、外部から導電体と接触しにくくなっており、電極体5の短絡が生じにくくなっている。
他側領域30bにおける接合部60をこのような構成とするため、本実施の形態では、他側領域30bにおける折り曲げ部70は、接合部60を第1方向d1の一側に折り曲げる第1折り曲げ部71と、接合部60を第2方向d2の一側且つ第1方向d1の他側に折り曲げる第2折り曲げ部72と、接合部60を第2方向d2の他側且つ第1方向d1の一側に折り曲げる第3折り曲げ部73と、を含んでいる。第1折り曲げ部71は、接合部60の基端部62に最も近い折り曲げ部であり、折り曲げ部70は、接合部60に沿って基端部62から先端部61に向かって、第1折り曲げ部71、第2折り曲げ部72及び第3折り曲げ部73をこの順で含んでいる。とりわけ、本実施の形態では、折り曲げ部70は、第3方向d3を軸として同じ側(図4では左回り)に折り曲げられている。このような折り曲げ部70は形成することが容易であるため、蓄電素子1が占める体積が増加しにくく、先端部61に外部の導電体が接触しにくい蓄電素子1を容易に製造することができる。
また、複数の第1電極10と複数の第2電極20とが第1方向d1に交互に積層されている場合、電極体5の形状に合わせて形成される収容部35の形状を、曲面を有さない直方体状にすることができる。すなわち、収容部35を形成する第1外装材40の第1膨出部45の形状を平面のみで形成することができる。このため、接合部60を第1膨出部45の側面に沿うように折り曲げることで、図8に示したような第1方向d1の一側を向くように接合部60を折り曲げる工程を、容易に行うことができる。
以上のように、本実施の形態の蓄電素子1は、第1方向d1に積層された第1電極10及び第2電極20を有する電極体5と、電極体5を収容する収容部35を形成する外装体30と、を備え、外装体30は、第1方向d1に非平行な第2方向d2の一側における一側領域30aを含み、外装体30は、収容部35を形成する第1膨出部45を含む第1外装材40と、一側領域30aにおいて第1外装材40と接合されて接合部60を形成する第2外装材50と、を有し、接合部60は、一側領域30aにおいて複数の折り曲げ部70を有し、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1において収容部35と重なって位置し、第2方向d2において収容部35と当該接合部60の第2方向d2における最も一側となる部分との間に位置する。このような蓄電素子1によれば、接合部60の幅を広くしながら、接合部60の第1方向d1及び第2方向d2における長さを短くすることができる。すなわち、外装材の接合部を広くしながら、体積エネルギー密度を高めることができる。
また、このような蓄電素子1によれば、一側領域30aにおける接合部60の先端部61は、第1方向d1及び第2方向d2に露出していない。外装体30の接合部60の先端部61が外部から導電体と接触しにくくなっているため、電極体5の短絡が生じにくくなっている。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
例えば、図9に示すように、第1外装材40と同様に、第2外装材50は、第2膨出部55を含んでいてもよい。第2膨出部55は、第2外装材50の中央部に位置し、第1膨出部45とともに収容部35を形成する。この場合、接合部60の基端部62に対して第1方向d1の一側及び他側の両側に収容部35が形成される。接合部60は、図9に示すように、基端部62の第1方向d1の一側及び他側の両側に延びることができる。言い換えると、第1方向d1において、第1折り曲げ部71は、第2折り曲げ部72と第3折り曲げ部73との間に位置することができる。
また、一側領域30aにおける接合部60と他側領域30bにおける接合部60とは、第1方向d1に対して同じ向きに折り曲げられていてもよいが、図9に示すように、第1方向d1に対して逆向きに折り曲げられていることが好ましい。より詳しくは、一側領域30aにおける接合部60と他側領域30bにおける接合部60とは、各接合部60の基端部62から数えて同一の回数となる折り曲げ部70で、第1方向d1における逆側に折り曲げられていることが好ましい。図9に示された例では、一側領域30aにおける接合部60は、第1折り曲げ部71において第1方向d1の一側に折り曲げられており、第2折り曲げ部72において第1方向d1の他側に折り曲げられており、第3折り曲げ部73において第1方向d1の一側に折り曲げられている。一方、他側領域30bにおける接合部60は、第1折り曲げ部71において第1方向d1の他側に折り曲げられており、第2折り曲げ部72において第1方向d1の一側に折り曲げられており、第3折り曲げ部73において第1方向d1の他側に折り曲げられている。このように接合部60が折り曲げられていると、接合部60を折り曲げる工程において、第1方向d1に対して均等に力がかかりやすいため、蓄電素子1が第1方向d1の一側又は他側に沿った形状に変形してしまうことを防止することができる。
また、上述した実施の形態では、第1外装材40と第2外装材50とは、それぞれ別個の部材となっていた。しかしながら、図10に示すように、第1外装材40と第2外装材50とは、一体的に形成されていてもよい。すなわち、第1外装材40と第2外装材50とは、連続した部材であってもよい。図10は、外装体30の変形例を示す第1方向d1及び第2方向d2に平行な平面における断面図である。
図10に示された例では、外装体30は、折り返し部31で折り返された1枚のシート状の部材からなっている。この場合、図10によく示されているように、折り返し部31を基準として外装体30の第1方向d1における一側が第1外装材40となっており、第1方向d1における他側が第2外装材50となっている。また、図10に示されている例では、第1外装材40と第2外装材50とは、第2方向d2の他側において連続している。このような外装体30によれば、第2方向d2の他側においてより確実に電極体5及び電解液を収容部35に密閉することができる。また、折り返し部31が精度よく形成されることで、外装体30を精度よく折り返すことができる。すなわち、第1外装材40と第2外装材50とを精度よく位置合わせすることができる。第1外装材40と第2外装材50とを精度よく位置合わせすることで、接合部60の強度を高めて収容部35の気密性を確保することができる。
さらに、第1外装材40と第2外装材50とが一体的に形成されている場合、上述した実施の形態の図4に示したように、第1外装材40と第2外装材50との接合部60が第2方向d2の一側における一側領域30a及び他側における他側領域30bの両方に形成されていてもよいが、図11に示すように、第1外装材40と第2外装材50との接合部60が第2方向d2の一側における一側領域30aのみに形成されていてもよい。すなわち、第2方向d2の他側においては、第1外装材40と第2外装材50とが連続しているため、接合部60が形成されていなくてもよい。この場合、第1外装材40と第2外装材50とが連続しているため、第2方向d2において気密性を確保することができ、また、接合部60が形成されていないため、体積を小さくして体積エネルギー密度をより高めることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 蓄電素子
4 タブ
5 電極体
10 第1電極
20 第2電極
30 外装体
30a 一側領域
30b 他側領域
35 収容部
40 第1外装材
41 第1金属層
42 第1絶縁層
45 第1膨出部
50 第2外装材
51 第2金属層
52 第2絶縁層
55 第2膨出部
60 接合部
61 先端部
62 基端部
70 折り曲げ部
71 第1折り曲げ部
72 第2折り曲げ部
73 第3折り曲げ部

Claims (24)

  1. 第1方向に積層された第1電極及び第2電極を有する電極体と、
    前記電極体を収容する収容部を形成する外装体と、を備え、
    前記外装体は、前記第1方向に非平行な第2方向の一側における一側領域を含み、
    前記外装体は、前記収容部を形成する第1膨出部を含む第1外装材と、前記一側領域において前記第1外装材と接合されて接合部を形成する第2外装材と、を有し、
    前記接合部は、前記一側領域において複数の折り曲げ部を有し、
    前記一側領域における前記接合部の先端部は、前記第1方向において前記収容部と重なって位置し、前記第2方向において前記収容部と当該接合部の前記第2方向における最も一側となる部分との間に位置する、蓄電素子。
  2. 前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部であって、前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる第1折り曲げ部と、前記接合部を前記第2方向の他側且つ前記第1方向の他側に折り曲げる第2折り曲げ部と、を含む、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部を前記第2方向の一側且つ前記第1方向の一側に折り曲げる第3折り曲げ部をさらに含む、請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記一側領域における前記折り曲げ部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記接合部は、前記一側領域のみに形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  6. 前記外装体は、前記第2方向の他側における他側領域をさらに含み、
    前記第1外装材と前記第2外装材とは、前記他側領域において接合されて接合部を形成し、
    前記接合部は、前記他側領域において複数の折り曲げ部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  7. 前記他側領域における前記接合部の先端部は、前記第1方向において前記収容部と重なって位置し、前記第2方向において前記収容部と当該接合部の前記第2方向における最も他側となる部分との間に位置する、請求項6に記載の蓄電素子。
  8. 前記一側領域における前記接合部と前記他側領域における前記接合部とは、各接合部の基端部から数えて同一の回数となる折り曲げ部で、前記第1方向における逆側に折り曲げられている、請求項6または7に記載の蓄電素子。
  9. 前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部であって、前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる第1折り曲げ部と、前記接合部を前記第2方向の一側且つ前記第1方向の他側に折り曲げる第2折り曲げ部と、を含む、請求項6または7に記載の蓄電素子。
  10. 前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記接合部を前記第2方向の他側且つ前記第1方向の一側に折り曲げる第3折り曲げ部をさらに含む、請求項9に記載の蓄電素子。
  11. 前記他側領域における前記折り曲げ部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられている、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  12. 前記折り曲げ部は、前記接合部の基端部に最も近い折り曲げ部である第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部より前記先端部に近い第2折り曲げ部と、前記第2折り曲げ部より前記先端部に近い第3折り曲げ部と、を含み、
    前記第1方向において、前記第1折り曲げ部は、前記第2折り曲げ部と前記第3折り曲げ部との間に位置する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  13. 前記先端部は、前記第1方向の一側または他側から当該先端部を含む前記接合部に覆われている、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  14. 前記先端部は、前記第2方向の一側及び他側から当該先端部を含む前記接合部に覆われている、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  15. 前記第1方向における前記接合部の長さは、前記第1方向における前記収容部の長さ以下である、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  16. 複数の前記第1電極と複数の前記第2電極とは、前記第1方向に交互に積層されている、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  17. 前記第2外装材は、前記第1外装材の前記第1膨出部とともに前記収容部を形成する第2膨出部を含む、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  18. 前記第1電極と電気的に接続して前記外装体の外部まで延びるタブをさらに備え、
    前記第1外装材は、第1金属層及び前記第1金属層に積層された第1絶縁層を含み、
    前記第2外装材は、前記第1絶縁層と向かい合う第2絶縁層及び前記第2絶縁層に積層された第2金属層を含み、
    前記タブは、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層の間を通過する、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  19. 前記第1外装材と前記第2外装材とは、一体的に形成されている、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  20. 前記第1外装材と前記第2外装材とは、前記第2方向の他側において連続している、請求項19に記載の蓄電素子。
  21. 請求項1乃至20のいずれか一項に記載の蓄電素子の製造方法であって、
    前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程を備える、蓄電素子の製造方法。
  22. 前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程は、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側且つ前記第2方向の他側に折り曲げる工程と、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側に折り曲げる工程と、を含む、請求項21に記載の蓄電素子の製造方法。
  23. 前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程は、前記一側領域における前記接合部を前記第1方向の一側且つ前記第2方向の他側に折り曲げる工程を複数回含む、請求項22に記載の蓄電素子の製造方法。
  24. 前記一側領域における前記接合部を複数回折り曲げる工程において、前記接合部は、前記第1方向及び前記第2方向に非平行な第3方向を軸として、同じ側に折り曲げられる、請求項21乃至23のいずれか一項に記載の蓄電素子の製造方法。
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