JP6619674B2 - 樹脂管のインコアの製造方法 - Google Patents

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本発明は、樹脂管の端部に嵌入されるインコアの製造方法に関する。
水道用ポリエチレン管の接続に使用する継手として、社団法人日本水道協会の規格(JWWA B116)の水道用ポリエチレン管用金属継手が広く使用されている。当該継手は、例えば図5(a)に示すように、胴11、ナット12、リング13、インコア14の部品から構成されている。この中で、インコア14は樹脂管Tの開口端部に嵌入されるテーパ筒状の金属部材であり、主に小口径のものはステンレス製のプレス加工品(図5(a)のインコア14)、大口径のものは銅合金の切削加工品(図5(b)のインコア14)から構成されているのが一般的である。
給水装置の更なる耐震化を図るうえでは、継手からの樹脂管の引抜性能を向上させることが重要であり、特許文献1、2には、インコアの外周面において軸方向に複数の竹の子状の段部を形成する技術が記載されている。これらの技術によれば、段部が樹脂管の内周面に喰い込むことにより、インコア(継手)からの樹脂管の抜けが阻止される。
特開2009−79750号公報 特開2011−17356号公報
前記したように従来のインコア14は、ステンレス板のプレス加工品、或いは銅合金の切削加工品の場合が殆どである。プレス加工品のインコア14は製造コストが安価で済むという利点があるが、前記段部をプレス加工で形成することは極めて難しい。逆に切削加工品のインコア14の場合には、図5(c)に示す段部15を切削加工により形成できるが、切削加工に時間がかかるため製造コストが高くなるという問題がある。特に、インコア14に鍔部16が形成されている場合には、元の円筒形状からの削り代(2点鎖線で囲った部分)が大きくなるので、材料の無駄が多くなり、切削加工時間も長くなって製造コストが一層高くなる。
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、製造コストを抑えてインコアの外周面に突部を形成可能な樹脂管のインコアの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が全周に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って連続的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、前記刃部の径寸法が異なる複数の刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする。
本発明によれば、インコアをプレス加工により形成したうえで、刃具をテーパ筒部の小径側から軸方向に沿ってテーパ筒部の外周面に喰い込ませるという簡単かつ迅速な方法でインコアの外周面に突部を形成できるので、従来の切削加工により突部を形成する方法に比して、加工時間が短くなり、無駄な削り代も無いので、インコアの製造コストを低減できる。
また、本発明によれば、形状の簡単な刃具を用いてインコアに突条部を形成できる。
また、本発明によれば、刃部の径寸法が異なる複数の刃具により、複数の突条部を容易に形成できる。
また、本発明は、樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が間欠的に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って間欠的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、前記刃部の径寸法が異なる複数の刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする。
本発明によれば、インコアをプレス加工により形成したうえで、刃具をテーパ筒部の小径側から軸方向に沿ってテーパ筒部の外周面に喰い込ませるという簡単かつ迅速な方法でインコアの外周面に突部を形成できるので、従来の切削加工により突部を形成する方法に比して、加工時間が短くなり、無駄な削り代も無いので、インコアの製造コストを低減できる。
また、本発明によれば、形状の簡単な刃具を用いてインコアに突条部を形成できる。
また、本発明によれば、刃部の径寸法が異なる複数の刃具により、複数の突条部を容易に形成できる。
また、本発明は、樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が全周に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って連続的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする。
本発明によれば、インコアをプレス加工により形成したうえで、刃具をテーパ筒部の小径側から軸方向に沿ってテーパ筒部の外周面に喰い込ませるという簡単かつ迅速な方法でインコアの外周面に突部を形成できるので、従来の切削加工により突部を形成する方法に比して、加工時間が短くなり、無駄な削り代も無いので、インコアの製造コストを低減できる。
また、本発明によれば、形状の簡単な刃具を用いてインコアに突条部を形成できる。
また、本発明によれば、径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具により、複数の突条部を容易に形成できる。
また、本発明は、樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が間欠的に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って間欠的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする。
本発明によれば、インコアをプレス加工により形成したうえで、刃具をテーパ筒部の小径側から軸方向に沿ってテーパ筒部の外周面に喰い込ませるという簡単かつ迅速な方法でインコアの外周面に突部を形成できるので、従来の切削加工により突部を形成する方法に比して、加工時間が短くなり、無駄な削り代も無いので、インコアの製造コストを低減できる。
また、本発明によれば、形状の簡単な刃具を用いてインコアに突条部を形成できる。
また、本発明によれば、径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具により、複数の突条部を容易に形成できる。
また、本発明は、前記突部の高さ寸法が0.2〜0.6mmであることを特徴とする。
本発明によれば、突部が樹脂管の内周面に効果的に喰い込み、インコアからの樹脂管の抜けを阻止できる。
また、本発明は、前記テーパ筒部の大径側の端部には、径外方向に延設される環状の鍔部が形成され、前記鍔部の幅寸法が、前記樹脂管の厚み寸法の75%以上で継手の胴の内径寸法よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、鍔部の外縁と継手の胴の内周との間の隙間を小さくできるため、樹脂管に引張荷重がかかった際、樹脂管の拡径部が当該隙間へ逃げるように変形することを抑制できる。したがって、樹脂管の拡径部が継手のリングに正常に引っ掛かることにより、継手からの樹脂管の抜けが防止される。
本発明によれば、インコアの外周面に突部を形成するにあたり、製造コストを抑えることができる。
本発明に係るインコアの製造方法の説明図であり、複数の刃具を使用する例を示す。 本発明に係るインコアの製造方法の説明図であり、単体の刃具を使用する例を示す。 本発明の継手の断面図であり、(a)は通常状態、(b)は樹脂管に引張荷重がかかった場合を示す。 本発明の突条部の変形例を示すインコアの側面図である。 (a)は従来の継手の側断面図、(b)および(c)は従来のインコアの側断面図であり、(b)は鍔部無しのタイプ、(c)は鍔部有りのタイプを示す。
本発明の製造対象となるインコア1は、図3に示すように、ポリエチレン管等の樹脂管Tの継手10を構成する部品である。継手10は、胴11、ナット12、リング13およびインコア1から構成されている。胴11、ナット12、リング13は公知構造のものでよく、それらの説明は省略する。
インコア1は、円錐台形状のテーパ筒部2と、テーパ筒部2の大径側の端部から径外方向に延設される環状の鍔部3とを備えた筒状の金属部材である。テーパ筒部2の小径側の端部の外径は、樹脂管Tの内径以下である。インコア1は、小径側から樹脂管Tの開口端部に差し込まれて、鍔部3がほぼ樹脂管Tの端面に突き当たるまで嵌入される。これにより、インコア1の外周面4に倣って樹脂管Tの端部周りは端面に向けて拡径した状態となる。
インコア1のテーパ筒部2および鍔部3は、プレス成形により形成されている。インコア1の材質はステンレスが一般的であるが、良好なプレス成形性や強度が得られれば、他の金属材でも構わない。インコア1の大きさは、小口径(呼び径13〜25)サイズや大口径(呼び径30〜50)サイズ等であり、特に限定されるものではない。
「突部(突条部5)の形成方法」
図1を参照して、インコア1の外周面4において、軸O方向に間隔を空けて2条の突条部5を形成する一方法例を説明する。本実施例では、2つの刃具としてそれぞれ孔部を有した第1刃具21および第2刃具22を使用する。第1刃具21は、一端(図1における下端)が開口形成された筒胴部23を備えている。第1刃具21は、この筒胴部23のみから構成された刃具であってもよいし、他端側(図1における上方側)にプレス装置(図示せず)等への取付部が形成された刃具であってもよい。筒胴部23の材質は合金工具鋼等である。筒胴部23は円筒形状の他、角筒形状であってもよい。また、刃具としては、筒形状以外にも、孔部を有した板形状のものであってもよい。
筒胴部23の孔部の内周部24には、円周方向に沿う角状の刃部25が全周にわたり形成されている。本実施例では、筒胴部23の孔部の内周面と下端面とが直角に交差する開口縁部が刃部25を構成する。刃部25の径寸法D1は、インコア1のテーパ筒部2の小径部よりも大きく、大径部よりも小さい。第2刃具22も第1刃具21と同様の形状であるが、第2刃具22の刃部26の径寸法D2は、第1刃具21の刃部25の径寸法D1よりも小さい。
図1(a)は、インコア1を、テーパ筒部2の小径側が上方に位置するように所定の設置部31に載置した場合を示している。インコア1は、例えば鍔部3が図示しない固定機構に押さえられる等の構造により設置部31上に固定される。この状態から、インコア1の上方から第1刃具21を同軸状に降下させ、図1(b)に示すように、刃部25がテーパ筒部2の外周面4に当接してからもなお第1刃具21に下方への押圧荷重をかける。これにより、刃部25がテーパ筒部2の外周面4に喰い込んだ状態となり、テーパ筒部2の喰い込まれた部分は外周面4から押し上げられるように変形し、軸Oの円周方向全周にわたり、外周面4から隆起した第1の突条部5Aが形成される。突条部5Aは、例えば図1(b)に拡大して示すように概ね外周面4から略山形状に突設する。
突条部5Aが形成された後、第1刃具21を上昇させ、今度は図1(c)、(d)に示すように第2刃具22を降下させ、同様の要領で突条部5Bを形成する。第2刃具22の径寸法D2は第1刃具21の径寸法D1よりも小さいので、図1(e)に示すように、突条部5Bは突条部5Aよりもテーパ筒部2の小径側に形成される。
突条部5A,5Bの形成順序については、もし突条部5Bと第1刃具21の刃部25とが干渉しないのであれば、つまり軸Oを中心とする突条部5Bの外径寸法が第1刃具21の径寸法D1よりも小さいのであれば、先に突条部5Bを形成し、後に突条部5Aを形成してもよい。
「突部(突条部5)の他の形成方法」
図2に示す突条部5の形成方法では、1つの刃具27で2条の突条部5を形成する。刃具27は、下端が開口形成された筒胴部23を備えている。筒胴部23の孔部の内周部24には、円周方向に沿う角状の刃部25、26が全周にわたり形成されている。刃部25は、筒胴部23の孔部の内周面と下端面とが直角に交差する開口縁部により構成されている。刃部26は、刃部25の上方の内周面において小径部と大径部とによって形成される段差角部により構成されている。刃部26の径寸法D2は刃部25の径寸法D1よりも小さい。刃部25、26の径寸法D1、D2は、インコア1のテーパ筒部2の小径部よりも大きく、大径部よりも小さい。
図2(a)の状態から、刃具27をインコア1に対し同軸状に降下させ、図2(b)に示すように、刃部25、26がテーパ筒部2の外周面4に当接してからもなお刃具27に下方への押圧荷重をかける。これにより、刃部25、26がテーパ筒部2の外周面4に同時に喰い込んだ状態となり、テーパ筒部2の喰い込まれた部分は外周面4から押し上げられるように変形し、図2(c)に示すように、軸Oの円周方向全周にわたり、刃部25により第1の突条部5Aが形成され、同時に刃部26により第2の突条部5Bが形成される。
突条部5の外周面4からの突出寸法Sは、0.2〜0.6mmの範囲が望ましい。
本発明者は、上記の形成方法で突出寸法Sが0.2〜0.6mmの範囲の突条部5を2条形成したステンレス製のインコア1を用いて、引抜性能試験を行った。試験方法は以下の通りである。
(A1)水道用ポリエチレン二層管を長さ250〜300mmで切断し、管の両端に上記の形成方法で作成したインコア1を嵌入したうえで、公知の胴、ナット、リングを用いて管の両端に継手を接合し、これを試料とする。
(A2)試料の両端の継手を試験装置に接続したうえで、内部に常温の水を満たし、内部の空気を除去したうえで、バルブで密閉する。
(A3)試料に水圧0.75MPaを加える。
(A4)試料に水圧0.75MPaを加えたまま、試験装置を作動させ、速度15〜20cm/秒で両端の継手を引っ張る。
(A5)継手からの管の抜け出しがないことを確認後、再度水圧0.75MPaまで昇圧し、漏れの有無を確認する。
本発明者は、呼び径13、20の2種類の水道用ポリエチレン二層管に対して、突条部の無い従来のステンレス製のプレス加工品のインコアを用いた試料(比較試料1という)と、竹の子状の断部および鍔部が形成された銅合金製の切削加工品のインコアを用いた試料(比較試料2という)と、本発明の方法で突条部5を2条形成したインコア1を用いた試料(発明試料という)とを作成し、上記(A1)〜(A5)のテストを行った。その結果、(A4)の試験状態においては、比較試料1は樹脂管の材料が降伏して伸びる前に樹脂管が継手から抜け出たのに対し、発明試料および比較試料2はいずれも管の伸びは確認されたものの、管の抜け出しは生じなかった。そして、(A5)の試験状態においては、発明試料および比較試料2はいずれも継手からの水漏れは生じなかった。
以上から、本発明の製造方法により突出寸法Sを0.2〜0.6mmの範囲程度とした突条部5を2条形成したインコア1を用いれば、突条部5が樹脂管Tの内周面に効果的に喰い込み、従来の銅合金製の竹の子状の断部および鍔部を有した切削加工品のインコアと同程度の耐引抜性を得られることが判った。
次に、図3において鍔部3の幅寸法Lは、樹脂管Tの厚み寸法の75%以上であり、胴11の内径寸法よりも小さい値とすることが望ましい。図3において、(a)は通常時の継手状態を示し、(b)は樹脂管Tに引張荷重がかかった状態を示している。樹脂管Tの端部周りの外径寸法は、インコア1が嵌入していることにより、リング13の内径寸法よりも拡径されている。したがって、樹脂管Tに引張荷重がかかった場合、本来であれば、その樹脂管Tの拡径した端部周りがリング13の端面に引っ掛かることで、樹脂管Tの抜けが阻止されるはずである。しかし、もしインコア1の鍔部3の幅寸法Lが小さい場合には、鍔部3の外縁と胴11の内周との間に比較的大きな隙間が形成されることから、樹脂管Tの端部がその隙間に逃げるように変形し、樹脂管Tの端部周りの外径寸法がリング13の内径寸法よりも小さくなって樹脂管Tがインコア1と共に抜け出るおそれがある。
これに対し、鍔部3の幅寸法Lを、樹脂管Tの厚み寸法の75%以上であり、胴11の内径寸法よりも小さい値とすることで、鍔部3の外縁と胴11の内周との間の隙間を小さくできる。これにより、樹脂管Tの端部には、その小さな隙間に入り込める程度の変形は起きず、図3(b)に示すように、樹脂管Tの端部の外周面側が鍔部3と胴11とリング13とに囲まれて圧縮され、リング13に引っ掛かることにより樹脂管Tの抜けが阻止される。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。突条部5は2条に限らず、1条でもよいし3条以上であってもよい。また、突条部5は円周方向に連続して形成する場合に限られず、例えば図4に示すように、円周方向に間欠的に形成してもよい。この場合、例えば、刃具の孔部の内周部において、円周方向に沿う角状の刃部を間欠的に形成すればよい。また、突形状についても条形状に限られず、例えば突部をスポット的に複数形成してもよい。
1 インコア
2 テーパ筒部
3 鍔部
4 外周面
5 突条部(突部)
10 継手
21,22,27 刃具
23 筒胴部
24 内周部
25,26 刃部
T 樹脂管

Claims (6)

  1. 樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、
    プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、
    孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が全周に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って連続的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、
    前記刃部の径寸法が異なる複数の刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする樹脂管のインコアの製造方法。
  2. 樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、
    プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、
    孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が間欠的に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って間欠的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、
    前記刃部の径寸法が異なる複数の刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする樹脂管のインコアの製造方法。
  3. 樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、
    プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、
    孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が全周に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って連続的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、
    径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする樹脂管のインコアの製造方法。
  4. 樹脂管の開口端部に嵌入されるインコアの製造方法であって、
    プレス成形により円錐台形状のテーパ筒部を形成し、
    孔部を有し当該孔部の内周部には円周方向に沿う角状の刃部が間欠的に形成された刃具を前記テーパ筒部の小径側から軸方向に沿って前記テーパ筒部の外周面に喰い込ませることにより、前記外周面に、前記刃部の喰い込みにより円周方向に沿って間欠的に隆起する突条部からなる突部を隆起させるものであり、
    径寸法の異なる刃部が軸方向に複数形成された1つの刃具を用いて、前記突条部を軸方向に複数形成することを特徴とする樹脂管のインコアの製造方法。
  5. 前記突部の高さ寸法が0.2〜0.6mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の樹脂管のインコアの製造方法。
  6. 前記テーパ筒部の大径側の端部には、径外方向に延設される環状の鍔部が形成され、
    前記鍔部の幅寸法が、前記樹脂管の厚み寸法の75%以上で継手の胴の内径寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の樹脂管のインコアの製造方法。
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