JP6618706B2 - ドリル穴明け装置及びドリル穴明け方法 - Google Patents
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Description
49はスピンドル42と連結された位置検出器である。この位置検出器49は、スピンドル42とプレッシャフット47とを共に降下させた場合、スピンドル42と共に降下し、ブッシュ48がプリント基板41の上面位置に到達し、プレッシャフット47だけがそれ以上降下できなくなって、スピンドル42とプレッシャフット47が垂直方向に互いにずれた時を検出し、全体制御部46に検出信号を出力するものである。
以上の説明までのドリル穴明け装置の構成と動作は、良く知られているものである。
なお、図6のようにフィードバック補償とフィードフォワード補償を行う駆動装置は、例えば特許文献1(図3及び段落0023〜0027)に開示されている。
図7において、領域Mはドリルが高さH1にあるプリント基板の上面に当接した時点直後であり、一時的に位置応答Rの時間遅れが増加する。薄いプリント基板の場合、プリント基板の材質やドリルの送り速度等の加工条件によっては、(a)に示すように、位置応答Rの時間遅れの増加で、穴明け加工が継続しないでドリルが高さH2にある底面まで届かず、貫通穴を形成しないうちにドリルが上昇してしまい、未貫通穴が形成される現象が起きることがある。
一方、プリント基板が適当な厚みを有する場合、(b)に示すように、位置応答Rの時間遅れの増加が出るものの、その後、元の流れに戻って穴明け加工が継続し、ドリルは高さH2にある底面を抜けて貫通穴を形成し、その後ドリルが上昇する。従って、この場合、未貫通穴が形成されることはないが、ドリルが底面を抜けたら速やかにドリルの進入を止めないと、それだけ加工時間が長くなり、加工効率が悪くなる。
図5は、本発明の一実施例となるドリル穴明け装置のブロック図である。本発明に従うと、全体制御部46には、同じ位置での穴明け動作の繰返し回数をカウントするカウンタ50が含まれる。この全体制御部46は、ドリルを最初あるいは次の穴明け位置に移動させる場合にはカウンタ50をリセットし、同じ位置で穴明け動作を行う場合にはカウンタ50を1だけカウントアップする。また、カウンタ50の値が許容値以内にあるかどうかを判定し、許容値を超えていたら、装置を停止させるとともにエラーを表示してオペレータに知らせ、オペレータの介入を促す。
図2において、上位となる図5における全体制御部46から与えられる位置指令Pと位置検出器2からのフィードバック信号である位置応答Rとの差分に補償値可変型のフィードフォワード補償器7の出力が加算された位置偏差Dがフィードバック補償器4へ入力され、その出力である電流指令Eが制御アンプ5に入力され、その出力でモータ6が回転してスピンドル1が駆動される。
また(b)に示すように、1番目の穴明けにおいてドリルが深く進入し過ぎてランクBとなった場合は、補償値制御部8はフィードフォワード補償器7の補償値を下げ、次の2番目の穴明けに進む。
また(b)における2番目の穴明け動作において、フィードフォワード補償器7の補償値がまだ高過ぎて再びランクBとなった場合、さらにフィードフォワード補償器7の補償値を下げ、次の3番目の穴明けに進む。以下、適切な深さの穴明けが行われるまで、同様に繰り返す。
6:モータ 7:フィードフォワード補償器 8:補償値制御部
40:テーブル、41:プリント基板、42:スピンドル、43:ドリル
44:垂直方向駆動部、45:水平方向駆動部、46:全体制御部
47:プレッシャフット、48:ブッシュ、49:位置検出器 50:カウンタ
Claims (4)
- フィードバック補償とフィードフォワード補償を行う駆動装置によりドリルを保持するスピンドルを駆動して被加工物に貫通穴を明けるドリル穴明け装置において、前記フィードフォワード補償を行うものであって補償値が修正できるフィードフォワード補償器と、穴を明ける毎にドリルの最終到達位置が適正か否かを評価し当該評価において不適正と評価した場合には前記フィードフォワード補償器の補償値を修正する補償値制御部と、当該補償値制御部における不適正の評価が同じ位置での穴明けを必要とする場合には同じ位置に穴を明けるよう制御する制御部とを備えることを特徴とするドリル穴明け装置。
- 請求項1に記載のドリル穴明け装置において、前記制御部は、同じ位置での穴明け回数をカウントし、当該カウント値が許容値を超えていたら加工動作を停止させることを特徴とするドリル穴明け装置。
- フィードバック補償とフィードフォワード補償を行う駆動装置によりドリルを保持するスピンドルを駆動して被加工物に貫通穴を明けるドリル穴明け方法において、穴を明ける毎にドリルの最終到達位置が適正か否かを評価し、当該評価において不適正と評価した場合には前記フィードフォワード補償における補償値を修正し、前記不適正の評価が同じ位置での穴明けを必要とする場合には同じ位置に穴を明けることを特徴とするドリル穴明け方法。
- 請求項3に記載のドリル穴明け方法において、同じ位置での穴明け回数をカウントし、当該カウント値が許容値を超えていたら加工動作を停止させることを特徴とするドリル穴明け方法。
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