JP2007216334A - 穴の加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合であっても、穴の加工工程の短縮及びドリルの位置決め精度の安定化が図れる穴の加工方法の提供。
【解決手段】ボールエンドミル12を加工対象物11の加工面11A上の所定位置に位置決めして回転駆動しながら下降させた後、上昇させ、加工面11Aにドリル13を案内できる深さまで下穴14を加工し、ドリル13を案内する上端部の筒状の案内溝14Aと、これに続く断面が円弧状の溝14Bとを形成する。その後、ドリル13を下穴14上に位置決めして回転駆動しつつ所定の送り速度で下降させると、ドリル13の先端が下穴14の案内溝14Aによって位置決め案内された状態となるから、更に下降するドリル13によって穴16を高精度で加工できる。
【選択図】図3
【解決手段】ボールエンドミル12を加工対象物11の加工面11A上の所定位置に位置決めして回転駆動しながら下降させた後、上昇させ、加工面11Aにドリル13を案内できる深さまで下穴14を加工し、ドリル13を案内する上端部の筒状の案内溝14Aと、これに続く断面が円弧状の溝14Bとを形成する。その後、ドリル13を下穴14上に位置決めして回転駆動しつつ所定の送り速度で下降させると、ドリル13の先端が下穴14の案内溝14Aによって位置決め案内された状態となるから、更に下降するドリル13によって穴16を高精度で加工できる。
【選択図】図3
Description
この発明は、例えば、加工対象物に穴加工をするための穴の加工方法に関する。
小径穴を加工するときにドリルの位置ずれを防止することにより、小径穴を高い精度をもって加工できるようにした穴の加工方法を提供することを目的とした技術が、例えば特許文献1にて提案されている。
この特許文献1は、加工対象物に施す加工穴の直径が予め定められた直径寸法以上か否かを判断する加工穴径判断工程と、この加工穴径判断工程によって加工穴の直径寸法が所定寸法以上の大径と判断したときには、前記加工対象物の加工面にセンタ穴ドリルを用いて下穴加工を実行する下穴ドリル加工工程と、この下穴ドリル加工工程によって形成された下穴に所定寸法以上のドリルを用いて大径穴加工を実行する大径穴加工工程と、前記加工穴径判断工程によって加工穴の直径寸法が所定寸法未満の小径と判断したときには、前記加工対象物の加工面にパンチ工具を用いて下穴加工を実行する下穴パンチ加工工程と、この下穴パンチ加工工程によって形成された下穴に所定寸法未満のドリルを用いて小径穴加工を実行する小径穴加工工程とからなる穴の加工方法を開示している。
しかしながら、前記特許文献1にて提案された技術でも、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態であれば問題ないが、傾斜していたり加工面が曲面状態であると、加工穴の直径寸法が小径の場合に前記加工対象物の加工面にパンチ工具を用いて下穴加工を施そうとしても、下穴を加工することが困難である。
このため、図7に示すように、先ず加工対象物1の加工面1Aにドリルの昇降方向と垂直なフラット面2を加工し、次いで下穴3を加工した後、ドリルを用いて穴加工をする必要がある。
特開平9−253913号公報
従って、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたりしても、穴の加工工程の短縮が図れない。
そこで本発明は、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合であっても、穴の加工工程の短縮が図れると共に穴加工の際のドリルの位置決め精度の安定化が図れる穴の加工方法を提供することを目的とする。
このために第1の発明は、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合の前記加工対象物に穴加工をするための穴の加工方法であって、ボールエンドミルにて前記加工対象物の加工面に前記ドリルを案内できる深さまで下穴を形成し、この下穴上方に位置決めして下降する前記ドリルを前記下穴にて案内させて前記加工対象物に穴加工をすることを特徴とする。
また第2の発明は、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合の前記加工対象物に穴加工をするための穴の加工方法であって、フラットエンドミルにて前記加工対象物の加工面に前記ドリルを案内できる深さまで下穴を形成し、この下穴上方に位置決めして下降する前記ドリルを前記下穴にて案内させて前記加工対象物に穴加工をすることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合であっても、穴の加工工程の短縮が図れると共に穴加工の際のドリルの位置決め精度の安定化が図れる穴の加工方法を提供することができる。
以下、本発明の穴の加工方法の実施形態について説明する。初めに、加工対象物に穴加工を施す場合には、加工対象物の加工面に下穴を形成し、この下穴でドリルを位置決めしつつ穴加工を施すようになっており、穴加工を施すのにマシニングセンタ等の自動工作機械が広く用いられる。
11はマシニングセンタのテーブル(図示せず)上に固定された加工対象物を示し、この加工対象物11の加工面11Aは穴加工をするためのドリル13の昇降方向と垂直状態でなく傾斜しているが、加工面が曲面状態の場合でもよい。
そして、前記加工対象物11にはその加工面11Aの所定位置に後述するボールエンドミル12にてドリル13を案内できる深さまで下穴14を加工形成し、ドリル13によって穴加工が施されることとなり、以下詳述する。
12はマシニングセンタの工具保管装置(図示せず)に保管されるセンタ穴ドリルとしてのボールエンドミルで、このボールエンドドリル12は下端部が円弧状を呈しており、加工対象物11の加工穴径に応じて適したものが用いられる。13は前記ボールエンドミル12と同様に工具保管装置に保管されるドリルであり、前記下穴14に案内されて前記加工対象物11に穴加工をするものである。
次に、マシニングセンタによって加工対象物11に穴加工を施す方法について述べる。先ず、加工対象物11の加工面11Aに加工して形成する穴と略同径の下穴14を適宜な前記ボールエンドミル12にて、前記ドリル13を案内できる深さまで下穴14を形成する。
即ち、工具保管装置に保管されているボールエンドミル12を取出し、このボールエンドミル12を加工面11A上の所定位置に位置決めし、この状態でこのボールエンドミル12を回転駆動しながら所定のストロークだけ下降させた後(図1から図2の状態)、上昇させることにより、加工対象物11の加工面11Aに下穴14を形成する。
ここで、前記下穴14はドリル13を案内できる深さまで加工形成されるものであるから、図3に示すように、上端部の前記ドリル13を案内する筒状の案内溝14Aと、これに続く断面が円弧状の溝14Bとが形成されることとなる。
このように、このボールエンドミル12によって加工対象物11の加工面11Aに下穴14を形成したら、このボールエンドミル12に替えてドリル13を工具保管装置から取出し、このドリル13を前記下穴14上に位置決めする。そして、このドリル13を回転駆動しつつ所定の送り速度で下降させると、図4に示すように、このドリル13の先端が下穴14の案内溝14Aによって所定位置に位置決め案内された状態となるから、更に下降するドリル13によって加工対象物11に穴16を高精度で加工することができる(図5参照)。
従って、従来の場合には、加工対象物の加工面にドリルの昇降方向と垂直なフラット面を先ず加工し、次いで下穴を加工するという2つの前工程と、ドリルを用いて穴加工をするというような1つの穴加工工程とが必要であったが、本実施形態によれば、下穴を加工する1つの前工程と、ドリルによる1つの穴加工工程とで足りるから、穴の加工工程の短縮が図れる。しかも、穴加工の際のドリル13の位置決め精度の安定化が図れる。
なお、図6に示すように、フラットエンドミル20にて前記加工対象物11の傾斜している加工面11Aに前記ドリル13を案内できる深さまで下穴21を形成し、この下穴21上方に位置決めして下降する前記ドリル13を前記下穴21にて案内させて前記加工対象物11に穴加工をしてもよい。
従って、従来の場合には、加工対象物の加工面にドリルの昇降方向と垂直なフラット面を先ず加工し、次いで下穴を加工するという2つの前工程と、ドリルを用いて穴加工をするというような1つの穴加工工程とが必要であったが、第2の実施形態によっても、フラットエンドミル20による下穴を加工する1つの前工程と、ドリルによる1つの穴加工工程とで足りるから、穴の加工工程の短縮が図れる。しかも、穴加工の際のドリル13の位置決め精度の安定化が図れる。
以上本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
11 加工対象物
11A 加工面
12 ボールエンドミル
13 ドリル
14 下穴
14A 案内溝
14B 溝
16 穴
20 フラットエンドミル
21 下穴
11A 加工面
12 ボールエンドミル
13 ドリル
14 下穴
14A 案内溝
14B 溝
16 穴
20 フラットエンドミル
21 下穴
Claims (2)
- 穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合の前記加工対象物に穴加工をするための穴の加工方法であって、ボールエンドミルにて前記加工対象物の加工面に前記ドリルを案内できる深さまで下穴を形成し、この下穴上方に位置決めして下降する前記ドリルを前記下穴にて案内させて前記加工対象物に穴加工をすることを特徴とする穴の加工方法。
- 穴加工をするためのドリルの昇降方向と加工対象物の加工面とが垂直状態でなく傾斜していたり加工面が曲面状態の場合の前記加工対象物に穴加工をするための穴の加工方法であって、フラットエンドミルにて前記加工対象物の加工面に前記ドリルを案内できる深さまで下穴を形成し、この下穴上方に位置決めして下降する前記ドリルを前記下穴にて案内させて前記加工対象物に穴加工をすることを特徴とする穴の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006039314A JP2007216334A (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 穴の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006039314A JP2007216334A (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 穴の加工方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007216334A true JP2007216334A (ja) | 2007-08-30 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006039314A Pending JP2007216334A (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 穴の加工方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007216334A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009025250A1 (ja) * | 2007-08-17 | 2009-02-26 | Yanagisawa-Giken Co., Ltd. | 傾斜微細孔加工方法 |
JP2010023160A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Toshiba Mach Co Ltd | 穴加工方法、加工プログラム、加工プログラム生成プログラム、加工装置およびプレス金型 |
KR101079134B1 (ko) | 2009-03-16 | 2011-11-02 | 주식회사 두원전자 | 압축기용 클러치리스 풀리의 리미터 연결구조 및 리미터 연결구조의 제조방법 |
CN107931954A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-04-20 | 四川绵竹鑫坤机械制造有限责任公司 | 一种曲轴油孔的加工方法 |
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2006
- 2006-02-16 JP JP2006039314A patent/JP2007216334A/ja active Pending
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