JP6618119B2 - 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体 - Google Patents

水切り部材および太陽電池パネル設置構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6618119B2
JP6618119B2 JP2016221606A JP2016221606A JP6618119B2 JP 6618119 B2 JP6618119 B2 JP 6618119B2 JP 2016221606 A JP2016221606 A JP 2016221606A JP 2016221606 A JP2016221606 A JP 2016221606A JP 6618119 B2 JP6618119 B2 JP 6618119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
panel
cell panel
receiving material
panel receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016221606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018080458A (ja
Inventor
昇 金子
昇 金子
大三 長岐
大三 長岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Galvanizing and Coating Co Ltd
Original Assignee
JFE Galvanizing and Coating Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Galvanizing and Coating Co Ltd filed Critical JFE Galvanizing and Coating Co Ltd
Priority to JP2016221606A priority Critical patent/JP6618119B2/ja
Publication of JP2018080458A publication Critical patent/JP2018080458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6618119B2 publication Critical patent/JP6618119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

この発明は、太陽電池パネルと該太陽電池パネルを傾斜姿勢で支持するパネル受け材との間に配置され、太陽電池パネルの上面を流れる水をパネル受け材に接触させないように導き、落下させる水切り部材に関し、またこの水切り部材を太陽電池パネルと架台との間に配設してなる太陽電池パネル設置構造体に関する。
地上や屋上、屋根上に設置される太陽光発電システムは通常、所定の太陽電池容量を確保するため太陽電池パネルを複数段および複数列に亘って配置し、かつ太陽光を受け易くするため各々水平面(設置面)に対して傾斜するよう架台に取り付けられる。この際、太陽電池パネル同士の間には、架台組み立て時の寸法誤差を吸収する等の理由から隙間が設けられおり、太陽電池パネルの上面(受光面)に降った雨水等の水は該上面上を傾斜方向の下方に流れ、太陽電池パネル同士の隙間から落下して架台を腐食させる。
この問題を解決するものとして、下記特許文献1には、主材の、太陽電池パネル同士の間において露出された部分を覆い、太陽電池パネル同士の間に侵入する雨水を主材から離れた箇所へと導く案内部材を設けた太陽電池パネル設置架台が提案されている。
特開2011−236674号公報
しかしながら、この案内部材は、主材の、太陽電池パネル同士の間において露出された部分を覆うべく案内部材の水上側端部と水下側端部を、水上側の太陽電池パネルおよび水下側の太陽電池パネルと主材との間に挟持させるとともにボルトで締結して取り付ける構造のものである。実際の太陽電池パネルの取り付けでは、まず水下側の太陽電池パネルの取り付けにあたって、案内部材の水下側端部に形成される取付け穴と主材に形成される取付け穴との位置合わせを行い、必要に応じて調整を行った後、太陽電池パネルと主材との間に案内部材の水下側端部を挟み込んでボルトで固定する。次いで、水上側太陽電池パネルの取り付けにあたって、案内部材の水上側端部に形成される取付け穴と主材に形成される取付け穴との位置合わせを行い、必要に応じて調整を行った後、太陽電池パネルと主材との間に案内部材の水上側端部を挟み込んでボルトで固定する必要がある。このように、特許文献1の案内部材では、主材への取り付けに際して2回のボルト締結作業が必要になるとともに、案内部材の2箇所の取付け穴と主材の2箇所の取付け穴が完全に合致しない場合には穴の再加工等が必要となり、取り付け作業が煩雑である。
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、水上側の太陽電池パネルの上面を流下した水が太陽電池パネル同士の隙間に侵入するのを防止することができるとともに、取り付けを容易に行い得る水切り部材および該水切り部材を備えた太陽電池パネル設置構造体を提供することを目的とする。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の水切り部材は、太陽電池パネルと該太陽電池パネルを傾斜姿勢で支持するパネル受け材との間に配置され、太陽電池パネルの上面を流れる水をパネル受け材に接触させないように導き、落下させる水切り部材であって、太陽電池パネルの水下側端部とパネル受け材との間に配置されるとともに該パネル受け材に固定されるベースプレートと、ベースプレートの水下側の端部から太陽電池パネルの水下側端面に沿って立ち上がりその上端部が該太陽電池パネルの上面よりも突出する起立プレートと、を備えるものである。
なお、この発明の水切り部材にあっては、起立プレートおよびベースプレートは、パネル受け材よりも幅広に形成されていることが好ましい。
また、この発明の水切り部材にあっては、起立プレートはその幅方向端部に水下側へ斜めに折り曲げられた第1の落下ガイド片を有することが好ましい。
さらに、この発明の水切り部材にあっては、ベースプレートはその幅方向端部に斜め下方へ折り曲げられた第2の落下ガイド片を有することが好ましい。
さらに、この発明の水切り部材にあっては、ベースプレートは、パネル受け材との固定部が該パネル受け材側へ突出して、ベースプレートの該固定部を除く部分とパネル受け材との間に隙間を形成する突出部を有することが好ましい。
また、上記課題を解決するためのこの発明の太陽電池パネル設置構造体は、太陽電池パネルと、太陽電池パネルを傾斜姿勢で支持するパネル受け材を有する架台と、太陽電池パネルとパネル受け材との間に配置され、太陽電池パネルの上面を流れる水をパネル受け材に接触させないように導き、落下させる上記いずれか記載の水切り部材と、備えるものである。
なお、この発明の太陽電池パネル設置構造体にあっては、太陽電池パネルの水下側端部をパネル受け材から離間させる隙間形成手段を備えることが好ましい。
また、この発明の太陽電池設置パネル設置構造体にあっては、太陽電池パネルの水上側端部をパネル受け材から離間させるスペーサを備えることが好ましい。
この発明の水切り部材をパネル受け材に取り付けるには、水上側の太陽電池パネルの水下側端部とパネル受け材との間に水切り部材を介挿し、ボルト等の締結具を用いて水切り部材をパネル受け材に固定するだけでよい。
そしてこのような取付け状態では、水切り部材の上端部が所定の高さ分だけ太陽電池パネルの上面から突出するため、太陽電池パネルの上面に降り、太陽電池パネルの上面に沿って水下側へ流れる雨水等の水は、水切り部材の上端部によって受け止められるとともに側方へ導かれた後、落下する。
したがって、この発明の水切り部材および該水切り部材を備えた太陽電池パネル構造体によれば、太陽電池パネル同士の隙間への水の侵入を防止することができるとともに、パネル受け材の取り付けが一度で済むため、施工を簡単に行うことができる。
図1は、この発明に従う一実施形態の水切り部材を適用した、この発明に従う一実施形態の太陽電池パネル設置構造体の要部を示す概略斜視図である。 図2は、図1の水切り部材を示しており、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。 図3は、図1の水切り部材を示しており、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図4は、図1の太陽電池パネル設置構造体において、太陽電池パネルの上面を流れる雨水が水切り部材によって導かれ落下する様子を説明する概略側面図である。 図5は、図1の太陽電池設置構造体の変形例を示した概略側面図である。 図6は、この発明に従う他の実施形態の水切り部材を示しており、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。 図7は、図6の水切り部材を示しており、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図8は、図6の水切り部材を適用した、この発明に従う他の実施形態の太陽電池パネル設置構造体の概略側面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。ここで、図1は、この発明に従う一実施形態の水切り部材を適用した、この発明に従う一実施形態の太陽電池パネル設置構造体の要部を示す概略斜視図であり、図2は、図1の水切り部材を示しており、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、図3は、図1の水切り部材を示しており、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、図4は、図1の太陽電池パネル設置構造体において、太陽電池パネルの上面を流れる雨水が水切り部材によって導かれ落下する様子を説明する概略側面図である。
図1に示すように、この実施形態の太陽電池パネル設置構造体10は、互いに直交する2方向(X及びY方向)に整列された複数の太陽電池パネル12と、該太陽電池パネル12を水平面に対する傾斜姿勢で支持する架台14とを備えている。
架台14は各々水平面に対して傾斜するとともにその長手方向に直交する幅方向(X方向)に互いに離間して配置された複数本(図では簡略化し1本のみ示す。)のパネル受け材16を有している。パネル受け材16は図示例ではC形鋼から構成されるが、これに限定されず、溝形、リップ溝形、山形、H形、Z形等、種々の形状のものを用いることができる。また、パネル受け材16は、耐食性を高めるため表面に溶融亜鉛めっき等のめっき処理を施したものや耐食性塗装を塗布したものが好ましい。
太陽電池パネル12は、パネル本体部18と該パネル本体部18を取り囲んで保持する枠体20とを有しており、この枠体20はここでは図示しないボルト等の締結具を介してパネル受け材16に固定される。図1から分かるように、太陽電池パネル12間には組み立て時のばらつきを吸収する等の理由で隙間gが形成されるため、太陽電池パネル12の上面(受光面)に落下した雨水は該上面に沿って傾斜の低い側(水下側)へ流れてこの隙間に落下し、落下した雨水はパネル受け材16の、隙間gから露出する部分を腐食させる。
そのため、この実施形態の太陽電池パネル設置構造体10では、太陽電池パネル12とパネル受け材16との間に配置され、太陽電池パネル12の上面を流れる雨水をパネル受け材16に接触させないように導き、落下させる水切り部材22を設けている。
図2および図3に詳細に示すように、この実施形態の水切り部材22は、太陽電池パネル12の水下側端部とパネル受け材16との間に配置されるとともに該パネル受け材16に固定されるベースプレート24と、ベースプレート24の水下側の端部から太陽電池パネル12の水下側端面に沿って立ち上がりその上端部が該太陽電池パネルの上面よりも突出する起立プレート26とを備えるものであり、例えば鋼板等を曲げ加工等して成形することができる。ベースプレート24および起立プレート26は、パネル受け材16よりも幅広に形成されている。
起立プレート26の、太陽電池パネル12の上面から突出する部分26aは、太陽電池パネル12の上面に沿って流れてくる水を受け止めるとともに側方へ導いて落下させ、これにより太陽電池パネル12同士の隙間gへの水の侵入を防止するものであり、これを確実とするため、突出部分26aの高さは2mm以上とするのが好ましく、10mm以上とするのがより好ましい。一方、当該高さを過大とすると、起立プレート26によって太陽電池パネル12に影がかかり発電効率が低下したり、太陽電池パネル設置構造体10を積雪地域に設置した場合に積雪荷重によって起立プレート26が変形したりする虞があるため、突出部分26aの高さは30mm以下とすることが好ましい。また、図示例では、起立プレート26の上端部には折返し部26bを形成しており、これにより突出部分26aの強度を高めるとともに端面の安全性を確保することができる。
なお、起立プレート26はその水上側に位置する太陽電池パネル12の水下側端面に当接させてもよいし、起立プレート26と太陽電池パネル12の水下側端面との間に僅かな隙間を残して当該隙間を通じて起立プレート26の突出部分26aで受け止めた水をベースプレート24上に落下させるようにしてもよい。
また、起立プレート26の幅方向端部には水下側へ斜めに折り曲げられ、起立プレート26の突出部分26aによって側方へ導かれた水を落下時に水下側(前方)へ導く第1の落下ガイド片26c,26dが形成されている。なお、第1の落下ガイド片は必ずしも設ける必要はない。
ベースプレート24は、パネル受け材16への固定のため、ここでは図示しないボルト等の締結具を挿通される取付け穴28が形成されており、この取付け穴28に締結具を挿通しパネル受け材16に締め付けることで水切り部材22をパネル受け材16に固定することができる。この締結具には太陽電池パネル12の枠体20をパネル受け材16に固定するための上述した締結具を兼用してもよい。なお、図示例において取付け穴28は円形であるが、長手方向がY方向と一致する長穴形状としてもよく、これによれば水切り部材22をパネル受け材16に取り付ける際の位置を微調整することができ、ひいては起立プレート26と太陽電池パネル12の水下側端面を当接させたりそれらの間に間隙を形成したりすることもできる。
また、ベースプレート24の幅方向端部には斜め下方へ折り曲げられ、起立プレート26の突出部分26aによって側方へ導かれ、落下してきた水を斜め下方へ導いて落下させる第2の落下ガイド片24a,24bが形成されている。なお、第2の落下ガイド片は必ずしも設ける必要なない。
このように構成される水切り部材22を架台に取り付けるには、図4に示すように、まず水下側の太陽電池パネル12を締結具としてのボルトMを用いてパネル受け材16に固定し、次いで水上側の太陽電池パネル12をボルトMを用いてパネル受け材16に固定する。このとき、水上側の太陽電池パネル12の水下側端部とパネル受け材16との間に水切り部材22を介挿しておき上記ボルトMを用いて水切り部材22も一緒にパネル受け材16に固定する。あるいは、水切り部材22は太陽電池パネル12をパネル受け材16に固定するボルトMとは別のボルト(図示省略)を用いてパネル受け材16に固定することもできる。
このような取付け状態では、水切り部材22の上端部が突出部分26aの高さ分だけ太陽電池パネル12の上面から突出するため、太陽電池パネル12の上面に降り、太陽電池パネル12の上面に沿って水下側へ流れる雨水等の水は、突出部分26aによって受け止められるとともに側方へ導かれた後、パネル受け材16よりも幅方向外側へ落下する。したがって、この実施形態の水切り部材22によれば、太陽電池パネル12同士の隙間gへの水の侵入を防止することができるとともに、パネル受け材16の取り付けが一度で済むため、施工を簡単に行うことができる。
また、この実施形態の水切り部材22によれば、起立プレート26およびベースプレート24をパネル受け材16よりも幅広に形成したことから、起立プレート26によって導かれた水をパネル受け材16から幅方向に離れた位置へと確実に導くことができ、より高いレベルでパネル受け材16の腐食を回避することができる。
さらに、この実施形態の水切り部材22によれば、起立プレート26の幅方向端部に水下側へ斜めに折り曲げられた第1落下ガイド片26c,26dを設ける構成としたことから、起立プレート26の突出部分26aによって側方へ導かれた水を落下時に前方へ導き、起立プレート26からスムーズに離して、水が起立プレート26の前面側(隙間g側)に回り込むのを防止することができる。
さらに、この実施形態の水切り部材22によれば、ベースプレート24の幅方向端部に斜め下方へ折り曲げられた第2の落下ガイド片24a,24bを設ける構成としたことから、ベースプレート24に落下した水を側方へ導いて落下させる際にベースプレート24からスムーズに離して、水がベースプレート24の下面に回り込むのを防止することができる。
図5は、図1で示した太陽電池パネル設置構造体の変形例を示す概略側面図であり、この太陽電池パネル設置構造体10は、太陽電池パネル12の水下側端部を水切り部材22と共にパネル受け材16から離間させる隙間形成手段としてのナット30を水切り部材22のベースプレート24とパネル受け材16との間に介装したものである。ナット30の高さは5mm程度とすることが好ましい。なお、ナット30に代えてねじが形成されていない単なるリング体や座金等を隙間形成手段として設けてもよい。
この実施形態の太陽電池パネル設置構造体10によれば、水切り部材22を回り込んで水切り部材22とパネル受け材16との間に水が侵入することがあったとしても侵入した水がそこに滞留するのを防止することができ、パネル受け材16の腐食防止をより高い次元で達成することができる。
また、この変形例に係る太陽電池パネル設置構造体10は、隙間形成手段としてのナット30と同程度の高さを有し、太陽電池パネル12の水上側端部をパネル受け材16から離間させるスペーサとしてのナット32を設けており、これによれば太陽電池パネル12をパネル受け材16と略平行に保つことができるとともに、太陽電池パネル12の水上側の端部とパネル受け材16との間に侵入した水がそこに滞留するのを防ぐことができ、水上側においてもパネル受け材16の腐食防止を図ることができる。なお、図示例ではスペーサにはナット30を用いているが、ねじが形成されていない単なるリング体や座金等を用いてもよい。
次に図6および図7を参照し、この発明に従う他の実施形態の水切り部材について説明する。なお、先の実施形態の水切り部材と同様の要素または部分には同じ符号を付し重複する説明は省略するものとする。
この実施形態の水切り部材22では、ベースプレート24に、パネル受け材16との固定部(取付け穴28の周辺部分)を該パネル受け材16側へ突出させベースプレート24の該固定部を除く部分とパネル受け材16との間に隙間を形成する突出部34を設けた点で先の実施形態の水切り部材22とは異なる。突出部34は、ベースプレート24の下面側の取付け穴28の周辺部分が凸、上面側の取付け穴28の周辺部分が凹となるようプレス加工等により形成することができる。突出部34の突出長さはボルトMを用いて水切り部材22とパネル受け材16とを共締めした後にベースプレート24とパネル受け材16との間に少なくとも5mm程度の隙間を確保できるような長さとするのが好ましい。
図8は、図6および図7で示した水切り部材22を適用した、この発明の他の実施形態の太陽電池パネル設置構造体10を示す概略側面図であり、この図に示すように、太陽電池パネル12の水下側端部とパネル受け材16との間には突出部34が一体的に形成された水切り部材22が介装されるとともに、該水切り部材22は太陽電池パネル12の枠体20とともにボルトMを介してパネル受け材16に固定されている。突出部34の存在により、太陽電池パネル12の水下側端部とパネル受け材16との間には5mm程度の隙間が維持されるため、ベースプレート24に形成された突出部34は、この発明における隙間形成手段を構成する。
また、この実施形態の太陽電池パネル設置構造体10においても、突出部34と同程度の高さを有し、太陽電池パネル12の水上側端部をパネル受け材16から離間させるスペーサとしてのナット32を設けており、これによれば太陽電池パネル12をパネル受け材16と略平行に保つことができるとともに、太陽電池パネル12の水上側の端部とパネル受け材16との間に侵入した水がそこに滞留するのを防ぐことができ、水上側においてもパネル受け材16の腐食防止を図ることができる。なお、図示例ではスペーサとしてナット32を用いているが、ねじが形成されていない単なるリング体や座金等を用いてもよい。
この発明によれば、水上側の太陽電池パネルの上面を流下した水が太陽電池パネル同士の隙間に侵入するのを防止することができるとともに、取り付けを容易に行い得る水切り部材および該水切り部材を備えた太陽電池パネル設置構造体を提供することが可能である。
10 太陽電池パネル設置構造体
12 太陽電池パネル
14 架台
16 パネル受け材
18 パネル本体
20 枠体
22 水切り部材
24 ベースプレート
24a,24b 第2の落下ガイド片
26 起立プレート
26a 突出部分
26b 折返し部
26c,26d 第1の落下ガイド片
28 取付け穴
30 ナット(隙間形成手段)
32 ナット(スペーサ)
34 突出部(隙間形成手段)
M ボルト(締結具)

Claims (8)

  1. 太陽電池パネルと該太陽電池パネルを傾斜姿勢で支持するパネル受け材との間に配置され、太陽電池パネルの上面を流れる水をパネル受け材に接触させないように導き、落下させる水切り部材であって、
    前記太陽電池パネルの水下側端部と前記パネル受け材との間に配置されるとともに該パネル受け材に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの水下側の端部から前記太陽電池パネルの水下側端面に沿って立ち上がりその上端部が該太陽電池パネルの上面よりも突出する起立プレートと、を備えることを特徴とする水切り部材。
  2. 前記起立プレートおよび前記ベースプレートは、前記パネル受け材よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水切り部材。
  3. 前記起立プレートはその幅方向端部に水下側へ斜めに折り曲げられた第1の落下ガイド片を有することを特徴とする請求項1または2に記載の水切り部材。
  4. 前記ベースプレートはその幅方向端部に斜め下方へ折り曲げられた第2の落下ガイド片を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の水切り部材。
  5. 前記ベースプレートは、前記パネル受け材との固定部が該パネル受け材側へ突出して、ベースプレートの該固定部を除く部分とパネル受け材との間に隙間を形成する突出部を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の水切り部材。
  6. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルを傾斜姿勢で支持するパネル受け材を有する架台と、
    前記太陽電池パネルと前記パネル受け材との間に配置され、太陽電池パネルの上面を流れる水をパネル受け材に接触させないように導き、落下させる請求項1から5までのいずれか一項に記載の水切り部材と、備えることを特徴とする太陽電池パネル設置構造体。
  7. 前記太陽電池パネルの水下側端部を前記パネル受け材から離間させる隙間形成手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池パネル設置構造体。
  8. 前記太陽電池パネルの水上側端部を前記パネル受け材から離間させるスペーサを備えることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池パネル設置構造体。
JP2016221606A 2016-11-14 2016-11-14 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体 Active JP6618119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221606A JP6618119B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221606A JP6618119B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018080458A JP2018080458A (ja) 2018-05-24
JP6618119B2 true JP6618119B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=62198399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016221606A Active JP6618119B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6618119B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5393585B2 (ja) * 2010-05-12 2014-01-22 三菱電機株式会社 太陽電池パネル設置架台
JP5965683B2 (ja) * 2012-03-12 2016-08-10 Jfeスチール株式会社 太陽電池アレイ及び太陽電池アレイの製造方法
EP2662644A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-13 C-Lean S.r.l. Installation assembly of photovoltaic panels
JP6074615B2 (ja) * 2012-08-09 2017-02-08 Top Runner株式会社 太陽光発電装置
JP6101913B2 (ja) * 2013-04-26 2017-03-29 株式会社サカタ製作所 水切りカバーおよび太陽電池装置
JP2015031078A (ja) * 2013-08-03 2015-02-16 Top Runner株式会社 太陽光発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018080458A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7866099B2 (en) Mounting structure of solar cell module
JP5096404B2 (ja) 支持金具
JP5393585B2 (ja) 太陽電池パネル設置架台
US20200382050A1 (en) Mounting bracket and mounting assembly of photovoltaic module
JP5788290B2 (ja) 屋根用固定装置
US20160261228A1 (en) Attachment structure of photovoltaic cell module
JP6618119B2 (ja) 水切り部材および太陽電池パネル設置構造体
JP5313408B1 (ja) 太陽電池モジュールの取付装置
JP6180342B2 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池システム
JP6279116B2 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池システム
JP5943322B2 (ja) 太陽電池モジュールの固定構造、および太陽光発電システム
JP2006089978A (ja) 太陽光利用システム
JP3162248U (ja) 屋上設置物支持金具
JP6595835B2 (ja) 雪止め構造及び建物
US10006204B1 (en) Roof racking system mount
JP6422832B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6670152B2 (ja) 屋根設置パネル
JP6364673B2 (ja) 波板用固定金具および屋根取付け構造
JP2018162568A (ja) 太陽光発電装置用架台
JP6193061B2 (ja) 雪止保持部材および太陽電池屋根構造
JP3200111U (ja) 太陽電池モジュール等の屋根上設置物を備えた屋根
JP6888192B2 (ja) 太陽光パネル取付構造
JP5945474B2 (ja) 太陽熱集熱装置
JP6030858B2 (ja) 機能部材の屋根への設置構造
JP6591172B2 (ja) 太陽電池モジュールの設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6618119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250