JP6617123B2 - 車両用スロープ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるスロープの構造に関する。
特許文献1には、車両の後部スペースに後方から車椅子等を乗降させる際にスロープを用いることが開示されている。かかるスロープは、いわゆる2段ヒンジを介して車体の床面に固定されており、車体の床面に沿う姿勢で格納可能となっている。
特開2001−276133号公報
かかる2段ヒンジ構造では、2つの回動軸が前後に設けられている、そのため、スロープが車体の床面に沿う姿勢で格納された状態で、荷物がスロープの基端部上に載置されたり、車両に乗り込むヒトがスロープの基端部を踏んだりした場合には、スロープが跳ね上がる可能性がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、スロープの跳ね上がりを防止することが可能な車両用スロープ構造を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明の車両用スロープ構造は、スロープと、車体の床面に固定されるヒンジ本体部と、一端部が前記ヒンジ本体部に対して第一回動軸周りに回動可能に取り付けられており、他端部が前記スロープの基端部に対して第二回動軸周りに回動可能に取り付けられているヒンジ連結部と、前記スロープとともに前記第二回動軸周りに回動可能なストッパと、前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態で前記ストッパの係合部と係合することによって、前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部への取付部位と前記スロープへの取付部位との間において前記スロープに下向き荷重が作用した際に前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部に対する回転を防止する回転防止部と、を備え、前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態における、前記スロープの跳ね上がり動作時の前記ストッパの移動方向をd1、前記スロープの展開動作時の前記ストッパの移動方向をd2としたとき、前記第一回動軸及び前記第二回動軸の軸線方向から見て、前記移動方向d1と前記移動方向d2とが異なる方向となり、かつ、前記移動方向d1に対する前記移動方向d2の開き角度が所定角度となる状態で、前記係合部及び前記回転防止部が互いに係合し、前記所定角度は、90°以上270°以下であり、前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の互いの当接面は、前記移動方向d2に沿う面であることを特徴とする。
本発明によると、スロープの跳ね上がりを防止することができる。
本発明の第一の実施形態に係る車両用スロープ構造が適用された車両を模式的に示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用スロープ構造の床上格納状態を模式的に示す平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用スロープ構造の床上格納状態を模式的に示す側面図である。 本発明の第二の実施形態に係る車両用スロープ構造の床上格納状態を模式的に示す側面図である。 本発明の第三の実施形態に係る車両用スロープ構造の床上格納状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態に係るストッパの係合部及び回転防止部を模式的に示す側面図である。 本発明の第四の実施形態に係るストッパの係合部及び回転防止部を模式的に示す側面図である。 本発明の第五の実施形態に係るストッパ、回転防止部及び当接面角度調整部を模式的に示す側面図である。
本発明の実施形態について、本発明の車両用スロープ構造を、被搭載物としての車椅子を車体の後部開口から車室内の後部スペースに搭載する場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。前後、左右(車幅方向)及び上下といった方向に関する表現は、車両の乗員(運転者)を基準とする。
<第一の実施形態>
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係る被搭載物の車両搭載システム(以下、単に「車両搭載システム」と称する)A1が適用された車両1は、車体2の後面に形成された後部開口2aのバックドア(テールゲートともいう)3を開けた状態で、当該後部開口2aから床面4上に被搭載物Xを搭載することができるように構成されている。本実施形態において、バックドア3は、車体2の後部開口2aの上縁部に対して回動可能に支持されている。車両搭載システムA1は、スロープ5と、左右一対の電動ウインチ6及び係止部材7(図2参照)と、ECU8と、前記スロープ5を含む左右一対の車両用スロープ構造B1(図2参照)と、を備える。
<スロープ>
スロープ5は、車体2の床面4と車両1の後方の地面Gとの間に架設可能な金属製の部材である。スロープ5は、床面4の後端部に対して回動可能に支持されており、車体2の床面4上に倒れた状態で格納される床上格納状態と、車両1内において起立状態で格納される起立格納状態と、車両1の後方の地面Gへ架設された展開状態と、をとることができる。スロープ5は、第一の板部5aと、第二の板部5bと、操作部5c(図2参照)と、を備える。なお、スロープ5は、1枚の板部によって構成されていてもよく、当該スロープ5における被搭載物Xの移動方向に連結される3枚以上の板部によって構成されていてもよい。
第一の板部5aは、スロープ5の基端部側を構成する板状部材である。第一の板部5aの基端部は、車体2の床面4の後端部に対して回動可能に支持されている。
第二の板部5bは、スロープ5の先端部側を構成する板状部材である。第二の板部5bは、第一の板部5aに対してスライド可能に取り付けられている。第二の板部5bは、床上格納状態及び起立格納状態において、第一の板部5aと重ねられており、展開状態において、第一の板部5aの先端部から延出されている。第二の板部5bの先端部は、展開状態において地面Gに接地する。
操作部5cは、スロープ5の床上格納状態における上面の先端部側に取り付けられており、スロープ5の基端部方向へ延設されているロープ、バンド等である。ユーザは、かかる操作部5cを把持して斜め後上方へ引っ張ることによって床上格納状態のスロープ5の先端部を持ち上げ、スロープ5を車外方向へ展開させることができる。
<電動ウインチ>
図1に示すように、電動ウインチ6は、車体2に設けられており、被搭載物Xを車両1に乗車及び降車させるためのものである。本実施形態において、電動ウインチ6は、被搭載物Xが搭載されるスペースよりも前方の床面4上(例えば、床面4と図示しない座席の座面部との間)に設置されている。電動ウインチ6は、後記するECU8による制御によって、ベルトを引き出したり巻き取ったりする。
<係止部材>
図1に示すように、係止部材7は、電動ウインチ6から延びるベルトの先端部に取り付けられており、被搭載物Xに係止可能な金属製部材(例えば、S字形状を呈するフック)である。
<ECU>
ECU(Electrical Control Unit)8は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されており、車両1の電子機器(電動ウインチ6を含む)を制御する制御部である。本実施形態において、ECU8は、左右一通の電動ウインチ6の一方の下側(電動ウインチ6と車体2の床面4との間)に設けられている。
<車両用スロープ構造>
図3に示すように、本発明の第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1は、スロープ5を備えるとともに、ヒンジ本体部10と、ヒンジ連結部30と、ストッパ40と、回転防止部50と、を左右一対に備える。ヒンジ本体部10及びヒンジ連結部30は、車体2とスロープ5とを2つの回動軸X1,X2を介して連結する、いわゆる2段ヒンジを構成する。なお、左右一対の車両用スロープ構造B1は、左右対称な形状を呈するため、以下では、図3に示す車両1の左側の車両用スロープ構造B1を参照して説明する。また、以下の説明において、各部材の位置及び方向は、床上格納状態を基準とする。なお、ストッパ40及び回転防止部50は、左右一対ではなく、1つずつ設けられる構成であってもよい。
<ヒンジ本体部>
ヒンジ本体部10は、車体2に固定される車体側部材である。ヒンジ本体部10は、車体2の床面4に固定されているとともに、ヒンジ連結部30の一端部(前端部)を回動可能に支持する金属製部材である。
<ヒンジ連結部>
ヒンジ連結部30は、車体側部材であるヒンジ本体部10とスロープ5とのそれぞれに回動可能に連結される金属製部材である。
<ストッパ>
ストッパ40は、スロープ5と一体的に回動可能な樹脂製部材である。ストッパ40の基端部は、スロープ5、より詳細には、スロープ5の基端部(回動軸X2側端部)に取り付けられている。ストッパ40の先端部は、回転防止部50と係合可能な係合部41となっている。
<回転防止部>
回転防止部50は、車体2(例えば、床面4)又はヒンジ本体部10に取り付けられる樹脂製部材である。
ストッパ40及び回転防止部50は、スロープ5が車体2の床面4上に格納された状態において互いに係合した係合状態となり、スロープ5の基端部、詳細には、スロープ5における回動軸X1,X2間となる部位に上方からの荷重F1が作用した際に、スロープ5の跳ね上がりを防止する。また、ストッパ40及び回転防止部50は、係合状態において、スロープ5の展開動作を許容する。
<床上格納状態における跳ね上がり防止>
スロープ5の床上格納状態において、ストッパ40の係合部41及び回転防止部50は、回動軸X1の略上方において互いに当接し、係合している。かかる状態において、ユーザが車両1に乗り込もうとしてスロープ5の基端部(回動軸X1,X2の間)を踏み込んだ場合や、スロープ5の基端部に荷物等が載置された場合等には、下向き荷重F1は、車両用スロープ構造B1に対して、回動軸X2周りのスロープ5の回転としてではなく、回動軸X1周りのヒンジ連結部30の回転として作用しようとする。かかる回転モーメントによって、ストッパ40の係合部41は、回動軸X1を中心とした回転動作を行おうとする(矢印d1)。回転防止部50は、かかる回転動作を防止するように、ストッパ40の係合部41と係合している。
<スロープの展開動作>
スロープ5の床上格納状態において、ユーザがスロープ5を展開させる際には、スロープ5の基端部がヒンジ連結部30の他端部に対して回動軸X2周りに回転する。ここで、ストッパ40の係合部41は、回動軸X2を中心とした回転動作を行おうとする(矢印d2)。回転防止部50は、かかる回転動作を許容する。すなわち、ストッパ40の係合部41は、回転防止部50との係合から解除され、回動軸X2を中心とした回転動作を行う。
係合部41は、第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分を直径とする円C0の円周上に設けられている。また、跳ね上がり防止におけるストッパ40の係合部41の移動方向d1は、回動軸X1とストッパ40の係合部41とを結ぶ線分を半径とする円C1の係合部41における接線方向である。また、スロープ5の展開動作におけるストッパ40の係合部41の移動方向d2は、回動軸X2とストッパ40の係合部41とを結ぶ線分を半径とする円C2の係合部41における接線方向である。すなわち、回転防止部50は、ストッパ40の移動方向d1への移動を防止するとともに移動方向d2への移動を許容する形状を呈する。
また、第一回動軸X1の側面視での座標を(x,y)、第二回動軸X2の側面視での座標を(x,y)、ストッパ40の係合部41の側面視での座標を(x,y)としたとき、ストッパ40の係合部41及び回転防止部50が互いに係合した状態において、以下の式が成立する。
{x−(x+x)/2}+{y−(y+y)/2}
≦{(x−x)/2}+{(y−y)/2}
かかる数式は、座標(x,y)が、円C0の円周上又は円C0の内側に位置することを示す。
第二回動軸X2が第一回動軸X1よりも右に位置する側からの側面視で、移動方向d1に対する移動方向d2の開き角度θは、反時計回りに90°に設定される。図3に示す本実施形態では、係合部41及び回転防止部50が、第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分よりも上方に位置し、かつ、円C0の円周上に位置するため、開き角度θは、90°である。また、移動方向d2と回転防止部50における係合部41と当接する面50aとの角度は、0°(平行)である。
<第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。図4に示すように、本発明の第二の実施形態に係る車両用スロープ構造B2において、回転防止部50は、円C0内であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分上に設けられている。本実施形態では、係合部41及び回転防止部50が、円C0の内側であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分上に位置するため、開き角度θは、180°である。なお、係合部41及び回転防止部50が円C0の内側に位置する場合には、開き角度θは、90°よりも大きく270°未満となる(90°<θ<270°)
<第三の実施形態>
本発明の第三の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。図5に示すように、本発明の第三の実施形態に係る車両用スロープ構造B3において、回転防止部50は、円C0の円周上であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分の下方に設けられている。本実施形態では、係合部41及び回転防止部50が、第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分よりも下方に位置し、かつ、円C0の円周上に位置するため、開き角度θは、270°である。
第一から第三の実施形態において説明したように、スロープ5に荷重F1が作用すると、ストッパ40の係合部41は、ベクトルd1方向に動こうとする。すなわち、図6に示すように、係合部41が回転防止部50を押す力Pが生じる。力Pは、回転防止部50の当接面(斜面)に垂直な成分P(=P・sinθ)と、回転防止部50の当接面(斜面)に平行な成分P(=P・cosθ)によって構成される。ここで、係合部41及び回転防止部50のような回転系には、寸法交差、ハメ合い交差等によって生じるガタがある。かかる回転系において力成分Pが発生する(ゼロではない)場合には、係合部41が力成分Pによって回転防止部50の当接面に沿って乗り上げるおそれがある。かかる乗り上げ動作の発生は、回転防止部50の機能失陥に繋がり好ましくない。係合部41及び回転防止部50が円C0の円周上又は円C0の内側において互いに係合する状態では、開き角度θは90°以上270°以下(90°≦θ≦270°)となり、かかる乗り上げ動作が好適に防止される。一方、係合部41及び回転防止部50が円C0の外側に位置する場合には、開き角度θは0°以上90°未満(0°≦θ<90°)又は270°よりも大きく360°以下(270°<θ≦360°)となり、かかる乗り上げ動作が発生するおそれがある。
また、車両用スロープ構造B1〜B3において、移動方向d2は、係合部41が回転防止部50から離間する方向に設定されている。すなわち、スロープ5の展開動作時において、スロープ5は、ストッパ40の係合部41が回転防止部50から離間した状態で展開される。
本発明の第一ないし第三の実施形態に係る車両用スロープ構造B1〜B3は、移動方向d1と移動方向d2とが異なる方向となり、かつ、移動方向d1に対する移動方向d2の開き角度θが所定角度となる状態で、係合部41及び回転防止部50が互いに係合する。したがって、車両用スロープ構造B1〜B3は、スロープ5の跳ね上がり防止と展開動作許容とを好適に両立させることができる。
また、車両用スロープ構造B1〜B3は、床上格納状態すなわちストッパ40の係合部41及び回転防止部50が互いに係合した状態において、係合部41が第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分を直径とする円C0の円周上又は円C0の内側に位置することによって、移動方向d1に対する移動方向d2の開き角度θが90°〜270°に設定される。したがって、車両用スロープ構造B1〜B3は、スロープ5の跳ね上がり防止と展開動作許容とをより好適に両立させることができる。
また、車両用スロープ構造B1〜B3は、スロープ5がストッパ40の係合部41が回転防止部50から離間した状態で展開されるので、スロープ5の展開動作をより好適に行うことを可能とする。
<第四の実施形態>
続いて、本発明の第四の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本発明の第四の実施形態に係る車両用スロープ構造B4において、ストッパ40の係合部41は、面41aを備えており、回転防止部50は、面50aを備えている。係合部41及び回転防止部50が互いに係合した状態において、面41a及び面50aは面接触する。これらの面(当接面)41a及び面(当接面)50aは、移動方向d2に対して平行である。スロープ5の展開動作時には、ストッパ40の係合部41の面41aが、回転防止部50の面50aに対して摺動する。なお、図7では、図示の関係上、面41aと面50aとを離間して描写している。
本発明の第四の実施形態に係る車両用スロープ構造B4は、面41a及び面51が移動方向d2に沿う面として形成されているので、スロープ5の跳ね上がり防止とスムーズな展開動作許容とを好適に両立させることができる。
<第五の実施形態>
続いて、本発明の第五の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第四の実施形態に係る車両用スロープ構造B4との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、本発明の第五の実施形態に係る車両用スロープ構造B5は、当接面角度調整部60と、を備える。当接面角度調整部60は、平面視で略U字形状を呈する樹脂製部材であり、回転防止部50の面50aを囲むように設けられる。すなわち、当接面角度調整部60の略U字形状の底部の外側面が、係合状態において係合部41の面41aと当接する面(当接面)60aを構成する。当接面角度調整部60は、ネジ締め等によって回転防止部50に取り付けられいる。面60aの角度は、取付面角度調整部60の取付姿勢によって、車幅方向軸周りに変更可能である。
本発明の第五の実施形態に係る車両用スロープ構造B5は、当接面角度調整部60を備えるので、面41aに対する面接触の精度を向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、当接面角度調整部60は、回転防止部50ではなくストッパ40に設けられていてもよく、ストッパ40及び回転防止部50の両方に設けられていてもよい。なお、ストッパ40、回転防止部50及び当接面角度調整部60は、樹脂製に限定されず、金属製等であってもよい。
2 車体
4 床面
5 スロープ
10 ヒンジ本体部
30 ヒンジ連結部
40 ストッパ
41 係合部
41a 面(当接面)
50 回転防止部
50a 面(当接面)
60 当接面角度調整部
60a 面(当接面)
B1〜B5 車両用スロープ構造
A3 回動範囲規制部

Claims (5)

  1. スロープと、
    車体の床面に固定されるヒンジ本体部と、
    一端部が前記ヒンジ本体部に対して第一回動軸周りに回動可能に取り付けられており、他端部が前記スロープの基端部に対して第二回動軸周りに回動可能に取り付けられているヒンジ連結部と、
    前記スロープとともに前記第二回動軸周りに回動可能なストッパと、
    前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態で前記ストッパの係合部と係合することによって、前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部への取付部位と前記スロープへの取付部位との間において前記スロープに下向き荷重が作用した際に前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部に対する回転を防止する回転防止部と、
    を備え、
    前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態における、前記スロープの跳ね上がり動作時の前記ストッパの移動方向をd1、前記スロープの展開動作時の前記ストッパの移動方向をd2としたとき、前記第一回動軸及び前記第二回動軸の軸線方向から見て、前記移動方向d1と前記移動方向d2とが異なる方向となり、かつ、前記移動方向d1に対する前記移動方向d2の開き角度が所定角度となる状態で、前記係合部及び前記回転防止部が互いに係合し、
    前記所定角度は、90°以上270°以下であり、
    前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の互いの当接面は、前記移動方向d2に沿う面である
    ことを特徴とする車両用スロープ構造。
  2. 前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の互いの当接面は、前記移動方向d1と交差する面である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用スロープ構造。
  3. 前記係合部及び前記回転防止部は、前記第一回動軸と前記第二回動軸とを結ぶ線分を直径とする円の円周上又は前記円の内側において互いに係合する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スロープ構造。
  4. 前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の少なくとも一方において前記当接面の角度を調整可能な当接面角度調整部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用スロープ構造。
  5. 前記スロープの展開動作時において、前記スロープは、前記ストッパの前記係合部が前記回転防止部から離間した状態で展開される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用スロープ構造。
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