JP2019013549A - 車両用スロープ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係る被搭載物の車両搭載システム(以下、単に「車両搭載システム」と称する)A1が適用された車両1は、車体2の後面に形成された後部開口2aのバックドア(テールゲートともいう)3を開けた状態で、当該後部開口2aから床面4上に被搭載物Xを搭載することができるように構成されている。本実施形態において、バックドア3は、車体2の後部開口2aの上縁部に対して回動可能に支持されている。車両搭載システムA1は、スロープ5と、左右一対の電動ウインチ6及び係止部材7(図2参照)と、ECU8と、前記スロープ5を含む左右一対の車両用スロープ構造B1(図2参照)と、を備える。
スロープ5は、車体2の床面4と車両1の後方の地面Gとの間に架設可能な金属製の部材である。スロープ5は、床面4の後端部に対して回動可能に支持されており、車体2の床面4上に倒れた状態で格納される床上格納状態と、車両1内において起立状態で格納される起立格納状態と、車両1の後方の地面Gへ架設された展開状態と、をとることができる。スロープ5は、第一の板部5aと、第二の板部5bと、操作部5c(図2参照)と、を備える。なお、スロープ5は、1枚の板部によって構成されていてもよく、当該スロープ5における被搭載物Xの移動方向に連結される3枚以上の板部によって構成されていてもよい。
図1に示すように、電動ウインチ6は、車体2に設けられており、被搭載物Xを車両1に乗車及び降車させるためのものである。本実施形態において、電動ウインチ6は、被搭載物Xが搭載されるスペースよりも前方の床面4上(例えば、床面4と図示しない座席の座面部との間)に設置されている。電動ウインチ6は、後記するECU8による制御によって、ベルトを引き出したり巻き取ったりする。
図1に示すように、係止部材7は、電動ウインチ6から延びるベルトの先端部に取り付けられており、被搭載物Xに係止可能な金属製部材(例えば、S字形状を呈するフック)である。
ECU(Electrical Control Unit)8は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されており、車両1の電子機器(電動ウインチ6を含む)を制御する制御部である。本実施形態において、ECU8は、左右一通の電動ウインチ6の一方の下側(電動ウインチ6と車体2の床面4との間)に設けられている。
図3に示すように、本発明の第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1は、スロープ5を備えるとともに、ヒンジ本体部10と、ヒンジ連結部30と、ストッパ40と、回転防止部50と、を左右一対に備える。ヒンジ本体部10及びヒンジ連結部30は、車体2とスロープ5とを2つの回動軸X1,X2を介して連結する、いわゆる2段ヒンジを構成する。なお、左右一対の車両用スロープ構造B1は、左右対称な形状を呈するため、以下では、図3に示す車両1の左側の車両用スロープ構造B1を参照して説明する。また、以下の説明において、各部材の位置及び方向は、床上格納状態を基準とする。なお、ストッパ40及び回転防止部50は、左右一対ではなく、1つずつ設けられる構成であってもよい。
ヒンジ本体部10は、車体2に固定される車体側部材である。ヒンジ本体部10は、車体2の床面4に固定されているとともに、ヒンジ連結部30の一端部(前端部)を回動可能に支持する金属製部材である。
ヒンジ連結部30は、車体側部材であるヒンジ本体部10とスロープ5とのそれぞれに回動可能に連結される金属製部材である。
ストッパ40は、スロープ5と一体的に回動可能な樹脂製部材である。ストッパ40の基端部は、スロープ5、より詳細には、スロープ5の基端部(回動軸X2側端部)に取り付けられている。ストッパ40の先端部は、回転防止部50と係合可能な係合部41となっている。
回転防止部50は、車体2(例えば、床面4)又はヒンジ本体部10に取り付けられる樹脂製部材である。
スロープ5の床上格納状態において、ストッパ40の係合部41及び回転防止部50は、回動軸X1の略上方において互いに当接し、係合している。かかる状態において、ユーザが車両1に乗り込もうとしてスロープ5の基端部(回動軸X1,X2の間)を踏み込んだ場合や、スロープ5の基端部に荷物等が載置された場合等には、下向き荷重F1は、車両用スロープ構造B1に対して、回動軸X2周りのスロープ5の回転としてではなく、回動軸X1周りのヒンジ連結部30の回転として作用しようとする。かかる回転モーメントによって、ストッパ40の係合部41は、回動軸X1を中心とした回転動作を行おうとする(矢印d1)。回転防止部50は、かかる回転動作を防止するように、ストッパ40の係合部41と係合している。
スロープ5の床上格納状態において、ユーザがスロープ5を展開させる際には、スロープ5の基端部がヒンジ連結部30の他端部に対して回動軸X2周りに回転する。ここで、ストッパ40の係合部41は、回動軸X2を中心とした回転動作を行おうとする(矢印d2)。回転防止部50は、かかる回転動作を許容する。すなわち、ストッパ40の係合部41は、回転防止部50との係合から解除され、回動軸X2を中心とした回転動作を行う。
{x−(x2+x1)/2}2+{y−(y2+y1)/2}2
≦{(x2−x1)/2}2+{(y2−y1)/2}2
かかる数式は、座標(x,y)が、円C0の円周上又は円C0の内側に位置することを示す。
本発明の第二の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。図4に示すように、本発明の第二の実施形態に係る車両用スロープ構造B2において、回転防止部50は、円C0内であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分上に設けられている。本実施形態では、係合部41及び回転防止部50が、円C0の内側であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分上に位置するため、開き角度θは、180°である。なお、係合部41及び回転防止部50が円C0の内側に位置する場合には、開き角度θは、90°よりも大きく270°未満となる(90°<θ<270°)
本発明の第三の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。図5に示すように、本発明の第三の実施形態に係る車両用スロープ構造B3において、回転防止部50は、円C0の円周上であって第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分の下方に設けられている。本実施形態では、係合部41及び回転防止部50が、第一回動軸X1と第二回動軸X2とを結ぶ線分よりも下方に位置し、かつ、円C0の円周上に位置するため、開き角度θは、270°である。
続いて、本発明の第四の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第一の実施形態に係る車両用スロープ構造B1との相違点を中心に説明する。
続いて、本発明の第五の実施形態に係る車両用スロープ構造について、第四の実施形態に係る車両用スロープ構造B4との相違点を中心に説明する。
4 床面
5 スロープ
10 ヒンジ本体部
30 ヒンジ連結部
40 ストッパ
41 係合部
41a 面(当接面)
50 回転防止部
50a 面(当接面)
60 当接面角度調整部
60a 面(当接面)
B1〜B5 車両用スロープ構造
A3 回動範囲規制部
Claims (5)
- スロープと、
車体の床面に固定されるヒンジ本体部と、
一端部が前記ヒンジ本体部に対して第一回動軸周りに回動可能に取り付けられており、他端部が前記スロープの基端部に対して第二回動軸周りに回動可能に取り付けられているヒンジ連結部と、
前記スロープとともに前記第二回動軸周りに回動可能なストッパと、
前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態で前記ストッパの係合部と係合することによって、前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部への取付部位と前記スロープへの取付部位との間において前記スロープに下向き荷重が作用した際に前記ヒンジ連結部の前記ヒンジ本体部に対する回転を防止する回転防止部と、
を備え、
前記スロープが前記床面に沿うように格納された状態における、前記スロープの跳ね上がり動作時の前記ストッパの移動方向をd1、前記スロープの展開動作時の前記ストッパの移動方向をd2としたとき、前記第一回動軸及び前記第二回動軸の軸線方向から見て、前記移動方向d1と前記移動方向d2とが異なる方向となり、かつ、前記移動方向d1に対する前記移動方向d2の開き角度が所定角度となる状態で、前記係合部及び前記回転防止部が互いに係合する
ことを特徴とする車両用スロープ構造。 - 前記係合部及び前記回転防止部は、前記第一回動軸と前記第二回動軸とを結ぶ線分を直径とする円の円周上又は前記円の内側において互いに係合する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用スロープ構造。 - 前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の互いの当接面は、前記移動方向d2に沿う面である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スロープ構造。 - 前記ストッパの前記係合部及び前記回転防止部の少なくとも一方において前記当接面の角度を調整可能な当接面角度調整部を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スロープ構造。 - 前記スロープの展開動作時において、前記スロープは、前記ストッパの前記係合部が前記回転防止部から離間した状態で展開される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スロープ構造。
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