JP6615882B2 - 状態判定装置および状態判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、状態判定装置および状態判定方法に関する。
従来より、モータを駆動源として部品を供給(搬送)する部品供給装置(搬送装置)が知られている。例えば、特許文献1には、モータが脱調しない小さな加速条件からスタートし、脱調の有無を確認しながら加速条件を順次大きくする動作を繰り返すことで、モータが脱調する脱調点を測定し、部品搬送時に、脱調点を測定した加速条件を用いてモータを駆動するものが開示されている。
特開平7−337097号公報
特許文献1には、最もスループットのある条件で部品を供給(搬送)することができることが記載されているものの、部品供給装置に実際に異常が生じる前にその状態を判定することについては言及されていない。
本発明は、部品供給装置に実際に異常が生じる前に、その状態を適切に判定することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の状態判定装置は、
部品を実装する実装機本体に取り付けられ、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープを送り出すことで、該テープに収容された部品を前記実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定する状態判定装置であって、
前記モータの脱調の有無を検出する検出手段と、
前記部品供給装置の状態を判定する判定条件が成立した場合、前記所定の駆動条件よりも前記モータから出力されるトルクが小さくなる低トルク駆動条件に基づいて前記モータを駆動制御した上で、前記検出手段による検出結果に基づいて前記部品供給装置の状態を判定する判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の状態判定装置では、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープを送り出すことで、テープに収容された部品を実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定するものにおいて、部品供給装置の状態を判定する所定の判定条件が成立した場合、所定の駆動条件よりもモータから出力されるトルクが低くなる低トルク駆動条件に基づいてモータを駆動制御した上で、モータの脱調の有無に基づいて部品供給装置の状態を判定する。このように、実装機本体に部品を供給する際の駆動条件よりもモータから出力されるトルクが小さくなる低トルク駆動条件に基づいてモータを駆動制御した上でモータの脱調の有無を検出することにより、部品供給装置に実際に異常が生じる前(所定の駆動条件でモータを駆動制御したときに当該モータに脱調が生じる前)に、その状態を把握することができる。
こうした本発明の状態判定装置において、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段を備え、前記検出手段と前記判定手段と前記出力手段は、前記部品供給装置に設けられているものとすることもできる。こうすれば、オペレータは、部品供給装置に設けられた出力手段から部品供給装置の状態をより容易に把握することができる。
また、本発明の状態判定装置において、前記判定手段は、前記モータの脱調が検出された場合には前記部品供給装置のメンテナンスが必要と判定し、前記モータの脱調が検出されなかった場合には前記部品供給装置のメンテナンスが不要と判定するものとすることもできる。こうすれば、部品供給装置のメンテナンスの要否を適切に判定することができる。
さらに、本発明の状態判定装置において、前記部品供給装置は、リールからテープを引き出すことで、該テープに収容された部品を供給するものであり、残りのテープ長を取得する残りテープ長取得手段を備え、前記判定手段は、前記取得された残りテープ長に応じて異なる低トルク駆動条件に基づき前記モータを駆動制御して前記部品供給装置の状態を判定するものとすることもできる。ここで、使用によって残りのテープ長が変化すると、リール径が変化し、リールからテープを引き出すのに必要な力も変化する。このため、残りテープ長に基づいて異なる低トルク駆動条件を設定することで、残りテープ長に拘わらず部品供給装置の状態をより適切に判定することができる。
本発明の状態判定方法は、
部品を実装する実装機本体に取り付けられ、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープを送り出すことで、該テープに収容された部品を前記実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定する状態判定方法であって、
前記所定の駆動条件よりも前記モータから出力されるトルクが小さくなる低トルク駆動条件に基づいて前記モータを駆動制御した上で、該モータの脱調の有無に基づいて前記部品供給装置の状態を判定する
ことを要旨とする。
この本発明の状態判定方法では、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープを送り出すことで、テープに収容された部品を実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定するものにおいて、所定の駆動条件よりもモータから出力されるトルクが低くなる低トルク駆動条件に基づいてモータを駆動制御した上で、モータの脱調の有無に基づいて部品供給装置の状態を判定する。このように、実装機本体に部品を供給する際の駆動条件よりもモータから出力されるトルクが小さくなる低トルク駆動条件に基づいてモータを駆動制御した上でモータの脱調の有無を検出することにより、部品供給装置に実際に異常が生じる前(所定の駆動条件でモータを駆動制御したときに当該モータに脱調が生じる前)に、その状態を把握することができる。
本実施形態の部品実装システム1の構成の概略を示す構成図である。 本実施形態のフィーダ20の構成の概略を示す構成図である。 フィーダコントローラ30の構成の概略を示す構成図である。 実装機コントローラ70と管理装置80との電気的な接続関係を示す説明図である。 フィーダコントローラ30のCPU32aにより実行されるフィーダ駆動処理の一例を示すフローチャートである。 通常モードおよびメンテ要否判定モードの各パルス信号の一例を説明する説明図である。 リール径Rとリール22からキャリアテープを引き出す力Fとの関係を説明する説明図である。 リール径Rと基準電圧Vrefとの関係を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態の部品実装システム1の構成の概略を示す構成図であり、図2は、本実施形態のフィーダ20の構成の概略を示す構成図であり、図3は、フィーダコントローラ30の構成の概略を示す構成図であり、図4は、実装機コントローラ70と管理装置80との電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前(手前)後(奥)方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装システム1は、図1に示すように、部品を基板S上に実装する部品実装機10と、システム全体を管理する管理装置70と、を備える。
部品実装機10は、その外観としては、図1に示すように、基台11と、基台11に支持された本体枠12とを備える。部品実装機10は、その構成としては、図1に示すように、本体枠12に設けられた支持台14と、基板Sを搬送する基板搬送装置16と、支持台14に着脱可能に設置されて部品を供給するフィーダ20と、フィーダ20により供給された部品を吸着ノズル51でピックアップ(吸着)して基板搬送装置16により搬送された基板S上へ実装するヘッド50と、ヘッド50をXY方向へ移動させるXYロボット40と、実装機全体をコントロールする実装機コントローラ70(図4参照)と、を備える。尚、部品実装機10が備える構成のうちフィーダ20を除く構成を、「実装機本体」とも呼ぶ。また、部品実装機10は、これらの他に、ヘッド50に設けられ基板Sに付された基板位置決め基準マークを撮像するためのマークカメラ60や、吸着ノズル51に吸着させた部品の吸着姿勢を撮像するためのパーツカメラ62なども備えている。
基板搬送装置16は、図1に示すように、本実施形態では、2つの基板搬送路が設けられたデュアルレーン式の搬送装置として構成されている。基板搬送装置16は、ベルトコンベア装置を備えており、ベルトコンベア装置の駆動により基板を図1の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。尚、基板搬送装置16は、シングルレーン式の搬送装置として構成するものとしてもよい。
基板搬送装置16の基板搬送方向(X軸方向)中央部には、図示しない昇降装置により昇降可能なバックアッププレート18が設けられており、基板搬送装置16によりバックアッププレート18の上方に基板Sが搬送されると、バックアッププレート18を上昇させることで基板Sを裏面側からバックアップする。
XYロボット40は、図1に示すように、本体枠12の上段部に前後方向(Y軸方向)に沿って設けられた左右一対のY軸ガイドレール43と、左右一対のY軸ガイドレール43に架け渡されY軸ガイドレール43に沿って移動が可能なY軸スライダ44と、Y軸スライダ44の下面に左右方向(X軸方向)に沿って設けられたX軸ガイドレール41と、X軸ガイドレール41に沿って移動が可能なX軸スライダ42とを備える。X軸スライダ42にはヘッド50が取り付けられており、実装機コントローラ70は、XYロボット40を駆動制御することにより、XY平面上の任意の位置にヘッド50を移動可能である。
フィーダ20は、図1に示すように、支持台14に左右方向(X軸方向)に並ぶように複数整列配置される。このフィーダ20は、部品が所定ピッチで収容されたキャリアテープを、ヘッド50(吸着ノズル51)がピックアップ可能な部品供給位置まで送り出すテープフィーダである。なお、キャリアテープは、長手方向に所定ピッチでキャビティ(凹部)が形成されたボトムテープと、各キャビティにそれぞれ部品が収容された状態でボトムテープの上面に貼り付けられたトップフィルムとからなり、その側縁には、後述するスプロケット25のスプロケット歯25aが係合する図示しないスプロケット孔が所定間隔で形成されている。
フィーダ20は、図2に示すように、筐体としてのケース21と、キャリアテープが巻回されたリール22と、ケース21に収容されリール22からキャリアテープを引き出してキャリアテープに収容された部品を部品供給位置まで送り出すテープ送り機構24と、部品供給位置の手前に設けられボトムテープからトップフィルムを剥がして部品が露出された状態(部品をピックアップ可能な状態)とする図示しない剥離部と、オペレータが視認可能な位置(ケース21の上面)に配置されて当該フィーダ20の状態を示すステータスランプ38(LEDランプ)と、ケース21に収容されフィーダ全体を制御するフィーダコントローラ30とを備える。
テープ送り機構24は、外周にスプロケット歯25aが形成されたスプロケット25と、ステッピングモータとして構成された駆動モータ26と、スプロケット25と駆動モータ26の回転軸に設けられたギヤ26aとを連結する伝達ギヤ27と、スプロケット25の回転位置(原点)を検知するため光学センサ36(図3参照)と、を備える。このテープ送り機構24は、キャリアテープに形成されたスプロケット孔にスプロケット歯25aを係合させると共に駆動モータ26の駆動によりスプロケット25を間欠回転させることにより、キャリアテープをリール22から引き出してピッチ送りする。
伝達ギヤ27は、径方向に延びるスリット27aが所定角度間隔で複数形成されている。光学センサ36は、本実施形態では、伝達ギヤ27を挟んで互いに向かい合うように発光素子と受光素子とが配置されており、光学センサ36によってスリット27aの有無を検知することで、伝達ギヤ27の回転位置、即ち伝達ギヤ27と噛み合うスプロケット25の回転位置(原点)を検知可能な透過型の光学センサである。光学センサ36は、生産開始前にスプロケット25の基準位置合わせ(原点合わせ)を行うのに用いたり、生産中に部品が正常に送られたか否かを検出するのに用いたりすることができる。なお、本実施形態では、光学センサ36は、透過型の光学センサとしたが、反射型の光学センサとしてもよい。反射型の光学センサは、例えば、伝達ギヤ27の側面(スリット27aが形成された領域を含む環状の面)を反射面として発光素子から発せられた光が反射して受光素子に受光されるか否かによって、伝達ギヤ27の回転位置を検知することができる。
フィーダコントローラ30は、図3に示すように、CPU32aやROM32b,RAM32c,書き換え可能な不揮発性メモリとしてのEEPROM32dなどを内蔵するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)32と、駆動モータ26の駆動回路としてのモータドライバ34と、を備える。マイコン32は、光学センサ36からの検知信号を入力し、モータドライバ34に対して電流設定信号(パルス信号)を出力する。モータドライバ34は、入力した電流設定信号(パルス信号)に基づいて駆動電流を生成して駆動モータ26へ出力することにより、駆動モータ26を駆動する。EEPROM32dには、本実施形態では、搭載されているリール22に収容されている部品の種類を示す情報や、収容されている部品の数を示す情報などが記憶されている。
また、フィーダコントローラ30は、コネクタ29を介して実装機コントローラ70と通信可能に接続されており、互いに制御信号やデータのやりとりを行う。コネクタ29は、実装機本体からの電力を、テープ送り機構24(駆動モータ26)やフィーダコントローラ30などの各部へ供給する給電コネクタとして構成されている。また、コネクタ29は外部電源とも接続可能であり、オペレータは、フィーダ20を実装機本体に装着しなくても、外部電源からの電力を用いて電源を投入してフィーダ20を作動させることもできる。
実装機コントローラ70は、図4に示すように、CPU71とROM72とHDD73とRAM74と入出力インターフェース75とを備える。これらはバス76を介して電気的に接続されている。実装機コントローラ70には、マークカメラ60からの画像信号やパーツカメラ62からの画像信号などが入出力インターフェース75を介して入力されている。一方、実装機コントローラ70からは、基板搬送装置16への制御信号やフィーダ20への制御信号、XYロボット40(X軸スライダ42を移動させるX軸アクチュエータおよびY軸スライダ44を移動させるY軸アクチュエータ)への駆動信号、ヘッド50(吸着ノズル51を昇降させるZ軸アクチュエータ)への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、実装機コントローラ70は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
管理装置80は、例えば、汎用のコンピュータであり、図4に示すように、CPU81とROM82とHDD83とRAM84と入出力インターフェース85などを備える。これらはバス86を介して電気的に接続されている。この管理装置80には、入力デバイス87から入力信号が入出力インターフェース85を介して入力され、管理装置80からは、ディスプレイ88への画像信号が入出力インターフェース85を介して出力されている。HDD83は、基板の生産手順を記憶している。ここで、基板の生産手順とは、部品実装機10においてどの部品をどの順番で基板へ実装するか、また、そのように部品を実装した実装基板を何枚作製するかなどを定めた計画をいう。管理装置80は、オペレータが入力デバイス87を介して入力したデータに基づいて生産手順を作成し、作成した生産手順を部品実装機10へ送信する。
こうして構成された部品実装機10の動作について説明する。部品実装機10の実装機コントローラ70は、フィーダ20に対して部品を部品供給位置まで供給するよう駆動指示を送信し、XYロボット40とヘッド50とを駆動制御して部品供給位置まで吸着ノズル51を移動させて部品を吸着する吸着動作を行う。次に、実装機コントローラ70は、XYロボット40を駆動制御して吸着ノズル51に吸着させた部品をパーツカメラ62の上方へ移動させてパーツカメラ62で部品の吸着姿勢を撮像し、得られた画像を処理して実装位置を補正する。そして、実装機コントローラ70は、XYロボット40とヘッド50とを駆動制御して吸着した部品を基板上の実装位置に実装する実装動作を行う。
次に、フィーダ20の動作について説明する。図5は、フィーダ20のフィーダコントローラ30により実行されるフィーダ駆動処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、フィーダ20の駆動指示がなされたときに実行される。ここで、フィーダ20は、実装基板の生産中に部品を実装機本体に供給するために動作する場合(この動作モードを通常モードという)と、当該フィーダ20のメンテナンスの要否を判定するために動作する場合(この動作モードを、メンテ要否判定モードという)とがある。通常モードは、実装基板の生産中に実装機コントローラ70からフィーダ20に対して駆動指示がなされた場合に設定される。メンテ要否判定モードは、実装基板の生産前や生産後に実装機コントローラ70からフィーダ20に対して駆動指示がなされた場合やフィーダ20または実装機本体に設けられた図示しない操作パネルがオペレータによって操作された場合に設定されるものとすることができる。また、メンテ要否判定モードは、フィーダ20を実装機本体に装着したり外部電源を接続したりして電源を投入した後、1回だけ自動的に設定されるものとしてもよい。
フィーダ駆動処理が実行されると、フィーダコントローラ30のCPU32aは、まず、現在の動作モードが通常モードとメンテ要否判定モードのいずれであるかを判定する(S100)。CPU32aは、現在の動作モードが通常モードであると判定すると、基準電圧Vrefを標準電圧Vnoに設定し(S110)、設定した基準電圧Vrefで生成されるパルス信号により駆動モータ26を駆動制御する(S120)。ここで、標準電圧Vnoは、スプロケット25を回転駆動するために必要なトルクを駆動モータ26から出力可能なパルス信号の基準電圧であって、所定のマージンが上乗せされた電圧として定められている。そして、CPU32aは、光学センサ36により伝達ギヤ27のスリット27a(原点)が検知されたか否かを判定し(S130)、スリット27aが検知されたと判定すると、部品は正常に送られたと判断し、フィーダ駆動処理を終了する。一方、CPU32aは、スリット27aが検知されなかったと判定すると、駆動モータ26が脱調し、部品が正常に送られないエラーが発生したと判定し(S140)、ステータスランプ38によってエラー報知を行うと共に(S150)、エラー情報を実装機コントローラ70に送信して(S160)、フィーダ駆動処理を終了する。S150の処理は、本実施形態では、ステータスランプ38を赤色で点灯させることで行うものとした。また、エラー情報は、実装機コントローラ70を介して管理装置80にも送信される。エラー情報を受信した管理装置80は、ディスプレイ88に部品供給エラーが発生したことを示す報知画面を表示する。なお、上述したエラー報知やエラー情報の送信は、エラーの発生回数が所定回数に達した場合に行うものとしてもよい。
一方、CPU32aは、S100で現在の動作モードがメンテ要否判定モードであると判定すると、基準電圧Vrefを標準電圧Vnoよりも低い低電圧Vloに設定し(S170)、設定した基準電圧Vrefで生成されるパルス信号により駆動モータ26を駆動制御する(S180)。図6は、通常モードおよびメンテ要否判定モードの各パルス信号の一例を説明する説明図である。低電圧Vloは、スプロケット25を回転駆動するために必要なトルクを駆動モータ26から出力可能な電圧であって、標準電圧Vnoよりもマージンが少ない電圧(例えば、マージンを殆ど含まない電圧)として定められている。本実施形態では、図示するように、標準電圧Vnoを5Vとし、低電圧Vloを1.5Vに定めるものとした。このように、メンテ要否判定モードは、通常モードに比して、パルス信号の基準電圧が低いため、駆動モータ26から出力されるトルクが低くなる。このため、通常モードで駆動モータ26を駆動制御すると駆動モータ26が脱調しない場合であっても、メンテ要否判定モードで駆動モータ26を駆動制御すると駆動モータ26が脱調する場合が生じる。
CPU32aは、メンテ要否判定モードで駆動モータ26を駆動制御すると、光学センサ36により伝達ギヤ27のスリット27a(原点)が検知されたか否かを判定する(S190)。CPU32aは、スリット27aが検知されたと判定すると、低電圧Vloでも駆動モータ26は脱調しなかったため、メンテナンスは不要と判定して(S200)、フィーダ駆動処理を終了する。一方、CPU32aは、スリット27aが検知されなかったと判定すると、低電圧Vloで駆動モータ26は脱調したため、メンテナンスが必要と判定し(S210)、ステータスランプ38によってメンテナンス報知を行うと共に(S220)、メンテナンス情報を実装機コントローラ70に送信して(S230)、フィーダ駆動処理を終了する。S220の処理は、本実施形態では、ステータスランプ38を黄色で点灯させることで行うものとした。また、メンテナンス情報は、実装機コントローラ70を介して管理装置80にも送信される。メンテナンス情報を受信した管理装置80は、ディスプレイ88にフィーダ20のメンテナンスが必要であることを示す報知画面を表示する。
ここで、フィーダ20は、経年使用によって、スプロケット25や伝達ギヤ27などに埃や塵が付着したり、グリスの潤滑性能が低下したりすることにより、スプロケット25や伝達ギヤ27の機械損失が大きくなり、キャリアテープを正常に送るのが困難となる。このため、スプロケット25や伝達ギヤ27を清掃したりグリスを補給したりするメンテナンスを定期的に行うことが望ましい。一方、こうしたメンテナンス作業は一定の工数を必要とするため、過剰なメンテナンスは余分なコストの発生を招く。この点、部品の送り回数やフィーダ20の使用時間などを参考にメンテナンスの要否を決定することも考えられるが、フィーダ20の個体差から最適化が困難である。そこで、本実施形態では、基板生産時に使用する標準電圧Vnoよりも低い低電圧Vloを基準電圧Vrefとして用いたパルス信号により駆動モータ26を駆動制御した上で、駆動モータ26が脱調するか否を判定することで、フィーダ20の個体差に拘わらず、メンテナンスの要否を適切に判定することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のフィーダ20が本発明の「部品供給装置」に相当し、光学センサ36とフィーダコントローラ30とが「状態判定装置」に相当し、光学センサ36が「検出手段」に相当し、図5のフィーダ駆動処理のS170〜S210の処理を実行するフィーダコントローラ30のCPU32aが「判定手段」に相当する。また、ステータスランプ38が「出力手段」に相当する。
以上説明した本実施形態のフィーダ20によれば、フィーダ20のメンテナンスの要否を判定する指示がなされた場合(メンテ要否判定モード時)、駆動モータ26を駆動する際のパルス信号の基準電圧Vrefを、実装基板の生産時(通常モード時)に比して低い低電圧Vloとして駆動モータ26を駆動制御し、駆動モータ26が脱調しなかった場合には、メンテナンスが不要と判定し、駆動モータ26が脱調した場合には、メンテナンスが必要と判定する。これにより、フィーダ20の個体差に拘わらず、フィーダ20に異常が生じる前に、メンテナンスの要否を適切に判定することができる。しかも、メンテナンスが必要と判定した場合には、フィーダ20に設けられたステータスランプ38によってメンテナンス報知を行うから、オペレータは、ステータスランプ38を見ることによって、メンテナンスの要否を容易に知ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、メンテ要否判定モードで駆動モータ26を駆動制御する際のパルス信号の基準電圧Vrefを低電圧Vloとしたが、リール径Rによって基準電圧Vrefを異ならせてもよい。図7は、リール径Rとリール22からキャリアテープを引き出す力Fとの関係を説明する説明図であり、図8は、リール径Rと基準電圧Vrefとの関係を示す説明図である。フィーダ20は、駆動モータ26でスプロケット25を回転駆動することによりリール22に巻回されたキャリアテープを引き出すことで、キャリアテープに収容されている部品を供給する。このため、図7に示すように、力のモーメントの式を考えれば、リール径Rが小さいほど、キャリアテープを引き出す力Fを大きくする必要がある。そこで、変形例では、図8に示すように、リール径Rが小さくなるほど、高い電圧を基準電圧Vrefに設定して駆動モータ26を駆動制御することで、リール径Rに拘わらず、メンテナンス要否を適切に判定することができる。尚、リール径Rは、リール22に巻回されているキャリアテープの長さ(テープ残量)に比例し、テープ残量は、部品が所定ピッチでキャリアテープに収容されていることから、部品残数Nに比例する。したがって、部品残数Nに基づいてリール径Rを算出することができる。前述したように、EEPROM32dには、部品残数Nが記憶されているから、キャリアテープを1ピッチ送る度に、記憶されている部品残数Nを値1ずつ減算するものとすれば、部品残数NをEEPROM32dから読み出すことで、リール径Rを算出することができる。
また、上述した実施形態では、フィーダ20に設けられたステータスランプ38と管理装置80のディスプレイ88とによってメンテナンスの要否をオペレータに報知するものとしたが、これに限定されるものではなく、フィーダ20側ではメンテナンスの要否を報知しないものとしてもよいし、管理装置80側ではメンテナンスの要否を報知しないものとしてもよい。前者の場合、フィーダ20にステータスランプ38を設けないものとしてもよい。また、実装機本体に設けられる表示装置でメンテナンスの要否を報知するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、パルス信号の基準電圧Vrefを通常モードよりも低くして駆動モータ26を駆動制御した上で、駆動モータ26が脱調したか否かにより、フィーダ20のメンテナンスの要否を判定するものとしたが、フィーダ20に故障が生じる予兆を判定する等、フィーダ20の状態を判定するものであればよい。
本発明は、部品供給装置の製造産業などに利用可能である。
1 部品実装システム、10 部品実装機、11 基台、12 本体枠、14 支持台、16 基板搬送装置、18 バックアッププレート、20 フィーダ、21 ケース、22 リール、24 テープ送り機構、25 スプロケット、25a スプロケット歯、26 駆動モータ、26a ギヤ、27 伝達ギヤ、27a スリット、30 フィーダコントローラ、32 マイクロコンピュータ、32a CPU、32b ROM、32c RAM、32d EEPROM、34 モータドライバ、36 光学センサ、38 ステータスランプ、40 XYロボット、41 X軸ガイドレール、42 X軸スライダ、43 Y軸ガイドレール、44 Y軸スライダ、50 ヘッド、51 吸着ノズル、60 マークカメラ、62 パーツカメラ、70 実装機コントローラ、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インタフェース、76 バス、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、S 基板。

Claims (4)

  1. 部品を実装する実装機本体に取り付けられ、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープをリールから引き出して送り出すことで、該テープに収容された部品を前記実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定する状態判定装置であって、
    前記モータの脱調の有無を検出する検出手段と、
    前記部品供給装置の残りのテープ長を取得する残りテープ長取得手段と、
    前記部品供給装置の状態を判定する判定条件が成立した場合、前記所定の駆動条件よりも前記モータから出力されるトルクが小さくなり且つ前記残りのテープ長が短くなるほど前記モータから出力されるトルクが大きくなる低トルク駆動条件に基づいて前記モータを駆動制御した上で、前記検出手段による検出結果に基づいて前記部品供給装置の状態を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする状態判定装置。
  2. 請求項1記載の状態判定装置であって、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段を備え、
    前記検出手段と前記判定手段と前記出力手段は、前記部品供給装置に設けられている
    ことを特徴とする状態判定装置。
  3. 請求項1または2記載の状態判定装置であって、
    前記判定手段は、前記モータの脱調が検出された場合には前記部品供給装置のメンテナンスが必要と判定し、前記モータの脱調が検出されなかった場合には前記部品供給装置のメンテナンスが不要と判定する
    ことを特徴とする状態判定装置。
  4. 部品を実装する実装機本体に取り付けられ、所定の駆動条件に基づいてモータを駆動制御してテープをリールから引き出して送り出すことで、該テープに収容された部品を前記実装機本体に供給する部品供給装置の状態を判定する状態判定方法であって、
    前記部品供給装置の残りのテープ長を取得し、前記所定の駆動条件よりも前記モータから出力されるトルクが小さくなり且つ前記残りのテープ長が短くなるほど前記モータから出力されるトルクが大きくなる低トルク駆動条件に基づいて前記モータを駆動制御した上で、該モータの脱調の有無に基づいて前記部品供給装置の状態を判定する
    ことを特徴とする状態判定方法。
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