JP6614343B2 - エレベーター予防保全システム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベーター予防保全システムに関するものである。
従来におけるエレベーターシステムにおいては、エレベーター制御診断部と営業所間を診断センターによって接続し、エレベーター制御診断部は、エレベーターの運転時に診断データを収集するデータ収集部と、診断データに基づいて異常を検知するとともに、異常機器の特定と故障発生日を予測する予兆判定部と、この予兆判定部からの予兆データを診断センターへ送信する手段とを備え、診断センターは、送られてきた予兆データの内容別の予兆作業指示情報を営業所に送信する手段を備え、営業所は、診断センターから送られてきた予兆作業指示情報に基づいて、予兆作業指示書を出力する出力手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開平07−037186号公報
このように、特許文献1に示されたエレベーターシステムは、予兆作業指示情報(予兆すなわち予測された異常への対策情報)を営業所に送信するものである。しかしながら、予兆(異常の予測)は、当該エレベーターの保守を担当している営業所だけではなく、当該エレベーターの所有者(オーナー)等にも伝えることが望ましい。この際、エレベーターの所有者の中には、予兆作業指示情報は必要ではなく、予兆の事実のみを知りたい者も存在する可能性がある。そして、このような者に予兆作業指示情報が送信されることで、送信された情報量が多くなることから予兆(異常予測)情報の内容を迅速かつ容易に把握することができないおそれがある。特許文献1に示されたエレベーターシステムでは、この点が全く考慮されていないため、エレベーターの異常の発生が予測された場合に、対策情報までは必要としない当該エレベーターの関係者(例えば当該エレベーターの所有者等)に異常予測情報の迅速かつ容易な把握を支援することができない。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、エレベーターの異常の発生が予測された場合に、発生が予測された異常への対策情報を必要としない関係者に対しては情報の迅速かつ容易な把握を支援することができ、かつ、対策情報を必要とする関係者には確実に対策情報を伝えて、当該関係者による異常への迅速かつ正確な対応を支援することができるエレベーター予防保全システムを得るものである。
この発明に係るエレベーター予防保全システムは、エレベーターの保全情報と前記エレベーターの制御装置から取得した走行情報を少なくとも含む異常予測用情報を記憶する異常予測用情報記憶部と、前記異常予測用情報記憶部に記憶された異常予測用情報に基づいて、前記エレベーターの異常の発生を予測する異常発生予測部と、前記エレベーターの異常の内容に対応する対策情報を予め記憶する対策情報記憶部と、前記エレベーターの関係者毎に、当該関係者が対策情報を必要とするか否かを含む関係者情報を予め記憶する関係者情報記憶部と、前記異常発生予測部により前記エレベーターの異常の発生が予測された場合に、前記関係者に異常発生予測情報を送信する情報通信部と、前記異常発生予測部により発生が予測された前記エレベーターの異常の内容に対応する対策情報を前記対策情報記憶部から取得する対策情報取得部と、前記情報通信部が前記関係者に異常発生予測情報を送信する際に、前記関係者情報記憶部に記憶された関係者情報を参照して当該関係者が対策情報を必要とするか否かを判定する必要情報判定部と、を備え、前記情報通信部は、異常発生予測情報を送信する前記関係者が対策情報を必要とすると前記必要情報判定部により判定された場合に、当該関係者に異常発生予測情報とともに前記対策情報取得部により取得された対策情報を送信し、前記異常発生予測部は、異常の発生を予測する対象のエレベーターとは異なる他のエレベーターの走行情報及び保全情報を利用して、前記他のエレベーターで実際に異常が発生した時の前記他のエレベーターの走行情報と、前記対象のエレベーターの走行情報とを比較することで、前記対象のエレベーターの異常の発生を予測する。
この発明に係るエレベーター予防保全システムにおいては、エレベーターの異常の発生が予測された場合に、発生が予測された異常への対策情報を必要としない関係者に対しては情報の迅速かつ容易な把握を支援することができ、かつ、対策情報を必要とする関係者には確実に対策情報を伝えて、当該関係者による異常への迅速かつ正確な対応を支援することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベーター予防保全システムの建物側の構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター予防保全システムの情報センター側の構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター予防保全システムの情報センターが備える第2の記憶部の構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター予防保全システムの情報センターが備える情報収集サーバの構成図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベーター予防保全システムの建物側の構成図、図2はエレベーター予防保全システムの情報センター側の構成図、図3はエレベーター予防保全システムの情報センターが備える第2の記憶部の構成図、図4はエレベーター予防保全システムの情報センターが備える情報収集サーバの構成図である。
この発明の実施の形態1に係るエレベーター予防保全システムが予防保全の対象とするのは、図1に示すように、建物100に設置されたエレベーター110である。エレベーター110は、かご機器111、乗場機器112及びエレベーター制御装置113を備えている。
かご機器111は、エレベーター110の乗りかご、乗りかごを走行させるための各種の機器及び乗りかごに設けられた各種の機器の総称である。乗りかごを走行させるための各種の機器には、例えば、巻上機、制動装置及び調速機等が含まれる。また、乗りかごに設けられた各種の機器には、かご内操作盤及びかごドア開閉機構等が含まれる。
乗場機器112は、エレベーター110の乗場に設けられた各種の機器の総称である。乗場に設けられた各種の機器には、乗場操作盤、ホールランタン及び情報表示装置等が含まれる。
エレベーター制御装置113は、かご機器111及び乗場機器112の動作を制御して、当該エレベーター110の運転動作全般を制御する。エレベーター制御装置113は、エレベーター110の運転を制御する際に当該エレベーター110の状態に関する情報を用いる。エレベーター110の状態に関する情報には、具体的に例えば、当該エレベーター110が走行中か停止中か、当該エレベーター110の位置、運転方向及び呼び登録の状況、並びに、当該エレベーター110についての異常の有無及び(異常がある場合の)異常の内容等が含まれる。
エレベーター110が設置された建物100には、自己診断装置121及び第1の記憶部122が備えられている。自己診断装置121は、当該建物100に設置されたエレベーター110の故障の可能性について自己診断を行う。自己診断装置121は、この自己診断を、第1の記憶部122に記憶されている情報を用いて行う。
第1の記憶部122には、当該建物100に設置されたエレベーター110の走行情報及び保全情報が記憶されている。エレベーター110の走行情報は、当該エレベーター110の走行回数、走行距離、走行頻度等の情報である。エレベーター110の保全情報は、当該エレベーター110の故障等の異常発生履歴、故障の修理履歴、定期点検結果、定期保守履歴等の情報である。
エレベーター110の走行情報は、エレベーター制御装置113から取得することができる。エレベーター110の保全情報のうち、例えば、故障の修理履歴、定期点検結果及び定期保守履歴等については、これらのそれぞれの作業実施時にシステムに入力して第1の記憶部122に記憶させておくことができる。また、エレベーター110の保全情報のうち、当該エレベーター110の故障等の異常発生履歴については、エレベーター制御装置113が異常発生を自動的に検出した場合には、エレベーター制御装置113から当該異常に関する情報を取得することができる。
エレベーター110が設置された建物100は、通信ネットワーク300を介して情報センター200と相互通信可能に接続されている。通信ネットワーク300は、具体的に例えば、アナログ公衆電話網及びIPネットワーク等により構成されている。
自己診断装置121は、第1の記憶部122に記憶されている当該建物100に設置されたエレベーター110の走行情報及び保全情報を建物100から情報センター200へと、通信ネットワーク300を介して送信する。また、自己診断装置121は、当該建物100に設置されたエレベーター110の自己診断結果を自己診断情報として建物100から情報センター200へと、通信ネットワーク300を介して送信してもよい。
情報センター200は、エレベーター110が設置された建物100とは異なる場所に設けられる。情報センター200は、例えば、エレベーター110が設置された建物100が所在する地域毎に設置される。情報センター200は、当該情報センター200が管轄する地域中の建物100について監視を行う。情報センター200には、エレベーター110の監視員及び保守員等が常駐している。そして、当該情報センター200が管轄する地域中の建物100のエレベーター110に異常が発生した等の緊急時には、異常が発生した建物100に当該情報センター200から保守員等の必要な人員を派遣することができる。
次に、図2を参照しながら、情報センター200についてさらに説明する。情報センター200には、情報収集サーバ210、第2の記憶部220及び監視台230が設けられている。情報収集サーバ210は、建物100に設置されているエレベーター110の情報の収集、収集した情報に基づくエレベーター110の異常の発生の予測、及び、異常発生予測情報等の関係者への送信等を行うためのものである。第2の記憶部220は、情報収集サーバ210がエレベーター110の異常の発生の予測を行うために必要な情報、及び、情報収集サーバ210が情報を送信するために必要な情報等を記憶している。監視台230は、情報センター200内の監視員が、当該情報センター200が管轄する建物100のエレベーター110の状態を監視するためのものである。
また、情報センター200は、通信ネットワーク300を介して建物100のエレベーター110の関係者とも通信可能に接続されている。建物100のエレベーター110の関係者とは、建物100のエレベーター110の所有者(オーナー)、管理者、及び、所有者又は管理者等とエレベーター110の保守契約を結んでいる保守会社等である。関係者は、第1種関係者401と第2種関係者402の2種類に分けられる。第1種関係者401及び第2種関係者402については後述する。
次に、図3を参照しながら、第2の記憶部220について説明する。第2の記憶部220は、異常予測用情報記憶部221、関係者情報記憶部222及び対策情報記憶部223を備えている。
異常予測用情報記憶部221は、異常予測用情報を記憶している。異常予測用情報は、エレベーター110の走行情報及び保全情報を少なくとも含んでいる。異常予測用情報記憶部221が記憶する異常予測用情報に含まれるエレベーター110の走行情報及び保全情報は、例えば、建物100の自己診断装置121から通信ネットワーク300を介して送信されたものを用いることができる。建物100の自己診断装置121から通信ネットワーク300を介して送信された情報は、後述する情報収集サーバ210の情報通信部214により受信する。そして、情報通信部214により受信した情報を第2の記憶部220に記憶する。異常予測用情報記憶部221が記憶する異常予測用情報には、自己診断装置121から送信されたエレベーター110の自己診断情報をさらに含むようにしてもよい。
関係者情報記憶部222は、関係者情報を予め記憶している。関係者情報は、エレベーター110の関係者毎に、当該関係者が後述する対策情報を必要とするか否かについての情報を少なくとも含んでいる。ここでは、対策情報を必要とする関係者を第1種関係者401と定義する。また、対策情報を必要としない関係者を第2種関係者402と定義する。すなわち、関係者情報は、各関係者が第1種関係者401であるのか、第2種関係者402であるのかについての情報を少なくとも含んでいる。なお、情報センター200の管理する建物100及びエレベーター110が複数ある場合には、関係者情報には、それぞれ建物100及びエレベーター110毎に、関係者が登録される。また、関係者情報には、さらに各関係者の名称、情報の送信先(メールアドレス)等が含まれている。
対策情報記憶部223は、対策情報を予め記憶している。対策情報とは、エレベーター110の異常の内容に対応する対策の情報である。異常の内容に対応する対策とは、当該異常を解消するために、必要な作業(例えば、部品交換、注油等)のことである。
次に、図4を参照しながら、情報収集サーバ210について説明する。情報収集サーバ210は、異常発生予測部211、対策情報取得部212、必要情報判定部213及び情報通信部214を備えている。
異常発生予測部211は、異常予測用情報記憶部221に記憶された異常予測用情報に基づいて、エレベーター110の異常の発生を予測する。前述したように、異常予測用情報には、エレベーター110の走行情報及び保全情報が含まれている。したがって、異常発生予測部211は、エレベーター110の走行情報及び保全情報を用いて予め設定された一定期間中に当該エレベーター110に異常が発生する可能性があるか、又は、現在発生している可能性があるかについて判定して、当該エレベーター110の異常の発生を予測する。異常発生予測部211は、エレベーター110の異常の発生を予測する際、当該エレベーター110に発生すると予測した異常の内容についても特定する。
この際、発生する可能性のある異常発生を予測しようとするエレベーター110とは異なるエレベーター110の走行情報及び保全情報を利用してもよい。すなわち、異常発生予測部211は、他のエレベーター110で実際に発生した異常とその時の走行情報とを参照し、他のエレベーター110で異常発生した時の走行情報と、異常発生を予測しようとするエレベーター110の走行情報とを比較することで、異常発生を予測してもよい。
また、前述したように、異常予測用情報に自己診断装置121によるエレベーター110の自己診断情報が含まれている場合、異常発生予測部211は、自己診断情報も用いてエレベーター110の異常の発生を予測するようにしてもよい。
情報通信部214は、異常発生予測部211によりエレベーター110の異常の発生が予測された場合に、異常の発生が予測されたエレベーター110の関係者に異常発生予測情報を送信する。情報通信部214は、異常の発生が予測されたエレベーター110の関係者についての情報を関係者情報記憶部222から取得する。また、情報通信部214が送信する異常発生予測情報には、異常発生予測部211により当該エレベーター110での発生が予測された異常の内容についての情報が含まれている。
ここで、情報通信部214が関係者に異常発生予測情報を送信する際には、必要情報判定部213は、当該関係者が対策情報を必要とするか否かを判定する。すなわち、前述したように、エレベーター110の関係者には、対策情報を必要とする第1種関係者401と、対策情報を必要としない第2種関係者402の2種類がある。必要情報判定部213は、情報通信部214が関係者に異常発生予測情報を送信する際、異常発生予測情報の送信先である関係者が、第1種関係者401又は第2の記憶部220のいずれであるのかを確認する。
なお、情報通信部214が関係者に異常発生予測情報を送信する場合とは、異常発生予測部211によりエレベーター110の異常の発生が予測された場合である。また、異常発生予測情報の送信先である関係者とは、異常発生予測部211により異常の発生が予測されたエレベーター110の関係者である。
必要情報判定部213は、関係者が対策情報を必要とするか否かの判定を、関係者情報記憶部222に記憶された関係者情報を参照して行う。そして、必要情報判定部213は、異常発生予測情報の送信先である関係者が第1種関係者401である場合には、当該関係者は対策情報を必要とすると判定する。一方、異常発生予測情報の送信先である関係者が第2種関係者402である場合には、当該関係者は対策情報を必要としないと判定する。
対策情報取得部212は、異常発生予測部211により発生が予測されたエレベーター110の異常の内容に対応する対策情報を対策情報記憶部223から取得する。なお、対策情報取得部212による対策情報の取得は、情報通信部214が異常発生予測情報を送信する関係者の中に、第1種関係者401が含まれている場合だけでよい。
情報通信部214は、異常発生予測情報を送信する関係者が対策情報を必要とすると必要情報判定部213により判定された場合に、当該関係者に異常発生予測情報とともに対策情報取得部212により取得された対策情報を送信する。すなわち、情報通信部214は、第1種関係者401に対しては、異常発生予測部211により予測された異常発生予測情報と、対策情報取得部212により取得された対策情報とを、通信ネットワーク300を介して送信する。
一方、情報通信部214は、第2種関係者402に対しては、異常発生予測部211により予測された異常発生予測情報を通信ネットワーク300を介して送信する。第2種関係者402に対しては、対策情報は送信しない。なお、第1種関係者401に対し情報通信部214が送信する対策情報は、前述したように異常発生予測情報に含まれる発生が予測された異常に対応している。
なお、前述したように情報収集サーバ210と第2の記憶部220とは、情報センター200に設置されている。したがって、異常予測用情報記憶部221、異常発生予測部211、対策情報記憶部223、関係者情報記憶部222、情報通信部214、対策情報取得部212及び必要情報判定部213は、エレベーター110が設置された建物100とは異なる場所に設置された情報センター200内に設けられる。
以上のように構成されたエレベーター予防保全システムは、エレベーター110の異常の発生を予測し、エレベーター110の異常の発生が予測された場合には、当該エレベーター110の関係者に異常発生予測情報を送信することができる。この際、エレベーター110の関係者には発生が予測された異常への対策についての情報を必要とする者と、発生が予測された異常への対策についての情報を必要としない者とがいる。
以上のように構成されたエレベーター予防保全システムによれば、エレベーター110の異常の発生が予測された場合に、第1種関係者401には異常発生予測情報と一緒に対策情報を送信し、第2種関係者402には異常発生予測情報だけを送信する。このため、エレベーター110の異常の発生が予測された場合に、発生が予測された異常への対策情報を必要とする当該エレベーター110の関係者(第1種関係者401)には異常発生予測情報と一緒に対策情報を送信することができる。そして、発生が予測された異常への対策情報を必要としない当該エレベーター110の関係者(第2種関係者402)には異常発生予測情報だけを送信することができる。
このように、発生が予測された異常への対策情報を必要とする関係者だけに対策情報を送信することで、本当に対策情報を必要とする関係者には確実に対策情報を伝えて、当該関係者による異常への迅速かつ正確な対応を支援することができる。一方、対策情報を必要としない関係者には異常発生予測情報だけを伝え、当該関係者による情報の迅速かつ容易な把握を支援することができる。
なお、以上においては、情報収集サーバ210及び第2の記憶部220を情報センター200に設置する場合について説明した。ここで、情報センター200は、例えば、エレベーター110が設置された建物100が所在する地域毎に設置されている。そして、情報センター200は、当該情報センター200が管轄する地域中の建物100について監視を行う。この際、情報収集サーバ210及び第2の記憶部220の設置場所については、情報センター200内に限られない。
例えば、複数の情報センター200に設けられていた情報収集サーバ210及び第2の記憶部220を、例えばクラウド技術等を用いて1か所に集約して設けるようにしてもよい。この場合、各情報センター200には、監視台230が設置されており、それぞれの情報センター200の監視台230から、1か所に集約された情報収集サーバ210及び第2の記憶部220にアクセスできるようにする。なお、建物100が所在する国と情報収集サーバ210及び第2の記憶部220が所在する国とが異なる国となっても構わない。
このように情報収集サーバ210及び第2の記憶部220を1か所に集約した場合も、異常予測用情報記憶部221、異常発生予測部211、対策情報記憶部223、関係者情報記憶部222、情報通信部214、対策情報取得部212及び必要情報判定部213は、エレベーター110が設置された建物100とは異なる場所に設置されることになる。
また、通信ネットワーク300の中継局、回線設備及びノード等(以下「中継局等」という)の設置国は、情報収集サーバ210、監視台230及び建物100が所在する国と同じ国の場合もあるし異なる国の場合もある。さらに、1回の通信で経由する通信ネットワーク300の中継局等の設置国は1か国だけであるとは限らず、複数の国の中継局等を経由する場合もある。
したがって、例えば、同じ国内に所在する監視台230と建物100との間の通信が、監視台230及び建物100の所在国とは異なる国に設置された通信ネットワーク300の中継局等を経由して行われる場合もあり得る。この際、前述したように、経由する中継局等又はノード等の設置国が複数の国になる場合もあり得る。
また、例えば、異なる国に所在する建物100と情報収集サーバ210との間の通信が、建物100の所在国(第1国)とも情報収集サーバ210の所在国(第2国)とも異なる第3国に設置された通信ネットワーク300の中継局等を経由して行われる場合もあり得る。この際、前述したように、経由する中継局等の設置国(第3国)が複数の国になる場合もあり得る。
このように、建物100、情報収集サーバ210及び監視台230の間での、通信ネットワーク300を介した通信が複数の国に跨って行われる場合についても、この発明の実施の形態1に係るエレベーターシステムでは想定されている。
この発明は、建物に設置されたエレベーターの異常の発生を予測し、エレベーターの異常の発生が予測された場合に、当該エレベーターの関係者に異常発生予測情報を送信するエレベーター予防保全システムに利用できる。
100 建物
110 エレベーター
111 かご機器
112 乗場機器
113 エレベーター制御装置
121 自己診断装置
122 第1の記憶部
200 情報センター
210 情報収集サーバ
211 異常発生予測部
212 対策情報取得部
213 必要情報判定部
214 情報通信部
220 第2の記憶部
221 異常予測用情報記憶部
222 関係者情報記憶部
223 対策情報記憶部
230 監視台
300 通信ネットワーク
401 第1種関係者
402 第2種関係者

Claims (3)

  1. エレベーターの保全情報と前記エレベーターの制御装置から取得した走行情報を少なくとも含む異常予測用情報を記憶する異常予測用情報記憶部と、
    前記異常予測用情報記憶部に記憶された異常予測用情報に基づいて、前記エレベーターの異常の発生を予測する異常発生予測部と、
    前記エレベーターの異常の内容に対応する対策情報を予め記憶する対策情報記憶部と、
    前記エレベーターの関係者毎に、当該関係者が対策情報を必要とするか否かを含む関係者情報を予め記憶する関係者情報記憶部と、
    前記異常発生予測部により前記エレベーターの異常の発生が予測された場合に、前記関係者に異常発生予測情報を送信する情報通信部と、
    前記異常発生予測部により発生が予測された前記エレベーターの異常の内容に対応する対策情報を前記対策情報記憶部から取得する対策情報取得部と、
    前記情報通信部が前記関係者に異常発生予測情報を送信する際に、前記関係者情報記憶部に記憶された関係者情報を参照して当該関係者が対策情報を必要とするか否かを判定する必要情報判定部と、を備え、
    前記情報通信部は、異常発生予測情報を送信する前記関係者が対策情報を必要とすると前記必要情報判定部により判定された場合に、当該関係者に異常発生予測情報とともに前記対策情報取得部により取得された対策情報を送信し、
    前記異常発生予測部は、異常の発生を予測する対象のエレベーターとは異なる他のエレベーターの走行情報及び保全情報を利用して、前記他のエレベーターで実際に異常が発生した時の前記他のエレベーターの走行情報と、前記対象のエレベーターの走行情報とを比較することで、前記対象のエレベーターの異常の発生を予測するエレベーター予防保全システム。
  2. 前記異常予測用情報記憶部、前記異常発生予測部、前記対策情報記憶部、前記関係者情報記憶部、前記情報通信部、前記対策情報取得部及び前記必要情報判定部は、前記エレベーターが設置された建物とは異なる場所にある情報センターに設けられる請求項1に記載のエレベーター予防保全システム。
  3. 前記建物に設けられ、当該建物に設置された前記エレベーターの走行情報及び保全情報に基づいて、エレベーターの故障の可能性について診断を行い、診断結果を自己診断情報として前記情報センターに送信する自己診断装置を備え、
    前記異常予測用情報記憶部が記憶する異常予測用情報には、前記自己診断装置から送信された自己診断情報がさらに含まれる請求項2に記載のエレベーター予防保全システム。
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