JP2018016477A - 昇降機の遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】客先ビル側の監視システムを利用して、そのビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視し、何らかの異常に対して迅速に対処する。【解決手段】一実施形態に係る昇降機の遠隔監視システムは、ビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視する。この昇降機の遠隔監視システムは、ビルの各種設備の動作を常時監視しているビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、ビル監視装置から昇降機の運行ログを取得する運行ログ取得部51aと、昇降機の運行ログを昇降機の物件情報と関連付けて記憶する記憶部52と、昇降機の運行ログを遠隔地に設置されたオペレータの端末装置上で監視させる監視制御部51bとを備える。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、エレベータ、エスカレータ等の昇降機の動作状態を遠隔監視する昇降機の遠隔監視システムに関する。
中規模ビルから大規模なビルでは、例えば空調や照明、セキュリティ設備などのビル内の様々な設備機器を監視するためのビル監視システムが導入されている。この種のビルでは、ビル監視室に監視装置が設置されており、監視員はその監視装置を通じて各種設備機器の動作状態を監視できる。その監視対象としてエレベータ、エスカレータ等の昇降機が含まれている。
上述したビル監視システムを有するビルの場合、昇降機の監視センタ側では当該ビルに設置された昇降機の動作状態をリアルタイムで監視できない。このため、昇降機に何らかの異常が発生した場合に、ビルの監視員から連絡を受けないと対処できず、復旧に遅れが生じる。
本発明が解決しようとする課題は、客先ビル側の監視システムを利用して、そのビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視でき、何らかの異常に対して迅速に対処することのできる昇降機の遠隔監視システムを提供することである。
一実施形態に係る昇降機の遠隔監視システムは、ビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視する。この昇降機の遠隔監視システムは、上記ビルの各種設備の動作を常時監視しているビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記ビル監視装置から上記昇降機の運行ログを取得する運行ログ取得手段と、この運行ログ取得手段によって取得された上記昇降機の運行ログを上記昇降機の物件情報と関連付けて記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された上記昇降機の運行ログを遠隔地に設置されたオペレータの端末装置上で監視させる監視制御手段とを具備する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係る昇降機の遠隔監視システムの構成を示す図である。なお、本実施形態では、昇降機としてエレベータを例にして説明するが、エスカレータ等の昇降機を監視対象とする場合でも同様の構成である。
図中の11は客先ビルである。この客先ビル11の監視室12には、例えば空調や照明、セキュリティ設備などのビル内の様々な設備機器を常時監視しているPC(Personal Computer)式のビル監視装置13が設置されている。
一方、この客先ビル11の機械室14には、エレベータ制御装置15が設置されている。エレベータ制御装置15は、CPU,ROM,RAMなどを備えた汎用のコンピュータからなり、客先ビル11に設置されたエレベータ10の運転動作を制御している。具体的には、乗場呼びあるいはかご呼びが登録された際に、エレベータ10の乗りかごを目的階まで所定の速度で運転し、目的階到着後にドアを開閉するなどの制御を行う。
なお、「乗場呼び」とは、各階の乗場に設置された乗場呼び釦の操作により登録される呼びの信号のことであり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、かご室内に設けられた行先呼び釦の操作により登録される呼びの信号のことであり、行先階の情報を含む。
エレベータ制御装置15とビル監視装置13は伝送ケーブル16を介して接続されている。ビル監視装置13は、エレベータ制御装置15を通じてエレベータ10の動作状態を常時監視している。なお、実際には、ビル監視装置13は、エレベータ10だけでなく、空調や照明、セキュリティ設備などの様々な設備機器の動作状態を監視している。監視員は、このビル監視装置13を操作することで各種設備機器の動作状態をチェックすることができる。
ここで、本実施形態では、遠隔地に存在する監視センタ21が通信ネットワーク30を介してビル監視装置13に接続されている。通信ネットワーク30とは、具体的にはインターネット回線網である。監視センタ21は、この通信ネットワーク30を介して客先ビル11に設置されたエレベータ10の動作状態をリアルタイムに遠隔監視し、何らかの異常があった場合には保守員を現場(客先ビル11)に派遣して対処する。
監視センタ21には、保守監視用のWebサーバ22と、このWebサーバ22にLAN(Local Area Network)等で接続されたオペレータ端末23とが備えられている。Webサーバ22は、通信ネットワーク30に接続されており、ビル監視装置13からエレベータ10の運行ログを取得するなどの処理を行う。オペレータ端末23は、監視センタ21のオペレータが操作する端末装置であり、汎用のコンピュータから構成される。なお、ここでは1台のオペレータ端末23だけを示すが、実際には複数台のオペレータ端末23が設置されており、これらのオペレータ端末23を通じて多数のオペレータが各物件のエレベータの動作を監視している。
図2は客先ビル11に設置されたビル監視装置13の構成を示すブロック図である。
ビル監視装置13には、制御部41、インタフェース(I/F)部42、操作部43、表示部44、記憶部45、通信部46が備えられている。
制御部41は、CPUからなり、客先ビル11内の各種設備機器を監視するための機能を備える。インタフェース部42は、エレベータを含む各種設備機器との間の情報の入出力処理を行う。
操作部43は、例えばキーボードなどの入力デバイスからなり、監視員が何らかの操作を行うときに用いられる。表示部44は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスからなり、監視員が各種設備機器の動作状態を確認する場合などに用いられる。記憶部45は、例えばROM,RAM等のメモリデバイスからなり、制御部41の機能を起動するためのプログラムの他、エレベータの運行ログを含む各種情報を記憶する。通信部46は、通信ネットワーク30を介して監視センタ21等の外部との間の通信処理を行う。
図3は監視センタ21内のWebサーバ22の構成を示すブロック図である。
Webサーバ22は、制御部51、記憶部52、各種データベース53、通信部54、インタフェース(I/F)55を備えている。
制御部51は、CPUからなり、記憶部52に記憶されたプログラム52aを読み込むことにより各種処理を実行する。この制御部51には、本システムを実現するための機能部として、運行ログ取得部51a、監視制御部51b、操作制御部51c、更新制御部51dが設けられている。
運行ログ取得部51aは、ビル監視装置13に通信ネットワーク30を介して接続し、ビル監視装置13から客先ビル11に設置されたエレベータ10(昇降機)の運行ログを取得する。この運行ログ取得部51aによって取得されたエレベータ10の運行ログは、当該エレベータ10の物件情報と関連付けられて運行ログテーブル52bに記憶される。
監視制御部51bは、運行ログテーブル52bに記憶されたエレベータ10の運行ログを監視センタ21内に設置されたオペレータ端末23上で監視させる。
操作制御部51cは、ビル監視装置13に通信ネットワーク30を介して接続し、オペレータ端末23の操作画面とビル監視装置13の操作画面を共有化する。
更新制御部51dは、ビル監視装置13に通信ネットワーク30を介して接続し、エレベータ10の監視制御に必要なソフトウェアまたはエレベータ10の運転制御に必要なソフトウェアを遠隔操作により最新版にアップデートする。
記憶部52は、ROM、RAMなどのメモリデバイスからなり、プログラム52aや運行ログテーブル52bの他、制御部51の処理に必要な各種データを記憶している。また、この記憶部52には、救助に向かった保守員の名前と到着予定日時などが記憶される。
一方、Webサーバ22に設けられた各種データベース53には、物件データベース(物件DB)53a、保守員データベース(保守員DB)53b、地図データベース(地図DB)53cなどが含まれる。なお、これらのデータベース53a〜53cは、実際には記憶部52などに設けられる。
物件データベース53aは、各物件に関する情報を記憶している。具体的には、図4に示すように、各物件の識別番号(物件ID)、物件名、住所、その物件に設置されているエレベータの台数や号機の情報などを記憶している。
保守員データベース53bは、各保守員に関する情報を記憶している。具体的には、図5に示すように、各保守員の識別番号(保守員ID)、氏名、所属(事業所)、その保守員が所持している図示せぬ保守端末の情報(端末IDやアドレス、電話番号等)、保守員の現在位置と属性情報、ステータス情報などを記憶している。地図データベース53cは、各地域の地図情報(画像情報)を記憶している。
なお、「現在位置」は、保守端末に備えられたGPS機能を利用して検出される。「属性情報」には、保守員の職種が含まれる。その職種として、大きく分けて、一般的な定期点検を主とする「点検員」と、法定的な検査資格を有する「法定検査員」に分類される。法定検査員は点検員の業務を兼ねることができるが、その人数は点検員に比べて少ないのが一般的である。「ステータス情報」は、保守員の作業状態を示す情報であり、「作業中」,「移動中」などがある。
Webサーバ22に設けられた通信部54は、ビル監視装置13との間で通信ネットワーク30を介してデータの送受信を行う。インタフェース55は、Webサーバ22に接続されたオペレータ端末23との間のデータの入出力処理を行う。
次に、本システムの動作について、(a)監視制御、(b)操作制御、(c)ソフト更新制御に関する動作に分けて説明する。
(a)監視制御
図6は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行される監視制御の処理を示すフローチャートである。
図6は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行される監視制御の処理を示すフローチャートである。
図1に示したように、客先ビル11の監視室12内に設置されたビル監視装置13と監視センタ21内に設置されたWebサーバ22がインターネット回線網である通信ネットワーク30を介して接続された状態にある(ステップA11)。
この状態で、Webサーバ22は、ビル監視装置13に対してエレベータ10の運行ログを要求する(ステップA12)。なお、実際には運行ログの要求に際してIDやパスワードなどを用いた認証処理が必要となるが、その詳しい説明については省略する。
エレベータ10の運行ログの要求があると、ビル監視装置13では、各種設備機器の中からエレベータ10に関する監視情報として運行ログを読み出し、これを通信ネットワーク30を介してWebサーバ22に送信する。Webサーバ22では、ビル監視装置13からエレベータ10の運行ログを取得すると、客先ビル11の物件情報(物件名,住所,エレベータ機種等)と関連付けて記憶部52の運行ログテーブル52bに記憶する(ステップA14)。
ここで、図1の点線で示すように、例えばエレベータ制御装置15に一般的な監視装置(通信機能を備えた監視用端末)60が設置されていれば、その監視装置60からエレベータ10の動作状態に関する情報を取得して遠隔監視することができる。しかし、この監視装置60は各物件に共通で使用される機器であり、予め設定された標準的な監視項目の情報しか収集できない。これに対し、ビル監視装置13は、客先ビル11に設置された各種設備機器に関して詳細な項目を監視対象としている。エレベータ10についても、標準的な監視項目だけでなく、客先ビル11の状況を考慮した詳細な項目を監視対象としている。
監視センタ21側のWebサーバ22は、このようなビル監視装置13からエレベータ10に関する詳細な運行ログを通信ネットワーク30を介して取得する。ただし、ビル監視装置13では、ビル全体における各種設備機器を監視対象としているため、エレベータ10についても、他の設備機器と関連した項目も含めて監視していることがある。各物件毎にこれらのすべての情報を取得することはWebサーバ22の容量的な問題もあるため、エレベータ10の動作状態の監視に必要な運行ログのみを選択的に取得して、物件情報と関連付けて運行ログテーブル52bに記憶しておくものとする。
Webサーバ22は、この運行ログテーブル52bに記憶されたエレベータ10の運行ログを必要に応じて監視センタ21のオペレータ端末23に監視可能に表示する(ステップA15)。これにより、客先ビル11に設置されたエレベータ10の動作状態をオペレータ端末23上で詳細に遠隔監視することができ、何らかの異常を見つけた場合には保守員を現場に派遣するなどして迅速に対処できる。
また、何らかの異常を示す異常ログが含まれていた場合(ステップA16のYes)、Webサーバ22は、運行ログテーブル52bに記憶された当該物件の異常ログに基づいて、エレベータ10に異常が発生するまでの動作をオペレータ端末23に再現する(ステップA17)。これを「プレイバック機能」と呼び、通常はビル監視装置13側に備えられているものであるが、ビル監視装置13からエレベータ10の運行ログを取得することで、Webサーバ22でも同等のプレイバック機能を実現できるようになる。
なお、このプレイバック機能は、異常ログの検知に伴い自動的に起動しても良いし、オペレータの操作による明示的な指示に従って起動しても良い。このプレイバック機能により、エレベータ10に異常が発生するまでの動作を確認できるので、異常発生の原因を探ることができる。
このように、客先ビル11側で管理されているエレベータ10の運行ログをインターネット回線網である通信ネットワーク30を介して監視センタ21側で確認することが可能となり、エレベータ10に何らかの異常が発生した場合に監視センタ21のオペレータがその異常に至るまでの動作を確認して適切な対応を取ることができる。
また、監視センタ21のオペレータがエレベータ10の動作を詳細に把握できることからコールバック時の対応で客先との認識違いを防止でき、客先対応の品質を確保できる。
(b)操作制御
図7は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行される操作制御の処理を示すフローチャートである。
図7は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行される操作制御の処理を示すフローチャートである。
図1に示したように、客先ビル11の監視室12内に設置されたビル監視装置13と監視センタ21内に設置されたWebサーバ22がインターネット回線網である通信ネットワーク30を介して接続された状態にある(ステップB11)。
この状態で、Webサーバ22は、ビル監視装置13に対して操作画面の共有化を要求する(ステップB12)。なお、実際には操作画面の共有化の要求に際してIDやパスワードなどを用いた認証処理が必要となるが、その詳しい説明については省略する。
ビル監視装置13から応答があると、Webサーバ22は、オペレータ端末23の操作画面とビル監視装置13の操作画面とを共有化する(ステップB13)。なお、ここでの操作画面の共有化とは、監視センタ21側のオペレータ端末23で操作入力した情報を客先ビル11側のビル監視装置13の操作画面に反映させることを言う。
操作画面が共有化された状態で、オペレータが自分のオペレータ端末23上でエレベータ10の動作監視に関わる各種操作手順を入力すると、Webサーバ22は、ビル監視装置13の操作画面にその各種操作手順を表示する(ステップB14)。
ここで、ビル監視装置13は、客先ビル11の監視室12内にいる監視員によって操作される。しかし、例えば異動などにより他の監視員に交代した場合などには、ビル監視装置13の操作に慣れていないため、誤操作や、異常時に適切な対応が遅れる可能性がある。
そこで、上述したようにビル監視装置13とWebサーバ22を通信ネットワーク30を介して接続して、オペレータ端末23の操作画面とビル監視装置13の操作画面とを共有化し、監視センタ21のオペレータが手本とする操作手順をビル監視装置13の操作画面に表示させる。これにより、監視員がエレベータ10の動作監視に不慣れであっても、各種操作を簡単に行えるようになり、操作遅れによる問題を解決することが可能となる。
(c)ソフト更新制御
図8は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行されるソフト更新制御の処理を示すフローチャートである。
図8は本システムにおける監視センタ21内のWebサーバ22によって実行されるソフト更新制御の処理を示すフローチャートである。
図1に示したように、客先ビル11の監視室12内に設置されたビル監視装置13と監視センタ21内に設置されたWebサーバ22がインターネット回線網である通信ネットワーク30を介して接続された状態にある(ステップC11)。
ここで、例えばWebサーバ22からビル監視装置13にアクセスして、客先ビル11側で現在使用中のソフトウェアのバージョンを確認する(ステップC12)。なお、更新対象としているソフトウェアは、ビル監視装置13がエレベータ10の動作監視するためのソフトウェアAと、客先ビル11に設置されたエレベータ制御装置15がエレベータ10を動作制御するためのソフトウェアBを含む。実際には、これらのソフトウェアのバージョン確認に際してIDやパスワードなどを用いた認証処理が必要となるが、その詳しい説明については省略する。
Webサーバ22は、客先ビル11側で現在使用中のソフトウェアのバージョンを確認すると、当該ソフトウェアの最新版の有無を調べる。最新版が存在すれば、Webサーバ22は、その最新版のソフトウェアを通信ネットワーク30を介してビル監視装置13に送ることでアップデートする(ステップC13)。
このように、ビル監視装置13とWebサーバ22とを通信ネットワーク30を介して接続することで、上述したソフトウェアAまたはソフトウェアBをアップデートする必要があった場合に、現地に保守員が出向かなくとも監視センタ21からの遠隔操作でアップデート作業を行うことが可能となる。
通常、現地でソフトウェアのアップデート作業を実施する場合、事前の手続きや当日現地での入場申請などが必要となるが、遠隔操作によりアップデートすることで、保守員の負担を軽減して効率的にアップデートすることができる。
なお、ここではWebサーバ22が客先ビル11側のソフトウェアの最新版を調べてアップデータしたが、客先ビル11側つまりビル監視装置13から最新版の要求があったときに、Webサーバ22からその最新版のソフトウェアを通信ネットワーク30を介してビル監視装置13に送ることでアップデートすることでも良い。
また、上記各実施形態では、エレベータの動作を監視する場合を例にして説明したが、エスカレータなどの他の昇降機の動作を監視する場合でも同様に適用可能である。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、客先ビル側の監視システムを利用して、そのビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視でき、何らかの異常に対して迅速に対処することのできる昇降機の遠隔監視システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…エレベータ、11…客先ビル、12…監視室、13…ビル監視装置、14…機械室、15…エレベータ制御装置、16…伝送ケーブル、21…監視センタ、22…Webサーバ、23…オペレータ端末、30…通信ネットワーク、41…制御部、42…インタフェース(I/F)部、43…操作部、44…表示部、45…記憶部、46…通信部、51…制御部、51a…運行ログ取得部、51b…監視制御部、51c…操作制御部、51d…更新制御部、52…記憶部、52a…プログラム、52b…運行ログテーブル、53…各種データベース、53a…物件データベース、53b…保守員データベース、53c…地図データベース、54…通信部、55…インタフェース、60…監視装置。
一実施形態に係る昇降機の遠隔監視システムは、ビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視する。この昇降機の遠隔監視システムは、上記ビルの各種設備の動作を常時監視しているビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記ビル監視装置が監視対象としている上記各種設備の情報の中から上記昇降機の動作状態の監視に必要な運行ログを選択的に取得する運行ログ取得手段と、この運行ログ取得手段によって取得された上記昇降機の運行ログを上記昇降機の物件情報と関連付けて記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された上記昇降機の運行ログを遠隔地に設置されたオペレータの端末装置上で監視させる監視制御手段とを具備する。
なお、ここではWebサーバ22が客先ビル11側のソフトウェアの最新版を調べてアップデートしたが、客先ビル11側つまりビル監視装置13から最新版の要求があったときに、Webサーバ22からその最新版のソフトウェアを通信ネットワーク30を介してビル監視装置13に送ることでアップデートすることでも良い。
Claims (6)
- ビルに設置された昇降機の動作状態を遠隔監視する昇降機の遠隔監視システムにおいて、
上記ビルの各種設備の動作を常時監視しているビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記ビル監視装置から上記昇降機の運行ログを取得する運行ログ取得手段と、
この運行ログ取得手段によって取得された上記昇降機の運行ログを上記昇降機の物件情報と関連付けて記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された上記昇降機の運行ログを遠隔地に設置されたオペレータの端末装置上で監視させる監視制御手段と
を具備したことを特徴とする昇降機の遠隔監視システム。 - 上記運行ログ取得手段は、
上記ビル監視装置から上記昇降機の監視に必要な運行ログを選択的に取得することを特徴とする請求項1記載の昇降機の遠隔監視システム。 - 上記監視制御手段は、
上記昇降機の運行ログに上記昇降機の異常動作を表わす異常ログが含まれていた場合に、上記記憶手段に記憶された上記昇降機の運行ログに基づいて上記昇降機に異常が発生するまでの動作を上記端末装置に再現することを特徴とする請求項1記載の昇降機の遠隔監視システム。 - 上記ビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記端末装置の操作画面と上記ビル監視装置の操作画面を共有化する操作制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の昇降機の遠隔監視システム。
- 上記ビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記昇降機の監視制御に必要なソフトウェアを遠隔操作により最新版にアップデートする更新制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の昇降機の遠隔監視システム。
- 上記ビル監視装置は、
上記ビル監視装置に通信ネットワークを介して接続し、上記昇降機の運転制御に必要なソフトウェアを遠隔操作により最新版にアップデートする更新制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の昇降機の遠隔監視システム。
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