JP6022002B1 - 保守管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】保守員に何らかの緊急事態が生じた場合に簡単な操作で外部に通報して救助を要請する。【解決手段】監視センタ側であるWebサーバ41の制御部51は、地図表示部51b、表示処理部51c、救助手配部51dを備える。地図表示部51bは、任意地域の地図を表示すると共に、その地図上に監視対象とする各物件の位置を示す物件マークと各保守員の位置を示す保守員マークを付加する。表示処理部51cは、保守員が持つ端末装置のブザー機能に連動して発報される救助要請を受けて、地図上に救助要請のアラート表示を行う。救助手配部51dは、救助要請者の近くにいる保守員に救助要請を通知し、その通知に応答して上記救助要請者の救助に向かった保守員の名前と到着予定日時を管理する。【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータやエスカレータなどの昇降機の保守点検を行う保守員の動静を管理する保守管理システム関する。
各物件のエレベータは、通信ネットワークを介して監視センタに接続されている。監視センタには、多数のオペレータが就役している。各オペレータは、それぞれに監視卓と呼ばれるPC(Personal Computer)の画面を通じて各物件のエレベータの動作状態を遠隔監視すると共に、これらのエレベータの保守点検を行う保守員の動静を管理している。
ここで、保守員の動静を管理する方法として、保守員が持つ端末装置のGPS(global positioning system)機能を利用して保守員の位置を検出し、その検出した位置を地図上に表示する方法がある。
特開2010−6575号公報
保守員が持つ端末装置には、保守点検のための各種機能の他に、緊急通報用のブザー機能が備えられている。例えば、保守員が昇降路内の作業中にケガをした場合などに、このブザー機能を起動すると、ブザー音が鳴り、周囲に助けを求めることができる。しかしながら、通常のブザー機能には外部への通報機能がないため、救助に遅れが生じる可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、保守員に何らかの緊急事態が生じた場合に簡単な操作で外部に通報して救助を要請することができる保守管理システム提供することである。
一実施形態に係る保守管理システムは、保守点検用の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続された監視センタとを備える。
上記端末装置は、所定の操作により緊急通報用のブザー音を鳴らすブザー発生手段と、このブザー発生手段が起動されたときに、上記監視センタに現在位置を知らせて救助を要請する救助要請手段とを具備する。
上記監視センタは、任意地域の地図を表示すると共に、その地図上に監視対象とする各物件の位置を示す物件マークと各保守員の位置を示す保守員マークを付加する地図表示手段と、上記端末装置からの救助要請を受けて、上記地図表示手段によって表示された地図上に救助要請のアラート表示を行う表示処理手段と、救助要請者の近くにいる保守員に救助要請を通知し、その通知に応答して上記救助要請者の救助に向かった保守員の名前と到着予定日時を管理する救助手配手段とを具備する。
図1は一実施形態に係る保守監視システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態における保守端末装置の外観構成を示す図である。 図3は同実施形態における保守端末装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は同実施形態における監視センタの構成を示すブロック図である。 図5は同実施形態におけるWebサーバの構成を示すブロック図である。 図6は同実施形態におけるWebサーバに設けられた物件データベース(物件DB)の一例を示す図である。 図7は同実施形態におけるWebサーバに設けられた保守員データベース(保守員DB)の一例を示す図である。 図8は同実施形態におけるWebサーバに設けられた地図データベースの地図情報の構成を説明するための図である。 図9は同実施形態における監視センタに設置されたPCの構成を示すブロック図である。 図10は同実施形態における保守監視システムの処理の流れを説明するための図である。 図11は同実施形態における任意地域の地図の表示例を示す図である。 図12は同実施形態における救助要請者の現在位置を含む地域の詳細地図の表示例を示す図である。 図13は同実施形態における電子メールの通知例を示す図である。 図14は同実施形態における出動情報入力画面の一例を示す図である。 図15は同実施形態における到着遅れのアラート表示一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係る保守監視システムの構成を示す図である。図1の例では、各地域に設置された各エレベータとこれらのエレベータを保守点検する各保守員を監視する構成が示されている。
各地域に点在する建物に複数台のエレベータ11a,11b…,12a,12b…,13a,13b…が設置されている。なお、図1の例では、A地域,B地域,C地域の3つに区分されているが、特にこの3つの区分に限定されるものではない。
各地域のエレベータ11a,11b…,12a,12b…,13a,13b…は、それぞれに通信ネットワーク21を介して監視センタ22に接続されている。監視センタ22は、遠隔地に存在し、これらのエレベータ11a,11b…,12a,12b…,13a,13b…の状態を常時監視している。
具体的には、監視センタ22は、エレベータ11a,11b…,12a,12b…,13a,13b…から送られてくる各種信号(動作状態情報)を監視画面に表示するなどして、何らかの異常を検出した場合に保守員を現場に派遣するなどして対応する。また、監視センタ22では、常時数人のオペレータが待機しており、顧客からのエレベータ事故に関する問い合わせの電話に応答している。
ここで、各地域には保守員23a,23b,23c…が存在し、それぞれに管轄地域内の各エレベータを定期的に巡回して保守点検している。なお、図1の例では、各地域に一人の保守員しか図示されていないが、実際には各地域毎に多数の保守員がいて、定期的に巡回して保守点検を行っている。
保守員23a,23b,23c…は、それぞれに保守端末装置24a,24b,24c…を携帯している。保守端末装置24a,24b,24c…は、保守点検専用の携帯型の端末装置であり、保守点検に必要な各種機能が備えられている。また、保守端末装置24a,24b,24c…は、電話や電子メールを含む通信機能を備えている。
図2は同実施形態における保守端末装置の外観構成を示す図である。なお、以下の説明では保守端末装置24a,24b,24c…のいずれかを示す場合には保守端末装置24と表記するものとする。同様に、保守員23a,23b,23c…のいずれかを示す場合には保守員23と表記するものとする。
保守端末装置24は、例えば携帯電話機などであり、通信機能を備えた小型の端末装置からなる。保守端末装置24には、保守点検に必要な各種機能の他に、緊急通報用のブザー音を鳴らすためのブザー機能が備えられている。図中の25はブザー機能を起動するためのボタンであり、例えばアイコンの形態で画面上に任意に配置される。
このブザー機能ボタン25を押下すると、ブザー音が発生すると同時に監視センタ22に対して救助を要請するための救助要請信号が送信される。後述するように、監視センタ22では、この救助要請信号を受けると、救助要請者の近くにいる保守員(近隣保守員と呼ぶ)を救助に向かわせる。
図3は同実施形態における保守端末装置の機能構成を示すブロック図である。
保守端末装置24には、入力部31、表示部32、制御部33、ブザー音発生部34、記憶部35、GPS(Global Positioning System)モジュール36、通信部37などが備えられている。
入力部31は、各種キーやボタンなどからなり、データの入力や指示を行う。表示部32は、例えばLCDからなり、データの表示を行う。なお、入力部31として、例えば透明のタッチパネルを用い、表示部32の画面上でデータ入力・指示を行う構成でも良い。
制御部33は、CPUからなり、所定のプログラムの起動により保守点検作業に関わる各種機能を実行する。ブザー音発生部34は、ブザー機能ボタン25が押下されたときにブザー音を発生する。
記憶部35には、各種情報が記憶されている。また、この記憶部35には、予め保守端末装置24を所持している保守員の名前、所属などを含む保守員情報が記憶されている。
GPSモジュール36は、現在位置を検出するために用いられる。通信部37は、監視センタ22や他の端末装置との間での電子メールを含む各種データの送受信処理を行う。
ここで、本実施形態において、制御部33には、緊急時に救助要請を行うための機能として救助要請部34aが設けられている。この救助要請部34aは、ブザー機能ボタン25の操作によるブザー音発生部34の起動に連動して、監視センタ22に救助を要請するための救助要請信号を送信する。この救助要請信号には、救助要請者である保守員23の名前、所属などを含む保守員情報と、その保守員23の現在位置を示す位置情報が含まれる。
図4は同実施形態における監視センタの構成を示すブロック図である。
監視センタ22には、Webサーバ41と、複数台のPC42a,42b,42c…が設置されている。
Webサーバ41は、通信ネットワーク21に接続され、ここでは監視センタ22の制御装置として存在する。PC42a,42b,42c…は、Webサーバ41にLAN(Local Area Network)等の通信回線43を介して接続されている。このPC42a,42b,42c…は、各オペレータが監視卓として使用する端末装置である。
図5は同実施形態におけるWebサーバの構成を示すブロック図である。
Webサーバ41は、制御部51、記憶部52、各種データベース53、通信部54、インタフェース(I/F)55を備えている。
制御部51は、CPUからなり、記憶部52に記憶されたプログラム52aを読み込むことにより各種処理を実行する。また、この制御部51には、本システムを実現するための機能部として、データベース検索部51a、地図表示部51b、表示処理部51c、救助手配部51dが設けられている。
データベース検索部51aは、各種データベース53に含まれる物件データベース53aから指定地域の地図を検索すると共に、指定地域に存在する物件11a,11b,11c…の位置を地図データベース53cから検索する。
地図表示部51bは、データベース検索部51aによって得られた指定地城の地図上に物件マークと保守員マークを付して、各オペレータの端末装置であるPC42a,42b,42c…に表示する。「物件マーク」とは、監視対象とするエレベータの物件(建物)の位置を示すマークである。「保守員マーク」とは、各地域を保守点検している各保守員の位置を示すマークである。
表示処理部51cは、保守端末装置24から救助要請があったときに、PC42a,42b,42c…に現在表示中の任意地域の地図上に救助要請のアラート表示を行う。また、表示処理部51cは、所定の操作により任意地域の地図から救助要請者の現在位置を含む地域の詳細な地図に切り替えて表示する。
救助手配部51dは、救助要請者の近くにいる保守員(近隣保守員)に救助要請を通知し、その通知に応答して救助に向かった保守員(出動者)の名前と到着予定日時などを含む出動者情報を記憶部52の所定の領域に記憶して管理する。その際、救助手配部51dは、救助要請者の近くにいる保守員の他に、救助要請者と同じ事業所に所属する保守員全員に対しても同様の通知を行う。
記憶部52は、ROM、RAMなどのメモリからなり、プログラム52aの他、制御部51の処理に必要な各種データを記憶している。また、この記憶部52には、救助に向かった保守員の名前と到着予定日時などが記憶される。
一方、Webサーバ41に設けられた各種データベース53には、物件データベース(物件DB)53a、保守員データベース(保守員DB)53b、地図データベース(地図DB)53cなどが含まれる。なお、これらのデータベース53a〜53cは、実際には記憶部52などに設けられる。
物件データベース53aは、各物件11a,11b,11c…に関する情報を記憶している。具体的には、図6に示すように、各物件の識別番号(物件ID)、物件名、住所、その物件に設置されているエレベータの台数や号機の情報などを記憶している。
保守員データベース53bは、各保守員に関する情報を記憶している。具体的には、図7に示すように、各保守員の識別番号(保守員ID)、氏名、所属(事業所)、その保守員が所持している保守端末装置24の情報(端末IDやアドレス、電話番号等)、保守員の現在位置と属性情報、ステータス情報などを記憶している。
なお、「現在位置」は、保守端末装置24に備えられたGPS機能(GPSモジュール36)を利用して検出される。「属性情報」には、保守員の職種が含まれる。その職種として、大きく分けて、一般的な定期点検を主とする「点検員」と、法定的な検査資格を有する「法定検査員」に分類される。法定検査員は点検員の業務を兼ねることができるが、その人数は点検員に比べて少ないのが一般的である。「ステータス情報」は、保守員の作業状態を示す情報であり、「作業中」,「移動中」などがある。
地図データベース53cは、各地域の地図情報(画像情報)を記憶している。具体的には、図8に示すように、縮尺率に応じて複数の地図情報が分類して記憶されている。この場合、地図の縮尺率が高いほど広域を表わし、縮尺率が低いほど狭域を表わすことになる。
Webサーバ41に設けられた通信部54は、各物件11a,11b,11c…に設置されたエレベータ12a,12b,12c…との間で通信ネットワーク21を介してデータの送受信を行う。インタフェース55は、Webサーバ41に接続されたPC42a,42b,42c…との間のデータの入出力処理を行う。
なお、Webサーバ41には、保守端末装置24からでも、図示せぬ各地域の事業所内のPCからでも通信ネットワーク21を介してアクセス可能である。
図9は監視センタ18に設置されたオペレータのPC42の構成を示すブロック図である。なお、PC42a,42b,42c…のいずれかを示す場合にはPC42と表記するものとする。
PC42は、制御部61、記憶部62、インタフェース(I/F)63、入力部64、表示部65を備えている。
制御部61は、CPUからなり、記憶部62に記憶されたプログラム62aを読み込むことにより各種処理を実行する。記憶部62は、ROM、RAMなどのメモリからなり、プログラム62aの他、制御部61の処理に必要な各種データを記憶している。インタフェース63は、Webサーバ41との間のデータの入出力処理を行う。
入力部64は、例えばキーボード、マウスなどの入カデバイスからなり、オペレータがデータやコマンドの入力操作や画面上での選択操作を行う場合に用いられる。表示部65は、例えばCRT(Cathode-ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスからなり、各種データの表示を行う。
次に、同実施形態の動作について説明する。
図10は同実施形態における保守監視システムの処理の流れを説明するための図である。ここでは、(a)手配、(b)進捗状況、(c)完了の3つステージに分けて、左から救助要請者、近隣・所属事業所保守員、監視センタ22のオペレータ、Webサーバ41の動作が示されている。
(a)手配
いま、ある現場で保守員23(保守員Aとする)が所定の操作により保守端末装置24のブザー機能を起動したとする(ステップA11)。「所定の操作」とは、例えば待受画面などでブザー機能ボタン25を数秒間長押しすることである。長押しは、誤操作を防止のためである。
ブザー機能の起動により、ブザー音発生部34からブザー音が発せられる。このとき、保守端末装置24から救助要請信号が通信ネットワーク21を介して監視センタ22に対して送信される。詳しくは、図3に示す保守端末装置24の制御部33が記憶部35から保守員Aの名前、所属などを含む保守員情報を読み出し、この保守員情報とGPSモジュール36によって検出される現在の位置情報を救助要請信号に付加して通信部37を通じて監視センタ22に送る(ステップA12)。
なお、各地域を巡回している各保守員23の位置情報は、定期的に監視センタ22に送られており、図7に示した保守員データベース53bに記憶されて管理されている。ただし、保守員データベース53bに記憶された位置情報は、必ずしも正確な位置を示すものとは限らない。位置情報が送られていない間に保守員23が移動していることもあるためである。したがって、ブザー機能が起動されたときには、救助要請信号に現在の位置情報を付加して送ることにより、保守員Aの現在位置を正確に把握できるようにしている。
監視センタ22に設けられたWebサーバ41では、この救助要請信号を受信することにより、地図上に救助要請のアラート表示を行う(ステップA13)。
ここで、「アラート表示」とは、警告メッセージを表示することである。例えば、図11に示すように、いま、Webサーバ41によって任意地域の地図71が監視センタ22内の任意のPC42に表示されているとする。
地図71には、物件マーク72と保守員マーク73が付加されている。物件マーク72は、監視対象とする各物件の位置を示すマーク情報であり、地図71上の当該物件の位置に所定の表示形態(形や色)で表示される。保守員マーク73は、保守員23の現在位置を示すマーク情報であり、地図71上の当該保守員23の現在位置に物件マーク72とは異なる表示形態で表示される。この保守員マーク73の表示位置は、保守員23の移動に追従して更新される。上述したように、保守員23の位置は、その保守員23が持つ保守端末装置24のGPS機能によって検出されている。
救助要請者である保守員Aの保守端末装置24から救助要請信号が送られて来ると、Webサーバ41の制御部51は、救助要請信号に含まれている保守員情報および位置情報に基づいて、現在表示中の地図71上の任意の箇所に救助要請の警告メッセージ74を表示する(アラート表示)。この警告メッセージ74には、救助要請者の名前や所属、発報時間、現在位置などの情報が含まれている。
また、地図71上に表示された警告メッセージ74をタッチすると、制御部51は、図12に示すように、当該警告メッセージ74に関係している保守員Aの現在位置を中心にして、その現在位置を含む地域の詳細な地図75を表示する(ステップA14)。
その際、救助要請場所に相当する物件の位置に物件マーク76、保守員Aの位置に保守員マーク77が他の物件マーク72と保守員マーク73とは異なる表示形態で表示される。さらに、物件マーク76の近くには救助要請場所に関する情報76aが付加される。保守員マーク77の近くには保守員Aに関する情報77aが付加される。
続いて、Webサーバ41の制御部51は、救助要請者である保守員Aの近くにいる保守員(近隣保守員Bとする)を探し、その近隣保守員Bに対して救助要請の通知を行う(ステップA15)。詳しくは、制御部51は、保守員Aの現在位置に基づいて図7の保守員データベース53bを検索し、例えば保守員Aの現在位置を中心に半径nメール(nは任意)以内に存在する保守員全員を近隣保守員Bとしてピックアップする。制御部51は、この近隣保守員Bが持つ保守端末装置24に図13に示すような電子メール81に送って、保守員Aから救助要請があった旨を知らせる。
電子メール81は、件名82と本文83を有する。件名82には、通知名(ここでは「救助要請)が付される。本文83には、救助要請に関する情報として、救助要請者に関する情報84、発報時間に関する情報85、救助要請場所(物件の位置)に関する情報86などが含まれる。
さらに、本文83には、地図アクセス情報87と詳細アクセス情報88が含まれる地図アクセス情報87は、保守員Aの現在位置を示す地図を表示するための情報である。所定の操作により電子メール81上の地図アクセス情報87を選択すると、図12に示した地図75が保守端末装置24の表示装置72に表示される。詳細アクセス情報88は、救助要請に関する詳細画面(図示せぬ)を表示するための情報である。地図アクセス情報87と詳細アクセス情報88は、具体的には監視センタ22が管理しているWebサーバ41にログインするためのURLで構成される。
また、上記ステップA15において、上記半径nメール以内に該当する保守員がいないことも考えられる。そこで、制御部51は、図7の保守員データベース53bを参照して保守員Aと同じ事業所に属する保守員を調べ、その同じ事業所に属する保守員全員に対して上記同様の電子メール81に送って、保守員Aから救助要請があった旨を知らせる。
また、近隣保守員Bが作業中などで電子メール81に気付かないこともあるので、警告メッセージ74に気付いた監視センタ22のオペレータが近隣保守員Bに電話で救助要請を連絡する(ステップA16)。
このようにして、近隣保守員B(保守員Aの近くにいる一人あるいは複数人の保守員)は、Webサーバ41からのメール通知または監視センタ22のオペレータからの電話連絡を受けて保守員Aが緊急状態にあることを知ることができる。保守員Aと同じ事業所に属する保守員も同様のメール通知によって保守員Aが緊急状態にあることを知ることができる。
ここで、近隣保守員Bまたは所属事業所保守員の中で現場(保守員Aがいる場所)に出動可能な保守員は、保守端末装置24を通じてWebサーバ41にアクセスし、図14に示すような出動情報入力画面91に出動情報の入力操作を行う(ステップA17)。
この出動情報入力画面91には、「出動者」の入力項目92、「到着予定日時」の入力項目93、救助完了ボタン94などが設けられている。出動可能な保守員が保守端末装置24を通じて出動情報入力画面91の入力項目92,93に必要な情報を入力すると、制御部51は、当該保守員を出動者として確定し、その出動者の名前と到着予定日時などを含む出動者情報を記憶部52の所定の領域に記憶して管理する(ステップA18)。
なお、上記出動者情報は、監視センタ22のオペレータが入力することでも良い。また、出動者は一人に限らず、複数人でも良い。
出動者が決まると、制御部51は、近隣保守員Bと所属事業所保守員に対し、出動者に関する情報を図示せぬ電子メールで送り、救助手配が完了したことを通知する(ステップA19)。このメール通知により、近隣保守員Bと所属事業所保守員は手配完了を確認でき、出動者は図12に示す地図75を参照して現場(保守員Aがいる場所)に急行する(ステップA20)。
(b)進捗管理
Webサーバ41の制御部51は、保守員Aの救助に向かった出動者の行動を管理しており、到着予定日時から所定時間(N分)経過すると、監視センタ22内のPC42に現在表示中の地図上に到着遅れをアラート表示する(ステップB11)。
具体的には、現在表示中の地図上の任意の箇所に、図15に示すような警告メッセージ78を表示する。この警告メッセージ78には、出動者の名前や到着予定時間などの情報が含まれている。なお、この警告メッセージ78は、図11に示した警告メッセージ74に代えて表示しても良いし、警告メッセージ74に加えて同一地図画面上に表示しても良い。
警告メッセージ78に気付いた監視センタ22のオペレータが保守員Aの救助に向かった出動員に電話で状況確認を行う(ステップB12)。なお、上述した到着遅れのアラート表示と同時に制御部51が出動者に対して電子メールを送って状況確認を行うことでも良い。
例えば、交通渋滞等の遅延が発生していたとする。状況確認の連絡を受けた出動者は、自分が持つ保守端末装置24を通じてWebサーバ41にアクセスし、到着予定日時の変更操作を行う(ステップB13)。
出動者が到着予定日時の変更操作を行うと、制御部51は、その変更操作に従って記憶部52の所定の領域に記憶した当該出動者の到着予定日時を変更する(ステップB14)。なお、上記到着予定日時の変更操作は、監視センタ22のオペレータが行うことでも良い。
また、制御部51は、近隣保守員Bと所属事業所保守員に対し、出動者の到着予定日時が変更されたことを図示せぬ電子メールで通知する(ステップB15)。このメール通知により、近隣保守員Bと所属事業所保守員は出動者の到着が遅れていることを知ることができ、例えば出動者よりも先に現場に到着できそうな場合には現場に急行しても良い(ステップA20)。
(c)完了
出動者が現場に到着し、保守員Aを救助すると、自分が持つ保守端末装置24を通じてWebサーバ41にアクセスし、図14に示した出動情報入力画面91の救助完了ボタン94を押して救助完了を通知する(ステップC11)。制御部51では、これを受けて現在表示中のアラート表示(警告メッセージ74または警告メッセージ78)を消す(ステップC12)。
このように本実施形態によれば、保守端末装置24のブザー機能が起動されたときにブザー音の発生と同時に監視センタ22に対して救助が要請される。この場合、監視センタ22にアクセスするための面倒な操作は不要であり、待受画面でブザー機能ボタン25を長押しするだけの簡単な操作つまりワンタッチ操作で外部である監視センタ22に通報して救助を要請できる。これを受けて、監視センタ22では出動可能な近隣の保守員を直ぐに探して現場に急行させることができる。
なお、多数の保守員から救助要請があった場合には、地図上に各保守員に対応したアラート表示が表示され、これらの保守員を救助するためのメール通知がそれぞれの近隣保守員と所属事務所保守員全員に対して送られる。
また、近隣保守員Bや所属事務所保守員に対する通知方法は、電子メールの他に、例えば自動音声システムを用いて音声にて通知することでも良い。
また、上記実施形態では、監視対象としてエレベータを例にして説明したが、例えばエスカレータなどの他の昇降機を遠隔監視する場合にも同様に適用可能である。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、保守員に何らかの緊急事態が生じた場合に簡単な操作で外部に通報して救助を要請することができる保守管理システム及び端末装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11a,11b…,12a,12b…,13a,13b…エレベータ、21…通信ネットワーク、22…監視センタ、23…保守員、24…保守端末装置、25…ブザー機能ボタン、31…入力部、32…表示部、33…制御部、34a…救助要請部、35…記憶部、36…GPSモジュール、37…通信部、41…Webサーバ、42,42a,42b,42c…オペレータ、51…制御部、51a…データベース検索部、51b…地図表示部、51c…表示処理部、51d…救助手配部、52…記憶部、52a…プログラム、53…各種データベース、53a…物件データベース、53b…保守員データベース、53c…地図データベース、54…通信部、55…インタフェース、61…制御部、62…記憶部、62a…プログラム、63…インタフェース、64…入力部、65…表示部、71…地図、72…物件マーク、73…保守員マーク、74…警告メッセージ、75…地図、76…物件マーク、77…保守員マーク、78…警告メッセージ、81…電子メール、91…出動情報入力画面。

Claims (7)

  1. 保守点検用の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続された監視センタとを備えた保守管理システムにおいて、
    上記端末装置は、
    所定の操作により緊急通報用のブザー音を鳴らすブザー発生手段と、
    このブザー発生手段が起動されたときに、上記監視センタに現在位置を知らせて救助を要請する救助要請手段とを具備し、
    上記監視センタは、
    任意地域の地図を表示すると共に、その地図上に監視対象とする各物件の位置を示す物件マークと各保守員の位置を示す保守員マークを付加する地図表示手段と、
    上記端末装置からの救助要請を受けて、上記地図表示手段によって表示された地図上に救助要請のアラート表示を行う表示処理手段と、
    救助要請者の近くにいる保守員に救助要請を通知し、その通知に応答して上記救助要請者の救助に向かった保守員の名前と到着予定日時を管理する救助手配手段と
    を具備したことを特徴とする保守管理システム。
  2. 上記救助手配手段は、
    上記救助要請者の近くにいる保守員の他に、上記救助要請者と同じ事業所に所属する保守員全員に対しても同様の通知を行うことを特徴とする請求項1記載の保守管理システム。
  3. 上記救助手配手段は、
    上記救助要請者に関する情報を付した電子メールを用いて通知を行うことを特徴とする請求項1または2記載の保守管理システム。
  4. 上記救助手配手段は、
    上記救助要請者に関する情報を音声で通知することを特徴とする請求項1または2記載の保守管理システム。
  5. 上記地図表示手段は、
    所定の操作により上記任意地域の地図から上記救助要請者の現在位置を含む地域の詳細な地図に切り替えて表示することを特徴とする請求項1記載の保守管理システム。
  6. 上記表示処理手段は、
    上記救助要請者の救助に向かった保守員が上記到着予定日時から所定時間経過しても現場に到着しなかった場合に到着遅れをアラート表示し、
    上記救助手配手段は、
    上記救助要請者の救助に向かった保守員の状況に応じて上記到着予定日時を変更し、その旨を上記救助要請者の近くにいる保守員に通知することを特徴とする請求項1記載の保守管理システム。
  7. 上記救助手配手段は、
    上記救助要請者の近くにいる保守員の他に、上記救助要請者と同じ事業所に所属する保守員全員に対しても同様の通知を行うことを特徴とする請求項6記載の保守管理システム。
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