JP6613765B2 - 包装袋および包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋および包装体に関し、特に、包装対象となる複数の物品を収容するのに好適な包装袋および当該包装袋により物品を収容した包装体に関する。
従来、物品、例えば、靴下、肌着等の衣類や、使い捨ておむつ、軽失禁パッド、生理用品等の衛生用品を収容可能な包装袋に、可能な限り多くの数の物品を効率良く収容させるため、形状、材質、収容方法に様々な工夫がなされた包装袋が存在している。例えば、特許文献1には、複数の物品を圧縮した状態で整列して収容することで、効率良く物品を梱包可能な包装袋が示されている。
一方、開封後の包装袋に収容された物品をできる限り清潔に保つために、包装袋の開口を開放/閉塞することが可能な開閉部を包装袋に設けることが好ましいと考えられる。当該開閉部は、例えば、互いに係合して閉塞可能な一対の係合部材で構成されたチャックとして包装袋の頂部に設けられる。
特開2001−247181号公報
一般に、収容効率を高めるため、包装袋の内部には、底面から天面に至るまで、物品が密に収容されている。しかし、特許文献1に記載されたような包装袋では、例えば、開閉部としてチャックを包装袋の頂部の開口付近に設けた場合、開封後に、頂部付近まで収容された物品に妨げられ、チャックのうち一方の係合部材と他方の係合部材とを係合させて包装袋を閉塞する動作がやりにくくなり、閉塞動作に手間取る場合があった。
本発明の目的は、簡単且つ迅速に閉塞動作を行うことが可能な包装袋および包装体を提供することにある。
本発明による包装袋は、胴部と、胴部の天面を覆う頂部と、を備え、物品を複数収容した状態で略直方体形状を呈する包装袋であって、頂部には、胴部の底面部と略平行な天面部と、頂部に包装袋の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部と、が設けられ、開閉部は、収容された物品に対し、胴部の底面部に垂直な方向において、略直方体を天面側からみた場合の略長方形の短辺の長さの2分の1より大きい間隙をもって位置するように形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明による包装袋は、胴部と、胴部の天面を覆う頂部と、を備えて物品を収容可能な包装袋であって、頂部に包装袋の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部が設けられ、開閉部が、収容された物品に対し間隙をもって位置するように物品の収容空間を規制する規制部が胴部に設けられていることを特徴とするものである。
さらに、本発明による包装体は、本発明による包装袋によって物品を収容したことを特徴とするものである。
本発明の包装袋および包装体によれば、簡単且つ迅速に包装袋を閉塞することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る、開封前の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る、開封前の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は図1のIIA方向の正面図、(b)は上面図、(c)は底面図である。 本発明の実施形態1に係る包装袋を閉塞する様子について説明するために模式的に表した断面図であり、(a)は図2(b)のIIIA−IIIA方向断面図、(b)は開封後かつ閉塞後の包装袋の開閉部付近を示す図である。 本発明の実施形態1に係る、閉塞後の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態2に係る、開封前の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態2に係る、開封前の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は図5のVIA方向の正面図、(b)は図6(a)のVIB−VIB方向断面図である。 包装袋および包装体の4つの側面部のうち隣り合う3つの側面部の部位を接着することで形成される規制部の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態3に係る、規制部によって間隙が形成された包装袋および包装体の斜視図である。 図8のIX方向の包装袋および包装体の正面図である。 本発明の実施形態3に係る包装袋および包装体に設けられた規制部の形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態4−1に係る、開封前の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態4−1に係る、開封前の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は図11のXIIA方向の正面図、(b)は上面図、(c)は底面図である。 図12(a)のXIII−XIII方向断面図である。 本発明の実施形態4−1に係る、開封後の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は図14(a)のXIVB方向の正面図、(c)は上面図である。 図12(a)のXV−XV方向断面を模式的に表した図である。 本発明の実施形態4−1に係る包装袋を閉塞する様子について説明するために模式的に表した断面図であり、(a)は図12(b)のXVIA−XVIA方向断面図、(b)は図14(c)のXVIB−XVIB方向断面図、(c)は開封後かつ閉塞後の包装袋の開閉部付近を示す図である。 本発明の実施形態4−1に係る、閉塞後の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態4−2に係る、開封前の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態4−2に係る、開封前の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は図18のXIXA方向の正面図、(b)は上面図、(c)は底面図である。 本発明の実施形態4−2に係る、開封後の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は図20(a)のXXB方向の正面図、(c)は上面図である。 図19(a)のXXI−XXI方向断面を模式的に表した図である。 本発明の実施形態4−2に係る包装袋を閉塞する様子について説明するために模式的に表した断面図であり、(a)は図19(b)のXXIIA−XXIIA方向断面図、(b)は図20(c)のXXIIB−XXIIB方向断面図、(c)は開封後かつ閉塞後の包装袋の開閉部付近を示す図である。 本発明の実施形態4−2に係る、閉塞後の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態5に係る、開封前の包装袋および包装体の斜視図である。 本発明の実施形態5に係る、開封前の包装袋および包装体を示す図であり、(a)は図24のXXVA方向の正面図、(b)は上面図である。 本発明の実施形態5に係る、開封前の包装袋および包装体の模式的な断面図であり、(a)は図25(b)のXXVIA−XXVIA方向断面図、(b)は図25(b)のXXVIB−XXVIB方向断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「天面」および「底面」とは、包装袋によって画成された物品の収容空間の面自体を指すものとして参照される。但し、これらの用語はあくまで便宜上のものであり、重力方向における絶対的な位置を規定するものではないことは勿論である。また、「上」、「下」などの用語についても同様である。「底面部」とは、「底面」に位置している包装袋の実体的な部分を指すものとして参照される。一方、「頂部」とは、天面を覆っている実体的な部分である天面部と、これに必要に応じて付帯する部分と、を含む部分を言い、当該付帯部分がない場合には天面部自体と等しい。
また、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「包装体」とは、物品が収容された状態の包装袋、特に包装袋に複数の物品が収容されることで製造された後であって且つ開封前のものをいう。
さらに、本明細書および特許請求の範囲の記載における「閉鎖」という用語は、包装体の内部を雰囲気から完全に遮断すること(すなわち封止すること)だけでなく、包装体の内部を異物の侵入から効果的に保護できる程度に実質的に包装袋を閉じることも包含するものである。
本明細書および特許請求の範囲の記載において、「接着」とは、接着剤を使用したものの他、溶着によるもの、熱融着(以下、ヒートシールということがある)によるものも含む。
本発明の実施形態に係る包装袋は、当該包装袋に収容された物品と当該包装袋の頂部に設けられた開閉部とに間隙を設けることにより、開閉部のうち一方の係合部材と他方の係合部材とを係合し易くさせることで、簡単且つ迅速に包装袋を閉塞することが可能となるものである。
<実施形態1>
図1および図2に本発明の実施形態1に係る、開封前の包装袋1および包装体100を示し、図1は斜視図、図2(a)は図1のIIA方向の正面図、図2(b)は上面図、図2(c)は底面図をそれぞれ表す。
本実施形態に係る包装袋1は、いわゆる、天面側に片ガセットを配置したタイプのものである。包装袋1は、天面と底面との間の物品(本実施形態では衛生用品2)を収容する空間を実質的に画成する胴部3と、当該胴部3の天面を覆う頂部4とを備えて構成される。なお、これらの部分は別体に製造された後に一体化されたものではなく、1枚のシート状部材の折り曲げ等によって予め一体に形成されているものである。
本実施形態の包装袋1は、衛生用品2を複数収容した状態で略直方体形状を呈し、包装袋1の底面部と略垂直な4つの側面部を有する。図2(b)に示すように、その略直方体を包装袋1の天面側からみた場合の包装袋1の上面の形状は略長方形である。本実施形態では、その略長方形のうち短辺の長さをLaとする。なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において「略直方体」というときは、当然に立方体も含まれるし、「略長方形」というときは、当然に正方形も含まれる。包装袋1の上面の形状が正方形である場合、いずれの辺を本明細書および特許請求の範囲の記載における短辺(または長辺)とみなしてもよい。
頂部4には、包装袋1の胴部3の底面部(図2(c)を参照)と略平行な天面部5とこれに付帯する立ち上がり部6とが設けられる。天面部5の中央付近には、上記略長方形の長辺と略平行に開封線7が設けられ、これを破断することで、包装袋1が開封され、包装袋1の開口が形成される。開封線7は、例えば、ミシン目として天面部5上に形成される。
頂部4には、包装袋1の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部8が設けられる。開閉部8は、例えば、互いに係合(例えば、咬合)して閉塞可能な一対の係合部材を有するチャックで構成され、図1および図2(b)に示すように、互いに係合可能な雌係合部材8aと雄係合部材8bとで構成される。本実施形態では、開閉部8は、包装袋1の胴部3の底面部と略平行であって、頂部4の立ち上がり部6のうち内周部分に設けられ、例えば、包装袋1の表面に接着することによって形成される。本実施形態では、図2(b)に示す略長方形の上半分の内周部分に雌係合部材8aが形成され、図2(b)に示す略長方形の下半分の内周部分に雄係合部材8bが形成される。開閉部8を設けることによって、必要な枚数の衛生用品2を取り出した後、開閉部8により包装袋1の開口を閉塞することが可能となるため、開封後に塵埃や虫などの異物が侵入し衛生用品2に付着することを防止することが可能となる。
図2(a)に示すように、開閉部8は、収容した衛生用品2に対し、胴部3の底面部に垂直な方向において、間隙Lbをもって位置するように形成されている。本実施形態では、当該間隙Lbが設けられることによって、開閉部8のうち雌係合部材8aと雄係合部材8bとが、互いに対峙して容易に係合できる範囲に移動することが可能となるため、包装袋1を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。ここで、間隙Lbは、略長方形の長辺に相当する立ち上がり部6の対向側面部分を短辺方向に引き寄せて開閉部8を閉じる(雌係合部材8aおよび雄係合部材8bの係合を行わせる)という条件に基づけば、短辺の長さLaの2分の1より大きくあるべきである。さらに、開閉操作を行い易くするためには、開閉部8は立ち上がり部6の上縁に近い位置に設けられることが好ましい。
図3を用い、本発明の実施形態1に係る包装袋1を閉塞する様子について説明する。ここで、図3(a)は、図2(b)のIIIA−IIIA方向断面を模式的に表した図であって、開封前の包装袋1の開閉部8付近を示し、図3(b)は、開封後かつ閉塞後の包装袋1の開閉部8付近の断面を模式的に示す。また、図4に閉塞後の包装袋1の斜視図を示す。
開封前の包装袋1の開閉部8については、図3(a)に示すように、雌係合部材8aと雄係合部材8bとが互いに離れて、対向している様子がわかる。開封後の包装袋1を閉塞する際の開閉部8については、図3(b)に示すように、雌係合部材8aと雄係合部材8bとが互いに係合して包装袋1を閉塞している様子がわかる。包装袋1を閉塞すると、包装袋1は図4に示すような状態になる。
ここで包装袋1の製造工程の一例を以下に述べる。
包装袋1は、一側縁にはガセット部が設けられ、当該一側縁に対向する他側縁が開放状態になった長尺状のフィルム(以下、片ガセットフィルムと言うことがある)から製造される。上記ガセット部は、一側縁を谷折りにしたガセット構造となっており、一側縁を谷折りにして形成される2つの山(以下、ガセット半部と言うことがある)を有する。
(1)先ず、包装袋1の天面部5および立ち上がり部6が形成される領域を設けるため、ガセット半部の先端から基端までの間のうち一定幅で、図2(a)に示す包装袋1の正面から見て横方向に相当する方向(片ガセットフィルムの長手方向)に、ガセット半部の内側の面を接着する。この接着は、2つのガセット半部についてそれぞれ行われ、例えば、ヒートシールによって行われる。
(2)そして、図2(a)に示す包装袋1の正面から見て横方向に相当する方向(片ガセットフィルムの長手方向)において所定間隔で、一側縁から他側縁までを一定幅で片ガセットフィルムを接着し、片ガセットフィルムに複数の接着部を形成させる。
(3)次に、接着部の幅が半分になるように、図2(a)に示す包装袋1の高さ方向に相当する方向(片ガセットフィルムの短手方向)に沿って、複数の接着部をそれぞれ切断していくと、両側端が接着された個々の袋状のフィルムを得ることができる。
(4)個々になった袋状のフィルムのうちガセット部を折り畳んで、天面部5、立ち上がり部6、および4つの側面部を形成することによって、底面部が開放状態の包装袋1を得ることができる。得られた包装袋1の4つの側面部のうち、隣り合う2つまたは3つの側面部の部位、または、対向する2つの側面部の部位に、適宜の接着処理を施し、後述する規制部を形成することができる。衛生用品は、その開放された他側縁から挿入され、図1の破断部分に示すように収容され、他側縁を折り込むことによって包装袋1に収容されることになる。折り込まれた他側縁は、接着によって封止される。
包装袋1の4つの側面部のうち対向する2つの側面部は、接着部を切断したときにできるシール部を中央付近にそれぞれ有し、残りの対向する2つの側面部は、シール部を有さない略フラットな面をそれぞれ有する。
<実施形態2>
本発明の実施形態2では、実施形態1と異ならせ、包装袋には、物品(本実施形態では衛生用品2)を収容する際に図2(a)に示す間隙Lbが形成されるように、衛生用品2の収容空間を規制する。衛生用品2の収容空間を規制することで、包装袋内に間隙Lbが強制的に形成され、雌係合部材8aと雄係合部材8bとが係合しやすくなり、その結果、包装袋を閉塞しやすくなる。
図5および図6に本発明の実施形態2に係る、開封前の包装袋1および包装体110を示し、図5は斜視図、図6(a)は図5のVIA方向の正面図、図6(b)は図6(a)のVIB−VIB方向断面図をそれぞれ示す。本実施形態に係る包装袋を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、実施形態1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、開閉部8が、収容された衛生用品2に対し間隙Lbをもって位置するように衛生用品2の収容空間を規制する規制部9が包装袋1の面に設けられている。規制部9は、包装袋1の底面部と略垂直な4つの側面部のうち、隣り合う2つの側面部の部位を接着することで形成される。具体的には、規制部9は、図6(b)に示すように、包装袋1の四隅付近の、4つの側面部の内側の面同士をそれぞれ接着することで形成される。規制部9は、例えば、ヒートシールによって形成される。図6(b)に示すように、包装袋1の四隅付近が接着され、包装袋1の断面積が包装袋1の天面部5の面積より小さくなっていることがわかる。よって、図6(a)に示すように、収容された衛生用品2が、これ以上包装袋1の上部に行かないようになり、間隙Lbが保持されることになる。なお、本実施形態では、隣り合う2つの側面部の部位を接着する形態を示したが、次の図7に示すような3つの側面部の部位を接着して規制部9を形成することも可能である。
図7に包装袋1および包装体110の4つの側面部のうち隣り合う3つの側面部の部位を接着することで形成される規制部9の一例を模式的に示す。図7は、図6(b)に示す包装袋1の頂部付近の断面図に相当するものである。当該規制部9は、図7に示すように、対向する2つの側面部を折り畳むことで形成される折り畳み部Aのうち包装袋1の面の3つの重なり部分を相互に接着することで形成される。
本実施形態では、包装袋1の開放された底面部から衛生用品2を挿入する際に、当該規制部9によって収容場所の範囲が定まり、強制的に包装袋1内に間隙Lbが形成される。したがって、本実施形態によれば、実施形態1より、開閉部8のうち雌係合部材8aと雄係合部材8bとが係合され易くなり、その結果、包装袋1を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。包装袋1の閉塞の詳細については、上記図3(b)、図4について説明した実施形態1と同様である。尚、本実施形態では、規制部9は、包装袋1の四隅付近に形成されているが、包装袋1内に間隙Lbが形成されるという目的が達成され、且つ、衛生用品2の取り出しが可能であれば、包装袋1のどの箇所に設けられても良い。例えば、規制部9は、次の実施形態3で説明するような、4つの側面部のうち対向する2つの側面部の部位を接着することで形成されるものであっても良い。
<実施形態3>
本発明の実施形態3では、上記規制部を包装袋のうち2箇所に設ける例について説明する。
図8および図9に本発明の実施形態3に係る、規制部9によって間隙が形成された包装袋1および包装体120を示し、図8は斜視図、図9は図8のIX方向の正面図である。
本実施形態に係る包装袋1では、物品(本実施形態では衛生用品2)を収容する際に間隙Lbが形成されるように、衛生用品2の収容空間を規制する規制部9が設けられる。具体的には、規制部9は、図9に示すように、包装袋1のうち対向する2つの側面部の内側の面同士を2箇所接着することで形成される。図8に示すように、包装袋1のうち対向する側面部が頂部4付近において接着されているので、収容された衛生用品2が、これ以上包装袋1の上部に行かないようになり、間隙Lbが保持されることになる。
本実施形態では、包装袋1の開放された底面部から衛生用品2を挿入する際に、当該規制部9によって収容場所の範囲が定まり、強制的に包装袋内に間隙Lbが形成される。本実施形態によれば、実施形態1より、開閉部8のうち雌係合部材8aと雄係合部材8bとが係合され易くなり、その結果、包装袋1を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。
本実施形態では、図8および図9に示すようにハの字の形状に規制部9を設けることが好ましい。底面部から衛生用品2を挿入する際に衛生用品2によって生じる力(例えば挿入する力や復元力)によって、ヒートシールが容易に剥がれないようにするためである。
図10に本発明の実施形態3に係る包装袋1および包装体120に設けられる規制部の形状の一例を示す。本実施形態では、規制部9は、ハの字の形状になっているが、これに限られず、ヒートシールが容易に剥がれないという効果が得られるのであれば、図10に示すような逆L字の形状の2つの規制部9’であっても良い。
<実施形態4>
本発明の実施形態4に係る包装袋は、胴部の天面を覆う屋根型形状の頂部を有したものである。このような実施形態1から実施形態3と異なる形状の包装袋についても、包装袋の内部に規制部を設けることで、包装袋内に間隙L’b(後述する図14(b)および図20(b)を参照)が強制的に形成される結果、包装袋を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。
開封線および開閉部が設けられる位置がそれぞれ異なる包装袋の2つの形態について、次の実施形態4−1および実施形態4−2においてそれぞれ説明する。図11から図23に示す実施形態4−1および実施形態4−2に係る包装袋を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
<実施形態4−1>
本発明の実施形態4−1に係る包装袋では、屋根型形状を構成する一対の傾斜面部の一方に開封線を設け、一対の傾斜面部の内周に開閉部を設ける。
図11、図12、および図13に本発明の実施形態4−1に係る、開封前の包装袋10および包装体130を示し、図11は斜視図、図12(a)は図11のXIIA方向の正面図、図12(b)は上面図、図12(c)は底面図、図13は図12(a)のXIII−XIII方向断面図をそれぞれ表す。また、図14に本実施形態に係る、開封後の包装袋10’および包装体130’を示し、図14(a)は斜視図、図14(b)は図14(a)のXIVB方向の正面図、図14(c)は上面図をそれぞれ表す。
包装袋10は、天面と底面との間の衛生用品2を収容する空間を実質的に画成する胴部23と、胴部23の天面を覆う頂部24とを備えて構成される。なお、これらの部分は別体に製造された後に一体化されたものではなく、1枚のシート状部材の折り曲げ等によって予め一体に形成されているものである。
本実施形態の包装袋10は、包装袋10の底面部(図12(c)を参照)と略垂直な4つの側面部を有する。図12(b)に示すように、包装袋10の天面側からみた場合の包装袋10の上面の形状は略長方形である。本実施形態では、その略長方形のうち短辺をL’aとする。
頂部24には、一対の傾斜面部25とこれらに挟まれるように立ち上がり部26とが設けられる。一対の傾斜面部25の一方には、図12(a)に示すように、図12(b)に示す略長方形の長辺と略平行に開封線27が設けられ、これを破断することで、包装袋10が開封され、包装袋10の開口が形成される。
図15は図12(a)のXV−XV方向断面を模式的に表した図である。この断面は、包装袋10の頂部24を、開封線27を含めるように破断したときに形成される開口を簡略的に示したものである。図15では開封線27を間欠的にハッチングした部分で表す。本実施形態では、図11、図12および図15に示すように、開封線27は、胴部23の底面部に略平行であって、一対の傾斜面部25の一方の面(図12(b)では下側の傾斜面部25)と、頂部24のうち一対の側面部(図11のXIIA方向と平行な一対の側面部)の上方に延在する折り込み部分とに形成され、一対の傾斜面部25の他方の面(図12(b)では上側の傾斜面部25)には形成されていないことがわかる。このように形成された開封線27を破断すると、図14(a)および図14(b)に示すように、立ち上がり部26が残った状態で、包装袋10に略長方形の開口が形成され、包装袋10が開封される。
包装袋10の内側の面のうち頂部24には、包装袋10の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部28が設けられる。開閉部28は、実施形態1と同様に、例えば、互いに係合して閉塞可能な一対の係合部材で構成されたチャックで構成され、図11および図12(b)に示すように、互いに係合可能な雌係合部材28aと雄係合部材28bとで構成される。本実施形態では、開閉部28は、包装袋10の胴部23の底面部と略平行であって、包装袋10の傾斜面部25のうち内側の面に設けられる。本実施形態では、図14(c)に示す略長方形の上半分の内周部分に雌係合部材28aが形成され、図14(c)に示す略長方形の下半分の内周部分に雄係合部材28bが形成される。
本実施形態では、実施形態2と同様に、開閉部28が、収容された衛生用品2に対し図14(b)に示す間隙L’bをもって位置するように衛生用品2の収容空間を規制する規制部9が包装袋10の面に設けられている。間隙L’bは、図14(b)に示すように、収容された衛生用品2と開閉部28との間の、開封後の包装袋10’の胴部23の底面部に垂直な方向における間隙である。具体的には、規制部9は、図11および図12(a)に示すように、包装袋10の四隅付近の、4つの側面部の内側の面同士をそれぞれ接着することで形成される。図13に示すように、包装袋10の四隅付近が接着され、包装袋10の断面積が図14(c)に示す包装袋10’の開口の面積より小さくなっていることがわかる。よって、図14(b)に示すように、収容された衛生用品2が、これ以上包装袋の上部に行かないようになり、間隙L’bが保持されることになる。
本実施形態では、実施形態2と同様に、強制的に包装袋内に間隙L’bが形成される。当該間隙L’bが設けられることによって、開閉部28のうち雌係合部材28aと雄係合部材28bとが、互いに対峙して容易に係合できる範囲に移動することが可能となるため、包装袋10’を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。
図16を用い、本発明の実施形態4−1に係る包装袋10’を閉塞する様子について説明する。ここで、図16(a)は、図12(b)のXVIA−XVIA方向断面を模式的に表した図であって、開封前の包装袋10の開閉部28付近を示し、図16(b)は、図14(c)のXVIB−XVIB方向断面を模式的に表した図であって、開封後の包装袋10’の開閉部28付近を示し、図16(c)は、開封後かつ閉塞後の包装袋10’の開閉部28付近の断面を模式的に示す。また、図17に閉塞後の包装袋10’の斜視図を示す。
開封前の包装袋10の開閉部28については、図16(a)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに離れて、並行して配設されている様子がわかる。開封後の包装袋10’の開閉部28については、図16(b)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに離れて、対向している様子がわかる。閉塞する際の開閉部28については、図16(c)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに係合して包装袋10’を閉塞している様子がわかる。包装袋10’を閉塞すると、包装袋10’は図17に示すような状態になる。
<実施形態4−2>
本発明の実施形態4−2に係る包装袋では、屋根型形状を構成する一対の傾斜面部の双方に開封線を設け、一対の傾斜面部の内周に開閉部を設ける。
図18および図19に本発明の実施形態4−2に係る、開封前の包装袋10および包装体140を示し、図18は斜視図、図19(a)は図18のXIXA方向の正面図、図19(b)は上面図、図19(c)は底面図をそれぞれ表す。また、図20に本実施形態に係る、開封後の包装袋10’および包装体140’を示し、図20(a)は斜視図、図20(b)は図20(a)のXXB方向の正面図、図20(c)は上面図をそれぞれ表す。
本実施形態の包装袋10は、実施形態4−1と同様に、包装袋10の底面部(図19(c)を参照)と略垂直な4つの側面部を有する。図19(b)に示すように、包装袋10の天面側からみた場合の包装袋10の上面の形状は略長方形である。本実施形態では、その略長方形のうち短辺をL’aとする。
一対の傾斜面部25には、図19(a)に示すように、図19(b)に示す略長方形の長辺と略平行に開封線27が設けられ、これを破断することで、包装袋10が開封され、包装袋10の開口が形成される。
図21は図19(a)のXXI−XXI方向断面を模式的に表した図である。この断面は、包装袋10の頂部24を、開封線27を含めるように破断したときに形成される開口を簡略的に示したものである。図21では開封線27を間欠的にハッチングした部分で表す。本実施形態では、図18、図19および図21に示すように、開封線27は、胴部23の底面部に略平行であって、一対の傾斜面部25の双方の面と、頂部24のうち一対の側面部(図18のXIXA方向と平行な一対の側面部)の上方に延在する折り込み部分とに形成されていることがわかる。このように形成された開封線27を破断すると、図20(a)および図20(b)に示すように、立ち上がり部26が除去され、包装袋10に略長方形の開口が形成され、包装袋10が開封される。
包装袋10の内側の面のうち頂部24には、実施形態4−1と同様に、包装袋10の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部28が設けられる。開閉部28は、実施形態4−1と同様に、互いに係合可能な雌係合部材28aと雄係合部材28bとで構成される。本実施形態では、開閉部28は、包装袋10の胴部23の底面部と略平行であって、包装袋10の傾斜面部25のうち内側の面に設けられる。本実施形態では、図20(c)に示す略長方形の上半分の内周部分に雌係合部材28aが形成され、図20(c)に示す略長方形の下半分の内周部分に雄係合部材28bが形成される。
本実施形態では、実施形態4−1と同様に、開閉部28が、収容された衛生用品2に対し図20(b)に示す間隙L’bをもって位置するように衛生用品2の収容空間を規制する規制部9が包装袋10の面に設けられている。規制部9の詳細や、規制部9によって形成される間隙L’bの定義については、実施形態4−1と同様である。
本実施形態では、実施形態4−1と同様に、強制的に包装袋内に間隙L’bが形成される。当該間隙L’bが設けられることによって、開閉部28のうち雌係合部材28aと雄係合部材28bとが、互いに対峙して容易に係合できる範囲に移動することが可能となるため、包装袋10’を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。
図22を用い、本発明の実施形態4−2に係る包装袋10’を閉塞する様子について説明する。ここで、図22(a)は、図19(b)のXXIIA−XXIIA方向断面を模式的に表した図であって、開封前の包装袋10および包装体140の開閉部28付近を示し、図22(b)は、図19(c)のXXIIB−XXIIB方向断面を模式的に表した図であって、開封後の包装袋10’および包装体140’の開閉部28付近を示す。また、図22(c)は、開封後かつ閉塞後の包装袋10’および包装体140’の開閉部28付近の断面を模式的に示す。さらに、図23に閉塞後の包装袋10’および包装体140’の斜視図を示す。
開封前の包装袋10の開閉部28については、図19(b)、図22(a)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに離れて、並行して配設され、開封後の包装袋10’の開閉部28については、図22(b)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに離れて、対向している様子がわかる。閉塞する際の開閉部28については、図22(c)に示すように、雌係合部材28aと雄係合部材28bとが互いに係合して包装袋10’を閉塞している様子がわかる。包装袋10’を閉塞すると、包装袋10’は図23に示すような状態になる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5では、上記規制部の代わりに、突起を包装袋の内側の面に形成する。これにより、実施形態2と同様に、包装袋内に間隙Lbが強制的に形成され、雌係合部材8aと雄係合部材8bとが係合しやすくなり、その結果、包装袋を閉塞しやすくなる。
図24から図26に本発明の実施形態5に係る、開封前の包装袋1および包装体150をそれぞれ示す。図24は斜視図、図25(a)は図24のXXVA方向の正面図、図25(b)は上面図、図26(a)は図25(b)のXXVIA−XXVIA方向断面を模式的に表した図、図26(b)は図25(b)のXXVIB−XXVIB方向断面を模式的に表した図をそれぞれ示す。本実施形態に係る包装袋を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、実施形態1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、開閉部8が、収容された物品(本実施形態では衛生用品2)に対し間隙Lbをもって位置するように衛生用品2の収容空間を規制する規制部39が包装袋1の面に設けられている。具体的には、規制部39は、図24から図26に示すように、連続した棚形状の突起を包装袋1の内周に形成することで設けられる。すなわち、規制部39は、突起を包装袋1の内周に連続して形成することによって設けられる。本実施形態では、規制部39は、包装袋1と別体として形成され、例えば、ヒートシールによって包装袋1の内側の面に接着され、包装袋1と一体となっている。尚、規制部39は、包装袋1と別体ではなく、包装袋1を内側に折り畳むことで形成しても良い。この場合は、折り畳んだ部分を接着することになる。
図26(a)および図26(b)に示すように、収容された衛生用品2が、これ以上包装袋1の上部に行かないように、規制部39によって妨げられ、間隙Lbが保持されることになる。
本実施形態によれば、実施形態2と同様に、開閉部8のうち雌係合部材8aと雄係合部材8bとが係合され易くなり、その結果、包装袋1を簡単且つ迅速に閉塞することが可能となる。包装袋1の閉塞の詳細については、図3(b)、図4において説明した実施形態1と同様である。尚、本実施形態では、規制部39は、包装袋1の内側の面に連続した棚形状に形成されているが、包装袋1内に間隙Lbが形成されるという目的が達成されるのであれば、複数の突起が間欠的ないしは離散的に形成されてもよい。また、本実施形態は、胴部の天面を覆う屋根型形状の頂部を有した包装袋などの他の形状を有する包装袋にも適用可能である。
<その他>
本発明は、上述した実施形態1から実施形態5や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、開封線が形成されているが、包装袋を開封可能であるなら、開封線を形成せずに、簡単に破断可能な素材で構成された易破断部を包装袋の頂部付近に設けても良い。また、開封線を形成せずに、両縁を掴んで開封するような包装袋についても本発明は適用可能である。
また、例えば、上記各実施形態に係る包装袋において、間隙Lb(または間隙L’b)が設けられることにより、開封後に、包装袋のうち胴部から上の部位は、自由に折り畳める領域を有することになるので、当該領域を折り畳んで開封後の包装袋の開口を覆うようにしても良い。具体的には、例えば、包装袋の立ち上がり部の先端縁に開閉部を構成する一方の要素を設け、対応する他方の構成要素を包装袋の側壁に設けて、当該開閉部により包装袋を閉塞するようにしても良い。これにより、上記開閉部を設けたものと同様に、異物が混入し物品に付着することを防止することが可能となる。
また、上記各実施形態に係る包装袋において、規制部は、物品を取り出し可能な範囲で、その配置、大きさ、個数を適宜設定することが可能である。さらに、規制部は、上記各実施形態において説明した態様に限られず、例えば、包装袋の内側の面に、包装袋の素材よりも摩擦係数の高い素材(例えば、ゴムなど)を貼り付けて設ける態様や、包装袋の内側の面を、エンボス加工又は熱処理加工(熱処理により包装袋の内側の面にパターンを形成する加工)により凹凸化して設ける態様であってもよい。
さらに、上記各実施形態に係る包装袋には、複数の物品が圧縮されて1段分収容されているが、複数段収容されても良い。ここで、物品を2段分収容している包装袋から物品を1段分取り出し、包装袋に物品の1段分の空間がさらに設けられた場合、包装袋のうち物品の収容空間から上の部位を、例えば、折り畳んで包装袋の底面部に巻き付けても良い。具体的には、例えば、上記例と同様に、包装袋の立ち上がり部6の先端縁に開閉部を構成する一方の係合部材を設け、対応する他方の係合部材を包装袋の側壁や底面部に設けて、当該開閉部により包装袋を閉塞するようにしても良い。これにより、開封後の包装袋の開口を覆うことができ、且つ、包装袋全体をコンパクトな形状にすることが可能となる。
上記各実施形態に係る包装袋では、包装袋を天面側からみた場合の形状である略長方形の長辺に対して平行な方向に、物品を配列して収容しているが、これに限られず、例えば、当該長辺に対して垂直な方向に物品を配列して収容したり、物品を平積みされた状態で収容したりしても良い。ここで、物品が平積みされた状態で収容される包装袋であれば、開封前の段階では上記間隙Lb(または間隙L’b)が確保されていなくても、最上位の一枚が取り出されたときに間隙Lb(または間隙L’b)が確保されればよい。
上記各実施形態に係る包装袋は、開閉部のうち一方の係合部材と他方の係合部材とが、向かい合うように、包装袋の内側に設けられているが、これに限られず、簡単且つ迅速に包装袋を閉塞できるという本発明の所期の目的を達成し得るのであれば、開閉部を、互いに背向するように包装袋の外側に形成してもよい。
上記各実施形態に係る包装袋は、可搬性を考慮して、実施形態1から実施形態3、および実施形態5に係る包装袋の立ち上がり部6の内側(または外側)の面に基端領域が接着される一対の持ち手部を取り付けたり、実施形態4に係る包装袋の立ち上がり部26に手で持って提げるための穴を形成したりしても良い。ここで、立ち上がり部6に持ち手が取り付けられるのであれば、確保すべき間隙Lbを考慮して持ち手の取り付け位置を定めることができる。
上記各実施形態に係る包装袋には、立ち上がり部が形成されているが、立ち上がり部を形成しない形態であっても良い。これにより、包装袋全体をコンパクトな形状にすることが可能となる。
1、10、10’ 包装袋
2 衛生用品
3、23 胴部
4、24 頂部
5 天面部
6、26 立ち上がり部
7、27 開封線
8、28 開閉部
9、9’、39 規制部
25 傾斜面部
100、110、120、130、130’、140、140’、150 包装体

Claims (9)

  1. 胴部と、前記胴部の天面を覆う頂部と、を備えて内部に複数の物品を収容し、当該収容状態において略直方体形状を呈する包装袋であって、
    前記頂部は、前記天面と平行に配されて前記物品を覆う天面部およびその周縁から立ち上がる立ち上がり部を含み、
    前記天面部には、破断に応じ開口を形成することで前記包装袋を開封する開封線が設けられ、
    前記立ち上がり部には、互いに係合可能な一対の係合部を有し、前記包装袋の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部が設けられ、
    前記開閉部は、前記立ち上がり部が囲む前記天面部より部で前記立ち上がり部内周に沿ってその全体に配置され、前記係合部同士を係合させることで、前記立ち上がり部が前記開口を覆い、
    前記開閉部は、収容された前記物品に対し、前記胴部の底面部に垂直な方向において、前記略直方体を前記天面側からみた場合の略長方形の短辺の長さの2分の1より大きい間隙をもって位置するように形成されており、
    前記包装袋は、前記物品を複数収容した状態で、前記包装袋の底面部と略垂直な2対の側面部を有し、
    前記収容される複数の物品の配列方向が、前記2対の側面部がそれぞれ対向する2つの方向のいずれかであり、
    前記物品は、着用可能な衛生用品であることを特徴とする包装袋。
  2. 胴部と、前記胴部の天面を覆う頂部と、を備えて内部に複数の物品を収容し、当該収容状態において略直方体形状を呈する包装袋であって、
    前記頂部は、前記胴部の底面部と略平行な仮想面を有し、
    前記頂部は、前記天面を覆う、前記仮想面に対して傾斜する一対の傾斜面と前記一対の傾斜面の端縁同士をそれぞれ接続する一対の折り込み部とを有する屋根型形状を呈し、
    前記頂部には、破断に応じ開口を形成することで前記包装袋を開封する開封線が設けられ、
    前記頂部には、前記包装袋の底部に対して垂直な方向において前記開封線よりも下側に配置され前記一対の傾斜面および前記一対の折り込み部の内側面に設けられる互いに係合可能な一対の係合部を有し、前記包装袋の内部を開放/閉塞することが可能な開閉部が設けられ、
    開封後の前記包装袋において、前記開閉部は、収容された前記物品に対し、前記底面部に垂直な方向において、前記略直方体を前記天面側からみた場合の略長方形の短辺の長さの2分の1より大きい間隔をもって位置するように形成されており、
    前記包装袋は、前記物品を複数収容した状態で、前記包装袋の底面部と略垂直な2対の側面部を有し、
    前記収容される複数の物品の配列方向が、前記2対の側面部がそれぞれ対向する2つの方向のいずれかであり、
    前記物品は、着用可能な衛生用品であることを特徴とする包装袋。
  3. 前記開閉部が、収容された前記物品に対し、前記底面部に垂直な方向において、前記略直方体を前記天面側からみた場合の略長方形の短辺の長さの2分の1より大きい間隙をもって位置するように前記物品の収容空間を規制する規制部が前記胴部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  4. 開封後の前記包装袋において、前記開閉部が、収容された前記物品に対し、前記底面部に垂直な方向において、前記略直方体を前記天面側からみた場合の略長方形の短辺の長さの2分の1より大きい間隔をもって位置するように前記物品の収容空間を規制する規制部が前記胴部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
  5. 前記規制部は、前記4つの側面部のうち、隣り合う2つまたは3つの側面部の部位、または、対向する2つの側面部の部位、を接着することで形成されることを特徴とする請求項3または4に記載の包装袋。
  6. 前記規制部は、ヒートシールによって形成されることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の包装袋。
  7. 前記規制部は、突起を前記包装袋の内側の面に形成することによって設けられることを特徴とする請求項3または4に記載の包装袋。
  8. 前記物品は、衛生用品であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の包装袋。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の包装袋により前記物品が収容されていることを特徴とする包装体。
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