JP2014223920A - 医療用資器材の保護材および医療用資器材収納物 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用資器材を収納した段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するための段ボール箱用の保護材であって、多機能なものを提供する。【解決手段】段ボール箱2の一対の内蓋22a,bの端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面11と、天面11の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップ12a,bとを備える医療用資器材の保護材1。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用資器材を収納した段ボール箱用の医療用資器材の保護材に関し、特に、段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物である医療用資器材を刃物による損傷から保護するための医療用資器材の保護材および医療用資器材の収納物に関する。
段ボール箱は、様々な内容物を包装又は梱包して流通、運送するのに供されている。その役割は、内容物が何ら損傷を受けることなく、出荷された際の状態のまま使用者の手元に届けられることのみならず、使用者の手元で開梱する際にも内容物を傷つけることなく、取り出せるようになっていなければならない。特に、内容物が医療用資器材、例えば、血液バッグや薬液バッグなどの場合、少しでも傷つけられると滅菌性が損なわれ、その修復が極めて困難又は不可能であり、細心の注意が求められる。
この点、外蓋はめ込み式の段ボール箱であればその蓋を接着テープ等で貼着しなくとも、梱包、開梱が可能であるが、最も安価で大量に供給されているA式すなわちみかん箱タイプの段ボール箱は、内蓋を閉じた後に外蓋を閉じ、その突き合わせ部分を接着テープ等で貼着しなければならない。そして、後者の場合、開梱にあたり、接着テープ等を剥すことなく、カッター等の刃物を用いて接着テープを切断する場合が多い。通常、内容物の重要性に応じて損傷を与えないよう、「カッター注意」などのいわゆるケアマークが施される場合があるが、接着テープ等は剥し難いとか、面倒であるとか、段ボール箱の再利用を考えてきれいに開梱したいとかなどの理由により、カッター等の刃物で接着テープを切断することが頻繁に行われるのが実態である。
このような実態に対応すべく、従来、図13に示すように、段ボールシートの保護板Aを内容物の全面を覆うように挿入されていた。しかし、これでは部品点数や使用材料が多いということで、特開2006−082842号公報(特許文献1)には、図14に示すように、段ボール箱の内蓋22aに切り込みを入れ、当該部分を対抗する他の内蓋の方に向けて折り曲げて外蓋の突き合わせ部分の直下に位置せしめ、保護板Bとして活用するようなものが開示されている。
特開2006−082842号公報
しかしながら、上記の従来の保護板は段ボール箱の平面全体にわたる大きさのため使用材料の無駄も大きいばかりか、単純な板状であるため他の機能を併せ持つということができない。また、特許文献1のような保護板は段ボールシートの部品点数や使用材料を増やさないという利点はあるものの、複雑な折り目を設定する手順が必要となり、その加工に要するコストも無視できず、さらには他の機能を併せ持つということもできない。
かかる事情に鑑み、本発明は、段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物である医療用資器材を刃物による損傷から保護するための段ボール箱用の保護材であって、内容物の性質や収納の仕方に応じ他の機能をも併せ持つことのできる保護材を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明は、医療用資器材を収納した段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するための段ボール箱用の保護材であって、段ボール箱の閉じられた一対の内蓋の端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面と、天面の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップとを備えることを特徴とする医療用資器材の保護材を提供する。
(2)また、一対のフラップが段ボール箱の内寸法の高さとほぼ同じ高さを有することを特徴とする上記(1)に記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(3)また、天面が段ボール箱の内寸法の幅の少なくとも2分の1以上の幅を同方向に有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(4)また、天面又は一対のフラップが段ボール箱から引き出すための手掛部を有することを特徴とする上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(5)また、手掛部が天面に設けられた一対の貫通穴又は半開き穴であって、一対の貫通穴又は半開き穴の間の天面の部分が段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分の直下に存在するように位置することを特徴とする上記(4)に記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(6)また、手掛部が一対のフラップの各々に設けられた貫通穴又は半開き穴であって、天面の近傍に位置することを特徴とする上記(4)に記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(7)また、さらに、一対のフラップを連結する底面を備えることを特徴とする上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(8)また、一対のフラップが一対の内蓋に穿設された貫通穴に差し込まれることを特徴とする上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の医療用資器材の保護材を提供する。
(9)さらに、医療用資器材の段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するために、段ボール箱の閉じられた一対の内蓋の端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面と、天面の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップとを備える段ボール箱用の保護材を有する医療用資器材の収納物を提供する。
本発明に係る段ボール箱用の医療用資器材の保護材(以下、保護材という。)によれば、段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、刃物の切っ先が段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない部分の接着テープ等を外蓋の厚みよりも深く切り裂いた場合であっても、当該部分の内容物である医療用資器材が刃物によって損傷を受けないように保護することができる。また、内容物の仕切りや段ボール箱の強度の補強など、他の機能を併せ持つことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る保護材を含む段ボール箱の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る保護材を含む段ボール箱であって、内容物を梱包した場合の一例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る保護材であって、一対のフラップの高さを段ボール箱の高さよりも浅くした場合の変形の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る保護材であって、天面の幅を段ボール箱の幅よりも狭くした場合の変形の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る保護材であって、一対のフラップの高さを段ボール箱の高さよりも浅くし、かつ、天面の幅を段ボール箱の幅よりも狭くした場合の変形の一例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る保護材であって、天面に手掛部を有する一例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る保護材であって、一対のフラップに手掛部を有する一例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る保護材であって、一対のフラップを連結する底面を備える一例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る保護材を含む段ボール箱であって、梱包した内容物とともに保護材を引き出している場合の一例を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る保護材であって、段ボール箱の内蓋を架橋する一例を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係る保護材であって、段ボール箱の外蓋の一方に固定した一例を示す斜視図である。 本発明の第7の実施の形態に係る保護材であって、段ボール箱の内蓋の一方に固定した一例を示す斜視図である。 従来の保護材を示す一例である。 従来の保護材を示す他の一例である。
本発明に係る実施の形態について、それぞれ関係の添付図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る保護材1を含む段ボール箱2の斜視図を示している。段ボール箱2は、A式のみかん箱タイプのものであって、一対の外蓋21a,bと一対の内蓋22a,bを備えている。梱包する手順は、まず内容物を収納した後、一対の内蓋22a,bを閉じ、その後、一対の外蓋21a,bを閉じる。そして、一対の外蓋21a,bの突き合わせ部分に接着テープ等を貼り、梱包を完了する。ここでは、A式のみかん箱タイプの段ボール箱2を例示しているが、例えば畳(タトウ)式のやっこ形タイプであってもよい。
換言すると、本発明に係る保護材1を好適に利用できる段ボール箱2は、一対の外蓋21a,bと一対の内蓋22a,bを備え、平面視において長方形である直方体のものである。このタイプでは、一対の内蓋22a,bを閉じてもそれらの端部が突き合うということがなく、それらによっては覆われない内容物が存在する。従って、一対の内蓋22a,bによって覆われていない内容物は、一対の外蓋1a,bを開けると、露出した状態となっている。
この段ボール箱2の中に挿入されているのが、本発明に係る保護材1である。保護材1は、天面11と、天面11の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップ12a,bとを備えている。図1では、一対のフラップ12a,bは段ボール箱2の一対の内蓋22a,bに対向する側に設けられているが、内容物の性質やその収納の仕方により、段ボール箱2の一対の外蓋21a,bに対向する側に設けられてもよく、さらには双方の側すなわち天面11の4辺すべてに設けられてもよい。
第1の実施の形態では、一対のフラップ12a,bは、段ボール箱2の内寸法の高さHとほぼ同じ高さを有しており、それらの下方の端部は段ボール箱2の底面に当接している。図2は、この状態を段ボール箱2の正面からみた断面図として示したものであり、内容物の収納状態も併せて例示している。図2では、内容物が平置き4段重ねで3列として示されているが、もちろんこの例に限定されるものではなく、内容物の性質により、縦置きであってもよく、さらには段数や列数は適宜選択されればよい。例えば、図2において、一対の内蓋22a,bで覆われない内容物が2列あったとすると、各列ごとに保護材1を挿入してもよいし、2列をまとめて覆うサイズの1つの保護材1を挿入してもよい。
図2をみれば分かるように、段ボール箱2の一対の内蓋22a,bによって覆われていない内容物の中央の列は、保護材1の天面11によって覆われている。これにより、段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの突き合わせ部分に貼着された接着テープ等にカッター等の刃物を当てて開梱する際、外蓋21a,bの厚み以上に刃物の切っ先が入ったとしても、保護材1の天面11が内容物の中央の列の上面を保護することとなる。
また、この実施の形態では、一対のフラップ12a,bが段ボール箱2の内寸法の高さHとほぼ同じ高さを有しているため、保護材1で覆われた内容物の列と一対の内蓋22a,bによって覆われた内容物の列との間の仕切りの機能を備えており、内容物の運送中の横ずれを防止することができる。さらに、段ボール箱2が積み重ねられるような場合の強度の補強にも役立っている。
図3は、第1の実施の形態の変形の一例を示すものであって、一対のフラップ12a,bが段ボール箱2の内寸法の高さHよりも浅い例である。この形態は、内容物の性質や形状などにより横ずれ防止の仕切りが必ずしも必要ではない場合や、段ボール箱2の強度が他の手段によって十分維持される場合などにおいて、保護材1に要する材料を最小限にすることを考慮したときの変形の一例である。この場合、保護材1そのものが段ボール箱2の長さL方向に横ずれすることを防止する必要があることから、内容物の間に差し込んで位置を確保するのに十分な高さの一対のフラップ12a,bを備えている。
図4は、同じく第1の実施の形態の変形の一例を示すものであって、天面11の幅が段ボール箱2の内寸法の幅Wよりも狭い例である。これは、保護材1が段ボール箱2の幅W方向に横ずれしても差し支えないような場合などにおいて、保護材1に要する材料を最小限にすることを考慮したときの変形の一例である。図4では、保護材1の天面11の幅が段ボール箱2の幅Wの約3分の2程度である場合を示しているが、保護材1の天面11が段ボール箱2の一対の長蓋21a,bの突き合わせ部分から外れてしまわないよう、天面11の幅は少なくとも段ボール箱2の幅Wの2分の1以上とする必要がある。この変形例では、保護材1の天面11の端部と段ボール箱2の側面との間に間隙部分が生じるため、保護材1の挿入や引き出しが容易になるという利点がある。
図5は、上記2つの変形した例の特徴を併せ持つ、すなわち、フラップの高さを段ボール箱の高さよりも浅くし、かつ、天面の幅を段ボール箱の幅よりも狭く変形した一例である。上述した状況をいずれも満足するような場合には、この例を採用することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図6は、本発明の第2の実施の形態に係る保護材1を示しており、天面11に手掛部13a,bが設けられている。手掛部13a,bが設けられている点を除き、第1の実施の形態と同じである。手掛部13a,bの間の天面が段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの突き合わせ部分の直下に存在するように位置決めしたうえで、保護材1を片手で容易に引き出せるよう、指を通すための一対の穴13a,bを設けたものである。図6では、一対の穴13a,bを長方形の形状としているが、その形状に限定はなく、長円形、楕円形、半円形など、指が入りやすい形状であればよい。また、一対の穴13a,bをあらかじめ貫通した穴とせず、ミシン目等を入れた半開き穴とし、引き出す際に指で内側に折り曲げるタイプのものとしてもよい。さらに、片手ではなく両手で引き出したほうが適切と考えられる場合には、例えば、段ボール箱2の側面に接する手面11の端部又は中央よりの両側に同様の穴又は半開き穴を設けてもよい。
第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の変形例と同様に、天面11や一対のフラップ12a,bの寸法を上述した条件に適合する範囲で変形させることが可能である。
(第3の実施の形態)
次に、図7は、本発明の第3の実施の形態に係る保護材1を示しており、一対のフラップ12a,bに手掛部13c,dが設けられている。手掛部13c,dが設けられている点を除き、第1の実施の形態と同じである。この形態では、内容物の上面と保護材1の天面11との間に余裕がある場合などに適用できる。天面11に手掛部13c,dを設けないため、段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの突き合わせ部分との位置関係を考慮しなくてもよい利点がある。図7では、一対の穴13a,bを長方形の形状としているが、第2の実施の形態と同様に、その形状に限定はなく、長円形、楕円形、半円形など、指が入りやすい形状であればよい。また、一対の穴13c,dをあらかじめ貫通した穴とせず、ミシン目等を入れた半開き穴とし、引き出す際に指で内側に折り曲げるタイプのものとしてもよい点も同じである。
第3の実施の形態は、上述した第1及び第2の実施の形態の変形例と同様に、天面11や一対のフラップ12a,bの寸法を上述した条件に適合する範囲で変形させることが可能である。
(第4の実施の形態)
次に、図8は、本発明の第4の実施の形態に係る保護材1を示しており、一対のフラップ12a,bの下方端部を連結する底面14をさらに備えている。底面14が設けられている点を除き、第2の実施の形態と同じである。この形態は、保護材1が一部の内容物を小分けするラックとしての機能を併せ持っており、特に、保護材1を段ボール箱2から引き出す際に、保護材1に上下面が覆われている列の内容物が併せて引き出されることに利点がある。さらに、保護材1が引き出された跡には該当する部分の空間が生まれ、残された他の列の内容物も段ボール箱2から容易に取り出すことができる。図9は、第4の実施の形態において、保護材1を内容物とともに引き出している状態を示している。
第4の実施の形態は、上述した第1、第2及び第3の実施の形態の変形例と同様に、天面11や一対のフラップ12a,bの寸法を上述した条件に適合する範囲で変形させたり、手掛部13a,bの位置、形状、大きさ、さらには貫通穴又は半開き穴の別など、様々に選択することができる。
(第5の実施の形態)
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る保護材1を示しており、段ボール箱2の一対の内蓋22a,bの端部近傍に穿設した差し込み穴に保護材1の一対のフラップ12a,bを差し込んで、一対の内蓋22a,bを架橋するものである。保護材1の天面11は、段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの突き合わせ部分の直下に沿うように架橋されている。この形態は、内容物の性質や形状などにより横ずれ防止の仕切りが必ずしも必要ではない場合や、段ボール箱2の強度が他の手段によって十分維持される場合などにおいて、段ボール箱2が積み重ねられたときに、一対の内蓋22a,bが内容物を圧迫することを防止することを考慮したときの変形の一例である。保護材1が段ボール箱2の一対の内蓋22a,bを架橋しているため、保護材1と一対の内蓋22a,bが一体となって上からの重みに抗することができ、また、保護材1そのものも長さL方向及び幅W方向のいずれにも横ずれすることがない。
第5の実施の形態は、上述した第1、第2、第3及び第4の実施の形態の変形例と同様に、天面11や一対のフラップ12a,bの寸法を上述した条件に適合する範囲で変形させたり、手掛部13a,bを設けてその位置、形状、大きさ、さらには貫通穴又は半開き穴の別など、選択することができる。
(第6の実施の形態)
図11は、本発明の第6の実施の形態に係る保護材1を示しており、保護材1は段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの一方に固定されている。図11では、保護材1に一対のフラップ12a,bは設けられていない例を示しているが、これは開梱時のカッター等の刃物から内容物を保護することを主目的とした場合を想定したものである。第1ないし第5の実施の形態のように、内容物の仕切りや段ボール箱の強度の補強などの機能を併せ持つため、段ボール箱2の一対の外蓋21a,bの一方に固定された保護材1の両端に一対のフラップ12a,bを設けることももちろんできる。その際、一対のフラップ12a,bを第1ないし第4の実施の形態のように一対の内蓋22a,bの間に丁度収まるようにすることもできるし、第5の実施の形態のように、一対の内蓋22a,bに穿設した穴に差し込むようにすることもできる。
保護材1を一対の外蓋21a,bの一方に固定する手段は、特に限定されない。別に制作した保護材1を接着してもよいし、又は、あらかじめ段ボールシートから段ボール箱2を制作する際に抜き型を使用して一体成形としてもよい。
(第7の実施の形態)
図12は、本発明の第7の実施の形態に係る保護材1を示しており、保護材1は段ボール箱2の一対の内蓋22a,bの一方に固定されている。図12では、第6の実施の形態と同様に、保護材1に一対のフラップ12a,bは設けられていない例を示しているが、これは開梱時のカッター等の刃物から内容物を保護することを主目的とした場合を想定したものである。第1ないし第5の実施の形態のように、内容物の仕切りや段ボール箱の強度の補強などの機能を併せ持つため、例えば、保護材1の自由端を長めに設定し、それを適切な位置で折り曲げてフラップとすることもできる。その際、フラップを第1ないし第4の実施の形態のように対向する内蓋の手前で収まるようにすることもできるし、第5の実施の形態のように、その内蓋に穿設した穴に差し込むようにすることもできる。
保護材1を一対の内蓋22a,bの一方に固定する手段は、特に限定されない。別に制作した保護材1を接着してもよいし、又は、あらかじめ段ボールシートから段ボール箱2を制作する際に抜き型を使用して一体成形としてもよい。
第5、6、7の実施の形態は、段ボール箱の貼着された一対の外蓋21a,bの突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、前記段ボール箱の一対の内蓋22a,bによって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するための段ボール箱用の保護材であって、前記段ボール箱2の閉じられた一対の内蓋22a,bの端部間の、前記外蓋21a,bの突合せ部分に対応する部分に、前記外蓋の内面あるいは前記内蓋の外面に固定された保護材1を備えるものである。
(内容物の例)
最後に、本発明の保護材1を備える段ボール箱2に梱包される内容物の一例について、述べる。内容物は医療用資器材を収納する容器であって、例えば以下のようなものである。
この容器は、凹型の容器本体と、その開口部の周縁に設けられたフランジ部と、フランジ部に熱シールによって取り付けられた、開口部を封止する蓋を備えている。容器本体は、ガス・水蒸気難透過性で硬質の材料、例えば、ポリプロピレン/エチレンビニルアルコール/ポリプロピレンの積層フィルムにより形成されており、蓋は、ガス・水蒸気難透過性かつ可撓性の透明な材料例えば、セラミック蒸着ポリエステルを含むガスバリアー性多層ラミネートフィルムや、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含むガスバリアー性多層ラミネートフィルムなどより形成される。
この容器の中には、例えば、採血用の複数の血液バッグが収納されている。そして、底には、例えば、炭化鉄、鉄カルボニル、酸化第一鉄、水酸化第一鉄から選らばれる化合物とハロゲン化合物とからなる脱酸素剤が、その脱酸素剤の上には、和紙や吸水性高分子材料などの繊維体組成物からなる吸水体が敷かれている。血液バッグは、ポリ塩化ビニルなどの軟質の合成樹脂により形成されており、その内部には抗凝固剤として例えばクエン酸ナトリウム、クエン酸及びブドウ糖を含有する薬液が入っている。通常、1つの容器の中に4つの血液バッグが収納されており、最上段の血液バッグの上端面は容器のほぼ開口部に位置しており、蓋と近接あるいは接触している。
以上のように、内容物としての医療用資器材及びその容器は極めてデリケートなものであり、それらを梱包した段ボール箱2を開梱するにあたり、カッター等の刃物で傷つけないようにすることは極めて重要である。
(段ボール箱収納物)
このような内容物を段ボール箱に収納し、段ボール箱の閉じられた一対の内蓋の端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面と、天面の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップとを備える段ボール箱用の保護材で保護した段ボール箱収納物は、段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物が刃物による損傷から保護されるために極めて有益である。そして、内容物の種類や包装の態様、段ボール箱の強度、さらには運搬手段や配送先の状況などに応じ、上述した様々な形態の保護材を用いて、所望の断ボール箱収納物を構成することができる。
本発明に係る保護材は、段ボール箱に梱包して流通、運搬されるすべての内容物の保護に役立つものであるが、特に、上述した医療用資器材の容器のように軟質な素材で形成された容器に収納されている内容物の保護に大いに役立つものである。
1 保護材
11 天面
12 フラップ
13 手掛部
14 底面
2 段ボール箱
21 外蓋
22 内蓋
L 段ボール箱の内寸法の長さ
W 段ボール箱の内寸法の幅
H 段ボール箱の内寸法の高さ

Claims (7)

  1. 医療用資器材を収納した段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、前記段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するための段ボール箱用の保護材であって、
    前記段ボール箱の閉じられた一対の内蓋の端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面と、
    前記天面の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップとを備えることを特徴とする医療用資器材の保護材。
  2. 前記一対のフラップが前記段ボール箱の内寸法の高さとほぼ同じ高さを有することを特徴とする請求項1に記載の医療用資器材の保護材。
  3. 前記天面が前記段ボール箱の内寸法の幅の少なくとも2分の1以上の幅を同方向に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用資器材の保護材。
  4. 前記天面又は前記一対のフラップが前記段ボール箱から引き出すための手掛部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用資器材の保護材。
  5. 前記手掛部が前記天面に設けられた一対の貫通穴又は半開き穴であって、前記一対の貫通穴又は半開き穴の間の前記天面の部分が前記段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分の直下に存在するように位置することを特徴とする請求項4に記載の医療用資器材の保護材。
  6. 前記手掛部が前記一対のフラップの各々に設けられた貫通穴又は半開き穴であって、前記天面の近傍に位置することを特徴とする請求項4に記載の医療用資器材の保護材。
  7. 医療用資器材を収納した段ボール箱の貼着された一対の外蓋の突合せ部分を刃物を用いて開梱するにあたり、前記段ボール箱の一対の内蓋によって覆われていない内容物を刃物による損傷から保護するために、
    前記段ボール箱の閉じられた一対の内蓋の端部間の長さとほぼ同じ長さを同方向に有する天面と、
    前記天面の対向する両側の少なくとも一方に設けられ、下方に折り曲げられた一対のフラップとを備える医療用資器材の保護材を有する医療用資器材の収納物。
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