JP6613668B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力軸に入力された動力を出力軸へ伝達する動力伝達装置に関し、詳しくは、動力伝達装置のケース内に設けられた動力伝達機構を冷却風により冷却する冷却機構を備えた動力伝達装置に関する。
スクータ等の鞍乗型車両には、駆動輪を車体フレームに揺動可能に支持するスイングアームにエンジンおよび無段変速機を一体化したユニットスイングが設けられている。ユニットスイングにおける無段変速機は、エンジンの動力を、入力軸としてのドライブシャフト(クランクシャフト)から出力軸としてのドリブンシャフトに伝達する動力伝達装置である。ドリブンシャフトは減速機を介してリヤアクスルシャフトに接続されており、リヤアクスルシャフトには駆動輪としての後輪が支持されている。
ユニットスイングにおける無段変速機は、具体的にはベルト式無段変速機であり、動力伝達機構として、ドライブシャフトに取り付けられた駆動プーリと、ドリブンシャフトに取り付けられた従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡されたVベルトとを備えている。
また、無段変速機において、上記動力伝達機構はケースに収容されている。ケースは、鞍乗型車両の車幅方向内側(中央側)に位置するケース本体と、車幅方向外側に位置するカバーとを備え、ケース本体にカバーを取り付けることにより箱状に形成されている。
また、無段変速機は、動力伝達機構を冷却するための冷却機構を備えている。冷却機構は、冷却風を外部からケース内に導入する導入口と、冷却風を導入口からケース内へ吸入すると共に、吸入した冷却風をケース内において流通させる冷却ファンと、冷却風をケース内から外部へ排出する排出口と、ケース内を流通する冷却風を排出口へ導く排出通路とを備えている。冷却ファンはドライブシャフトに取り付けられている。導入口、排出口および排出通路はカバーに形成されている。
図12は、従来技術による無段変速機のカバーの一例を示している。図12はカバーを右方から見た図であり、カバーの内面側を示している。また、図12中のX1はドライブシャフトの回転中心を示し、X2はドリブンシャフトの回転中心を示している。図12に示すように、導入口101はカバー100の前部に形成されている。カバー100において導入口101の近傍にはガイドプレート102が取り付けられており、導入口101からケース内に導入された冷却風は、ガイドプレート102に形成された案内孔103を通過して、ケース内の奥へ入り、図12中の矢印に示すようにケース内を流れる。
また、排出口104はカバー100の下部に形成され、下向きに開口している。排出通路105は、上下方向に伸長し、下端部が排出口104に接続され、上端部がケース内に開口している。また、排出通路105は、カバー100の側壁部107の一部を筒状に成形することにより形成されている。ケース内を流通した冷却風は、図12中の矢印に示すように、排出通路105の上端部に位置する流入口106から排出通路105内に流入し、排出通路105内を下向きに進み、排出口104から外部へ流出する。
また、下記の特許文献1には、排出通路が形成された無段変速機のカバーの他の例が記載されている。
特開2007−10024号公報
ところで、無段変速機は鞍乗型車両の後部下側に配置されており、また、無段変速機における排出口104は、図12に示すように、カバー100の下部に形成され、下向きに開口している。この結果、排出口104は地面に近い位置にある。このため、冠水走行時等に、水が排出口104から排出通路105を通過し、ケース内において動力伝達機構が収容されている空間へ浸入するおそれがある。
このような水のケース内への浸入を抑えるために、排出通路105を上方に延長し、排出通路105の流入口106の位置を高くすることが望まれる。しかし、排出通路105を延長する場合、次の問題がある。
すなわち、カバー100は樹脂製であり、金型装置を用いた成形により形成される。図12に示すように、カバー100は、上下前後方向に拡がる側壁部107と、側壁部107と交わる方向、すなわち右方に伸長する上壁部108、下壁部109、前壁部110および後壁部111とを備えている。また、側壁部107には、カバー100を補強するためのリブ112が側壁部107の内面から右方向に突出している。このため、カバー100のこれらの部分の成形には、左右方向に開閉する型が用いられる。一方、排出口104は下向きに開口し、また、排出通路105は、上下方向に伸長する筒状の形状を有する。このため、排出口104および排出通路105の成形には、左右方向に開閉する型に加え、上下方向に移動するスライドコアが用いられる。したがって、カバー100を成形するための金型装置は、左右方向に開閉する型と、上下方向に移動するスライドコアを備えている。
排出通路105を延長すると、スライドコアの長さが長くなり、かつスライドコアの上下方向の移動量が増える。この結果、型構成が大きくなり、金型装置が大型化し、また、金型装置の製造にかかる費用が上昇するという問題がある。
また、金型装置のスライドコアを、成形した排出通路105からの抜き取りを可能にするために、排出通路105に抜き勾配を形成する必要がある。この結果、排出通路105は、上方に向かうに連れて通路面積が漸次小さくなる上窄まりの形状になる。このため、排出通路105を延長すると、排出通路105の上端部に位置する流入口106の開口面積が小さくなり、冷却風が排出通路105に流入し難くなるという問題がある。
一方、特許文献1には、排出通路の途中の内壁に水入り防止板を形成することにより、排出通路を通ってケース内へ水が浸入することを抑制する技術が記載されている。水入り防止板は、排出通路の内壁面から、排出通路の中央側に向かって突出する板状の部材である。排出口から排出通路に入り込んだ水は、水入り防止板にぶつかり、ケース内の駆動伝達機構が収容されている空間に到達しない。
しかし、排出通路の途中の内壁に水入り防止板を形成する場合、排出通路の形状が複雑になる。このため、このような排出通路を一体化した無段変速機のカバーを、左右方向に開閉する型、および上下方向に移動するスライドコアを備えた簡素な構成の金型装置で成形することが困難になるという問題がある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる動力伝達装置を提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、ケース内において冷却風が排出通路内へ流入し易くなる構造を実現することができる動力伝達装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の動力伝達装置は、入力軸に入力された動力を出力軸へ伝達する動力伝達機構と、左右方向一側に位置する一側壁部、左右方向他側に位置する他側壁部、上壁部、下壁部、前壁部および後壁部を有する箱状に形成され、内部に前記動力伝達機構を収容するケースと、前記ケースに形成され、前記動力伝達機構を冷却するための冷却風を外部から前記ケース内に導入する導入口と、前記ケースに形成され、前記ケース内から外部へ前記冷却風を排出する排出口とを備えた動力伝達装置であって、前記ケースは、前記一側壁部を含む前記ケースの左右方向一側の部分を形成するケース本体と、前記他側壁部を含む前記ケースの左右方向他側の部分を形成するカバーとを備え、前記排出口は、前記カバーの下部に配置され、かつ下向きに開口し、前記ケース内には、上下方向に伸長し、下端部が前記排出口に接続され、上端部が前記ケース内に開口し、前記冷却風を前記排出口に導く排出通路が設けられ、前記排出通路は、前記他側壁部と、前記他側壁部とは別の部材である仕切部材とを組み合わせることにより形成されていることを特徴とする。
本発明のこの態様によれば、排出通路の構造の一部または全部を、他側壁部と仕切部材とを組み合わせることにより形成したため、従来に比べ、カバーを成形する金型装置において上下方向に移動するスライドコアを用いて形成する部分を減らすことができる。これにより、カバーを成形する型構成がシンプルになって生産性が向上すると共に、排出通路長を容易に確保でき、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
また、上述した本発明の動力伝達装置において、前記排出通路の下部は、前記他側壁部の一部を筒状に成形することにより形成され、前記排出通路の上部は、前記他側壁部と前記仕切部材とで筒状に形成されていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、排出通路の上部の筒状の構造を他側壁部と仕切部材とを組み合わせることにより形成したため、排出通路の上部の筒状の構造を、カバーを成形する金型装置において上下方向に移動するスライドコアを用いずに形成することができる。排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めるために排出通路を上方へ延長する場合に、スライドコアを用いずに排出通路の上部を形成することができるので、スライドコアおよびスライドコアの移動量を長くする必要がない。したがって、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路を延長することができ、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
また、上述した本発明の動力伝達装置において、前記排出通路の上部は、前記他側壁部の内面から左右方向にそれぞれ突出すると共に上下方向にそれぞれ伸長し、前後方向に互いに対向するように配置された第1の仕切壁および第2の仕切壁を前記他側壁部にそれぞれ一体成形し、前記第1の仕切壁および前記第2の仕切壁のそれぞれの突出端部間に前記仕切部材を架設することにより形成されていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、排出通路の上部の一部を構成する第1の仕切壁および第2の仕切壁はいずれも、他側壁部の内面から左右方向に突出する形状である。このため、第1の仕切壁および第2の仕切壁はいずれも、カバーを成形する金型装置において左右方向に開閉する型のみにより形成することができ、第1の仕切壁および第2の仕切壁を形成するに当たり、上下方向に移動するスライドコアを用いる必要がない。したがって、排出通路を延長する場合には、左右方向に開閉する型において第1の仕切壁および第2の仕切壁を成形する部分の形状を変更して、第1の仕切壁および第2の仕切壁の上下方向の寸法を長くし、かつ、別の手段により仕切部材の上下方向の寸法を長くするだけでよい。したがって、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路を延長することができ、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
また、上述した本発明の動力伝達装置において、前記第1の仕切壁と前記第2の仕切壁との間隔は、上方に向かうに連れて大きくなることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、ケース内において冷却風が排出通路内へ流入し易くなる構造を実現することができる。すなわち、排出通路の上部を構成する第1の仕切壁と第2の仕切り壁との間隔を上方に向かうに連れて大きくすることにより、排出通路の上部の形状を上拡がりの形状にして排出通路の流入口の開口面積を大きくすることができる。これにより、冷却風が排出通路内へ流入し易くなる構造を実現することができる。
また、上述した本発明の動力伝達装置において、前記仕切部材は、前記カバーまたは前記ケースに取り付けられた板状の部材であることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、排出通路の上部の筒状の構造を容易に形成することができ、生産性を高めることができる。また、板状の仕切部材の上下方向の寸法を長くすることは容易であるため、排出通路の上部を容易に延長することができる。
また、上述した本発明の動力伝達装置において、前記仕切部材には、前記排出通路内に向けて突出し、前記排出通路内の一部を遮蔽する遮蔽板が設けられていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、遮蔽板により、排出通路を通ってケース内へ水が浸入することを抑制することができる。すなわち、排出口から排出通路に入り込んだ水は、遮蔽板に当たり、ケース内の駆動伝達機構が収容されている空間に到達しない。また、遮蔽板を、カバーの成形品とは別の部材である仕切部材に形成するので、遮蔽板を形成するに当たり、カバーを成形する金型装置における型の構成を変更する必要はない。したがって、カバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
本発明によれば、動力伝達装置のカバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路を介するケース内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。また、動力伝達装置のカバーを成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、ケース内において冷却風を排出通路内へ流入させ易くすることができる。
本発明の動力伝達装置の第1の実施形態である無段変速機が搭載された鞍乗型車両を示す説明図である。 本発明の動力伝達装置の第1の実施形態である無段変速機の内部を示す断面図である。 図2中の矢示III−III方向から見た本発明の第1の実施形態による無段変速機のカバーを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による無段変速機に設けられた排出通路を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による無段変速機に設けられた排出通路およびガイドプレートを示す説明図である。 図3中の矢示VI−VI方向から見た排出通路を示す説明図である。 本発明の動力伝達装置の第2の実施形態である無段変速機の排出通路を示す説明図である。 本発明の動力伝達装置の第3の実施形態である無段変速機の排出通路を示す説明図である。 図8中の矢示IX−IX方向から見た排出通路の断面を示す説明図である。 本発明の動力伝達装置の第4の実施形態である無段変速機の排出通路を示す説明図である。 図10中の矢示XI−XI方向から見た排出通路の断面を示す説明図である。 従来技術による無段変速機のカバーを示す説明図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の動力伝達装置の第1の実施形態である無段変速機が搭載された鞍乗型車両を示している。なお、以下の各実施形態の説明において、上、下、前、後、左、右の方向は、鞍乗型車両のシートに座した運転者を基準にする。
図1に示すように、鞍乗型車両1は例えばスクータであり、後部下側にユニットスイング2を備えている。ユニットスイング2は、後輪3を車体フレームに揺動可能に支持するスイングアームに、エンジン4および無段変速機5等を一体化したユニットである。
図2は、本発明の動力伝達装置の第1の実施形態である無段変速機5の内部を示している。無段変速機5は、入力軸としてのドライブシャフト6に入力されるエンジン4の動力を、出力軸としてのドリブンシャフト7に伝達する動力伝達装置である。ドライブシャフト6は軸線A1を中心に回転する。また、ドライブシャフト6は、エンジン4に設けられた図示しないクランクシャフトと連結される。一方、ドリブンシャフト7は軸線A2を中心に回転する。また、ドリブンシャフト7は、減速機8を介してリヤアクスルシャフト9に接続され、リヤアクスルシャフト9には駆動輪としての後輪3が支持されている。
無段変速機5は、動力伝達機構として、駆動プーリ11、従動プーリ12、Vベルト13および遠心クラッチ14を備えている。駆動プーリ11はドライブシャフト6に取り付けられ、従動プーリ12はドリブンシャフト7に取り付けられ、Vベルト13は駆動プーリ11と従動プーリ12との間に掛け渡されている。駆動プーリ11および従動プーリ12はそれぞれ一対のシーブ間の間隔を変化させることにより、ベルト掛かり径を変化させることができ、これにより、変速比を無段階に変化させることができる。また、遠心クラッチ14は、ドリブンシャフト7に取り付けられており、エンジン回転数に応じてドリブンシャフト7と従動プーリ12との間の接続、切断を切り替える機構である。
また、無段変速機5は、上述した駆動伝達機構を収容するケース21を備えている。ケース21は、右側に位置するケース本体22、および左側に位置するカバー23を備えている。ケース本体22は、金属材料により形成され、右壁部22A、上壁部(図示せず)、下壁部22C、前壁部22Dおよび後壁部22Eを備え、左側は開口している。カバー23は、樹脂材料により形成され、左壁部23A、上壁部23B(図3参照)、下壁部23C、前壁部23D、および後壁部23Eを備え、右側は開口している。また、左壁部23Aの内面側には、カバー23の強度を高めるためのリブ24(図3参照)が形成されている。ケース21は、ケース本体22にカバー23を合わせ、ボルト等を用いて両者を相互に固定することにより、左壁部、右壁部、上壁部、下壁部、前壁部および後壁部を有する箱状に形成されている。
また、無段変速機5は、上述した動力伝達機構を冷却風により冷却する冷却機構を備えている。冷却機構は、外部から取り込まれた冷却風をケース21へ導く導風管31と、導風管31により導かれた冷却風をケース21内へ導入する導入口32と、導入口32を介して導入された冷却風をケース21内の奥へ案内するガイドプレート33と、ドライブシャフト6に取り付けられ、冷却風を導入口32を介してケース21内へ吸引すると共に、吸引した冷却風をケース21内に流通させる冷却ファン37と、ケース21内から外部へ冷却風を排出する排出口38と、ケース21内を流通する冷却風を排出口38へ導く排出通路39とを備えている。
図3は、ケース21のカバー23を右方から見た図であり、カバー23の内側を示している。図4はカバー23の後部および排出通路39を模式的に示している。図5は、図4中のカバー23の後部および排出通路39にガイドプレート33を追加した状態を模式的に示している。図6は、図3中の矢示VI−VI方向から見た排出通路39を示している。
図3に示すように、導入口32は、カバー23の左壁部23Aの前部に形成されている。
ガイドプレート33は、ケース21内に位置し、カバー23の前部にボルト等(図示せず)を用いて取り付けられている。ガイドプレート33は金属により板状に形成されている。ガイドプレート33は例えばプレス加工により形成されている。また、ガイドプレート33の前部には、導入口32から導入された冷却風をケース21内の奥へ通す案内孔34が形成されている。また、ガイドプレート33の後部には、排出通路39の上部39Bの一部を構成する仕切部材としての仕切板部35が形成されている。
排出口38は、無段変速機5の前後方向における略中間部に位置している。排出口38は、カバー23の下壁部23Cに形成され、下向きに開口している。
排出通路39は、無段変速機5の前後方向における略中間部に位置している。排出通路39は、上下方向に伸長し、その下端部が排出口38に接続されている。また、排出通路39の上端部は、ケース21内に開口している。すなわち、排出通路39の上端部には、冷却風を排出通路39内へ流入させる流入口40が形成されている。
排出通路39は、その下部39Aと上部39Bとで構造が異なる。排出通路39の下部39Aは、カバー23の左壁部23Aの一部を筒状に成形することにより、左壁部23Aに一体形成されている。具体的には、図4に示すように、排出通路39の下部39Aは、カバー23の左壁部23Aの内面側において、前後方向の略中間部分に位置する、上下方向の略中間部分から下端部分にかけての部分を右方に盛り上げ、その盛り上げた部分の内部に上下方向に貫通する穴を設けることにより形成されている。
一方、排出通路39の上部39Bは、図3に示すように、カバー23の左壁部23Aに成形により一体形成された仕切壁41、42と、カバー23とは別の部材であるガイドプレート33の一部である仕切板部35とを組み合わせることにより筒状に形成されている。
具体的には、図4に示すように、仕切壁41および42は、カバー23の左壁部の内面側において、前後方向の略中間部であって、上下方向の略中間部よりも上側に配置されている。また、仕切壁41および42は互いに前後方向に対向するように配置されている。また、仕切壁41および42はそれぞれ、カバー23の左壁部23Aに一体形成され、すなわち、左壁部23Aの一部として成形されている。
前側に位置する仕切壁41は、カバー23の左壁部23Aの内面から右方に突出すると共に上下方向に伸長している。また、仕切壁41の下端部は、排出通路39の下部39Aの前部上端部と連続している。また、仕切壁41の上端部は、カバー23の上壁部23Bまで伸長し、上壁部23Bに接続されている。また、仕切壁41は、上方に向かうに連れて後方に傾斜し、または湾曲している。これにより、ケース21内を図3中の矢印に示すように流れる冷却風を排出通路39内へ円滑に導くことができる。
一方、後ろ側に位置する仕切壁42は、仕切壁41と同様に、カバー23の左壁部23Aの内面から右方に突出すると共に上下方向に伸長している。また、仕切壁42の下端部は、排出通路39の下部39Aの後部上端部と連続している。また、仕切壁42の上端部は、カバー23の上壁部23Bに接近しているが、上壁部23Bに到達していない。仕切壁42の上端部とカバー23の上壁部23Bとの間には、冷却風を通過させる空間が形成されている。また、仕切壁42は、上方に向かうに連れて後方に傾斜している。仕切壁42の傾斜角度は、上方に向かうに連れて仕切壁41と仕切壁42との間隔が大きくなるように、すなわち、上方に向かうに連れて排出通路39の通路面積が大きくなるように設定されている。これにより、図3中の矢印に示すように、冷却風が排出通路39内へ流入し易くなる。
また、ガイドプレート33の仕切板部35は、図5に示すように、仕切壁41、42間に架設されている。すなわち、仕切板部35は、ガイドプレート33の後部上側から後方に伸長し、仕切壁41の突出端部(右端部)と、仕切壁42の突出端部(右端部)と、その両者間の空間を、これらの右方から覆っている。この結果、カバー23の左壁部23Aの一部と、一対の仕切壁41、42と、仕切板部35により筒状の構造が形成されている。すなわち、カバー23の左壁部23Aの一部が排出通路39の上部39の左側の壁部となり、仕切壁41が排出通路39の上部39の前側の壁部となり、仕切壁42が排出通路39の上部39の後ろ側の壁部となり、仕切板部35が排出通路39の上部39の右側の壁部となっている。これにより、冷却風を排出通路39の上部39Bから下部39Aへ流すことができる。
また、図6に示すように、仕切板部35の左面は、仕切壁41、42の右端面に接触または極めて接近している。また、仕切板部35の後端部35Aは、仕切壁42に沿うように左方に曲がっており、仕切壁42の後面の一部を覆っている。このような構成により、排出通路39の上部39Bは、前後左右が閉塞した管状の構造を有している。これにより、排出通路39の上部39Bを通過する冷却風を途中で漏らすことなく排出通路39の下部39Aへ流すことができる。
また、図3に示すように、仕切板部35の下部は、排出通路39の下部39Aにおける右面の上部と重なり合っている。これにより、仕切板部35と、排出通路39の下部39Aの右部上端部との間に連続性のある壁構造が形成されている。これにより、排出通路39の上部39Bを通過した冷却風を排出通路39の下部39Aへ円滑に流すことができる。
ここで、カバー23およびカバー23に一体化された部分、すなわち、左壁部23A、上壁部23B、下壁部23C、前壁部23D、後壁部23E、リブ24、導入口32、排出口38、排出通路39の下部39A、仕切壁41および仕切壁42は、左右方向に開閉する型、および上下方向に移動可能なスライドコアを備えた簡素な構成の金型装置を用いて、成形により形成することができる。すなわち、上壁部23B、下壁部23C、前壁部23D、後壁部23Eおよびリブ24は左壁部23Aの内面から右方向に伸長しており、導入口32は左壁部23Aを左右方向に貫通しているので、これらの部分は、左右方向に開閉する型により成形することができる。また、排出口38は、カバー23の下壁部23Cを上下方向に貫通しているので、上下方向に移動可能なスライドコアにより成形することができる。また、排出通路39の下部39Aは、カバー23の左壁部23Aの一部を右方向に盛り上げ、その盛り上げた部分に上下方向に貫通する穴を設ける構成であるので、排出通路39の下部39Aは、左右方向に開閉する型、および上下方向に移動可能なスライドコアにより成形することができる。また、排出通路39の上部39Bを構成する仕切壁41および42は、カバー23の左壁部23Aの内面から右方に突出する形状であるので、左右方向に開閉する型により成形することができる。
以上のような構成を有する本発明の第1の実施形態による無段変速機5によれば、カバー23を成形する金型装置における型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路39を延長することができ、排出通路39を介するケース21内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
すなわち、排出通路39を延長する場合には、排出通路39の上部39Bを延長する。排出通路39の上部39Bを延長するには、仕切壁41、仕切壁42および仕切板部35のそれぞれの上下方向の寸法を長くすればよい。仕切壁41および42の上下方向の寸法を長くするには、金型装置の左右方向に開閉する型において、仕切壁41および42を成形する部分の形状を変更すればよい。また、仕切板部35の上下方向の寸法を長くするには、ガイドプレート33において仕切板部35が形成されている部分の形状を変更すればよい。例えば、ガイドプレート33をプレス加工するのに用いる金型の形状を一部変更すればよい。これらの変更は容易に行うことができる。排出通路39の上部39Bを延長するに当たり、金型装置のスライドコアを長くする必要がなく、また、スライドコアの移動量が長くなることもないため、排出通路39を延長しても、金型装置における型構成が大型化することがなく、複雑化することもない。
また、排出通路39の上部39Bを延長することにより、排出通路39が上方に伸び、排出通路39の流入口40の位置が高くなる。この結果、鞍乗型車両1の冠水走行時等に、地面から跳ね上がった水が排出口38から排出通路39に入っても、その水が排出通路39を遡って排出通路39の流入口40を乗り越えてケース21内の動力伝達機構が収容された空間へ浸入することは困難になる。このように、排出通路39の上部39Bを延長することにより、水等のケース21内への浸入を抑制する効果を高めることができる。
また、本発明の第1の実施形態による無段変速機5によれば、カバー23を成形する金型装置における型構成の大型化または複雑化を招来することなく、ケース21内において冷却風が排出通路39内へ流入し易くなる構造を実現することができる。
すなわち、無段変速機5では、排出通路39の上部39Bを構成する仕切壁41および42のうち、後ろ側に位置する仕切壁42を上方に向かうに連れて後方に傾斜させることにより、上方に向かうに連れて排出通路39の通路面積が拡大する構造を形成している。仕切壁42をこのように傾斜させるには、金型装置の左右方向に開閉する型において、仕切壁42を成形する部分を傾斜した形状にすればよい。このような形状を設定することは容易である。また、排出通路39の下部39Aは、上下方向に移動するスライドコアにより成形するため、離型時におけるスライドコアの下方の移動を考慮し、排出通路39の下部39Aには抜き勾配を設定する必要がある。その結果、排出通路39の下部39Aは、上方に向かうに連れて通路面積が小さくなる。これに対し、排出通路39の上部39Bは、左右方向に開閉する型のみにより成形することができるので、排出通路39の上部39Bには、スライドコアを下方に移動させて抜き取るための抜き勾配を設定する必要がない。したがって、排出通路39の上部39Bにおいては、上方に向かうに連れて通路面積が大きくなる構造を形成することができる。
また、排出通路39の上部39Bにおいて上方に向かうに連れて通路面積が大きくなる構造を形成することにより、排出通路39の上部39Bの形状を上拡がりの形状とすることができ、排出通路39の流入口40の開口面積を大きくすることができる。これにより、ケース21内を流れる冷却風が排出通路39内へ流入し易くなる。
また、本発明の第1の実施形態による無段変速機5では、ガイドプレート33の一部である仕切板部35を仕切壁41および42に被せることにより、排出通路39の上部39Bにおける筒状または管状の構造を形成している。この構成によれば、ガイドプレート33をカバー23にボルト等により取り付けるだけで、カバー23の左壁部23A、仕切壁41および仕切壁42と共に、筒状または管状の構造、すなわち排出通路39の上部39Bを容易に形成することができ、無段変速機5の生産性を高めることができる。また、排出通路39の上部39Bを形成するために新たな部品を追加する必要がなく、部品点数の増加による製造コストの上昇を抑えることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の動力伝達装置の第2の実施形態である無段変速機における排出通路を示している。また、図7は、第2の実施形態における排出通路51を、図6の排出通路39と同じ方向から見たものである。なお、図7において、図6に示す第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、本発明の第2の実施形態における排出通路51は、下部51Aおよび上部51Bとで異なる構成を有しており、下部51Aは、第1の実施形態における排出通路39の下部39Aと同じ構成を有している。一方、排出通路51の上部51Bは、左壁部23Aの一部、仕切壁41および仕切板部53により筒状の構造が形成されている。すなわち、第1の実施形態では、図6に示すように、一対の仕切壁41および42が排出通路39の上部39Aの前側の壁部および後ろ側の壁部をそれぞれ形成し、ガイドプレート33の一部である仕切板部35が排出通路39の上部39Aの右側の壁部を形成しているが、第2の実施形態では、図7に示すように、1つの仕切壁41が排出通路51の上部51Bの前側の壁部を形成し、ガイドプレート52の一部である仕切板部53が排出通路51の上部51Bの右側の壁部および後ろ側の壁部を形成している。具体的には、仕切板部53は、上面視L字状に形成されている。すなわち、仕切板部53は、後方に伸長した後、右に折り曲げられ、さらに右方に伸長し、先端部が左壁部23Aに接触または極めて接近している。
このような構成を有する本発明の第2の実施形態による無段変速機によっても、上述した本発明の第1の実施形態による無段変速機5と同様の作用効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の動力伝達装置の第3の実施形態である無段変速機における排出通路を示している。図9は図8中の矢示IX−IX方向から見た排出通路を示している。なお、図8および図9において、図3に示す本発明の第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8または図9に示すように、本発明の第3の実施形態においては、ガイドプレート61の仕切板部62に遮蔽板63が形成されている。遮蔽板63は、仕切板部62の上縁部に形成され、仕切板部62から排出通路39の上部39B内に向けて左方に突出している。また、遮蔽板63は、排出通路39の上部39Bの上端部、すなわち流入口40の部分に位置している。また、遮蔽板63は、排出通路39の上部39Bの中央部に向かうに連れて下方に傾斜している。また、遮蔽板63は、仕切板部62の上部に上方に突出する突出部を形成し、この突出部を左方へ折り曲げることにより形成されている。
遮蔽板63は、排出通路39の一部を遮蔽する。鞍乗型車両1の冠水走行時に、地面から跳ね上がった水が排出通路39に入り込んだとき、その水は、遮蔽板63の下面に当たる。これにより、水切り効果を得ることができ、水が排出通路39を介して、ケース21内において動力伝達機構が収容されている空間内へ浸入するのを抑制することができる。
また、遮蔽板63は、カバー23とは別の部材であるガイドプレート61の一部に形成されている。したがって、遮蔽板63を形成するために、カバー23を成形する金型装置に何らの変更も加える必要がない。すなわち、本発明の第3の実施形態によれば、カバー23を成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路39を介するケース21内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の動力伝達装置の第4の実施形態である無段変速機における排出通路を示している。図11は図10中の矢示XI−XI方向から見た排出通路を示している。なお、図10および図11において、図3に示す本発明の第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第4の実施形態においては、ガイドプレート71の仕切板部72に遮蔽板73が形成されている。第4の実施形態における仕切板部72は、第1ないし第3の実施形態における仕切板部35、53または62と比較して、上下方向の寸法が長く、排出通路39の下部39Aにおける右面の上部と重なり合う範囲が大きい。遮蔽板73は、仕切板部72において上下方向の略中間部分に形成され、仕切板部35から排出通路39内に向けて左方に突出している。また、遮蔽板73は、仕切板部35の一部にU字状の切れ込みを形成し、その切れ込みを形成した部分を左方へ折り曲げることにより形成されている。また、遮蔽板73は、排出通路39の下部39Aの上端部、または排出通路39の下部39Aと上部39Bとの境界部分に位置している。また、遮蔽板73は、排出通路39の中央部に向かうに連れて下方に傾斜している。
このような遮蔽板73によっても、上述した本発明の第3の実施形態における遮蔽板63と同様に、カバー23を成形する型構成の大型化または複雑化を招来することなく、排出通路39を介するケース21内への水等の浸入を抑制する効果を高めることができる。また、第4の実施形態における遮蔽板73は、第3の実施形態における遮蔽板63よりも下方に位置しているので、水等の浸入を抑制する効果をより高めることができる。
また、上述した各実施形態では、排出通路39(51)の上部39B(51B)を上方に延長して、排出通路39(51)全体を延長する場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。例えば、仕切壁と仕切板部とを組み合わせて形成される上側の排出通路を延ばし、カバーの左壁部に一体成形される下側の排出通路を短縮してもよい。これにより、カバーを成形する金型装置におけるスライドコアの長さを短くすることができ、またはスライドコアの移動量を減らすことができ、金型装置を小型化することができる。
また、上述した各実施形態では、冷却風を排出する排出口38をカバー23の下壁部23Cに形成する場合を例にあげたが、排出口を下向きに開口させる構成であれば、排出口を形成する位置はカバー23の下壁部23Cに限定されない。また、冷却風を導入する導入口を形成する位置も限定されない。
また、上述した第3または第4の実施形態では、仕切板部62(72)に単一の遮蔽板63(73)を形成する場合を例にあげたが、仕切板部62(72)に複数の遮蔽板を形成してもよい。また、排出通路39の上部39Bが形成されている部分において、左壁部23Aの内面から排出通路39の上部39の内部に向かって右方に突出する別の遮蔽板を形成してもよい。なお、排出通路39の上部39に対応する位置において、左壁部23Aの内面から右方に突出する遮蔽板は、左右方向に開閉する型により成形することができる。
また、カバー23を金属材料により鋳造により形成してもよい。
また、本発明は、ベルト式無段変速機以外の動力伝達装置にも適用することができ、また、本発明の動力伝達装置の用途は鞍乗型車両に限定されない。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う動力伝達装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両
2 ユニットスイング
3 後輪
4 エンジン
5 無段変速機(動力伝達装置)
6 ドライブシャフト(入力軸)
7 ドリブンシャフト(出力軸)
11 駆動プーリ(動力伝達機構)
12 従動プーリ(動力伝達機構)
13 ベルト(動力伝達機構)
14 遠心クラッチ(動力伝達機構)
21 ケース
22 ケース本体
22A 右壁部(一側壁部)
22C 下壁部
22D 前壁部
22E 後壁部
23 カバー
23A 左壁部(他側壁部)
23B 上壁部
23C 下壁部
23D 前壁部
23E 後壁部
32 導入口
33、52、61、71 ガイドプレート
35、53、62、72 仕切板部
35A 後端部
38 排出口
39、51 排出通路
39A、51A 下部
39B、51B 上部
40 流入口
41、42 仕切壁
63、73 遮蔽板

Claims (3)

  1. 入力軸に入力された動力を出力軸へ伝達する動力伝達機構と、
    左右方向一側に位置する一側壁部、左右方向他側に位置する他側壁部、上壁部、下壁部、前壁部および後壁部を有する箱状に形成され、内部に前記動力伝達機構を収容するケースと、
    前記ケースに形成され、前記動力伝達機構を冷却するための冷却風を外部から前記ケース内に導入する導入口と、
    前記ケースに形成され、前記ケース内から外部へ前記冷却風を排出する排出口とを備えた動力伝達装置であって、
    前記ケースは、前記一側壁部を含む前記ケースの左右方向一側の部分を形成するケース本体と、前記他側壁部を含む前記ケースの左右方向他側の部分を形成するカバーとを備え、
    前記排出口は、前記カバーの下部に配置され、かつ下向きに開口し、
    前記ケース内には、上下方向に伸長し、下端部が前記排出口に接続され、上端部が前記ケース内に開口し、前記冷却風を前記排出口に導く排出通路が設けられ、
    前記排出通路は、前記他側壁部と、前記他側壁部とは別の部材である仕切部材とを組み合わせることにより形成され
    前記排出通路の下部は、前記他側壁部の一部を筒状に成形して前記排出口から上方に上窄まりに伸長するように形成され、
    前記排出通路の上部は、前記他側壁部の内面から左右方向にそれぞれ突出すると共に上下方向にそれぞれ伸長し、前後方向に互いに対向するように配置された第1の仕切壁および第2の仕切壁を前記他側壁部にそれぞれ一体成形し、前記第1の仕切壁および前記第2の仕切壁のそれぞれの突出端部間に前記仕切部材を架設することにより筒状に形成され、
    前記第1の仕切壁と前記第2の仕切壁との間隔は、上方に向かうに連れて大きくなることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記仕切部材は、前記カバーまたは前記ケースに取り付けられた板状の部材であることを特徴とする請求項に記載の動力伝達装置。
  3. 前記仕切部材には、前記排出通路内に向けて突出し、前記排出通路内の一部を遮蔽する遮蔽板が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
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