JP6612118B2 - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP6612118B2
JP6612118B2 JP2015238357A JP2015238357A JP6612118B2 JP 6612118 B2 JP6612118 B2 JP 6612118B2 JP 2015238357 A JP2015238357 A JP 2015238357A JP 2015238357 A JP2015238357 A JP 2015238357A JP 6612118 B2 JP6612118 B2 JP 6612118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
hydraulic oil
vehicle body
oil tank
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015238357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017105556A (ja
Inventor
渉 小谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2015238357A priority Critical patent/JP6612118B2/ja
Publication of JP2017105556A publication Critical patent/JP2017105556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6612118B2 publication Critical patent/JP6612118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ブームを格納姿勢で保持するブーム支持体を備えた高所作業車に関する。
高所作業車は、走行可能な車体上に起伏、伸縮および旋回自在に配設されたブームと、このブームの先端部に設けられた作業者搭乗用の作業台とを備え、作業台に搭乗した作業者が作業台上に設けられた操作装置を操作してブームを作動させることにより、作業台を任意の高所位置へ移動自在に構成した車両である。このような高所作業車においては、ブームの各作動を油圧アクチュエータにより行うのが一般的に知られている。すなわち、作動油を貯留する作動油タンクを車体に設け、油圧ポンプから吐出する作動油の油圧により油圧アクチュエータを作動させることで、ブームを作動させるようになっている。
このとき、高所作業車においては、車体上にブームおよび作業台からなる高所作業装置を格納保持するためのスペースが必要であるとともに、作業に要する作業工具や機材等を積載(収納)する収納ボックスを設置するスペースを設けることが求められている。そのような理由から、車体上にはその他のユニット類を配設するスペースを設け難い。そのため、一般的には作動油タンク等を含む油圧供給ユニットは車体の下部(下回り)に配設されている(例えば、特許文献1を参照)。
一方、近年では、環境問題に関連して排気ガス規制が強化されており、上記高所作業車においてもディーゼルエンジンから排出される排気ガス中に含まれるパティキュレートマター(PM)や窒素酸化物(NOx)を捕捉・浄化するための排気ガス浄化装置が車体の下部にエンジンの補機類として配設されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003‐74501号公報 特開2011‐94597号公報
しかしながら、今後、車体の下部にエンジンの補機類などが追加されていくと、レイアウト上の制約を受けることなく作動油タンクの配設スペースを確保するのが困難になるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、レイアウト上の制約を受けることなく、作動油タンクの配設スペースを確保することのできる高所作業車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る高所作業車は、走行可能な車体と、前記車体上に設けられて少なくとも起伏動可能なブームと、前記ブームを作動させるための油圧アクチュエータと、作動油を貯留する作動油タンクと、前記作動油タンクの作動油を前記油圧アクチュエータに供給する油圧ポンプと、前記車体上に設けられて前記ブームを載置させて格納するためのブーム支持体(例えば、実施形態におけるブーム受け20)とを備え、前記ブーム支持体は、前記車体上に設けられる支柱部(例えば、実施形態における支柱22)と、前記支柱に設けられて前記格納状態の前記ブームと当接する受け部とを有し、前記作動油タンクは、前記車体上において前記受け部の鉛直下方領域に配設されていることを特徴とする。
なお、上記構成の高所作業車において、前記車体の前方に設けられて前記ブームを作動させて作業を行うときに前記車体の前方部を持ち上げ支持するアウトリガジャッキを備え、前記アウトリガジャッキは、前記車体に車幅方向に延びて固設されたアウトリガボックスと、前記アウトリガボックス内に車幅方向の外方へ伸縮動可能に保持されたアウトリガビームと、前記アウトリガビームの外方端部に取り付けられて下方に伸長して車体を持ち上げ支持するジャッキ機構とを有し、前記ブーム支持体は、前記アウトリガボックス上に配設されていることが好ましい。
また、上記構成の高所作業車において、前記ブーム支持体は、前記支柱部の上部に前記受け部が設けられて構成されており、前記支柱部は、上下方向に延びる中空の筒状に形成されて、内部に作動油を貯留可能な前記作動油タンクとして構成されていることが好ましい。
本発明に係る高所作業車によれば、ブーム支持体の受け部の鉛直下方領域に画成されるデッドスペースを有効活用して、このデッドスペースに作動油タンクを配設することで、ブーム受け以外の他の架装物との関係でレイアウト上の制約を受けることなく(他の架装物のレイアウト変更が生じたりブームの格納姿勢等が制約されたりすることなく)、車体上に作動油タンクの配設スペースを十分に確保することが可能になるとともに、車体の下部に更なる設置スペースを創出することができ、車体へのエンジンの補機類の架装性を向上させることが可能となる。
また、上記構成の高所作業車において、ブーム支持体(作動油タンク)をアウトリガボックス上に配設することで、車体上の荷台スペースを大きく確保することができ、車体上のスペース効率をより一層向上させることが可能となる。
さらに、上記構成の高所作業車において、作動油タンクとブーム受けとを一体構造として構成し、両者の部品を統合化することで、原材料費や組付工数を削減して、作業車全体の製造コストを低減することができる。
第1実施形態に係る高所作業車の側面図である。 図1中の矢印II方向に見た上記高所作業車の部分平面図である。 図2中の矢印III−III方向に見た矢視図である。 上記高所作業車における油圧制御系の構成を示すブロック図である。 上記高所作業車に備えられたブーム受け(作動油タンク)の斜視図である。 上記ブーム受け(作動油タンク)の平断面図である。 第2実施形態に係る高所作業車の側面図である。 第2実施形態に係る高所作業車の斜視図である。 第3実施形態に係る高所作業車の側面図である。 第3実施形態に係る高所作業車の背面図である。 第3実施形態に係る高所作業車の部分背面図である。 作動油タンクの変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に本発明の第1実施形態に係る電気駆動型の高所作業車1を示しており、まず、この図を参照して高所
作業車1の全体構成について概要説明する。
高所作業車1は、タイヤ車輪3(前輪3aおよび後輪3b)を備えて運転キャブ2aから走行運転操作が可能なトラック式車両の車体2と、この車体2上に設けられた旋回台4と、この旋回台4の上部に基端部が支持された伸縮ブーム(以下、単に「ブーム」と称する)5と、このブーム5の先端部に取り付けられた作業者搭乗用の作業台8とを有して構成される。
旋回台4は、車体2の後部に上下軸回り360度回動自在に取り付けられている。車体2の内部には旋回モータ51が設けられており、この旋回モータ51を回転駆動させることにより、図示しないギヤを介して旋回台4を水平旋回動させることができる。ブーム5は、旋回台4側から順に、基端ブーム5a、中間ブーム5b及び先端ブーム5cが入れ子式に組み立てられた構成を有しており、その内部に設けられた伸縮シリンダ53の伸縮駆動により、基端ブーム5aに対して中間ブーム5b及び先端ブーム5cを相対的に移動させて、ブーム5全体を軸方向に伸縮動させることができる。また、基端ブーム5aと旋回台4との間には起伏シリンダ52が跨設されており、この起伏シリンダ52を伸縮駆動させることによりブーム5全体を上下面内で起伏動させることができる。
先端ブーム5cの先端部には、ブームヘッドを介して垂直ポスト6が上下方向に揺動自在に枢支されている。垂直ポスト6は、先端ブーム5cとの間に配設された上部レベリングシリンダ57bにより揺動制御される。上部レベリングシリンダ57bは、旋回台4と基端ブーム5aとの間に張り渡された下部レベリングシリンダ57aと連通する油路で結ばれて、いわゆる油圧閉ループ式のレベリング装置が構成されており、ブーム5の起伏の如何に拘らず垂直ポスト6が常時垂直姿勢に保持される構成となっている。
作業台8は、上端が開口した略箱形状を呈しており、その外部に突出して設けられたアーム7を介して垂直ポスト6の上端部に回動自在に取り付けられている。アーム7の内部には首振りモータ54が設けられており、この首振りモータ54を回転駆動させることにより、作業台8全体を垂直ポスト6まわりに首振り動(水平旋回動)させることができる。ここで、垂直ポスト6は、上述のように常時垂直姿勢が保たれるため、結果として作業台8の床面はブーム5の起伏角度によらず常時水平に保持される。
作業台8には、これに搭乗した作業者が操作する上部操作装置10が設けられている。上部操作装置10には、旋回台4の旋回操作、ブーム5の起伏・伸縮操作、作業台8の首振り操作等を行うための操作レバーが設けられており、作業台8に搭乗した作業者が操作レバーを操作して、旋回台4やブーム5等の作動操作(これらを総称して「ブーム操作」ともいう)を行い得るように構成されている。なお、車体2には、上部操作装置10と同様に、ブーム操作を行うための下部操作装置(図示せず)が取り付けられている。
車体2上には、車両の左右側方に開く開閉扉を有し、作業工具や使用機材等を収容保持する大型の収納ボックス15〜18が取り付けられている。収納ボックス15〜18は、旋回台4を旋回作動させ、あるいはブーム5を車体2上に格納させたときに、旋回台4や起伏シリンダ52等と干渉しない領域に配設されている。
車体2の前後左右には、作業中の高所作業車1を安定的に支持するため、車幅方向に拡縮可能で且つ上下に伸縮可能なアウトリガジャッキ60が配設されている。ここで、図1中の矢印II方向に見た平面図を図2に、図2中の矢印III−III方向に沿って見た矢視図を図3に示す。アウトリガジャッキ60は、車幅方向に延びて固設されたアウトリガボックス61(61R,61L)と、このアウトリガボックス61内に車幅方向外方に伸縮可能に保持されたアウトリガビーム62(62R,62L)と、このアウトリガビーム62の
外方先端に取り付けられて下方に伸長して車体2を持ち上げ支持するジャッキ機構63(63R,63L)とを有して構成され、それぞれ内部に取り付けられたアウトリガシリンダ55(55R,55L)およびジャッキシリンダ56(56R,56L)により拡縮動および伸縮動される。
車体2の後部には、ジャッキ操作装置15(図4を参照)が設けられており、アウトリガジャッキ60の張出および格納等のジャッキ操作を個別に行えるように構成されている。高所作業を行おうとする作業者は、ジャッキ操作装置15を操作してアウトリガジャッキ60を拡幅作動および伸長作動させることができ、図1に示すように、車体2を持ち上げ支持させた安定姿勢で高所作業を行えるようになっている。
車体2の下部に備えられたエンジンEには、清浄化された空気をエンジンEに供給する吸気管(図示せず)や、エンジンE内で爆発燃焼された混合気を排気ガスとして車体2の外部へ排出する排気管(図示せず)が接続されている。この排気管の途中には、車体2の下部において排気ガス浄化装置90が取り付けられている。また、車体2の下部には、前輪3aと後輪3bとの間に、軽油等の燃料を貯留する燃料タンク93が設けられている。
排気ガス浄化装置90は、排気ガス中のパティキュレートマター(PM)を捕集するためのPM捕集装置91と、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去するためのNOx浄化装置92とを有して構成され、車体2に設けられた電子制御ユニットECU(図4を参照)によって作動制御されている。
PM捕集装置91は、図示省略するが、排気ガス中に含まれる可燃性粒子であるPMを捕集するためのパティキュレートフィルタを有して構成される。このPM捕集装置91において、パティキュレートフィルタには、エンジンEの作動に応じて排気ガス中のPMが堆積していくため、目詰まりにより排気抵抗が増大しないうちに(所定時間毎に)、エンジンEに備えられた燃料噴射装置によるポスト噴射によって高温の排気ガスを導入してパティキュレートフィルタを昇温することで、パティキュレートフィルタに堆積したPMを燃焼除去して、パティキュレートフィルタを自動再生するようになっている。
NOx浄化装置92は、図示省略するが、尿素水を還元剤として貯留する尿素水タンクと、尿素水タンクの尿素水を排気ガス中に噴射する尿素水噴射弁と、尿素水から生成されたアンモニアを排気ガス中のNOxと反応させて還元浄化する選択還元型触媒と、NOxを還元した後に残った余剰のアンモニアを酸化反応させて無害化(水と窒素に分離)する酸化触媒とを有して構成される。
車体2の前方においてアウトリガジャッキ60の上部には、ブーム5を格納姿勢で支持するブーム受け20と、ブーム5が格納姿勢にあるときに作業台8への乗降を容易化するステップ25とが設けられている。ここで、ブーム5の格納姿勢は、基端ブーム5aの中間部下面をブーム受け20に載置した姿勢であり、このときブーム5は先端部が車体2の前方へ向き、ほぼ水平まで倒伏した状態となる。なお、ブーム受け20の構造については後述する。一方、ステップ25は、L字状に形成された台座フレーム26と、台座フレーム26の上面から上方に延びる一対の支持脚27と、支持脚27の上端に固定されてスリップ防止加工が施された踏面28とを有してなり、台座フレーム26の一端がアウトリガボックス61Lの上面左側に接合され、他端がブーム受け20の側面に接合されてアウトリガボックス61Lの中央部上方を跨ぐように配設され、上端の踏面28の一部が運転キャブ2aの上方に張り出すように水平に配設される。
このように概要構成される高所作業車1において、旋回モータ51、起伏シリンダ52、伸縮シリンダ53、首振りモータ54、アウトリガシリンダ55、ジャッキシリンダ5
6には、作動油圧で駆動される油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチュエータが用いられている。高所作業車1には、これらの油圧アクチュエータ50に作動油圧を供給する油圧装置40が搭載されるとともに、上部操作装置10やジャッキ操作装置15からの操作信号に基づいて油圧装置40の作動を制御するコントローラ30が搭載されている。図4にこれらの油圧制御系の構成をブロック図として示しており、以下、この図4を交えて説明する。
上部操作装置10においてブーム操作が行われ、又はジャッキ操作装置15においてジャッキ操作が行われると、これらの操作装置10,15から操作信号がコントローラ30に出力される。コントローラ30は操作信号が入力されると、予め設定された所定条件の下、操作信号に基づいた指令信号を油圧装置40に出力して、油圧アクチュエータ50に作動油を供給させ(作動油タンク70に貯留された作動油を油圧アクチュエータ50に供給させ)、操作信号に応じた作動速度で旋回台4やブーム5、アウトリガジャッキ60等を作動させる。
図示する油圧装置40は、油圧ポンプPを電気モータMによって駆動する電気駆動型の油圧装置であり、電気モータMを駆動するための電力を蓄えるバッテリユニット41と、バッテリユニット41から供給される電力を受けて電気モータMの作動を制御するとともに該作業車1の帰還時にバッテリユニット41を充電させる電力供給ユニット42と、上記の油圧ポンプPおよび電気モータMを備えて油圧アクチュエータ50に作動油を供給する油圧供給ユニット43と、アクチュエータ50に供給される作動油を貯留する作動油タンク70とを主体に構成される。
バッテリユニット41は、複数の電源バッテリからなり、各電源バッテリが相互に直列に接続されて、例えば電圧48[V]の所定の電圧で且つ1日の高所作業を行うのに十分な電力量を充電保持可能な直流電源を構成する。バッテリユニット41は、上記複数の電源バッテリが車体2の後方下部(後輪3bの後方)に左右に分けて搭載され、図示しない電力ケーブルで接続されている。なお、バッテリユニット41の配設位置は後輪3bの後方に限定されず、周辺機器との関係等に応じて適宜な位置に設定が可能であり、例えば、当該配設位置を車体2の下部における前輪3aと後輪3bとの間に設定してもよい。
電力供給ユニット42は、バッテリユニット41の電力を用いて油圧供給ユニット43内の電気モータMの作動を制御するモータ制御装置と、バッテリユニット41の電源バッテリを充電する充電器とを備えて構成される。モータ制御装置は、例えば、昇圧DC−DCコンバータ回路、インバータ回路、およびこれらの回路の作動を制御する制御回路などから構成され、バッテリユニット41から供給される直流電力をコントローラ30からの指令信号に応じた交流電力に変換して油圧供給ユニット43内の電気モータMに供給し、この電気モータMの回転数(すなわち油圧ポンプPの回転数)を制御して、油圧ポンプPから吐出される作動油の吐出圧および流量を制御する。充電器は、例えば、整流回路、降圧DC−DCコンバータ回路、およびこれらの回路の作動を制御する制御回路などから構成され、充電器のコンセントプラグが営業所等の電源コンセントに接続され、且つ、コントローラ30から油圧アクチュエータ50を作動させる指令信号が入力されていないなどの所定条件下に、コンセントプラグから供給される交流電力を所定電圧の直流電力に変換してバッテリユニット41に供給しバッテリ電源を充電させる。
油圧供給ユニット43は、電力供給ユニット42により駆動される電気モータMと、電気モータMに接続されて駆動される油圧ポンプPと、コントローラ30によって開閉制御される制御バルブ(電磁比例制御弁)SVとを備えて構成される。油圧供給ユニット43では、作動油タンク70に貯留された作動油が油圧ポンプPによって吸い上げられて制御バルブSVへ供給される。制御バルブSVは、各油圧アクチュエータに対応する第1〜第6
制御バルブV1〜V6を備えており、旋回モータ51には第1制御バルブV1経由で、起伏シリンダ52には第2制御バルブV2経由で、伸縮シリンダ53には第3制御バルブV3経由で、首振りモータ54には第4制御バルブV4経由で、アウトリガシリンダ55には第5制御バルブV5経由で、ジャッキシリンダ56には第6制御バルブV6経由で、油圧ポンプPから吐出された作動油(圧油)が供給されるようになっている。油圧アクチュエータ50に供給される作動油の給排制御は、コントローラ30からの指令信号に応じて、制御バルブSV(V1〜V6)のスプールを電磁駆動して、これらのバルブ開度を制御することで行われる。
このような構成を有する電気駆動型の油圧装置40にあって、従来では作動油タンクTが、図2中に二点鎖線で示すように、車体2の下部中央において油圧供給ユニット43の後方に取り付けられて所定のスペースを占有していた。本実施形態では、車体2上に備えられたブーム受け20に作動油タンク70を構成して、この作動油タンク70とブーム受け20とを一体化することで、車体2の下部中央に広いスペースSを確保している。
以下において、図5〜図6を追加参照して、ブーム受け20に適用された作動油タンク構造について説明する。
ブーム受け20は、アウトリガボックス61L上に固定された平板状の基台21と、基台21上に立設されて上下方向に延びる支柱22と、支柱22の先端部に固定されてU字状に開く受け部23とを有して構成される。ブーム5の格納姿勢においては、基端ブーム5aが受け部23に受容され、車両走行時に旋回台4が旋回したりブーム5が上下に振動したりすることがないように保持される。
支柱22は、上下方向に延びる角筒形状に形成されて、その内部(空洞部)に作動油を貯留するための作動油タンク70として構成されている。なお、本実施形態では、支柱22と作動油タンク70とは実質的に同一構造からなるものであるため、以下では支柱22と作動油タンク70とは同じものを指すものとする。
作動油タンク70(支柱22)は、前後左右4枚の側板71を相互に組み合わせて中空の筒形に形成された本体部72と、各側板71の上端部に接合されて本体部72の上部開口を塞ぐ上板73と、各側板71の下方部に接合されて本体部72の下部開口を塞ぐ下板74とを有して構成されている。そして、前後左右の各側板71と上板73と下板74との間で包囲された直方体状の内部空間に所定量の作動油が貯留可能な矩形箱状のタンク部75が構成されている。
上板73には、不図示の円形の給油口が開設されており、この給油口には作動油を作動油タンク70内に給油する際に着脱されるキャップ81が取り付けられている。なお、図示省略するが、右側の側壁71には、作動油タンク70内に貯留された作動油の油量を外部から目視にて確認するための覗き窓が設けられている。
右側の側板71に貫通形成されたリターンポート(図示せず)には、油圧アクチュエータ50からの戻り油(作動油)が還流するためのリターン配管82が接続されている。なお、このリターン配管82の出口近傍に戻り油を濾過するためのリターンフィルタを設けてもよい。一方、後側の側板71に貫通形成された吸込ポート(図示せず)には、複数本のボルトにより円盤状のフランジ83が取り付けられている。このフランジ83の中央には、タンク部75内の作動油を油圧ポンプPへ供給するための吸込配管84が前後に貫通して接続されている。タンク部75内において吸込配管84の一端側には、戻り油(作動油)内に混入した異物を除去して、吸込配管84を通じて油圧ポンプPに供給される作動油に異物が混入するのを防止するためのサクションフィルタ85が接続されている。また
、タンク部75の内部において、前・後の側板71と下板74とに跨って略鉛直方向に延びて、該タンク部75内を左右に区画するバッフル板86が配設されている。このバッフル板86は、リターン配管82の出口近傍に設けられて、リターン配管82からの戻り油の流れ方向および流速に変化を与え、該戻り油に含まれる異物を分離させるためのものである。
下板74には、上下に貫通するドレン口87が開設されている。このドレン口87には、作動油を排出する際に使用するドレンホース88の一端部が接続されている。また、タンク部75の底部をなす下板74は、基台21から所定の高さ位置に配設されており、これにより基台21とタンク部75との間には所定のスペースが画成されている。このように基台21と下板74とを上下に離隔させ、基台21と支柱22との接合部位(応力集中部)29にタンク部75を配置しないことで、該応力集中部29を起点とした破損や亀裂等により油漏れが発生する事態を防止している。
なお、図示省略するが、下板74には、該ドレン口87を開閉調節するためのドレンコックを取り付けてもよく、定期的な油交換時などにはドレンコックを開くことで、作動油タンク70内の作動油をドレン口87から廃油としてドレンホース88を通じて外部へ排出することができ、通常時はドレンコックを閉じることで、ドレン口87からの作動油の漏出を防止して作動油タンク70内に作動油を溜めておくことができる。なお、後側の側板71には、ドレンホース88を引き出すための切り欠き71aが形成されている。
以上、第1実施形態に係る高所作業車1によれば、ブーム受け20の受け部23の下方領域に位置する支柱部分のデッドスペースを有効活用して、この支柱部分を作動油タンク70として構成することで、ブーム受け20以外の他の架装物との関係でレイアウト上の制約を受けることなく(他の架装物のレイアウト変更が生じたりブーム5の格納姿勢等が制約されたりすることなく)、車体2上に作動油タンク70の配設スペースを十分に確保することが可能になるとともに、車体2の下部に更なる設置スペースを創出することができ、車体2へのエンジンEの補機類の架装性を向上させることが可能となる。また、作動油タンク70とブーム受け20を一体構造として、両者の部品が統合化されることで、原材料費や組付工数を削減して、作業車全体の製造コストを低減することができる。さらに、作動油タンク70(ブーム受け20)をアウトリガボックス61上に配設することにより、車体2上の荷台スペースを大きく確保することができ、車体2上のスペース効率をより一層向上させることが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係る高所作業車101について説明する。この第2実施形態に係る高所作業車101は、作業台8の首振り・格納機構に関する構成以外は、基本的には第1実施形態に係る高所作業車1と同様の構成であるため、第1実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を付して重複説明を省略し、主として第1実施形態と相違する部分を中心に説明する。ここで、第2実施形態に係る高所作業車101を図7および図8に示している。
第2実施形態の高所作業車101においても、ブーム5は、基端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わせた三段構成からなる。先端ブーム5aの先端には垂直ポスト6が取り付けられ、この垂直ポスト6にはアーム7が上下軸回りに水平旋回自在に取り付けられている。アーム7の先端には、上下に延びる鉛直軸部7aが設けられ、この鉛直軸部7aを取り囲むように作業台ブラケット8aが取り付けられている。そして、アーム7にはアーム旋回モータ58が取り付けられるとともに、作業台8には作業台旋回モータ59が取り付けられており、これら両モータ58,59を各々油圧駆動することにより、作業台8全体を垂直ポスト6回りに首振り動(水平旋回動)させることが可能である。このように第2実施形態では、作業台8の首振り機構は多関節式に構
成されている。
車体2の前方においてアウトリガジャッキ60の上方には、ブーム5を格納姿勢で支持するブーム受け120と、このブーム受け120と並んで格納姿勢にある作業台8を支持する作業台受け125とが設けられている。
作業台受け125は、L字状に形成された台座フレーム126と、台座フレーム126の上面から上方に延びる一対の支持脚127と、支持脚127の上端に固定されて格納姿勢にある作業台8の下面を当接支持する載置台128とを有してなり、台座フレーム126の一端がアウトリガボックス61の上面左側に接合され、他端がブーム受け20の側面に接合されてアウトリガボックス61の中央部上方を跨ぐように配設され、上端の載置台128の一部が運転キャブ2aの上方に張り出すように水平に配設される。
一方、ブーム受け120は、アウトリガボックス61上に固定された平板状の基台121と、基台121上に立設されて上下方向に延びる支柱122と、支柱122の先端部に固定されてU字状に開く受け部123とを有して構成される。支柱122は、上下方向に延びる角筒形状に形成されて、その内部(空洞部)に所定量の作動油を貯留するための作動油タンク170として構成されている。すなわち、この第2実施形態においても、車体2上に備えられたブーム受け120に作動油タンク170を構成して、作動油タンク170とブーム受け120とを一体化している。なお、作動油タンク170は、第1実施形態の作動油タンク70とほぼ同一の構造であるため、その構造説明は省略する。
以上、第2実施形態に係る高所作業車101によれば、ブーム受け120の受け部123の下方領域に位置する支柱部分のデッドスペースを有効活用して、この支柱部分を作動油タンク170として構成することで、ブーム受け120以外の他の架装物との関係でレイアウト上の制約を受けることなく(他の架装物のレイアウト変更が生じたりブーム5の格納姿勢等が制約されたりすることなく)、車体2上に作動油タンク170の配設スペースを十分に確保することが可能になるとともに、車体2の下部に更なる設置スペースを創出することができ、車体2へのエンジンEの補機類の架装性を向上させることが可能となる。また、作動油タンク170とブーム受け120を一体構造として、両者の部品が統合化されることで、原材料費や組付工数を削減して、作業車全体の製造コストを低減することができる。さらに、作動油タンク170(ブーム受け120)をアウトリガボックス61上に配設することにより、車体2上の荷台スペースを大きく確保することができ、車体2上のスペース効率をより一層向上させることが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態に係る高所作業車201について説明する。この第3実施形態に係る高所作業車201は、ブーム受けに関する構成以外は、基本的には第1実施形態に係る高所作業車1と同様の構成であるため、第1実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を付して重複説明を省略し、主として第1実施形態と相違する部分を中心に説明する。ここで、第3実施形態に係る高所作業車201を図9および図10に示すとともに、該高所作業車201の部分背面図を図11に示している。
第3実施形態の高所作業車201において、車体2上には、ブーム5を格納姿勢で支持する門型のブーム受け220と、ブーム5が格納姿勢にあるときに作業台8への乗降を容易化するステップ225とが設けられている。
ブーム受け220は、アウトリガボックス61L上に固定された平板状の基台221と、基台221上に所定の間隔をあけて八字形に配設された左右二本の支柱222と、各支柱222の上端に跨って設けられた受け部223とを有して構成されている。支柱222の左右外側には、側方に突出して運転キャブ2aを保護するためのガード部材229が取
り付けられている。
かかる構成のブーム受け220において、基台221と二本の支柱222と受け部223とに包囲されて、背面視台形状の空間(デッドスペース)が画成されている。そして、このデッドスペースを有効活用して、二本の支柱222の間には受け部223の下方に位置して作動油タンク270が基台221上に配設されている。そのため、本例では、ブーム受け220と作動油タンク270とは別体構造として構成されている。但し、作動油タンク270の内部構造は、前述の第1実施形態の作動油タンク70と基本的には同様であるため、その説明は省略する。
以上、第3実施形態に係る高所作業車201によれば、ブーム受け220の受け部23の下方領域に画成されるデッドスペースを有効活用して、このデッドスペースに作動油タンク270を配設することで、ブーム受け220以外の他の架装物との関係でレイアウト上の制約を受けることなく(他の架装物のレイアウト変更が生じたりブーム5の格納姿勢等が制約されたりすることなく)、車体2上に作動油タンク270の配設スペースを十分に確保することが可能になるとともに、車体2の下部に更なる設置スペースを創出することができ、車体2へのエンジンEの補機類の架装性を向上させることが可能となる。さらに、作動油タンク270(ブーム受け220)をアウトリガボックス61上に配設することにより、車体2上の荷台スペースを大きく確保することができ、車体2上のスペース効率をより一層向上させることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の第1実施形態および第2実施形態では、ブーム受け120(220)と作動油タンク170(270)とを一体構造として構成していたが、図12に示すように、ブーム受け320と作動油タンク370とを別体構造として構成してもよい。ここで、図12は、作動油タンク構造の変形例を示している。ブーム受け320は、平板状の基台321と、基台321上に立設されて上下方向に延びる支柱322と、支柱322の先端部に固定されてU字状に開く受け部323とを有して構成される。一方、作動油タンク370は、ブーム受け320の支柱322に嵌挿可能な凹部371を有して構成されており、例えば溶接やボルト締結等の周知の固定手段を用いて支柱322に固設される。図示省略するが、作動油タンク370の内部構造は、前述の第1実施形態の作動油タンク70と同様の構造を有している。このような変形例に係る作動油タンク構造においても、ブーム受け3200の受け部323の下方領域に画成されるデッドスペースを有効活用して、このデッドスペースに作動油タンク370を配設することで、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
なお、上述の実施形態において、本発明に係る高所作業車として、伸縮ブーム式の高所作業車を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、屈伸ブーム式の高所作業車、穴掘り建柱車、軌陸車等であってもよく、車体上にブームを格納姿勢で保持するブーム受けを有する構成を採用した高所作業車であれば、本発明を適用可能である。また、上述の実施形態では、電気駆動型(バッテリ駆動型)の高所作業車を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、エンジンの動力をPTO機構(パワーテイクオフ機構)によって取り出して油圧ポンプを駆動するPTO駆動型の高所作業車や、その両者を具備して動力源を選択的に切り替えるハイブリッド型の高所作業車であってもよい。
1 高所作業車(第1実施形態)
2 車体
5 ブーム
8 作業台
20 ブーム受け(ブーム支持体)
21 基台
22 支柱(支柱部)
23 受け部
30 コントローラ
50 油圧アクチュエータ
60 アウトリガジャッキ
61 アウトリガボックス
62 アウトリガビーム
63 ジャッキ機構
70 作動油タンク
101 高所作業車(第2実施形態)
120 ブーム受け(ブーム支持体)
122 支柱(支柱部)
123 受け部
170 作動油タンク
201 高所作業車(第3実施形態)
220 ブーム受け(ブーム支持体)
222 支柱(支柱部)
223 受け部
270 作動油タンク
M 電気モータ
P 油圧ポンプ
E エンジン

Claims (3)

  1. 走行可能な車体と、
    前記車体上に設けられて少なくとも起伏動可能なブームと、
    前記ブームを作動させるための油圧アクチュエータと、
    作動油を貯留する作動油タンクと、
    前記作動油タンクの作動油を前記油圧アクチュエータに供給する油圧ポンプと、
    前記車体上に設けられて前記ブームを載置させて格納するためのブーム支持体とを備え、
    前記ブーム支持体は、前記車体上に設けられる支柱部と、前記支柱に設けられて前記格納状態の前記ブームと当接する受け部とを有し、
    前記作動油タンクは、前記車体上において前記受け部の鉛直下方領域に配設されていることを特徴とする高所作業車。
  2. 前記車体の前方に設けられて前記ブームを作動させて作業を行うときに前記車体の前方部を持ち上げ支持するアウトリガジャッキを備え、
    前記アウトリガジャッキは、前記車体に車幅方向に延びて固設されたアウトリガボックスと、前記アウトリガボックス内に車幅方向の外方へ伸縮動可能に保持されたアウトリガビームと、前記アウトリガビームの外方端部に取り付けられて下方に伸長して車体を持ち上げ支持するジャッキ機構とを有し、
    前記ブーム支持体は、前記アウトリガボックス上に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記ブーム支持体は、前記支柱部の上部に前記受け部が設けられて構成されており、
    前記支柱部は、上下方向に延びる中空の筒状に形成されて、内部に作動油を貯留可能な前記作動油タンクとして構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の高所作業車。
JP2015238357A 2015-12-07 2015-12-07 高所作業車 Active JP6612118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015238357A JP6612118B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 高所作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015238357A JP6612118B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 高所作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017105556A JP2017105556A (ja) 2017-06-15
JP6612118B2 true JP6612118B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=59058841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015238357A Active JP6612118B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 高所作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6612118B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7022988B2 (ja) * 2018-09-20 2022-02-21 水野建設工業株式会社 斫り装置の作動方法及び斫り装置
JP7122224B2 (ja) * 2018-10-31 2022-08-19 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車
JP7246088B2 (ja) * 2019-10-25 2023-03-27 株式会社ササキコーポレーション 作業機
KR102437854B1 (ko) * 2021-01-27 2022-08-30 김윤선 고소작업차의 붐어셈블리 지지장치 및 이를 이용한 붐어셈블리의 지지방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017105556A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6612118B2 (ja) 高所作業車
JP2013002082A (ja) 建設機械
AU2012201806A1 (en) Mobile lighting apparatus
KR20150053284A (ko) 자주식 크레인
AU2012100349A4 (en) Mobile lighting apparatus
JP7122224B2 (ja) 高所作業車
JP2009235799A (ja) 作業機の操縦部構造
JP5297024B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP3801511B2 (ja) 電気駆動型作業車
JP6576659B2 (ja) 小旋回型ショベル
JP6840453B2 (ja) 小旋回型ショベル
JP7333260B2 (ja) 杭打機
JP3136769U (ja) 自走式散水装置
JP2016176318A (ja) 小旋回型ショベル
JPH09242102A (ja) 建設機械
JP3848075B2 (ja) 荷受台昇降装置を装備した貨物車における荷受台昇降装置の取付構造
JP2004262277A (ja) 軌陸作業車
JP2004257000A (ja) 建設機械のバッテリ取付装置及び建設機械
JP2019203333A (ja) 建設機械
US11235960B2 (en) Mobile lifting apparatus
JP2018162565A (ja) 建設機械
JP3153766B2 (ja) 長尺物運搬台車
JPH08119590A (ja) 高所作業車
JP2016176290A (ja) 小旋回型ショベル
JP2002013162A (ja) 高所作業用油圧ショベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6612118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250