JP6612101B2 - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

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本発明は、作業者搭乗用の作業台を昇降移動させる昇降装置を備えた高所作業車の安全装置に関する。
高所作業車は、走行可能な車体上に昇降移動自在に配設された昇降装置(例えばブーム装置)と、この昇降装置の先端部に設けられた作業者搭乗用の作業台とを備え、作業台に搭乗した作業者が作業台上に設けられた操作装置を操作して昇降装置を作動させることにより、作業台を任意の高所位置へ移動自在に構成した車両であり、例えば、電線工事、ビルディングや船舶の建造、高速道路建設等、種々の高所での作業に用いられている。
このような高所作業車を用いて、例えば建造物の屋内や道路トンネル内などでの作業現場で作業を行う場合には、上方に設置された天井や梁等の構造物との関係で、安全に作業を行い得る作業範囲には制限がある。こうした状況下において、作業者が周囲の構造物の存在に気付かず或いは誤って作業台を構造物に接近させ過ぎると、作業台と構造物との間に作業者が挟み込まれる事故が発生し得る。そこで、このような事故を防止すべく、作業者に異常が生じたことを検出する安全スイッチ装置(セーフティスイッチ)が実用化されている(例えば、特許文献1を参照)。この安全スイッチ装置は、操作装置と作業者との間の位置において作業台上の手摺り間に水平に張り渡されたワイヤー部材と、ワイヤー部材が引き出されたことを検出する検出手段とを備えて構成されており、構造物と干渉して操作装置側へ押し出された作業者がワイヤー部材に接触してこれを引き出した場合(作業者に異常が発生した場合)には、全作動装置(昇降装置を含む)を直ちに停止させる緊急停止制御が行われるようなっている。
特開2001‐226097号公報
しかしながら、上記従来の安全スイッチ装置は作業台に直接設置されているため、作業台が構造物との干渉等により変形した場合には、該作業台の変形による影響を受けてワイヤー部材に弛みが発生し、安全スイッチ装置の検出機能が低下するという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、作業台の変形による影響を受け難く、安全スイッチ装置の検出機能を維持することのできる高所作業車の安全装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る高所作業車の安全装置は、走行体と、前記走行体に設けられた動力駆動源(例えば、実施形態におけるエンジンE)と、前記走行体に昇降自在に取り付けられて前記動力駆動源の動力を受けて昇降作動する昇降装置(例えば、実施形態におけるブーム30)と、前記昇降装置に取り付けられたブラケット部材(例えば、実施形態における作業台ブラケット41)と、前記ブラケット部材を介して前記昇降装置に取り付けられた作業台と、前記昇降装置の作動操作を行うための操作装置とを備えた高所作業車において、前記操作装置の近傍に配置される検出部材(例えば、実施形態におけるセーフティバー140)を有し、前記作業台に搭乗した作業者により前記検出部材が押圧されたことを検出する安全スイッチ装置(例えば、実施形態における安全スイッチ装置100)と、前記安全スイッチ装置において前記検出部材が押圧されたことが検出されたとき、前記昇降装置の作動を規制する非常停止手段(例えば、実施形態におけるコントローラ70)とを備え、前記安全スイッチ装置は、前記作業台とは独立して前記ブラケット部材に取り付けられ、前記検出部材又は前記安全スイッチ装置が、前記操作装置とは独立して設けられていることを特徴とする。
なお、上記構成の高所作業車の安全装置において、前記作業台の床面の周囲上方を囲むように配設される手摺り部材(例えば、実施形態における手摺り403)を備え、前記手摺り部材には、前記操作装置の近傍に位置してガード部(例えば、実施形態におけるガード手摺り407)が備えられており、前記ガード部は、作業台の床面に対して傾斜して設けられ、前記操作装置を上下方向から見たときに前記操作装置と重なるように配置されるとともに、前記操作装置を前記傾斜面に対する直交方向から見たときに前記操作装置の周囲の一部を囲む位置関係で配置されていることが好ましい。
本発明に係る高所作業車の安全装置によれば、安全スイッチ装置と作業台とをブラケット部材に独立して取り付けることで、作業者の搭乗した作業台が周囲の構造物との干渉により変形したとしても、安全スイッチ装置は該作業台の変形による影響を受けることなく本来の検出機能を維持するため、作業台と構造物との間に作業者が挟み込まれる事故を未然に防止して、作業の安全を図ることが可能となる。さらに、本発明に係る高所作業車の安全装置では、作業台が破損等して作業台の修理や交換を要する場合でも、安全スイッチ装置をブラケット部材に取り付けたままで、作業台のみをブラケット部材から取り外すことができるため、組付・解体作業の実工数を低減して、メンテナンス作業の効率化を図ることができる。
また、上記構成の高所作業車の安全装置において、手摺り部材のガード部が作業台の床面に対して傾斜して設けられ、操作装置を上下方向から見たときにガード部と操作装置とが重なるように配置されるとともに、操作装置を上記傾斜面に対する直交方向から見たときにガード部が操作装置の周囲の一部を囲む位置関係で配置されることで、このガード部の存在によって、操作装置の操作性および視認性を阻害することなく、操作中の作業者の手指が該操作装置と周囲の構造物との間に挟み込まれる事態を防止することが可能となる。
本実施形態に係る安全装置を備えた高所作業車の側面図である。 上記高所作業車の制御構成を示すブロック図である。 上記高所作業車に備えられた作業台の斜視図である。 上記作業台の平面図である。 上記作業台の側面図ある。 上記作業台および作業台ブラケットの斜視図ある。 上記作業台ブラケットに保持された操作装置の斜視図ある。 安全スイッチ装置、作業台および作業台ブラケットを示す斜視図である。 安全スイッチ装置、作業台および作業台ブラケットを示す正面図である。 安全スイッチ装置(カバー部材が取り付けられた状態)の斜視図である。 安全スイッチ装置(カバー部材が取り外された状態)の斜視図である。 安全スイッチ装置におけるドグと押圧検出器との位置関係を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に本発明に係
る作業台を適用した作業車として高所作業車1を示しており、まず、この図を参照して高所作業車1の全体構成について概要説明する。
高所作業車1は、左右一対の前輪12および後輪11を有して走行可能な走行体10と、走行体10上に設けられた旋回体20と、旋回体20の上部にフートピン21を介して支持された伸縮ブーム(以下、単に「ブーム」と称する)30と、ブーム30の先端部に取り付けられた作業車搭乗用の作業台40とを備えて構成される。
走行体10には、前輪駆動用の走行モータ14が設けられており、この走行モータ14によって左右の前輪12を回転駆動させることにより、走行体10を走行させることができるように構成されている。また、走行体10には、舵取りシリンダ(油圧シリンダ)15が設けられており、この舵取りシリンダ15を伸縮駆動させて、不図示のステアリング機構を介して左右の後輪11の向きを変えることにより、走行体10の舵取りを行うことができるようになっている。
旋回体20は、走行体10に対して垂直軸まわり360度旋回自在に取り付けられており、走行体10内に設けられた旋回モータ13を回転駆動させることにより、図示しないギヤを介して旋回体20を水平旋回動させることができる。ブーム30は、複数のブーム部材が入れ子式に組み合わされて構成されており、その内部に設けられた伸縮シリンダ31を伸縮駆動させることにより、ブーム30全体を軸方向に伸縮動させることができる。また、旋回体20とブーム30との間には起伏シリンダ22が跨設されており、この起伏シリンダ22を伸縮駆動させることにより、ブーム30全体を上下面内において起伏動させることができる。
ブーム30の先端部には、垂直ポスト32が上下方向に揺動自在に枢支されている。垂直ポスト32は、ブーム30の先端部との間に配設されたレベリングシリンダ(図示しない)により揺動制御が行われ、ブーム30の起伏角の如何に拘らずこの垂直ポスト32が常時垂直姿勢に保持される構成となっている。作業台40は、その外部に突出して設けられた作業台ブラケット41を介して垂直ポスト32に回動自在に取り付けられている。作業台ブラケット41の内部には首振りモータ42が設けられており、この首振りモータ42を回転駆動させることにより、作業台40全体を垂直ポスト32まわりに首振り動(水平旋回動)させることができる。ここで、垂直ポスト32は、上述のように常時垂直姿勢が保たれるため、結果として作業台40の床面はブーム30の起伏角度によらず常時水平に保持される。
作業台40には、これに搭乗した作業者Mが操作する操作装置50が設けられている。操作装置50には、図2等に示すように、ブーム30の起伏操作を行うための起伏操作レバー51と、ブーム30の伸縮操作を行うための伸縮操作レバー52と、ブーム30(旋回体20)の旋回操作を行うための旋回操作レバー53と、作業台40の首振り操作を行うための首振り操作レバー54とが設けられている。起伏操作レバー51を前方もしくは後方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で起伏シリンダ22を伸長駆動もしくは縮小駆動させてブーム30を起仰もしくは倒伏させる操作指令信号が出力される。伸縮操作レバー52を前方もしくは後方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で伸縮シリンダ31を縮小駆動もしくは伸長駆動させてブーム30を縮小もしくは伸長させる操作指令信号が出力される。旋回操作レバー53を左方もしくは右方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で旋回モータ13を順方向もしくは逆方向に回転作動させてブーム30を左方もしくは右方に旋回させる操作指令信号が出力される。首振り操作レバー54を左方もしくは右方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で首振りモータ42を順方向もしくは逆方向に回動駆動させて作業台40を左方もしくは右方に首振り(旋回)させる操作指令信号が出力される。これらの各操作指令信号は、コントローラ
70の作業台移動制御部71に入力されるようになっている。さらに、操作装置50には、ブーム30の起伏および伸縮を同時に行って作業台40を水平もしくは垂直に移動させるための水平・垂直作動スイッチ59が設けられており、このスイッチ59の操作指令信号も作業台移動制御部71に入力されるようになっている。
また、操作装置50には、走行体10の走行操作(発進、停止および走行時の速度調整操作)を行うための走行操作レバー55と、走行体10の舵取り操作を行うための舵取り操作レバー56とが設けられている。走行操作レバー55を前方もしくは後方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で走行モータ14を順方向もしくは逆方向に回転駆動させて走行体10を前進もしくは後進させる操作指令信号が出力される。舵取り操作レバー56を左方もしくは右方に傾動操作すると、その操作量に応じた駆動速度で舵取りシリンダ15を伸長駆動もしくは縮小駆動させて左右の前輪11の向きを左方もしくは右方に変えて走行体10の舵取りを行う操作指令信号が出力される。これら各操作指令信号は、コントローラ70の走行制御部72に入力されるようになっている。また、操作装置50には、エンジンEを始動させるためのエンジン始動スイッチ57と、エンジンEを停止させるためのエンジン停止スイッチ58とが設けられており、これらスイッチ57,58の操作指令信号はコントローラ70のエンジン制御部73に入力されるようになっている。
さらに、作業台40には、操作装置50の近傍に位置して、緊急停止用の安全スイッチ装置(セーフティスイッチ)100が設けられており、この安全スイッチ装置100のオン/オフ信号はコントローラ70のエンジン制御部73に入力されるようになっている。
コントローラ70は、作業台移動制御部71、走行制御部72、エンジン制御部73、位置算出部74および記憶部75を有して構成されている。
エンジン制御部73は、エンジン始動スイッチ57が押し操作されるとエンジンEを始動させ、エンジン停止スイッチ58が押し操作されるとエンジンEを停止させる制御を行う。また、エンジン制御部73は、安全スイッチ装置100において作業者Mの異常が検出されるとエンジンEを停止させる制御を行う。エンジンEが始動すると、エンジンEの動力により第1および第2油圧ポンプP1,P2が駆動され、各油圧ポンプP1,P2から作動油が吐出される。第1油圧ポンプP1から第1ポンプ油路L1内に吐出された作動油は、起伏制御バルブ61、伸縮制御バルブ62、旋回制御バルブ63、首振り制御バルブ64を介して起伏シリンダ22、伸縮シリンダ31、旋回モータ13、首振りモータ42にそれぞれ供給される。第2油圧ポンプP2から第2ポンプ油路L11内に吐出された作動油は、走行制御バルブ65、舵取り制御バルブ66を介して走行モータ14、舵取りシリンダ15にそれぞれ供給される。なお、各油圧ポンプP1,P2は、エンジンEの動力に限らず、バッテリ等の電力によって回転駆動される電動モータの動力により駆動されてもよい。
作業台移動制御部71は、作業台40に搭乗した作業者Mにより操作レバー51〜54が操作されると、その操作指令信号に応じて制御バルブ61〜64を電磁駆動して起伏シリンダ22、伸縮シリンダ31、旋回モータ13、首振りモータ42に第1油圧ポンプP1からの作動油を供給する制御を行う。そして、操作レバー51〜54の操作方向および操作量に応じた駆動方向および駆動速度でそれぞれのアクチュエータを駆動させて作業台40を移動させる制御を行うように構成されている。また、作業台移動制御部71は、水平・垂直作動スイッチ59がオン操作されている状態において、伸縮操作レバー52が操作されると、起伏制御バルブ61および伸縮制御バルブ62を電磁駆動して起伏シリンダ22および伸縮シリンダ31を同時に駆動させ、伸縮操作レバー52の操作方向および操作量に応じた駆動方向および駆動速度で作業台40を直線的に水平移動させる水平移動制
御を行うように構成されている。さらに、作業台移動制御部71は、水平・垂直作動スイッチ59がオン操作されている状態において、起伏操作レバー51が操作されると、起伏制御バルブ61および伸縮制御バルブ62を電磁駆動して起伏シリンダ22および伸縮シリンダ31を同時に駆動させ、起伏操作レバー51の操作方向および操作量に応じた駆動方向および駆動速度で作業台40を直線的に垂直移動させる垂直移動制御を行うように構成されている。
走行制御部72は、作業者Mにより操作レバー55,56が操作されると、その操作指令信号に応じて制御バルブ65,66を電磁駆動して走行モータ14、舵取りシリンダ15に第2油圧ポンプP2からの作動油を供給する制御を行い、操作レバー55〜56の操作方向および操作量に応じた駆動方向および駆動速度でそれぞれのモータ14,15を駆動させて走行体10を走行させる制御を行うように構成されている。
位置算出部74は、ブーム30に設けられてブーム30の起伏角度を検出する起伏角度検出器81、ブーム30に設けられてブーム30の長さを検出する長さ検出器82、および走行体10内に設けられてブーム30(旋回体20)の旋回角度を検出する旋回角度検出器83からの検出情報に基づいて、走行体10に対するブーム30の先端部(作業台40)の位置を算出し、その結果得られたブーム30の先端部(作業台40)の位置情報を作業台移動制御部71などに出力するように構成されている。
記憶部75には、作業台40の移動許容範囲(高所作業車1が安全に作業を行うことができるように設定されている作業範囲)の情報が予め記憶されている。作業台移動制御部71は、位置算出部74において算出された作業台40の位置情報と記憶部75に記憶された移動許容範囲の情報とを比較して、例えばブーム30を伸長させて作業台40を移動させているときに、作業台40が上記移動許容範囲の端部に近づくと作業台40の移動速度(ブーム30の伸長速度)を減速させ、さらに作業台40が上記移動許容範囲を超えそうになると作業台40の移動(ブーム30の伸長)を停止させる減速・停止制御を行うように構成されている。さらに、作業台移動制御部71は、位置算出部74において算出された作業台40の位置情報と記憶部75に記憶された移動許容範囲の情報とを比較して、例えばブーム30を倒伏作動させて作業台40を移動させているときに、作業台40が上記移動許容範囲を超えそうになると、ブーム30の倒伏作動に併せて縮小作動させることにより、作業台40が上記移動許容範囲を超えないように作業台40を規制線もしくは該規制線の内側に設定されたトレース線に沿って移動させるノンストップ制御を行うように構成されている。
このような構成の高所作業車1には、高所作業中において作業台40と周囲の構造物との間に作業者が挟み込まれる事故を未然に防止するための安全装置が備えられている。以下において、本実施形態の安全装置について図3〜図12を追加参照しながら説明する。本実施形態の安全装置は、作業台40、作業台ブラケット41、操作装置50、コントローラ70および安全スイッチ装置100を主体として構成される。なお、本実施形態では、安全スイッチ装置100の取付構造に特徴を有しており、該取付構造についても併せて説明する。
作業台ブラケット41は、作業台40を支持するブラケット本体411と、ブラケット本体411から外方へ突設されて垂直ポスト32に対して水平旋回自在(首振り自在)に取り付けられる旋回支持部材417とを有して構成される。なお、旋回支持部材417には、垂直ポスト32に対して作業台ブラケット41を水平旋回(首振り)作動させるための上述の首振りモータ42が保持されている。
ブラケット本体411は、略L字形に屈曲した左右一対のブラケット部材412と、左
右のブラケット部材412を所定の間隔をあけて連結する上下の連結棒413と、左右のブラケット部材412の下方の突端同士を繋ぐ連結板414とを有して形成される。各ブラケット部材412には、作業台40の下端部を支持するためのL字形のステー415が取り付けられている。また、各ブラケット部材412の上端には、操作装置50を所定の配設姿勢で保持するための固定板416が取り付けられている。
作業台40は、作業者Mが搭乗する矩形状の作業床401と、作業床401に立設された複数本の支柱402と、作業床401の周縁部を囲むように設けられた手摺り403と、作業台40の下半部分を覆う一対のカバー408とを有して構成される。
作業床401は、中空のパイプ材を枠状に形成した床フレーム401a上に、網目状の床板401bを取り付けて形成される。床フレーム401aの底面には、細長く帯板状に延びる一対の受板401cが取り付けられており、この受板401cにブラケット本体411の複数箇所のステー415がボルトにて締結されるようになっている。なお、作業床401には、作業台40に搭乗した作業者Mが足で踏み込んで操作するペダル型のフートスイッチ49が配設される(図2では省略)。このフートスイッチ49は、踏込操作されているときのみ、各操作レバー51等の操作に応じた各油圧アクチュエータの作動を可能とするスイッチである。そのため、作業者Mが各操作レバー51等を操作したとしても、これがフートスイッチ49を踏込操作した状態で行ったものでなければ、そのレバー操作は有効とはならないため、作業者Mは先ずフートスイッチ49を踏込操作したうえで、各操作レバー51等を操作する必要がある。そのため、以下においては、説明の便宜上、各操作レバー51等が操作されるときには、常にフートスイッチ49も踏み込み操作されているものとして、その説明を省略する。
手摺り403は、支柱402の上端部に連結されて作業床401の周縁に沿って水平に延びる上部手摺り404と、支柱402の中間部に連結されて上部手摺り404と略平行に延びる下部手摺り405と、上部手摺り404よりも外側に配置された補助手摺り406と、支柱402および上部手摺り404に連結されて操作装置50の斜め上方に配置されたガード手摺り407とを有して構成される。左右のカバー408の間には、図3に示すように、作業台40への作業者Mの乗降を可能とする乗降口408aが形成されており、この乗降口408aには作業者Mの落下を防止するための遮断部材408bが着脱自在に取り付けられる。図6等に示すように、乗降口408aと反対の側面には、2本の支柱402に跨ってロッド部材409が水平に架設されている。このロッド部材409には、一対の接続片409aがブラケット部材412側へ向けて突設されている。各接続片409aは、ブラケット部材412の側部にボルトにて締結される。
操作装置50は、各ブラケット本体411の上端部に設けられた固定板416にボルトを用いて締結されている。これにより、操作装置50は、作業台ブラケット41の上部に配置される。また、操作装置50の近傍には上述のガード手摺り407が配置されており、作業台40内において操作装置50の近傍に立つ作業者Mはガード手摺り407を握ることで、作業台40の移動中であっても不安定な姿勢となることが防止される。また、図4および図5に示すように、操作装置50の真上に位置してガード手摺り407が配設されているため、操作装置50上において構造物との間で作業者Mの手指が挟み込まれるような事故を防止している。なお、ガード手摺り407は作業台40の床面に対して傾斜して設けられ、該傾斜面に対して直交する方向に操作装置50を見たとき、ガード手摺り407が操作装置50の周囲の一部を囲む位置関係で配置されているため、このガード手摺り407の存在によって、操作装置50の操作性および視認性を阻害することはない。
安全スイッチ装置(セーフティスイッチ)100は、図8〜図11に示すように、作業台ブラケット41に取り付けられるベース部材110と、ベース部材110の一方の端部
に設けられる第1支持部材120と、ベース部材110の他方の端部に設けられる第2支持部材130と、第1支持部材120および第2支持部材130に跨って上下に揺動自在に支持されるセーフティバー140と、セーフティバー140が押圧されたことを検出する押圧検出器150とを備えて構成される。
ベース部材110は、中空のパイプ材を略U字状に屈曲形成してなり、その中間部には一対のL字形のステー111が固定されている。ベース部材110は、これら一対のステー111を介して、複数本のボルトを用いて垂直姿勢で作業台ブラケット41に締結されている。
各支持部材120,130は、金属平板をL字状に折曲形成してなり、垂直方向に立設された側壁部には互いに同心状(水平方向)に延びる支軸部121,131が設けられている。各支持部材120,130には、カバー部材122,132が着脱自在に取り付けられ、該カバー部材122,123に覆われてセーフティバー140の可動部や押圧検出器150が保護される。なお、カバー部材122,132には、セーフティバー140の揺動範囲に合わせて上下方向に沿って切り欠きが形成されている。
セーフティバー140は、略U字状に屈曲形成されたセーフティバー本体141と、セーフティバー本体141の一方の端部に設けられたドグ142と、セーフティバー本体141の他方の端部に設けられた回動部143とを有して構成される。セーフティバー140は、ドグ142に貫通形成された軸孔にブッシュ等を介して第1支軸部121が挿通されるとともに、回動部143に貫通形成された軸孔にブッシュ等を介して第2支軸部131が挿通されたうえで、該第2支軸部131の端部に割ピン133が取り付けられることで、該割ピン133によって抜け止め状態で支軸部121,131回りに揺動自在に支持される。また、ドグ142と第1支持部材120との間には、捩じりばね123が介設されている。この捩じりばね123は、ばね線材を円筒状に巻回されてなり、その両端の脚部が軸回りに相反する方向に変位されて荷重を受けるようになっている。この捩じりばね123は、その巻回された部分に第1支軸部121を挿入した状態で、一方の脚部が第1支持部材120に係止され、他方の脚部がセーフティバー140のドグ142に係止されている。これにより、セーフティバー140は、捩じりばね123の付勢力によって上方向に付勢される。セーフティバー140は、作業台40の内側において操作装置50とこれを操作する作業者Mとの中間位置であって該作業者Mの腹部〜腰の高さと同じくらいの高さ位置(「基準位置」と称する)に配設されている。セーフティバー140は、この基準位置にある状態において、操作装置50の手前側の半体部分を包囲するように配設されおり、操作装置50の操作パネルを正面方向(パネル直交方向)から見たときに、セーフティバー140とガード手摺り407により操作装置50の周囲全体を取り囲むような位置関係となっている。一方、セーフティバー140は、捩じりばね123の付勢力に抗して押し下げられると、捩じりばね123の弾性復帰作用により基準位置へ向けて戻ろうとする。そのため、セーフティバー140に対して外力が印加されていないときは、該セーフティバー140は上方の基準位置で保持される。
押圧検出器150は、図11および図12に示すように、ローラ形に形成された可動式の接触子151を有するリミットスイッチである。押圧検出器150は、接触子151をセーフティバー140のドグ142と対向配置させた状態で第1支持部材120に取り付けられている。押圧検出器150は、セーフティバー140が基準位置にあるときは、接触子151が不図示の内蔵ばねの付勢力によって外側に進出することでリミットスイッチがオフ状態となり、コントローラ70へ向けてオフ信号を出力する。一方、押圧検出器150は、セーフティバー140が所定量を越えて押し下げられたとき、すなわち、作業者Mからの押圧力を受けてセーフティバー140が所定の検出位置まで揺動したときに、接触子151が内蔵ばねの付勢力に抗してドグ142の頂部によって内側へ押し込まれるこ
とで、リミットスイッチがオン状態となり、コントローラ70へ向けてオン信号(「非常停止信号」とも称する)を出力する。
コントローラ70のエンジン制御部73は、押圧検出器150から非常停止信号を入力すると、エンジンEを停止させる制御を行い、各油圧ポンプP1,P2から各制御バルブ61〜66への作動油の供給を遮断して、ブーム30等を含む全作動装置の作動を直ちに停止させる。
次に、本実施形態の理解を容易なものとするため、本実施形態に係る安全装置を備えた高所作業車1の特徴的な作用について説明する。
まず、作業台40に搭乗した作業者Mは、走行操作レバー55および舵取り操作レバー56を操作して、前輪(駆動輪)12を回転駆動させるとともに、後輪(操舵輪)11を操舵することにより、高所作業車1を任意の作業場所へと移動させる。また、作業台40に搭乗した作業者Mは、各操作レバー51〜54を操作して、ブーム30を起伏、伸縮および旋回動させるとともに、作業台40を首振り動させることにより、作業台40を任意の高所位置へと移動させる。このとき、作業台40に搭乗した作業者Mの前方には操作装置50との間にセーフティバー140が配されており、該セーフティバー140は捩じりばね123の付勢力を受けて基準位置(作業者Mの腹部〜腰の高さ位置)に保持されている。セーフティバー140が基準位置にある状態では、押圧検出器150はセーフティバー140のドグ142を検出しておらずオフ状態であり、押圧検出器150からコントローラ70のエンジン制御部73へオフ信号が入力されている。このように安全スイッチ装置100にて作業者Mの異常が検出されていない状態では、コントローラ70においてブーム30を含む全作動装置の作動が許容され、作業者Mによる作動操作に応じた作動が実行可能となる。
一方、作業台40上で操作装置50を操作している作業者M(高所作業中の作業者M)が、例えば作業台40周辺の安全点検を怠り、不注意により自己の背後に迫っている構造物の存在に気付かずに、高所作業車1を走行させ、あるいは作業台40を移動させるなどして、作業台40あるいは作業者M自身が構造物に干渉した場合には、該作業者Mが構造物と作業台40あるいは操作装置50との間に挟み込まれる状況が発生し得る。このとき、作業者Mの身体は構造物に押されて前のめりとなり、作業者Mの身体が前方のセーフティバー140に接触してこれを下方に押圧(押下操作)することになる。セーフティバー140が該押圧力を受けて下方に揺動すると、押圧検出器150がセーフティバー140のドグ142を検出してオン状態となり、押圧検出器150からオン信号(非常停止信号)が出力される。このとき、作業台40が構造物に干渉して作業台40が変形していたとしても、安全スイッチ装置100は作業台40とは互いに独立した取付構造にて作業台ブラケット41に設置されているため、該作業台40の変形による影響を受け難く本来の機能が維持されることにより、セーフティバー140が下方へ揺動変位したこと、すなわち、作業者Mに異常が発生したことを正しく検出することが可能となる。そして、コントローラ70のエンジン制御部73は、押圧検出器150からの非常停止信号を受けて、各作動装置の動力駆動源であるエンジンEを直ちに停止させ、ブーム30等を含む全作動装置の作動を緊急停止させる。
なお、上記の状況において、作業台40が構造物に干渉して破損していた場合には、安全性の確保等の観点から、該作業台40を機外へ取り外し、該作業台40を修理して再度組み付けたり、新品の作業台40に交換する等のメンテナンス作業を要する。その場合には、前述したように、作業台40、操作装置50および安全スイッチ装置100が互いに独立した取付構造にて作業台ブラケット41にそれぞれ設置されているため、操作装置50および安全スイッチ装置100を作業台ブラケット41に取り付けたままで、作業台4
0のみを作業台ブラケット41から取り外すことができ、組付・解体作業の実工数を低減して、メンテナンス作業の効率化を図ることができる。
以上、本実施形態に係る安全装置によれば、安全スイッチ装置100と作業台40とを作業台ブラケット41に独立して取り付けることで、作業者Mの搭乗した作業台40が周囲の構造物との干渉により変形したとしても、安全スイッチ装置100は該作業台40の変形による影響を受けることなく本来の検出機能を維持するため、作業台40と構造物との間に作業者Mが挟み込まれる事故を未然に防止して、作業の安全を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る安全装置では、ガード手摺り407が作業台40の床面に対して傾斜して設けられ、操作装置50を上下方向から見たときにガード手摺り407と操作装置50とが重なるように配置されるとともに、操作装置50を上記傾斜面に対する直交方向から見たときにガード手摺り407が操作装置50の周囲の一部を囲む位置関係で配置されているため、このガード手摺り407の存在によって、操作装置50の操作性および視認性を阻害することなく、操作中の作業者Mの手指が該操作装置50と周囲の構造物との間に挟み込まれる事態を防止することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の実施形態では、作業者からの押圧力を受けて検出部材(セーフティバー140)が上下方向に揺動する構成であったが、これに限定されるものではなく、作業者が一定の圧力以上で押圧したことを検出できるものであれば、検出部材はいずれの方向に変位するものであってもよい。
また、上述の実施形態において、本発明が適用される対象は走行体がタイヤ車輪式である作業車であったが、走行体は必ずしもタイヤ車輪式に限定されるものではなく、クローラ装置等により走行するものであってもよい。或いは軌道走行用車輪を備えて軌道上を走行する軌道走行用の作業車、さらにはタイヤ車輪と軌道走行用車輪との両方を備えた軌陸両用の作業車等であってもよい。さらには、自走式の高所作業車に限定されず、例えば運転キャブを備えたトラックマウント式の高所作業車などであってもよい。
また、上述の実施形態において、高所作業車の走行体上に取り付けられる昇降装置は、起伏、伸縮及び旋回動可能な伸縮式のブームを例示して説明したが、例えば屈伸式のブーム等であってもよく、更には、昇降装置は上記ブームのように作業台を三次元的に移動ができるものに限られず、シザースリンク式の昇降装置のように作業台の垂直昇降のみができるもの等であってもよい。
1 高所作業車
10 走行体
30 ブーム(昇降装置)
40 作業台
41 作業台ブラケット
50 操作装置
70 コントローラ(非常停止手段)
73 エンジン制御部(非常停止手段)
100 安全スイッチ装置
110 ベース部材
120 第1支持部材
130 第2支持部材
140 セーフティバー(検出部材)
150 押圧検出器
403 手摺り(手摺り部材)
407 ガード手摺り(ガード部)
411 ブラケット本体
412 ブラケット部材
E エンジン(動力駆動源)

Claims (2)

  1. 走行体と、
    前記走行体に設けられた動力駆動源と、
    前記走行体に昇降自在に取り付けられて前記動力駆動源の動力を受けて昇降作動する昇降装置と、
    前記昇降装置に取り付けられたブラケット部材と、
    前記ブラケット部材を介して前記昇降装置に取り付けられた作業台と、
    前記昇降装置の作動操作を行うための操作装置とを備えた高所作業車において、
    前記操作装置の近傍に配置される検出部材を有し、前記作業台に搭乗した作業者により前記検出部材が押圧されたことを検出する安全スイッチ装置と、
    前記安全スイッチ装置において前記検出部材が押圧されたことが検出されたとき、前記昇降装置の作動を規制する非常停止手段とを備え、
    前記安全スイッチ装置は、前記作業台とは独立して前記ブラケット部材に取り付けられ
    前記検出部材又は前記安全スイッチ装置が、前記操作装置とは独立して設けられていることを特徴とする高所作業車の安全装置。
  2. 前記作業台の床面の周囲上方を囲むように配設される手摺り部材を備え、
    前記手摺り部材には、前記操作装置の近傍に位置してガード部が備えられており、
    前記ガード部は、作業台の床面に対して傾斜して設けられ、前記操作装置を上下方向から見たときに前記操作装置と重なるように配置されるとともに、前記操作装置を前記傾斜面に対する直交方向から見たときに前記操作装置の周囲の一部を囲む位置関係で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車の安全装置。
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