JP6610307B2 - 溶解炉の集塵構造 - Google Patents

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Description

本発明は溶解炉の集塵構造に関し、特にその漏煙防止構造に関するものである。
溶解炉の操業中に炉内で発生する排ガスは、排気ブロアを備えた排煙ダクト内に吸引されて、途中に設けた集塵装置で粉塵が捕集され浄化された後、外気に放出されている。
ところで、操業中に合金等の副資材やカーボン等を投入すると一時的に発塵量が増し、排ガス量が増大する。排ガス量が増大すると排煙ダクトの吸引能力を超えるために溶解炉の炉蓋の隙間等から排ガスが漏れる、いわゆる漏煙を生じる。そこで、通常は溶解炉の上方にこれを覆うような大きさの集塵フードを設けて漏煙を吸引しその放散を防止している。
なお、特許文献1には、炉蓋に排煙ダクトに通じる開口以外にさらに別の開口を設けて、当該別の開口に、開閉弁を設けたバイパスダクトを連結し、バイパスダクトの下流端を上記排煙ダクトに合流させた集塵構造が開示されており、炉内からの排ガス量が増大した時にはバイパスダクトを開放してこれに排ガスを分流させている。
特開昭61−52979
しかし、上記従来の集塵フードによる漏煙の吸引は確実性に欠けるという問題があり、また、バイパスダクトを設けるものでは、増大した排ガスは結局排煙ダクトに合流するため、排気ブロアや集塵機の能力を、増大した排ガスを処理できる大きさにしておく必要があって、大幅なコストアップになるという問題があった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、大幅なコストアップを招くことなく排ガス増大時の漏煙を確実に防止できる溶解炉の集塵構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、炉体(11)の上方に集塵開口(51)を位置させた溶解炉(1)の集塵構造において、溶解炉(1)から延びる排煙路(2)の途中に上方へ向けて補助排煙路(3)を分岐させ、当該補助排煙路(3)に開閉弁(31)を設けるとともに、前記補助排煙路(3)を前記集塵開口(51)に連通させる。なお、本発明における「溶解炉」には「取鍋精錬炉」が含まれる。
本第1発明において、合金等の投入によって炉内の排ガス量が増加した場合には補助排煙路の開放弁を開けることによって、余剰の排ガスが集塵開口に流入させられる。これにより、炉内の余剰排ガスが炉蓋の間隙等から溢れて漏煙を生じることが防止される。本第1発明によれば、排煙路に設けられる集塵装置や排気ブロアを大型化する必要がないから、大幅なコストアップが避けられる。
本第2発明では、前記補助排煙路(3)の上端開口(32)を、前記集塵開口(51)の周囲に設けた集塵フード(4)の下方に位置させる。
本第2発明においては、漏煙を排気するために従来設けられている集塵フードを備えた建屋集塵系を利用することができるから、集塵構造がより安価なものになる。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
以上のように、本発明の溶解炉の集塵構造によれば、大幅なコストアップを招くことなく排ガス増大時の漏煙を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態を示す、排煙ダクトが連結される取鍋精錬炉の断面図である。 集塵構造の全体概略図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
図1には取鍋精錬炉を示す。図1において、溶湯を保持した取鍋精錬炉1は移動台車(図示略)上に載置されて、図略のアーク加熱領域から図示する精錬領域に移動させられる。取鍋精錬炉1の炉体11に覆着された炉蓋12には、中心のフード13から側方へ突出させたダクト部14に上方へ向く排煙口15が開口させてあり、精錬領域に移動した状態で、排煙口15はその上方に位置する排煙路たる排煙ダクト2の上流端開口21に近接している。なお、炉蓋12にはダクト部14と反対側に、合金等を投入する投入シュート16が設けられている。
排煙ダクト2は建屋内を延び、その下流部には図2に示すように集塵装置22とさらにその下流に排気ブロア23が設けられて、煙突に至っている。
図1において、排煙ダクト2の上流端部で当該ダクト2が上下方向から水平方向へ屈曲するコーナ部に、上方へ向けて補助排煙路たる補助排煙ダクト3が分岐突出させてある。補助排煙ダクト3には途中に開閉弁31が設けてあり、補助排煙ダクト3の上端は開放している。この補助排煙ダクト3の上端開口32は図2に示すように、建屋側に設けられた集塵フード4の吸引力が十分に及ぶその直下に位置させられている。
集塵フード4は炉蓋12等からの漏煙を吸引するために従来から設けられているもので、集塵フード4の中心には集塵ダクト5の集塵開口51が位置し、集塵ダクト5は建屋内を延びて、その下流部には集塵装置(図示略)とさらにその下流に排気ブロアが設けられて、煙突に至っている。
このような集塵構造において、通常操業時には補助排煙ダクト3の開閉弁31は閉じられ、炉内で発生する排ガスは専ら排煙ダクト2に吸引されて、集塵装置22、排気ブロア23を経て外部へ排気される。一方、投入シュート16によって炉内に合金等を投入する際や測温等のために炉蓋12の開口を開ける場合にはこれに先立って補助排煙ダクト3の開閉弁31を開放しておく。
合金等の投入によって炉内の発塵量が増すと、排ガス量は急増する。ここにおいて本実施形態の集塵構造では、排煙ダクト2に加えて補助排煙ダクト3が開放されるから、炉内で発生する排ガスのうち排煙ダクト2で吸引しきれない部分は補助排煙ダクト3に吸引される。すなわち、補助排煙ダクト3は既述のように集塵フード4の吸引力が十分に及ぶその直下に開口しているから、余剰の排ガスは補助排煙ダクト3に流入し、集塵フード4に案内されてその中心に位置する集塵開口51から集塵ダクト5内に吸引される。
これにより、炉内の余剰排ガスが炉蓋12の間隙等から溢れて漏煙を生じることは確実に防止される。本実施形態では漏煙を排気するために従来設けられている集塵フード4を備えた建屋集塵系を利用することができるから、排煙ダクト2の集塵装置22や排気ブロア23を大型化する必要がなく、大幅なコストアップが避けられる。
なお、上記実施形態では補助排煙ダクト3の開口32を集塵フード4の直下に位置させることによって補助排煙ダクト3を集塵開口51に連通させているが、この構造に限られるものではない。
1…取鍋精錬炉(溶解炉)、11…炉体、2…排煙ダクト(排煙路)、3…補助排煙ダクト(補助排煙路)、31…開閉弁、32…上端開口、4…集塵フード、5…集塵ダクト、51…集塵開口。

Claims (3)

  1. 炉体の上方に集塵開口を位置させた溶解炉の集塵構造において、溶解炉から延びる排煙路の途中に上方へ向けて補助排煙路を分岐させ、当該補助排煙路に開閉弁を設けるとともに、前記補助排煙路を前記集塵開口に連通させた溶解炉の集塵構造。
  2. 前記溶解炉が取鍋精錬炉である請求項1に記載の溶解炉の集塵構造。
  3. 前記補助排煙路の上端開口を、前記集塵開口の周囲に設けた集塵フードの下方に位置させた請求項1又は2に記載の溶解炉の集塵構造。
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