JP6610116B2 - ターゲット情報測定装置及びターゲット情報測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ターゲットとの距離や相対速度等のターゲット情報を測定するターゲット情報測定装置及びターゲット情報測定方法に関する。
車載レーダは、他車や障害物等のターゲットに向けて電波を照射し、このターゲットで反射された反射波を受信する。そして、受信波による受信信号を解析することで、当該ターゲットの存在、ターゲットとの距離(ターゲット距離)、ターゲットの相対速度を測定する。以下、ターゲットの存在、ターゲット距離、ターゲットの相対速度を総称してターゲット情報と記載する。
このような車載レーダは、衝突軽減(ブレーキ)システムや先行車追従システム等の自動車の走行安全性を向上させるシステムとして利用されている。このときターゲットの検出分解能を向上させることは、信頼性及び走行安全性を向上させるために重要である。
一般に、照射する電波の基として使用するRF信号やベースバンド信号(BB信号)を広帯域化する事で、距離方向の検出分解能は向上する。しかしながら、検出分解能を向上しつつ、RF信号やベースバンド信号(BB信号)の帯域幅を狭くすることが望ましい。これは信号の帯域幅を狭くすることで、要求される検出分解能を備える回路設計が容易になり、またシステムコストが低減できるためである。さらに、狭いRF信号の帯域幅で所望の検出分解能を得ることができれば、使用できるチャネル数が増えるため、車載レーダ間の電波干渉が抑制される利点もある。
このような車載レーダとして、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)レーダ、パルスレーダ、パルス圧縮レーダが知られている。また、周波数を時間的に切り替える連続波(CW:Continuous Wave)を用いる多周波CWレーダ、多周波CWレーダ方式とパルスレーダ方式を組み合わせた多周波ICW(Interrupted Continuous Wave)レーダ(非特許文献1参照)が提案されている。さらには、多周波CWレーダ方式とパルス圧縮レーダ方式を組み合わせた多周波CPC(Complementary Phase Code)レーダ方式(非特許文献2参照)が提案されている。
ここで、各種の車載レーダにおいて、必要されるRF信号及びBB信号の帯域幅について検討する。図5は、周波数fが60.5[GHz]のRF信号を用いて、ターゲットを所定の検出分解能で検出する際に必要なRF信号及びBB信号の帯域幅を纏めた図である。なお、ターゲットは車載レーダの前方に位置し、ターゲット距離RはR=50[m]、速度VはV=30[km/h]であるとしている。そして、距離分解能ΔRをΔR=0.3[m]、速度分解能ΔVをΔV=0.3[km/s]とする。
図5において、FM−CW方式、2周波CW方式、パルス方式、パルス圧縮方式の各方式における信号帯域幅は、各方式の下段の欄に示した公式(非特許文献3参照)から算出した。また、多周波CPC方式における信号帯域幅の値は、非特許文献2における実測値を引用している。なお、2周波CW方式は、多周波CW方式において使用する周波数の数を2としたものである。
図5から、所望の距離分解能ΔRを達成するために、RF信号及びBB信号の帯域幅の両方を抑制できる2周波CW方式が有効であることが分かる。
なお、FM−CW方式とパルス/パルス圧縮方式とは、共にc/(2ΔR)で与えられる広帯域のRF信号帯域幅が必要となる。ここで、cは光速、ΔRは距離分解能である。また、多周波CPC方式は、多周波CW方式とパルス圧縮方式の組み合わせた方式であるが、組み合わせに用いたパルス圧縮と同程度の広帯域のRF信号帯域幅がやはり要求される。
2周波CW方式(又は多周波CW方式)は、RF信号及びBB信号の帯域幅の両方が抑制できる利点がある。しかし、車載レーダと同じ速度のターゲットが複数存在する場合、各ターゲットを個別に認識できない(各ターゲットに対応したターゲット情報を取得できない)問題がある。
かかる2周波CW方式における問題を、図6に示した2周波CW方式における車載レーダのブロック図(非特許文献3参照)を参照して説明する。
先ず、ターゲット距離の算出原理を説明する。図6は、2周波CW方式の車載レーダのブロック図である。この車載レーダは、アンテナ101、アイソレータ102、ミキサ103、ローパスフィルタ(LPF)104、発振器105、アナログ−ディジタル(A/D)変換器106、フーリエ変換ユニット107、演算器109、制御器110を少なくとも含んで構成されている。なお、フーリエ変換ユニット107は、フーリエ変換器108とフーリエ変換器108との2つを備える。
そして、発振器105は、図7で示すように、2つの発信周波数f、fのRF信号(送信信号)を制御器110からの指示に従い切り替えて、アイソレータ102とミキサ103とに出力する。なお、図7においてTcは周期である。
発振器105からアイソレータ102に出力されたRF信号は、アンテナ101を経由して送信波Wtとして出力される。この送信波Wtは、ターゲットTにより反射されて、受信波Wrとしてアンテナ101により受波はされる。
受信波Wrの周波数は、相対速度VのターゲットTによりドップラー効果を受けて、送信波Wtの周波数に対してドップラー周波数f(=2V/λ、λは送信波Wtの波長)だけシフト(ドップラーシフト)する。
アンテナ101で受信された受信波Wrは、アイソレータ102を経由してミキサ103に入力する。ミキサ103は、発振器105からの発信周波数f,fの送信信号と受信周波数f+f,f+fの受信信号とをミキシングし、BPF104を経由してA/D変換器106に出力する。なお、A/D変換器106に入力する信号をビート信号と記載する。このビート信号の周波数が、ドップラー周波数fとなる。
発振器105から出力されるRF信号の発信周波数がf、fの時のビート信号をSf1(t)、Sf2(t)とし、車載レーダが持つ不定定数をφとすると、ビート信号Sf1(t)、Sf2(t)は、
f1(t)∝cos[2πft−4πfR/c+φ] …(1)
f2(t)∝cos[2πft−4πfR/c+φ] …(2)
の式1,2で与えられる。
ビート信号は、A/D変換器106でディジタル信号に変換されてフーリエ変換ユニット107に入力し、このフーリエ変換ユニット107でスペクトル位相が求められる。
なお、送信波Wtの周波数がfである時、受信波Wrのスペクトル位相φ(=φ−4πfR/c)は、フーリエ変換器108が算出する。また、送信波Wtの周波数がfである時、受信波Wrのスペクトル位相φ(=φ−4πfR/c)は、フーリエ変換器108が算出する。
スペクトル位相の算出に用いられるフーリエ変換器108、108の選定は、制御器110から発振器105に出力されるRF信号(送信波Wt)の周波数の切替タイミング信号に同期して、フーリエ変換ユニット107に出力される指示に基づき行われる。
演算器19は、ビート信号Sf1(t)、Sf2(t)のスペクトル位相φ,φの差分Δφが、
Δφ=φ−φ
で与えられるので、これを用いて、ターゲット距離Rを、
R=cΔφ/4π(f−f) …(3)
の式3により算出する。
次に、このようなターゲット距離算出原理に基づき、図8で示すように2つのターゲットT、Tを同時に検出する場合を考える。このとき、2つのターゲットT、Tの相対速度を、それぞれV、Vとする。
BPF104から出力されるビート信号は、受信波Wrni含まれるターゲットTによるビート信号Sと、ターゲットT2によるビート信号Sとの重ね合わせとなる(S=S+S)。そして、ビート信号S、Sの周波数は、それぞれドップラー周波数fd1=2V/λ、fd2=2V/λとなる。即ち、ターゲットT、Tを同時に検出する場合、ビート信号のスペクトルは、図9で示すように、ビート信号S、Sからなる2本のスペクトルが立った状態となる。
このとき、2つのターゲットT、Tで速度V、Vが異なる場合(V≠V)、ビート信号S、Sのドップラー周波数fd1=2V/λ、fd2=2V/λも異なる値となる(fd1≠fd2)。従って、図9で示すように、ビート信号S、Sのスペクトルは異なる周波数のスペクトルとして観測されるので、ビート信号S、Sのスペクトル位相を、それぞれ分離して求めることができる。依って、検出したスペクトル位相と式3とから、ターゲットT、Tのターゲット距離が、それぞれ個別に算出できるようになる。
一方、ターゲットT、Tの速度V、Vが同じ場合(V=V)、ビート信号S、Sの周波数fd1=2V/λ、fd2=2V/λも同じ値となる(fd1=fd2)。従って、図10で示すように、ビート信号S、Sのスペクトルは同じ周波数となり、ビート信号S、Sのスペクトル位相を、それぞれ分離して検出することができなくなる。依って、ターゲットT、Tのターゲット距離が、それぞれ個別に算出できないという問題が発生する。
このような2周波CW方式の問題点を解決する方法として、特許文献1において多周波CW方式とパルス方式とを組み合わせた方式(多周波CPC方式と同等)が提案されている。
特開2009−244136号公報 特開2003−167048号公報 特開2009−42061号公報
稲葉敬之、"多周波ステップICWレーダによる多目標分離法",電子情報通信学会論文誌B, Vol.J89−B, No.3, pp.373−383, 2006 Masato Watanabe, Manabu Akita, Takayuki Inaba, "Millimeter Wave Radar using Stepped Frequency Complementary Phase Code Modulation" , ITS WORLD CONGRESS TOKYO 2013, 2013 桐本哲郎, "自動車レーダの基礎"MWE2007 Digest, 2007
しかしながら、上述した特許文献1にかかる構成では、パルス信号を用いることによりRF信号やBB信号が広帯域となるため、回路設計が難しくなると共に、システムコストが増大する問題がある。
また、特許文献2は、送信波に通常の2周波CWの波形を用いて受信波と高速な鋸波をミキシングすることで、同じ速度の複数ターゲットを分離して検出するので、RF信号(送信波)の帯域幅は狭帯域で済む利点がある。しかし、BB信号の帯域幅は鋸波の影響で広帯域になってしまうので、回路設計が難しくなると共に、システムコストが増大する問題がある。
また、特許文献3は、A/D変換のサンプル周波数と同期したタイミングで、送信電波の送信周波数を切り替えるが、この方式でもRF信号が広帯域になるという問題がある。なお、特許文献3においてはRF信号の帯域幅は、1[GHz]としている。
そこで、本発明の主目的は、狭帯域なRF信号及びBB信号を用いて同じ速度の複数ターゲットを分離して検出できるターゲット情報測定装置及びターゲット情報測定方法を提供することである。
上記課題を解決するため、
複数のターゲットに所定周波数の送信波を照射した際の反射波に含まれるドップラー周波数を検出して、ターゲットとの距離を求めるターゲット情報測定装置にかかる発明は、ターゲットの数をM(Mは1以上の正の整数)としたとき、送信波が周波数の数N(Nは1以上の正の整数)がN≧M+1の関係を満たすように当該周波数の数Mを設定したことを特徴とする。
また、複数のターゲットに所定周波数の送信波を照射した際の反射波に含まれるドップラー周波数を検出して、ターゲットとの距離を求めるターゲット情報測定方法にかかる発明は、ターゲットの数をM(Mは1以上の正の整数)としたとき、送信波が周波数の数N(Nは1以上の正の整数)がN≧M+1の関係を満たすように当該周波数の数Mを設定したことを特徴とする。
本発明によれば、複雑な回路設計を行うことなく、安価に、狭帯域なRF信号及びBB信号を用いて同じ速度の複数ターゲットのターゲット距離が分離して検出できるようになる。
実施形態にかかるターゲット情報測定装置のブロック図である。 発振器における発信周波数を例示した図である。 仮定ターゲット数減少モードにおける実際のターゲット数を求める手順を示したフローチャートである。 仮定ターゲット数増加モードにおける実際のターゲット数を求める手順を示したフローチャートである。 関連技術の説明に適用されるターゲットを所定の検出分解能で検出する際に必要なRF信号及びBB信号の帯域幅を纏めた図である。 関連技術の説明に適用される2周波CW方式における車載レーダのブロック図である。 関連技術の説明に適用される2つの発信周波数のRF信号を例示した図である。 関連技術の説明に適用される2つのターゲットを同時に検出する場合の車載レーダのブロック図である。 関連技術の説明に適用される異なる周波数の2つのスペクトルを例示した図である。 関連技術の説明に適用される同じ周波数の2つのスペクトルを例示した図である。
本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態にかかるターゲット情報測定装置2のブロック図である。ターゲット情報測定装置2は、少なくとも、アンテナ11、アイソレータ12、ミキサ部13、発振器15、フーリエ変換ユニット17、演算器19、制御器20を備えている。また、ミキサ部13は、ミキサ13a、バンドパスフィルタ(BPF)13b、アナログ−ディジタル(A/D)変換器13cを含んでいる。
ターゲットTはM個のターゲットT〜Tからなり、各ターゲットTはそれぞれ同じ速度で運動しているとする。なお、図1には、ターゲットTも併せて図示しているが、当該ターゲットTはターゲット情報測定装置2を構成しないことを敢えて付言する。
そして、ターゲット情報測定装置2は複数のターゲットTを識別して、各ターゲットのターゲット情報を取得する。なお、ターゲット情報は、ターゲットの存在、ターゲット距離、ターゲットの相対速度を総称する用語である。
このように複数のターゲットTのターゲット情報を取得するために、フーリエ変換ユニット17はN個のフーリエ変換器18〜18により構成されている。以下、各フーリエ変換器18〜18は、処理対象とする信号の周波数が異なるだけなので、共通の説明に関してはフーリエ変換器18又はフーリエ変換器18のように記載することがある。
また、発振器15は、N個の発信周波数f〜fのRF信号(送信信号)G3を出力する。図2は、発振器15における発信周波数f〜fを例示した図である。この場合も、発信周波数f〜fを発信周波数f又は発信周波数fと記載することがある。
なお、ターゲットTの数M、及び、フーリエ変換器18の数Nや発信周波数fの周波数の数Nは、1以上の正の整数であり後述するようにN≧M+1の関係を満たすことが要求される。
制御器20は、発振器15に周波数切替指令G1を出力すると共に、この周波数切替指令G1に同期してFET切替指令G2をフーリエ変換ユニット17に出力する。これにより、発振器15は周波数切替指令G1で指定された発信周波数f〜fの送信信号G3をアイソレータ12とミキサ部13とに出力する。また、フーリエ変換ユニット17は、FET切替指令G2で指定された発信周波数f〜fに対応したフーリエ変換器18〜18を選定し、当該選定されたフーリエ変換器18〜18がFFT変換処理を行う。
このような概略構成のターゲット情報測定装置2は、以下のように動作する。先ず、発振器15からアイソレータ12に出力された送信信号G3は、アンテナ11から送信波WtとしてターゲットTに向けて照射される。照射された送信波Wtは、ターゲットTで反射されて受信波Wrとしてアンテナ11で受波される。
送信波WtがターゲットTで反射される際には、ドップラー効果による変調を受ける。即ち、速度V〜VのターゲットT〜Tにより、受信波Wrの発信周波数は、送信波Wtの周波数に対してドップラー周波数fd1(=2V/λ)〜ffdM(=2V/λ)だけドップラーシフトした周波数となる。
この受信波Wrは、アンテナ11で受波され、受信信号としてアイソレータ12を経由してミキサ部13に入力する。ミキサ部13は、受信信号と送信信号とのミキシングを行い、BPF104を経由してビート信号として、A/D変換器13cに出力する。
送信信号G3の周波数がf(i=1〜N)の場合のビート信号S(t,f)は、
(t,f)=ΣB …(4)
で与えられる。なお、Σはjについて1〜M間での和を意味する。ここで、Bは、
=A・sin[2πfdjt+φ−4πf/c]
である。Bは、各ターゲットTで反射された受信波Wrによる受信信号のビート信号である。即ち、式4のビート信号S(t,f)は、各ターゲットTからの受信信号に基づくビート信号の和である。また、Rは各ターゲットTのターゲット距離、AはターゲットTからの受信信号から求めたビート信号の振幅、φは不定定数である。
そして、ビート信号は、A/D変換器13cによりディジタル信号に変換され、フーリエ変換ユニット17でFFT変換処理が行われてスペクトル位相が算出される。このとき、制御器20が、発振器15に対して周波数切替指令G1によりfの発信周波数を出力するように指示したとすると、フーリエ変換ユニット17に対しては発信周波数fに対応したフーリエ変換器18がFFT変換処理を行うように指示される。
演算器19は、フーリエ変換器18により算出されたスペクトル位相を用いて、ターゲット距離Rを算出する。
次に、ターゲット距離の算出手順を説明する。なお、説明を簡単にするため、速度が同じ2つのターゲットT、Tを考える。
この場合、ターゲットT、Tによるドップラー周波数は、fd1、fd2であり、これらはfd1=fd2(≡f)となる。従って、式4に示すビート信号S(t,f)は、
(t,f)=B+B …(5)
の式5で与えられる。ここで、B及びBは、
=A・sin[2πft+φ−4πf/c]
=A・sin[2πft+φ−4πf/c]
である。
このビート信号S(t)を変形すると、
(t,f)=A12(f)・sin[2πft+Φ12(f)] …(6)
となる。ここで、{A12(f)}及びΦ12(f)は、
{A12(f)}=A +A +2Acos[K・f(R−R)] …(7)
Φ12(f)≡φ−K・f・R+tan−1[X(A,A,R,R,f)] …(8)
である。
なお、Kは定数であり、
K≡4π/c …(9)
で与えられ、また関数X(A,A,R,R,f)は、
X(A,A,R,R,f)≡A・sin(K・f(R−R))/[A+A・cos(K・f(R−R))] …(10)
で与えられる。
各ターゲットT、Tが同じ速度の場合、式6から、ビート信号S(t,f)は、単一のドップラー周波数fのみを含むようになる。
式6〜式8で示したビート信号の振幅A12(f)と位相Φ12(f)とは観測結果に基づく値であり、発振器15から出力される送信信号G3の発信周波数fを変えた場合に、それぞれ異なる値を取る。
N個の発信周波数f〜fの場合には、式7と式8は、それぞれN個の式が成り立つ。従って、式の総数は2N個となる。そして、式7及び式8に含まれる未知数は、A、A、φ、R、Rの計5個である。従って、周波数の数Nはターゲットの数M(=2)より1多い数(N≧M+1)であれば、方程式の数(=2N≧2(M+1)=6)が未知数の数より多くなるので、式7と式8に含まれる未知数A、A、φ、R、Rを決定することができる(即ち、式7と式8の連立方程式を解くことができる)。
これにより、同じ速度で運動する2つのターゲットT、Tのターゲット距離R、Rを分離(識別)して算出できるようになる。
次に、同じ速度のターゲットが複数ある場合について説明する。
ターゲットT〜Tが同じ速度の場合には、式4で示すビート信号に含まれるドップラー周波数は、全て等しい値となる(fd1=fd2=…=fdM≡f)。
即ち、式4のビート信号は同じドップラー周波数fを持つM個の成分の和となり、
(t,f)=A12…M(f)・sin[2πft+Φ12…M(f)] …(11)
で与えられる。
また、式4のビート信号は、
(t,f)=S(M−1)(t,f)+A・sin[2πft+φ−4πf/c] …(12)
(M−1)(t,f)=A12…(M−1)(f)・sin[2πft+Φ12…(M−1)(f)] …(13)
のように帰納的に表現することができる。
ターゲットTが、M個存在する場合のビート信号S(t,f)の振幅及び位相と、ターゲットTが(M−1)個存在する場合のビート信号S(M−1)(t,f)の振幅及び位相との関係は、
{A12…M(f)}={A12…(M−1)(f)}
+2A12…(M−1)(f)・Acos[α(Φ12…(M−1)(f),R,f,φ)] …(14)
Φ12…M(f)=Φ12…(M−1)(f)+tan−1[β(A12…(M−1)(f),A,R,f,φ)] …(15)
で与えられる。
ここで、
α(Φ12…(M−1)(f),R,f,φ)=φ−4πf/c+Φ12…(M−1)(f) …(16)
β(A12…(M−1)(f),A,R,f,φ)=A・sin(α(Φ12…(M−1)(f),R,f,φ))/[A12…(M−1)(f)+A・cos(α(Φ12…(M−1)(f),R,f,φ))] …(17)
である。
式14〜式17に対し、ターゲット数Mに関する帰納法を適用することで、ビート信号の振幅A12…M(f)及び位相Φ12…M(f)は、振幅A〜A、位相φ、及び、ターゲット距離R〜Rで表した連立方程式として表現できる。
ここで、ビート信号の振幅A12…M(f)及び位相Φ12…M(f)は、測定で得られる既知変数である。また、振幅A〜A、位相φ、ターゲット距離R〜Rは未知変数である。
発信周波数fがN個の場合には、ビート信号の振幅A12…M(f)及び位相Φ12…M(f)は、振幅A〜A、位相φ、及び、ターゲット距離R〜Rで表現した総数2N個の方程式となる。
一方、未知変数は、振幅A〜A、位相φ、ターゲット距離R〜Rであり、その総数は2M+1個である。
従って、発信周波数の数NをM+1以上(Mはターゲット数)に設定すれば、2N個の連立方程式が解けて、所望のターゲット距離R〜Rを算出することが可能となる。
このように、測定に使用すべき発信周波数の数Nはターゲットの数Mに依存する。従って、ターゲット数を決定する必要がある。
ターゲット数Mを決定する方法として、ターゲット数Mを事前に仮定した上で測定を行い、測定結果に応じて仮定したターゲット数Mを変えて測定を繰り返すという方法が挙げられる。
具体的には、ターゲット距離を算出する方程式として、式14〜式17を用い、2M+1個の未知変数[振幅A〜AMA、位相φ、ターゲット距離R〜RMA]を仮定した方程式を立てる。
そして、この方程式を解くために、N=M+1個の発信周波数f(i=1〜N)でビート信号の振幅A12…M(f)及び位相Φ12…M(f)を求めて、ターゲット距離R〜RMAを算出する。
この場合、仮定したターゲット数Mが、実際のターゲット数Mよりも大きい場合には、算出したターゲット距離R〜RMAのうちで同じ値を取るものが少なくとも2つ以上現れる。即ち、実際のターゲット数より多い数の方程式に基づきターゲット距離を算出したため、同じターゲットに対して複数の方程式を解いている場合が生じ、この重複した方程式の解(ターゲット距離)が、同じ値となるためである。
このように、仮定したターゲット数が、実際のターゲット数に一致しているか否かは、判断できない。
即ち、仮定したターゲット数Nassumと実際のターゲット数Nrealとには、(a)Nassum≦Nreal、(b)Nassum≧Nrealの2つの場合が存在する。
そこで、「算出したターゲット距離R〜RMAで同じ値を取るものが2つ以上現れなくなったとき、仮定したターゲット数Nassumは実際のターゲット数Nrealを示していると判断する処理を行う(適正ターゲット数判断処理)。
図3、図4は、適正ターゲット数判断処理を示すフローチャートである。この適正ターゲット数判断処理は、演算器19が行う者とするが、図示しないシステム制御部が行っても良い。
適正ターゲット数判断処理の主な流れは、仮定ターゲット数Nassumを仮定し、そのときの各ターゲットのターゲット距離を算出する算出サイクルを行う。そして、同じ値のターゲット距離が無くなるまで仮定ターゲット数Nassumを変えて算出サイクルを繰り返し行う。これにより得られた仮定ターゲット数Nassumを実際のターゲット数Nrealとする。
なお、算出サイクルを行うか否かの判断は、同じ値のターゲット距離が存在するか否かにより判断する。但し、同じ値のターゲット距離は、厳密に同じ値ではなく、距離分解能の範囲であれば同じ値とする。
このとき、(A)Nassum≧Nrealの場合(仮定ターゲット数減少モード)と、(B)Nassum≦Nrealの場合(仮定ターゲット数増加モード)とで処理が異なる。図3は、仮定ターゲット数減少モードにおける実際のターゲット数Nrealを求める手順を示し、図4は仮定ターゲット数増加モードにおける実際のターゲット数Nrealを求める手順を示している。
(A)Nassum≧Nrealの場合(仮定ターゲット数減少モード)
ステップSA1,SA2: 先ず、ターゲット数を仮定して、これを仮定ターゲット数Nassumとしてセットする。その後、セットされた仮定ターゲット数Nassumを用いて上述した式に従い各ターゲット距離を算出する。
ステップSA3: 次に、算出された各ターゲット距離に同じ値のものが存在するか否かを判断する。ターゲット距離に同じ値のものが存在する場合は、ステップSA4に進み、ターゲット距離に同じ値のものが存在しない場合はステップSA5に進む。
ステップSA4: 算出された各ターゲット距離に同じ値のものが存在する場合は、仮定ターゲット数Nassumを「1」減らしながら算出サイクルを繰り返す。
ステップSA5: 算出サイクルを繰り返すことにより、仮定ターゲット数Nassumが実際のターゲット数Nrealと等しくなるときがある。そこで、このときの仮定ターゲット数Nassumを実際のターゲット数Nrealとする。
(B)Nassum≦Nrealの場合(仮定ターゲット数増加モード)
ステップSB1,SB2: 先ず、ターゲット数を仮定して、これを仮定ターゲット数Nassumとしてセットする。その後、セットされた仮定ターゲット数Nassumを用いて上述した式に従い各ターゲット距離を算出する。
ステップSB3: 次に、算出された各ターゲット距離に同じ値のものが存在するか否かを判断する。ターゲット距離に同じ値のものが存在する場合は、ステップSB4に進み、ターゲット距離に同じ値のものが存在しない場合はステップSB5に進む。
ステップSB4: 算出された各ターゲット距離に同じ値のものが存在しない場合は、仮定ターゲット数Nassumを「1」増加させながら算出サイクルを繰り返す。
ステップSB5: 算出サイクルを繰り返すことにより、算出された各ターゲット距離に同じ値のものが存在する場合が起きる。この場合の仮定ターゲット数Nassumは、実際のターゲット数Nrealより「1」多いので、仮定ターゲット数Nassum−1を実際のターゲット数Nrealとする。
以上説明した構成により、使用する発振周波数がN個の場合、送信波Wtの帯域幅は、公知技術における2周波CW方式場合のN倍となり、ターゲットの数は概ね数個になる。
図5で示した、旧来の2周波CWの送信信号G3帯域幅(1.4MHz)に対して、本実施形態にかかる方法では送信波Wtの帯域幅は数MHz程度と見積もられ、ベースバンド信号帯域幅も数MHz程度と見積もられる。
一方で、特許文献1〜3にかかる方式では、送信信号G3の帯域幅やベースバンド信号の帯域幅は広帯域になる。
例えば、特許文献1において多周波CW方式とパルス方式を組み合わせた場合、時間波形をレーダに用いる方式(多周波CPC方式と同等)では、図5で示したように送信信号やベースバンド信号の帯域幅は数百MHzと広帯域になる。
また、特許文献2にかかる方式は、送信波に通常の2周波CWの波形を用い、受信部において受信波と高速な鋸波をミキシングするので、BB信号(受信部)の帯域幅は鋸波の影響で広帯域になる。
さらに、特許文献3にかかる方式では、A/D変換のサンプル周波数と同期したタイミングで、送信電波の送信周波数を切り替えるので、送信信号の帯域幅は1GHzにまで広帯域となっている。
依って、本実施形態にかかる方式では、上述した公知の方式に比べて、狭帯域な送信信号及びベース信号で、同じ速度の複数ターゲットを分離検出できるようになる。
これにより、公知の方式に比べ回路設計が容易になると共にシステムコストが低減できて、かつ、公知の方式で問題になっていた送信信号の広帯域化に伴うスペクトル効率の低下や干渉の問題も回避できるという効果が享受できる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
2 ターゲット情報測定装置
11 アンテナ
12 アイソレータ
13 ミキサ部
13a ミキサ
13c ディジタルA/D変換器
15 発振器
17 フーリエ変換ユニット
18(18〜18) フーリエ変換器
19 演算器
20 制御器

Claims (8)

  1. 複数のターゲットに所定周波数の送信波を照射した際の反射波に含まれるドップラー周波数を検出して、前記ターゲットとの距離を求めるターゲット情報測定装置であって、
    前記ターゲットの数をM(Mは1以上の正の整数)としたとき、前記送信波が周波数の数N(Nは1以上の正の整数)がN≧M+1の関係を満たすように当該周波数の数Nを設定し、
    周波数切替指令を受信し、当該周波数切替指令が指定する周波数の信号を発振し、これを送信信号として出力する発振器と、
    前記送信信号による前記送信波を前記ターゲットに照射すると共に、当該ターゲットからの反射波を受波し、これを受信信号とするアンテナと、
    前記送信信号と前記受信信号とを混合してディジタルのビート信号を出力するミキサと、
    M個のフーリエ変換器を含み、FFT切替指令を受信して、当該FFT切替指令が指示する周波数に対応した前記フーリエ変換器を選択して前記ビート信号のスペクトル位相を求めるフーリエ変換ユニットと、
    前記フーリエ変換ユニットからの前記スペクトル位相を用いて、少なくとも前記ターゲットとの相対距離を算出する演算器と、
    前記発振器に前記周波数切替指令を出力すると共に、該周波数切替指令に同期して前記フーリエ変換ユニットに前記FFT切替指令を出力する制御器と、
    を備えることを特徴とするターゲット情報測定装置。
  2. 請求項1に記載のターゲット情報測定装置であって、
    前記演算器は、前記ターゲットの数を仮定ターゲット数として仮定し、各ターゲットまでの距離をターゲット距離として算出する算出サイクルを行い、
    その際に算出された前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在する場合には、同じ値の前記ターゲット距離が存在しなくなるまで、前記仮定ターゲット数を1つ減らしながら前記算出サイクルを行い、
    前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在しなくなったときの前記仮定ターゲット数を実際の前記ターゲットの数とすることを特徴とするターゲット情報測定装置。
  3. 請求項1に記載のターゲット情報測定装置であって、
    前記演算器は、前記ターゲットの数を仮定ターゲット数として仮定し、各ターゲットまでの距離をターゲット距離として算出する算出サイクルを行い、
    その際に算出された前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在しない場合には、同じ値の前記ターゲット距離が存在するようになるまで、前記仮定ターゲット数を1つ増加しながら前記算出サイクルを行い、
    前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在するようになったときの前記仮定ターゲット数から1つ引いた値を実際の前記ターゲットの数とすることを特徴とするターゲット情報測定装置。
  4. 請求項1に記載のターゲット情報測定装置であって、
    前記演算器は、前記ターゲットを撮影した画像データを取り込み、該画像データを解析して前記ターゲットの数を計数して、当該ターゲットの数を算出することを特徴とするターゲット情報測定装置。
  5. 複数のターゲットに所定周波数の送信波を照射した際の反射波に含まれるドップラー周波数を検出して、前記ターゲットとの距離を求めるターゲット情報測定方法であって、
    前記ターゲットの数をM(Mは1以上の正の整数)としたとき、前記送信波が周波数の数N(Nは1以上の正の整数)がN≧M+1の関係を満たすように当該周波数の数Nを設定し、
    周波数切替指令を受信し、当該周波数切替指令が指定する周波数の信号を発振し、これを送信信号として出力し、
    前記送信信号による前記送信波を前記ターゲットに照射すると共に、当該ターゲットからの反射波を受波し、これを受信信号とし、
    前記送信信号と前記受信信号とを混合してディジタルのビート信号を出力し、
    M個のフーリエ変換器を含み、FFT切替指令を受信して、当該FFT切替指令が指示する周波数に対応した前記フーリエ変換器を選択して前記ビート信号のスペクトル位相を求め、
    前記スペクトル位相を用いて、少なくとも前記ターゲットとの相対距離を算出し、
    前記周波数切替指令を出力すると共に、該周波数切替指令に同期して前記FFT切替指令を出力する、
    ことを特徴とするターゲット情報測定方法。
  6. 請求項5に記載のターゲット情報測定方法であって、
    前記ターゲットの数を仮定ターゲット数として仮定し、各ターゲットまでの距離をターゲット距離として算出する算出サイクルを行い、
    その際に算出された前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在する場合には、同じ値の前記ターゲット距離が存在しなくなるまで、前記仮定ターゲット数を1つ減らしながら前記算出サイクルを行い、
    前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在しなくなったときの前記仮定ターゲット数を実際の前記ターゲットの数とすることを特徴とするターゲット情報測定方法。
  7. 請求項5に記載のターゲット情報測定方法であって、
    前記ターゲットの数を仮定ターゲット数として仮定し、各ターゲットまでの距離をターゲット距離として算出する算出サイクルを行い、
    その際に算出された前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在しない場合には、同じ値の前記ターゲット距離が存在するようになるまで、前記仮定ターゲット数を1つ増加しながら前記算出サイクルを行い、
    前記ターゲット距離に同じ値の前記ターゲット距離が存在するようになったときの前記仮定ターゲット数から1つ引いた値を実際の前記ターゲットの数とすることを特徴とするターゲット情報測定方法。
  8. 請求項5に記載のターゲット情報測定方法であって、
    前記ターゲットを撮影した画像データを取り込み、該画像データを解析して前記ターゲットの数を計数して、当該ターゲットの数を算出することを特徴とするターゲット情報測定方法。
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