JP6609449B2 - レンズ鏡筒の製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6609449B2
JP6609449B2 JP2015193967A JP2015193967A JP6609449B2 JP 6609449 B2 JP6609449 B2 JP 6609449B2 JP 2015193967 A JP2015193967 A JP 2015193967A JP 2015193967 A JP2015193967 A JP 2015193967A JP 6609449 B2 JP6609449 B2 JP 6609449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
groove
sealant
lens frame
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015193967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017068064A (ja
Inventor
智美 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2015193967A priority Critical patent/JP6609449B2/ja
Publication of JP2017068064A publication Critical patent/JP2017068064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6609449B2 publication Critical patent/JP6609449B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、レンズ鏡筒、光学機器、電子機器及びレンズ鏡筒の製造方法に関する。
特許文献1には、レンズからなる光学素子群を内方で保持すべく、筒状を呈するレンズ枠を備える撮像装置が開示されている。また、この撮像装置は、レンズ枠内部の気密性を保持するため、レンズとレンズ枠の前部側端面との間にOリングを備える。
この種の撮像装置は、例えば、車外に設置される車載カメラや屋外に設置される監視カメラなどに採用されると、Oリングとレンズ及びレンズ枠との隙間からレンズ枠内部に雨水などが浸入する。そこで、Oリングの代わりに接着剤などの封止剤が充填されることがある。
特開2011−215183号公報
レンズとレンズ枠との間に封止剤を充填する方法として、先に封止剤をレンズまたはレンズ枠に塗り、その後、レンズをレンズ枠に嵌め込む方法が考えられる。しかしながら、この方法では、レンズを嵌め込む際、封止剤はレンズとレンズ枠との間に、均一に充填されるとは限らず、十分な気密性を得られない虞がある。
レンズをレンズ枠に先に嵌め込み、その後、レンズとレンズ枠との間に形成される空間に封止剤を流し込んで充填する方法も考えられる。この場合、空間に流れ込んだ封止剤が、さらにレンズ枠の内部に流れ込まないように、ある程度粘度の高いものが採用されることが多い。
しかし、封止剤の粘度が高いと、空間に入り込みづらく、作業効率が低下する虞がある。また、十分な気密性及び接着強度を得られない虞もある。
このように、レンズとレンズ枠との間に形成される空間に封止剤を充填することは、容易ではない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、粘度の高い封止剤であっても、レンズとレンズ枠との間に形成される空間に容易に流し込めるレンズ鏡筒、光学機器、電子機器及びレンズ鏡筒の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るレンズ鏡筒は、
レンズと、
前記レンズを保持するレンズ枠と、を備え、
前記レンズ枠の対物側の端部には、光軸を囲む溝が設けられており、
前記レンズは、対物側から見て、前記レンズの外周縁部が前記溝の外周と内周との間に位置する。
レンズ枠の対物側の端部には、光軸を囲む溝が設けられている。レンズは、対物側から見て、レンズの外周縁部が溝の外周と内周との間に位置づけられて保持される。そして、レンズと溝との間に空間が形成される。空間は、溝が設けられていない場合よりも広いため、封止剤を容易に流し込むことができる。空間に流し込まれた封止剤が、レンズ及び溝に十分密着することで、レンズ枠を封止することができる。
例えば、前記溝が、円環状の形状を有してもよい。
これにより、封止剤を塗布する際、封止剤を注入するディスペンサーをレンズと溝との間の空間近傍に位置づけ、その後レンズ枠を回転させても、ディスペンサーと溝との位置関係は一定である。このため、レンズが任意の形状であっても、溝に向けて封止剤を流し込むことで、空間の全周に渡って封止剤を充填することができる。
例えば、前記レンズの外周縁部に、像側に向かって次第に縮径するように面取部を有してもよい。
これにより、ディスペンサーを溝に向けて位置づける際、レンズに面取部が設けられていない場合よりも、光軸側へ位置づけることができる。このため、溝の寸法をより小さくすることができる。
例えば、前記溝に封止剤が充填されていてもよい。
これにより、雨水、粉塵などが、レンズ枠の内部に入り込んで、レンズ体に含まれるレンズの表面に付着することがない。
上記目的を達成するため、本発明に係る光学機器は、上記のレンズ鏡筒を有する。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、上記のレンズ鏡筒を有する。
上述のように、本発明に係るレンズ鏡筒では、レンズとレンズ枠との間に形成される空間をより確実に封止することが可能になる。これにより、雨水、粉塵などが、レンズ枠の内部に入り込んでレンズの表面や撮像素子の撮像面に付着することがない。
上記目的を達成するため、本発明に係るレンズ鏡筒の製造方法は、
対物側の端部に光軸を囲む溝を有するレンズ枠に、レンズを保持する工程と、
前記溝に封止剤を注入する工程と、を備え、
前記レンズを保持する工程において、
前記レンズは、対物側から見て、前記レンズの外周縁部が、前記溝の外周と内周の間に位置する。
これにより、レンズ枠の内部が封止剤によって封止されたレンズ鏡筒を提供することができる。
本発明によれば、粘度の高い封止剤であっても、レンズとレンズ枠との間に形成される空間に容易に流し込めるレンズ鏡筒、光学機器、電子機器及びレンズ鏡筒の製造方法を提供することができる。
一実施の形態に係るレンズ鏡筒の側面図で、一部を断面にした図である。 図1の範囲Aを拡大した図である。 図1の範囲Aを拡大した図で、封止剤を除去した状態を示す図である。 一実施の形態に係るレンズ鏡筒の正面図である。 一実施の形態に係るレンズ鏡筒が備えるレンズ枠の断面図である。 レンズ枠を回転枠に取り付けた状態を示す図である。 図6の状態からさらに、レンズ棒でレンズ枠を押さえている状態を示す図である。 ディスペンサーをレンズ枠の溝の近傍に固定して位置づけた状態を示す図である。 図8の範囲Bを拡大した図である。 ニードル先端から空間に封止剤が流し込まれる様子を示す図である。 空間に封止剤が充填された状態を示す図である。 封止剤に紫外線を照射している様子を示す図である。 変形例1に係る溝の断面拡大図である。 変形例2に係る溝の断面拡大図である。 変形例3に係る溝の断面拡大図である。 変形例4に係る光学機器の要部構成を示す図である。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係るレンズ鏡筒を、図を参照しながら説明する。
レンズ鏡筒10は図1に示すように、一番玉のレンズ20と複数のレンズ30とを含むレンズ体50と、レンズ体50を保持するレンズ枠100と、を備える。
レンズ20、30は、プラスチックレンズであり、光軸Oが一致するように並べて配置されている。本実施の形態では、光軸OをZ軸方向とし、対物側が前方であり、像側が後方であるものとする。また、Z軸に直交し、後述するレンズ20のゲート220の中心を通る方向をY軸方向とし、Z軸方向とY軸方向とに直交する方向をX軸方向とし、適宜参照する。
レンズ20は、図1、図4に示すように、外周縁部の一部に、いわゆるDカットの形状に成型された切り欠き部210を有する形状をなす。切り欠き部210には、レンズ20の射出成型時の樹脂注入口の跡であるゲート220が形成されている。レンズ20の寸法は、ゲート220を含むY軸方向の長さが、X軸方向の直径より短くなっている。
また、図2、図3に示すように、切り欠き部210を除くレンズ20の外周縁部には、面取部230が形成されている。面取部230は、+Z方向に向かって次第に縮径する形状を有する。
レンズ枠100は、図5に示すように、概ね中空有底の円筒状をなし、底部に、レンズ体50を透過した光を通過させる開口部150を有する円筒部110と、円筒部110の前端部に、径方向の外方へ全周にわたって、正八角形状に延びるフランジ部120と、を備える。
円筒部110とフランジ部120とは、一体的に成型されており、その内部に、前方から後方へ向かって段階的に狭くなる内壁部130を有する。内壁部130は、レンズ体50を収容するためのレンズ収容空間140を形成している。レンズ体50は、内壁部130と開口部150の周辺部とに当接してレンズ枠100に収容される。
レンズ枠100の、対物側の端部101には、図4などに示すように、溝121が円環状に設けられている。レンズ20は、図3、図4に示すように、レンズ20の外周縁部が溝121の外周と内周の間に位置するように保持される。このようにレンズ20が保持されることで、図3に示すように、溝121とレンズ20とで空間300が画される。また、溝121のさらに光軸O側の、レンズ20と端部101との間には、組み立て時に各部材の製造誤差を吸収するための隙間310が形成されている。
溝121は、光軸Oに向かって途中までは次第に深くなり、途中から光軸Oに近い端部に至るまで一定の深さである。溝121の深さ、幅などの寸法は、封止剤400の粘度などを考慮して、封止剤400が溝121に沿って空間300に流れ込むように定められる。すなわち、例えば、封止剤400の粘度が高いために、注入時に封止剤400が目詰まりしないように、その寸法が定められる。
なお、レンズ枠100は樹脂製であり、好適に採用される樹脂としては、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド樹脂(PA)を挙げることができる。
本実施の形態では、封止剤400は、紫外線硬化性樹脂であり、図2などに示すように、空間300を充填し、溝121とレンズ20とに密着することで、レンズ枠100の内部へ雨水や粉塵などが入り込むことを防ぐとともに、レンズ枠100に対してレンズ20が移動しないように固定する。封止剤400は、空間300に充填する際に封止剤400が目詰まりしないように、また、空間300から隙間310に流れ込み、レンズ枠100の内部に入り込むことがないように、適切な粘度のものが選定される。
例えば、図3に示す、溝121の深さLが0.2mm、溝121の角度θが10度の場合、封止剤400が硬化する前の粘度は、20000〜25000mPa・s程度が望ましい。
次に、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10の製造方法について、図6〜図12を参照しながら説明する。
まず、レンズ体50が、レンズ枠100の中に嵌め込まれる。
このとき、レンズ体50は、レンズ枠100の内壁部130に当接し、径方向の位置が固定される。また、レンズ体50は、円筒部110が有する開口部150の周辺部に当接するとともに、前後方向に隣接するレンズ20、30が互いに当接する。これにより、レンズ体50は、後方に移動しないようにレンズ枠100の中に係止される。
続いて、図8などに示す回転台500及びディスペンサー700によって、レンズ鏡筒10に封止剤400を充填する。
なお、回転台500は、回転軸Rを中心に回転する装置であり、レンズ体50を保持したレンズ枠100を回転可能に支持する回転枠510が取り付けられている。そして、レンズ押さえ棒600でレンズ枠100を上方から押さえつつ回転する。ディスペンサー700は、ニードル710の先端から封止剤400を注入する装置である。
まず、図6に示すように、レンズ体50を保持したレンズ枠100が回転枠510に取り付けられ、回転可能に支持される。そして、図7に示すように、回転時に、レンズ体50が径方向にぶれないように、レンズ押さえ棒600で上方から押さえられる。
次に、ディスペンサー700のニードル710の先端が、図8、図9に示すように、溝121に向けて位置づけられる。このとき、レンズ20に面取部230が設けられているため、面取部230が設けられていない場合よりも、ニードル710の先端を光軸Oにより近い位置に位置づけることができる。
続いて、図10に示すように、レンズ体50を保持したレンズ枠100が、回転台500によって回転軸Rを中心に回転させられるとともに、封止剤400がニードル710の先端から溝121へ流し込まれる。
これにより、図11に示すように、封止剤400が、空間300の全周に流し込まれる。
続けて、図12に示すように、封止剤400に、紫外線照射器(図示せず)によって紫外線800が照射される。これによって、封止剤400が硬化する。その結果、硬化した封止剤400により、空間300は封止される。
空間300を封止剤400で封止することにより、レンズ鏡筒10の内部への雨水、粉塵などが侵入することを防ぐことが可能になる。また、レンズ20がレンズ枠100に対して光軸Oを中心に回転しないように、レンズ20とレンズ枠100とを固定することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本発明に係るレンズ鏡筒10は、レンズ枠100の対物側の端部101に、光軸Oを囲む溝121が設けられている。また、レンズ20は、対物側から見て、レンズ20の外周縁部が溝121の外周と内周との間に位置づけられて保持される。
従来の構成、すなわち、レンズ枠100の、対物側の端部101に溝121が設けられていない構成の場合、空間300に相当する隙間は非常に狭い。また、隙間からレンズ枠100の内部に流れ込むことを防止するため、封止剤400はある程度粘度の高いものが採用される。このため、隙間に封止剤400を充填することは容易ではない。本実施の形態では、端部101に溝121が設けられていることにより、レンズ20と溝121とで形成される空間300は、従来の構成における隙間と比較して広い。このため容易に封止剤400を空間300に流し込むことができる。
本実施の形態に係るレンズ鏡筒10は、溝121が円環状の形状を有する。これにより、封止剤400を塗布する際、ニードル710の先端を溝121に向けて固定して位置づけて、その後レンズ枠100を回転させても、ニードル710の先端と溝121との位置関係は一定である。このため、レンズ20が任意の形状、例えば、いわゆるDカットに成型された形状であっても、溝121に向けて封止剤400を流し込むことで、空間300の全周に渡って封止剤400を充填することができる。
本実施の形態に係るレンズ鏡筒10は、レンズ20の外周縁部が、像側に向かって次第に縮径する面取部230を有する。
レンズ20に面取部230が形成されていない場合、ニードル710の先端は、封止剤400の注入時に、光軸Oからより遠い位置に位置づけられる。そして、ニードル710の先端がより遠い位置からでも封止剤400を空間300に流し込むため、溝121は、光軸Oから、より遠方に延びるように設けられる。
しかしながら、溝121の寸法を大きくすると、フランジ部120の寸法も大きくする必要があり、その結果、レンズ鏡筒10の大型化につながる。
また、注ぎ込むべき封止剤400の量も多くなってしまう。封止剤400の量が多くなると、例えば、封止剤400が紫外線硬化性樹脂である場合、紫外線照射する際、均一に照射されない虞がある。あるいは、空間300に充填された封止剤400を確実に照射するために照射時間が長くなってしまい、生産性が低下する。
本実施の形態に係るレンズ鏡筒10は、レンズ20の外周縁部に面取部230を有する。このため、封止剤400の注入時に、ニードル710の先端を、光軸Oにより近い位置に位置づけることができる。これにより、溝121の寸法をより小さくすることができる。
本実施の形態に係るレンズ鏡筒10では、空間300に封止剤400が充填されている。これにより、雨水、粉塵などが、レンズ枠100の内部に入り込んで、レンズ20、30の表面に付着する可能性が低減する。これにより、レンズ枠100の内部に入り込んだ雨水、粉塵などが、レンズ20、30の表面に付着して光路障害を生じさせることによって、レンズ鏡筒10を用いて撮影された撮像画像の解像度が劣化することを抑えることが可能になる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形及び応用が可能である。
上記実施の形態では、レンズ20、30がプラスチックレンズである例によって説明したが、ガラスレンズを採用してもよい。また、レンズ20、30に採用されるレンズ面は、球面、平面、非球面のいずれで形成されてもよい。レンズ面が球面又は平面の場合、レンズ20、30の加工、レンズ枠100への組み立て調整などが容易になり、加工及び組立調整の誤差による光学性能の変化を防ぐことができる。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、プラスチックまたはガラスを金型で非球面形状に形成した非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面であってもよい。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズ20、30は、屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)であってもよい。
さらに、レンズ20、30のレンズ面には、必要に応じて、種々の加工が施されてもよい。この加工の例として、レンズ面の曇り防止、レンズ面での水滴形成の防止などのために、レンズ面を光触媒などによって親水化することを挙げることができる。また、例えば、撮像装置がカメラなどに採用される場合、外部にさらされる可能性がある部位に対して、レンズ面の曇り防止、レンズ面での水滴形成の防止などのために、レンズ面を光触媒などによって親水化することを挙げることができる。
上記実施の形態では、レンズ30が複数枚のレンズである例によって説明したが、レンズ30は1枚でもよい。
上記実施の形態において、溝121の形状は、図3などに示すような形状に限らず、図13〜図15に例示するような、湾曲した部分や屈折した部分を含んでもよい。
上記実施の形態では、封止剤400が紫外線硬化性樹脂である例により説明したが、封止剤400は、これに限られない。封止剤400は、例えば、熱硬化性樹脂であってもよい。この場合、熱硬化性樹脂である封止剤400を空間に流し込み、熱乾燥によって硬化することで、空間300を塞ぐことができる。
なお、上記実施の形態に係るレンズ鏡筒10は、種々の光学機器及び電子機器に適用される。例えば、図16はレンズ鏡筒10を搭載した車載カメラなどの光学機器の要部構成を示す図である。CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどである撮像素子1100は、レンズ鏡筒10を透過した被写体像を電気信号に変換する。変換された電気信号はA/D(Analog/Digital)変換回路1200によってデジタル信号に変換され、画像処理回路1300に入力される。画像処理回路1300は、入力信号にもとづいて画像データを作成し、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリに記憶する。
このような光学機器は、上記実施の形態に係るレンズ鏡筒10を備える。レンズ鏡筒10では、レンズ20とレンズ枠100とで形成される空間300をより確実に封止できるため、雨水、粉塵などが、レンズ枠100の内部に入り込んで、レンズ20、30の表面や撮像素子1100の撮像面に付着することを防止できる。これにより、レンズ枠100の内部に入り込んだ雨水、粉塵などが、レンズ20、30の表面に付着して光の一部を遮断したり、撮像素子1100の撮像面に付着して映り込んだりすることによって、撮像素子1100や光学機器によって撮影された撮像画像の解像度が劣化することを抑えることができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、例えば、車載カメラなどの撮像装置に適用できる。
10 レンズ鏡筒
20、30 レンズ
50 レンズ体
100 レンズ枠
101 端部
110 円筒部
120 フランジ部
121 溝
130 内壁部
140 レンズ収容空間
150 開口部
210 切り欠き部
220 ゲート
230 面取部
300 空間
310 隙間
400 封止剤
500 回転台
510 回転枠
600 レンズ押さえ棒
700 ディスペンサー
710 ニードル
800 紫外線
1100 撮像素子
1200 A/D変換回路
1300 画像処理回路

Claims (2)

  1. 対物側の端部に光軸を囲む溝を有するレンズ枠に、外周縁部に像側に向かって次第に縮径する面取部を有するレンズを、前記対物側から見て、前記レンズの前記外周縁部を前記溝の外周と内周との間に位置させた状態で保持する工程と、
    ニードルの先端を前記外周縁部の前記面取部と前記溝との間に位置させた状態で、前記ニードルの先端から前記溝に封止剤を注入する工程と、を備え
    ンズ鏡筒の製造方法。
  2. 前記溝に封止剤を注入する工程では、前記レンズを保持している前記レンズ枠を回転させると共に、前記溝に前記封止剤を注入する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒の製造方法。
JP2015193967A 2015-09-30 2015-09-30 レンズ鏡筒の製造方法 Expired - Fee Related JP6609449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015193967A JP6609449B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 レンズ鏡筒の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015193967A JP6609449B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 レンズ鏡筒の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017068064A JP2017068064A (ja) 2017-04-06
JP6609449B2 true JP6609449B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=58492436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015193967A Expired - Fee Related JP6609449B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 レンズ鏡筒の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6609449B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043409U (ja) * 1990-04-20 1992-01-13
JP2001033677A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Nikon Corp 光学部品の保持構造
CN100501482C (zh) * 2006-03-08 2009-06-17 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 相机镜头用间隔环、相机镜头及其组装方法
KR100756340B1 (ko) * 2006-04-05 2007-09-12 장요셉 방수방습구조를 갖는 감시카메라
JP2007333999A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Hitachi Maxell Ltd レンズユニット
JP2009036958A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 調心接着に対応した鏡筒、これを用いる鏡胴ユニット及びデジタルカメラ
CN102103241B (zh) * 2009-12-18 2013-11-06 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 镜头模组及其组装方法
JP5716958B2 (ja) * 2011-04-21 2015-05-13 コニカミノルタ株式会社 レンズユニットの製造方法
JP2015118111A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 オリンパス株式会社 レンズ枠、レンズ組立体、およびレンズ組立体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017068064A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6341394B2 (ja) 撮像装置
US11050910B2 (en) Camera module
JP5601000B2 (ja) 撮像装置
KR101087695B1 (ko) 이종재료 일체형 렌즈 유닛 및 이를 구비하는 카메라 모듈
JP6578279B2 (ja) 撮像装置、光学機器、電子機器、車両および撮像装置の製造方法
JP2007006475A (ja) 移動通信装置のカメラモジュール
US20090120566A1 (en) Forming member for antireflection structure, transfer material employed in the same, optical apparatus employing antireflection structure, and manufacturing method for the same
JP6281042B2 (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
JPWO2012127550A1 (ja) プラスチックレンズ、その製造方法及びそれを用いた撮像装置
US20240036287A1 (en) Imaging lens system, camera module and electronic device
CN105093470A (zh) 悬式透镜系统及用于制造悬式透镜系统的晶圆级方法
CN109643004A (zh) 相机模块、摄像装置及移动体
JP6533703B2 (ja) レンズ鏡筒、撮像ユニット及び撮像装置
TWI637209B (zh) 影像調焦結構
JP6609449B2 (ja) レンズ鏡筒の製造方法
JP6448329B2 (ja) レンズ鏡筒、電子機器及びレンズ保持部材
JP3742412B2 (ja) 光学ユニットの製造方法及びその製造方法で得られた光学ユニット
JP6529362B2 (ja) レンズ鏡筒、撮像ユニット及び撮像装置
US8619376B2 (en) Lens support frame
EP2476542A2 (en) Method of manufacturing lens and lens manufactured using the same
JP6592167B2 (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
JP2016156864A (ja) レンズ鏡筒、撮像装置、光学機器及び電子機器
US20230324771A1 (en) Camera module
JP6437077B2 (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
US20190258018A1 (en) Lens unit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6609449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees