JP6608618B2 - 遊技機 - Google Patents
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スロットマシンは、変動表示される複数列(通常3つ)の識別図柄(リール)を停止させるための停止操作手段(左、中、右停止ボタン)を備えており、例えば、通常遊技状態(非AT遊技)においては、遊技者に対して順押し(左、中、右の順)又は順挟み押し(左、右、中の順)で停止ボタンを操作する押し順を推奨し、変則押し(上記以外の押し順であって、例えば、中、右、左の順)が行われた場合にはペナルティを課すものがある(特許文献1参照)。
前扉1aは、変動表示手段の一例であるリール41a〜41cそれぞれに表された連続する3つの図柄(識別図柄)を機外から識別可能に構成されるとともに、遊技者により操作される複数の操作手段(2,2a,3,5)を備え、筐体1bは、リール41a〜41cを回転駆動させるドラムユニット4、メダルの払い出しを行うメダル払出装置7などの複数の装置、コンピュータとして動作する主制御部10、副制御部20などを備えている。
このようなスロットマシン1は、以下のようなスロットマシン遊技を実行可能に構成されている。
掛け数の設定は、メダルをメダル投入口2から投入することにより行うことができ、投入されたメダルは、前扉1a裏面に設けられたメダルセレクタ2b(メダル検出手段)により検知され、所定数(例えば、3枚)のメダルの検知によりゲーム開始可能な状態となる。
また、ベットボタン2aなどの掛け数設定手段を操作することで、掛け数を設定することもできる。ベットボタン2aの押下操作により、内部的に記憶したクレジットメダルからデータ形式のメダルが操作に応じて投入され、所定数(例えば、3枚)のメダルの投入により、ゲーム開始可能な状態となる。
入賞の判定は、所定の入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいて判定され、例えば、上・中・下段3つのラインと斜め2つのラインの計5ラインいずれかの入賞ライン上に、図5に示す図柄の組合せのいずれか導出されるかを判定し、判定の結果、図柄の組合せに応じた特典が付与される。
また、再遊技1〜7に対応する図柄の組合せの導出により、次回ゲームにおいてメダルの投入を行うことなく遊技可能な状態となる。
なお、小役1〜6と再遊技1〜6は、停止ボタン5a〜5cに対して行い得る6通りの操作順序(以下、押し順という)のうちの一つの押し順によって停止ボタン5a〜5cが操作されたときのみに対応する図柄の組合せの導出が許容される押し順指定の当選役であり、小役7〜9と再遊技7は、押し順を問わずに対応する図柄の組合せの導出が許容される押し順不問の当選役である。
このような出力手段は、副制御部20により制御される。また、副制御部20は、主制御部10から所定の遊技タイミングごとに受信する制御コマンドに基づいてこれらを制御する。
スロットマシン1は、図6に示すように、移行可能な複数の遊技状態を有している。
大別すると、通常遊技状態と特別遊技状態とがあり、通常遊技状態はメダル投入数に対してメダル払出数が下回る期間の継続する遊技者に不利な遊技状態となっており、特別遊技状態はメダル投入数に対してメダル払出数が上回る期間の継続する遊技者に有利な遊技状態となっている。
例えば、図5に示す再遊技1〜7と小役1〜6に対応する図柄の組合せは、停止ボタン5a〜5cに対して行う6通りの押し順それぞれに対応して導出可能であり、AT遊技状態では、再遊技1〜7と小役1〜6に当選したときに、これらに対応するそれぞれの押し順を表示器8などの出力手段を介して報知する。
これにより、AT遊技状態では、メダル投入数に対してメダル払出数が上回ることになり、遊技者にとって有利な遊技状態となる。一方、通常遊技状態は、再遊技1〜7と小役1〜6に当選したとしても対応する押し順を報知しないことから、メダル投入数に対してメダル払出数が下回る遊技者に不利な遊技状態となる。
例えば、通常遊技状態は、低確率状態と高確率状態に細分化される。
低確率状態と高確率状態はそれぞれ第1遊技状態と第2遊技状態の一例であって、これらの違いはAT遊技状態への移行をかけたAT遊技移行抽選における当選確率の違いである。例えば、低確率状態では、第1確率でAT遊技移行抽選に当選し、高確率状態では、第1確率よりも高い第2確率でAT遊技移行抽選に当選するようになっている。
スロットマシン1では、当選役抽選、移行抽選、転落抽選、AT遊技移行抽選、及び前兆演出抽選などの複数の抽選処理が実行される。
この移行抽選に当選したときには、例えば、主制御部10が制御手段及び移行制御手段の一例として動作し、低確率状態から高確率状態に移行させ、当選しなかったときには、低確率状態が維持されることになる。
この転落抽選に当選したときには、例えば、主制御部10が制御手段及び転落制御手段の一例として動作し、高確率状態から低確率状態に移行させ、当選しなかったときには、高確率状態が維持されることになる。
また、このAT遊技移行抽選は、当選役抽選において所定の当選役(例えば、小役7〜9)が決定されたときのみに実行することもでき、この場合、低確率状態では当選役ごとの当選確率が設定された低確率抽選テーブル(第1確率)を参照して抽選が行われ、当選役ごとの当選確率又は平均確率が低確率抽選テーブルよりも高く設定された高確率抽選テーブル(第2確率)を参照して抽選が行われる。
また、AT遊技移行抽選に当選したときには、主制御部10が制御手段の一例として動作し、通常遊技状態からAT遊技状態に移行させるとともに、副制御部20が前兆演出制御手段の一例として動作し、その後所定ゲーム数に亘ってAT遊技状態への移行を示唆する前兆演出が表示器8等の出力手段を介して行われる(図13(a)参照)。
なお、以下の説明において、見かけ上の演出は同じではあるが、AT遊技移行抽選に当選したときの前兆演出を本前兆演出、AT遊技移行抽選に当選することなく前兆演出抽選に当選したときに実行される前兆演出をガセ前兆演出というように区別して用いることがある。
また、スロットマシン1は、推奨する押し順以外の順序で停止ボタン5が操作されたときには、以下の理由から、遊技者にペナルティを課すようになっている。
本実施形態のスロットマシン1では、通常遊技状態及びAT遊技状態を問わず、比較的高い確率で小役1〜6と再遊技1〜6に当選するように設定されており、このような設定内容を知得している遊技者の中には、これらに入賞させようとして6通りの押し順をゲームごとに選択しながら遊技を行う者もいる。そうすると、約1/6の確率でこれらのいずれかに入賞することになり、スロットマシン1が想定している出玉率などの遊技性能が十分に発揮されないおそれがある。
さらに、小役1〜6や再遊技1〜6の中において各当選役の出現率を偏らせ、特に変則押しに対応する当選役の出現率を推奨する押し順に対応する当選役よりも高く設定するようなときには、変則押しが積極的に行われてしまうと、変則押しに対応する当選役に入賞する頻度が高くなり、スロットマシン1が想定している遊技性能が十分に発揮されないことになる。
また、変則押しを行うことによって特定の図柄の組合せが導出されるとともに、例えば、再遊技7に高確率で当選するRT遊技状態(リプレイタイム)に突入するタイプのスロットマシンもあり、このようなタイプでも、スロットマシン1が想定している遊技性能が十分に発揮されないことになる。
そこで、スロットマシン1が想定している遊技性能を確保すべく、推奨する押し順以外の順序で停止ボタン5が操作されたときには、ペナルティを課すことにする。
一方、ペナルティを課す押し順(第2操作態様)は、推奨する押し順(第1操作態様)以外の押し順であって、例えば、右停止ボタン5c、中停止ボタン5b、左停止ボタン5aの順に操作する逆押し、中停止ボタン5b、右停止ボタン5c、左停止ボタン5aの順に操作する中押しなどの左停止ボタン5a以外の停止ボタン5b,5cを第1操作ボタンとする押し順を変則押しとする。
そして、このような変則押しが行われたときには、以下のようなペナルティを課すものとする。
なお、ペナルティを課すゲームは、変則押しが行われたゲームのみならず、これに続く所定回数のゲームまでその効果を波及させることもでき、例えば、所定回数のゲーム中に移行抽選に当選しても高確率状態に移行させないこともできる。
また、移行抽選に当選した経緯がなくても、変則押しが行われたときには、これに続く所定回数のゲームまで移行抽選に当選しても高確率状態に移行させないこともできる。
例えば、図9に示すように、移行抽選に当選したとしても、第1当選役の一例である押し順指定の当選役(例えば、再遊技1〜6、小役1〜6)に当選した場合に、変則押しが行われたときには、高確率状態に移行させずに低確率状態を維持するというペナルティを課すものの、第2当選役の一例である押し不問の当選役(例えば、小役8,9)に当選した場合は、変則押しが行われたとしても、高確率状態に移行させることもできる。
このような例外を設けたのは、押し不問の当選役は押し順に左右されることなく対応する図柄の組合せの導出が可能であり、変則押しを行うことによって出玉率などの遊技性能に影響を及ぼすこともないことから、ペナルティを課す必要がないためである。
また、押し不問の当選役に当選したときには、表示器8等の出力手段を介してその当選を示唆する演出が行われることがあることから、遊技者に好みの押し順を選択させて停止ボタン5を操作させるためでもある。
すなわち、転落抽選に当選したときには、変則押しを行わずに推奨する押し順を行ったとしても、抽選結果に従って低確率状態に移行させる。
一方、転落抽選に非当選、すなわち、高確率状態を維持する抽選結果となり、そのゲーム又はその後のゲームで変則押しが行われたとしても、低確率状態に移行することはなく、高確率状態では変則押しによるペナルティは課されないことになる。つまり、高確率状態から低確率状態への移行は、変則押しの有無には左右されず、転落抽選の結果のみに依存するようになっている。
このようにしたのは、高確率状態で誤って変則押しを行うこともあり、このような悪意のない遊技者にペナルティを課すのは酷だからである。
なお、転落抽選が行われるゲームと変則押しが行われるゲームは同じゲームであってもよいし、別なゲームでもよい。
このように、高確率状態における変則押しにはペナルティを課さないものの、注意を喚起する目的から、変則押しが行われたときには、以下のように演出を変化(中断)させることが好ましい。
通常、演出を変化させる場合には、メダル投入口2からのメダルの投入操作や、ベットボタン2a、スタートレバー3の操作タイミングで行うのが一般的であり、例えば、これらの操作のタイミングで、表示器8に表示される画面を、図11(a)示す画面から、図11(b)に示す画面に変化させる。
例えば、高確率状態では低確率状態では実行されない高確率状態特有の演出を実行するような場合において、変則押しが行われたときには、副制御部20が演出制御手段の一例として動作することにより、図12に示すように、表示器8において表示されている高確率状態を示唆する画面(図12(a))を、低確率状態を示唆する画面(図12(b))に変化させる。変則押しによって高確率状態から低確率状態への移行はないものの、このような演出の変化により、遊技者は慎重な操作を心がけるようになる。
例えば、通常遊技状態において、変則押しが行われたときには、スピーカ9から禁止音(ブ・ブーなどのブザー音)を出力させ、前扉1aに分散して配置された複数のランプ11(例えば、図1に示すように左右上方に2灯ずつ)の点灯態様を変化させることもできる。
このスピーカ9から禁止音は、そのとき出力されている演出に係る音よりも大きい方が好ましい。
また、ランプ11の点灯態様は、注意喚起を示唆する態様であって、推奨する押し順が行われるとき(普段状態)とは異なる態様が好ましい。例えば、消灯状態から点灯状態に変化させる、点滅速度を変化させる、点灯色を変化させる等の変化が好ましい。変化後の点灯色は、ペナルティが課せられるという危険な状態を示唆する特定色として赤色が好ましい。特定色は、ランプ11自体の発光色でもよく、ランプ11を覆う透光性カバーの色でもよい。
このような特定色によって、前扉1aに分散して配置された複数のランプ11が一斉に点灯(点滅を含む)することにより、遊技者はペナルティが課せられるという危険な状態を察知し、遊技者は慎重な操作を心がけるようになる。
なお、押し順不問の当選役に当選した場合に、変則押しが行われたときには、このような演出の変化を行わないことが好ましい。また、AT遊技状態において表示器8等を介して報知した押し順と異なる押し順が行われたときには、少なくとも禁止音を出力することが好ましい。
例えば、前兆演出中において変則押しが行われたときには、副制御部20が前兆演出制御手段の一例として動作することにより、表示器8に表示される画面を、図13(a)示す前兆演出に対応する画面から、図13(b)に示す前兆演出とは異なる通常演出に対応する画面に変化させる。
また、ガセ前兆演出は、前兆演出抽選に当選後、所定ゲーム数に亘って表示器8等の出力手段を介して行われることから、この間にAT移行抽選に当選したとしても、新たな前兆演出(本前兆演出)を行わないことが好ましい。
また、本前兆演出において変則押しが行われたときには、図13(a)示す前兆演出に対応する画面から、図13(b)に示す通常演出に対応する画面に変化させるとともに、少なくとも再び本前兆演出に対応する画面を表示させることなく、通常演出に対応する画面を継続して表示させ、AT遊技の開始ゲームなどのタイミングにおいて、図13(c)のように、AT移行抽選の当選を示す画面を表示させることもできる。
なお、演出は、表示器8による画像演出のみならず、スピーカからの音声、ランプ11による光の演出、その他の演出(例えば、振動など)、これらを組合せた演出であってよい。
例えば、低確率状態から高確率状態への移行をかけた移行抽選に当選しても、変則押しが行われたときには、高確率状態に移行させないというペナルティを課す制御は、図14に示す遊技状態制御処理1に基づいて実行される。
そして、変則押しではなく推奨する押し順により停止ボタン5が操作されたときには(S2−Yes)、高確率状態に移行する(S3)。
一方、変則押しが行われたとき(S2−No)、又は、移行抽選に当選しなかったときには(S1−No)、低確率状態を維持する(S4)。
遊技状態制御処理2は低確率状態で行われる処理であり、この処理では、まず、移行抽選の当否が判定される(S11)。当選が判定されたときには(S11−Yes)、変則押しの有無が判定される(S12)。
そして、変則押しではなく推奨する押し順により停止ボタン5が操作されたときには(S12−Yes)、高確率状態に移行する(S13)。
一方、変則押しが行われたときには(S12−No)、当選役が第1当選役か否かの判定を行う(S14)。
当選役が第1当選役(例えば、押し順指定の当選役)でない(例えば、押し順不問の当選役)ときには(S14−No)、高確率状態に移行させる(S13)。
また、当選役が第1当選役(例えば、押し順指定の当選役)のとき(S14−Yes)、又は、移行抽選に当選しなかったときには(S11−No)、低確率状態を維持する(S15)。
遊技状態制御処理3は高確率状態で行われる処理であり、この処理では、まず、転落抽選の当否が判定される(S21)。そして、当選が判定されたときには(S21−Yes)、変則押しの有無を判定することなく、低確率状態に移行する(S22)。一方、転落抽選に当選しなかったときには(S21−Yes)、同様に変則押しの有無を判定することなく、高確率状態を維持する(S23)。
なお、このような遊技状態制御処理1〜3は、主制御部10において実行することができる。
本実施形態のスロットマシン1によれば、従来のスロットマシンが改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
また、通常遊技状態において存在する遊技状態は、低確率状態、高確率状態の2つの遊技状態に限らず、3つ又はそれ以上の遊技状態があってもよい。
例えば、高確率状態で変則押しが行われたときには、低確率状態には移行させないものの、リール41に通常の動作とは異なる回胴演出動作を行わせることもできる。このとき表示器8では、高確率状態を示唆する画面から回胴演出無効告知画面に変化させてもよい。
変化後の演出として、例えば、表示器8は初期動作時に表示される画面を表示させ、ランプ11は消灯又は初期動作時のパターンでの点灯態様を行う。また、所定の可動物があるときには、初期位置にリセットされることが好ましい。ただし、停止ボタン5に内蔵されているランプなどのスロットマシン遊技に係るランプ類は点灯態様を変化させることなく既定の点灯パターンを継続することが好ましい。
5 停止ボタン(停止操作手段)
8 表示器
10 主制御部(制御手段、当選役決定手段、事前決定手段、移行制御手段、転落制御手段)
11 ランプ(発光手段)
20 副制御部(演出制御手段、前兆演出制御手段)
41 リール(変動表示手段)
Claims (3)
- 複数列の識別図柄を変動表示させる変動表示手段と、前記変動表示される識別図柄を停止表示させるために操作される停止操作手段と、複数の遊技状態を制御可能な制御手段と、を備える遊技機において、
前記複数の遊技状態には、遊技者に有利な特別遊技状態と、前記特別遊技状態を発生させるための権利が付与される確率が第1確率に制御される第1遊技状態と、前記確率が前記第1確率よりも高い第2確率に制御される第2遊技状態と、が含まれ、
前記制御手段は、
所定の移行抽選に基づいて遊技状態を前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させる移行制御手段と、
所定の抽選に基づいて当選役を決定する当選役決定手段と、を備え、
前記当選役決定手段は、前記当選役として第1当選役または前記第1当選役とは異なる第2当選役を決定可能とし、
前記移行制御手段は、
前記第1遊技状態における前記移行抽選の結果が前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させることに対応する結果となり、前記停止操作手段に対して第1操作態様による操作が行われた場合には、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させ、
前記第1遊技状態における前記移行抽選の結果が前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させることに対応する結果となり、前記停止操作手段に対して前記第1操作態様とは異なる第2操作態様による操作が行われた場合において、
前記当選役が前記第1当選役に決定されたときには、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させず、
前記当選役が前記第2当選役に決定されたときには、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させる
ことを特徴とする遊技機。 - 複数列の識別図柄を変動表示させる変動表示手段と、前記変動表示される識別図柄を停止表示させるために操作される停止操作手段と、遊技者に有利な特別遊技状態を含む複数の遊技状態を制御可能な制御手段と、を備える遊技機において、
前記特別遊技状態への移行を事前に決定する事前決定手段と、
前記特別遊技状態への移行を示唆する前兆演出を制御可能な前兆演出制御手段と、を備え、
前記複数の遊技状態には、前記特別遊技状態を発生させるための権利が付与される確率が第1確率に制御される第1遊技状態と、前記確率が前記第1確率よりも高い第2確率に制御される第2遊技状態と、が含まれ、
前記制御手段は、所定の移行抽選に基づいて遊技状態を前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させる移行制御手段を備え、
前記移行制御手段は、
前記第1遊技状態における前記移行抽選の結果が前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させることに対応する結果となり、前記停止操作手段に対して第1操作態様による操作が行われた場合には、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させ、
前記第1遊技状態における前記移行抽選の結果が前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させることに対応する結果となり、前記停止操作手段に対して前記第1操作態様とは異なる第2操作態様による操作が行われた場合には、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行させないように制御し、
前記前兆演出制御手段は、
前記特別遊技状態への移行が事前に決定されたときのみならず、前記特別遊技状態への移行が事前に決定されていないときでも所定期間に亘り前記前兆演出を実行可能であり、
前記特別遊技状態への移行が事前に決定されていないときの前記前兆演出実行中において前記停止操作手段に対して前記第2操作態様による操作が行われたときには当該前兆演出の実行を終了し、当該前兆演出に対応する前記所定期間が終了するまでの間に前記特別遊技状態への移行が事前に決定されても新たな前記前兆演出を実行しない
ことを特徴とする遊技機。 - 複数列の識別図柄を変動表示させる変動表示手段と、前記変動表示される識別図柄を停止表示させるために操作される停止操作手段と、複数の遊技状態を制御可能な制御手段と、を備える遊技機において、
前記複数の遊技状態には、遊技者に有利な特別遊技状態と、前記特別遊技状態を発生させるための権利が付与される確率が第1確率に制御される第1遊技状態と、前記確率が前記第1確率よりも高い第2確率に制御される第2遊技状態と、が含まれ、
前記制御手段は、所定の転落抽選に基づいて遊技状態を前記第2遊技状態から前記第1遊技状態に転落させる転落制御手段を備え、
前記転落制御手段は、
前記第2遊技状態において前記転落抽選が行われ、前記停止操作手段に対して第1操作態様による操作、または、前記停止操作手段に対して前記第1操作態様とは異なる第2操作態様による操作のいずれが行われた場合であっても、前記転落抽選の結果に基づく制御を行う
ことを特徴とする遊技機。
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