JP6608520B2 - 布地を前処理する方法 - Google Patents

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Description

洗濯前処理方法及びそれに使用する組成物。
多くの場合、非界面活性剤有効成分が洗濯前処理組成物中に処方される。そのような有効成分には、色相染料、酵素、光沢剤、汚れ除去ポリマー、キレート剤、及びそれらの混合物などの技術が含まれる。しかし、前処理した布地を洗浄液中に投入すると、そのような有効成分は、分散特性不良を示す場合があり、それにより、その含有成分が布地上で局所的に高濃度な領域を形成し得る。
高濃度な領域の形成には、洗浄液中に存在するすべての布地に対し有効成分によりもたらされ得る効果が減少するという負の効果があることから、消費者の洗浄体験に負の影響を及ぼす。また、色相染料などの有効成分の場合、この局所的な高濃度も、布地上で局所的に染みを生じ得る。この染みは、高濃度の色相染料が布地の特定領域と接触した結果である。
そこで、当該技術分野では、洗浄液中のかかる有効成分の局所的な高濃度の低減を示す非界面活性剤有効成分を含む、洗濯前処理組成物の提供が求められている。
驚くべきことに、本発明者らは、本発明の組成物により、洗浄液中の有効成分の分散の向上、及び洗浄液中のかかる活性成分の局所的な高濃度の低減についての事例が示されることを見出した。
本発明は、布地を洗濯する方法であって、
a.前処理工程において、洗濯前処理組成物を布地上の染みに適用する工程と、
b.工程(a)からの布地を、自動若しくは半自動洗濯機で、又は手洗い操作で、洗浄する工程と、を含み、
かかる洗濯前処理組成物が、
i.組成物の0.0001重量%〜8重量%の非界面活性剤有効成分と、
ii.組成物の40重量%〜80重量%のアルコキシル化アルキル界面活性剤の系であって、アルコキシル化アルキル界面活性剤が、第1のアルコキシル化アルキル界面活性剤及び第2のアルコキシル化アルキル界面活性剤を含み、
I.第1の界面活性剤が、一般構造式R−A(式中、Rは、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Aは、2〜12の平均アルコキシル化度を有する少なくとも1つのアルコキシ基であり、かかるアルコキシ基が、同等の繰り返しアルコキシ基又は少なくとも2つのアルコキシ基を含む同等の繰り返しアルコキシ基ブロックからなる)を有し、
II.第2の界面活性剤が、一般構造式R’−E−C[式中、R’は、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Eは、2〜12個のエトキシ基からなるエトキシ鎖であり、Cは、末端保護部であり、かかる末端保護部は、
a.プロポキシ基、ブトキシ基、及びそれらの混合から選択される1〜8個のアルコキシ基からなるアルキル鎖、又は
b.OH基、又は
c.一般式R”(式中、R”は、1〜8個の炭素原子からなる)の、直鎖状又は分枝状アルキル鎖、
d.又はそれらの混合から選択される]を有する、アルコキシル化アルキル界面活性剤の系と、
iii.組成物の0重量%〜40重量%の溶媒であって、極性プロトン性溶媒、極性非プロトン性溶媒、又はそれらの混合物から選択される溶媒と、を含む、方法である。
前処理方法
本発明は、布地を洗濯する方法であって、
a.前処理工程において、洗濯前処理組成物を布地上の染みに適用する工程と、
b.工程(a)からの布地を、自動若しくは半自動洗濯機で、又は手洗い操作で、洗浄する工程と、を含む、方法である。
工程(a)において、前処理組成物を、未希釈の形態で布地に直接付けてもよい。任意の好適な手段を使用して前処理組成物を適用してもよく、かかる手段には、注ぐこと、すくい取ること、刷毛塗りすること、こすり付けること、又はそれらの組み合わせが挙げられる。当業者であれば、好適な手段を認識し得る。
工程(a)において、前処理組成物を、最初に、ある量の水で希釈し、次に上記と同じ手段を使用して布地に付けてもよい。当業者であれば、希釈するための好適な手段及び好適な使用希釈濃度を承知し得る。
当業者であれば、工程(b)において布地を洗濯するための好適な手段を承知し得る。布地を、工程(a)における前処理後、更なる清浄化組成物を添加せず直接洗濯してもよい。あるいは、任意の好適な形態の別の布地洗剤組成物を使用してもよい。
洗濯前処理組成物
洗濯前処理組成物は、任意の好適な組成物であってよい。組成物は、固形分、液体、又はそれらの混合物の形態でよい。
固形分は、流動性微粒子、コンパクト化された固形分、又はそれらの混合物の形態でよい。固形分はいく分かの水を含んでもよいが、本質的には水が含まれないことを理解する必要がある。換言すれば、様々な原材料の添加からのもの以外に、水が意図的に添加されることはない。
本発明の洗濯前処理組成物に関し、用語「液体」は、分散液、ゲル、ペーストなどの形態を包含する。また、液体組成物は、好適に細分された形態の気体を含んでもよい。用語「液体洗濯前処理組成物」とは、家庭用洗濯機で布地を濡らし、処理することができる、例えば、衣類の清浄化ができる液体を含む、任意の洗濯洗剤組成物を指す。分散液は、例えば、固形分又は微粒子状物質が内部に含まれる液体である。
洗濯処理組成物は、組成物の0.0001重量%〜8重量%の非界面活性剤有効成分を含む。非界面活性剤有効成分について、以下、より詳細に記載する。
洗濯処理組成物は、組成物の40重量%〜80重量%のアルコキシル化アルキル界面活性剤の系を含む。アルコキシル化アルキル界面活性剤について、以下、より詳細に記載する。
洗濯処理組成物は、組成物の0重量%〜40重量%の溶媒であって、極性プロトン性溶媒、極性非プロトン性溶媒、又はそれらの混合物から選択される溶媒、を含む。溶媒について、以下、より詳細に記載する。
理論に束縛されるものではないが、非界面活性剤有効成分は、アルコキシル化アルキル界面活性剤との複合体となり、ミセル構造を形成すると考えられる。これらのミセル構造の形態で、非界面活性剤有効成分の洗浄液中への分散がより良好になり、局所的な高濃度領域が形成され難くなる。
非界面活性剤有効成分
本明細書において、「非界面活性剤有効成分」とは、清浄化、真新しさ、美観などの利点を布地にもたらし、界面活性剤特性を示さない、任意の化合物を意味する。界面活性剤は、疎水性辺縁部(油溶性であるアルキル状のもの)及び親水性部分(水溶性)がある、有機分子である。界面活性剤により、表面張力を低下させる能力が示され、ミセル、及び六方相などの他の相が形成され得る。
液体組成物は、組成物の0.0001重量%〜8重量%の非界面活性剤有効成分を含む。液体組成物は、組成物の0.0005重量%〜6重量%、又は更には0.001重量%〜5重量%の非界面活性剤有効成分を含んでもよい。
非界面活性剤有効成分は、任意の好適な非界面活性剤有効成分でよい。当業者であれば、好適な非界面活性剤有効成分を認識し得る。
好ましくは、非界面活性剤有効成分は、6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有する。非界面活性剤有効成分の混合物がある場合、各有効成分は、6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有し得る。あるいは、有効成分の混合物は、合せて6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有し得る。当業者であれば、公知の数式を使用する、親水性指標の計算方法を、知り得る。
非界面活性剤有効成分の親水性指標(HINS)を、以下のとおり計算することができる。
Figure 0006608520
当業者であれば、親水性部分の識別方法を知り、適切な分子量(MW)を計算し得る。
yが含有される混合非界面活性剤有効成分系の親水性指標(HIMNS)を、以下のとおり計算することができる。
Figure 0006608520
本発明の目的のため、以下の基、すなわち、アルコールの−OH、エトキシレートからのCHCHO、グリセロール基のCHCH(O)CHO、サルフェート、スルホネート、カーボネート、及びカルボキシレートが親水性基であると、理解する必要がある。これらの親水性部分及び分子全体の両方の分子量を、対イオン、例えば、−SO 、−CO なしで求める必要がある(SONa、SOH、COH若しくはCONaを言うものではない)。4級アンモニウム化合物に関し、N基は、親水性基と認識されるものであり、親水性指標の計算には、R〜Rの置換基が何であるかにかかわらず、N(CHとして解釈する必要がある。エーテルは、そのエーテルが上記エトキシレートでない限り、親水基として認識されない。本発明に関し、すべての他の基は、親水基として認識されない。
好ましくは、非界面活性剤有効成分は、アルコキシル化されたものであり、より好ましくはエトキシル化されたものである。
非界面活性剤有効成分は、色相染料、光沢剤、汚れ除去ポリマー、キレート剤、及びそれらの混合物を含む群から選択されるものでよい。好ましくは、有効成分は、色相染料である。
色相染料(補色剤、ブルーイング剤又は増白剤と呼ばれる場合があるもの)は、典型的には、青色又は紫色の色調を布地に与える。色相染料は、単独、又は組み合わせのいずれで使用してもよく、特定の色相の色調を得ることができ、及び/又は異なる種類の布地に色調をつけることができる。これを、例えば赤色染料と緑〜青色染料とを混合することで青色又は紫色の色調を与えることにより得てもよい。好ましくは、色相染料は、青色又は紫色色相染料であり、白い衣類若しくは布地に青色又は紫色がもたらされる。かかる組成物で処理された白い衣類の色相角は、240〜345、より好ましくは260〜325、更により好ましくは270〜310となる。
1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、メタノール溶液中約400nm〜約750nmの波長範囲において、約1000リットル/モル/cmより大きい。1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、約540nm〜約630nmの波長範囲において、約10,000〜約100,000リットル/モル/cmである。1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、約560nm〜約610nmの波長範囲において、約20,000〜約70,000リットル/モル/cm又は更には約90,000リットル/モル/cmである。
以下提示する試験方法を使用し、染料、又は染料の混合物が、本発明の目的のための色相染料であるかどうかを、判定することができる。
試験方法
I.染料の沈着判定方法
a.)非光沢の混紡布地の衣服41の、非光沢の糸でかがった見本(MFF41、5cm×10cm、平均重量1.46g)は、Testfabrics,Inc.(West Pittston,PA)から購入する。MFF41の見本を剥いだ後、AATCCによる強力液体洗濯洗剤(HDL)で、光沢剤なし及び49℃での2回の全サイクルの洗浄、並びに49℃及び洗剤なしでの更なる3回の全サイクルの洗浄により使用する。4つの複製見本を、各フラスコ内に入れる。
b.)洗剤を0gpgの水中に室温で1.55g/Lの濃度で溶解することによって、十分な容積のAATCC規格光沢剤なしHDL洗剤溶液を調製する。
c.)染料の濃縮原液を、ジメチルスルホキシド(DMSO)、又は50:50のエタノール/水から選択される適切な溶媒で調製する。エタノールが好ましい。400mLの洗剤溶液(上記工程I.b.で調製)を入れたビーカーに、路長が1.0cmのセルで、吸光度λmaxが0.1AU(±0.01AU)となる水溶液を調製するのに十分な量で、染料原液を添加した。染料の混合物については、個々の染料の水溶液の吸光度λmaxの合計を、路長が1.0cmのセルで0.1AU(±0.01AU)とする。濃縮原液からの洗浄溶液中、有機溶媒の総濃度を、0.5%未満とする。125mLの分量の洗浄溶液を、3つの別々の使い切り250mLエルレンマイヤーフラスコ(Thermo Fisher Scientific(Rochester,NY))に入れる。
d.)4つのMFF41の見本を各フラスコ内に入れ、フラスコを封止し、手作業で振盪し、見本を濡らす。フラスコをModel 75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA)から)上に置き、最大設定の10(390振り/分、14.6度の弧)で撹拌した。12分後、洗浄溶液を真空吸引によって除き、125mLの、0gpgの水をすすぎのため添加し、フラスコを更に4分間撹拌する。すすぎ溶液を真空吸引によって除き、見本をMini Countertop Spin Dryer(The Laundry Alternative Inc.,(Nashua,NH)内で5分間回転脱水し、その後、それを暗所で送風乾燥する。
e.)3種類のとりわけ消費者関連の布地、木綿、及びポリエステルについて、LabScan XE反射型分光光度計(HunterLabs,(Reston,VA))(D65光源、10度観測、紫外線遮光)を使用し、乾燥見本のL、a、及びbを測定する。12の見本(4つの見本が3つのフラスコの各々に入っている)のL、a、及びb値を平均し、以下の数式
HD=DE=((L −L +(a −a +(b −b 1/2
(式中、下付き文字c及びsはそれぞれ、上記の方法による、対照、すなわち染料が入っていない洗剤中で洗浄した布地、及び染料若しくは染料の混合物が入っている洗剤で洗浄した布地を指す)を使用し、各布地の種類について、染料の色相沈着(HD)を計算する。
II相対色相角を求める方法(染料なしの対照基準)
a.)各溶液からの12の見本のa値及びb値を平均し、以下の式
Δa=a −a 及びΔb=b −b
(式中、下付き文字c及びsはそれぞれ、上記I.に記載の方法による、染料が入っていない洗剤中で洗浄した布地、及び染料若しくは染料の混合物が入っている洗剤中で洗浄した布地を指す)を使用し、Δa及びΔbを求めた。
b.)Δa及びΔbの両方の絶対値が、0.25未満の場合、相対色相角(RHA)を計算しなかった。Δa及びΔbのいずれかの絶対値が、0.25以上の場合、以下の式を使用し、RHAを求めた。
Δbが0以上の場合、RHA=ATAN2(Δa,Δb
Δbが0未満の場合、RHA=360+ATAN2(Δa,Δb
III染料が色相染料であるか否かを判定する方法
(a)HDcotton又はHDpolyesterのいずれかが2.0DE単位以上、又は好ましくは上記の式により3.0以上又は4.0以上又は更には5.0以上であり、並びに(b)(a)におけるDEの基準に合致する布地の相対色相角(以下の方法IIIを参照されたい)が240〜345の範囲内、より好ましくは260〜325の範囲内、更により好ましくは270〜310の範囲内である場合、染料又は染料の混合物を、本発明の目的のための色相染料(補色用染料又はブルーイング用染料としても公知)と考える。両方の種類の布地について、HDの値が2.0DE単位未満、又は相対色相角が、DEが基準に合致する各布地の前述の範囲内にない場合、染料は、本発明の目的のための色相染料ではない。
色相染料は、当該技術分野において公知の任意の化学分類の染料から選択されるものでよく、それには、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンをはじめとするもの)、アジン、アゾ(例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン及びベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、並びにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適な色相染料としては、小分子染料、ポリマー染料、及び染料−クレイ結合体が挙げられる。好ましい色相染料は、小分子染料及びポリマー染料から選択される。
好適な小分子染料を、カラーインデックス(C.I.,Society of Dyers and Colourists,(Bradford,UK))分類の酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応染料、溶剤染料、又は分散染料に該当する染料からなる群から選択することができる。好ましくは、そのような染料は、青色、紫色、赤色、緑色、又は黒色に分類されるものでよく、単独若しくは他の染料との組み合わせで、又は他の補助含有成分との組み合わせで、所望の色調を与えることができる。反応染料は、原料とする際に、少量の加水分解された染料を含有していてもよく、洗剤処方中又は洗浄中、更に加水分解されてもよい。また、そのような加水分解された染料及び混合物も、好適な小分子染料としての役割を果たすことができる。
別の態様において、染料としては、ダイレクトバイオレット(5、7、9、11、31、35、48、51、66、及び99)、ダイレクトブルー(1、71、80、及び279)、アシッドレッド(17、73、52、88、及び150)、アシッドバイオレット(15、17、24、43、49、及び50)、アシッドブルー(15、17、25、29、40、45、48、75、80、83、90、及び113)、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット(1、3、4、10、及び35)、ベーシックブルー(3、16、22、47、66、75、及び159)、アントラキノン系分散染料又は溶剤染料(ソルベントバイオレット(11、13、14、15、15、26、28、29、30、31、32、33、34、26、37、38、40、41、42、45、48、59)、ソルベントブルー(11、12、13、14、15、17、18、19、20、21、22、35、36、40、41、45、59、59:1、63、65、68、69、78、90)、など)、ディスパースバイオレット(1、4、8、11、11:1、14、15、17、22、26、27、28、29、34、35、36、38、41、44、46、47、51、56、57、59、60、61、62、64、65、67、68、70、71、72、78、79、81、83、84、85、87、89、105)、ディスパースブルー(2、3、3:2、8、9、13、13:1、14、16、17、18、19、22、23、24、26、27、28、31、32、34、35、40、45、52、53、54、55、56、60、61、62、64、65、68、70、72、73、76、77、80、81、83、84、86、87、89、91、93、95、97、98、103、104、105、107、108、109、11、112、113、114、115、116、117、118、119、123、126、127、131、132、134、136、140、141、144、145、147、150、151、152、153、154、155、156、158、159、160、161、162、163、164、166、167、168、169、170、176、179、180、180:1、181、182、184、185、190、191、192、196、197、198、199、203、204、213、214、215、216、217、218、223、226、227、228、229、230、231、232、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、249、252、261、262、263、271、272、273、274、275、276、277、289、282、288、289、292、293、296、297、298、299、300、302、306、307、308、309、310、311、312、314、318、320、323、325、326、327、331、332、334、347、350、359、361、363、372、377、及び379)、アゾ系分散染料(ディスパースブルー(10、11、12、21、30、33、36、38、42、43、44、47、79、79:1、79:2、79:3、82、85、88、90、94、96、100、101、102、106、106:1、121、122、124、125、128、130、133、137、138、139、142、146、148、149、165、165:1、165:2、165:3、171、173、174、175、177、183、187、189、193、194、200、201、202、206、207、209、210、211、212、219、220、224、225、248、252、253、254、255、256、257、258、259、260、264、265、266、267、268、269、270、278、279、281、283、284、285、286、287、290、291、294、295、301、304、313、315、316、317:319、321、322、324、328、330、333、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、351、352、353、355、356、358、360、366、367、368、369、371、373、374、375、376、及び378)、ディスパースバイオレット(2、3、5、6、7、9、10、12、3、16、24、25,33,39、42、43、45、48、49、50、53、54、55、58、60、63、66、69、75、76、77、82、86、88、91、92、93、93:1、94、95、96、97、98、99、100、102、104、106、及び107)など)などのカラーインデックス名によって表される染料からなる群から選択されるものを挙げることができる。好ましくは、小分子染料は、C.I.番号アシッドバイオレット17、アシッドブルー80、アシッドバイオレット50、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものでよい。
別の態様において、好適な小分子染料としては、CAS番号が52583−54−7、42783−06−2、210758−04−6、104366−25−8、122063−39−2、167940−11−6、52239−04−0、105076−77−5、84425−43−4、及び87606−56−2の染料、並びに非アゾ染料ディパースブルー250、354、364、ソルベントバイオレット8、ソルベントブルー43、57、Lumogen Fブルー650、及びLumogen Fバイオレット570を挙げることができる。
別の態様において、好適な小分子染料としては、フタロシアニン部位に、好ましくはAl−及びSiフタロシアニン部位に、有機結合部位を介して共有結合した、アゾ染料、好ましくはモノアゾ染料が挙げられる。
好適なポリマー染料としては、共有結合した(結合したと称することもある)色原体(染料ポリマー結合体としても知られるもの)を含有するポリマー、例えば、ポリマーの主鎖中に共重合した色原体モノマーを有するポリマー、及びそれらの混合物からなる群から選択される染料が挙げられる。
ポリマー染料としては次の(a)〜(f)が挙げられる。すなわち、(a)水溶性ポリエステルポリマーに、その上の少なくとも1つ、好ましくは2つの遊離OH基を介して結合した、反応染料。水溶性ポリエステルポリマーは、フェニルジカルボキシレート、オキシアルキレンオキシ、及びポリオキシアルキレンオキシの、コモノマーを含んでもよい。(b)通常的には直鎖状又は分枝状のポリアルキルアミンであるポリアミンに結合した、反応染料。ポリマー中のアミンは、1級でも、2級でも、3級でもよい。1つの態様において、ポリエチレンイミンが好ましい。別の態様において、ポリアミンはエトキシル化されたものである。(c)アニオン性基を含有する染料に結合したアルケンと、染料部位に結合していない1つ以上の更なるアルケンコモノマーとの、共重合によって得ることのできる負荷電の基がある染料部分を有する、染料ポリマー。(d)カチオン性基を含有する染料に結合したアルケンと、染料部位に結合していない1つ以上の更なるアルケンコモノマーとの、共重合によって得ることのできる正荷電の基がある染料部分を有する、染料ポリマー。(e)カルボキシレート基を含有するポリマーチオフェンアゾポリオキシアルキレン染料が挙げられる。並びに(f)少なくとも1つの反応染料、及び次の群(ヒドロキシル部位、1級アミン部位、2級アミン部位、チオール部位、及びそれらの混合からなる群)から選択される部位を含むポリマー、を含む染料ポリマー結合体であって、上記ポリマーが、好ましくは、多糖類、タンパク質、ポリアルキレンイミン、ポリアミド、ポリオール、及びシリコーンからなる群から選択される染料ポリマー結合体。1つの態様において、カルボキシメチルセルロースは、C.I.リアクティブブルー19(Megazyme,Wicklow、(Ireland)により、製品名「AZO−CM−CELLULOSE」、製品コードS−ACMCで販売)と結合したCMCなど、1つ以上の反応性青色染料、反応性紫色染料、又は反応性赤色染料と共有結合したものでよい。
他の好適なポリマー染料としては、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色料、アルコキシル化炭素環アゾ着色料、及びアルコキシル化チオフェンポリマー着色料をはじめとするアルコキシル化複素環アゾ着色料、並びにそれらの混合物が挙げられる。好ましいポリマー染料は、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色料、アルコキシル化炭素環アゾ着色料、及びアルコキシル化チオフェンポリマー着色料をはじめとするアルコキシル化複素環アゾ着色料、並びにそれらの混合物などの任意に置換されたアルコキシル化染料を含み、Liquitint(登録商標)(Milliken,Spartanburg,(South Carolina,USA))の名称で販売の布地直接着色料などがある。
好適なポリマー染料を、以下例示する。そのようなアルコキシル化化合物のすべてと同様に、有機合成により、異なるアルコキシル化度を有する分子の混合物を製造することができる。典型的なエトキシル化プロセス中、例えば、エチレンオキサイド付加の無秩序さにより、異なるエトキシル化度を有するオリゴマーの混合物が得られる。多くの場合ポワソンの法則に従う、そのエチレンオキサイド数の分布の結果として、市販材料は、特性がいく分異なる物質を含有する。例えば、1つの態様において、エトキシル化から得られるポリマー染料は、一般構造式(式A、x+y=5のもの)が示唆し得る、5つの(CHCHO)単位を含有する単一の化合物ではない。むしろ、生成物は、数種の同族体の混合物であり、そのエチレンオキサイド単位の合計が、約2〜約10で変動する。通常的に使用し色相染料を直接得ることのできる工業関連プロセスにより、典型的には、そのような混合物が得られ、又はあまり一般的でない場合として精製工程を経てもよい。
好ましくは、色相染料は、以下の構造式
Dye−(G)a−R
[式中、−(G)a−R基は、染料の芳香環に結合しており、Gは、独立して、−SO−又は−C(O)−であり、符号aは、値が0又は1の整数であり、R及びRは、独立して、H、ポリオキシアルキレン鎖、C1〜8アルキル(任意にアルキル鎖は、エ−テル(C−O−C)、エステル及び/又はアミド結合を含み、任意にアルキル鎖は、−Cl、−Br、−CN、−NO、−SOCH、−OH、及びそれらの混合で置換される)、任意にポリオキシアルキレン鎖で置換されたC6〜10アリール、任意にエ−テル(C−O−C)、エステル及び/又はアミド結合で置換され、任意に−Cl、−Br、−CN、−NO、−SOCH、−OH、ポリオキシアルキレン鎖置換C1〜8アルキル、ポリオキシアルキレン鎖置換C6〜10アリール、ポリオキシアルキレン鎖置換C7〜16アルカリール、及びそれらの混合で置換された、C7〜16アルカリールから選択され、上記ポリオキシアルキレン鎖は、独立して、約2〜約100、約2〜約50、約3〜約30、又は約4〜約20の繰り返し単位を有する]の色相染料でよい。好ましくは、繰り返し単位は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものである。好ましくは、繰り返し単位は、本質的にエチレンオキサイドである。
好ましくは、色相染料は、式A
Figure 0006608520
(式中、符号の値x及びyは、独立して、1〜10から選択される)の構造のものでよい。また、いくつかの態様において、平均エトキシル化度、x+yは、エトキシレート基の平均数と称される場合もあり、約3〜約12、好ましくは約4〜約8である。いくつかの実施形態において、平均エトキシル化度、x+yは、約5〜約6であってよい。混合物中に存在するエトキシル化の範囲は、組み込まれたエトキシレートの平均数に応じて変動する。5又は8のいずれかのエトキシレートによる、トルイジンのエトキシル化についての典型的な分布が、Journal of Chromatography A 1989,volume 462,pp 39〜47で、42ページの表2に示されている。増白剤を合成するには、米国特許第4,912,203号(Klugerら)に開示されている手順に従い、当該技術分野で公知の手順により、1級芳香族アミンを適切な量のエチレンオキサイドと反応させる。着色料の調製に有用なポリエチレンオキシ置換m−トルイジンを、多くの公知の方法によって調製することができる。しかし、ポリエチレンオキシ基のm−トルイジン分子中への組み込みは、m−トルイジンのエチレンオキサイドとの反応によることが好ましい。一般的に、反応は2段階で進行し、第1段階は、相当するN,N−ジヒドロキシエチル置換m−トルイジンの生成である。いくつかの態様において、この第1段階においては触媒を利用しない(例えば、米国特許第3,927,044号(Fosterら)の第4欄第16〜25行に開示)。次に、ジヒドロキシエチル置換m−トルイジンを、ナトリウムなどの触媒の存在下、追加のエチレンオキサイドと反応(米国特許第3,157,633号(Kuhn)の調製IIに記載)させるものであり、又は水酸化ナトリウム若しくは水酸化カリウムの存在下、追加のエチレンオキサイドと反応(米国特許第5,071,440号(Hinesら)の実施例5に記載)させてもよい。反応混合物に追加されるエチレンオキサイドの量により、最終的に窒素原子に結合するエチレンオキシ基の数が決定される。いくつかの態様において、過剰量のポリエチレンオキシ置換m−トルイジンカプラーを増白剤の生成に用い、最終的な着色料混合物中の成分として留めてもよい。特定の態様においては、過剰量のカプラーを存在させて、それが組み込まれる、原料、予備混合物、最終生成物、又は更には最終生成物から調製した洗浄溶液などの混合物に、有利な特性がもたらすこともできる。
式Aの染料についてのHINSを、符号の値x及びyの関数として下記の表に示す。
Figure 0006608520
A2、A6、及びA10(重量比30:30:40)の混合物のHIは、9.3である。
色相染料は、好ましくは、以下の構造式
Figure 0006608520
(式中、
及びRは、独立して、H、アルキル、アルコキシ、アルキレンオキシ、アルキル保護されたアルキレンオキシ、ウレア、及びアミドからなる群から選択され、
は、置換アリール基であり、
Xはスルホンアミド部位及び任意にアルキル及び/又はアリール部位を含む置換基であり、ここで、置換基は、少なくとも1つのアルキレンオキシ鎖を含む)のものでよい。
色相染料は、チオフェンアゾ染料などのチオフェン染料でよく、好ましくはアルコキシル化されたものでよい。任意に、染料は、スルホン酸基、カルボン酸基又は4級アンモニウム基から選択される少なくとも1つの可溶化基で置換されたものでよい。
本発明による色相染料の非限定的な例は、以下のものである。
Figure 0006608520
好適な染料クレイ結合体としては、少なくとも1つのカチオン染料/塩基性染料及びスメクタイトクレイを含む群から選択される染料クレイ結合体が挙げられ、好ましいクレイは、モンモリロナイトクレイ、ヘクトライトクレイ、サポナイトクレイ、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものでよい。別の態様において、好適な染料クレイ結合体としては、クレイと、以下の群から選択される1つのカチオン染料/塩基性染料とからなる群から選択される染料クレイ結合体が挙げられ、かかる群は、C.I.ベーシックイエロー1〜108、C.I.ベーシックオレンジ1〜69、C.I.ベーシックレッド1〜118、C.I.ベーシックバイオレット1〜51、C.I.ベーシックブルー1〜164、C.I.ベーシックグリーン1〜14、C.I.ベーシックブラウン1〜23、C.I.ベーシックブラック1〜11からなる。更に別の態様において、好適な染料クレイ結合体としては、モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2結合体、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、ヘクトライトトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2結合体、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、サポナイトC.I.ベーシックブラック2結合体、及びそれらの混合物からなる群から選択される、染料クレイ結合体が挙げられる。
任意の好適な汚れ除去ポリマーを使用することができる。当業者であれば、好適な汚れ除去ポリマーを認識し得る。汚れ除去ポリマーは、ポリエステル汚れ除去ポリマーを含んでもよい。好適なポリエステル汚れ除去ポリマーは、テレフタレートポリマー、アミンポリマー、又はそれらの混合物から選択されるものでよい。好適なポリエステル汚れ除去ポリマーは、以下の構造式(I)、(II)、又は(III)
(I)−[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(II)−[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(III)−[(OCHR−CHR−OR
(式中、
a、b、及びcは、1〜200であり、
d、e、及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、5位がSOMeにより置換された1,3−置換フェニレンであり、
Meは、H、Na、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラアルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル若しくはC〜C10ヒドロキシアルキルである)、又はこれらの混合物であり、
、R、R、R、R、及びRは、独立して、H又はC〜C18n−若しくはイソ−アルキルから選択され、
は、直鎖状若しくは分枝状C〜C18アルキル、又は直鎖状若しくは分枝状C〜C30アルケニル、又は5〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である)のうちの1つによって特定される構造のものでよい。
好適なポリエステル汚れ除去ポリマーは、上記の式(I)又は(II)の構造のテレフタレートポリマーでよい。
好適なポリエステル汚れ除去ポリマーとしては、Repel−o−tex SF2(Rhodia)などのRepel−o−texシリーズのポリマー、及び/又はTexcare SRA300(Clariant)などのTexcareシリーズのポリマーが挙げられる。
任意の好適な光沢剤を使用することができる。当業者であれば、好適な光沢剤を認識し得る。光沢剤は、好ましくはスチルベン光沢剤から選択されるものである。
光沢剤は、光沢剤15などのスチルベンを含むものでよい。他の好適な光沢剤としては、光沢剤49が挙げられる。光沢剤は、3マイクロメートル(μm)〜30μm、又は3μm〜20μm、又は3μm〜10μmの範囲内の重量平均粒径の微粉化微粒子形態でよい。光沢剤は、α又はβ結晶形態でもよい。
好適な光沢剤としては、ジ−スチリルビフェニル化合物(例えばTinopal(登録商標)CBS−X)、ジ−アミノスチルベンジ−スルホン酸化合物(例えばTinopal(登録商標)DMS pure Xtra及びBlankophor(登録商標)HRH)、並びにピラゾリン化合物(例えばBlankophor(登録商標)SN)、並びにクマリン化合物(例えばTinopal(登録商標)SWN)が挙げられる。
好ましい光沢剤には、ナトリウム2−(4−スチリル−3−スルフォフェニル)−2H−ナフトール[1,2−d]トリアゾール、ジナトリウム4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−(Nメチル−N−2−ヒドロキシエチル)アミノ1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2’ジスルホネート、ジナトリウム4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2’ジスルホネート、及びジナトリウム4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルがある。好適な蛍光光沢剤には、C.I.蛍光光沢剤260があり、そのβ若しくはα結晶形態で使用しても、又はこれらの形態の混合物で使用してもよい。
任意の好適なキレート剤を使用することができる。当業者であれば、好適なキレート剤を認識し得る。好適なキレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミンペンタ(メチルホスホン酸)、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ヒドロキシエタンジ(メチレンホスホン酸)、及びそれらの任意の組み合わせから選択されるものでよい。好適なキレート剤には、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸(EDDS)及び/又はヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)がある。洗濯処理組成物は、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸、又はその塩を含んでもよい。エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸は、S,Sエナンチオマー形態でよい。組成物は、4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンジスルホン酸二ナトリウム塩、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)及び/又はその塩、2−ヒドロキシピリジン−1−オキサイド、Trilon P(商標)(BASF(Ludwigshafen,Germany)から入手可能)を含んでもよい。また、好適なキレート剤には、炭酸カルシウム結晶成長阻害剤もよい。好適な炭酸カルシウム結晶成長阻害剤は、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びその塩、N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びその塩、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びその塩、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択されるものでよい。
組成物は、炭酸カルシウム結晶成長阻害剤を含むものでよく、これは、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びその塩、N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びその塩、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びその塩、並びにそれらの任意の組み合わせから選択されるものなどでよい。
アルコキシル化アルキル界面活性剤
液体組成物は、組成物の40重量%〜80重量%のアルコキシル化アルキル界面活性剤の系であって、アルコキシル化アルキル界面活性剤が、第1のアルコキシル化アルキル界面活性剤及び第2のアルコキシル化アルキル界面活性剤を含む、アルコキシル化アルキル界面活性剤の系を含む。液体組成物は、組成物の50重量%〜75重量%、又は更には60重量%〜70重量%のアルコキシル化アルキル界面活性剤の系を含んでもよい。
第1の界面活性剤は、一般構造式R−A(式中、Rは、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Aは2〜12の平均アルコキシル化度を有する少なくとも1つのアルコキシ基であり、アルコキシ基が、同等の繰り返しアルコキシ基又は少なくとも2つのアルコキシ基を含む同等の繰り返しアルコキシ基ブロックからなる)を有する。
第1の界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又はそれらの混合物でよい。好ましくは、アルコキシル化アルキル界面活性剤は、ノニオン性アルコキシル化アルキル界面活性剤である。
第1の界面活性剤のアルコキシ鎖は、エトキシレート基、ブトキシレート基、プロポキシレート基、又はそれらの混合を含んでもよい。第1の界面活性剤のアルキル基は、同等の繰り返しアルコキシ基又は少なくとも2つのアルコキシ基を含む同等の繰り返しアルコキシ基ブロックからなる。例えば、アルコキシ基は、EO−EO−EO−EO(式中、「EO」はエトキシ基である)であり得、又はアルコキシ基は、以下の繰り返しブロック[EO−BO]−[EO−BO]−[EO−BO](式中、「BO」はブトキシ基である)、若しくは[BO−PO−EO]−[BO−PO−EO]−[BO−PO−EO]の更なる例であり得る。更なる例としては、以下の繰り返しブロック[EO−PO]又は[EO−EO−PO]が挙げられる。これらは非限定的な例であり、当業者であれば、更なる繰り返しアルコキシブロック又は繰り返しアルコキシ基を承知し得る。
第1の界面活性剤は、好ましくは、脂肪族アルコールアルコキシレート、ガーベットアルコールアルコキシレート、オキソアルコールアルコキシレート、アルキルフェノールアルコールアルコキシレート、及びそれらの混合物を含む群から選択されるものである。
第1の界面活性剤のアルキル鎖は、8〜16個、又は更には10〜14個の炭素原子を含んでもよい。
第1の界面活性剤の平均アルコキシル化度は、好ましくは3〜10、又は更には4〜8である。
好ましくは、第1の界面活性剤は、6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有する。第1の界面活性剤が、第1の界面活性剤の定義によるアルコキシル化アルキル界面活性剤の混合物である場合、混合物中の各界面活性剤は、6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有する。あるいは、アルコキシル化アルキル界面活性剤の混合物は、合わせて、6〜16、より好ましくは8〜14の親水性指標を有する。当業者であれば、公知の数式を使用する、親水性指標の計算方法を、知り得る。
界面活性剤の親水性指標(HI)を、以下のとおり計算することができる。
Figure 0006608520
当業者であれば、親水性部分の認識方法を知り、適切な分子量(MW)を計算し得る。
混合界面活性剤の系の親水性指標(HIMS)を、以下のとおり計算することができる。
Figure 0006608520
好ましくは、非界面活性剤有効成分は親水性指標を有し、及び第1の界面活性剤は親水性指標を有し、非界面活性剤有効成分の親水性指標が、第1の界面活性剤の親水性指標の、0.5〜2倍の範囲内、又は更には0.7〜1.5倍の範囲内、又は更には0.8〜1.2倍の範囲内である。
第2の界面活性剤は、一般構造式R’−E−C[式中、R’は、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Eは2〜12個のエトキシ基からなるエトキシ鎖であり、Cは、末端保護部であり、末端保護部は、
I.プロポキシ基、ブトキシ基、及びそれらの混合物から選択される1〜8個のアルコキシ基からなるアルキル鎖、又は
II.OH基、又は
III.一般式R”H(式中、R”は、1〜8個の炭素原子からなる)の、直鎖状又は分枝状アルキル鎖、
IV.又はそれらの混合である]のものである。
第2の界面活性剤のアルキル鎖は、8〜16個、又は更には10〜14個の炭素原子を含んでもよい。
第2の界面活性剤のアルキル鎖は、3〜10個、又は更には4〜8個のエトキシ基からなるものでよい。
第1の界面活性剤の、第2の界面活性剤に対する重量比は、5:1〜1:8、又は更には3:1〜1:7、又は更には2:1〜1:6でよい。
処理組成物のアルキルアルコキシル化界面活性剤は、単位用量物品中に存在する全界面活性剤の、50重量%以下、好ましくは40重量%以下、又は30重量%以下、又は20重量%以下、又は更には10重量%以下で含まれてもよい。
液体組成物は、組成物の2重量%未満、又は更には1重量%未満、又は更には0.5重量%未満の、アニオン性界面活性剤を含んでもよい。
溶媒
組成物は、組成物の0重量%〜40重量%の、極性プロトン性溶媒、極性非プロトン性溶媒、又はそれらの混合物から選択される溶媒を含む。好ましくは、溶媒は、極性プロトン性溶媒から選択されるものである。
極性プロトン性溶媒は、OH結合又はNH結合を有する溶媒であり、水素結合に関与することができる。当業者であれば、好適な極性非プロトン性溶媒を認識し得る。好ましくは、極性非プロトン性溶媒は、水、グリセロール、モノプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エタノール、メタノール、プロパノール、イソプロパノール、及びそれらの混合物を含む群から選択されるものである。
極性非プロトン性溶媒は、誘電率が15より大きい、OH基もNH基も含有しない溶媒である。当業者であれば、好適な極性非プロトン性溶媒を認識し得る。
好ましくは、溶媒は、水、グリセロール、モノプロピレングリコール、及びそれらの混合物を含む群から選択されるものである。
補助含有成分
液体組成物は、補助含有成分を含んでもよい。好適な補助含有成分は、ポリマー、界面活性剤、ビルダー、移染防止剤、分散剤、酵素、酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、再付着防止剤、泡抑制剤、染料、乳白剤、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、ヒドロトロープ、加工助剤、及び/又は顔料から選択されるものでよい。
液体組成物は、美観用染料、乳白剤、酵素、又はそれらの混合物を含んでもよい。
組成物は、美観用染料及び/又は顔料を含んでもよい。好適な染料としては、清浄化組成物及び/又は処理組成物を着色するために使用される、任意の従来の染料、典型的には小分子染料又はポリマー染料が挙げられる。これらは、一般的に、非布地色相染料である。
組成物は、レオロジー変性剤を含んでもよい。レオロジー変性剤は、非ポリマーレオロジー変性剤又はポリマーレオロジー変性剤から選択され得る。レオロジー変性剤は、非ポリマーレオロジー変性剤、好ましくは、結晶化可能なグリセリドでよい。レオロジー変性剤は、ポリマーレオロジー変性剤、好ましくは繊維系ポリマーレオロジー変性剤、より好ましくは、セルロース繊維系レオロジー変性剤でよい。レオロジー変性剤は、アクリレートホモポリマー又はアクリレート含有コポリマーをはじめとする、アクリレート系ポリマーから選択されるものでよい。レオロジー変性剤は、結晶化可能なグリセリド、セルロース繊維系構造化剤、TiO、シリカ及びそれらの混合物から選択されるものでよい。
組成物は、真珠光沢剤を含んでもよい。
作製方法
本発明の組成物を、当該技術分野において公知の任意の好適な製造技術を使用して作製することができる。当業者であれば、本発明による組成物を作製するのに適切な方法及び機器を知り得る。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
本発明の単位用量物品の洗濯処理組成物を、比較例の組成物と比較した。
本発明による組成物Aを、以下のとおり調製した。
Figure 0006608520
組成物Aを、以下の公称処方の市販組成物Bと比較した。
Figure 0006608520
各組成物について、以下の試験を行なった。
1.ウェルプレートの窪みの大きさの、丸いきれいな白い木綿布地を、96ウェルプレート内に入れる。
2.非常に少量の脱塩水を使用し、布地を事前に濡らす。
3.次に、過剰量(200μL)の処方品を、事前に濡らした布地の上に分注する。
4.布地及び処方品の、25℃での45分間の保温。
5.この後、処方品を除く(ピペットで除く)。
6.一般的な液体洗濯洗剤溶液を使用し、25℃で15分の洗浄サイクル中に、あらゆる処方品残留物を洗い落とす。
7.洗浄水を完全に除く(ピペットで除く)。
8.最終的に、布地を、3回の短い逐次的な、脱塩水によるすすぎサイクル(各30秒)に供する。
9.すすぎ水を完全に除く(ピペットで除く)。
10.ウェルプレートを35℃の乾燥器に入れ、布地を乾燥させる。
11.乾燥した、染みのある布地が保持されているウェルプレートの写真を、Digi−Eye計器を使用して撮影する。
12.画像解析を実施し、未処理の布地に対する、布地の脱色度(例えばdEを報告する)を評価する。
dEが高くなることは、染みの度合が高くなることに対応する。結果を、下記の表1に見ることができる。
Figure 0006608520
表1から見て取れるとおり、本発明による組成物AはdEの低下を示し、それにより布地の染みの度合が、比較例の組成物Bよりも低下する結果となった。
以下は、本発明の単位用量物品中に処方することができる洗濯処理組成物の例である。好ましくは、以下の処方物を、複数区画単位用量物品の、単一の区画内に処方する。
Figure 0006608520

Claims (9)

  1. 布地を洗濯する方法であって、
    a.前処理工程において、洗濯前処理組成物を布地上の染みに適用する工程と、
    b.工程(a)からの前記布地を、自動若しくは半自動洗濯機で、又は手洗い操作で、洗浄する工程と、
    を含み、
    前記洗濯前処理組成物が、
    i.前記組成物の0.0001重量%〜8重量%の、色相染料、光沢剤、汚れ除去ポリマー、キレート剤、及びそれらの混合物を含む群から選択される非界面活性剤有効成分と、
    ii.前記組成物の40重量%〜80重量%のアルコキシル化アルキル界面活性剤の系であって、前記アルコキシル化アルキル界面活性剤が、第1のアルコキシル化アルキル界面活性剤及び第2のアルコキシル化アルキル界面活性剤を含み、
    I.前記第1の界面活性剤が、一般構造式R−A(式中、Rは、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Aは、2〜12の平均アルコキシル化度を有する少なくとも1つのアルコキシ基であり、前記アルコキシ基が、少なくとも2つのエトキシ基を含む同等の繰り返しアルコキシ基ブロックからなる)を有し、
    II.前記第2の界面活性剤が、一般構造式R’−E−C[式中、R’は、6〜18個の炭素原子の鎖長を有する直鎖状又は分枝状アルキル鎖であり、Eは、2〜12個のエトキシ基からなるエトキシ鎖であり、Cは、末端保護部であり、前記末端保護部は、1〜8個のブトキシ基からなる]を有する、
    アルコキシル化アルキル界面活性剤の系と、
    iii.前記組成物の0重量%〜40重量%の溶媒であって、極性プロトン性溶媒、極性非プロトン性溶媒、又はそれらの混合物から選択される溶媒と、
    を含む、方法。
  2. 前記第1の界面活性剤の、前記第2の界面活性剤に対する重量比が、5:1〜1:8である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の界面活性剤のアルコキシ鎖が、エトキシレート基、ブトキシレート基、プロポキシレート基、又はそれらの混合を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の界面活性剤、前記第2の界面活性剤、又は両方の界面活性剤の、アルキル鎖が、8〜16個の炭素原子を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1の界面活性剤の平均アルコキシル化度が、3〜10である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第2の界面活性剤のエトキシ鎖が、3〜10個のエトキシ基からなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2の界面活性剤の末端保護部が、プロポキシ基、ブトキシ基、及びそれらの混合から選択される、1〜6個のアルコキシ基からなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記組成物が、前記組成物の50重量%〜75重量%の前記アルコキシル化アルキル界面活性剤を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記組成物が、前記組成物の0.0005重量%〜6重量%の前記非界面活性剤有効成分を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
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